JP2002259564A - 調剤処理のためのシステム、方法、プログラム - Google Patents

調剤処理のためのシステム、方法、プログラム

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JP2002259564A
JP2002259564A JP2001057330A JP2001057330A JP2002259564A JP 2002259564 A JP2002259564 A JP 2002259564A JP 2001057330 A JP2001057330 A JP 2001057330A JP 2001057330 A JP2001057330 A JP 2001057330A JP 2002259564 A JP2002259564 A JP 2002259564A
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Yukinobu Nakamura
行延 中村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 院外薬局における調剤及び監査のための作業
負担を分散化・均一化させ、薬剤師による監査ミスを防
止して調剤及びその監査の正確性・安全性を向上させ
る。 【解決手段】 複数の患者の処方箋内容などを各患者の
IDと関連付けて記録しておくための患者データベース
と、各患者の次回の処方箋受付予定日を前記患者データ
ベースに入力して前記患者IDと関連付けて記録してお
くための次回受付予定日入力手段と、前記患者データベ
ースに記録された次回の処方箋受付予定日と前記患者デ
ータベースに記録された過去の直近の処方箋内容とに基
づいて、各患者毎の予製調剤内容を出力するための予製
調剤内容出力手段と、患者が実際に来局したとき、前記
患者IDに基づいて前記患者データベースから呼び出し
た前記予製調剤内容と前記患者の今回の処方箋内容とを
照合し、その照合結果を表示するための照合結果表示手
段と、を備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、院外薬局における
調剤処理のためのシステム、方法、プログラム、特に、
院外薬局において調剤及び監査の作業負荷を分散するた
めのシステム、方法、プログラムと、院外薬局において
調剤のための薬剤の発注内容を高精度化するためのシス
テム、方法、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、院外薬局では、医療機関が発
行した処方箋に基づいて、レセプトコンピュターに、患
者名、診療科名、処方すべき薬剤の名称及びその服用日
数・服用量などの処方箋の内容を入力し、これらのデー
タを基に、個々の患者ごとの調剤指示箋、服用する薬の
情報を示す紙(薬情書)、薬袋(薬剤の名称や服用方法
などが印刷されている)、薬歴簿などを発行するように
している。
【0003】すなわち、従来の院外薬局においては、患
者が来局したとき、調剤を行う前に、来局した患者から
受け付けた処方箋に基づいて処方箋データを入力して調
剤指示箋を発行し、これに基づいて調剤を行い、その調
剤を行った後に、処方箋に基づいて薬剤師による監査を
行うという多種類の工程を経る必要がある。また、この
薬剤師による監査が終わって患者に薬袋に入れた薬を手
渡すときも、患者に対するインフォード・コンセプトの
要請などから、個々の患者に対する薬そのものの情報提
供や対話などを行い、さらに、薬歴簿による個々の患者
に対する服薬指導・薬歴管理などをも行う必要がある。
【0004】このように、院外薬局側では、個々の患者
が来局して処方箋を受け付ける度に、その処方箋データ
のコンピュータへの入力、処方箋データに基づいて出力
された調剤指示箋に基づく調剤、調剤の監査、患者への
薬に関する情報提供と対話、薬の手渡しなどの多種類の
作業が一度に集中的に課されることになる。
【0005】そのため、院外薬局の従業者の作業負担
は、個々の患者が何時来局するかという偶発的要素に大
きく左右されてしまい、その結果、たまたま多数の患者
の来局がある時間帯に一度に集中したときは、従業者の
作業負担がピークに達してしまい、個々の患者の薬剤交
付の待ち時間が大きく延びてしまうという問題がある。
また、このように薬剤師の作業負担が一時的に集中的に
増大してしまうと、薬剤師による調剤監査の正確性が失
われるの可能性(監査ミスの発生の可能性)も存在す
る。
【0006】また、近年の医薬分業の進展に伴い、院外
薬局では多品目の医薬品の品揃えが必要となるが、保管
スペースなどの関係から、多くの院外薬局にとっては、
全ての医薬品を備蓄することは物理的に困難になりつつ
ある。すなわち、院外薬局が複数の医療機関へ対応する
ためには極めて多種・多数の薬品を備えておく必要があ
るが、多くの院外薬局では、備蓄薬品数を今以上に増加
させることは物理的に難しくなっている。そのため、院
外薬局においては、外部の問屋やメーカーに発注する薬
剤の種類・量を高精度に管理することがますます求めら
れるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来技術の問題点に着目してなされたものであって、院外
薬局における調剤及び監査のための作業負担を分散化・
均一化し、その作業負担を全体として軽減することによ
り、多数の患者が一度に集中的に来局したような場合で
も個々の患者の薬剤交付のための待ち時間を最小化でき
ると共に、薬剤師による監査ミスを防止して調剤及びそ
の監査の正確性・安全性を向上させることができる、院
外薬局における調剤処理のためのシステム、方法、及び
プログラムを提供することを目的とする。また、本発明
は、院外薬局から外部に発注する薬剤の種類や量を高精
度に管理して備蓄薬品数を最小限に抑えることができ
る、院外薬局における調剤処理システムを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの本発明による調剤処理システムは、複数の患者の処
方箋内容など(処方箋の内容、薬品種、薬品の用法、薬
品のある棚番号など)を各患者のIDと関連付けて記録
しておくための患者データベースと、各患者から受け付
けた処方箋の内容を前記患者データベースに入力して各
患者IDと関連付けて記録しておくための処方箋内容入
力手段と、各患者の次回の処方箋受付予定日を前記患者
データベースに入力して前記患者IDと関連付けて記録
しておくための次回受付予定日入力手段と、前記患者デ
ータベースに記録された次回の処方箋受付予定日と前記
患者データベースに記録された過去の直近の処方箋内容
とに基づいて、各患者毎の予製調剤内容を出力するため
の予製調剤内容出力手段と、前記予製調剤内容出力手段
により出力された予製調剤内容に基づいて予製された薬
が保管されている予製箱を識別する予製箱IDを前記患
者データベースに入力して前記患者IDと関連付けて記
録しておくための予製箱ID入力手段と、患者が実際に
来局したとき、前記患者IDに基づいて、前記患者デー
タベースから前記予製調剤内容と前記予製箱IDとを表
示するための予製データ表示手段と、患者が実際に来局
したとき、前記患者IDに基づいて前記患者データベー
スから呼び出した前記予製調剤内容と前記患者の今回の
処方箋内容とを照合し、その照合結果を表示する(例え
ば、照合の結果、一致していれば処理を終了し、一致し
ていなければ一致していない箇所を表示する)ための照
合結果表示手段と、予製がない場合、薬品を集める為の
薬品棚の番号を表示・印刷する手段を備えたことを特徴
とするものである。また、本発明では、さらに、レセプ
ト処理時に、高額負担者等の処方箋の内容を患者IDか
ら求めて出力する内容出力手段を備えることが望まし
い。
【0009】また、本発明による調剤処理システムにお
いて、前記患者データベースは、個々の院外薬局とは遠
隔の地にあるセンターのコンピュータに接続された記録
装置に記録されており、前記処方箋内容入力手段、前記
次回受付予定日入力手段、及び、前記予製箱ID入力手
段は、院外薬局側の端末からネットワークを介して前記
センター側の前記患者データベースに情報を入力するの
ものであり、前記予製調剤内容出力手段、前記予製デー
タ表示手段、及び、前記照合結果表示手段は、前記セン
ター側の前記患者データベース内の情報をネットワーク
を介して院外薬局側の端末に取り込んで出力又は表示す
るものである。
【0010】また、本発明の調剤処理システムは、患者
データベースには、「患者が実際に来局したときの調剤
に使用された薬剤の種類及び使用量データ」と「前記予
製調剤に使用された薬剤の種類及び使用量データ」とが
記録されるようになっており、前記患者データベースか
らの「患者が実際に来局したときの調剤に使用された薬
剤の種類及び使用量データ」と「前記予製調剤に使用さ
れた薬剤の種類及び使用量データ」とに基づいて、前記
院外薬局が外部に発注すべき薬剤の種類及び量を決定し
それを出力するための発注量決定手段が備えられている
もである。
【0011】また、本発明の調剤処理方法は、複数の患
者の処方箋の内容を各患者のIDと関連付けて患者デー
タベースとして記録媒体に記録しておき、各患者から受
け付けた処方箋の内容を前記患者データベースに入力し
て各患者IDと関連付けて記録しておくと共に、各患者
の次回の処方箋受付予定日を前記患者データベースに入
力して各患者IDと関連付けて記録しておくステップ
と、前記患者データベースに記録された次回の受付予定
日と前記患者データベースに記録された過去の直近の処
方箋内容とに基づいて、各患者ID毎に予製調剤内容を
紙又はディスプレイ画面に出力するステップと、この出
力した予製調剤内容に基づいて、各患者毎に予製調剤を
行うためのステップと、この予製調剤を行って得られた
薬を各患者毎に所定の予製箱に保管するステップと、前
記予製箱を識別する予製箱IDを前記患者データベース
に入力して前記患者IDと関連付けて記録しておくステ
ップと、患者が実際に来局したとき、前記患者IDに基
づいて前記患者データベースから前記予製調剤内容と前
記予製箱IDとを表示して前記予製調剤された薬の取り
出しを促すと共に、前記患者IDに基づいて前記患者デ
ータベースから呼び出した前記予製調剤内容と前記患者
の今回の処方箋内容とを照合してその照合結果を表示す
るステップと、を含むことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の調剤処理方法は、患者デー
タベースに、「患者が実際に来局したときの調剤に使用
された薬剤の種類及び使用量データ」と「前記予製調剤
に使用された薬剤の種類及び使用量データ」とが記録さ
れるようになっており、前記患者データベースからの
「患者が実際に来局したときの調剤に使用された薬剤の
種類及び使用量データ」と「前記予製調剤に使用された
薬剤の種類及び使用量データ」とに基づいて、前記院外
薬局が外部に発注すべき薬剤の種類及び量を決定それを
出力するステップを含むことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の調剤処理用コンピュータプ
ログラムは、複数の患者の処方箋の内容を各患者のID
と関連付けて患者データベースとして記録しておく機能
と、各患者から受け付けた処方箋の内容を前記患者デー
タベースに入力して各患者IDと関連付けて記録してお
くと共に、各患者の次回の処方箋受付予定日を前記患者
データベースに入力して各患者IDと関連付けて記録し
ておく機能と、前記患者データベースに記録された次回
の受付予定日と前記患者データベースに記録された最新
の処方箋内容とに基づいて、各患者ID毎に予製調剤内
容を出力する機能と、この出力した予製調剤内容に基づ
く予製調剤により得られた薬を各患者毎に保管しておく
予製箱を識別する予製箱IDを前記患者データベースに
入力して前記患者IDと関連付けて記録しておく機能
と、患者が実際に来局したとき、前記患者IDに基づい
て前記患者データベースから前記予製調剤内容と前記予
製箱IDとを画面に表示すると共に、前記患者IDに基
づいて前記患者データベースから呼び出した前記予製調
剤内容と前記患者の今回の処方箋内容とを照合してその
照合結果を画面に表示する機能と、を実現させるための
ものである。なお、本発明のプログラムは、例えば、コ
ンピュータのハードディスクなどの記録媒体に記録され
てCPUにより実行されるものであり、また、ASP
(アプリケーションサービスプロバイダ)によりインタ
ーネットなどのネットワーク経由でユーザー側の情報端
末に送信(譲渡・貸与)されるものである。
【0014】また、本発明の調剤処理用コンピュータプ
ログラムは、患者データベースには、「患者が実際に来
局したときの調剤に使用された薬剤の種類及び使用量デ
ータ」と「前記予製調剤に使用された薬剤の種類及び使
用量データ」とが記録されるようになっており、前記患
者データベースからの「患者が実際に来局したときの調
剤に使用された薬剤の種類及び使用量データ」と「前記
予製調剤に使用された薬剤の種類及び使用量データ」と
に基づいて、前記院外薬局が外部に発注すべき薬剤の種
類及び量を決定しそれを出力する機能を実現するための
プログラムをも含んでいることを特徴としている。な
お、本発明のプログラムは、例えば、コンピュータのハ
ードディスクなどの記録媒体に記録されてCPUにより
実行されるものであり、センター自体がプロバイダーと
なりユーザー側の情報端末に送信(譲渡・貸与)される
ものであり、患者の個人情報も保護する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1を説明
するための概略ブロック図である。図1において、1
は、患者ID、患者名、病名、各処方箋の内容などを各
患者毎に異なる患者IDと関連付けて記録しておくため
の患者データベースである。この患者データベースは、
個々の院外薬局に設置されたコンピュータに接続された
記録装置に記録されていてもよいが、個々の院外薬局の
コンピュータにネットワークを介して接続された遠隔の
センターのサーバーに記録されていてもよい。
【0016】また、図1において、2は処方箋のイメー
ジデータ入力部で、来局した各患者が持参した処方箋を
受け付けたとき、又は、これから来局する予定の患者が
病院から処方箋をFAXで送信してきたものを受け付け
たとき、処方箋のイメージデータを入力するためのもの
である。この処方箋のイメージデータの入力は、来局し
た各患者が持参した処方箋を受け付けるときはイメージ
スキャナで読み取ることにより、また、これから来局す
る予定の患者が病院から処方箋をFAXで送信してきた
ものを受け付けるときはFAXからのイメージデータを
院外薬局内のパソコンのFAXモデム(ソフトウェアF
AX)を介して受信することにより、行われる。
【0017】また、図1において、3はイメージ・テキ
スト変換部で、前記処方箋のイメージデータ入力部2か
ら入力されたイメージデータの文字部分をテキストデー
タに変換するためのものである。前記処方箋のイメージ
データには、患者ID(例えば10桁の数字などで構成
される)、患者名、病名、病院名、薬剤の名称、服薬量
などの文字が掲載されているので、前記イメージ・テキ
スト変換部3により、これらの文字画像データをテキス
トデータに変換し、前記のテキストデータとしての患者
名、病名、病院名、薬剤の名称、服薬量・薬品の配置棚
番号用法・患者の注意事項などを、前記のテキストデー
タとしての患者ID及び処方箋受付日(処方箋データ入
力日)と関連付けて、前記患者データベース1に記録す
る。また、前記処方箋のイメージデータ入力部2からの
処方箋のイメージデータも、前記の患者ID及び処方箋
受付日と関連付けて、前記患者データベース1に記録す
る。
【0018】また、図1において、4は、前記の処方箋
を受け付けた患者が次回に来局する予定日を入力するた
めの次回受付予定日入力部である。本実施形態では、前
記の処方箋を受け付けた患者(再診患者)に対して、院
外薬局側のスタッフが、「次回は何日にこの薬局に来ら
れますか(次回の病院の再診の診察予約日は何日の予定
ですか)」と聞いて、その再診予定日を「次回の処方箋
受付予定日」として、前記次回受付予定日入力部4(キ
ーボードなどで構成される)により、前記患者IDと関
連付けて前記患者データベース1に入力する(多くの再
診患者は、病院とそこで診察した後に来局する院外薬局
とをほとんど変更することがないので、「次回の再診予
約日」は、そのまま、「次回の院外薬局への来局予定日
(次回の処方箋の受付予定日)」とみてよい)。
【0019】また、図1において、5は、院外薬局にお
いて、前記の再診患者の次回受付予定日に基づいて、そ
の受付予定日までに、前記患者データベース1に記録さ
れているデータの中の直近の処方箋(過去の複数の処方
箋の中の最新の処方箋。以下「前回処方箋」という)の
内容と患者IDなどの情報を含む「予製指示書」を出力
する(画面表示又は紙にプリントアウトする)ための予
製指示書出力部である。この予製指示書は、院外薬局の
スタッフが、来局する患者が少なく業務が暇なときに、
前記の次回受付予定日に来局する患者のために、予め、
その患者に手渡す可能性がある薬・薬情書・薬袋を作製
するための指示書である。院外薬局のスタッフは、この
予製指示書に基づいて、前記患者データベース1に記録
された前回処方箋のとおりの「薬・薬情書・薬袋」を予
製し、予め用意された専用棚に形成された多数の予製箱
の中の一つに保管しておく。
【0020】このように、本実施形態において、前記の
再診患者のために、その次回受付予定日までに、予め、
前回処方箋のデータに基づいて薬・薬情書・薬袋を予製
しておくのは、特に慢性患者などの再診患者について
は、病院での診察の度に毎回作成される処方箋の内容が
全く同一であることが極めて多いという経験則が存在す
るので、前回処方箋の内容に基づいて薬を予製しておい
たとき、その予製した薬が、次回の受付日に新たに受け
付けた処方箋により製作されるべき薬と同一である可能
性が極めて高いということに基づく。つまり、特に慢性
患者などの再診患者については、予製しておいた薬・薬
情書・薬袋が無駄になることはほとんど無いというのが
実際なので、予製の作業が無駄になることはまず無いと
言えるのである。
【0021】次に、図1において、6は、前述のように
して予製された薬・薬情書・薬袋を、前記の一つの予製
箱に保管したとき、その予製箱の表面などにバーコード
などで表示されている各予製箱IDを、患者IDと関連
付けて前記患者データベース1に入力するための予製箱
ID入力部である。院外薬局のスタッフは、前記の予製
した薬・薬情書・薬袋を予製箱に入れたとき、前記予製
箱ID入力部6(携帯型バーコードリーダーなどで構成
される)を使用して、その予製箱IDを読み取り、その
読み取った予製箱IDを、患者IDと関連付けて前記患
者データベース1に記録するようにしている。
【0022】また、図1において、7は、前記の予製の
後に、前記の次回受付予定日に、実際に再診患者が来局
し、その患者が持参した新しい処方箋(以下「今回処方
箋」という)を院外薬局側が受け付けたとき、院外薬局
側のスタッフが、その患者のための調剤の手順を出力す
るように本実施形態のコンピュータシステムに指示する
ための調剤手順出力指示部である。この調剤手順出力指
示部7は、例えば、前記スタッフが、その患者の患者I
Dを入力して、画面上の所定の指示ボタンをクリックす
ることにより、調剤手順の出力(画面表示又は紙へのプ
リントアウト)を本実施形態のコンピュータシステムに
指示するものである。
【0023】図1において、8は、前記調剤手順出力指
示部7からの指示信号(患者IDを含む)に基づいて、
「前記処方箋のイメージデータ入力部2から前記患者デ
ータベース1に入力された前記今回処方箋のイメージデ
ータ」と、「前記イメージ・テキスト変換部3から前記
患者データベース1に入力された前記今回処方箋に記載
されている文字部分のテキストデータ」とを画面に表示
するための今回処方箋データ表示部である。
【0024】また、図1において、9は、前記調剤手順
出力指示部7からの指示信号(患者IDを含む)に基づ
いて、前記患者データベース1から、前記患者IDに対
応する予製データ(予製した薬が保管されている予製箱
の予製箱ID、前回処方箋のテキストデータなど)を画
面に表示するための予製データ表示部である。
【0025】また、図1において、10は、前記調剤手
順出力指示部7からの指示信号(患者IDを含む)に基
づいて、前記患者データベース1から、該当する患者の
今回処方箋の内容と前回処方箋の内容(予製の元になっ
たデータ)とを引き出して、両者の内容を比較・照合す
るための照合部、11は、前記照合部10からの出力に
基づいて、前記照合部10による照合結果を画面に表示
するための照合結果表示部である。前記照合結果表示部
11は、例えば、今回処方箋のテキストデータと次回処
方箋のテキストデータとを画面に表示し、双方が異なっ
ている部分があるときは、その部分について、例えば、
赤色などで着色して強調表示することにより、前記照合
結果を表示するようにしている。
【0026】また、図1において、12は、前記患者デ
ータベース1に記録されている「患者が実際に来局した
ときの調剤に使用された薬剤の使用量データ」と「前記
予製調剤に使用された薬剤の使用量データ」とに基づい
て、前記院外薬局が外部(問屋やメーカー)に発注すべ
き薬剤の量を決定するための薬剤発注量決定部である。
また、図1において、13は前記薬剤発注量決定部12
で決定した薬剤発注量のデータを画面表示(又は紙にプ
レントアウトなど)するための発注量出力部、14は前
記薬剤発注量決定部12で決定した薬剤発注量のデータ
を外部の問屋などにネットワーク経由で送信するための
送信部である。
【0027】なお、本実施形態においては、前記処方箋
のイメージデータ入力部2及びイメージ・テキスト変換
部3により前記患者データベース1に入力される「今回
処方箋のテキストデータの中の、調剤に使用される薬剤
の種類・量」がそのまま、前記の「患者が実際に来局し
たときの調剤に使用された薬剤の使用量データ」とな
る。また、本実施形態では、前記予製指示書出力部5で
出力される予製指示書の元データである前記患者データ
ベース1内の「予製データの中の薬剤の種類・量」がそ
のまま、前記の「前記予製調剤に使用された薬剤の使用
量データ」となる。
【0028】次に、本実施形態の動作を説明する。図2
は、院外薬局において図1のシステムを使用して予製調
剤を行うときの動作を示すフローチャートである。この
予製調剤は、院外薬局において、患者が少なくて暇なと
き等に行うものである。患者が少なくて暇なときは、ま
ず、院外薬局のスタッフは、図1の患者データベース1
から、近日中に来局予定の再診患者の患者IDを、次回
来局予定日データをキーとして抽出し、その抽出した複
数の再診患者の予製調剤指示書を出力(プリントアウ
ト)する(図2のステップS1)。この場合の予製調剤
指示書には、各再診患者の患者ID、各再診患者の前回
処方箋の内容(イメージデータ及びテキストデータ)な
どが記載されている。
【0029】次に、院外薬局のスタッフは、前記ステッ
プS1で出力した予製調剤指示書に基づいて、各再診患
者毎に、予製調剤を行う(ステップS2)。この予製調
剤では、薬、薬を患者に説明するための薬情書、薬袋な
どが製作される。次に、この予製調剤において製作され
た薬・薬情書・薬袋について、前記予製調剤指示書の中
の前回処方箋の内容に基づいて、薬剤師が「予備的な監
査」を行う(ステップS3)。
【0030】この「予備的な監査」が終了した薬・薬情
書・薬袋は、所定の専用棚に形成された多数の予製箱の
中の一つに保管する(ステップS4)。このとき、前記
予製箱の表面には各予製箱のIDがバーコードで表示さ
れているので、スタッフが携帯型バーコードリーダでそ
の予製箱IDを読み取って、前記患者データベース1に
その患者IDと関連付けて記録する(ステップS5)。
【0031】次に、図3は、図1のシステムを使用した
院外薬局において、来局した患者に薬を交付するときの
動作を示すフローチャートである。病院で発行された新
たな処方箋(今回処方箋)を持参した患者が院外薬局に
来局し、院外薬局がその今回処方箋を受け付けたとき
は、まず、その患者が持参した今回処方箋の内容を前記
患者データベース1に入力する(図3のステップS1
1)と共に、その来局した患者IDを前記患者データベ
ース1に入力する(ステップS12)。前記ステップS
11での今回処方箋の内容の患者データベース1への入
力は、図1において前述したように、スキャナ(図1の
処方箋イメージデータ入力部2)で得られたイメージデ
ータとして入力されると共に、この入力されたイメージ
データをコンピュータソフトウェアで変換して得られた
テキストデータとしても入力される。また、実際に来局
しないで、病院からFAXで処方箋が送信されてきた場
合も、そのFAXからのイメージデータとそれが変換さ
れて得られたテキストデータとが患者データベース1に
入力される。
【0032】なお、前記今回処方箋の例えば左上には患
者IDが表示されているので、今回処方箋のイメージデ
ータが入力されると、そのイメージデータから変換され
たテキストデータ(患者IDのデータをも含む)も入力
されるので、実際には、ステップ11の今回処方箋の入
力とステップS12の患者IDの入力とは同時に行われ
る。
【0033】ステップS11の今回処方箋の入力とステ
ップS12の患者IDの入力を行った後、院外薬局のス
タッフは、来局した再診患者に「次回の来局予定日(次
回の病院での再診予約日)は何日ですか?」と質問し
て、次回来局予定日を聞き取り、それを患者IDと関連
付けて前記患者データベース1に記録する(ステップS
13)。
【0034】その後、院外薬局のスタッフは、前記の来
局した患者の患者IDに基づいて、調剤手順の出力を図
1のシステムに指示する(ステップS14)。図1のシ
ステムは、ステップS14の調剤手順出力の指示が入力
されると、図1のシステムは、院外薬局のスタッフが使
用する端末のディスプレイ画面に、今回新たに入力した
今回処方箋のデータ、予製データ(前記の予製箱IDや
前回処方箋データなどから構成されるデータ)、及び、
今回処方箋データと予製に使用された前回処方箋データ
との照合結果(図1の照合部10による照合結果)を表
示する(ステップS15)。
【0035】図4は、前記ステップS15における今回
処方箋データの表示画面の一例を示すものである。図4
の画面例では、画面の右側に患者IDその他の今回処方
箋のテキストデータが表示され、画面の右側に今回処方
箋のイメージデータが表示されている。また、前記ステ
ップS15における予製データの表示は、前回処方箋の
テキストデータなどを画面表示することにより行われ
る。また、前記ステップS15における照合結果の表示
は、例えば、前回処方箋の内容と今回処方箋の内容との
間で不一致部分があればその部分を赤色などで着色して
強調表示することなどにより行われる。
【0036】なお、前記ステップS15においては、前
記患者データベース1の中にその患者IDに対応する予
製箱IDが存在しないときは、予製データも存在しての
で、予製データは表示されない。また、前記ステップS
15においては、前記患者データベース1の中に補正箱
ID・予製データが存在しないときは、前記照合結果も
表示されない。
【0037】次に、図1のシステムは、ステップS16
に進み、ステップS15で予製箱ID・予製データが表
示されたかどうか、すなわち、患者データベース1の中
にその患者に対応する予製箱ID・予製データが存在す
るかどうかを判定し、この判定がYESのときは、ステ
ップS17に進む。ステップS17では、前記予製デー
タの中の前回処方箋の内容と今回新たに入力した今回処
方箋の内容とが一致(照合)するかどうかを判定し、こ
の判定がYESのときは、ステップS18に進み、「予
製した薬を監査して下さい」という指示をディスプレイ
画面に表示する。この場合は、院外薬局のスタッフが、
前記ステップS18の画面の指示に従って、該当する予
製箱IDに基づいて、該当する予製箱から予製した薬を
取り出し(ステップS19)、その薬について薬剤師が
調剤の監査を行う(ステップS20)。この監査がOK
であれば、薬を患者に交付して、一人の患者についての
調剤処理が終了する(ステップS21)。
【0038】他方、図1のシステムは、前記のステップ
S16において、患者データベース1の中にその患者に
対応する予製箱ID・予製データが存在していないとし
て、NOの判定をしたときは、又は、前記のステップS
17において、前記予製データの中の前回処方箋の内容
と今回新たに入力した今回処方箋の内容とが一致(照
合)するかどうかの判定がNO(一致しない)というも
のであるときは、ステップS22に進む。ステップS2
2では、「通常の調剤(予製ではなく)を行って下さ
い」という指示をディスプレイ画面に表示する。この場
合は、院外薬局のスタッフが、通常の調剤を行い(ステ
ップS23)、薬剤師がその調剤の監査を行う(ステッ
プS20)。この監査がOKであれば、薬を患者に交付
して、一人の患者についての調剤処理が終了する(ステ
ップS21)。
【0039】次に、図5〜図9は以上に説明した本実施
形態の調剤処理システムをより詳細に示す図である。図
5において、21は予製棚を示しており、本実施形態で
予製された薬・薬情書・薬袋は、この予製棚21の中の
一つの予製箱に保管される。また、図6は特に予製の流
れを示す図である。また、図7は、来局した患者から受
け付けた処方箋のスキャナによる読み取り、予製データ
の入力などの処理の流れを示す図である。また、図8
は、本実施形態のシステムを使用した院外薬局の構成を
示す概略平面図で、21は予製棚、22は薬剤師が予製
した薬の監査又は通常の調剤による薬の監査を行うため
の監査台を示している。
【0040】また、図9は、今回処方箋の読み取りと、
今回処方箋と予製データ(前回処方箋)との照合、今回
処方箋の内容すなわち調剤に使用した薬剤のデータと予
製データ(予製に使用した薬剤のデータ)とに基づく薬
剤発注量予測(決定)などの流れを示す図である。
【0041】図9に示すように、本実施形態では、既に
薬の交付を行った調剤済みのデータ(既に来局した患者
に薬を渡した薬剤のデータであって、調剤に使用済みの
薬剤のデータ)だけでなく、予製データ(まだ患者が来
局していないときに予備的に行う予製調剤のデータであ
って、予製調剤には使用しているが正式な調剤には未だ
使用していない薬剤のデータ)をも基礎にして、院外薬
局における薬剤の不足予定量を早期に把握し、薬剤の発
注必要量を早期に高精度に予測・計算している点をも特
徴としている。このように、本実施形態では、正式な調
剤のデータ(正式な調剤で使用済みの薬剤のデータ)だ
けでなく、予製調剤データ(予製で使用した薬剤のデー
タ)をも加味して、院外薬局における薬剤の不足予定量
を早期に高精度に予測し、院外薬局から医薬品の問屋や
メーカーなどの外部に対する薬剤の発注必要量を早期に
高精度に決定するようにしている(図1の薬剤発注量決
定部12参照)。したがって、本実施形態によれば、院
外薬局での備蓄薬品数を最小限に抑えることができ、院
外薬局における備蓄薬品の在庫スペースの問題などを解
決することができるようになる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の院外薬
局用の調剤処理システム、方法、プログラムによれば、
院外薬局での仕事が比較的暇な時期に、予め、所定の再
診患者について、その前回処方箋の内容に基づいて「次
回に渡す可能性がある薬」を予製しておき、その予製し
た薬について、薬剤師が予備的に監査しておくようにし
ている。したがって、本発明によれば、その再診患者が
来局して新たに今回処方箋を提出したときは、今回処方
箋の内容が前回処方箋と同一であることを確認したら、
その後は、以前に予製し予備的に監査しておいた薬につ
いて、薬剤師が再度正式に監査するだけで、この再診患
者に薬剤を交付することができる。したがって、本発明
によれば、院外薬局の薬剤師を含むスタッフの調剤及び
監査のための作業負担を分散化・均一化し、その作業負
担を全体として軽減することができ、多数の患者が一度
に集中的に来局したときでも、患者の待ち時間を大幅に
短縮して再診患者の顧客満足度を高めることができる。
【0043】また、本発明によれば、前記再診患者に渡
す薬剤についての「薬剤師による監査」を、前記の予製
した薬について行う予備的な監査と、再診患者が実際に
来局して今回処方箋を受け付けたときに行う本監査との
計2回に渡って行うと共に、今回処方箋の入力を行った
ときに、今回処方箋の内容と前回処方箋の内容とをコン
ピュータにより照合するようにしている(このコンピュ
ータによる照合の結果、処方箋自体の記載の誤りなどを
発見できる場合もある)ので、薬剤師の監査のミスや処
方箋自体の記載ミスなどを確実に防いで、調剤の正確性
・安全性を大幅に向上させることができる。
【0044】なお、特開昭59−77568公報(「処
方箋処理装置」)では、その特許請求の範囲の請求項8
などに、「患者IDに基づいて患者の過去処方を呼び出
し、この過去処方に基づいて所定の処方情報などを出力
し、この出力した処方情報に基づいて全自動薬剤分包機
を作動させる」という内容が記載されている。しかしな
がら、この公報の発明においては、呼び出された患者の
「過去処方」は、次の(a)と(b)の2つの目的のた
めに利用されている。すなわち、(a)前記「過去処
方」は、まず、前回の処方内容を画面に呼び出して、そ
の画面の内容と今回医師から受け付けた処方箋の内容と
を比較して、内容が異なる部分について変更入力する、
という形で利用されている。つまり、ここでは、今回医
師から受け付けた処方箋の内容を入力するときに、今回
受け付けた処方箋の内容を新たに全部入力する代わり
に、前回入力した過去処方を呼び出して、その前回の入
力内容を流用するという形で、「入力作業の簡素化」の
ために患者の過去処方が利用されている。また、(b)
前記「過去処方」は、今回医師から受け付けた処方箋の
内容の入力が終了した後、その処方の内容の適否(臨床
データによる配合忌避の問題など)をチェックプログラ
ムでチェックするときに、当該患者の過去処方との関連
をも含めてチェックするため、すなわち、「今回の処方
の適否を判断するための材料の1つ」として、利用され
ている。よって、上記の特開昭59−77568公報か
らは、本発明のような「再診患者の次回来局予定日と前
回処方箋内容とに基づいて、再診患者が来局する前に、
予製・予備的監査をしておくようにし、これにより、院
外薬局における調剤・監査作業の負荷を分散させて調剤
作業全体の効率を向上させる」という構成及び効果は、
全く予想することはできない。したがって、上記公報は
本発明の進歩性を否定するものではない。
【0045】また、本発明の院外薬局における調剤処理
システムによれば、実際の調剤済みの薬剤のデータだけ
でなく、予製により使用した薬剤のデータをも使用し
て、院外薬局における薬剤の不足予定量を早期に高精度
に把握・予測し、院外薬局からの薬剤の発注量を早期に
高精度に決定できるようにしているので、院外薬局にお
ける備蓄薬品数を最小限に抑えることができ、院外薬局
における備蓄薬品の在庫スペースの問題などを解決する
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のハードウェア構成を示す
概略ブロック図である。
【図2】 本実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】 本実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】 本実施形態の構成を示す図である。
【図5】 本実施形態の構成を示す図である。
【図6】 本実施形態の構成を示す図である。
【図7】 本実施形態の構成を示す図である。
【図8】 本実施形態の構成を示す図である。
【図9】 本実施形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 患者データベース 2 処方箋のイメージデータ入力部 3 イメージ・テキスト変換部 4 次回受付予定日入力部 5 予製指示書出力部 6 予製箱ID入力部 7 調剤手順出力指示部 8 今回処方箋データ表示部 9 予製データ表示部 10 照合部 11 照合結果表示部 12 薬剤発注量決定部 13 発注量出力部 14 送信部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の患者の処方箋内容を各患者のID
    と関連付けて記録しておくための患者データベースと、 各患者から受け付けた処方箋の内容を前記患者データベ
    ースに入力して各患者IDと関連付けて記録しておくた
    めの処方箋内容入力手段と、 各患者の次回の処方箋受付予定日を前記患者データベー
    スに入力して前記患者IDと関連付けて記録しておくた
    めの次回受付予定日入力手段と、 前記患者データベースに記録された次回の処方箋受付予
    定日と前記患者データベースに記録された過去の直近の
    処方箋内容とに基づいて、各患者毎の予製調剤内容を出
    力するための予製調剤内容出力手段と、 前記予製調剤内容出力手段により出力された予製調剤内
    容に基づいて予製された薬が保管されている予製箱を識
    別するための予製箱IDを、前記患者データベースに入
    力し前記患者IDと関連付けて記録しておくための予製
    箱ID入力手段と、 患者が実際に来局したとき、前記患者IDに基づいて、
    前記患者データベースから前記予製調剤内容と前記予製
    箱IDとを表示するための予製データ表示手段と、 患者が実際に来局したとき、前記患者IDに基づいて前
    記患者データベースから呼び出した前記予製調剤内容と
    前記患者の今回の処方箋内容とを照合し、その照合結果
    を表示するための照合結果表示手段と、を備えたことを
    特徴とする調剤処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記患者データベー
    スは、個々の院外薬局とは遠隔の地にあるセンターのコ
    ンピュータに接続された記録装置に記録されており、 前記処方箋内容入力手段、前記次回受付予定日入力手
    段、及び、前記予製箱ID入力手段は、院外薬局側の端
    末からネットワークを介して前記センター側の前記患者
    データベースに情報を入力するのものであり、 前記予製調剤内容出力手段、前記予製データ表示手段、
    及び、前記照合結果表示手段は、前記センター側の前記
    患者データベース内の情報をネットワークを介して院外
    薬局側の端末に取り込んで紙又はディスプレイ画面に出
    力するものである、ことを特徴とする調剤処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記患者データベースには、「患者が実際に来局したと
    きの調剤のために使用された薬剤の種類及び使用量デー
    タ」と「前記予製調剤のために使用された薬剤の種類及
    び使用量データ」とが記録されるようになっており、 前記患者データベースからの「患者が実際に来局したと
    きの調剤のために使用された薬剤の種類及び使用量デー
    タ」と「前記予製調剤のために使用された薬剤の種類及
    び使用量データ」とに基づいて、前記院外薬局が外部に
    発注すべき薬剤の種類及び量を決定しそれを出力するた
    めの発注量決定手段が備えられていることを特徴とする
    調剤処理システム。
  4. 【請求項4】 複数の患者の処方箋の内容を各患者のI
    Dと関連付けて患者データベースとしてハードディスク
    等の記録媒体に記録しておき、 各患者から受け付けた処方箋の内容を前記患者データベ
    ースに入力して各患者IDと関連付けて記録しておくと
    共に、各患者の次回の処方箋受付予定日を前記患者デー
    タベースに入力して各患者IDと関連付けて記録してお
    くステップと、 前記患者データベースに記録された次回の受付予定日と
    前記患者データベースに記録された過去の直近の処方箋
    内容とに基づいて、各患者ID毎に予製調剤内容を紙又
    はディスプレイ画面に出力するステップと、 この出力した予製調剤内容に基づいて、各患者毎に予製
    調剤を行うためのステップと、 この予製調剤を行って得られた薬を各患者毎に所定の予
    製箱に保管するステップと、 前記予製箱を識別するための予製箱IDを前記患者デー
    タベースに入力し前記患者IDと関連付けて記録してお
    くステップと、 患者が実際に来局したとき、前記患者IDに基づいて前
    記患者データベースから前記予製調剤内容と前記予製箱
    IDとを表示して前記予製調剤された薬の前記予製箱か
    らの取り出しを促すと共に、前記患者IDに基づいて前
    記患者データベースから呼び出した前記予製調剤内容と
    前記患者の今回の処方箋内容とを照合してその照合結果
    を表示するステップと、を含むことを特徴とする調剤処
    理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記患者データベースには、「患者が実際に来局したと
    きの調剤のために使用された薬剤の種類及び使用量デー
    タ」と「前記予製調剤のために使用された薬剤の種類及
    び使用量データ」とが記録されるようになっており、 前記患者データベースからの「患者が実際に来局したと
    きの調剤のために使用された薬剤の種類及び使用量デー
    タ」と「前記予製調剤のために使用された薬剤の種類及
    び使用量データ」とに基づいて、前記院外薬局が外部に
    発注すべき薬剤の種類及び量を決定しそれを出力するス
    テップを含むことを特徴とする調剤処理方法。
  6. 【請求項6】 複数の患者の処方箋の内容を各患者のI
    Dと関連付けて患者データベースとして記録しておく機
    能と、 各患者から受け付けた処方箋の内容を前記患者データベ
    ースに入力して各患者IDと関連付けて記録しておくと
    共に、各患者の次回の処方箋受付予定日を前記患者デー
    タベースに入力して各患者IDと関連付けて記録してお
    く機能と、 前記患者データベースに記録された次回の受付予定日と
    前記患者データベースに記録された最新の処方箋内容と
    に基づいて、各患者ID毎に予製調剤内容を出力する機
    能と、 この出力した予製調剤内容に基づく予製調剤により得ら
    れた薬を各患者毎に保管しておく予製箱を識別する予製
    箱IDを前記患者データベースに入力し前記患者IDと
    関連付けて記録しておく機能と、 患者が実際に来局したとき、前記患者IDに基づいて前
    記患者データベースから前記予製調剤内容と前記予製箱
    IDとを画面に表示すると共に、前記患者IDに基づい
    て前記患者データベースから呼び出した前記予製調剤内
    容と前記患者の今回の処方箋内容とを照合してその照合
    結果を画面に表示する機能と、を実現するための調剤処
    理用コンピュータプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記患者データベースには、「患者が実際に来局したと
    きの調剤のために使用された薬剤の種類及び使用量デー
    タ」と「前記予製調剤のために使用された薬剤の種類及
    び使用量データ」とが記録されるようになっており、 前記患者データベースからの「患者が実際に来局したと
    きの調剤のために使用された薬剤の種類及び使用量デー
    タ」と「前記予製調剤のために使用された薬剤の種類及
    び使用量データ」とに基づいて、前記院外薬局が外部に
    発注すべき薬剤の種類及び量を決定しそれを出力する機
    能を実現するためのプログラムをも含んでいることを特
    徴とする調剤処理用コンピュータプログラム。
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