JP2020166382A - 施工管理システム、施工管理方法、携帯端末及びプログラム - Google Patents

施工管理システム、施工管理方法、携帯端末及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】施工現場における排煙系統の風量測定を効率化できる施工管理システムを提供することを課題とする。【解決手段】風速測定器と連動して排煙口の風量測定を行う携帯端末と、グループの風量測定に関する情報及び風量測定の結果を管理するサーバ装置とが、通信を行う施工管理システムであって、サーバ装置は、施工現場の図面上の位置を指定した排煙口のグループの情報を携帯端末に提供する手段と、携帯端末からの風量測定の結果を保存する手段と、を有し、携帯端末は、施工現場の図面上の位置に排煙口を表すアイコンで排煙口のグループを表示する手段と、風速測定器と連動して排煙口の風量測定を行う手段と、風量測定の結果をサーバ装置に送信する手段と、を有することで課題を解決する。【選択図】図1

Description

本発明は施工管理システム、施工管理方法、携帯端末及びプログラムに関する。
施工現場において行われる現場業務には、現場における試運転調整が含まれる。例えば空調系統(吹出口)や排煙系統(排煙口)の試運転調整では、風量測定が行われる。施工管理を行うユーザは現場において測定した測定データを、例えば事務所で整理し、帳票を作成していた。なお、施工現場における空調系統の風量測定を効率化できる施工管理システムは従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2018−163422号公報
排煙系統の試運転調整では、火災時に発生した煙を建物の外に排出し、避難経路の安全を確保するための排煙設備の風量測定を行う。例えば排煙設備は、ダクトの入口に設けられた排煙口及びダクトの出口に設けられた排煙機を利用して、火災時に発生した煙を建物の外に排出する。排煙口は通常時に閉塞しており、火災時、火災の発生した火災発生室に応じて選択開放される。火災時に選択開放(同時開放)される排煙口のグループは、火災発生室に対して定められている。
このように、排煙系統の試運転調整では、火災時に同時開放される排煙口のグループごとに風量測定を行う必要があるが、施工現場において、火災時に同時開放される排煙口のグループを把握しながらの風量測定と記録とが難しかった。このような課題は空調系統の風量測定を行う特許文献1に記載されていない。
本発明の一実施形態は、施工現場における排煙系統の風量測定を効率化できる施工管理システム、施工管理方法、携帯端末及びプログラムを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本願発明は、風速測定器と連動して排煙口の風量測定を行う1台以上の携帯端末と、排煙時に同時開放される排煙口のグループの風量測定に関する情報及び前記排煙口のグループの風量測定の結果を管理するサーバ装置とが、ネットワークを介して通信を行う施工管理システムであって、前記サーバ装置は、施工現場の図面上の位置を指定した前記排煙口のグループの情報を前記携帯端末に提供する提供手段と、前記携帯端末から受信した前記排煙口のグループの風量測定の結果を保存する保存手段と、を有し、前記携帯端末は、前記サーバ装置から提供された前記排煙口のグループの情報に基づき、前記施工現場の図面上の位置に前記排煙口を表すアイコンで前記排煙口のグループを表示する表示処理手段と、前記風速測定器と連動して前記排煙口の風量測定を行う測定デバイス制御手段と、前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記サーバ装置に送信する送信手段と、を有すること、を特徴とする。
また、上記した目的を達成するため、本願発明は、風速測定器と連動して排煙口の風量測定を行う1台以上の携帯端末と、排煙時に同時開放される排煙口のグループの風量測定に関する情報及び前記排煙口のグループの風量測定の結果を管理するサーバ装置とが、ネットワークを介して通信を行う施工管理システムの施工管理方法あって、前記サーバ装置から提供される施工現場の図面上の位置を指定した前記排煙口のグループの情報に基づき、前記施工現場の図面上の位置に前記排煙口を表すアイコンで前記排煙口のグループを前記携帯端末が表示する表示処理ステップと、前記端末装置が前記風速測定器と連動して前記排煙口の風量測定を行う測定デバイス制御ステップと、前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記携帯端末が前記サーバ装置に送信する送信ステップと、前記携帯端末から受信した前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記サーバ装置が保存する保存ステップと、を実行すること、を特徴とする。
また、上記した目的を達成するため、本願発明は、風速測定器と連動して、排煙時に同時開放される排煙口のグループの風量測定を行う携帯端末であって、前記排煙口のグループの風量測定に関する情報及び前記排煙口のグループの風量測定の結果を管理するサーバ装置から提供された前記排煙口のグループの情報に基づき、前記施工現場の図面上の位置に前記排煙口を表すアイコンで前記排煙口のグループを表示する表示処理手段と、前記風速測定器と連動して前記排煙口の風量測定を行う測定デバイス制御手段と、前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記サーバ装置に送信する送信手段と、を有すること、を特徴とする。
また、上記した目的を達成するため、本願発明は、風速測定器と連動して、排煙時に同時開放される排煙口のグループの風量測定を行う携帯端末を、前記排煙口のグループの風量測定に関する情報及び前記排煙口のグループの風量測定の結果を管理するサーバ装置から提供された前記排煙口のグループの情報に基づき、前記施工現場の図面上の位置に前記排煙口を表すアイコンで前記排煙口のグループを表示する表示処理手段、前記風速測定器と連動して前記排煙口の風量測定を行う測定デバイス制御手段、前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記サーバ装置に送信する送信手段、として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、施工現場における排煙系統の風量測定を効率化することができるため、排煙系統の風量測定にかかわる施工管理工数が削減され、省力化及び省人化が図られる。
本実施形態に係る施工管理システムの一例のシステム構成図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るタブレット端末の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る施工管理システムの一例の処理ブロック図である。 検査アイコン情報の一例の構造図である。 本実施形態に係る施工管理システムの処理概要の一例を示すフローチャートである。 事前準備の一例のフローチャートである。 登録される排煙機のパラメータの一例を示す図である。 登録された排煙機ごとに用意されるフォルダについて説明する図である。 排煙機フォルダ内に登録された施工現場の図面について説明する図である。 施工現場の図面上の排煙口の位置にプロットされた排煙口アイコンについて説明する図である。 施工現場の図面上への排煙口アイコンのプロットについて説明する図である。 メモレイヤーに排煙口アイコンをプロットしたメモの一例のイメージ図である。 メモの属性情報の一例の説明図である。 排煙口の測定グループを紐づけ線で表した一例のイメージ図である。 紐づけ線の配置例を示したイメージ図である。 測定グループごとに登録された作業関連データについて説明する図である。 測定グループに登録された排煙口アイコンのデータについて説明する図である。 測定作業の一例のフローチャートである。 排煙機の選択について説明する図である。 測定メモの新規作成について説明するための図である。 測定作業を行う図面の選択について説明する図である。 測定作業を行う測定グループの選択について説明する図である。 排煙口ごとの風量測定及び記録について説明する図である。 ユーザが排煙口の風量測定を行う様子を表したイメージ図である。 風量測定の一例のシーケンス図である。 排煙口アイコン更新処理の一例のシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る施工管理システムの一例のシステム構成図である。図1に示すように本実施形態に係る施工管理システム1は、サーバ装置10と、1台以上のPC12と、1台以上のタブレット端末14と、1台以上の風速測定器15と、を有する。サーバ装置10、PC12及びタブレット端末14はインターネットなどのネットワーク16により接続されている。また、タブレット端末14と風速測定器15とは、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信によりデータ通信可能である。タブレット端末14と風速測定器15とは、有線通信によりデータ通信を行ってもよい。
図1ではPC12が施工管理を行うユーザの事務所にある例を表す。タブレット端末14及び風速測定器15は施工管理を行うユーザにより施工現場に持ち込まれる。ユーザはPC12を操作し、必要な情報をサーバ装置10に登録したり、サーバ装置10から必要な情報を取得して表示させたり、することができる。また、ユーザはタブレット端末14及び風速測定器15を操作し、必要な情報をサーバ装置10に登録したり、サーバ装置10から必要な情報を取得して表示させたり、することができる。さらに、ユーザは必要な情報をBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)データから読み出して利用することもできる。BIMデータはサーバ装置10で管理されていてもよいし、サーバ装置10以外のサーバ装置で管理されていてもよい。なお、BIMデータは建物に関するさまざまな情報を一元的に管理する情報である。
PC12は、ユーザが事務所において操作するクライアント端末の一例である。事務所において操作するクライアント端末は、スマートフォン、タブレット端末などであってもよい。タブレット端末14はユーザが施工現場において操作するクライアント端末の一例である。タブレット端末14は、内蔵又は外付けを問わず、写真撮影機能を有する。施工現場において操作するクライアント端末は、内蔵又は外付けを問わず、写真撮影機能を有しているスマートフォン、ノートPCなどであってもよい。
風速測定器15は、煙を吸い込む排煙口の風速を測定する測定器である。風量は、排煙口の風速と排煙口のサイズ(例えば開口面積(排煙口の面積×開口率)など)から算出される。風速測定器15はタブレット端末14にインストールされた後述の風量測定アプリと連動し、風速データを測定して、タブレット端末14に送信する。
サーバ装置10は、タブレット端末14から風量測定の結果を受け付ける機能や、PC12及びタブレット端末14に風量測定の結果を表示するための情報を提供する機能を有する。また、サーバ装置10は、タブレット端末14から風量測定の進捗管理のための情報の登録を受け付ける機能や、PC12及びタブレット端末14に風量測定の進捗管理のための情報を提供する機能を有する。なお、図1に示したサーバ装置10の構成は一例であって、複数のコンピュータに分散して構成するようにしてもよい。
図1の施工管理システム1は、PC12とタブレット端末14とが異なる例を示しているが、例えばPC12とタブレット端末14とが同種のクライアント端末でも同一のクライアント端末でもよい。同一のクライアント端末の場合、ユーザは事務所で使用していたクライアント端末を施工現場に携帯して持ち込み、利用する。
<ハードウェア構成>
サーバ装置10、PC12は例えば図2に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2は、本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図2のコンピュータ500は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、OS上で各種機能を提供するプログラムなどがある。なお、コンピュータ500はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505には、コンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。サーバ装置10及びPC12は、例えば図2に示すようなハードウェア構成においてCPU506がプログラムを実行することにより、後述するような各種処理を実現できる。
タブレット端末14は例えば図3に示すハードウェア構成により実現される。図3は本実施形態に係るタブレット端末の一例のハードウェア構成図である。図3のタブレット端末14は、CPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601はタブレット端末14全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みが行われる。CMOSセンサ605は、写真撮影機能のための画像データの取得機能を実現する。CMOSセンサ605はCPU601の制御に従って撮影を行い、画像データを得る。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。加速度・方位センサ606は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等の記録メディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア607を着脱自在な構成となっている。なお、図3のハードウェア構成は一例であり、メディアドライブ608が無い構成であってもよい。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するOS、ネットワーク設定に必要なアソシエーション情報等が記憶されている。本発明の実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションは、EEPROM604又は記録メディア607などに記憶されている。
さらに、タブレット端末14は、音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はIEEE802.11規格等に準拠する無線LAN通信を行う。近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用したBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を行う。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、タブレット端末14は専用の電池618を備えている。タブレット端末14は電池618によって駆動される。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。タブレット端末14は例えば図4に示すハードウェア構成においてCPU601が後述の風量測定アプリや図面共有アプリなどの各種アプリケーションを実行することにより、後述の各種処理を実現できる。
<ソフトウェア構成>
本実施形態に係る施工管理システム1は例えば図4に示すような処理ブロックにより実現される。図4は本実施形態に係る施工管理システムの一例の処理ブロック図である。
サーバ装置10はプログラムを実行することにより、図面ファイル登録部31、排煙設備データ登録部32、検査アイコン情報登録部33、検査アイコン情報提供部34、検査アイコン情報更新部35、テーブル保存部36、図面ファイル保存部37、及び排煙設備データ保存部38を実現している。
図面ファイル登録部31はPC12からの図面ファイル登録要求に応じて、施工現場の図面を電子化した図面ファイルを図面ファイル保存部37に保存する。なお、図面ファイル登録部31はBIMデータから読み出して、施工現場の図面を電子化した図面ファイルを図面ファイル保存部37に保存してもよい。排煙設備データ登録部32はPC12からの排煙設備データ登録要求に応じて、排煙設備データを排煙設備データ保存部38に保存する。なお、排煙設備データ登録部32はBIMデータから読み出して、排煙設備データを排煙設備データ保存部38に保存してもよい。
検査アイコン情報登録部33は、PC12からの検査アイコン情報登録要求に応じて後述の検査アイコン情報をテーブル保存部36に保存する。なお、検査アイコン情報登録部33はBIMデータから読み出して、後述の検査アイコン情報をテーブル保存部36に保存してもよい。また、テーブル保存部36に保存される検査アイコン情報の詳細は後述する。
検査アイコン情報提供部34はタブレット端末14からの要求に応じてタブレット端末14に検査アイコン情報を提供する。検査アイコン情報更新部35は、風量測定が行われると、その風量測定の結果で検査アイコン情報を更新する。検査アイコン情報更新部35はPC12やタブレット端末14で検査アイコン情報の編集操作が行われると、その編集操作により検査アイコン情報を更新する。
検査アイコン情報提供部34は検査アイコン情報を複数台のタブレット端末14に提供する。サーバ装置10は複数台のタブレット端末14による風量測定の結果を複数のタブレット端末14に配信し、検査アイコン情報を複数のタブレット端末14の間で直ちに共有させることができる。
検査アイコン情報更新部35はテーブル保存部36に保存された検査アイコン情報を更新する。検査アイコン情報更新部35は更新した検査アイコン情報を、複数のタブレット端末14に同時に配信する。テーブル保存部36は検査アイコン情報を保存している。図面ファイル保存部37は電子化された施工現場の図面ファイルを保存している。排煙設備データ保存部38は排煙設備データを保存している。
また、PC12はWEBアプリケーションなどのプログラムを実行することで、操作判断部41、表示処理部42、図面ファイル登録受付部43、排煙設備データ登録受付部44及び検査アイコン情報登録受付部45を実現している。
操作判断部41はユーザから受け付けた操作を判断する。表示処理部42はPC12の表示装置502に後述するような画面を表示させる。図面ファイル登録受付部43は施工現場の図面ファイルを登録する操作をユーザから受け付けると、その図面ファイルの登録要求をサーバ装置10に対して行う。排煙設備データ登録受付部44は排煙設備データを登録する操作をユーザから受け付けると、排煙設備データの登録要求をサーバ装置10に対して行う。検査アイコン情報登録受付部45は、ユーザから検査アイコン情報を登録する操作を受け付けると、検査アイコン情報の登録要求をサーバ装置10に対して行う。
また、タブレット端末14は図面共有アプリ50や風量測定アプリ60などのプログラムを実行する。タブレット端末14は図面共有アプリ50を実行することで、操作判断部51、表示処理部52、検査アイコン情報取得部53、図面ファイル取得部54、アプリ切替制御部55、測定データ処理部56、検査アイコン更新処理部57、及び検査アイコン情報送信部58を実現している。また、タブレット端末14は風量測定アプリ60を実行することで、測定デバイス制御部61及び測定データ送受信部62を実現している。
操作判断部51はユーザから受け付けた操作を判断する。表示処理部52はタブレット端末14のディスプレイ616に後述するような画面を表示させる。検査アイコン情報取得部53はサーバ装置10から検査アイコン情報を取得する。図面ファイル取得部54はサーバ装置10から電子化された施工現場の図面ファイルを取得する。
アプリ切替制御部55は図面共有アプリ50と風量測定アプリ60との間のアプリ切り替えを制御する。測定データ処理部56は風速測定器15において測定された風速データを処理し、後述の合計測定風速及び合計測定風量を求め、合計設計風速及び合計設計風量との比較による良否判定を行い、検査アイコン情報に反映する。
検査アイコン更新処理部57は、施工現場の図面上に表示されている検査アイコンの色の制御を行う。風量測定が完了した排煙口(風量測定場所)の検査アイコンの色を、未完了を示す色から完了を示す色に変更する。検査アイコン更新処理部57は検査アイコンの更新要求をサーバ装置10に対して行う。検査アイコン情報送信部58は、タブレット端末14で更新された検査アイコン情報をサーバ装置10に送信する。
測定デバイス制御部61及び測定データ送受信部62は風量測定アプリ60により実現されている。図面共有アプリ50から風量測定アプリ60に切り替わると、測定デバイス制御部61はBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信により測定デバイスである風速測定器15と連動し、風速データを測定する。測定データ送受信部62は風速測定器15で測定した風速データを受信し、その風速データを図面共有アプリ50に送信する。風速データの測定が終了すると、タブレット端末14は風量測定アプリ60から図面共有アプリ50に切り替わる。
サーバ装置10のテーブル保存部36に保存される検査アイコン情報は、例えば図5に示すような構造で管理される。図5は検査アイコン情報の一例の構造図である。図5の検査アイコン情報は、フォルダ名(排煙機)と、メモ名(調整完了日ごとに作成)と、図面データと、測定グループと、排煙口アイコンと、測定日と、測定データとが、階層構造で管理されている。
フォルダ名(排煙機)は、排煙設備データとして登録される排煙機(機器番号)の情報である。メモ名(調整完了日ごとに作成)は排煙設備の調整により変化する測定環境ごとに作成されるメモの情報である。図面データは施工現場の図面ファイルである。測定グループは排煙時に同時開放される排煙口のグループの情報を表している。また、排煙口アイコンは施工現場の図面の排煙口の位置にプロットされるアイコンであって、同一の測定グループのアイコンの情報を表す。測定日は、排煙口アイコンに対応する排煙口の風量測定の測定日を表している。測定データは、排煙口アイコンに対応する排煙口の風量測定の測定データを測定日ごとに表している。
図5の検査アイコン情報の階層構造により、ユーザは各階層ごとに、測定グループや排煙口アイコンに基づいた測定データを取り出すことができる。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る施工管理システム1の処理の詳細について説明する。
《施工管理システムの処理概要》
本実施形態に係る施工管理システム1は例えば図6の手順により施工現場における排煙系統の風量測定を効率化する。図6は本実施形態に係る施工管理システムの処理概要の一例を示すフローチャートである。
ステップS2において、施工現場では排煙設備工事及び各種調整が行われる。排煙設備工事及び各種調整が終わると、施工管理を行うユーザはステップS4において、測定計画の策定と、測定作業を行う事前準備を行う。ステップS6において、ユーザはステップS4の事前準備の資料をもとに測定作業を実施する。
ステップS6の測定作業の測定結果がNGであった場合(S8においてYES)、施工現場ではステップS10において排煙設備是正工事及び各種調整が行われた後、ステップS6に戻り、測定作業を再実施する。つまり、ステップS6の測定作業の測定結果がOKとなるまでステップS6の測定作業とステップS10の排煙設備是正工事及び各種調整が繰り返される。
ステップS6の測定作業の測定結果がNGでなかった場合(S8においてNO)、施工管理を行うユーザはステップS12において排煙設備是正工事及び各種調整の結果や測定データの整理を行う。このように、施工管理を行うユーザは、施工現場における排煙系統の風量測定を効率的に行うことができる。
《S4:事前準備》
施工管理を行うユーザがPC12から行う事前準備の作業は、例えば図7に示す手順で行われる。図7は事前準備の一例のフローチャートである。ユーザはステップS20においてPC12から排煙機の登録を行う。なお、ステップS20の排煙機の登録では例えば図8に示すように機器番号ごとに排煙機の以下のパラメータが保存される。
図8は登録される排煙機のパラメータの一例を示す図である。図8では機器番号が「SMF−1」及び「SMF−2」の排煙機のパラメータが登録された例を示している。図8では排煙機のパラメータの項目として、製造メーカー名、形番等、風量、静圧、電圧、電動機、運転電流、測定風量、調整完了日、メモ欄が登録されている。また、PC12は例えば図9に示すように、登録された排煙機ごとにフォルダを作成することで、図8の排煙機のパラメータをフォルダの属性情報として管理する。図9は登録された排煙機ごとに用意されるフォルダについて説明する図である。
ユーザはステップS22においてPC12から施工現場の図面上に、排煙口アイコンのプロットを行う。まず、ユーザはステップS20の排煙機の登録で作成された排煙機ごとのフォルダ(以下、排煙機フォルダと呼ぶ)内に、例えば図10に示すように施工現場の図面を電子化した図面ファイルを登録する。
次に、ユーザは施工現場の図面上の排煙口の位置に、例えば図11に示すように排煙口アイコンをプロットする。なお、図11の排煙口アイコンに表示されている番号(アイコン番号)は、排煙機(例:SMF−1)ごとに通し番号を振ってもよいし、階ごとに通し番号を振ってもよい。
施工現場の図面上への排煙口アイコンのプロットについて図12を参照しつつ更に説明する。図12は、施工現場の図面上への排煙口アイコンのプロットについて説明する図である。図12に示すように、排煙口アイコンのプロットは施工現場の図面上に作成したメモレイヤーに作成される。
作成されたメモレイヤーは、排煙機フォルダごとにメモ一覧として管理される。排煙機フォルダのメモ一覧には、図12に示すようにアイコンプロットメモ(デフォルト)が含まれている。なお、測定データはアイコンプロットメモ(デフォルト)を複製した測定メモと対応付けられる。測定メモは、排煙設備の調整により変化する測定環境ごとに作成される。
また、排煙機フォルダに複数の図面が登録されている場合、図13に示すように、それぞれの図面上にアイコンプロットメモ(デフォルト)や測定メモ1(調整No,1)などの同じメモを作成する。図13は、メモレイヤーに排煙口アイコンをプロットしたメモの一例のイメージ図である。また、メモの属性情報は図14に示すようになる。図14はメモの属性情報の一例の説明図である。
測定データは測定環境ごとに記録を行うため、ステップS2の排煙設備工事及び各種調整やステップS10の排煙設備是正工事及び各種調整が行われる度に、アイコンプロットメモ(デフォルト)を複製し、記録環境ごとの測定メモを作成できる。図14に示すようにメモの属性情報の項目には、機器調整情報や調整完了日が含まれる。
また、ユーザはステップS24においてPC12から排煙時に同時開放される排煙口のグループを測定グループとして登録する。例えばユーザはPC12から同時開放する排煙口に対応する排煙口アイコンをタップにより選択することで、例えば図15に示すような排煙口の測定グループを登録できる。図15は排煙口の測定グループを紐づけ線で表した一例のイメージ図である。また、図16は紐づけ線の配置例を示したイメージ図である。
図16に示す紐づけ線は、同一の測定グループとして登録された排煙口アイコンの重心にあたる場所を中心として配置される。例えば同一の測定グループとして登録された排煙口アイコンが2点である場合、紐づけ線は中心に配置する。また、同一の測定グループとして登録された排煙口アイコンが3点以上である場合、紐づけ線は重心に配置する。紐づけ線が排煙口アイコンと被る場合は、紐づけ線をずらして配置してもよい。
さらに、ユーザはステップS26においてPC12から測定グループごとに、例えば図17に示すような作業関連データを登録する。図17は測定グループごとに登録された作業関連データについて説明する図である。図17では測定グループごとに項目として、アイコンNo、合計風量、完了確認ボタン、作業日、調整完了日、及びメモ欄が登録されている。
図17の項目「アイコンNo」は、測定グループとして登録された排煙口アイコンのアイコン番号を表している。項目「合計風量」は、測定グループとして登録された排煙口アイコンに対応する排煙口の測定風量を合算した合計測定風量である。項目「完了確認ボタン」は、風量測定の完了を表す完了確認ボタンのON/OFFを表している。項目「作業日」は風量測定の作業日時を表す。項目「調整完了日」はステップS2の排煙設備工事及び各種調整やステップS10の排煙設備是正工事及び各種調整が完了した日付を表す。項目「メモ欄」はコメントを表している。
さらに、ユーザはステップS26においてPC12から排煙口アイコンごとに、例えば図18に示すようなデータを保存する。図18は測定グループに登録された排煙口アイコンのデータについて説明する図である。図18では測定グループに登録された排煙口アイコンのデータの項目として、グループNo、排煙口の情報、判定結果、測定日、及びメモ欄が登録されている。
図18の項目「グループNo」は、排煙口アイコンが登録されている測定グループのグループ番号を表している。項目「排煙口の情報」は、排煙口のサイズ、設置場所、設計風量、設定風速、床面積など、排煙口アイコンに対応する排煙口の情報を表す。項目「判定結果」は、風量測定の判定結果を表す。項目「測定日」は風量測定の測定日時を表す。項目「メモ欄」は、コメントを表している。
図7の処理により、ユーザは施工現場における排煙系統の風量測定を効率化するための事前準備を完了できる。
《S6:測定作業》
施工管理を行うユーザがタブレット端末14から行う測定作業は、例えば図19に示す手順で行われる。図19は測定作業の一例のフローチャートである。ユーザはステップS30においてタブレット端末14から排煙機の選択を行う。なお、ステップS30の排煙機の選択は例えば図20に示すような排煙機フォルダの選択により、測定作業を行う排煙機を選択する。
図20は排煙機の選択について説明する図である。図20は、ステップS4の事前準備の作業で機器番号が「SMF−1」及び「SMF−2」の2系統の排煙機が登録された例を示している。ここでは機器番号が「SMF−1」の排煙機が選択されたものとして説明を続ける。
ステップS32において、サーバ装置10はステップS30で選択された排煙機フォルダのアイコンプロットメモ(デフォルト)を複製して、図21に示すように測定メモを新規作成する。図21は測定メモの新規作成について説明するための図である。
図21に示すように、アイコンプロットメモ(デフォルト)は編集不可とする。アイコンプロットメモ(デフォルト)を複製したメモ名「測定メモ1」の測定メモは図14を用いて説明したメモの属性情報を適宜編集する。例えばステップS32では、例えば機器調整情報、その他調整情報、又は調整完了日の項目が編集される。
ステップS34において、ユーザは例えば次のように測定グループを選択する。図22は測定作業を行う図面の選択について説明する図である。ユーザは、タブレット端末14に、例えば図22(A)のように表示されたメモ名「測定メモ1」の測定メモに紐付く図面から、測定作業を行う図面を選択する。
なお、タブレット端末14に表示される図面は、図22のタブレット端末14に表示されているブックアイコンを選択することで図22(A)のように図面を表示し、測定作業を行う図面を切り替えることもできる。また、測定作業を行う図面の切り替え方法は図22(A)の例に限定するものでなく、例えば図22(B)に示す階別や図22(C)に示す部屋別に図面を切り替えられるようにしてもよい。
そして、ユーザはタブレット端末14に施工現場の図面を表示した後、例えば図23に示すように測定グループのリストから測定作業を行う測定グループを選択する。図23は測定作業を行う測定グループの選択について説明する図である。ユーザは、図23のタブレット端末14の画面に表示されている測定グループボタンを押下することで、表示されている図面に登録されている測定グループのリストを表示できる。
例えば図23の測定グループのリストに表示されているスクロールバーを移動させることにより、例えばパラパラ漫画のように、それぞれの測定グループの表示に遷移させてもよい。また、排煙口アイコンの色を測定作業の進捗状況(例えば、完了、データあり、未測定など)が把握できるように異ならせて表示させてもよい。
ステップS36において、ユーザはステップS34で選択した測定グループの排煙口アイコンに対応する排煙口ごとに風量測定及び記録を行う。図24ではグループ番号「G03」の測定グループが選択された例を示している。図24は排煙口ごとの風量測定及び記録について説明する図である。
例えば図24(A)においてユーザは測定グループからアイコン番号「1」を選択することにより、図24(B)に示すようにアイコン番号「1」の排煙口アイコンに対応する排煙口の測定作業画面をタブレット端末14に表示させることができる。また、アイコン番号「1」以外のアイコン番号を選択することで、選択したアイコン番号の排煙口アイコンに対応する排煙口の測定作業画面をタブレット端末14に表示させることもできる。
ユーザはタブレット端末14に表示された図24(B)のような測定作業画面の排煙口情報や測定作業情報を確認しながら、排煙口の風量測定を行い、測定データとして記録することができる。
図25はユーザが排煙口の風量測定を行う様子を表したイメージ図である。ユーザは選択した排煙口アイコンに対応する排煙口の下に移動し、タブレット端末14と風速測定器15とを連動させて風量測定を行う。
図26は風量測定の一例のシーケンス図である。ステップS41においてユーザは測定開始操作として、風速測定器15による測定を開始するための操作を行う。ステップS42においてタブレット端末14の図面共有アプリ50は風量測定アプリ60に測定開始を要求し、風量測定アプリ60へのアプリ切り替えを行う。
ステップS43に進み、風量測定アプリ60の測定デバイス制御部61は風速測定器15に測定データを要求する。ステップS44において、風速測定器15は風速データを測定する。ステップS45において、風速測定器15は測定した風速データをタブレット端末14の風量測定アプリ60に返す。
ステップS46に進み、風量測定アプリ60は、風速データを図面共有アプリ50に送信する。風速データの測定が終了すると、風量測定アプリ60から図面共有アプリ50へのアプリ切り替えが行われる。風速測定は、一つの排煙口に対して、複数箇所で複数回行われる。例えば、排煙口が正方形の場合、その四隅の位置が測定箇所となる。4つの測定箇所のそれぞれにおいて、風速測定が行われる。
ステップS47に進み、タブレット端末14の図面共有アプリ50は風速測定器15において測定された風速データを処理し、測定風速及び測定風量を求める。ステップS48において、ユーザは採用する測定データの選択操作を行う。
図面共有アプリ50はステップS49に進み、排煙口アイコンの色を風量測定の完了を示す例えば「青」に更新する。ステップS50に進み、図面共有アプリ50は採用された風量測定の結果が反映された検査アイコン情報をサーバ装置10に送信する。ステップS51に進み、サーバ装置10は、採用された風量測定の結果が反映された検査アイコン情報で、テーブル保存部36に保存されている検査アイコン情報を更新する。
サーバ装置10は施工現場における排煙系統の風量測定の進捗管理を支援するため、図27に示す処理により、未測定の排煙口アイコンの色と、完了の排煙口アイコンの色と、が異なる色となるように変化させる。図27は排煙口アイコン更新処理の一例のシーケンス図である。
ステップS101において、タブレット端末14は風量測定が完了した風量測定場所の排煙口アイコンの色を、完了を表す色に変化させる。また、ステップS102において、タブレット端末14はステップS102において、採用された風量測定の結果が反映された検査アイコン情報をサーバ装置10に送信する。ステップS103に進み、サーバ装置10は、採用された風量測定の結果が反映された検査アイコン情報で、テーブル保存部36に保存されている検査アイコン情報を更新する。ステップS104に進み、サーバ装置10は更新した検査アイコン情報を他のタブレット端末14に配信する。なお、サーバ装置6は、採用された風量測定の結果が反映された検査アイコン情報で、BIMデータを更新するようにしてもよい。
このように、更新した検査アイコン情報がサーバ装置10から複数のタブレット端末14に配信されることで、施工現場での排煙系統の風量測定を複数人のユーザが複数台のタブレット端末14及び風速測定器15で行う場合であっても、排煙系統の風量測定を効率化できる。
複数のタブレット端末14の排煙口アイコンの色が風量測定の完了により変更となるので、複数人のユーザが現場で風量測定を行う場合であっても、風量測定場所に行く前に風量測定の完了/未測定を把握でき、移動時間を無駄にすることがない。風量測定場所や風量測定に必要な情報は、現場管理事務所等において事前に登録されている。このため、施工現場における風量測定作業自体は、施工作業を行う作業員が退出した後の定時時間外に行うことになるが、その風量測定作業を短時間で終わらせることが可能となる。
《S12:測定データの整理》
ユーザがPC12から行う測定データの整理は、現場業務後、事務所に戻り、排煙系統の風量測定の結果をサーバ装置10からPC12にダウンロードし、排煙系統の風量測定の結果の確認や、帳票ファイルの出力を行うものである。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 施工管理システム
10 サーバ装置
12 PC(パーソナルコンピュータ)
14 タブレット端末
15 風速測定器
16 ネットワーク
31 図面ファイル登録部
32 排煙設備データ登録部
33 検査アイコン情報登録部
34 検査アイコン情報提供部
35 検査アイコン情報更新部
36 テーブル保存部
37 図面ファイル保存部
38 排煙設備データ保存部
41 操作判断部
42 表示処理部
43 図面ファイル登録受付部
44 排煙設備データ登録受付部
45 検査アイコン情報登録受付部
50 図面共有アプリ
51 操作判断部
52 表示処理部
53 検査アイコン情報取得部
54 図面ファイル取得部
55 アプリ切替制御部
56 測定データ処理部
57 検査アイコン更新処理部
58 検査アイコン情報送信部
60 風量測定アプリ
61 測定デバイス制御部
62 測定データ送受信部
500 コンピュータ
501 入力装置
502 表示装置
503 外部I/F
503a 記録媒体
504 RAM
505 ROM
506 CPU
507 通信I/F
508 HDD
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 EEPROM
605 CMOSセンサ
606 加速度・方位センサ
607 記録メディア
608 メディアドライブ
609 音声入力部
610 音声出力部
611 アンテナ
612 通信部
613 無線LAN通信部
614 近距離無線通信用アンテナ
615 近距離無線通信部
616 ディスプレイ
617 タッチパネル
618 電池
619 バスライン
B バス

Claims (9)

  1. 風速測定器と連動して排煙口の風量測定を行う1台以上の携帯端末と、排煙時に同時開放される排煙口のグループの風量測定に関する情報及び前記排煙口のグループの風量測定の結果を管理するサーバ装置とが、ネットワークを介して通信を行う施工管理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    施工現場の図面上の位置を指定した前記排煙口のグループの情報を前記携帯端末に提供する提供手段と、
    前記携帯端末から受信した前記排煙口のグループの風量測定の結果を保存する保存手段と、
    を有し、
    前記携帯端末は、
    前記サーバ装置から提供された前記排煙口のグループの情報に基づき、前記施工現場の図面上の位置に前記排煙口を表すアイコンで前記排煙口のグループを表示する表示処理手段と、
    前記風速測定器と連動して前記排煙口の風量測定を行う測定デバイス制御手段と、
    前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記サーバ装置に送信する送信手段と、
    を有すること、を特徴とする施工管理システム。
  2. 前記表示処理手段は、前記測定デバイス制御手段が前記風速測定器と連動して測定した前記排煙口のグループの合計測定風量と、前記排煙口のグループの合計設計風量との比較結果に基づき、前記排煙口のグループの測定風量の合否を表示すること
    を特徴とする請求項1記載の施工管理システム。
  3. 前記表示処理手段は、前記風量測定が完了した前記排煙口を表すアイコンの色と前記風量測定が完了していない前記排煙口を表すアイコンの色とを異なるように更新すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の施工管理システム。
  4. 前記表示処理手段は、前記排煙口を表すアイコンの間に紐付け線を配置することで前記排煙口のグループを表示すること
    を特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の施工管理システム。
  5. 前記保存手段は、前記排煙口のグループの風量測定の結果を、異なる記録環境に保存可能であること
    を特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の施工管理システム。
  6. 前記施工現場の図面上の位置を指定した前記排煙口のグループの情報は、BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)データから読み出して利用するか、ユーザに登録させて利用すること、
    を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の施工管理システム。
  7. 風速測定器と連動して排煙口の風量測定を行う1台以上の携帯端末と、排煙時に同時開放される排煙口のグループの風量測定に関する情報及び前記排煙口のグループの風量測定の結果を管理するサーバ装置とが、ネットワークを介して通信を行う施工管理システムの施工管理方法あって、
    前記サーバ装置から提供される施工現場の図面上の位置を指定した前記排煙口のグループの情報に基づき、前記施工現場の図面上の位置に前記排煙口を表すアイコンで前記排煙口のグループを前記携帯端末が表示する表示処理ステップと、
    前記携帯端末が前記風速測定器と連動して前記排煙口の風量測定を行う測定デバイス制御ステップと、
    前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記携帯端末が前記サーバ装置に送信する送信ステップと、
    前記携帯端末から受信した前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記サーバ装置が保存する保存ステップと、
    を実行すること、を特徴とする施工管理方法。
  8. 風速測定器と連動して、排煙時に同時開放される排煙口のグループの風量測定を行う携帯端末であって、
    前記排煙口のグループの風量測定に関する情報及び前記排煙口のグループの風量測定の結果を管理するサーバ装置から提供された前記排煙口のグループの情報に基づき、施工現場の図面上の位置に前記排煙口を表すアイコンで前記排煙口のグループを表示する表示処理手段と、
    前記風速測定器と連動して前記排煙口の風量測定を行う測定デバイス制御手段と、
    前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記サーバ装置に送信する送信手段と、
    を有すること、を特徴とする携帯端末。
  9. 風速測定器と連動して、排煙時に同時開放される排煙口のグループの風量測定を行う携帯端末を、
    前記排煙口のグループの風量測定に関する情報及び前記排煙口のグループの風量測定の結果を管理するサーバ装置から提供された前記排煙口のグループの情報に基づき、施工現場の図面上の位置に前記排煙口を表すアイコンで前記排煙口のグループを表示する表示処理手段、
    前記風速測定器と連動して前記排煙口の風量測定を行う測定デバイス制御手段、
    前記排煙口のグループの風量測定の結果を前記サーバ装置に送信する送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
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