JP2020165695A - 携帯端末、携帯端末制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末による経路案内において電力が無用に消費されることを防止する技術を提供する。【解決手段】携帯端末10において、制御部20が備える携帯端末制御プログラム21は、目的地までの予定経路を案内し、予定経路を離脱した場合には前記予定経路を再探索する経路案内部21aと、周囲の明るさが閾値より暗い場合、または操作が一定時間なされなかった場合、または既定期間内に再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させる省電力制御部21bと、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、携帯端末、携帯端末制御プログラムに関する。
従来、携帯端末の省電力制御について様々な手法が提案されている。特許文献1には、携帯端末に設けられた照度センサで明暗状態を検出し、暗状態の場合にLCDの表示駆動部の電源をオフすることが記載されている。特許文献2には、ナビゲーションサービスを提供する携帯端末において、所定時間操作がない場合にはスクリーンセーバーモードに移行し、スクリーンセーバーモードの場合には画面表示をオフして音声案内に切り換えることで、消費電力量を抑えることが記載されている。
画面表示をオフして音声案内に切り換えることで消費電力量を抑えることはできる。しかし、経路案内の利用を利用者が継続していないのであれば、音声案内のために電力が無用に消費されることとなる。経路案内の利用を利用者が継続していないのであれば、携帯端末の電力消費量が低減するように制御されることが望ましい。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、携帯端末において電力が無用に消費されることを防止する技術の提供を目的とする。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、携帯端末において電力が無用に消費されることを防止する技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、携帯端末は、目的地までの予定経路を案内し、予定経路を離脱した場合には予定経路を再探索する経路案内部と、既定期間内に再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させる省電力制御部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、携帯端末制御プログラムは、コンピュータを、目的地までの予定経路を案内し、予定経路を離脱した場合には予定経路を再探索する経路案内部、既定期間内に再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させる省電力制御部、として機能させる。
すなわち、この携帯端末、携帯端末制御プログラムは、既定期間内に目的地までの予定経路の再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させるように構成されている。既定期間内に再探索が既定回数行われた、すなわち再探索が頻発している場合、利用者が経路案内の利用を継続していない可能性がある。その場合に、携帯端末を省電力動作させることで、携帯端末において電力が無用に消費されることを防止することができる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)携帯端末の構成:
(2)携帯端末制御処理:
(3)他の実施形態:
(1)携帯端末の構成:
(2)携帯端末制御処理:
(3)他の実施形態:
(1)携帯端末の構成:
図1は、本発明の一実施形態である表示制御システムとして機能する携帯端末10の構成を示すブロック図である。携帯端末10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20および記録媒体30を備えており、制御部20は、当該ROMや記録媒体30に記録された所望のプログラムを実行することができる。本実施形態にかかる携帯端末10は、各種のプログラムにより各種の機能を実行可能な多機能端末である。携帯端末10は、各種の態様で実現可能であるが、本実施形態において携帯端末10は、通話機能を含む各種の機能を実行可能なスマートフォンである。携帯端末10は図示しないバッテリ(蓄電池)を備え、バッテリからの電力によって制御部20は携帯端末10を動作させることができる。
図1は、本発明の一実施形態である表示制御システムとして機能する携帯端末10の構成を示すブロック図である。携帯端末10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20および記録媒体30を備えており、制御部20は、当該ROMや記録媒体30に記録された所望のプログラムを実行することができる。本実施形態にかかる携帯端末10は、各種のプログラムにより各種の機能を実行可能な多機能端末である。携帯端末10は、各種の態様で実現可能であるが、本実施形態において携帯端末10は、通話機能を含む各種の機能を実行可能なスマートフォンである。携帯端末10は図示しないバッテリ(蓄電池)を備え、バッテリからの電力によって制御部20は携帯端末10を動作させることができる。
さらに、携帯端末10は、タッチパネルディスプレイ40、スピーカ41、マイク42、GNSS受信部43、通信部44、照度センサ45を備えている。タッチパネルディスプレイ40は、図示しないインタフェースを介して制御部20と接続されており、制御部20とタッチパネルディスプレイ40とで各種の信号を授受する。制御部20は、タッチパネルディスプレイ40に対して制御信号を出力することにより、任意の座標を指定し、任意の画像をタッチパネルディスプレイ40に表示させることができる。タッチパネルディスプレイ40は、ディスプレイに重ねられた透過型のタッチ検出面に対して検出対象物がタッチした位置を検出し、検出位置を示すタッチ座標を出力する。制御部20は、当該タッチ座標に基づいてタッチ位置を取得することができる。制御部20はタッチ位置やタッチ位置の変化やタッチ継続時間等に基づいてタッチ操作の内容を特定することができる。
また、制御部20は、経路案内の案内音声を含む各種の音をスピーカ41から出力することができる。また、制御部20は、マイク42によって集音した音声を解析し、音声の内容に基づく処理を実行することができる。
GNSS受信部43は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して携帯端末10の現在地を算出するための信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して携帯端末10の現在位置を取得する。
通信部44は、外部の装置と無線通信を行うことが可能な装置である。本実施形態において通信部44は、図示しない経路探索サーバと無線通信を行うことが可能である。制御部20は、後述するナビゲーションプログラム30aを実行する場合に、経路探索サーバと通信を行い、目的地設定や、目的地までの経路案内等に必要な情報を授受することができる。
照度センサ45は、携帯端末10の周囲の明るさを検知するセンサである。制御部20は、照度センサ45が検知した明るさを示す信号を取得し、携帯端末10の周囲の明るさを取得する。
記録媒体30には、各種のアプリケーションプログラムや各アプリケーションプログラムで利用される情報等を記録することができる。本実施形態においては、記録媒体30に記録されているアプリケーションプログラムに、ナビゲーションプログラム30aが含まれる。また、ナビゲーションプログラム30aで利用される情報として地図情報30a1が記録媒体30に記録されている。ナビゲーションプログラム30aは、利用者が設定した目的地までの予定経路の探索要求を経路探索サーバに依頼し経路探索サーバから予定経路を取得する機能を有する。またナビゲーションプログラム30aは、地図情報30a1が示す地図をタッチパネルディスプレイ40に表示させ、また、利用者が設定した目的地までの経路案内を行う機能を有する。地図情報30a1は、車両が走行する道路上に設定されたノードの位置等を示すノードデータ,ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ,ノード同士の連結を示すリンクデータ,道路やその周辺に存在する地物の位置等を示す地物データ等を含んでいる。
本実施形態において、制御部20は、ナビゲーションプログラム30aによる経路案内が携帯端末10において実施されているが利用者は経路案内の利用を継続していない場合に、携帯端末10を省電力動作させる機能を実現することができる。この機能を実現するために、制御部20は、携帯端末制御プログラム21を実行することができる。携帯端末制御プログラム21は、経路案内部21a、省電力制御部21bを備える。経路案内部21aはナビゲーションプログラム30aの一部である。省電力制御部21bは、ナビゲーションプログラム30aの一部であってもよいし、OS(オペレーティングシステム)の一部であってもよいし、ナビゲーションプログラム30aの一部とOSの一部とを含んでいてもよい。
経路案内部21aは、目的地までの予定経路を案内し、予定経路を離脱した場合には予定経路を再探索する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。制御部20は経路案内部21aの機能により、図示しない経路探索サーバから取得した予定経路を移動するように利用者を誘導する。制御部20は、GNSS受信部43の出力信号に基づいて携帯端末10の現在位置を取得し、現在位置の変化に伴って、タッチパネルディスプレイ40上での現在位置マークが固定の位置になるように地図を再描画し、表示させる。当該地図上においては、目的地までの予定経路が表示されている。さらに、制御部20は、予定経路に沿って進行するように利用者を誘導するための案内(例えば、交差点での進行方向を示す案内等)を行う。案内は表示のみで実施されてもよいし、音声によって実施されてもよい。
制御部20は、経路案内部21aの機能により、携帯端末10の現在位置が予定経路から離脱した位置であると判定すると、現在位置から目的地までの予定経路の再探索要求を経路探索サーバに送信する。制御部20は、経路探索サーバから再探索要求に応じて再探索された予定経路を取得すると、再探索後の予定経路について上述と同様に経路案内を行う。
省電力制御部21bは、既定期間内に再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末10を省電力動作させる機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。既定期間内に再探索が既定回数行われた、すなわち再探索が頻発している場合、利用者が経路案内の利用を継続していない可能性がある。利用者が経路案内の利用を継続していない場合、携帯端末10を省電力動作させることで、携帯端末10において無用に電力が消費されることを防止することができる。本実施形態においては、利用者が経路案内の利用を継続していない状態であることを判別するための条件として、上述のように再探索が頻発していることに加え、経路案内部に対する操作が一定時間(例えば1分程度)なされなかった(一定時間前から現在までの間になされなかった)こと、かつ、携帯端末10の周囲の明るさが閾値より暗いことを条件とする。
明るさの閾値は、例えば、衣服のポケットや鞄の中に携帯端末10が入れられている場合に照度センサ45が検知することが想定される明るさと、それ以上の明るさとを切り分ける値を想定してよい。携帯端末10の周囲の明るさが閾値より暗い場合、利用者の衣服のポケットや利用者が所持している鞄の中に携帯端末10が入れられている可能性がある。経路案内実施中に携帯端末10がポケットや鞄の中に入れられている場合、利用者が携帯端末10のタッチパネルディスプレイ40を見ていない状態であると考えられる。
「経路案内部に対する操作」は、経路案内部21aの機能によって利用者から受け付けることができる指示を入力するための操作を含む。当該指示としては、例えば、タッチパネルディスプレイ40に表示されている地図のスクロール、地図の拡大縮小、ヘディングアップ/ノースアップの切替、目的地の変更、目的地までの予定経路についての情報表示、目的地までの予定経路の変更(探索条件の変更)等を想定してよい。経路案内部に対する操作は、タッチパネルディスプレイ40へのタッチ操作であってもよいし、マイク42を介した音声操作であってもよい。携帯端末10が備える図示しないその他の操作部(ボタン等)を介した操作であってもよい。また、「経路案内部に対する操作」には、バックグラウンドで動作していたナビゲーションプログラム30a(経路案内部21a)をフォアグラウンドで動作するように切り替える操作が含まれる。
携帯端末10が利用者の衣服のポケットや利用者が所持している鞄の中に入れられた状態で、経路案内部に対する操作が一定時間なされなかった場合、利用者は、音声による経路案内に従って移動していること、あるいは、経路案内に無関心(経路案内の利用を継続していない)であることの両方の可能性がある。なお、音声による経路案内が実施されていたとしても携帯端末10の周辺の騒音の大きさと経路案内音声の大きさとの関係によっては、音声による経路案内が利用者に認識されない場合があり、その結果、利用者は経路案内に無関心となっている可能性がある。また、音声による経路案内が元々オフである場合は、鞄やポケットにしまわれた状態で一定時間操作がなければ、利用者は経路案内の利用を継続していない可能性が高い。
鞄やポケットに入れられた状態で一定時間操作がない状態であっても、音声による経路案内に従って移動しているのであれば、予定経路からの離脱および予定経路の再探索は頻発しにくいと考えられる。すなわち、鞄やポケットに入れられた状態で一定時間操作がない状態であっても、再探索が頻発していなければ、利用者は経路案内の利用を継続していると考えられる。本実施形態においては、既定期間内に再探索が少なくとも既定回数行われた場合に、予定経路の再探索が頻発していると見なす。既定期間内に再探索が行われてもその回数が既定回数未満であれば再探索が頻発していると見なさない。本実施形態において既定期間は、例えば5分前から現在までの期間を想定しており、既定回数は例えば5回を想定している。
本実施形態において、制御部20は省電力制御部21bの機能により、携帯端末10の周囲の明るさが閾値より暗く(条件A)、かつ、経路案内部に対する操作が一定時間なされておらず(条件B)、かつ、既定期間内に予定経路の再探索が既定回数行われた(条件C)場合に、利用者は経路案内の利用を継続していないと見なす。利用者が経路案内の利用を継続していないと判断すると、制御部20は、携帯端末10を省電力動作させる。なお、仮に省電力動作への移行条件が条件Aのみである場合、夜間の経路案内利用中に省電力動作に移行することになり、不都合が生じる。また、仮に省電力動作への移行条件が条件Bのみである場合、経路案内表示を見ながら(操作なしで)経路案内を利用している状況で省電力動作に移行することになり、不都合が生じる。そのため本実施形態においては、条件A,B,Cを満たした場合に省電力動作に移行するように構成される。
本実施形態において、省電力動作は、経路案内部が通常状態で動作する場合よりも電力消費量が少なくなるように携帯端末10を動作させることである。経路案内部の通常状態は、ナビゲーションプログラム30aの経路案内に関する機能が制限されずに使用される状態である(少なくとも一部の機能が使用されない状態が省電力状態である)。具体的には例えば、制御部20は、ナビゲーションプログラム30aを終了してもよい。その結果、ナビゲーションプログラム30aが実行されることによって使用されていたRAMが開放され、ナビゲーションプログラム30aが起動されていれば消費される電力を消費しない状態となる。ナビゲーションプログラム30aを終了することによって、携帯端末10における起動中のアプリケーションプログラム一覧の中にナビゲーションプログラム30aが含まれない状態となる。
なお、起動中のアプリケーションプログラム一覧の中にナビゲーションプログラム30aは含まれるが、実質的にはナビゲーションプログラム30aが終了している状態であってもよい。この場合、起動中のアプリケーションプログラム一覧の中からナビゲーションプログラム30aが選択されると、ナビゲーションプログラム30aが再起動されることとなる。
なお、ナビゲーションプログラム30aによる経路案内部21aの処理が、通常の状態よりも消費電力量を低減する状態で実行可能であれば、ナビゲーションプログラム30aを終了させなくてもよい。例えば制御部20は、GNSS受信部43を用いた現在位置の取得処理を停止してもよいし、あるいは取得頻度を通常状態より低減するようにしてもよい。制御部20は、目的地や予定経路を解除することで経路案内を終了するようにしてもよい(その結果、現在位置取得が実施されない)。あるいは、目的地や予定経路を解除せずに現在位置取得を一時的に停止するようにしてもよい(省電力動作から通常状態に復帰する際に現在位置取得および経路案内が再開してもよい)。
また例えば、制御部20は、予定経路の経路案内を実施するために必要な情報を、通信部44を介して経路探索サーバとの間で授受する処理を停止してもよいし、実行頻度を通常状態より低減してもよい。また例えば制御部20は、携帯端末10の現在位置を他者に対して公開(共有)する機能を停止するようにしてもよい。また例えば、制御部20は、現在位置の変化に応じた地図の描画更新処理を停止してもよいし、あるいは、処理の実行頻度を通常状態より低減するようにしてもよい。また例えば、制御部20は、地図(例えば背景等)の輝度値を通常状態より下げて地図を描画してもよい。また例えば、制御部20は、経路案内の音声の音量をそれまでよりも下げるかまたは経路案内の音声をミュートしてもよい。このようにすることで、経路案内部が通常状態で動作する場合よりも電力消費量を低減することが可能である。
このように、利用者が経路案内の利用を継続していないと判断した場合に、携帯端末10を省電力動作させることにより、携帯端末10において電力が無用に消費されることを防止することができる。
本実施形態の構成は、例えば次のような場面で有効である。例えば、利用者は携帯端末10のナビゲーションプログラム30aを起動し、目的地を設定して経路案内を開始させ、経路案内部21aの機能による誘導に従って車両を運転する。目的地が、敷地面積が広い施設(例えばアウトレットモール等)である場合、目的地である当該施設の駐車場に到着しても制御部20(経路案内部21a)は目的地に到着したと見なさず経路案内を継続することがある。利用者は目的地に到着すると降車し、携帯端末10を鞄やポケットの中に入れて目的地である施設内を徒歩で移動する。制御部20(経路案内部21a)は目的地に未達の状態であると判断しているため、施設内の移動の結果、予定経路の離脱が繰り返され、再探索が繰り返される。利用者自身は目的地に到着したと認識しており、目的地内を徒歩で移動する際に経路案内の利用を継続する必要はないため、携帯端末10において経路案内が継続中であるか否かに無関心である。また、仮に音声での経路案内がなされても周囲の騒音からその音声を利用者は認識せず経路案内が継続されていることに気付きにくい場合がある。このような場合に、利用者が経路案内の利用を継続していないにも関わらず携帯端末10において経路案内が継続されることにより無用に電力が消費される。本実施形態においては、このような場合に携帯端末10を上述のように省電力動作させることができるため、無用に電力が消費されることを防止できる。
また、次のような場面においても本実施形態は有効である。例えば利用者が上述のように敷地面積が広い施設を目的地に設定し、経路案内に従って出発地から目的地まで車両を運転し、目的地に到着すると携帯端末10を車両に残したまま目的地の施設内を徒歩で移動した後、再び車両を運転して当該施設から別の地点に向かう。目的地の施設の敷地面積は広いため、目的地である施設の駐車場に到着しても目的地の地点に到着したと判定されない場合があり、その場合携帯端末10においては目的地未達の状態が継続する(案内継続中)。目的地の施設での用事を済ませて利用者が次の地点に向かう際に、次に向かう地点を新たな目的地として設定しないで車両の運転を開始した場合、現在位置は案内継続中の目的地から遠ざかっていく。現在位置が案内継続中の目的地から遠ざかるが、携帯端末10において経路案内が実施中であるため、再探索が頻繁に繰り返されることとなる(例えば交差点を通過する毎に再探索が実行される)。このような場面においても、本実施形態によれば、上述のように携帯端末10を省電力動作させることができるため、無用に電力が消費されることを防止できる。なおこのように目的地から遠ざかる(すなわち目的地までの距離が増加中の場合)には、既定回数を小さくする構成であってもよい。制御部20は目的地から遠ざかっていることを検知した場合に既定回数を小さい値にすることで、省電力動作に移行する条件を緩和する。その結果、既定回数を小さい値に変更しない場合と比較して早く省電力動作を実施することができる。なお、目的地までの距離が減少中の場合には、既定回数を元の値に戻すようにしてもよい。
(2)携帯端末制御処理:
次に、制御部20が実行する携帯端末制御処理を、図2を参照しながら説明する。携帯端末制御処理は、ナビゲーションプログラム30aが起動中であり、経路案内部21aが経路案内を実施している場合に、予め決められた時間が経過する毎に繰り返し実行される。携帯端末制御処理が開始されると、制御部20は省電力制御部21bの機能により、周囲が閾値より暗いか否かを判定する(ステップS100)。すなわち制御部20は、照度センサ45が検知した明るさを取得し、当該明るさが閾値より暗いか否かを判定する。
次に、制御部20が実行する携帯端末制御処理を、図2を参照しながら説明する。携帯端末制御処理は、ナビゲーションプログラム30aが起動中であり、経路案内部21aが経路案内を実施している場合に、予め決められた時間が経過する毎に繰り返し実行される。携帯端末制御処理が開始されると、制御部20は省電力制御部21bの機能により、周囲が閾値より暗いか否かを判定する(ステップS100)。すなわち制御部20は、照度センサ45が検知した明るさを取得し、当該明るさが閾値より暗いか否かを判定する。
ステップS100において周囲の明るさが閾値より暗いと判定されなかった場合、制御部20は、携帯端末制御処理を終了する。本実施形態においては、周囲が閾値以上に明るい場合、制御部20は、携帯端末10は鞄やポケットに入れられておらず、利用者が携帯端末10のタッチパネルディスプレイ40を見ている可能性があると判断する。そのため制御部20は、省電力動作には移行せず経路案内を継続させる。
ステップS100において周囲が閾値より暗いと判定された場合、制御部20は省電力制御部21bの機能により、経路案内部に対する操作が一定時間以内になされたか否かを判定する(ステップS105)。すなわち制御部20は、上述したような経路案内部21aの機能によって利用者から受付可能な操作(例えば表示されている地図に対する操作等)や、バックグラウンドからフォアグラウンドへの切替操作等が、一定時間(例えば1分)前から現在までの期間に行われたか否かが判定される。
ステップS105において、経路案内部に対する操作が一定時間以内になされたと判定された場合、制御部20は利用者が経路案内の利用を継続していると見なし省電力動作には移行させずに携帯端末制御処理を終了する。ステップS105において、経路案内部に対する操作が一定時間以内になされたと判定されなかった場合、制御部20は省電力制御部21bの機能により、既定期間内に再探索を既定回数行ったか否かを判定する(ステップS110)。本実施形態において制御部20は経路案内部21aの機能により、携帯端末10の現在位置が予定経路を離脱した場合に再探索要求を経路探索サーバに送信し、再探索された予定経路を取得する。再探索後の予定経路の取得が既定期間内に少なくとも既定回数行われた場合、制御部20は既定期間内に再探索を既定回数行ったと判定する。
ステップS110において、既定期間内に再探索を既定回数行ったと判定されなかった場合、制御部20は利用者が経路案内の利用を継続していると見なし省電力動作には移行させずに携帯端末制御処理を終了する。ステップS110において既定期間内に再探索を既定回数行ったと判定された場合、制御部20は省電力制御部21bの機能により、携帯端末10を省電力動作させる(ステップS115)。すなわち制御部20は、上述したように、経路案内部21aが通常状態で動作する場合よりも電力消費量が少なくなるように携帯端末10を動作させる。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、既定期間内に目的地までの予定経路の再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させる限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。携帯端末10とともに移動する移動体は任意であり、車両であっても良いし、歩行者であっても良く、種々の例が想定される。さらに、携帯端末を構成する経路案内部21a、省電力制御部21bは、携帯端末内に備えられていても良いし、少なくとも一部がサーバ等の複数の装置に分かれて存在していても良い。また、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。例えば、省電力動作は、周囲の明るさが閾値より暗いか否かに関わらず他の条件を満たしていれば実施されてもよい(すなわち図2のステップS100が省略されてもよい)。また、経路案内部に対する操作が一定時間以内になされたか否かに関わらず他の条件を満たしていれば省電力動作が実施されてもよい(すなわちステップS105が省略されてもよい)。またステップS100およびS105が省略され、ステップS110を満たした場合に省電力動作が実施されてもよい。
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、既定期間内に目的地までの予定経路の再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させる限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。携帯端末10とともに移動する移動体は任意であり、車両であっても良いし、歩行者であっても良く、種々の例が想定される。さらに、携帯端末を構成する経路案内部21a、省電力制御部21bは、携帯端末内に備えられていても良いし、少なくとも一部がサーバ等の複数の装置に分かれて存在していても良い。また、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。例えば、省電力動作は、周囲の明るさが閾値より暗いか否かに関わらず他の条件を満たしていれば実施されてもよい(すなわち図2のステップS100が省略されてもよい)。また、経路案内部に対する操作が一定時間以内になされたか否かに関わらず他の条件を満たしていれば省電力動作が実施されてもよい(すなわちステップS105が省略されてもよい)。またステップS100およびS105が省略され、ステップS110を満たした場合に省電力動作が実施されてもよい。
経路案内部は、目的地までの予定経路を案内することができればよい。すなわち携帯端末の利用者が、目的地までの予定経路を進行するように誘導することができればよい。携帯端末の表示部に予定経路を表示することによって案内が実施されてもよいし、携帯端末のスピーカから案内音声を出力することによって案内が実施されてもよい。また、経路案内部は、予定経路を離脱した場合には再探索後の予定経路を案内することができればよい。
省電力制御部は、既定期間内に再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させることができればよい。省電力動作は、ナビゲーションプログラムだけでなくナビゲーションプログラム以外のプログラム(OSや他のアプリケーションプログラム)が通常状態よりも電力消費量を抑えて動作することであってもよい。この場合の通常状態は、ナビゲーションプログラムまたは他のプログラムの機能が制限されずに使用される状態である(少なくとも一部の機能が使用されない状態が省電力状態である)。例えば携帯端末の表示部における表示をオフ(例えばLCDのバックライトをオフ)することや、画面の輝度を下げることが含まれてもよい。なお、例えば、携帯端末のOSが、バックグラウンドのアプリケーションプログラムの消費電力が低減するように処理する機能を有する場合、省電力制御部は、フォアグラウンドにあるナビゲーションプログラムをバックグラウンドに切り替えることによって、携帯端末を省電力動作させるようにしてもよい。
再探索の回数をカウントする既定期間の長さと、操作されたか否かをチェックする一定時間は、同じ長さであってもよいし、前者の方が長くても良いし、後者の方が長くても良い。また、既定期間は、携帯端末を携帯している利用者の移動状況に応じて可変に設定されてよい。例えば、携帯端末を携帯している利用者が高速道路を移動中の場合は、一般道路を移動中の場合と比較して既定期間の長さを大きくすることおよび既定回数を小さくすることの少なくともいずれかを行う構成であってもよい。高速道路走行中の場合は、予定経路からの離脱および再探索の発生頻度が一般道路走行中の場合と比較して少なくなる傾向にある。そのため高速道路走行中は、経路案内の利用を継続していないと判断するための条件を、再探索の発生頻度低下に合わせて変更してもよい(例えば一般道路では5分以内に5回再探索した場合に省電力動作させ、高速道路では1時間以内に1〜5回再探索した場合に省電力動作させる、等)。このようにすることで、利用者の移動状況(経路案内の利用を継続していないと仮定した場合に想定される再探索の発生頻度)に応じた条件で携帯端末を省電力動作させることができる。また、携帯端末を携帯している利用者の移動手段(徒歩、自転車、自動車、等)に応じて移動速度が設定され移動速度に応じて既定期間の長さや既定回数が設定されてもよい。自動車の場合の移動速度は道路種別や渋滞情報が加味されて設定されてよい。
さらに、本発明のように、既定期間内に目的地までの予定経路の再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させる手法は、方法やコンピュータに実行させるプログラムとしても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…携帯端末、20…制御部、21…携帯端末制御プログラム、21a…経路案内部、21a…経路案内部、21b…省電力制御部、30…記録媒体、30a…ナビゲーションプログラム、30a1…地図情報、40…タッチパネルディスプレイ、41…スピーカ、42…マイク、43…GNSS受信部、44…通信部、45…照度センサ
Claims (7)
- 目的地までの予定経路を案内し、前記予定経路を離脱した場合には前記予定経路を再探索する経路案内部と、
既定期間内に再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させる省電力制御部と、
を備える携帯端末。 - 前記省電力制御部は、前記経路案内部に対する操作が一定時間なされなかった場合に、携帯端末を省電力動作させる、
請求項1に記載の携帯端末。 - 前記省電力動作は、前記経路案内部が通常状態で動作する場合よりも電力消費量が少なくなるように携帯端末を動作させることである、
請求項1または請求項2に記載の携帯端末。 - 前記省電力制御部は、周囲の明るさが閾値より暗い場合に、携帯端末を省電力動作させる、
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の携帯端末。 - 前記省電力制御部は、前記目的地までの距離が増加中の場合には、前記既定回数を小さくする、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の携帯端末。 - 前記省電力制御部は、高速道路を移動中の場合は、一般道路を移動中の場合と比較して前記既定期間の長さを大きくすることおよび前記既定回数を小さくすることの少なくともいずれかを行う、
請求項1〜請求項5のいずれかに記載の携帯端末。 - コンピュータを、
目的地までの予定経路を案内し、前記予定経路を離脱した場合には前記予定経路を再探索する経路案内部、
既定期間内に再探索が既定回数行われた場合に、携帯端末を省電力動作させる省電力制御部、
として機能させる携帯端末制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019064061A JP2020165695A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 携帯端末、携帯端末制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019064061A JP2020165695A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 携帯端末、携帯端末制御プログラム |
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JP2020165695A true JP2020165695A (ja) | 2020-10-08 |
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Family Applications (1)
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