JP2020165007A - レッグウエア及びその製造方法 - Google Patents

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聖実 尾高
Kiyomi Odaka
聖実 尾高
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【課題】長時間着用しても、腹部の縫い目による縫い目痕ができず、また、ウエスト部の締付力による食い込み痕の発生が抑制される、パンティストッキング等のレッグウエア及びその製造方法を提供することを課題とする。【解決手段】ウエスト部12、腹部13、脚部4及びつま先部5から成り、腹部13の縫い目9が外側に表出し、つま先部5の縫い目6が内側に隠れていることを特徴とする。腹部13の縫い目9は針糸1列である。ウエスト部12にV字カット部10が設けられることがある。【選択図】図5

Description

本発明は、レッグウエアに関するものであり、より詳細には、着用時に腹部に縫い目痕ができず、また、ウエスト部の食い込みが抑制されて着脱しやすいパンティストッキング、タイツ等の、主に女性用のレッグウエア及びその製造方法に関するものである。
例えば、パンティストッキングはウエスト部構成部、腹部構成部、脚部及びつま先部から成り、全体的に伸縮性に富む組織に編み上げられている。一般にパンティストッキングは、先ず、筒状に編立てられた白生地と称される筒状体を一対、それぞれつま先部を縫合した後にウエスト構成部から腹部構成部にかけて切り込みを入れ、その切り口同士を縫合してパンティストッキング形状にして仕上げられる。
パンティストッキングはこのようにして作られるため、腹部に縦に縫い目ができ、その縫い目は、つま先部の縫い目と共に内側に隠される。従って、着用に際し、その縫い目が着用者の腹に強く当たり続けることになるので、腹に縦に縫い目痕が残る。また、腹部の上側に他の部分よりも締付力の強いウエスト部が設けられるが、このウエスト部が腰回り部に食い込むことにより、腰回り部に食い込み痕が残る。
これらの縫い目痕及び食い込み痕はすぐには消えず、気になるものである。これらの問題はパンティストッキングに限らず、タイツその他のレッグウエアに共通の問題である。
実開平1−22711号公報 実開平6−4006号公報
上述したように、パンティストッキング等を着用した場合、白生地同士の縫合により腹部に縦にできる縫い目によって縫い目痕ができ、また、ウエスト部の締付力によって食い込み痕ができることは不可避であり、着用者は、気にしつつも、それはやむを得ないことと捉えているのが現状である。
本発明はかかる背景の下になされたもので、長時間着用しても、腹部の縫い目による縫い目痕ができず、また、ウエスト部の締付力による食い込み痕の発生が抑制される、パンティストッキング等のレッグウエア及びその製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、ウエスト部、腹部、脚部及びつま先部から成り、前記腹部の縫い目が外側に表出し、前記つま先部の縫い目が内側に隠れていることを特徴とするレッグウエアである。
一実施形態においては、前記腹部の縫い目は針糸1列である。また、前記ウエスト部にV字形切込みが設けられることがある。
上記課題を解決するための請求項4に係る発明は、
ウエスト部構成部、腹部構成部、脚部及びつま先部から成る筒状の白生地を編立てる白生地編立て工程と、
前記つま先部の下端部を縫合するつま先部縫合工程と、
前記つま先部を縫合した白生地を裏返し、つま先部の縫い目が内側に隠れるようにする第1裏返し工程と、
前記ウエスト部構成部から前記腹部構成部にかけて縦に切り込みを入れ、連結縫合用の切り口を設ける切り込み工程と、
一対の前記白生地の前記切り口同士を縫合して一対の前記白生地を連結し、レッグウエア形状にする連結縫合工程と、
前記連結縫合した後に全体を裏返す第2裏返し工程と、
を含むことを特徴とするレッグウエアの製造方法である。
一実施形態においては、前記切り込み工程は、前記ウエスト部構成部の前記切り口の上部を斜めに切り落として斜めカット部を形成する処理を含む。また、一実施形態においては、前記連結縫合工程における切り口同士の縫合は、1列の針糸のみで行う。
本発明に係るレッグウエアは上記のとおりであって、連結縫合により生ずる縫い目が外側に位置するため、長時間着用しても、着用者の腹に縫い目による縫い目痕ができず、また、ウエスト部にV字形切込みを設けた場合は、ウエスト部の締付力が弱まるため、食い込み痕の発生が抑制され、且つ、ウエスト部が広がりやすくなるため、着脱が容易となる効果がある。
本発明に係るレッグウエアの製造方法の白生地編立て工程を示す図である。 本発明に係るレッグウエアの製造方法のつま先部縫合工程を示す図である。 本発明に係るレッグウエアの製造方法の切り込み工程を示す図である。 本発明に係るレッグウエアの製造方法の切り込み工程を示す図である。 本発明に係るレッグウエアの製造方法の連結縫合工程を示す図である。 本発明に係るレッグウエアの製造方法の仕上げ工程を示す図である。
本発明を実施するための形態について、添付図面に依拠して説明する。図1乃至図6は、本発明に係るレッグウエアの一実施形態として、パンティストッキングに適用した場合の図である。本発明に係るレッグウエア(パンティストッキング)は、ウエスト部12、腹部13、脚部4及びつま先部5から成り、ウエスト部12及び腹部13の縫い目9が外側に表出し、つま先部5の縫い目6が内側に隠れていることを特徴とする。
このパンティストッキングは、基本的には一般のものと同様に、ウエスト部構成部2、腹部構成部3、脚部4及びつま先部5から成る一対の白生地1を、ウエスト部構成部2から腹部構成部3にかけて切り込みを入れ、その切り口7同士を連結縫合して製造されるものである。但し、本発明に係るパンティストッキングの場合は、ウエスト部12及び腹部13の縫い目9が外側に表出するものであるため、以下に説明するように、切り口7同士の連結縫合工程等において、一般の方法と相違する。
本発明に係るパンティストッキングは、以下の工程を経て製造される。
(1)白生地編立て工程
先ず、従来と同様の方法にて、ウエスト部構成部2、腹部構成部3、脚部4及びつま先部5から成る筒状の白生地1を編立てる(図1)。
(2)つま先部縫合工程
次いで、やはり従来と同様の方法で、即ち、トゥークローザーを用いてつま先部5の下端部を縫合する(図2)。
(3)第1裏返し工程
つま先部5を縫合した後白生地1を裏返し、つま先部5の縫い目6が内側に隠れるようにする。
(4)切り込み工程
次いで、内股側のウエスト部構成部2から腹部構成部3にかけて縦に切り込みを入れ、連結縫合用の切り口7を設ける(図3,4)。
(5)連結縫合工程
この工程は、従来と同様の方法にて、一対の白生地1の切り口7同士を縫合し、一対の白生地1を連結してウエスト部12及び腹部13を完成させて、パンティストッキング形状にする工程である(.図5)。その際、必要に応じてマチを付け、股ぐりを縫い合わせる。
(6)第2裏返し工程
一般的な製造方法の場合は、上記連結縫合による縫い目9は内側にくるのでそのままにされるが、本発明に係る方法の場合は、連結縫合後に再度裏返して、縫い目9が外側に出るようにする。
(7)仕上げ工程
連結縫合した後、引っ張り等の仕上げ処理をする工程である(図6参照)。
このように本発明に係る方法の場合は、連結縫合後に裏返して縫い目8が外側に出るようにするので、どうしても縫い目9が目立つ。そこで、本発明に係る方法においては、この外側に出る縫い目9ができるだけ目立たなくなるような縫い方をする。
即ち、この連結縫合は、一般的には2本の針が並ぶオーバーロックミシンを用いて行われるが、本発明に係る方法においては、その2本の針のうちの外側1本を抜いて、内側の1本の針のみで縫合することとする。その場合の針糸は、内側のみの1列になるため縫い目幅が狭くなり、縫い目9はそれほど目立たないものとなる。もちろんその分縫合強度が落ちるが、パンティストッキングの場合は、伝線による交換頻度が高いことを考慮すれば、縫い目9のほつれに起因する交換は少ないと考えられるので、縫合強度の低下は大きな問題とはならない。
また更に、上糸と下糸の引っ張り合う強さを調節する糸調子を緩めることで縫い目9を緩くすることができ、それにより、縫い目9の目立ちを押さえることができる。
本発明に係る方法の一態様においては、上記切り込み工程において、切り口7の上端部を斜めに切り落として斜めカット部8を設ける(図3,4参照)。このようにして斜めカット部8を設けた場合は、連結縫合工程を経て、一方の白生地1のウエスト部構成部2と他方の白生地1のウエスト部構成部2の間、換言すれば、前後の縫い目9の上端部にV字形切込み10が生成されることになる(図5参照)。なお、この斜めカット部8は、他の部分と縫製されることなく、剥き出しのままとなるので、連結縫合に先立ち、あるいは、その後に、ほつれ防止のためのかがり縫い等を施す(図4参照)。
このようにしてV字形切込み10が形成されることにより、ウエスト部2における締付力が弱まり、強い締付力によってウエスト部12が着用者の腰回り部分に食い込むことが抑止され、また、ウエスト部2が広がりやすくなるため、着脱が容易となる。なお、このV字形切込み10は、連結縫合工程後、即ち、パンティストッキング形状に仕上げた後に、ウエスト部12に切り込みを入れて形成することもできる。
上記説明はパンティストッキングを例にしたものであるが、他のストッキング、タイツ等のレッグウエアについても、上記パンティストッキング1の場合と特に変わりはない。
本発明に係るレッグウエアは上記のとおりであって、連結縫合により生ずる縫い目が外側に位置するため、長時間着用しても、着用者の腹に縫い目による縫い目痕ができず、また、ウエスト部にV字形切込みを設けた場合は、ウエスト部の締付力が弱まるため、食い込み痕の発生が抑制され、且つ、ウエスト部を広げやすくなるために着脱が容易となる効果のあるものであり、産業上の利用可能性は大である。
1 白生地
2 ウエスト部構成部
3 腹部構成部
4 脚部
5 つま先部
6 縫い目
7 切り口
8 斜めカット部
9 縫い目
10 V字形切込み
12 ウエスト部
13 腹部

Claims (6)

  1. ウエスト部、腹部、脚部及びつま先部から成り、前記腹部の縫い目が外側に表出し、前記つま先部の縫い目が内側に隠れていることを特徴とするレッグウエア。
  2. 前記腹部の縫い目は針糸1列である、請求項1に記載のレッグウエア。
  3. 前記ウエスト部にV字形切込みを有する、請求項1又は2に記載のレッグウエア。
  4. ウエスト部構成部、腹部構成部、脚部及びつま先部から成る筒状の白生地を編立てる白生地編立て工程と、
    前記つま先部の下端部を縫合するつま先部縫合工程と、
    前記つま先部を縫合した白生地を裏返し、つま先部の縫い目が内側に隠れるようにする第1裏返し工程と、
    前記ウエスト部構成部から前記腹部構成部にかけて縦に切り込みを入れ、連結縫合用の切り口を設ける切り込み工程と、
    一対の前記白生地の前記切り口同士を縫合して一対の前記白生地を連結し、レッグウエア形状にする連結縫合工程と、
    前記連結縫合した後に全体を裏返す第2裏返し工程と、
    を含むことを特徴とするレッグウエアの製造方法。
  5. 前記切り込み工程は、前記ウエスト部構成部の前記切り口の上部を斜めに切り落として斜めカット部を形成する処理を含む、請求項4に記載のレッグウエアの製造方法。
  6. 前記連結縫合工程における切り口同士の縫合は、1列の針糸のみで行う、請求項4又は5に記載のレッグウエアの製造方法。
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