JP2020163578A - インフレーション成形装置 - Google Patents

インフレーション成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020163578A
JP2020163578A JP2019063519A JP2019063519A JP2020163578A JP 2020163578 A JP2020163578 A JP 2020163578A JP 2019063519 A JP2019063519 A JP 2019063519A JP 2019063519 A JP2019063519 A JP 2019063519A JP 2020163578 A JP2020163578 A JP 2020163578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
dimensional data
unit
dimensional
molding apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019063519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7256666B2 (ja
Inventor
一優 藤原
Kazumasa Fujiwara
一優 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2019063519A priority Critical patent/JP7256666B2/ja
Publication of JP2020163578A publication Critical patent/JP2020163578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7256666B2 publication Critical patent/JP7256666B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】より高品質なチューブかつフィルム状の樹脂を成形できるインフレーション成形装置を提供する。【解決手段】インフレーション成形装置は、チューブ状に樹脂を押し出すダイ10と、押し出された樹脂に所定のパターンを投影する投影部28と、パターンが投影された樹脂を撮像する撮像部29と、撮像された画像に基づいて、押し出された樹脂の三次元形状を示す三次元データを生成する三次元データ生成部30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、インフレーション成形装置に関する。
溶かした樹脂をダイからチューブ状に押し出し、その内側に空気を吹き込んで膨らませて薄いフィルム状に成形するインフレーション成形が知られている。従来では、リップ幅や冷却風の風量、風温を調節することにより、樹脂の厚みを目標範囲内に収める技術が提案されている。
特開2017−177348号公報
インフレーション成形では、押し出された樹脂の形状、特にフロストラインまでの樹脂の形状は、厚みや強度などの品質に影響する。例えば、樹脂が非回転対称なチューブ状の場合、その品質が低下しうる。そのため、押し出された樹脂の形状を、高い品質を実現できる理想的な形状に近づけるべく、樹脂の内側に吹き付ける空気の風量、リップ幅、冷却風の風量および風温などの調節要素を調節する必要がある。現状では、樹脂の形状を目視で確認して調節要素を調節しており、その調節方法ひいては樹脂の品質の向上について改善の余地がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、より高品質なチューブかつフィルム状の樹脂を成形できるインフレーション成形装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のインフレーション成形装置は、チューブ状に樹脂を押し出すダイと、押し出された樹脂に所定のパターンを投影する投影部と、パターンが投影された樹脂を撮像する撮像部と、撮像された画像に基づいて、押し出された樹脂の三次元形状を示す三次元データを生成する三次元データ生成部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、より高品質なチューブかつフィルム状の樹脂を成形できる。
実施の形態に係るインフレーション成形装置の概略構成を示す図である。 チューブ状の樹脂にパターンが投影された様子を示す図である。 図1のダイおよび厚み調節部の断面図である。 図1のダイおよび厚み調節部の上面図である。 図1のダイおよび厚み調節部の上面図である。 図1の制御装置の機能および構成を示すブロック図である。 図6の表示制御部によりディスプレイに表示される二次元画像の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図1は、実施の形態に係るインフレーション成形装置1の概略構成を示す。インフレーション成形装置1は、インフレーション成形によってチューブかつフィルム状の樹脂を成形する装置であり、ダイ10と、厚み調節部2と、一対の安定板4と、ピンチロール5と、厚み検出部6と、三次元形状検出部26と、厚み調節部2を制御する制御装置7と、を備える。
ダイ10は、押出機(不図示)より供給された溶けた樹脂を、リング状のスリット18(図3で後述)から押し出すことにより、チューブかつフィルム状に成形する。厚み調節部2は、ダイ10から押し出される樹脂の厚みを調節する。
一対の安定板4は、厚み調節部2の上方に配置され、チューブかつフィルム状に成形された樹脂を一対のピンチロール5の間に案内する。ピンチロール5は、安定板4の上方に配置され、案内された樹脂を引っ張り上げながら扁平に折りたたむ。折りたたまれた樹脂は、巻取機(不図示)によって巻き取られる。
厚み検出部6は、厚み調節部2と安定板4との間に配置される。厚み検出部6は、チューブ状の樹脂の周りを回りながら、周方向の各位置における樹脂の厚みを検出する。厚み検出部6による検出結果は制御装置7に送信される。
三次元形状検出部26は、厚み調節部2と安定板4との間に配置される。三次元形状検出部26は、パターン投影法によってチューブ状の樹脂の表面形状を計測する。パターン投影法は公知であるため、詳細な説明は控え、簡単に説明する。
三次元形状検出部26は、投影部28と、撮像部29と、三次元データ生成部30と、を含む。投影部28は、所定のパターンをチューブ状の樹脂に投影する。パターンは、図形を規則的に配列した模様であって、線状または帯状の図形を規則的に配列した縞模様、格子模様であってもよいし、市松模様であってもよいし、ドットをマトリクス状に配列した模様であってもよいし、その他の模様であってもよい。図2は、チューブ状の樹脂にパターンPTNが投影された様子を示す。ここでは、パターンPTNは縞模様である。
図3に戻り、撮像部29は、投影部28による投影方向とは異なる方向から、パターンが投影された樹脂を撮像する。撮像部29は、構成は特に限定されないが、例えば、CMOSセンサやCCDセンサなどで構成される撮像素子と、撮像素子に結像するための光学系と、を含みうる。
三次元形状検出部26は、チューブ状の樹脂の周りを回るように移動可能に構成され、例えば90度間隔で、投影部28および撮像部29がパターンの投影および撮影を実施する。変形例として、三次元形状検出部26は、投影部28および撮像部29のセットを複数含み、これらが周方向に所定の間隔で、例えば90度間隔で配置されてもよい。なお、チューブ状の樹脂の全周にわたってパターンの投影および撮影を実施できればよく、パターンの投影および撮影を実施する間隔は90度に限定されない。
三次元データ生成部30は、撮像部29が撮像した画像から、チューブ状の樹脂の三次元形状を示す三次元データを生成する。具体的には三次元データ生成部30は、撮像部29が撮像した画像から、パターンひいてはチューブ状の樹脂の表面の各点の三次元座標を、三角測量の原理を使用して生成する。三次元データ生成部30は、生成した三次元データを制御装置7に送信する。
好ましくは、撮像部29は、同一の視点位置および視線方向で複数の画像を例えば連続して撮像し、三次元データ生成部30は、それら複数の画像を平均した画像を、当該視点位置および視線方向で撮像された画像として三次元データを生成する。チューブ状の樹脂の内側には、内周部材12に形成されている不図示の吹出口から樹脂を膨らませるための空気が吹き付けられている。また、チューブ状の樹脂の外周側には、冷却装置3からの冷却風が吹き付けられている。これらにより、樹脂は少なからず揺れている。これに対し、上述のように平均した画像に基づいて三次元データを生成することで、揺れの影響を低減できる。
変形例として、三次元形状検出部26の代わりに、制御装置7が三次元データ生成部30を備えていてもよい。この場合、三次元形状検出部26は、撮像部29が撮像した画像を制御装置7に送信すればよい。
図3は、ダイ10および厚み調節部2の断面図である。図4、5は、ダイ10および厚み調節部2の上面図である。図4では、冷却装置3の内部を透視した状態を示している。図5では、冷却装置3の表示を省略している。
ダイ10は、ダイ本体11と、内周部材12と、外周部材14と、を含む。内周部材12は、ダイ本体11の上面に載置される略円柱状の部材である。外周部材14は、環状の部材であり、内周部材12を環囲する。内周部材12と外周部材14との間には、リング状に上下方向に延びるスリット18が形成される。このスリット18を溶けた樹脂が上側に向かって流れ、スリット18の吐出口(すなわち上端開口)18aから樹脂が押し出される。
ダイ本体11の外周には、複数のヒータ19が装着される。また、外周部材14の外周にもヒータ19が装着される。ダイ本体11および外周部材14は、ヒータ19によって所要の温度に加熱される。これにより、ダイ10の内部を流れる樹脂を適度な温度および状態に保つことができる。
厚み調節部2は、冷却装置3と、複数(ここでは32個)の調節ユニット16と、を含む。
冷却装置3は、ダイ10の上方に配置される。冷却装置3は、エアーリング8と、複数(図4では20個)のバルブ装置9と、を備える。エアーリング8は、内周部が下方に凹んだリング状の筐体である。エアーリング8の内周部には、上側に開口したリング状の吹出口8aが形成されている。吹出口8aは特に、中心軸Aを中心とするリング状のスリット18と同心となるよう形成される。
エアーリング8の外周部には、複数のホース口8bが周方向に等間隔で形成されている。複数のホース口8bのそれぞれにはホース(不図示)が接続され、このホースを介してブロワー(不図示)からエアーリング8内に冷却風が送り込まれる。エアーリング8内に送り込まれた冷却風は、吹出口8aから吹き出て樹脂に吹き付けられる。
複数のバルブ装置9は、吹出口8aとホース口8bとの間の通風路内に、周方向に例えば隙間なく配置される。複数のバルブ装置9のそれぞれの開度を調節することによって、吹出口8aから吹き出る冷却風の風量を調節できる。例えば、すべてのバルブ装置9の開度を同じにすることによって、吹出口8aから吹き出る冷却風の風量を周方向に均一にできる。また例えば、少なくとも1つのバルブ装置9の開度を他のバルブ装置9と異なる開度にすることによって、吹出口8aから吹き出る冷却風の風量を周方向に変化させることができる。樹脂の厚みに周方向でばらつきが生じている場合、例えば、厚みが薄い部分に対応する(例えば肉厚が薄い部分の下方に位置する)バルブ装置9の開度を大きくし、厚みが薄い部分の下方の樹脂に吹き付けられる風量を多くする。これにより、当該部分の厚みが厚くなり、厚みの周方向のばらつきが小さくなる。
複数の調節ユニット16は、外周部材14の上端側を囲むように周方向に例えば等間隔に配置される。調節ユニット16は特に、片持ち状に外周部材14に取り付けられる。複数の調節ユニット16の上方には冷却装置3が固定される。複数の調節ユニット16はそれぞれ、外周部材14に径方向内向きの押圧荷重または径方向外向きの引張荷重を付与できるよう構成される。外周部材14は、押圧荷重または引張荷重が付与されることによって弾性変形する。したがって、複数の調節ユニット16を調節することによって、リップ幅を周方向で部分的に調節でき、樹脂の厚みを周方向で部分的に制御できる。厚みに周方向でばらつきが生じている場合、例えば、厚みが薄い部分に対応する(例えば厚みが薄い部分の下方に位置する)調節ユニット16から外周部材14に引張荷重を付与させ、厚みが薄い部分の下方の吐出口18aの間隙を大きくする。これにより、厚みのばらつきが小さくなる。
調節ユニット16は、一例としては図3に示すように、制御装置7からの制御指令に基づいて駆動するアクチュエータ24と、回動軸32を支点として支持され、アクチュエータ24の回転力を受けるレバー34と、外周部材14により軸線方向に変位可能に支持され、レバー34の作用点に支持された作動ロッド36と、含む。そして、レバー34の回転力が作動ロッド36の軸線方向の力に変換され、その軸線方向の力が内周部材12または外周部材14に対する荷重となり、レバー34がレバー34の作用点において作動ロッド36に直接力を付与する。
図6は、制御装置7の機能および構成を模式的に示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
制御装置7は、種々の通信プロトコルにしたがって厚み検出部6および三次元形状検出部26との通信処理を実行する通信部40と、ユーザによる操作入力を受け付け、また各種画面を表示部に表示させるU/I部42と、通信部40およびU/I部42から取得されたデータをもとにして各種のデータ処理を実行するデータ処理部46と、データ処理部46により参照、更新されるデータを記憶する記憶部48と、を含む。
記憶部48は、三次元データ記憶部64と、参考三次元データ記憶部66と、を含む。三次元データ記憶部64は、三次元形状検出部26が生成した三次元データを記憶する。参考三次元データ記憶部66は、過去の成形における三次元データであって、最も理想に近いチューブかつフィルム状の樹脂を成形できたときの三次元データを記憶する。参考三次元データ記憶部66に記憶させる三次元データはユーザが決めればよい。なお、参考三次元データ記憶部66に記憶させる三次元データは、実際の成形で得られた三次元データではなく、シミュレーションにより得られた理想的な三次元データであってもよい。
データ処理部46は、取得部50と、二次元画像生成部52と、表示制御部54と、動作制御部56と、を含む。
取得部50は、厚み検出部6により検出された周方向の各位置での樹脂の厚みと、三次元形状検出部26により生成された三次元データとを取得する。取得部50は、取得した三次元データを三次元データ記憶部64に記憶させる。
二次元画像生成部52は、三次元データ記憶部64に記憶された三次元データから、チューブ状の樹脂の二次元画像を生成する。二次元画像生成部52は特に、三次元データが示すチューブ状の樹脂を、U/I部42を介してユーザが指定した視点位置からユーザが指定した視線方向に見た二次元画像を生成する。
表示制御部54は、厚み検出部6により検出された周方向の各位置での樹脂の厚みを所定のディスプレイに表示させる。また、表示制御部54は、二次元画像生成部52によって生成された二次元画像を所定のディスプレイに表示させる。
図7は、表示制御部54によりディスプレイに表示される二次元画像の一例を示す。図7に示すように、表示制御部54は、二次元画像に、樹脂の形状に関する定量的なデータを、例えば、ダイ10からの各高さ位置における径方向の寸法であって、中心軸Aに対して左右両側の寸法を、表示してもよい。
また、表示制御部54は、今回計測された三次元データに基づく二次元画像に重ねて、参考三次元データ記憶部66に記憶された参考とすべき三次元データに基づく二次元画像を重ねて表示(例えば破線で表示)してもよい。この場合、二次元画像生成部52は、今回の三次元データに対してユーザが指定した視点位置および視線方向により、参考三次元データ記憶部66に記憶された三次元データから二次元画像を生成すればよい。
ユーザは、ディスプレイに表示される樹脂の厚みと二次元画像とを参考にして、周方向の各位置における厚みが許容される厚みの範囲に収まり、かつ、チューブ状の樹脂の三次元形状が中心軸Aに対して回転対称となるように、好ましくは理想的な形状に近づけるように、各種調節要素の調節量を、例えば周方向の各位置のリップ幅すなわち各調節ユニット16が外周部材14に付与すべき荷重、および、各バルブ装置9の開度を決定する。
図6に戻り、動作制御部56は、ユーザの決定にしたがって各種調節要素の動作を制御する。例えば動作制御部56は、ユーザにより決定された荷重を外周部材14に付与するように調節ユニット16に制御指令を送信する。各調節ユニット16は、この制御指令にしたがって動作する。また例えば、動作制御部56は、ユーザにより決定された開度を示す制御指令をバルブ装置9に送信する。各バルブ装置9は、この制御指令にしたがって動作する。
以上のように構成されたインフレーション成形装置1の動作を説明する。以下の動作は、所定の周期で繰り返し実行される。
制御装置7は、厚み検出部6により検出された周方向の各位置での樹脂の厚みと、および、三次元形状検出部26により生成された三次元データとを取得する。制御装置7は、周方向の各位置での樹脂の厚みをディスプレイに表示する。また、制御装置7は、三次元データから、チューブ状の樹脂をユーザが指定した視点位置からユーザが指定した視線方向に見た二次元画像を生成し、それをディスプレイに表示する。ユーザは、ディスプレイに表示された樹脂の厚みおよび二次元画像を参考にして、周方向の各位置のリップ幅すなわち各調節ユニット16が外周部材14に付与すべき荷重、および/または、各バルブ装置9の開度を決定する。制御装置7は、ユーザの指示に応じて各調節ユニット16および各バルブ装置9を制御する。
以上説明した本実施の形態によれば、チューブ状の樹脂の三次元形状を示す三次元データが生成される。例えば三次元データから二次元画像を生成して表示すれば、より的確に調節要素を調節して樹脂の形状を理想的な形状に近づけ、品質をより高めることができる。また、二次元画像に樹脂の形状に関する定量的なデータを表示してもよく、この場合、さらに的確に調節要素を調節することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、同一の視点位置および視線方向で撮像された複数の画像を平均した画像を、当該視点位置および視線方向で撮像された画像として、三次元データが生成される。樹脂には、その内周側に、内周部材12に形成されている不図示の吹出口から樹脂を膨らませるための空気が吹き付けられている。また樹脂には、その外周側に、冷却装置3からの冷却風が吹き付けられている。これらにより、樹脂は少なからず揺れている。これに対し本実施の形態では、上述のように平均した画像に基づいて三次元データが生成されるため、揺れの影響を低減できる。
以上、実施の形態に係るインフレーション成形装置の構成と動作について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
冷却装置3は、冷却風の風量に代えて、または冷却風の風量に加えて、風温を調節できるよう構成されてもよい。例えば冷却装置3は、吹出口8aとホース口8bとの間の通風路内に、複数のバルブ装置9の代わりに、周方向に隙間なく配置される複数のヒータを備えてもよい。制御装置7は、複数のヒータの出力を制御してもよい。ヒータの出力が高くなると、当該ヒータを通過した冷却風の風温が高くなり、ヒータの出力が低くなると、当該ヒータを通過した冷却風の風温が低くなる。
(変形例2)
実施の形態では特に言及しなかったが、三次元データ生成部30は、撮像部29が連続して撮像する画像に基づいて、それぞれの撮像タイミングにおけるチューブ状の樹脂の三次元データを、すなわち時系列の三次元データを生成してもよい。そして二次元画像生成部52は、各三次元データに基づく各二次元画像を生成し、表示制御部54がこれを時系列にディスプレイに表示してもよい。ユーザは、時系列に表示される二次元画像を監視することにより、チューブ状の樹脂の形状変化を、例えばチューブ状の樹脂が全体として大きく揺れているのか小さく揺れているのかを把握でき、チューブ状の樹脂の形状の良否を判別できる。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
1 インフレーション成形装置、 2 厚み調節部、 7 制御装置、 10 ダイ、 26 三次元形状検出部、 28 投影部、 29 撮像部、 30 三次元データ生成部、 52 二次元画像生成部。

Claims (5)

  1. チューブ状に樹脂を押し出すダイと、
    押し出された樹脂に所定のパターンを投影する投影部と、
    パターンが投影された樹脂を撮像する撮像部と、
    撮像された画像に基づいて、押し出された樹脂の三次元形状を示す三次元データを生成する三次元データ生成部と、
    を備えることを特徴とするインフレーション成形装置。
  2. 三次元データから、入力された視点位置および視線方向に対応する二次元画像を生成する二次元画像生成部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のインフレーション成形装置。
  3. 前記投影部および前記撮像部は、チューブ状の樹脂の周りを移動可能に構成され、
    前記三次元データ生成部は、前記撮像部により撮像された複数の画像であって、それぞれが、チューブ状の樹脂の周りの別々の位置から撮像された複数の画像に基づいて三次元データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載のインフレーション成形装置。
  4. 前記投影部および前記撮像部のセットを複数備え、
    前記三次元データ生成部は、複数のセットの撮像部により撮影された複数の画像に基づいて三次元データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載のインフレーション成形装置。
  5. 同一の視点位置および視線方向で撮像された複数の画像を平均した画像を、当該視点位置および視線方向で撮像された画像として、三次元データを生成することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインフレーション成形装置。
JP2019063519A 2019-03-28 2019-03-28 インフレーション成形装置 Active JP7256666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019063519A JP7256666B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 インフレーション成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019063519A JP7256666B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 インフレーション成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020163578A true JP2020163578A (ja) 2020-10-08
JP7256666B2 JP7256666B2 (ja) 2023-04-12

Family

ID=72716573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019063519A Active JP7256666B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 インフレーション成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7256666B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158717A (ja) * 1984-08-15 1986-03-26 インペリアル・ケミカル・インダストリーズ・ピーエルシー 軸方向移動体の誘導動的不安定性の制御方法及び装置
JP2005195335A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Fuji Xerox Co Ltd 3次元画像撮影装置および方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6158717B2 (ja) 2014-01-08 2017-07-05 東芝テック株式会社 硬貨収受装置、決済処理装置および決済処理装置の制御プログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158717A (ja) * 1984-08-15 1986-03-26 インペリアル・ケミカル・インダストリーズ・ピーエルシー 軸方向移動体の誘導動的不安定性の制御方法及び装置
JP2005195335A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Fuji Xerox Co Ltd 3次元画像撮影装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7256666B2 (ja) 2023-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6746339B2 (ja) フィルム成形装置
US11220036B2 (en) Film forming apparatus
US20200016815A1 (en) Adjustable venturi ring
JP2020163578A (ja) インフレーション成形装置
JP7212570B2 (ja) フィルム成形装置
JP7389561B2 (ja) インフレーション成形装置
JP6948281B2 (ja) フィルム成形装置
JP6982518B2 (ja) フィルム成形装置
JP6704644B2 (ja) フィルム成形装置
TWI695777B (zh) 薄膜成形裝置
JPWO2012128178A1 (ja) 立体映像撮影用レンズシステム
JP6965194B2 (ja) フィルム成形装置
JP6919031B2 (ja) フィルム成形装置
JP6366527B2 (ja) フィルム成形装置のバルブ装置
JP7393281B2 (ja) インフレーション成形装置
TWI755398B (zh) 薄膜成形裝置
JP2021070275A (ja) フィルム成形装置
JP4669433B2 (ja) アクチュエータ取付位置調整用の支援装置
JP2004276505A (ja) ブローンフィルム製造装置
JP2002337222A (ja) チューブ外径制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7256666

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150