JP2020162785A - 履物の中敷 - Google Patents

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Michinori Yamana
道則 山名
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Abstract

【課題】ダブルラッセル編みによって形成された履物の中敷にさらなる機能を付与する。【解決手段】履物の中敷であって、シート状体11と、このシート状体11よりも硬質の粒状体12とを有する。粒状体12は、シート状体11に形成された穴部または凹部16に収容されて保持されている。【選択図】図1

Description

本発明は靴などの履物の内部に敷いて用いる、履物の中敷に関する。
履物の中敷として、特許文献1に記載された、ダブルラッセル編みによってメッシュ組織と地組織とを連結糸で連結したものが知られている。履物の中敷の他の例として、上部ハニカム編目層と下部ハニカム編目層と連結糸層とをダブルラッセル編みによって構成したものが、特許文献2に記載されている。
このようなダブルラッセル編みによって形成された履物の中敷は、通気性やクッション性に優れるため、中敷として良好な性能を発揮することができる。
実開平3−11804号公報 実用新案登録第3080929号公報
本発明は、ダブルラッセル編みによって形成された履物の中敷にさらなる機能を付与することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の履物の中敷は、シート状体と、このシート状体よりも硬質の粒状体とを有し、前記粒状体は、前記シート状体に形成された穴部または凹部に収容されて保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、上記の履物の中敷において、シート状体は、表地と、裏地と、これら表地の構成糸条と裏地の構成糸条とをつなぐ連結糸とを有して、多角形状のメッシュ状組織とされたダブルラッセル編地にて構成され、粒状体は、前記ダブルラッセル編地を構成する表地の構成糸条と裏地の構成糸条と連結糸とにより形成される多角柱状の空間に収容されて、前記表地の構成糸条と裏地の構成糸条と連結糸との少なくともいずれかによって保持されていることが好適である。
本発明の履物の中敷によると、表地は履物の内部に露出され、裏地は履物の内表面に接触され、前記裏地の構成糸条に滑り止め膜が形成されていることが好適である。
本発明の履物の中敷によると、シート状体は、上述のダブルラッセル編地に代えて、樹脂成型体にて構成されたものとすることもできる。
本発明によると、シート状体が履物の中敷の本体として機能するが、このシート状体に形成された孔部または凹部により硬質の粒状体を保持しているため、この硬質の粒状体によって、履物の着用者の足の裏へ適度な刺激を与えることができる。すなわちいわゆる足裏マッサージを行うことができる。
また本発明によると多角形状のメッシュ状組織とされたダブルラッセル編地にてシート状体を好適に構成することができ、このシート状体では、メッシュ状組織の多角形状に対応した多角柱状の空間に硬質の粒状体を良好に保持することができる。
本発明の実施の形態の履物の中敷の平面図である。 図1におけるシート状体の拡大立体図である。 図1の要部の拡大図である。 粒状体の収用状態を表す拡大立体図である。 図1の履物の中敷の要部の裏面図である。
図1に示す履物の中敷は、シート状体11と、このシート状体11よりも硬質の複数または単数の粒状体12とによって構成されている。シート状体11は、履物の中敷としての機能を有するものであるうえに、その表面から、穴部または凹部としての空間16を有し、この穴部または凹部(空間16)に粒状体12を収容して保持できるものであればよい。そのようなシート状体11としては、後述のダブルラッセル編地にて構成されたものや、樹脂成型体にて構成されたものなどを、好適に用いることができる。
まず、ダブルラッセル編地にて構成されたシート状体11について詳しく説明する。図2に示すように、ダブルラッセル編地により構成されたシート状体11は、表地13と、裏地14と、連結糸15とを有する。表地13は、メッシュ構造の編物布帛であることが必要である。裏地14は、図示のように表地と同様のメッシュ構造の編物布帛であることが好適である。あるいは、裏地14は、メッシュ構造であることに代えて、地組織すなわちメッシュ構造ではない一般的な目の詰まった編地にて構成することもできる。連結糸15は、表地13の構成糸条と、裏地14の構成糸条とをつなぐものである。
図示の表地13と裏地14とのメッシュ構造について説明する。このメッシュ構造は、多角形状のメッシュ構造であり、図示の例ではメッシュの形状が六角形である。このほかにも四角形のメッシュ構造も容易に実現することができ、その場合のメッシュの形状は、図示を省略するが菱形となる。
本発明において、表地13と裏地14とのメッシュ構造は、多角形の一辺が2〜60コースの編目により構成されたものである。一辺を構成する編目の個数をこの範囲とするのは、主としてメッシュの立体形状の安定性の観点による。
メッシュ組織にて構成された表地13の構成糸条と裏地14の構成糸条とは、連結糸15によって繋がれている。図示のように、連結糸15は、ダブルラッセル編地の厚み方向に配列され、表地13の構成糸条と裏地14の構成糸条との間に編み構造によって多数本の連結糸15が配置されている。この連結糸15は、履物の中敷の形態安定性の観点から、100デシテックス以上のモノフィラメント糸によって構成されていることが好ましい。
シート状体11は、上記のように構成されることで、ダブルラッセル編地を構成する表地13の構成糸条と裏地14の構成糸条と連結糸15とによって、両端が開口した六角柱状の空間16を面方向に複数有した構成となっている。そして、ダブルラッセル編地であるために、六角柱状の空間16における表地13および裏地14での六角形状の開口部17の内寸を、同空間における連結糸15が存在する中間部分18の内寸よりも小寸とすることができる。
粒状体12は、空間16に収容されて保持されている。すなわち、粒状体12は例えば図3および図4に示すような球体によって構成されており、その直径が開口部17の内寸よりも大きくかつ中間部分18の内寸以下に形成されている。このため、粒状体12は、空間16特にその中間部分18に収容することができるとともに、収容した後は、開口部17を構成する六角形状の表地13の構成糸条と裏地14の構成糸条とによって保持されることで、空間16から離脱することが防止される。
このとき、使用者が履物に足を入れる前の自然な状態のシート状体11において、図4に示すように、粒状体12の先端の部分が、空間16からシート状体11よりも外側の部分に向けてわずかに突出するように構成されていることが好適である。つまり、粒状体12の直径が、使用者が履物に足を入れる前の自然な状態のシート状体11の厚みよりも大きいことが好適である。これによって、粒状体12の先端の突出部により使用者の足裏を確実に刺激することができる。あるいは、粒状体12の直径がシート状体11の厚みと同じである場合や、粒状体12の直径がシート状体11の厚みよりも小さい場合であっても、使用者が履物に足を入れることでシート状体11が弾性的に圧縮されたときに、粒状体12の先端の部分がシート状体11よりも外側の部分に向けてわずかに突出するなどにより、使用者の足裏への刺激を実現することができれば、それで差し支えない。
なお、シート状体11すなわち表地13と裏地14と連結糸15とは、上述のように履物の中敷に適した弾性を有しており、このため粒状体12は、糸条にて形成された開口部17を弾性的に押し広げて中間部分18に入り込むことが可能である。また中間部分18に収容されている粒状体12をシート状体11の表面よりも外方に向けて押圧することで、粒状体12により同様に開口部17を弾性的に押し広げてこの粒状体12をシート状体11から外部へ取り出すこともできる。したがって、着用時等においては、粒状体12は空間16に良好に収容保持され、必要に応じて、開口部17を押し広げて、粒状体12をシート状物から取出すことができる。これにより、着用者が、その日の体調や気分によって、任意に、刺激したい箇所に粒状体12を収容して着用することができる。
シート状体11すなわちダブルラッセル編地を構成する糸条は、シート状体11が履物の中敷としての好適な弾性を有することができる適宜の材料にて構成することができる。そのような材料としては、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステルや、ポリアミドや、その他の熱可塑性樹脂を挙げることができる。
これに対し粒状体12は、シート状体11よりも硬質となるように、樹脂や金属などによって構成することができる。具体的な金属材料としては鉄を挙げることができ、前述のようなマッサージ効果を得るためには磁性体であることが好ましい。具体的な樹脂材料としては、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステルや、ポリアミドや、ポリプロピレンのようなポリオレフィンや、ポリアセタールなどを挙げることができる。そのほかにも、たとえばシリコンを用いることもできる。なお、粒状体12は、シート状体11よりも硬質であることで履物の着用者の足裏を刺激してマッサージ効果を発揮できれば足り、その具体的な硬度は、上記の条件の範囲内において任意である。
具体的な寸法について説明すると、履物の中敷の本体部としてのシート状体11は、厚み2〜7mm程度とすることができ、厚み3〜5mm程度がより好ましい。六角形の開口部17の穴径は、2〜8mm程度とすることができ、4〜8mm程度がより好ましい。球状の粒状体12の直径は、履物の着用者の足裏マッサージに適した適宜の寸法とすることができ、なかでも2〜8mm程度であることが好適であり、4〜8mm程度であることがより好適である。粒状体12の形状は、上記した球状のほかに、足裏のマッサージに適した回転楕円体やその他の適宜のものとすることができる。
図1は、履物の中敷の本体部としてのシート状体11に複数の粒状体12を保持させた例を示す。図示のようにシート状体11はダブルラッセル編地によって構成されているために多数の六角柱状の空間16を有し、そのうちの適当数の任意の空間16にそれぞれ粒状体12を収容させて保持させることができる。これによって履物の着用者の足裏における任意の箇所をマッサージすなわち押圧刺激することができる。
シート状体11は、履物に対し、表地13が履物の内部に露出され、かつ裏地14が履物の内表面に接触された状態で装着される。このとき、図5に示すように、裏地14の構成糸条に滑り止め膜19が形成されていることで、シート状体11を、履物の内部における定位置に保持して、そのずれを防止することができる。滑り止め膜19は、裏地14にたとえば発泡合成樹脂を塗布して被膜化することにより形成することができる。たとえば、発泡アクリル樹脂などを好適に用いることができる。
上記においては、シート状体11として、表地13と裏地14との両方がメッシュ構造の編物布帛である場合について詳しく説明したが、上述のように、裏地14を、メッシュ構造であることに代えて、地組織すなわちメッシュ構造ではない一般的な目の詰まった編地にて構成することもできる。この場合は、空間16は、表地13においてのみ開口し、裏地14においては塞がった構造となる。
また、上記においては、裏地14が開口した場合と閉塞した場合とを含めで、シート状体11がダブルラッセル編地にて構成されたものについて詳しく説明した。しかし、シート状体11は、それ以外の構造を有するものであっても差し支えない。たとえば、上述のようにシート状体11を樹脂成型体にて構成することもできる。その場合に好適に使用することができる樹脂としては、ウレタン、アクリル、シリコンなどを挙げることができる。
そしてシート状体11が樹脂成型体である場合には、粒状体12を収容して保持するための空間16は、成形体に形成された貫通孔やくぼみによって構成することができる。その場合において、空間16は、粒状体12を確実に収容して保持するために、たとえば縦断面形状が、中央部が両端部に比べて膨らんだ形状、たとえば樽形などに形成されていることが好ましい。この場合も、樹脂成型体は履物の中敷きに適した弾性を有するために、空間16への粒状体12の出し入れは、シート状体11における空間16を形成した部分の縁部を弾性変形により拡径させることで、行うことができる。

Claims (4)

  1. シート状体と、このシート状体よりも硬質の粒状体とを有し、前記粒状体は、前記シート状体に形成された穴部または凹部に収容されて保持されていることを特徴とする履物の中敷。
  2. シート状体は、表地と、裏地と、これら表地の構成糸条と裏地の構成糸条とをつなぐ連結糸とを有して、多角形状のメッシュ状組織とされたダブルラッセル編地にて構成され、
    粒状体は、前記ダブルラッセル編地を構成する表地の構成糸条と裏地の構成糸条と連結糸とにより形成される多角柱状の空間に収容されて、前記表地の構成糸条と裏地の構成糸条と連結糸との少なくともいずれかによって保持されていることを特徴とする請求項1記載の履物の中敷。
  3. 表地は履物の内部に露出され、裏地は履物の内表面に接触され、前記裏地の構成糸条に滑り止め膜が形成されていることを特徴とする請求項2記載の履物の中敷。
  4. シート状体は樹脂成型体にて構成されていることを特徴とする請求項1記載の履物の中敷。
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