JP2020161682A - 圧電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動を伝達する効率が優れている圧電素子を提供する。【解決手段】圧電素子10は、互いに対向する主面11a及び主面11bを有する素体11を備える。主面11a及び主面11bは、自然面である。主面11bは、振動体に固定され、振動体に振動を伝達する。主面11aでは、主面11bよりも平滑性が低い。【選択図】図2

Description

本開示は、圧電素子に関する。
特許文献1には、素体と、素体の一対の主面上に設けられている一対の外部電極と、を備える圧電素子が記載されている。この圧電素子は、磁気ヘッドのアクチュエータベースに固定され、圧電素子の振動をアクチュエータベースに伝達することにより、アクチュエータベースを駆動する。
特開2002−184140号公報
本開示は、振動を伝達する効率(以下、「振動伝達効率」と称する)が優れている圧電素子を提供することを目的とする。
本発明者らの調査研究の結果、自然面である主面を有する圧電素子を振動体に固定して使用する場合は、双方の主面の平滑性が異なる方が変形し易いことが判明した。
そこで、本開示の圧電素子は、互いに対向する第一主面及び第二主面を有する素体を備え、第一主面及び第二主面は、自然面であり、第二主面は、振動体に固定され、振動体に振動を伝達し、第一主面では、第二主面よりも平滑性が低い。
この圧電素子では、第一主面の平滑性は、第二主面の平滑性よりも低いので、第一主面側の変形は、第二主面側の変形よりも容易である。このように、変形し易い第一主面側を振動体に固定せず、変形し難い第二主面側を振動体に固定することにより、圧電素子を効率的に変形させることができる。よって、この圧電素子では、振動伝達効率が優れている。
この圧電素子は、第一主面に配置された第一外部電極と、第二主面に配置された第二外部電極と、を更に備えてもよい。
この圧電素子は、第一主面に配置された第一外部電極及び第二外部電極を更に備えてもよい。
本開示によれば、振動伝達効率が優れている圧電素子が提供される。
第一実施形態に係る圧電素子の断面図である。 図1の圧電素子の一部拡大図である。 図1の圧電素子を備える振動デバイスの断面図である。 第二実施形態に係る圧電素子の断面図である。 図4のV−V線に沿っての断面図である。 図4の圧電素子の分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る圧電素子の断面図である。図1に示されるように、第一実施形態に係る圧電素子10は、素体11と、複数の外部電極13,15とを備えている。本実施形態では、圧電素子10は、一対の外部電極13,15を有している。圧電素子10は、単板型で内部に電極層を備えてない。
素体11は、直方体形状を呈している。素体11は、互いに対向している一対の主面11a,11bを有している。直方体形状には、たとえば、角及び稜線が面取りされている直方体の形状、及び、角及び稜線が丸められている直方体の形状が含まれる。各主面11a,11bは、たとえば、矩形状を呈している。各主面11a,11bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、圧電素子10(素体11)は、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。長方形状には、たとえば、角が面取りされている形状、及び、角が丸められている形状が含まれる。
一対の主面11a,11bが対向している方向が第一方向D1である。第一方向D1は、各主面11a,11bに直交する方向でもある。主面11aには、外部電極13が配置されている。主面11bには、外部電極15が配置されている。各主面11a,11bの長辺の長さは、たとえば、20mmである。各主面11a,11bの短辺の長さは、たとえば、10mmである。素体11の第一方向D1での長さ(厚さ)は、たとえば、500μmである。
図2は、図1の圧電素子の一部拡大図である。図2(a)では、主面11a及び外部電極13の形状が模式的に示されている。図2(b)では、主面11b及び外部電極15の形状が模式的に示されている。図2(a)及び図2(b)は、実際の圧電素子10の断面写真から、主面11a,11b及び外部電極13,15の形状をトレースして作成したものである。
図2(a)及び図2(b)に示される主面11a,11bは自然面である。ここで、自然面とは、焼成により成長した結晶粒の表面により構成される面であり、結晶粒に起因して、山谷を有する形状を呈する。主面11aでは、主面11bよりも平滑性が低い。主面11aでは、主面11bよりも表面積が大きい。主面11bは、振動体2(図3参照)に固定され、振動体2に振動を伝達する振動伝達面である。
主面11aのうねりは、主面11bのうねりよりも大きい。ここで、うねりは、たとえば、主面11aの長辺方向の粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)である。主面11aは、主面11aの長辺方向に沿って山谷が形成された面である。主面11aには、主面11aの長辺方向に沿って山谷が交互に配置されている。主面11aは、主面11aの長辺方向の粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)が、主面11aの短辺方向の粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)よりも大きくなるように形成されている。つまり、主面11aは、山谷が異方性を有するように形成されている。これに対し、主面11bは、略平面であり、主面11bの長辺方向の粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)が、主面11bの短辺方向の粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)と同等となるように形成されている。主面11aの長辺方向の粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)は、たとえば50μm以上90μm以下であり、主面11aの短辺方向の粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)は、たとえば20μm以上50μm以下である。主面11bの長辺方向及び短辺方向の粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)は、たとえば10μm以上50μm以下である。
素体11は、圧電セラミック材料からなる。圧電セラミック材料としては、たとえば、チタン酸ジルコン酸塩を主成分とし、これにNb,Zn,Ni又はSr等の元素を添加した材料が用いられる。圧電セラミック材料としては、たとえば、PZT[Pb(Zr,Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr,Ti)O]、PZN[Pb(Zn,Nb)O]、又はチタン酸バリウム(BaTiO)が用いられる。素体11は、たとえば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。
外部電極13は、主面11aに沿って配置されている。このため、外部電極13は、主面11aに沿った山谷を有する形状を呈する。すなわち、外部電極13の表面13aには、主面11aの形状が反映されている。外部電極15は、主面11bに沿って配置されている。このため、外部電極15は、主面11bに沿った山谷を有する形状を呈する。すなわち、外部電極15の表面15aには、主面11bの形状が反映されている。よって、表面13aでは、表面15aよりも平滑性が低い。
外部電極13,15の厚さ(第一方向D1の長さ)は、たとえば0.5μm以上3.0μm以下である。外部電極13,15は、導電性材料からなる。導電性材料には、たとえば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。導電性材料には、たとえば、Au,Pt,Ni等が用いられてもよい。外部電極13,15は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。外部電極13,15は、たとえば焼き付け、スパッタリング、無電解めっき等で形成されてもよい。
図3は、図1の圧電素子を備える振動デバイスの断面図である。図3に示されるように、振動デバイス1は、圧電素子10と、振動体2とを備えている。振動体2は、たとえば、板状部材(振動板)である。振動体2は、圧電素子10が搭載される電子機器であってもよい。振動体2は、圧電素子10が配置される主面2aを有している。
圧電素子10は、振動体2の主面2aに配置されている。圧電素子10は、たとえば接合部材(不図示)により主面2aに接合されている。主面11bは、外部電極15及び接合部材を介して、主面2aと対向している。外部電極15の全体が主面2aに接合されている。接合部材としては、たとえば、エポキシ樹脂又はアクリル系樹脂からなる樹脂層が用いられる。接合部材は、たとえば、複数の導電性粒子(不図示)を含み、接合部材を介して外部電極15に電圧が印加される構成であってもよい。
[第二実施形態]
図4は、第二実施形態に係る圧電素子の断面図である。図5は、図4のV−V線に沿っての断面図である。図6は、図4の圧電素子の分解斜視図である。図4〜図6に示されるように、第二実施形態に係る圧電素子10Aは、素体11と、一対の外部電極13A,15Aと、を有している。圧電素子10Aは、いわゆる積層型圧電素子である点で、圧電素子10(図1参照)と主に相違している。一対の外部電極13A,15Aは、配置及び形状の点で、一対の外部電極13,15(図1参照)と主に相違している。
素体11は、一対の主面11a,11bに加えて、互いに対向している一対の側面11c、及び互いに対向している一対の側面11eを有している。一対の側面11cが対向している方向が、第二方向D2である。第二方向D2は、各側面11cに直交する方向でもある。一対の側面11eが対向している方向が、第三方向D3である。第三方向D3は、各側面11eに直交する方向でもある。本実施形態では、主面11a,11bの長辺方向は、第三方向D3と一致する。主面11a,11bの短辺方向は、第二方向D2と一致する。
一対の側面11cは、一対の主面11a,11bを連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面11cは、第三方向D3にも延在している。一対の側面11eは、一対の主面11a,11bを連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面11eは、第二方向D2にも延在している。拡大図の図示を省略するが、圧電素子10Aにおいても、圧電素子10と同様に、主面11a,11bは自然面であり、主面11aでは、主面11bよりも平滑性が低い。主面11bは、たとえば接合部材によって振動体2(図3参照)に固定され、振動体2に振動を伝達する振動伝達面である。本実施形態では、接合部材は、導電性粒子を含まず、電気絶縁性を有している。
素体11は、複数の圧電体層17a,17b,17c,17d,17eが第一方向D1に積層されて構成されている。素体11は、積層されている複数の圧電体層17a,17b,17c,17d,17eを有している。本実施形態では、素体11は、五つの圧電体層17a,17b,17c,17d,17eを有している。素体11では、複数の圧電体層17a,17b,17c,17d,17eが積層されている方向が第一方向D1と一致する。圧電体層17aは、主面11aを有している。圧電体層17eは、主面11bを有している。圧電体層17b,17c,17dは、圧電体層17aと圧電体層17eとの間に位置している。
各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eは、たとえば、上述の圧電セラミック材料からなる。各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eは、たとえば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の素体11では、各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eは、各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eの間の境界が認識できない程度に一体化されている。
各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eの第一方向D1での長さ(厚さ)は、たとえば、40μmである。圧電体層17aは、後述する電極層21が主面11a側から圧電体層17aを通して視認できる程度の透明度を有している。他の圧電体層17b,17c,17d,17eも圧電体層17aと同様の透明度を有している。
圧電素子10Aは、素体11内に配置された複数の電極層21,22,23,24を備えている。本実施形態では、圧電素子10Aは、四つの電極層21,22,23,24を備えている。各電極層21,22,23,24は、内部電極である。各電極層21,22,23,24は、導電性材料からなる。導電性材料には、たとえば、Ag、Pd、Pt、Cu、又はAg−Pd合金が用いられる。各電極層21,22,23,24は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
各電極層21,22,23,24は、第一方向D1において異なる位置(層)に配置されている。主面11aと電極層21とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。電極層21と電極層22とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。電極層22と電極層23とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。電極層23と電極層24とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。電極層24と主面11bとは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。
電極層21は、圧電体層17aと圧電体層17bとの間に位置している。電極層22は、圧電体層17bと圧電体層17cとの間に位置している。電極層23は、圧電体層17cと圧電体層17dとの間に位置している。電極層24は、圧電体層17dと圧電体層17eとの間に位置している。各電極層21,22,23,24は、素体11の表面には露出していない。すなわち、各電極層21,22,23,24は、側面11c及び側面11eから離間して設けられており、側面11c及び側面11eには露出していない。各電極層21,22,23,24は、第一方向D1から見て、主面11a,11bの全ての縁(四辺)から離間している。
各電極層21,22,23,24は、第一方向D1から見て、矩形状を呈している。各電極層21,22,23,24は、第一方向D1から見て(平面視で)、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、各電極層21,22,23,24の長辺方向は、第三方向D3と一致している。各電極層21,22,23,24の短辺方向は、第二方向D2と一致している。第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24の外縁は、互いに同形状を呈し、互いに一致している。
外部電極13A,15Aは、主面11aに配置されている。外部電極13Aと外部電極15Aとは、第三方向D3に並んでいる。外部電極13Aと外部電極15Aとは、第三方向D3で隣り合っている。外部電極13A,15Aは、第一方向D1から見て、主面11aの全ての縁(四辺)から離間している。外部電極13A,15Aは、第一方向D1から見て、矩形状を呈している。矩形状は、たとえば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。
外部電極13A,15Aは、第一方向D1から見て、互いに同形状を呈している。第一方向D1から見て、外部電極13A,15Aの短辺方向は、第二方向D2と一致し、外部電極13A,15Aの長辺方向は、第三方向D3と一致している。外部電極13A,15Aの第二方向D2の長さは、たとえば3mmである。外部電極13A,15Aの第三方向D3の長さは、たとえば3.6mmである。外部電極13A,15Aが第三方向D3において互いに離間する距離は、たとえば3.4mmである。
外部電極13A,15Aは、上述のような形状を有する主面11a上に形成されているので、主面11aの形状に沿った形状を呈する。つまり、外部電極13A,15Aの外表面には、主面11aの山谷が反映されている。本実施形態でも、外部電極13A,15Aの厚さ(第一方向D1の長さ)は、たとえば0.5μm以上3.0μm以下である。また、外部電極13A,15Aは、外部電極13,15と同様の導電性材料からなる。
外部電極13A,15Aには、たとえば、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)等の配線部材(不図示)が電気的に接続される。配線部材は、たとえば、複数の導電性粒子を含む樹脂層(不図示)によって表面13a,15aに接合される。導電性粒子は、たとえば、金属粒子、金めっき粒子である。樹脂層は、たとえば熱硬化性エラストマーを含んでいる。樹脂層は、たとえば、異方性導電ペースト又は異方性導電性膜が硬化することにより形成される。表面13a,15aの平滑性が低いので、表面13a,15aの平滑性が高い場合よりも、外部電極13A,15Aと配線部材との接合強度が向上する。
外部電極13Aは、ビア導体31を通して接続導体25と電気的に接続されている。接続導体25は、電極層21と同じ層に位置している。接続導体25は、電極層21の内側に位置している。電極層21には、第一方向D1から見て、外部電極13Aに対応する位置に、開口が形成されている。接続導体25は、電極層21に形成されている開口内に位置している。第一方向D1から見て、接続導体25の全縁が、電極層21で囲まれている。
接続導体25は、圧電体層17aと圧電体層17bとの間に位置している。電極層21と接続導体25とは、互いに離間している。接続導体25は、第一方向D1で、外部電極13Aと対向している。ビア導体31は、外部電極13Aと接続されていると共に、接続導体25と接続されている。接続導体25は、ビア導体32を通して電極層22と電気的に接続されている。接続導体25は、第一方向D1で、電極層22と対向している。ビア導体32は、接続導体25と接続されていると共に、電極層22と接続されている。
電極層22は、ビア導体32を通して接続導体26と電気的に接続されている。接続導体26は、電極層23と同じ層に位置している。接続導体26は、電極層23の内側に位置している。電極層23には、第一方向D1から見て、外部電極13A(接続導体25)に対応する位置に、開口が形成されている。接続導体26は、電極層23に形成されている開口内に位置している。第一方向D1から見て、接続導体26の全縁が、電極層23で囲まれている。
接続導体26は、圧電体層17cと圧電体層17dとの間に位置している。電極層23と接続導体26とは、互いに離間している。接続導体26は、第一方向D1で、電極層22と対向している。ビア導体33は、電極層22と接続されていると共に、接続導体26と接続されている。接続導体26は、ビア導体34を通して電極層24と電気的に接続されている。接続導体26は、第一方向D1で、電極層24と対向している。ビア導体34は、接続導体26と接続されていると共に、電極層24と接続されている。
外部電極15Aは、ビア導体35を通して電極層21と電気的に接続されている。電極層21は、第一方向D1で、外部電極15Aと対向している。ビア導体35は、外部電極15Aと接続されていると共に、電極層21と接続されている。
電極層21は、ビア導体36を通して接続導体27と電気的に接続されている。接続導体27は、電極層22と同じ層に位置している。接続導体27は、電極層22の内側に位置している。電極層22には、第一方向D1から見て、外部電極15Aに対応する位置に、開口が形成されている。接続導体27は、電極層22に形成されている開口内に位置している。第一方向D1から見て、接続導体27の全縁が、電極層22で囲まれている。
接続導体27は、圧電体層17bと圧電体層17cとの間に位置している。電極層22と接続導体27とは、互いに離間している。接続導体27は、第一方向D1で、電極層21と対向している。ビア導体36は、電極層21と接続されていると共に、接続導体27と接続されている。接続導体27は、ビア導体37を通して電極層23と電気的に接続されている。接続導体27は、第一方向D1で、電極層23と対向している。ビア導体37は、接続導体27と接続されていると共に、電極層23と接続されている。
電極層23は、ビア導体38を通して接続導体28と電気的に接続されている。接続導体28は、電極層24と同じ層に位置している。接続導体28は、電極層24の内側に位置している。電極層24には、第一方向D1から見て、外部電極15Aに対応する位置に、開口が形成されている。接続導体28は、電極層24に形成されている開口内に位置している。第一方向D1から見て、接続導体28の全縁が、電極層24で囲まれている。
接続導体28は、圧電体層17dと圧電体層17eとの間に位置している。電極層24と接続導体28とは、互いに離間している。接続導体28は、第一方向D1で、電極層23と対向している。ビア導体38は、電極層23と接続されていると共に、接続導体28と接続されている。
外部電極13Aは、ビア導体31、接続導体25、ビア導体32、電極層22、ビア導体33、接続導体26、ビア導体34、及び電極層24と電気的に接続されている。外部電極15Aは、ビア導体35、電極層21、ビア導体36、接続導体27、ビア導体37、電極層23、ビア導体38、及び接続導体28と電気的に接続されている。
接続導体25,26,27,28及びビア導体31,32,33,34,35,36,37,38は、導電性材料からなる。導電性材料には、たとえば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。接続導体25,26,27,28及びビア導体31,32,33,34,35,36,37,38は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。接続導体25,26,27,28は、第一方向D1から見て、矩形状を呈している。ビア導体31,32,33,34,35,36,37,38は、対応する圧電体層17a,17b,17c,17dを形成するためのセラミックグリーンシートに形成された貫通孔に充填された導電性ペーストが焼結することにより形成される。
素体11の主面11bには、電極層21,23と電気的に接続されている導体と、電極層22,24と電気的に接続されている導体とは配置されていない。本実施形態では、主面11bを第一方向D1から見たとき、主面11bの全体が露出している。素体11の各側面11c,11eにも、電極層21,23と電気的に接続されている導体と、電極層22,24と電気的に接続されている導体とは配置されていない。本実施形態では、各側面11cを第二方向D2から見たとき、各側面11cの全体が露出している。各側面11eを第三方向D3から見たとき、各側面11eの全体が露出している。
圧電体層17bにおける電極層21と電極層22とで挟まれた領域と、圧電体層17cにおける電極層22と電極層23とで挟まれた領域と、圧電体層17dにおける電極層23と電極層24とで挟まれた領域とは、圧電的に活性な活性領域を構成する。第一方向D1から見て、素体11は、外部電極13Aと外部電極15Aとの間に位置している領域に、活性領域を含んでいる。第一方向D1から見て、素体11は、外部電極13Aと外部電極15Aとが位置している領域の外側にも、活性領域を含んでいる。
以上説明したように、圧電素子10,10Aでは、主面11aの平滑性は、主面11bの平滑性よりも低いので、主面11a側の変形は、主面11b側の変形よりも容易である。このように、変形し易い主面11a側を振動体2に固定せず、変形し難い主面11b側を振動体2に固定することにより、圧電素子10,10Aを効率的に変形させることができる。よって、この圧電素子10,10Aでは、振動伝達効率が優れている。
圧電素子10では、外部電極13は主面11aに設けられ、表面13aには、主面11aの形状が反映されている。外部電極15は主面11bに設けられ、表面15aには、主面11bの形状が反映されている。よって、表面13aでは、表面15aよりも平滑性が低いので、外部電極13と配線部材との接合強度が向上する。
圧電素子10Aでは、外部電極13A,15Aは主面11aに設けられ、表面13a,15aには、主面11aの形状が反映されている。よって、表面13a,15aでは、外部電極13A,15Aが主面11bに設けられた場合に比べて平滑性が低いので、外部電極13A,15Aと配線部材との接合強度が向上する。
本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
10,10A…圧電素子、11…素体、11a…主面(第一主面)、11b…主面(第二主面)、13,13A…外部電極(第一外部電極)、15,15A…外部電極(第二外部電極)。

Claims (3)

  1. 互いに対向する第一主面及び第二主面を有する素体を備え、
    前記第一主面及び前記第二主面は、自然面であり、
    前記第二主面は、振動体に固定され、前記振動体に振動を伝達し、
    前記第一主面では、前記第二主面よりも平滑性が低い、圧電素子。
  2. 前記第一主面に配置された第一外部電極と、
    前記第二主面に配置された第二外部電極と、を更に備える、請求項1に記載の圧電素子。
  3. 前記第一主面に配置された第一外部電極及び第二外部電極を更に備える、請求項1に記載の圧電素子。
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