JP2020161041A - 仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラム - Google Patents

仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】製品セグメント別の収支をより迅速に確認できる仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラムを提供することを課題とする。【解決手段】本実施形態では、(1)製造された製品、製品の製品セグメントおよび製造日付ならびに製造において使用された物品、物品の仕入金額および物品の仕入を行った仕入部門に関するデータを紐付けて記憶している記憶領域を参照して、(2)仕入部門から製品セグメントへの当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを作成する。【選択図】図5

Description

本発明は、仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラムに関する。
適切な経営判断を行うためには、セグメント単位の製品戦略を立案する必要がある。セグメント単位の製品戦略を立案するためには、セグメント別に予実分析をする必要がある。
特許文献1には、社内の異なる事業セグメント間取引情報に関する社内仕入売上振替明細データを含む4つのデータから、勘定科目および取引先情報を共通化し、各項目を統一した仕訳明細データを作成することが記載されている。
特開2012−88932号公報
しかしながら、実際の材料の調達については、共通品が多数あることから、セグメント単位ではなく、購買部門を経て集中的に購買を行っていることが多い。そのため、製品セグメント単位での売上原価および粗利等が、会計システム側で早期に確認することができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、製品セグメント別の収支をより迅速に確認できるようにする仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る仕訳作成装置は、制御部を備える仕訳作成装置であって、前記制御部は、製造された製品、前記製品の製品セグメントおよび製造日付ならびに製造において使用された物品、前記物品の仕入金額および前記物品の仕入を行った仕入部門に関するデータを紐付けて記憶している記憶領域を参照して、仕入部門から製品セグメントへの当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを作成する作成手段を備えること、を特徴とするものである。
また、本発明に係る前記仕訳作成装置において、前記制御部は、会計処理を実行する会計処理装置に前記振替仕訳データを送信する送信実行手段を更に備えること、を特徴とするものである。
また、本発明に係る前記仕訳作成装置において、前記振替仕訳データは、振替元の仕入部門を特定する情報と、振替先の製品セグメントを特定する情報と、振替金額とを含むこと、を特徴とするものである。
また、本発明に係る前記仕訳作成装置において、前記物品は、材料および仕掛品の少なくとも一方であること、を特徴とするものである。
また、本発明に係る仕訳作成方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される仕訳作成方法であって、前記制御部で実行される、製造された製品、前記製品の製品セグメントおよび製造日付ならびに製造において使用された物品、前記物品の仕入金額および前記物品の仕入を行った仕入部門に関するデータを紐付けて記憶している記憶領域を参照する参照ステップと、仕入部門から製品セグメントへの当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを作成する作成ステップと、を含むこと、を特徴とするものである。
また、本発明に係る仕訳作成プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための仕訳作成プログラムであって、前記制御部に実行させるための、製造された製品、前記製品の製品セグメントおよび製造日付ならびに製造において使用された物品、前記物品の仕入金額および前記物品の仕入を行った仕入部門に関するデータを紐付けて記憶している記憶領域を参照する参照ステップと、仕入部門から製品セグメントへの当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを作成する作成ステップと、を含むこと、を特徴とするものである。
本発明は、製品セグメント別の収支をより迅速に確認できるという効果を奏する。
図1は、実施形態のシステム構成の一例を示すブロック図である。 図2は、製品の売上原価の算出例について説明するための図である。 図3は、日時処理の一例を示す図である。 図4は、月時処理の一例を示す図である。 図5は、仕分作成装置の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、発注ヘッダデータおよび仕入ヘッダデータのデータ構造の一例を示す図である。 図7は、製造実績ヘッダデータ、製造実績受入明細データおよび製造実績払出明細データのデータ構造の一例を示す図である。 図8は、製造実績ヘッダデータの具体例を示す図である。 図9は、製造実績受入明細データの具体例を示す図である。 図10は、製造実績払出明細データの具体例を示す図である。 図11は、振替仕訳データが作成される場合の一例を示す図である。 図12は、振替仕訳データが作成される場合の購買部門および製品セグメントA部門の売上原価の一例を説明するための図である。 図13は、図12に対応する購買部門のP/Lの一例を示す図である。 図14は、図12に対応する製品セグメントA部門のP/Lの一例を示す図である。
以下に、本発明に係る仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.システム構成]
図1は、実施形態のシステム構成の一例を示すブロック図である。実施形態の情報処理システム1は、販売システム10および会計システム20を備える。
販売システム10は、販売業務に係る情報処理を行うシステムである。販売システム10は、仕訳作成装置100を備える。なお、販売システム10は、複数の仕訳作成装置100を備えていてもよい。
会計システム20は、会計業務に係る情報処理を行うシステムである。会計システム20は、会計処理装置200を備える。なお、会計システム20は、複数の会計処理装置200を備えていてもよい。
仕訳作成装置100および会計処理装置200は、ネットワーク300を介して接続されている。ネットワーク300は、有線ネットワークでも無線ネットワークでもよく、また、有線ネットワークと無線ネットワークとを組み合わせて実現されていてもよい。
実施形態の情報処理システム1は、販売システム10と会計システム20とを連携させることによって、製品セグメント単位での収支(例えば売上原価および粗利等)を早期に確認できるようにする。
はじめに、製品の売上原価の算出例について説明する。
図2は、製品の売上原価の算出例について説明するための図である。例えば製造業では、最終的な製品を製造するまでに、材料の発注、および、当該材料を使用した仕掛品の製造が行われる。仕掛品は、まだ販売できる状態にはなっていない棚卸資産である。
月次の材料の(払出金額)は、(前月金額)+(当月仕入)−(当月残)によって計算され、月次の仕掛品の(当月発生)として計上される。同様に、月次の仕掛品の(払出金額)は、(前月金額)+(当月仕入)−(当月残)によって計算され、月次の製品の(当月発生)として計上される。同様に、月次の製品の(払出金額)は、(前月金額)+(当月仕入)−(当月残)によって計算される。例えば製造業では、この月次の製品の(払出金額)が、製品の売上原価となる。
しかしながら、製品セグメント単位で部門が分かれている場合、材料を発注する購買部門(仕入部門)により購入された材料が、どの製品セグメントで消費されたのかをすぐに把握できない。そこで、実施形態の仕訳作成装置100は、当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを会計処理装置200に送信する。
次に、実施形態の情報処理システム1の運用フローについて説明する。
図3は、日時処理の一例を示す図である。日時処理では、販売システム10で、材料の発注業務、および、製造業務に係る情報処理が行われる。材料の発注業務では、購買部門により、材料の発注入力および仕入入力等が行われる。製造業務では、特定の製品セグメントの製品を製造する部門により、製造指示入力および製造実績入力等が行われる。購買部門により購買された材料は、特定の製品セグメントで消費される。
図4は、月時処理の一例を示す図である。月次処理では、販売システム10の仕訳作成装置100が、当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを、会計システム20の会計処理装置200に送信する。これにより月次処理で、振替仕訳データを自動で会計仕訳(会計システム20)へ連携させることができる。なお、振替仕訳データの詳細については後述する。
[2.仕訳作成装置の構成]
本実施形態に係る仕訳作成装置の構成の一例について、図5等を参照して説明する。図5は、仕訳作成装置の構成の一例を示すブロック図である。
仕訳作成装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、仕訳作成装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
仕訳作成装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。仕訳作成装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、仕訳作成装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、仕訳作成装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、製造された製品、製品の製品セグメントおよび製造日付ならびに製造において使用された物品、物品の仕入金額および物品の仕入を行った仕入部門に関するデータを紐付けて記憶する。具体的には、記憶部106には、発注ヘッダデータ106a、仕入ヘッダデータ106b、製造実績ヘッダデータ106c、製造実績受入明細データ106dおよび製造実績払出明細データ106eなどが格納されている。
図6は、発注ヘッダデータ106aおよび仕入ヘッダデータ106bのデータ構造の一例を示す図である。
発注ヘッダデータ106aは、発注番号、部門コードおよび仕入先コードを含む。発注番号は、発注を特定する番号である。部門コードは、発注をした部門を識別する情報である。仕入先コードは、発注された材料などの物品の仕入先を識別する情報である。
仕入ヘッダデータ106bは、仕入番号、部門コードおよび仕入先コードを含む。仕入番号は、仕入れを特定する番号である。部門コードは、仕入れをした部門を識別する情報である。仕入先コードは、材料などの物品の仕入先を識別する情報である。
図7は、製造実績ヘッダデータ106c、製造実績受入明細データ106dおよび製造実績払出明細データ106eのデータ構造の一例を示す図である。造実績受入明細データ106dおよび製造実績払出明細データ106eは、製造実績番号により関連付けられている。図8は、製造実績ヘッダデータの具体例を示す図である。図9は、製造実績受入明細データの具体例を示す図である。図10は、製造実績払出明細データの具体例を示す図である。
製造実績ヘッダデータ106cは、製造実績番号、製造日、製造先コード、製造先名、部門コードおよび部門名を含む。製造実績番号は、製品の製造実績を特定する番号である。製造日は、製品が製造された日である。製造先コードは、製造先を識別する情報である。製造先名は、製造先の名称である。部門コードは、製品を製造した部門を識別する情報である。部門名は、製品を製造した部門の名称である。データ401は、振替先の部門の特定に使用される。
製造実績受入明細データ106dは、製造実績番号、製造実績行番号、商品コードおよび製造数を含む。製造実績番号は、製造実績ヘッダデータ106cの製造実績番号に対応する。製造実績行番号は、同一の製造実績番号で管理されるデータが記憶されている行を特定する番号である。商品コードは、製造された商品(製品)を識別する情報である。製造実績数は、製造された商品の数である。
製造実績払出明細データ106eは、製造実績払出番号、製造実績払出行番号、製造実績番号、製造実績行番号、払出商品コード、部門コード、部門名、払出数、単価および金額を含む。製造実績払出番号は、製造実績の払出しを特定する番号である。製造実績払出行番号は、同一の製造実績払出番号で管理されるデータが記憶されている行を特定する番号である。製造実績番号は、製造実績受入明細データ106dの製造実績番号に対応する。製造実績行番号は、製造実績受入明細データ106dの製造実績行番号に対応する。払出商品コードは、払出し対象の商品を識別する情報である。部門コードは、商品の払出しを行った部門を識別する識別情報である。部門名は、商品の払出しを行った部門の名称である。払出数は、払出し対象の商品の数である。単価は、払出し対象の商品の単価である。金額は、払出数×単価により算出された金額である。データ402は、振替元の部門の特定に使用される。データ403は、振替仕訳データに含める振替金額の算出に使用される。
図5に戻り、制御部102は、仕訳作成装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、取得部102aと、本発明の作成手段に相当する作成部102bと、本発明の送信実行手段に相当する送信実行部102cと、を備えている。
取得部102aは、記憶部106からデータを取得する。具体的には、取得部102aは、例えば製造実績ヘッダ106cからデータ401を取得する。データ401は、振替先の部門の特定に使用される。また例えば、取得部102aは、製造実績払出明細データ106eからデータ402および403を取得する。データ402は、振替元の部門の特定に使用される。データ403は、振替仕訳データに含める振替金額の算出に使用される。
作成部102bは、購買部門(仕入部門)から製品セグメントへの当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを作成する。
上述の図8〜図10の例では、製品セグメントAでは、払出商品aを使用して商品Xが製造されている。払出商品aの金額は、¥5,000であるので、商品Xの原価は、¥5,000である。また、製品セグメントBでは、払出商品bおよびcを使用して商品Yが製造され、払出商品dおよびeを使用して商品Zが製造されている。払出商品bの金額は、¥25,000であり、払出商品cの金額は、¥18,000であるので、商品Yの原価は、¥43,000である。また、払出商品dの金額は、¥12,500であり、払出商品eの金額は、¥60,000であるので、商品Zの原価は、¥72,500である。作成部102bは、例えば上述のデータ401〜403を使用して、下記の振替仕訳データを作成する。
仕入(製品セグメントA部門)/仕入(購買部門) ¥5,000
仕入(製品セグメントB部門)/仕入(購買部門) ¥115,500
送信実行部102cは、通信インターフェース部104を介して、上記の振替仕訳データを会計処理装置200(会計システム20)に送信する。振替仕訳データは、上述の月次処理で会計システム20側に送信される。販売システム10側は、製造実績のある仕掛品に原価計上されるが、会計への仕訳送信としては、当月仕入の振替を行うことによって、売上原価を変動させないようにする。
[3.振替仕訳データを使用した会計処理の例]
図11は、振替仕訳データが作成される場合の一例を示す図である。図11の例は、製品セグメントA部門で製造される製品AP6A2A004742の場合を示す。製品AP6A2A004742の製造には、仕掛品AP6A2A004100が使用される。また、仕掛品AP6A2A004100の製造には、原材料APT3435GYおよびAPT3435AHが使用される。原材料APT3435GYおよびAPT3435AHは、製品セグメントA部門ではなく、購買部門によって購入されている。図11の例の場合、作成部102bは、下記の振替仕訳データを作成する。
仕入(製品セグメントA部門)/仕入(購買部門) ¥6,800
図12は、振替仕訳データが作成される場合の購買部門および製品セグメントA部門の売上原価の一例を説明するための図である。図12の例は、図11で説明した振替仕訳データを作成する場合を示す。
会計処理装置200は、仕訳作成装置100から振替仕訳データを受信すると、購買部門の材料の(当月仕入)=¥12,000のうち、¥6,800を、製品セグメントA部門による材料の消費として、製品セグメントA部門に振替える。そして、会計処理装置200は、購買部門および製品セグメントA部門の損益計算書(P/L)を作成する。
図13は、図12に対応する購買部門のP/Lの一例を示す図である。図13の例では、会計システム20側で振替仕訳データが参照されることにより、購買部門の原材料仕入高が¥6,800減算され、¥5,200で算出される。
図14は、図12に対応する製品セグメントA部門のP/Lの一例を示す図である。図14の例では、会計システム20側で振替仕訳データが参照されることにより、製品セグメントA部門の原材料仕入高が¥6,800加算され、¥26,800で算出される。
このように、実施形態の仕訳作成装置100によって振替仕訳データを作成することによって、製品セグメント単位での売上原価および粗利等を、会計システム200側で早期に確認することができる。これにより、毎月発生する各製品セグメント部門単位への売上原価の振替処理にかかる業務負荷低減、および、月次決算業務の早期化を実現することができるので、経営判断をより迅速に行うことができるようになる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、仕訳作成装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、仕訳作成装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて仕訳作成装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、仕訳作成装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、仕訳作成装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、仕訳作成装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、購買部門が集中購入を行っている製造業などにおいて特に有用である。
1 情報処理システム
10 販売システム
20 会計システム
100 仕訳作成装置
102 制御部
102a 取得部
102b 作成部
102c 送信実行部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 発注ヘッダデータ
106b 仕入ヘッダデータ
106c 製造実績ヘッダデータ
106d 製造実績受入明細データ
106e 製造実績払出明細データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 会計処理装置
300 ネットワーク

Claims (6)

  1. 制御部を備える仕訳作成装置であって、
    前記制御部は、
    製造された製品、前記製品の製品セグメントおよび製造日付ならびに製造において使用された物品、前記物品の仕入金額および前記物品の仕入を行った仕入部門に関するデータを紐付けて記憶している記憶領域を参照して、仕入部門から製品セグメントへの当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを作成する作成手段
    を備えること、
    を特徴とする仕訳作成装置。
  2. 前記制御部は、会計処理を実行する会計処理装置に前記振替仕訳データを送信する送信実行手段を更に備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の仕訳作成装置。
  3. 前記振替仕訳データは、振替元の仕入部門を特定する情報と、振替先の製品セグメントを特定する情報と、振替金額とを含むこと、
    を特徴とする請求項1または2に記載の仕訳作成装置。
  4. 前記物品は、材料および仕掛品の少なくとも一方であること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の仕訳作成装置。
  5. 制御部を備える情報処理装置で実行される仕訳作成方法であって、
    前記制御部で実行される、
    製造された製品、前記製品の製品セグメントおよび製造日付ならびに製造において使用された物品、前記物品の仕入金額および前記物品の仕入を行った仕入部門に関するデータを紐付けて記憶している記憶領域を参照する参照ステップと、
    仕入部門から製品セグメントへの当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを作成する作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする仕訳作成方法。
  6. 制御部を備える情報処理装置に実行させるための仕訳作成プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    製造された製品、前記製品の製品セグメントおよび製造日付ならびに製造において使用された物品、前記物品の仕入金額および前記物品の仕入を行った仕入部門に関するデータを紐付けて記憶している記憶領域を参照する参照ステップと、
    仕入部門から製品セグメントへの当月仕入の振替仕訳に関する振替仕訳データを作成する作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする仕訳作成プログラム。
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JP2002063327A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Ibm Japan Ltd 支出管理システム、支出管理方法及び記憶媒体
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