JP2020159110A - 車両用遠隔制御装置 - Google Patents

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進太郎 立脇
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経一郎 蛸井
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Abstract

【課題】スマートキーシステムを備える車両において、リレーアタックによる盗難被害を抑制できる車両用遠隔制御装置を提供できること。【解決手段】本開示の一局面は、車載器と、遠隔操作機と、を備える車両用遠隔制御装置である。車載器は、スマートキーシステムを備える車両に搭載される。遠隔操作機は、車載器と無線通信する。車載器は、条件判定部と、動作制御部と、を備える。条件判定部は、遠隔操作機との無線通信の結果に基づいて所定の許可条件が成立したか否かを判定する。動作制御部は、条件判定部にて許可条件が成立していないと判定された場合に、所定動作を許可できないようにスマートキーシステムを制御する。条件判定部は、遠隔操作機と車載器との離間距離が予め定められた判定基準値以下である場合に、許可条件が成立したと判定する。【選択図】 図2

Description

本開示は、車両用遠隔制御装置に関する。
車両に搭載されるスマートキーシステム(登録商標)が知られている(特許文献1)。
スマートキーシステムは、車両に搭載された車両動作制御装置による所定動作を許可または禁止するために備えられる。所定動作としては、例えば、車両でのドア解錠動作、車両起動動作(エンジン始動動作)などが挙げられる。
例えば、図9に示すように、車載認証部106および携帯機116を備えるスマートキーシステム105がある。車載認証部106および携帯機116は、無線通信による双方向通信を可能に構成されている。スマートキーシステム105は、車載認証部106と携帯機116との離間距離が所定の許可範囲内である場合には、車両動作制御装置(図示省略)による所定動作を許可し、車載認証部106と携帯機116との離間距離が許可範囲を超えた場合には、車両動作制御装置による所定動作を禁止する。
車両にスマートキーシステムを搭載することで、車両の使用者にとっては、鍵穴への鍵の抜き差し動作を省略しつつ所定動作(車両でのドア解錠動作、車両起動動作など)が可能となるため、車両使用時の利便性が向上する。
特許第6289537号公報
しかし、スマートキーシステムを備える車両においては、無線通信を中継する中継機器を用いたリレーアタックという手法を用いた盗難被害が発生する可能性がある。
リレーアタックとは、例えば、図10に示すように、携帯機116が家屋42の内部に置かれた状況下でも、無線通信を中継する2個の中継機器44を用いて、車載認証部106と携帯機116との無線通信を可能な状態を作り出し、車両40のドア解錠動作、車両起動動作などを可能にすることで車両を盗む盗難手法である。このようにして中継機器44を用いることで、車載認証部106と携帯機116との離間距離が許可範囲を超えた場合でも、車両40のドア解錠動作、車両起動動作などが可能となり、車両を盗むことができる。
そこで、本開示は、スマートキーシステムを備える車両において、リレーアタックによる盗難被害を抑制できる車両用遠隔制御装置を提供できることが望ましい。
本開示の一局面は、車載器と、遠隔操作機と、を備える車両用遠隔制御装置である。車載器は、スマートキーシステムを備える車両に搭載される。遠隔操作機は、車載器と無線通信するように構成されている。
スマートキーシステムは、車載認証部と、携帯機と、を備える。車載認証部は、車両動作制御装置との間で双方向通信を行い、車両動作制御装置による所定動作を許可または禁止するように構成されている。車両動作制御装置は、車両でのドア解錠動作および/または車両起動動作を含む所定動作を行うように構成されている。携帯機は、車載認証部との間で無線通信経路を含んだ双方向通信を行うことで所定動作を許可するように構成されている。
車載器は、車載認証部と無線通信可能に構成されている。遠隔操作機は、携帯機と無線通信可能に構成されている。車載器および遠隔操作機は、車載認証部と携帯機との間の無線通信経路の少なくとも一部を構成可能に構成されている。このような車載器および遠隔操作機を備えることで、車両用遠隔制御装置は、車両から離れた場所にいる使用者(運転者など)による車両の遠隔始動(遠隔エンジン始動)が可能となる。
さらに、車載器は、条件判定部と、動作制御部と、を備える。
条件判定部は、遠隔操作機との無線通信の結果に基づいて所定の許可条件が成立したか否かを判定するように構成されている。動作制御部は、条件判定部にて許可条件が成立したと判定された場合に、所定動作を許可可能となるようにスマートキーシステムを制御するように構成されている。また、動作制御部は、条件判定部にて許可条件が成立していないと判定された場合に、所定動作を許可できないようにスマートキーシステムを制御するように構成されている。
条件判定部は、遠隔操作機と車載器との離間距離が予め定められた判定基準値以下である場合に、許可条件が成立したと判定するように構成されている。
この車両用遠隔制御装置は、許可条件が成立しない場合には、車両動作制御装置による所定動作を許可できないように、動作制御部がスマートキーシステムを制御することで、スマートキーシステムを用いた合法な手法であっても、車両動作制御装置による所定動作の実行を禁止する。このため、この車両用遠隔制御装置は、スマートキーシステムを用いた合法な手法のみならず、リレーアタックによる所定動作(車両でのドア解錠動作および/または車両起動動作)の実行を禁止できるため、盗難被害の発生を抑制できる。
次に、上述の車両用遠隔制御装置においては、動作制御部は、車載認証部と携帯機との間の双方向通信を禁止すること、または、車載認証部と車両動作制御装置との双方向通信を禁止することで、所定動作を許可できないようにスマートキーシステムを制御してもよい。
車載認証部と携帯機との間の双方向通信を禁止する手法としては、車載認証部とアンテナ(携帯機の無線通信を行うアンテナ)とを繋ぐ信号経路に設けられたスイッチを閉状態から開状態に制御する手法や、車載認証部の周囲に妨害電波を出力する手法、などが挙げられる。
車載認証部と車両動作制御装置との双方向通信を禁止する手法としては、車載認証部と車両動作制御装置とを繋ぐ通信経路に設けられたスイッチを閉状態から開状態に制御する手法や、車載認証部と車両動作制御装置とを繋ぐ多重通信経路において車載認証部と車両動作制御装置との信号送受信を禁止する手法、などが挙げられる。
よって、この車両用遠隔制御装置によれば、このような動作制御部を備えることで、所定動作を許可できないようにスマートキーシステムを制御することができる。
次に、上述の車両用遠隔制御装置においては、条件判定部は、離間距離が判定基準値以下であり、かつ、遠隔操作機が移動している場合に、許可条件が成立したと判定してもよい。
このように、離間距離が判定基準値以下であるか否かの条件(第1条件)に加えて、遠隔操作機が移動しているか否かの条件(第2条件)を設けることで、遠隔操作機を携帯している車両使用者が車両に向けて移動中であるか否かを判定できる。この場合、遠隔操作機が同一位置に置かれたままでは、許可条件が成立しないため、例えば、自宅に遠隔操作機が置かれたままの場合には、離間距離が判定基準値以下であっても、所定動作を許可できないようにスマートキーシステムを制御できる。
次に、上述の車両用遠隔制御装置においては、遠隔操作機は、無線通信に用いる電力を発電する発電部を備えてもよい。これにより、遠隔操作機のバッテリが消費されて、バッテリからの電力供給が不可能となった場合でも、遠隔操作機は、発電部での発電電力によって無線通信が可能となる。
車両に搭載された車両用遠隔制御装置およびスマートキーシステムの概略構成を示した説明図である。 車両用遠隔制御装置およびスマートキーシステムの概略構成を示すブロック図である。 車載器における無線送受信部の構成を模式的に示すとともに、車両用遠隔制御装置およびスマートキーシステムの概略構成を示すブロック図である。 車載器の判定制御部が実行する判定制御処理の処理内容を表したフローチャートである。 判定制御部の実行時における、車載器,リモコンおよびスイッチの各状態を表したシーケンス図である。 遠隔始動制御の実行時における、車両用遠隔制御装置およびスマートキーシステムの各部の動作状態を表したシーケンス図である。 他の実施形態における車両用遠隔制御装置およびスマートキーシステムの概略構成を示した説明図である。 発電部を備える遠隔操作機の概略構成を表したブロック図である。 スマートキーシステムの概略構成を表した説明図である。 リレーアタックの仕組みを説明する説明図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
尚、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1および図2に示すように、第1実施形態の車両用遠隔制御装置1は、車載器30と、遠隔操作機34(以下、リモートコントローラ34、あるいはリモコン34ともいう。)と、を備える。車載器30は、車両40に搭載され、遠隔操作機34は、車両40の使用者(図示省略)による携帯が可能に構成されている。車両用遠隔制御装置1は、車両40に適用された遠隔制御装置である。
車両40には、さらに、車両制御装置2、プッシュスタートボタン12、ブレーキセンサ13、エンジン14が備えられている。
車両制御装置2は、車両動作制御部4と、照合制御部6と、を備える。車両動作制御部4は、電源制御部8と、エンジン制御部10と、を備える。車両動作制御部4および照合制御部6は、通信ケーブル53を介して各種信号を送受信可能に接続されている。
プッシュスタートボタン12は、エンジン14を始動する際に、使用者が操作する操作用ボタンである。ブレーキセンサ13は、使用者によるブレーキペダルの踏み込みを検出するために備えられている。
[1−2.スマートキーシステム]
まず、車両40に適用されているスマートキーシステム5について説明する。
スマートキーシステム5は、照合制御部6と、携帯機16と、を備える。スマートキーシステム5は、車両動作制御部4による所定動作を許可または禁止するためのシステムである。本実施形態では、車両動作制御部4による所定動作には、車両40でのドア解錠動作および/または車両起動動作(エンジン始動動作)が少なくとも含まれている。
照合制御部6は、無線送受信部18、トランスポンダ部20、記憶部22を備えている。記憶部22は、予め設定された参照コードを記憶した記憶部である。携帯機16は、無線送受信部24、トランスポンダ部26、記憶部28、電源部29を備えている。記憶部28は、予め設定された暗証コードを記憶した記憶部である。電源部29は、携帯機16の各部に電力供給する。電源部29は、例えば、乾電池やボタン型電池などで構成される。照合制御部6は、イモビライザ機能を有している。照合制御部6は、車両40の使用者によって所持される携帯機16との間で無線通信による双方向通信が可能に構成されている。
スマートキーシステム5では、照合制御部6の無線送受信部18からリクエスト信号Sreが送信され、携帯機16の無線送受信部24がこのリクエスト信号Sreを受信すると、携帯機16は、暗証コード信号Scdを照合制御部6に対して無線送信する。暗証コード信号Scdは、記憶部28に予め設定された固有の暗証コードを含む信号である。
照合制御部6は、無線送受信部18に暗証コード信号Scdが入力されると、記憶部22に予め設定された参照コードと暗証コード信号Scdに含まれる暗証コードとの照合を行う。そして、照合制御部6は、参照コードと暗証コードとが一致した場合には、車両動作制御部4にエンジン始動許可信号Sa1を出力する。
つまり、スマートキーシステム5は、照合制御部6と携帯機16との離間距離(以下、第1離間距離L1ともいう)が所定の許可範囲Aa内(例えば、5m以内)であるか否かに基づいて、車両動作制御部4による所定動作を許可するか、禁止するかを判定する。つまり、スマートキーシステム5は、第1離間距離L1が許可範囲Aa内である場合には、車両動作制御部4による所定動作を許可し、第1離間距離L1が許可範囲を超えた場合には、車両動作制御部4による所定動作を禁止する。
車両動作制御部4は、プッシュスタートボタン12からエンジン始動信号SSW2が入力されると、エンジン始動許可信号Sa1およびブレーキ信号Sbrを受信しているか否かに基づいて、車両起動動作(エンジン始動動作)を実行するか否かを判定する。具体的には、車両動作制御部4は、エンジン始動信号SSW2が入力されると、エンジン始動許可信号Sa1およびブレーキ信号Sbrを受信しているか否かを判定し、エンジン始動許可信号Sa1およびブレーキ信号Sbrをいずれも受信している場合には車両起動動作(エンジン始動動作)を実行する。また、車両動作制御部4は、エンジン始動信号SSW2が入力されると、エンジン始動許可信号Sa1およびブレーキ信号Sbrを受信しているか否かを判定し、エンジン始動許可信号Sa1およびブレーキ信号Sbrのうち少なくとも一方を受信していない場合には車両起動動作を実行しない。
プッシュスタートボタン12は、使用者により押下されると、エンジン始動信号SSW2を車両動作制御部4に対して出力するように構成されている。つまり、エンジン始動信号SSW2は、使用者によりプッシュスタートボタン12が押下されると、プッシュスタートボタン12から車両動作制御部4に出力される。
ブレーキセンサ13は、使用者によるブレーキペダルの踏み込みを検出すると、ブレーキ信号Sbrを車両動作制御部4に対して出力するように構成されている。つまり、ブレーキ信号Sbrは、使用者によりブレーキペダル(図示省略)が踏み込まれると、ブレーキセンサ13から車両動作制御部4に出力される。
車両動作制御部4は、車両起動動作を実行することで、電源制御部8が必要とする各種装置の電源を投入すると共に、エンジン制御部10が図示しないスタータモータを駆動してエンジン14を始動する。エンジン14が始動されると、エンジン制御部10は、エンジン14への燃料噴射量や点火時期等を制御する。
つまり、スマートキーシステム5により許可されている状況下(換言すれば、第1離間距離L1が許可範囲Aa内である状況下)で、ブレーキペダルが踏み込まれるとともにプッシュスタートボタン12が押下されると、車両動作制御部4は、車両起動動作を実行する。車両動作制御部4による車両起動動作の実行によって、エンジン制御部10は、図示しないスタータモータを駆動してエンジン14を始動する。
なお、携帯機16は、電源部29による電力供給が不可能となった場合には、トランスポンダ部26による電力供給が可能となるように構成されている。例えば、電源部29が電力供給不可能な状態になった場合には、照合制御部6のトランスポンダ部20からトランスポンダ駆動信号が送信され、携帯機16のトランスポンダ部26がこのトランスポンダ駆動信号を受信すると、トランスポンダ部26は、その電波によって誘導された起電力を発生する。携帯機16は、この起電力を用いて暗証コード信号Scdの送信動作が可能に構成されている。
つまり、携帯機16は、電源部29による電力供給が不可能となっても、トランスポンダ部26による電力供給により、暗証コードを含む暗証コード信号Scdを送信することができる。照合制御部6は、携帯機16から暗証コード信号Scdが入力されると、記憶部22に予め設定された参照コードと暗証コード信号Scdに含まれる暗証コードとの照合を行う。そして、照合制御部6は、参照コードと暗証コードとが一致した場合には、車両動作制御部4に、エンジン始動許可信号Sa1を出力する。
[1−3.車両遠隔制御装置]
次に、車両用遠隔制御装置1について説明する。上述のように、車両用遠隔制御装置1は、車載器30と、遠隔操作機34と、を備える。
車載器30は、無線送受信部32と、トランスポンダ部35と、判定制御部39と、を備えている。車載器30の無線送受信部32は、照合制御部6の無線送受信部18との間で無線通信可能であると共に、リモコン34の無線送受信部36との間でも無線通信可能に構成されている。また、車載器30は、車両動作制御部4と有線の信号送受信ケーブル52を介して接続されており、車両動作制御部4との間で各種信号の送受信が可能に構成されている。車載器30は、車両動作制御部4に対して、ダミー信号としてのエンジン始動信号SSW2と、ダミー信号としてのブレーキペダルが踏み込まれている際のブレーキ信号Sbrと、を出力できるように構成されている。
リモコン34は、無線送受信部36と、スタートボタン37と、トランスポンダ部38と、電源部49と、を備える。
[1−3−1.盗難抑制制御]
車両用遠隔制御装置1は、車両動作制御部4による所定動作を許可または禁止するようにスマートキーシステム5を制御することで、車両40の盗難を抑制する盗難抑制制御を実行可能に構成されている。
車載器30は、CPU、ROM及びRAM等を備えるマイクロコンピュータを用いて構成されている。車載器30の判定制御部39は、判定制御処理を実行する。
車載器30は、照合制御部6の無線送受信部18を、少なくとも受信許可状態、受信禁止状態を含む複数の状態に切替制御可能に構成されている。受信許可状態は、無線送受信部18が携帯機16からの無線信号を受信可能な状態である。受信禁止状態は、無線送受信部18が携帯機16からの無線信号を受信不可能な状態である。
図3に示すように、無線送受信部18は、無線本体部18aと、アンテナ部18bと、スイッチ部18cと、を備える。車載器30は、スイッチ部18cを閉状態(ON状態)に制御することで、無線送受信部18を受信許可状態に制御する。車載器30は、スイッチ部18cを開状態(OFF状態)に制御することで無線送受信部18を受信禁止状態に制御する。
判定制御部39が実行する判定制御処理について、図4のフローチャートおよび図5のシーケンス図を用いて説明する。
車載器30の判定制御部39は、判定制御処理を開始すると、まず、S110で、リモコン34に対して検知信号Sdeを送信する処理を実行する。次のS120では、判定制御部39は、リモコン34からの返信信号Srpを受信したか否かを判定し、肯定判定するとS130に移行し、否定判定するとS140に移行する。
S130に移行すると、判定制御部39は、所定の許可条件が成立したか否かを判定し、肯定判定するとS150に移行し、否定判定するとS140に移行する。S130では、車載器30とリモコン34との離間距離(以下、第2離間距離L2ともいう)が予め定められた動作許可判定値Lth(例えば、Lth=100m)以下である場合(L2≦Lth)には、許可条件成立と判定し、第2離間距離L2が動作許可判定値Lthよりも大きい場合(L2>Lth)には、許可条件不成立と判定する。このとき、判定制御部39は、無線通信におけるキャリアセンスの際に伝搬距離を計算することで、第2離間距離L2を計算する。
S140に移行すると、判定制御部39は、S140の処理開始時点を起点として、予め定められた第1待機時間Tw1(例えば、Tw1=1.0sec)が経過したか否かを判定し、肯定判定すると再びS110に移行し、否定判定すると同ステップを繰り返し実行することで待機する。
S150に移行すると、判定制御部39は、スイッチ部18cを閉状態(ON状態)に設定する処理を実行する。
次のS160では、判定制御部39は、車両40が稼働しているか(換言すれば、エンジン14が稼働中であるか)否かを判定し、肯定判定するとS190に移行し、否定判定するとS170に移行する。S170に移行すると、判定制御部39は、S170の処理開始時点を起点として、予め定められた第2待機時間Tw2(例えば、Tw2=10sec)が経過したか否かを判定し、肯定判定するとS180に移行し、否定判定するとS160に移行する。
S180に移行すると、判定制御部39は、スイッチ部18cを開状態(OFF状態)に設定する処理を実行する。S180の処理が完了すると、再びS110に移行する。
S190に移行すると、判定制御部39は、車両40が停止しているか(換言すれば、エンジン14が停止しているか)否かを判定し、肯定判定するとS200に移行し、否定判定すると同ステップを繰り返し実行することで待機する。
S200に移行すると、判定制御部39は、S110と同様に、リモコン34に対して検知信号Sdeを送信する処理を実行する。
次のS210では、判定制御部39は、S130と同様に、所定の許可条件が成立したか否かを判定する。このとき、判定制御部39は、肯定判定するとS220に移行し、否定判定するとS230に移行する。
S220に移行すると、判定制御部39は、S220の処理開始時点を起点として、予め定められた第3待機時間Tw3(例えば、Tw3=60sec)が経過したか否かを判定し、肯定判定するとS200に移行し、否定判定すると同ステップを繰り返し実行することで待機する。
S230に移行すると、判定制御部39は、スイッチ部18cを開状態(OFF状態)に設定する処理を実行する。S230の処理が完了すると、判定制御部39は、再びS110に戻り、上述した一連の処理を繰り返し実行する。
このようにして、車載器30は、判定制御部39にて判定制御処理を実行することで、所定の許可条件が成立したか否かの判定結果に基づいて、照合制御部6の無線送受信部18を受信許可状態または受信禁止状態に切替制御するように構成されている。
無線送受信部18が受信許可状態である場合には、スマートキーシステム5は、照合制御部6と携帯機16との離間距離(第1離間距離L1)が許可範囲Aaの内になることで、車両動作制御部4による所定動作を許可することが可能である。無線送受信部18が受信禁止状態である場合には、スマートキーシステム5は、第1離間距離L1が許可範囲Aa内であっても、車両動作制御部4による所定動作を許可することが不可能である。
[1−3−2.遠隔始動制御]
車両用遠隔制御装置1は、スマートキーシステム5の許可範囲を超えた遠距離エリアからの指令に基づいて、車両40のエンジン14を始動する遠隔始動制御を実行可能に構成されている。
図1および図2に戻り、リモコン34は、使用者によりスタートボタン37が押下されると、無線送受信部36から車載器30に対してリモコン始動信号Srsを無線送信する。車載器30は、リモコン始動信号Srsを無線送受信部32で受信すると、車両動作制御部4に対してダミー信号としてのエンジン始動信号SSW2を出力する。また、車載器30の無線送受信部32は、照合制御部6の無線送受信部18からのリクエスト信号Sreを受信すると、リクエスト信号Sreを増幅し、増幅したリクエスト信号Sreをリモコン34に対して無線送信するように構成されている。
リモコン34の無線送受信部36は、リクエスト信号Sreを受信すると、受信したリクエスト信号Sreを携帯機16の無線送受信部24に送信する。携帯機16の無線送受信部24は、リクエスト信号Sreを受信すると、暗証コード信号Scdをリモコン34に対して無線送信する。そして、リモコン34の無線送受信部36は、携帯機16からの暗証コード信号Scdを受信すると、暗証コード信号Scdを増幅して、増幅した暗証コード信号Scdを車載器30に無線送信する。
車載器30の無線送受信部32は、暗証コード信号Scdを受信すると、無線送受信部32あるいはトランスポンダ部35から、照合制御部6の無線送受信部18あるいはトランスポンダ部20に対して、暗証コード信号Scdを送信するように構成されている。
車両用遠隔制御装置1は、このようにして、遠距離エリア(スマートキーシステム5の許可範囲を超えたエリア)に存在する携帯機16と照合制御部6と間で無線通信による双方向通信をすることで、車両40のエンジン14を始動する遠隔始動制御を実行できる。
なお、電源部49は、リモコン34の各部に電力供給する。電源部49は、例えば、乾電池やボタン型電池などで構成される。リモコン34は、携帯機16と同様に、トランスポンダ部38を備えることで、電源部49による電力供給が不可能となった場合には、トランスポンダ部38の起電力を用いた各種信号の送受信が可能に構成されている。これにより、リモコン34は、電源部49による電力供給が不可能となった場合には、リモコン34のトランスポンダ部38と、携帯機16のトランスポンダ部26との間で、リクエスト信号Sreや暗証コード信号を送受信できるように構成されている。
次に、遠隔始動制御の実行時における車両用遠隔制御装置1(車載器30、リモコン34)およびスマートキーシステム5(照合制御部6、携帯機16)の各部の動作状態について、図6のシーケンス図と共に説明する。
まず、車両40の使用者が携帯機16を携帯して、車両40から離れた位置で使用者によりリモコン34が操作されると、リモコン34は、車載器30に対してリモコン始動信号Srsを無線送信する(動作a)。そして、車載器30の無線送受信部32は、リモコン始動信号Srsを受信すると、車両動作制御部4にエンジン始動信号SSW2を出力する(動作b)。
車両動作制御部4は、エンジン始動信号SSW2を受信すると、照合制御部6にエンジン始動許可の問い合わせをし、照合制御部6は、無線送受信部18から車載器30に対してリクエスト信号Sreを送信する(動作c)。
車載器30は、リクエスト信号Sreを無線送受信部32で受信すると、リクエスト信号Sreを増幅してリモコン34に転送する(動作d)。なお、照合制御部6から車載器30へのリクエスト信号Sreの送信は、無線通信による送信方法に限られず、有線の信号送受信ケーブルを用いた送信方法を採用してもよい。
リモコン34の無線送受信部36は、リクエスト信号Sreを受信すると、リクエスト信号Sreを携帯機16の無線送受信部24に転送する(動作e)。あるいは、リモコン34は、トランスポンダ部38から携帯機16のトランスポンダ部26にトランスポンダ駆動信号を送信してもよい。
携帯機16は、リクエスト信号Sreを受信すると、暗証コードを含む暗証コード信号Scdを無線送受信部24あるいはトランスポンダ部26から送信する(動作f)。リモコン34は、暗証コード信号Scdを受信すると、暗証コード信号Scdを増幅して無線送受信部36から車載器30に対して無線送信する(動作g)。
車載器30は、暗証コード信号Scdを受信すると、暗証コード信号Scdを無線送受信部32あるいはトランスポンダ部35から照合制御部6の無線送受信部18あるいはトランスポンダ部20に送信する(動作h)。照合制御部6は、暗証コード信号Scdを受信すると、参照コードと暗証コードとの照合を行う。参照コードと暗証コードとが一致したときに、照合制御部6は、通信ケーブル53を介して車両動作制御部4に対してエンジン始動許可信号Sa1を出力する。
さらに、車載器30は、エンジン始動信号SSW2とブレーキ信号Sbrとを車両動作制御部4に送信する(動作i,動作j)。車両動作制御部4は、照合制御部6からのエンジン始動許可信号Sa1と、車載器30からのエンジン始動信号SSW2とブレーキ信号Sbrとを受けて、エンジン14を始動する。
なお、エンジン始動信号SSW2およびブレーキ信号Sbrの送信タイミングは、動作hの後に限られることはなく、動作bと動作cとの間の期間中であってもよい。
[1−4.効果]
以上説明したように、本実施形態の車両用遠隔制御装置1は、許可条件が成立しない場合には(S210で否定判定)、車両動作制御部4による所定動作を許可できないように、車載器30がスマートキーシステム5(詳細には、照合制御部6)を制御する。このとき、車両用遠隔制御装置1は、スマートキーシステム5を用いた合法な手法(適正な手法)であっても、車両動作制御部4(車両制御装置2)による所定動作の実行を禁止する。
このため、車両用遠隔制御装置1は、スマートキーシステム5を用いた合法な手法のみならず、リレーアタックによる所定動作(車両40でのドア解錠動作および/または車両起動動作)の実行を禁止できるため、盗難被害の発生を抑制できる。
次に、車両用遠隔制御装置1においては、車載器30は、照合制御部6と携帯機16との間の双方向通信を禁止することで、所定動作を許可できないようにスマートキーシステム5を制御している。具体的には、車載器30は、スイッチ部18cの状態を切り替えることで、スマートキーシステム5を制御している。
よって、車両用遠隔制御装置1は、車載器30を備えることで、車両動作制御部4による所定動作を許可できないように、スマートキーシステム5を制御することができる。
[1−5.文言の対応関係]
ここで、本実施形態における文言の対応関係について説明する。
車両用遠隔制御装置1が車両用遠隔制御装置の一例に相当し、車載器30が車載器の一例に相当し、遠隔操作機34(リモコン34)が遠隔操作機の一例に相当する。スマートキーシステム5がスマートキーシステムの一例に相当し、照合制御部6が車載認証部の一例に相当し、携帯機16が携帯機の一例に相当し、車両動作制御部4が車両動作制御装置の一例に相当する。
S130またはS210を実行する判定制御部39が条件判定部の一例に相当し、S180またはS230を実行する判定制御部39が動作制御部の一例に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
(2a)上記実施形態では、車載認証部(照合制御部6)と携帯機(携帯機16)との間の双方向通信を禁止する手法として、スイッチ部18cを用いる手法について説明したが、このような手法に限られることはない。例えば、車載器30から照合制御部6の周囲に妨害電波を放出して、照合制御部6と携帯機16との間の無線通信を不可能にする手法を採用しても良い。
(2b)上記実施形態は、車載認証部(照合制御部6)と携帯機(携帯機16)との間の双方向通信を禁止することで、所定動作を許可できないようにスマートキーシステム5を制御する構成の車両用遠隔制御装置1について説明したが、このような構成に限られることはない。例えば、通信ケーブル53にスイッチ部18cを設けて、スイッチ部18cを閉状態(ON状態)または開状態(OFF状態)に切替制御することで、車載認証部(照合制御部6)と車両動作制御装置(車両動作制御部4)との双方向通信を許可または禁止する構成であってもよい。
なお、通信ケーブル53が多重通信ケーブル(CAN(登録商標)に用いる多重通信ケーブルなど)で構成される場合には、ハードウェア構成のスイッチによる制御に限られることはなく、ソフトウェア制御によるスイッチを用いて、車載認証部(照合制御部6)と車両動作制御装置(車両動作制御部4)との双方向通信を許可または禁止する構成であってもよい。
(2c)上記実施形態は、判定制御処理における許可条件(S130およびS210)が、第2離間距離L2が動作許可判定値Lth以下であるか否かの距離的条件(以下、第1条件ともいう)のみであるが、本開示の車両用遠隔制御装置は、このような形態に限られることはない。例えば、判定制御処理における許可条件としては、距離的条件(第1条件)に加えて、遠隔操作機(リモコン34)が移動していることを加えても良い。つまり、遠隔操作機の移動を第2条件とした場合、判定制御処理における許可条件を、第1条件および第2条件がいずれも成立する場合としても良い。
このように、距離的条件(第1条件)に加えて、遠隔操作機の移動条件(第2条件)を設けることで、遠隔操作機を携帯している車両使用者が車両に向けて移動中であるか否かを判定できる。この場合、遠隔操作機が同一位置に置かれたままでは、許可条件が成立しないため、例えば、自宅に遠隔操作機が置かれたままの場合には、離間距離が判定基準値以下であっても、所定動作を許可できないようにスマートキーシステムを制御できる。
なお、遠隔操作機が移動しているか否かの判定は、例えば、遠隔操作機と車載器との離間距離が変化居ているか否かに基づいて判定しても良い。あるいは、遠隔操作機が移動しているか否かの判定は、遠隔操作機に振動センサを設けて、振動検出の有無に基づいて判定しても良い。
(2d)上記実施形態では、電源部49による電力供給が不可能となった場合には、トランスポンダ部38の起電力を用いた各種信号の送受信が可能に構成された遠隔操作機34(リモコン34)について説明したが、遠隔操作機34は、このような構成に限られることはない。例えば、図8に示すように、遠隔操作機34は、使用者による操作が可能な発電用操作部(プッシュ型ボタン、回転型レバーなど)の操作により発電する発電部49bを備えても良い。これにより、電源部49による電力供給が不可能となった場合には、使用者が発電用操作部を操作して発電部49bが発電することにより、遠隔操作機34の各部に対する電力供給が可能となり、遠隔操作機34による無線通信が可能となる。
(2e)上記実施形態では、遠距離エリアに存在する携帯機16から送信された暗証コード信号Scdを、車両用遠隔制御装置1を介して照合制御部6に到達させることで、車両40のエンジン14を遠隔始動する構成の車両用遠隔制御装置1について説明したが、車両40(エンジン14)の遠隔始動に関する構成は、このような構成に限られることはない。例えば、図7に示すように、スペアキーとしてのスペア携帯機16aを予め車両40に配置しておき、このスペア携帯機16aから送信された暗証コード信号Scdを照合制御部6に到達させて、車両40(エンジン14)を遠隔始動する構成を採っても良い。この場合、図6に示すシーケンス図における動作c〜動作hに代えて、スペア携帯機16aから照合制御部6に対する暗証コード信号Scdの送信動作が実行されることで、車両40(エンジン14)を遠隔始動することができる。
なお、遠隔始動のために、このような構成を採用した車両用遠隔制御装置1においても、上述の判定制御処理を実行することで、リレーアタックによる所定動作(車両でのドア解錠動作および/または車両起動動作)の実行を禁止できるため、盗難被害の発生を抑制できる。
つまり、許可条件が成立していない場合には(S130でNO判定またはS210でNO判定)、スイッチ部18cが開状態(OFF状態)のため、スペア携帯機16aと照合制御部6との離間距離が許可範囲Aa内であり、かつ、プッシュスタートボタン12が押下されたとしても、車両40(エンジン14)の始動は不可能となる。
なお、許可条件が成立した場合には(S130でYES判定)、スイッチ部18cが閉状態(ON状態)のため、プッシュスタートボタン12の押下状態またはリモコン34の使用者によるスタートボタン37の操作状況に基づいて、スペア携帯機16aから送信された暗証コード信号Scdを照合制御部6に到達させることで、車両40(エンジン14)を遠隔始動することができる。
(2f)本開示の車両用遠隔制御装置は、ドライブレコーダーとの通信が可能であっても良く、あるいは、本開示の車両用遠隔制御装置が、ドライブレコーダーの機能を有しても良い。このような車両用遠隔制御装置は、ドライブレコーダーが備えるカメラによって車両40に近づいてくる人の顔を判別し、その人が車両40の使用者(あるいは、車両40の所有者)であると認識できた場合に、照合制御部6と携帯機16との双方向通信を許可する構成であってもよい。また、この車両用遠隔制御装置は、照合制御部6と携帯機16との双方向通信を許可した後は、車両40のドアが施錠されるか、車両40の使用者が車両40から離れた時間が予め定められた許可解除時間を超えた場合に、照合制御部6と携帯機16との双方向通信を禁止する構成であってもよい。
(2g)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…車両用遠隔制御装置、2…車両制御装置、4…車両動作制御部、5…スマートキーシステム、6…照合制御部、8…電源制御部、10…エンジン制御部、12…プッシュスタートボタン、16…携帯機、18…無線送受信部、18a…無線本体部、18b…アンテナ部、18c…スイッチ部、24…無線送受信部、28…記憶部、29…電源部、30…車載器、32…無線送受信部、34…遠隔操作機(リモートコントローラ、リモコン)、36…無線送受信部、39…判定制御部、40…車両、49…電源部、49b…発電部、52…信号送受信ケーブル、53…通信ケーブル。

Claims (4)

  1. スマートキーシステムを備える車両に搭載される車載器と、
    前記車載器と無線通信する遠隔操作機と、
    を備える車両用遠隔制御装置であって、
    前記スマートキーシステムは、
    前記車両でのドア解錠動作および/または車両起動動作を含む所定動作を行う車両動作制御装置との間で双方向通信を行い、前記車両動作制御装置による前記所定動作を許可または禁止する車載認証部と、
    前記車載認証部との間で無線通信経路を含んだ双方向通信を行うことで前記所定動作を許可する携帯機と、
    を備え、
    前記車載器は前記車載認証部と無線通信可能に構成され、前記遠隔操作機は前記携帯機と無線通信可能に構成されて、前記車載器および前記遠隔操作機は、前記車載認証部と前記携帯機との間の前記無線通信経路の少なくとも一部を構成可能に構成され、
    さらに、前記車載器は、
    前記遠隔操作機との無線通信の結果に基づいて所定の許可条件が成立したか否かを判定する条件判定部と、
    前記条件判定部にて前記許可条件が成立したと判定された場合に、前記所定動作を許可可能となるように前記スマートキーシステムを制御し、前記条件判定部にて前記許可条件が成立していないと判定された場合に、前記所定動作を許可できないように前記スマートキーシステムを制御する動作制御部と、
    前記条件判定部は、前記遠隔操作機と前記車載器との離間距離が予め定められた判定基準値以下である場合に、前記許可条件が成立したと判定する、
    車両用遠隔制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用遠隔制御装置であって、
    前記動作制御部は、前記車載認証部と前記携帯機との間の双方向通信を禁止すること、または、前記車載認証部と前記車両動作制御装置との双方向通信を禁止することで、前記所定動作を許可できないように前記スマートキーシステムを制御する、
    車両用遠隔制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用遠隔制御装置であって、
    前記条件判定部は、前記離間距離が前記判定基準値以下であり、かつ、前記遠隔操作機が移動している場合に、前記許可条件が成立したと判定する、
    車両用遠隔制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の車両用遠隔制御装置であって、
    前記遠隔操作機は、前記無線通信に用いる電力を発電する発電部を備える、
    車両用遠隔制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022145156A1 (ja) * 2020-12-30 2022-07-07 朝日電装株式会社 車両用認証システム
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