JP2020157342A - スパッタ検出装置およびレーザ加工装置 - Google Patents

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【課題】スパッタ検出装置の構造を簡略化する。【解決手段】スパッタ検出装置6は、ワークWのレーザ加工において生じるスパッタSを検出する装置であって、ワークWにおけるレーザ光Lの照射点Pを検出領域に含むように設けられる光検出器20と、照射点Pから直に光検出器20に向かう光を遮蔽する遮蔽部材22と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、スパッタ検出装置およびレーザ加工装置に関する。
産業用の加工ツールとして、レーザ加工装置が広く普及している。一般にレーザ加工ではスパッタが発生する。スパッタとは、飛散する溶融金属の微粒子である。スパッタがワーク(被加工物)に付着すると、ワークの品質低下につながり得る。また、スパッタがレーザ加工装置の光学系に付着すると、付着したスパッタがレーザ光を吸収することで付着部の温度が上昇し、光学系に熱歪みが発生し得る。光学系に熱歪みが生じると、レーザ光の集光が阻害されたり、光学系が破損したりするおそれがある。
スパッタの発生をレーザ加工と並行してインラインで検出することができれば、スパッタが付着した欠陥品を即座に取り除くことができる。また、スパッタの発生量は、加工条件やワークの状態によって変化する。したがって、スパッタの発生をインラインで検出してその発生原因を即座に突き止めることで、その後のスパッタの発生量を低減させることができる。これにより、生産性の向上を図ることができ、またレーザ加工装置の損傷を抑制することができる。
スパッタの検出に関して、例えば特許文献1には、スポット溶接時に溶接部周囲から発生するスパッタを捕集する捕集孔と、捕集孔に接続されたスパッタ捕集器と、スパッタ捕集器に捕集されたスパッタの量を測定するスパッタ量測定器と、測定されたスパッタ量のデータを処理するための電子計算機と、を備えたスパッタ検出装置が開示されている。
特開2013−151028号公報
上述のスパッタ検出装置は、鋼板のスポット溶接時に発生するスパッタを直に捕集して、スパッタ量を測定していた。このため、装置の構造が複雑であるという課題があった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、スパッタ検出装置の構造を簡略化する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様はスパッタ検出装置である。当該スパッタ検出装置は、ワークのレーザ加工において生じるスパッタを検出する装置であって、ワークにおけるレーザ光の照射点を検出領域に含むように設けられる光検出器と、照射点から直に光検出器に向かう光を遮蔽する遮蔽部材と、を備える。
本発明の別の態様は、レーザ加工装置である。当該レーザ加工装置は、ワークに向けてレーザ光を出射する出射ヘッドと、出射ヘッドに設けられる上記態様のスパッタ検出装置と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム等の間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、スパッタ検出装置の構造を簡略化することができる。
実施の形態に係るレーザ加工装置の模式図である。 光検出器の受光の様子を示す模式図である。 スパッタ判定部によるスパッタの発生判定を説明する模式図である。 変形例1におけるスパッタ判定部によるスパッタの発生判定を説明する模式図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限りこの用語はいかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係るレーザ加工装置の模式図である。図1では、スパッタ検出装置6の構成要素の一部を機能ブロックとして描いている。この機能ブロックは、ハードウェア構成としてはコンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や回路で実現され、ソフトウェア構成としてはコンピュータプログラム等によって実現される。これらの機能ブロックがハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
レーザ加工装置1は、金属製の被加工物であるワークWにレーザ光Lを照射して、ワークWを加工する装置であり、伝送ファイバ2と、出射ヘッド4と、スパッタ検出装置6と、を備える。本実施の形態におけるワークWの加工は、ワークWの溶接である。なお、ワークWの加工は、穴あけや切断、表面処理等であってもよい。
伝送ファイバ2は、外部のレーザ発振器(図示せず)と出射ヘッド4とを接続し、レーザ発振器で発生するレーザ光を出射ヘッド4に伝送する。レーザ発振器としては、YAGレーザ発振器、COレーザ発振器、ファイバレーザ発振器等の公知のレーザ発振器を用いることができる。本実施の形態のレーザ加工装置1では、一例として約1000nmの波長域の赤外線レーザ光が用いられる。
出射ヘッド4は、ワークWに向けてレーザ光Lを出射する機構であり、筐体8と、反射ミラー10と、第1レンズ12と、第2レンズ14と、保護ガラス16と、を有する。筐体8は、一端側に第1開口8aを有し、他端側に第2開口8bを有する筒状であり、第1開口8aがワークW側を向くように配置される。筐体8の内部には、反射ミラー10、第1レンズ12および第2レンズ14が収容される。反射ミラー10、第1レンズ12および第2レンズ14は、筐体8に支持される。第1開口8aには、保護ガラス16が取り付けられる。
筐体8の側面には伝送ファイバ2が連結される。伝送ファイバ2から出射ヘッド4に伝送されるレーザ光Lは、反射ミラー10に照射される。反射ミラー10は、レーザ発振器の出力波長の光を反射する部材である。反射ミラー10は、伝送ファイバ2から照射されるレーザ光Lを第1開口8aに向けて反射するように姿勢が定められる。反射ミラー10と保護ガラス16との間には、第1レンズ12および第2レンズ14が配置される。第1レンズ12は、第2レンズ14よりも反射ミラー10側に配置され、第2レンズ14は第1レンズ12よりも保護ガラス16側に配置される。
反射ミラー10によって反射されたレーザ光Lは、第1レンズ12に入射する。第1レンズ12は、コリメートレンズであり、入射したレーザ光Lを平行光に変換して第2レンズ14に向けて出射する。第2レンズ14は、フォーカスレンズであり、入射したレーザ光Lを集光してワークWに向けて出射する。第2レンズ14から出射されたレーザ光Lは、保護ガラス16を通過してワークWに照射される。
レーザ光LがワークWの表面に照射されることで、レーザ光Lの照射点PにおいてワークWを構成する金属が溶融する。また、ワークWおよび出射ヘッド4の少なくとも一方は、移動機構(図示せず)により移動させることができる。移動機構の駆動によりワークWおよび出射ヘッド4が相対的に変位することで、照射点Pが移動する。これにより、移動前の照射点Pにおいて溶融した金属が冷却して固化する。この結果、ワークWが溶接される。
ワークWとは反対側に位置する筐体8の第2開口8bには、スパッタ検出装置6が取り付けられる。したがって、スパッタ検出装置6は、反射ミラー10を挟んでワークWとは反対側に配置される。スパッタ検出装置6は、ワークWのレーザ加工において生じるスパッタSを検出する装置であり、筐体18と、光検出器20と、遮蔽部材22と、を備える。また、本実施の形態のスパッタ検出装置6は、スパッタ判定部24を有する。
筐体18は、一端側に開口18aを有する有底筒状であり、開口18aが筐体8の第2開口8bに接続される。筐体18の内部には、光検出器20および遮蔽部材22が収容される。光検出器20および遮蔽部材22は、筐体18に支持される。
光検出器20は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子、あるいはフォトダイオードといった公知の光センサで構成することができる。光検出器20は、ワークW上のレーザ光Lの照射点Pを検出領域20a(図2参照)に含むように設けられる。好ましくは、光検出器20は第1レンズ12の結像点の近傍であって且つ結像点よりも第1レンズ12から遠い位置に配置される。また、光検出器20は、受光面が反射ミラー10側を向くように姿勢が定められる。
反射ミラー10は、伝送ファイバ2から伝送されるレーザ光Lのほとんどを反射するが、ごく一部、例えば反射ミラー10に照射される全レーザ光Lの1%程度は透過する。また、レーザ光Lの波長以外の波長域の光も透過する。したがって、溶接の過程で照射点Pにおいて発生するプラズマ光や、照射点Pから飛散したスパッタSが発する光(以下では適宜、スパッタ光S1ともいう)、ワークWで反射されたレーザ光Lなどは、照射点P側から第2レンズ14、第1レンズ12および反射ミラー10を透過して、光検出器20側に進行することができる。
本実施の形態の光検出器20は、レーザ光Lと同軸上に配置される。図1には、一例として光検出器20、反射ミラー10、第1レンズ12、第2レンズ14および照射点Pが同一直線上に配置された構造が図示されている。したがって、光検出器20、反射ミラー10、第1レンズ12および第2レンズ14は、照射点Pに照射されるレーザ光Lの光軸上に配置される。なお、前記「レーザ光Lと同軸」には、照射点Pに照射されるレーザ光Lと光検出器20とが物理的に同軸である場合だけでなく、光学的に同軸であることも含まれる。
光検出器20は、照射点P側から反射ミラー10を透過した光を受光し、受光した光量に応じた信号をスパッタ判定部24に出力する。光検出器20の出力信号は、例えば受光強度に応じた大きさの電圧である。なお、スパッタ光S1は400〜10000nmの波長成分を多く含み、光検出器20は少なくとも当該波長域の一部の光に感度を有する。
遮蔽部材22は、照射点Pから直に光検出器20に向かう光を遮蔽する部材である。照射点Pから直に光検出器20に向かう主な光は、溶接の過程で発生するプラズマ光や照射点PにおいてワークWで反射されたレーザ光Lである。遮蔽部材22は、照射点Pから光検出器20に向かう光を実質的に透過しないものであれば、その材質は特に限定されない。前記「実質的に透過しない」とは、スパッタ検出装置6によるスパッタSの検出に支障をきたさない程度に光を透過する遮蔽部材を許容することを意味する。遮蔽部材22は、反射ミラー10と光検出器20との間において、好ましくは第1レンズ12の結像点近傍に配置される。
図2は、光検出器20の受光の様子を示す模式図である。遮蔽部材22は、検出領域20aにおいて照射点Pと重なるように配置される。言い換えれば、遮蔽部材22は、光検出器20側から見て照射点Pを覆うように配置される。遮蔽部材22の設置により、照射点Pから直に光検出器20に向かう光は、光検出器20への到達が妨げられる。一方、照射点Pの周囲、つまり遮蔽部材22と重ならない領域から光検出器20に向かう光は、遮蔽部材22によって遮られず光検出器20に到達する。このため、光検出器20が受ける主な光は、照射点Pから飛散したスパッタS、つまり照射点PからずれたスパッタSが出射するスパッタ光S1となる。したがって、光検出器20は、おおよそスパッタ光S1の光量に応じた出力信号をスパッタ判定部24に出力する。
なお、照射点Pからレーザ光Lと同軸上に飛散したスパッタSのスパッタ光S1は遮蔽部材22によって遮蔽されてしまうが、当該スパッタSは、スパッタS全体のごく一部である。その他大部分のスパッタSのスパッタ光S1は、光検出器20に到達することができる。遮蔽部材22によってマスクする領域の範囲は、設計者の経験的知見または設計者による実験やシミュレーション等に基づき適宜設定することが可能である。
スパッタ判定部24は、光検出器20からの出力信号に基づいてワークW毎にスパッタSの発生を判定し、その結果を必要に応じて表示装置に表示したり、記憶装置に記憶したり、外部装置に送信したりする。図3は、スパッタ判定部24によるスパッタSの発生判定を説明する模式図である。スパッタ判定部24は、スパッタSの発生判定の基準となる所定のしきい値T1を予め保持している。しきい値T1は、設計者の経験的知見または設計者による実験やシミュレーション等に基づき適宜設定することが可能である。なお、しきい値T1は、光検出器20が受ける光の強度のしきい値であるが、説明の便宜上、図3ではしきい値T1に対応する出力信号の強度をT1と表示している。
スパッタ判定部24は、光検出器20によって所定のしきい値T1以上の強度の光が検出されたときにスパッタSが発生したと判定する。つまり、スパッタ判定部24は、光検出器20からの出力信号が、しきい値T1以上の強度の光に対応する値であるとき、スパッタSが発生したと判定する。また、スパッタ判定部24は、しきい値T1以上の強度の光の検出回数をカウントする。スパッタ判定部24は、カウントした検出回数を表示装置に表示等する。これにより、レーザ加工装置1の使用者は、スパッタSが発生したことと発生したスパッタSの数とを容易に把握することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るスパッタ検出装置6は、ワークWのレーザ加工において生じるスパッタSを検出する装置であって、ワークWにおけるレーザ光Lの照射点Pを検出領域20aに含むように設けられる光検出器20と、照射点Pから直に光検出器20に向かう光を遮蔽する遮蔽部材22と、を備える。また、本実施の形態のレーザ加工装置1は、ワークWに向けてレーザ光Lを出射する出射ヘッド4と、出射ヘッド4に設けられるスパッタ検出装置6と、を備える。
本実施の形態では、光検出器20の検出領域20aあるいは検出範囲に照射点Pが含まれるように配置し、照射点Pから飛散したスパッタSが出射するスパッタ光S1を受光することで、スパッタSの発生を検出している。照射点Pから照射されるプラズマ光や反射レーザ光はスパッタ光S1よりも強度がはるかに高く、スパッタ光S1の検出の妨げとなる。しかしながら、これらの光は遮蔽部材22によって光検出器20への到達が防がれる。これにより、スパッタ光S1の検出において外乱となるプラズマ光等を排除することができる。つまり、光検出器20が受ける光全体に対するスパッタ光S1の割合を高めることができる。この結果、スパッタ光S1に基づいてスパッタSの発生を検出することができる。
よって、本実施の形態によれば、スパッタ捕集器で直にスパッタSを捕集してスパッタ量を測定していた従来のスパッタ検出装置に比べて、スパッタ検出装置6の構造を簡略化することができる。また、スパッタ検出装置6の小型化を図ることができる。
また、従来のスパッタ判定方法としては、スパッタSの発生をオフラインで検査員が目視や検査機器を使用して検査したり、レーザ加工時の映像を録画しておき、この映像に画像処理を施してスパッタSを検出する方法があった。これに対し、本実施の形態のスパッタ検出装置6は、レーザ加工と並行してインラインでスパッタSの発生を検出することができる。よって、スパッタSの発生を早期に検出することができる。また、本実施の形態のスパッタ検出装置6を使用すれば、撮影用の高価な機材や撮影用のスペースを確保せずに済むため、スパッタSの検出にかかるコストやスペースを削減することができる。
また、本実施の形態のスパッタ検出装置6は、構成がシンプルで小型であるため、出射ヘッド4に容易に搭載することができる。これにより、スパッタ検出装置6をレーザ加工装置1に設けることによるレーザ加工装置1の大型化を抑制することができる。つまり、本実施の形態によれば、スパッタ検出機能を備え且つ小型のレーザ加工装置1を提供することができる。また、スパッタ検出装置6は小型であるため、シーム溶接等の溶接箇所が連続するレーザ加工におけるスパッタSの検出に対しても好適に採用することができる。つまり、本実施の形態によれば、汎用性の高いスパッタ検出装置6を提供することができる。
また、本実施の形態のスパッタ検出装置6では、光検出器20がレーザ光Lと同軸上に配置される。これにより、スパッタ検出装置6を搭載することによるレーザ加工装置1の大型化をさらに抑制することができる。
また、本実施の形態のスパッタ検出装置6は、光検出器20によって所定のしきい値T以上の強度の光が検出されたときにスパッタSが発生したと判定するとともに、しきい値T以上の強度の光の検出回数をカウントするスパッタ判定部24を有する。これにより、レーザ加工装置1の使用者は、インラインでスパッタSの発生や発生回数を容易に把握することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明した。前述した実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施の形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施の形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「本実施の形態の」、「本実施の形態では」等の表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。また、実施の形態に含まれる構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。設計変更や構成要素の組み合わせによって得られる新たな実施の形態は、組み合わされる構成要素および変形それぞれの効果をあわせもつ。
(変形例1)
図4は、変形例1におけるスパッタ判定部24によるスパッタSの発生判定を説明する模式図である。本変形例に係るスパッタ検出装置6が有するスパッタ判定部24は、光検出器20の検出値を積分してスパッタSの発生量を判定する。具体的には、スパッタ判定部24は、スパッタSの発生量判定の基準となる所定のしきい値T2を予め保持している。例えばしきい値T2は、光検出器20の検出値がしきい値T2に達する程度のスパッタSの発生量であった場合に、ワークWの欠陥やレーザ加工装置1の損傷が生じる蓋然性が高いと判断される値である。しきい値T2は、設計者の経験的知見または設計者による実験やシミュレーション等に基づき適宜設定することが可能である。
スパッタ判定部24は、光検出器20の検出値、言い換えれば出力信号を積分し、積分値がしきい値T2に達するとスパッタSの発生が所定量に達したことを表示装置に表示等する。これにより、レーザ加工装置1の使用者は、スパッタSの発生量の多少を容易に把握することができる。
(その他)
伝送ファイバ2およびスパッタ検出装置6は、出射ヘッド4への接続位置が逆であってもよい。つまり、伝送ファイバ2、反射ミラー10、第1レンズ12、第2レンズ14および照射点Pが同一直線上に配置され、光検出器20はこの直線と交わる方向に配置されてもよい。この場合、反射ミラー10は、伝送ファイバ2から伝送されるレーザ光Lのほとんどを透過し、ごく一部を光検出器20に向けて反射するように構成される。この場合、光検出器20はレーザ光Lと光学的に同軸上に配置される。
1 レーザ加工装置、 4 出射ヘッド、 6 スパッタ検出装置、 20 光検出器、 20a 検出領域、 22 遮蔽部材、 24 スパッタ判定部、 L レーザ光、 P 照射点、 S スパッタ、 W ワーク。

Claims (5)

  1. ワークのレーザ加工において生じるスパッタを検出するスパッタ検出装置であって、
    前記ワークにおけるレーザ光の照射点を検出領域に含むように設けられる光検出器と、
    前記照射点から直に前記光検出器に向かう光を遮蔽する遮蔽部材と、
    を備えることを特徴とするスパッタ検出装置。
  2. 前記光検出器は、前記レーザ光と同軸上に配置される請求項1に記載のスパッタ検出装置。
  3. 前記光検出器によって所定のしきい値以上の強度の光が検出されたときに前記スパッタが発生したと判定するとともに、前記しきい値以上の強度の光の検出回数をカウントするスパッタ判定部を有する請求項1または2に記載のスパッタ検出装置。
  4. 前記光検出器の検出値を積分してスパッタの発生量を判定するスパッタ判定部を有する請求項1または2に記載のスパッタ検出装置。
  5. ワークに向けてレーザ光を出射する出射ヘッドと、
    前記出射ヘッドに設けられる請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスパッタ検出装置と、
    を備えることを特徴とするレーザ加工装置。
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