JP2020157243A - アンモニア合成触媒 - Google Patents

アンモニア合成触媒 Download PDF

Info

Publication number
JP2020157243A
JP2020157243A JP2019060542A JP2019060542A JP2020157243A JP 2020157243 A JP2020157243 A JP 2020157243A JP 2019060542 A JP2019060542 A JP 2019060542A JP 2019060542 A JP2019060542 A JP 2019060542A JP 2020157243 A JP2020157243 A JP 2020157243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
ruthenium
ammonia synthesis
carrier
ammonia
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019060542A
Other languages
English (en)
Inventor
政康 西
Masayasu NISHI
政康 西
英行 高木
Hideyuki Takagi
英行 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2019060542A priority Critical patent/JP2020157243A/ja
Publication of JP2020157243A publication Critical patent/JP2020157243A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】触媒担持前に担体を高熱処理することなく、特に低温でのアンモニア合成活性が向上するアンモニア合成用のルテニウム触媒を提供する。【解決手段】比表面積の大きな単層カーボンナノチューブを担体として用いることにより、触媒担持前に水素あるいは窒素などのガス下での高温熱処理をすることなく、担体にルテニウム触媒と助触媒としてのアルカリ金属またはアルカリ土類金属を担持させて、アンモニア合成活性が向上したアンモニア合成触媒を得ることができる。【選択図】なし

Description

本発明は、水素と窒素からアンモニアを直接合成する目的に使用する工業的に利用可能な触媒に関するものであり、特に、担体に単層カーボンナノチューブを用いたルテニウム触媒に関するものである。
窒素と水素からアンモニアを直接合成する化学反応はモル数の減少を伴う発熱反応(標準生成熱は−46.1kJ・mol-1)であり、平衡論的にこの反応は低温、高圧ほど有利になる。
従来のアンモニア合成において使用されている鉄系の触媒は300〜400℃の低温での触媒活性が低く、上記化学反応において平衡論的に不利な400〜600℃の高温で反応を行わざるを得ない。このため、反応ガスの再循環比を大きくすることや、SV値(空間速度)を高くすること等が必要であり、運転経費が増大するという課題があった。
一方、ルテニウムを触媒に用いると、200〜400℃の低温においても高い触媒活性が得られ、運転経費を抑制できること等が報告されて以来、このルテニウム触媒を担持する担体に関する研究が進められ、担体に活性炭を用いること(特許文献1、2参照)や、担体に高比表面積の黒鉛を用いること(特許文献3、4参照)により高活性な触媒を得られることが報告されている。
また、ルテニウム触媒の場合、担体に活性炭や黒鉛などの炭素材料を用いるだけでは十分な触媒活性は得られず、助触媒としてアルカリ金属やアルカリ土類金属を用いることにより、高い触媒活性を得られること(特許文献1〜4)が知られており、アルカリ金属の中ではセシウム、アルカリ土類金属の中ではバリウムを用いると高い効果が得られることが報告されている。
さらに、ルテニウム触媒の担体として多層カーボンナノチューブを用いること(非特許文献1〜6)も報告されている。
特公昭51−44509号公報 特開平9−168739号公報 特開昭53−57193号公報 特表2005−511278号公報
Appl. Surf. Sci.(2001)Vol.180, p.328 J.Catal.(2006) Vol.239, p.313 Catal. Lett.(2008) Vol.122, p.287 Catal. Lett.(2008) Vol.124, p.168 Catal. Commun.(2007) Vol.8, p.1881 Chem. Eur. J.(2010) Vol.16, p.5379
アンモニアの直接合成に用いるルテニウム触媒に従来用いられている炭素系の担体にはいくつかの課題がある。
活性炭の表面にはS、N、O、Cl等からなる不純物が存在し、触媒反応の阻害要因になっているところ、活性炭を水素気流中で熱処理すると不純物が除去され触媒活性は高くなるが、高温で水素処理する必要があるため危険を伴い、触媒を工業的に大量生産することには適していない。
また、活性炭は、炭素の結晶性が低いのでメタン化に対する耐性が低く、触媒の耐熱性が劣るという課題も有している。これらの課題を解決する目的で活性炭を不活性雰囲気中で高温熱処理し、炭素の結晶性を向上させると、細孔の狭小化・閉塞が進行して比表面積が大きく低下し、触媒活性が著しく低下するという別の課題を生じる。このため、結晶性を高めた活性炭を再度賦活処理して比表面積を回復させて触媒活性の向上を図っているが、高温での熱処理に加えて賦活操作を行うという二段階の工程を必要とするため、触媒を工業的に大量生産することには適していない。
また、高比表面積の黒鉛は、メタン化に対する耐性が高く、触媒の耐熱性には優れているものの、活性炭と比べると比表面積が小さく、結局、触媒活性は活性炭と同程度に留まり、触媒活性を向上させるという本質的な課題を解決し得ないものである。
さらに、多層カーボンナノチューブは、比表面積が小さいだけでなく、過酸化水素などの酸で還流処理し、触媒を除去したカーボンナノチューブは、一部チューブ構造が破壊され、不純物となるアモルファスカーボンが生成し、チューブ長さが短くなる。また、メタン化に対する耐性も低下する。
上記の従来技術の課題を踏まえて、本発明は、担体を処理することなく、低温でのアンモニア合成活性が向上するアンモニア合成用のルテニウム触媒を提供することをその課題とする。
本発明者らは、比表面積、長さ、平均直径、炭素純度が特定の範囲である未開孔の単層カーボンナノチューブを担体として用いることで、触媒担持前に水素あるいは窒素などの雰囲気下で高温熱処理することなく、担体にルテニウム触媒と助触媒としてのアルカリ金属またはアルカリ土類金属を担持させることにより、低温でのアンモニア合成活性が向上するアンモニア合成触媒を得られることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、以下の(1)〜(6)のアンモニア合成触媒に関する。
(1)触媒成分と助触媒成分を担体に担持してなるアンモニア合成触媒であって、前記触媒成分がルテニウムであり、前記助触媒成分がアルカリ金属またはアルカリ土類金属であり、前記担体が、比表面積が800m2/g以上であり、長さが100μm以上であり、平均直径が3nm〜5nmであり、かつ炭素純度が99%以上である未開孔の単層カーボンナノチューブであることを特徴とする、アンモニア合成触媒。
(2)前記ルテニウムの担持量が前記担体の質量に対する質量%で1%〜15%である、上記(1)に記載のアンモニア合成触媒。
(3)前記アルカリ金属の担持量が前記ルテニウムに対するモル比で1.5〜15である、上記(1)または(2)に記載のアンモニア合成触媒。
(4)前記アルカリ金属が、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムからなる群から選ばれる少なくとも一種類以上である、上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のアンモニア合成触媒。
(5)前記アルカリ土類金属の担持量が前記ルテニウムに対するモル比で0.5〜10ある、上記(1)または(2)に記載のアンモニア合成触媒。
(6)前記アルカリ土類金属が、カルシウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少なくとも一種類以上である、上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のアンモニア合成触媒。
従来技術の触媒では、触媒担持前に水素あるいは窒素などの雰囲気下で高温熱処理する必要があったが、本発明では担体を高温熱処理することなく高活性な触媒を得られる点で、工業的大量生産に適している。また、活性炭を担体とする触媒に比べて、メタン生成量が少なく耐熱性に優れるという利点もある。
本発明においては、担体の比表面積が大きいため、担持するルテニウム触媒とアルカリ金属またはアルカリ土類金属助触媒の活性を最大限に発揮でき、低温でのアンモニア合成活性が向上し、工業的に利用可能なアンモニア合成用のルテニウム触媒を提供することができる。
本発明を説明するに当たり、具体例を挙げて説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り以下の内容に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
なお、本明細書において数値範囲を示す「〜」は、その前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味として使用される。
本発明のアンモニア合成触媒の担体は、単層カーボンナノチューブであって、触媒成分がルテニウムであり、助触媒成分がアルカリ金属またはアルカリ土類金属である。
本発明の単層カーボンナノチューブは、比表面積が800m2/g未満であると、ルテニウム触媒や助触媒の分散が阻害され、高い触媒活性が得られないため、本発明に用いる担体の比表面積は、800m2/g以上であることが好ましく、1000m2/g以上であることがより好ましい。
本発明の単層カーボンナノチューブは、長さが100μm未満であると、担体中の電子移動が阻害されるため、担体からルテニウム触媒へ供与される電子数が減少し活性が低下するので、この担体の長さは100μm以上であることが好ましい。
本発明の単層カーボンナノチューブは、平均直径が3nm〜5nmであることが好ましい。平均直径が3nm未満であると、担体の比表面積が小さくなるため、ルテニウム触媒や助触媒の分散が阻害され、高い触媒活性が得られない。また、平均直径が5nmを超えると、構造が不安定であり、触媒寿命が短くなる。
また、炭素純度が99%未満であると、担体となる単層カーボンナノチューブ量が減少して高い触媒活性が得られないため、担体の炭素純度は99%以上であることが好ましい。また、単層カーボンナノチューブが開孔されていると、チューブ内部にルテニウム触媒や助触媒が分散し、窒素・水素の拡散が阻害され、活性が低下するため、本発明の担体は未開孔であることが好ましい。
本発明に用いるルテニウム触媒の担持量の範囲は、高い触媒活性が得られれば特に限定されるものではないが、担体の質量に対する質量%で1%未満では触媒担持量が不足し、十分な触媒活性が得られない。また、15%を超えるとルテニウム触媒の凝集により触媒活性の低下を招くので、1%〜15%であることが好ましく、2.5%〜10%であることがより好ましい。
また、ルテニウム触媒を担持させる方法には、含浸法、メカノケミカル法、真空蒸着法など従来公知の方法を採用することができ、ルテニウム触媒の原料には、塩化ルテニウム、硝酸ルテニウム、ニトシロル硝酸ルテニウム、ルテニウム酸カリウム、ルテニウムアセチルアセトナート錯体、ルテニウムカルボニル錯体など従来公知の原料を採用し得る。
本発明に用いる助触媒の担持量の範囲は、高い触媒活性が得られれば特に限定されるものではないが、助触媒がアルカリ金属の場合は、ルテニウムに対するモル比で1.5未満では触媒担持量が不足し、十分な触媒活性が得られない。また、15を超えるとルテニウム触媒の活性点の閉塞や助触媒の凝集による触媒活性の低下を招くので、1.5〜15であることが好ましく、2.5〜10であることがより好ましい。
また、助触媒に用いるアルカリ金属は、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムからなる群から選ばれる少なくとも一種類以上であればよく、その中でも、セシウムが助触媒としての効果が顕著であり好ましい。
一方、助触媒がアルカリ土類金属の場合は、ルテニウムに対するモル比で0.5未満では触媒担持量が不足し、十分な触媒活性が得られず、10を超えると担体の細孔の閉塞や助触媒の凝集による触媒活性の低下を招くので、0.5〜10であることが好ましく、1〜5であることがより好ましい。
また、助触媒に用いるアルカリ土類金属は、カルシウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少なくとも一種類以上であればよく、その中でも、バリウムが助触媒としての効果が顕著であり好ましい。
このような助触媒の担持方法には、含浸法、加熱溶融法、真空蒸着法、金属水素化物吸着分解法など従来公知の方法を用いることができる。
次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
触媒担体として未開孔の単層カーボンナノチューブ(日本ゼオン(株)、SG101、比表面積1250m2/g、直径3〜5nm、長さ100〜600μm、炭素純度99%以上、以下、SWCNT(SG)と表記する。)を使用した。ニトロシル硝酸ルテニウム(III)溶液(和光純薬工業(株))を所定の濃度に希釈し、ルテニウム溶液を調製した。これとは別に、所定量の炭酸セシウム(和光純薬工業(株))を水に溶解し、セシウム溶液を調製した。SWCNT(SG)を1g採取し、ルテニウム溶液100mLに添加後、30分間撹拌しながら含浸した。続いて、エバポレーターを用いて溶媒を除去し、110℃で1時間乾燥した。その後、不活性雰囲気中400℃で1時間熱処理し、ルテニウム担持単層カーボンナノチューブであるRu/SWCNT(SG)を得た。次に、Ru/SWCNT(SG)を1g採取し、セシウム溶液100mLに添加後、30分間撹拌しながら含浸した。続いて、エバポレーターを用いて溶媒を除去し、110℃で1時間乾燥した。その後、触媒を水素気流中450℃で10時間熱処理し、ルテニウム、セシウム担持単層カーボンナノチューブ触媒である10Ru-2.5Cs/SWCNT(SG)を調製した。Ru担持量は10wt%、Cs/Ru比は2.5であった。
(比較例1)
触媒担体として、単層カーボンナノチューブ(名城ナノカーボン(株)、EC1.5−P、比表面積780m2/g、直径1〜2nm、長さ5〜10μm程度、炭素純度99%以上、以下、SWCNT(eDIPS)と表記する。)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、10Ru-2.5Cs/SWCNT(eDIPS)を調製した。Ru担持量は10wt%、Cs/Ru比は2.5であった。
(比較例2)
触媒担体として、多層カーボンナノチューブ(CNano Technology Ltd.、FloTube9110、比表面積190m2/g、直径10〜15nm、長さ10μm未満、炭素純度99.8%以上、以下、MWCNTと表記する。)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、10Ru-2.5Cs/MWCNTを調製した。Ru担持量は10wt%、Cs/Ru比は2.5であった。
(比較例3)
カーボンナノチューブに替えて、活性炭(大阪ガスケミカル(株)、HG15−119)を水素気流中500℃で3時間処理したものである活性炭(以下、ACと表記する。)を用いた。ACの比表面積は1260m2/g、平均細孔直径は0.9nmであった。それ以外は、実施例1と同様の操作を行い、10Ru-2.5Cs/ACを調製した。Ru担持量は10wt%、Cs/Ru比は2.5であった。
以下の方法により、本発明の実施例1の触媒及びそれに用いた担体、並びに比較例1〜3の触媒及びそれに用いた担体の特性測定を行った。
(方法1)触媒活性の測定方法
内径10mmの石英製反応管に触媒0.2gを設置し、HとNの混合ガスの流量をSV=9000h-1に設定し、触媒活性測定温度まで昇温する。混合ガスを流した状態でアンモニア合成反応を行い、反応管出口のガスを採取し、ガスクロマトグラフでアンモニア濃度を定量分析する。反応ガスのH/N比は3、圧力は0.99MPaとし、320℃、360℃で触媒活性を測定した。触媒活性は、触媒の単位質量当たり、反応の単位時間当たりに生成したアンモニアの物質量(mmol・g-1-1)で表す。
(方法2)担体の比表面積の測定方法
担体の比表面積は、吸着ガスにNを用いてBET法により算出した。
実施例1の触媒と比較例1〜3の触媒のアンモニア合成の触媒活性(mmol・g-1-1)を測定した結果を、表1に示す。
Figure 2020157243
実施例1の触媒と比較例1〜3の担体の測定した比表面積、およびチューブの長さ、直径、純度を表2に示す。
Figure 2020157243
実施例1の360℃での活性は比較例1〜3と比較して1.6倍〜8.4倍の高い値を示しており、本発明の触媒は従来技術の触媒に比較して触媒活性が大きく向上している。さらに、実施例1の320℃における活性は、比較例1〜3と比較して2.9倍〜32倍の高い値を示しており、本発明の触媒は従来技術の触媒に比較して、より低温で高い触媒活性が得られ、アンモニア合成におけるエネルギー消費量を低減できるという効果も有する。
実施例1で使用したSWCNT(SG)の比表面積は、他のカーボンナノチューブと比べ1250m2/gと非常に大きいため、触媒金属および助触媒金属のSWCNT表面への高分散、それに伴う活性サイト数の増加により高い活性が発現したと考えられる。
このように、高純度で長尺のSWCNTを担体として用いることで、SWCNT表面の非局在化した電子数の増加および高い導電性により、担体からルテニウム触媒へ供与される電子数の増加および電子移動の促進により高い活性が発現したと考えられる。
(実施例1)の実施形態において、炭酸セシウムに替えて硝酸バリウム(和光純薬工業(株))を用いて、Ru担持量が10wt%、Ba/Ru比が1.8である、10Ru-1.8Ba/SWCNT(SG)を調製したところ、(実施例1)と同様の効果が確認された。
アンモニアは、各種化合物の合成反応において原料化合物の1つとして用いられる等、化学工業において広く使用されている化合物であり、本願発明は、これらの化学工業の分野で広く利用し得るものであり、アンモニア合成におけるエネルギー消費量も低減できる。

Claims (6)

  1. 触媒成分と助触媒成分を担体に担持してなるアンモニア合成触媒であって、前記触媒成分がルテニウムであり、前記助触媒成分がアルカリ金属またはアルカリ土類金属であり、前記担体が、比表面積が800m2/g以上であり、長さが100μm以上であり、平均直径が3nm〜5nmであり、かつ炭素純度が99%以上である未開孔の単層カーボンナノチューブであることを特徴とする、アンモニア合成触媒。
  2. 前記ルテニウムの担持量が前記担体の質量に対する質量%で1%〜15%である、請求項1に記載のアンモニア合成触媒。
  3. 前記アルカリ金属の担持量が前記ルテニウムに対するモル比で1.5〜15である、請求項1または2に記載のアンモニア合成触媒。
  4. 前記アルカリ金属が、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムからなる群から選ばれる少なくとも一種類以上である、請求項1ないし3のいずれかに記載のアンモニア合成触媒。
  5. 前記アルカリ土類金属の担持量が前記ルテニウムに対するモル比で0.5〜10である、請求項1または2に記載のアンモニア合成触媒。
  6. 前記アルカリ土類金属が、カルシウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少なくとも一種類以上である、請求項1ないし5のいずれかに記載のアンモニア合成触媒。
JP2019060542A 2019-03-27 2019-03-27 アンモニア合成触媒 Pending JP2020157243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019060542A JP2020157243A (ja) 2019-03-27 2019-03-27 アンモニア合成触媒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019060542A JP2020157243A (ja) 2019-03-27 2019-03-27 アンモニア合成触媒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020157243A true JP2020157243A (ja) 2020-10-01

Family

ID=72640928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019060542A Pending JP2020157243A (ja) 2019-03-27 2019-03-27 アンモニア合成触媒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020157243A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5357193A (en) * 1976-11-03 1978-05-24 British Petroleum Co Catalysts and manufacture thereof
WO2006011655A1 (ja) * 2004-07-27 2006-02-02 National Institute Of Advanced Industrial Scienceand Technology 単層カーボンナノチューブおよび配向単層カーボンナノチューブ・バルク構造体ならびにそれらの製造方法・装置および用途
JP2008520540A (ja) * 2004-11-17 2008-06-19 ハイピリオン カタリシス インターナショナル インコーポレイテッド 単壁カーボンナノチューブからの触媒担体及び担持触媒の調製方法
WO2018168346A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 日本ゼオン株式会社 表面処理された炭素ナノ構造体の製造方法
WO2019017399A1 (ja) * 2017-07-19 2019-01-24 国立研究開発法人産業技術総合研究所 アンモニア合成触媒

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5357193A (en) * 1976-11-03 1978-05-24 British Petroleum Co Catalysts and manufacture thereof
WO2006011655A1 (ja) * 2004-07-27 2006-02-02 National Institute Of Advanced Industrial Scienceand Technology 単層カーボンナノチューブおよび配向単層カーボンナノチューブ・バルク構造体ならびにそれらの製造方法・装置および用途
JP2008520540A (ja) * 2004-11-17 2008-06-19 ハイピリオン カタリシス インターナショナル インコーポレイテッド 単壁カーボンナノチューブからの触媒担体及び担持触媒の調製方法
WO2018168346A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 日本ゼオン株式会社 表面処理された炭素ナノ構造体の製造方法
WO2019017399A1 (ja) * 2017-07-19 2019-01-24 国立研究開発法人産業技術総合研究所 アンモニア合成触媒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6680919B2 (ja) 担持金属触媒
Yin et al. Nano Ru/CNTs: a highly active and stable catalyst for the generation of COx-free hydrogen in ammonia decomposition
JP6802544B2 (ja) 金属担持物、担持金属触媒及び該触媒を用いるアンモニア合成法
JP6675619B2 (ja) アンモニア合成用触媒の製造方法及びアンモニアの製造方法
Carabineiro et al. Gold nanoparticles supported on carbon materials for cyclohexane oxidation with hydrogen peroxide
JP6449251B2 (ja) 酸化炭素を含まない水素およびバンブー構造カーボンナノチューブを製造するための低級炭化水素の触媒分解
García-García et al. The use of carbon nanotubes with and without nitrogen doping as support for ruthenium catalysts in the ammonia decomposition reaction
JP6257767B2 (ja) アンモニア合成及びアンモニア分解のための触媒
Chen et al. Novel multi-walled nanotubes-supported and alkali-promoted Ru catalysts for ammonia synthesis under atmospheric pressure
Zhang et al. Nitrogen-doped active carbon as a metal-free catalyst for acetylene hydrochlorination
US20070274899A1 (en) Temperature-stable catalysts for gas phase oxidation, and processes for using the same
JPWO2016088896A1 (ja) 複合体、複合体の製造方法、アンモニア合成触媒及びアンモニア合成方法
KR101781412B1 (ko) 암모니아 탈수소용 촉매, 이의 제조 방법 및 이를 이용하여 암모니아로부터 수소를 생산하는 방법
CN110947388B (zh) 一种石墨烯气凝胶负载镍的催化剂及其制备方法和应用
KR20160010151A (ko) 개미산의 분해 및 재생용 촉매 및 이의 제조방법
CN113198506A (zh) 一种负载单原子铁的氮掺杂多孔碳催化剂及其制备方法和应用
JP2016155123A (ja) アンモニア合成触媒とその製造方法
JP6736073B2 (ja) アンモニア合成触媒
WO2016133213A1 (ja) アンモニア合成触媒とその製造方法
JP7023457B2 (ja) アンモニア合成用触媒及び該触媒を用いるアンモニア合成法
JP2015217384A (ja) 触媒、触媒の製造方法、アンモニア合成方法、アンモニア分解方法
Zhang et al. Cobalt supported on carbon nanotubes. An efficient catalyst for ammonia decomposition
Diao et al. Effect of C-supported Co catalyst on the ethanol decomposition to produce hydrogen and multi-walled carbon nanotubes
JP2020157243A (ja) アンモニア合成触媒
CN112723980B (zh) 乙苯氧化脱氢生产苯乙烯的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230228