JP2020157200A - スプレーガン - Google Patents
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Abstract
【課題】吹付ON時及び吹付OFF時の応答性を同程度に向上させることができるスプレーガンを提供する。【解決手段】スプレーガン1は、軸方向前方に吐出口23を有し、軸方向後方にピストン室20を有するハウジング2と、ハウジング2内に収納され、軸方向に進退可能であって、前進時に吐出口23を閉じ、後退時に吐出口23を開くニードル3と、ニードル3の後端に固定され、ニードル3と共に軸方向に進退可能であって、ピストン室20に収納されるピストン4と、を備える。ピストン4は、ピストン室20を前方の第1分室21と、後方の第2分室22と、に区分する。ピストン4は、第1分室21に面し、第1分室21に供給される圧縮空気が軸方向に押圧する第1受圧面41と、第2分室22に面し、第2分室22に供給される圧縮空気が軸方向に押圧する第2受圧面42と、を有する。第1受圧面41の面積と、第2受圧面42の面積とが同一である。【選択図】図1
Description
本発明は、一般にスプレーガンに関し、より詳細には軸方向に進退可能なニードルを備えるスプレーガンに関する。
建造物の外壁表面、内壁表面、及び天井面等への塗料の吹付けには、スプレーガンが用いられている。例えば、特許文献1には、先端に設けた塗料ノズル口に対して進退し開閉作動するニードル弁の後部に配したエアピストンを吹付用圧縮空気により作動させる自動スプレーガンが開示されている。この自動スプレーガンにおいては、エアピストンが挿入されたピストン室の前部室は圧縮空気を制御する三方電磁弁の出口を連通し、後部室は三方電磁弁の排気口と連通させると共に抜気口を設け、且つ、エアピストン後部にバネを配している。
特許文献1の自動スプレーガンにおいては、吹付ON時には、吹付用圧縮空気が用いられている。一方、吹付OFF時には、バネが用いられている。そのため、吹付ON時及び吹付OFF時の応答性が異なる。
本発明の目的は、吹付ON時及び吹付OFF時の応答性を同程度に向上させることができるスプレーガンを提供することにある。
本発明の一態様に係るスプレーガンは、軸方向前方に吐出口を有し、前記軸方向後方にピストン室を有するハウジングと、前記ハウジング内に収納され、前記軸方向に進退可能であって、前進時に前記吐出口を閉じ、後退時に前記吐出口を開くニードルと、前記ニードルの後端に固定され、前記ニードルと共に前記軸方向に進退可能であって、前記ピストン室に収納されるピストンと、を備える。前記ピストンは、前記ピストン室を前方の第1分室と、後方の第2分室と、に区分する。前記第2分室には、ピストンを前方に付勢する弾性部材が無い。前記ピストンは、前記第1分室に面し、前記第1分室に供給される圧縮空気が前記軸方向に押圧する第1受圧面と、前記第2分室に面し、前記第2分室に供給される圧縮空気が前記軸方向に押圧する第2受圧面と、を有する。
前記第1受圧面の面積と、前記第2受圧面の面積とが同一である。
本発明によれば、吹付ON時及び吹付OFF時の応答性を同程度に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。以下の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。なお、以下の実施形態において参照する各図は、模式的な図であり、各構成要素の寸法比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。図1等にX方向(軸方向)を示す。以下、X方向の矢印の向きを前方(+X方向)、X方向の矢印と反対側の向きを後方(−X方向)という場合がある。また、ハウジング2、ニードル3、及びピストン4等において、塗料を吐出する側を先端、塗料を吐出する側とは反対側を後端という場合がある。
(1)スプレーガン
本実施形態に係るスプレーガン1は、内部混合式スプレーガンである。スプレーガン1は、吹付OFF(閉状態)と、吹付ON(開状態)と、の切り替えが制御装置によって制御される自動スプレーガンである。図2A及び図2Bは、吹付OFFを示す。吹付OFFは、塗料の吹付けを停止する状態である。図3A及び図3Bは、吹付ONを示す。吹付ONは、霧化した塗料の吹付けを行う状態である。
本実施形態に係るスプレーガン1は、内部混合式スプレーガンである。スプレーガン1は、吹付OFF(閉状態)と、吹付ON(開状態)と、の切り替えが制御装置によって制御される自動スプレーガンである。図2A及び図2Bは、吹付OFFを示す。吹付OFFは、塗料の吹付けを停止する状態である。図3A及び図3Bは、吹付ONを示す。吹付ONは、霧化した塗料の吹付けを行う状態である。
図1に示すように、スプレーガン1は、ハウジング2と、ニードル弁ノズル30と、ピストン4と、を備える。
ニードル弁ノズル30は、ノズル31と、ニードル3と、を有する。ノズル31は、ハウジング2の先端部に取り付けられている。ニードル3は、Oリング81〜85、ねじ92〜97、及びカートリッジ91を介して、ハウジング2及びノズル31の内部に挿通されている。ニードル3は、軸方向に進退可能である。
カートリッジ91は、軸方向及び径方向に貫通孔を有する。カートリッジ91の軸方向の貫通孔内にねじ94〜97が配置されている。カートリッジ91の径方向の貫通孔は、霧化用空気供給口28と連通している。ねじ92〜97は、軸方向に貫通孔を有する。ねじ92〜97の貫通孔にニードル3が挿通されている。このように、カートリッジ化することにより、ニードル3等をハウジング2から取り外しやすくなり、さらにねじ92〜97及びOリング81〜85等の点検及び交換等が容易となる。
ピストン4は、ニードル3の後端に固定される。ピストン4は、ハウジング2の内部に収納されている。
(1.1)ハウジング
ハウジング2は、軸方向前方に吐出口23を有する。吐出口23は、ノズル31で形成される。図3Bに示すように、吹付ON時に吐出口23から塗料が吐出される。
ハウジング2は、軸方向前方に吐出口23を有する。吐出口23は、ノズル31で形成される。図3Bに示すように、吹付ON時に吐出口23から塗料が吐出される。
ハウジング2は、軸方向後方にピストン室20を有する。ピストン室20は、圧縮空気(以下、第1圧縮空気、及び第2圧縮空気という場合がある)が供給される空間である。ピストン室20には、ニードル3、及びピストン4が収納される。
ハウジング2は、吐出口23と、ピストン室20との間に塗料室26を有する。塗料室26は、塗料が供給される空間であり、ニードル3が挿通される。ハウジング2の塗料室26の側面には、塗料室26に塗料が供給される塗料供給口27が形成されている。
ハウジング2の軸方向における塗料室26とピストン室20との間の側面には、圧縮空気(以下、霧化用空気という場合がある)が供給される霧化用空気供給口28が形成されている。
ハウジング2は、径方向に供給口201(第1供給口201)を有する。第1供給口201は、径方向に貫通している。第1供給口201は、ピストン室20の第1分室21に連通している。ハウジング2は、軸方向後方に、供給口202(第2供給口202)を有する。第2供給口202は、軸方向に貫通している。第2供給口202は、ピストン室20の第2分室22に連通している。
(1.2)ノズル
ノズル31は、図1に示すように、その先端面31aに、塗料を吐出する吐出口23を有する。ノズル31の内部には、先端面31aから後方に向かって、小径孔部31b、テーパ孔部31c、及び大径孔部31dが、この順に連続的に形成されている。小径孔部31bは、軸方向に沿って形成されている。テーパ孔部31cは、後方に進むにつれて大径となるように形成されている。大径孔部31dは、軸方向に沿って形成されており、その直径は小径孔部31bの直径よりも大きい。
ノズル31は、図1に示すように、その先端面31aに、塗料を吐出する吐出口23を有する。ノズル31の内部には、先端面31aから後方に向かって、小径孔部31b、テーパ孔部31c、及び大径孔部31dが、この順に連続的に形成されている。小径孔部31bは、軸方向に沿って形成されている。テーパ孔部31cは、後方に進むにつれて大径となるように形成されている。大径孔部31dは、軸方向に沿って形成されており、その直径は小径孔部31bの直径よりも大きい。
ノズル31の材質としては、例えば、金属、合金、又は樹脂等が挙げられる。金属としては、例えば、アルミニウム、銅、鉄等が挙げられる。合金としては、例えば、アルミニウム合金、ステンレス、真鍮等が挙げられる。
(1.3)ニードル
ニードル3は、ハウジング2内に収納される。ニードル3は、図1に示すように、先端テーパ部3aと、軸方向に沿う有底円筒部3bと、を有する先細り状である。先端テーパ部3a及び有底円筒部3bは一体に形成されている。ニードル3は、その先端面に、霧化用空気を噴出する噴出口3dを有する。ニードル3の有底円筒部3bの側面には、図1に示すように、霧化用空気をニードル3の内部に案内する霧化用空気孔3eを有する。霧化用空気孔は、カートリッジ91の径方向の貫通孔を介して、霧化用空気供給口28と連通している。ニードル3の内部には、図1に示すように、噴出口3dと霧化用空気孔3eとを連通する霧化用空気流路3fが軸方向に沿って形成されている。先端テーパ部3aは、後方に進むにつれてより大径となっている。
ニードル3は、ハウジング2内に収納される。ニードル3は、図1に示すように、先端テーパ部3aと、軸方向に沿う有底円筒部3bと、を有する先細り状である。先端テーパ部3a及び有底円筒部3bは一体に形成されている。ニードル3は、その先端面に、霧化用空気を噴出する噴出口3dを有する。ニードル3の有底円筒部3bの側面には、図1に示すように、霧化用空気をニードル3の内部に案内する霧化用空気孔3eを有する。霧化用空気孔は、カートリッジ91の径方向の貫通孔を介して、霧化用空気供給口28と連通している。ニードル3の内部には、図1に示すように、噴出口3dと霧化用空気孔3eとを連通する霧化用空気流路3fが軸方向に沿って形成されている。先端テーパ部3aは、後方に進むにつれてより大径となっている。
ニードル3は、前進時に吐出口23を閉じる。すなわち、吹付OFF時にニードル3が前進し、先端テーパ部3aで吐出口23を閉じ、塗料の吹付けを停止する。一方、ニードル3は、後退時に吐出口23を開く。すなわち、吹付ON時にニードル3が後退し、先端テーパ部3aが吐出口23から離間して、吐出口23を開き、塗料の吹付けを開始する。
ニードル3の材質としては、例えば、金属、合金、又は樹脂等が挙げられる。金属としては、例えば、アルミニウム、銅、鉄等が挙げられる。合金としては、例えば、アルミニウム合金、ステンレス、真鍮等が挙げられる。
(1.4)ニードル弁ノズル
ニードル弁ノズル30は、上述したように、ノズル31と、ニードル3と、を有する。ノズル31及びニードル3は、ノズル31の吐出口31Bの中心軸と、ニードル3の噴出口32Dの中心軸と、が一致又は略一致するように配置されている。
ニードル弁ノズル30は、上述したように、ノズル31と、ニードル3と、を有する。ノズル31及びニードル3は、ノズル31の吐出口31Bの中心軸と、ニードル3の噴出口32Dの中心軸と、が一致又は略一致するように配置されている。
(1.5)ピストン
ピストン4は、図1に示すように、ピストン室20を第1分室2B1と、第2分室2B2とに区分する。ピストン4は、第1分室21内の圧力と第2分室22内の圧力との差を動力として、軸方向に沿ってピストン室2B内を移動可能である。なお、本実施形態に係るスプレーガン1は、ピストン4を移動させるためのバネ等の弾性部材を備えていない。特に第2分室22には、ピストン4を前方に付勢する弾性部材が無い。
ピストン4は、図1に示すように、ピストン室20を第1分室2B1と、第2分室2B2とに区分する。ピストン4は、第1分室21内の圧力と第2分室22内の圧力との差を動力として、軸方向に沿ってピストン室2B内を移動可能である。なお、本実施形態に係るスプレーガン1は、ピストン4を移動させるためのバネ等の弾性部材を備えていない。特に第2分室22には、ピストン4を前方に付勢する弾性部材が無い。
ピストン4は、ニードル3と共に軸方向に進退可能である。ピストン4は、ピストン室20に収納される。
ピストン4は、ピストン室20を前方の第1分室21と、後方の第2分室22と、に区分する。すなわち、第1分室21は、ピストン室20の前方に位置する。第2分室22は、ピストン室20の後方に位置する。
ピストン4は、第1受圧面41と、第2受圧面42と、を有する。
第1受圧面41は、第1分室21に面している。第1受圧面41は、第1分室21に供給される圧縮空気(第1圧縮空気)によって、軸方向(後方側)に押圧される。
第2受圧面42は、第2分室22に面している。第2受圧面42は、第2分室22に供給される圧縮空気(第2圧縮空気)によって、軸方向(前方側)に押圧される。
なお、吹付ON時に第1分室21に供給される第1圧縮空気の圧力と、吹付OFF時に第2分室22に供給される第2圧縮空気の圧力とは同一である。
本実施形態においては、第1受圧面41の面積と、第2受圧面42の面積とが同一である。基本的には、第1受圧面41及び第2受圧面は、軸方向に垂直な面であり、軸方向に平行な面を含まない。
第1受圧面41の面積とは、吹付OFF時(図2A参照)において、第1分室21内に露出しているピストン4の軸方向に垂直な面の面積を意味する。第1受圧面41の面積を図5Bのドット模様で示す。吹付OFF時に規制部材6と接触して隠れる面積は、第1受圧面41の面積には含まれない。
第2受圧面42の面積とは、吹付ON時(図3A参照)において、第2分室22内に露出しているピストン4の軸方向に垂直な面の面積を意味する。第2受圧面42の面積を図5Aのドット模様で示す。このように、吹付ON時にスペーサー部材5と接触して隠れる面積は、第2受圧面42の面積には含まれない。
このように、第1受圧面41の面積と、第2受圧面42の面積とが同一であれば、吹付ON時及び吹付OFF時の応答性を同程度に向上させることができる。すなわち、吹付OFFから吹付ONへ切り替えたときのピストン4の移動スピードと、吹付ONから吹付OFFへ切り替えたときのピストン4の移動スピードと、を同等にすることができる。
(1.6)スペーサー部材
図1に示すように、スプレーガン1は、スペーサー部材5を更に備える。スペーサー部材5は、ピストン4の第2受圧面42と、第2受圧面42に対向するピストン室20の後面25との間に配置される。スペーサー部材5は、ピストン4の後退時に第2受圧面42とピストン室20の後面25との間に空間220を確保する。
図1に示すように、スプレーガン1は、スペーサー部材5を更に備える。スペーサー部材5は、ピストン4の第2受圧面42と、第2受圧面42に対向するピストン室20の後面25との間に配置される。スペーサー部材5は、ピストン4の後退時に第2受圧面42とピストン室20の後面25との間に空間220を確保する。
ここで、スプレーガン1がスペーサー部材5を備えていない場合、吹付ONから吹付OFFに切り替えるとき、第2圧縮空気が押圧する第2受圧面42の面積は、第2供給口202の開口面積に略等しくなる。この場合、第2受圧面42の面積は、第1受圧面41の面積よりも小さくなりやすい。これに対して、本実施形態に係るスプレーガン1は、スペーサー部材5を備えて空間220を確保しているので、吹付ONから吹付OFFに切り替えるとき、第2圧縮空気は、第2供給口202の開口領域よりも外側の領域に回り込める(図3A参照)。つまり、スペーサー部材5がない場合に比べて、第2受圧面42の面積を大きく確保することができる。したがって、吹付ON時及び吹付OFF時の応答性を更に向上させることができる。
本実施形態では、スペーサー部材5は、ピストン室20の後面25に対向するようにピストン4に設けられている。これにより、ピストン4の後退時に第2受圧面42とピストン室20の後面25との間に空間220を確保しやすくなる。
具体的には、スペーサー部材5は、図5Aに示すように、一対の凸部51,52で形成されている。吹付ON時に一対の凸部51,52の先端面が、ピストン室20の後面25に接触する。一対の凸部51,52の間には溝部53が設けられている。一対の凸部51,52は、ピストン4の外周円よりも内側に設けられている。吹付ONから吹付OFFへ切り替える際、第2供給口202から供給された第2圧縮空気は、溝部53からピストン4の径方向外側に流れ、そのままピストン4の周方向に流れる。このようにして第2圧縮空気で、図5Aに示す第2受圧面42(ドット模様の部分)を押圧することができる。
図5Aに示すように、第2受圧面42は、軸中心Cを通る仮想直線Lに対して線対称である。これにより、ピストン4をスムーズに軸方向に進退移動させることができる。特に吹付ONから吹付OFFに切り替える際に、第2圧縮空気を第2受圧面42に均等に作用させることができるので、ピストン4をスムーズに前方に移動させることができる。
スペーサー部材5の一部は、軸方向において、第2供給口202内に配置されている。これにより、第2供給口202の開口面積が狭くなるので、吹付ONから吹付OFFに切り替えるとき、第2分室22に供給される第2圧縮空気の速度を速くすることができる。
(1.7)規制部材
図1に示すように、スプレーガン1は、規制部材6を更に備える。規制部材6は、ピストン室20においてピストン4よりも軸方向前方に位置する。
図1に示すように、スプレーガン1は、規制部材6を更に備える。規制部材6は、ピストン室20においてピストン4よりも軸方向前方に位置する。
図2A及び図2Bに示すように、スプレーガン1においては、ニードル3が吐出口23を閉じると同時に、ピストン4が規制部材6に接触するように構成されている。つまり、吹付OFF時にピストン4が規制部材6に接触する。これにより、吹付OFF時にニードル3がノズル31から受ける力を分散させて軽減することができる。したがって、ニードル3の先端部の摩耗を抑制することができる。
本実施形態では、規制部材6は、図6に示すように、円筒状の基部61と、この基部61の後端から後方に突出し、かつ基部61よりも一回り小さい円筒状の凸部62と、を有する。基部61の外径は、ピストン室20の内径と同じでもよいし、ピストン室20の内径よりも小さくてもよい。基部61は、軸方向前方の第1面61aと、軸方向後方の第2面61bと、を有する。基部61の第2面61bの中心に凸部62が設けられている。規制部材6は、軸方向に貫通孔63を有する。貫通孔63にニードル3が挿通される。凸部62は、円環状の先端面62aを有し、この先端面62aが、吹付OFF時にピストン4の第1受圧面41に接触する(図2A参照)。
スプレーガン1は、緩衝部材7を更に備える。緩衝部材7は、ゴムなどの弾性体である。緩衝部材7は、ピストン室20の前面24と規制部材6との間に配置されている。図6Bに示すように、緩衝部材7は、円板状をなしており、中心に貫通孔71を有する。緩衝部材7は、規制部材6の基部61の第1面61aに設けられている。緩衝部材7と、規制部材6の基部61とは、同じ大きさである。緩衝部材7は、ピストン室20の第1分室21の前面24に取り付けられる。緩衝部材7の貫通孔71は、貫通孔63と同径の同心円であり、軸方向において重なっている。したがって、貫通孔73にもニードル3が挿通される。緩衝部材7によって吹付OFF時の衝撃を緩和することができる。
本実施形態では、ピストン4と規制部材6とが接触する面積は、凸部62の先端面62aの面積に等しい。一方、規制部材6と緩衝部材7とが接触する面積は、規制部材6の基部61の第1面61aの面積に等しい。凸部62は、基部61よりも一回り小さいので、ピストン4と規制部材6との接触面積は、規制部材6と緩衝部材7との接触面積よりも小さい。これにより、ピストン4の第1受圧面41の面積を確保することができる。すなわち、ピストン4の前進時に第1受圧面41とピストン室20の前面24との間に空間210を確保することができる(図2A参照)。このように、空間210を確保しているので、吹付OFFから吹付ONに切り替えるとき、第1圧縮空気は、ニードル3の周方向に回り込める(図2A参照)。さらに緩衝部材7による緩衝効果も向上する。
第1供給口201は、規制部材6に臨んでいる。第1供給口201は、ピストン4の移動範囲から外れた箇所に設けられている。言い換えると、第1供給口201は、ピストン4と規制部材6とが接触している箇所よりも軸方向前方に設けられている(図2A参照)。これにより、ピストン4の応答性を更に向上させることができる。
(1.8)塗料
塗料は、塗膜形成要素である樹脂(以下、塗膜形成性樹脂)を含む。必要に応じて、塗料は、粒状物、有機溶剤、水、及び添加剤等を含有してもよい。塗料が粒状物を含有することで、被吹付対象物に意匠性を付与することができる。塗料は、低粘度であってもよく、高粘度であってもよい。
塗料は、塗膜形成要素である樹脂(以下、塗膜形成性樹脂)を含む。必要に応じて、塗料は、粒状物、有機溶剤、水、及び添加剤等を含有してもよい。塗料が粒状物を含有することで、被吹付対象物に意匠性を付与することができる。塗料は、低粘度であってもよく、高粘度であってもよい。
塗膜形成性樹脂としては、例えば、アクリルエマルション、シリコンエマルション、アクリルシリコンエマルション等が挙げられる。
粒状物としては、樹脂ビーズ、顔料、ガラスフレーク、シリカ微粒子、珪砂、マイカ等が挙げられる。樹脂ビーズとしては、例えば、アクリル樹脂ビーズ、ポリスチレン樹脂ビーズ、ポリエチレン樹脂ビーズ、ポリプロピレン樹脂ビーズ、ウレタン樹脂ビーズ、シリコン樹脂ビーズ、ポリエステル樹脂ビーズ、ポリアミド樹脂ビーズ等が挙げられる。顔料としては、酸化チタン粒子、酸化鉄系粒子、カーボンブラック粒子、炭酸カルシウム粒子、硫酸バリウム粒子等が挙げられる。粒状物の形状は、特に限定されず、例えば、真円状、楕円状等が挙げられる。
有機溶剤としては、例えば、酢酸ブチル、キシレン等が挙げられる。
添加剤としては、例えば、紫外線吸収剤、ブチルセロソルブ、消泡剤、増粘剤、浸透剤、乾燥防止剤、pH調整剤、防腐剤、分散剤等が挙げられる。
(2)スプレーガンの使用態様
スプレーガン1は、使用される際、霧化用空気供給口28、第1供給口201、及び第2供給口202にエアーホースがそれぞれ取り付けられる。各エアーホースは、ノズルコントロールユニットを介して、高圧空気源と接続されている。霧化用空気を供給する高圧空気源と、第1圧縮空気、及び第2圧縮空気を供給する高圧空気源とは、同一であってもよいし、別々であってもよい。ノズルコントロールユニットは、霧化用空気供給口28、第1供給口201、及び第2供給口202の各々に供給する圧縮空気のエア流量を調整する動作をする。
スプレーガン1は、使用される際、霧化用空気供給口28、第1供給口201、及び第2供給口202にエアーホースがそれぞれ取り付けられる。各エアーホースは、ノズルコントロールユニットを介して、高圧空気源と接続されている。霧化用空気を供給する高圧空気源と、第1圧縮空気、及び第2圧縮空気を供給する高圧空気源とは、同一であってもよいし、別々であってもよい。ノズルコントロールユニットは、霧化用空気供給口28、第1供給口201、及び第2供給口202の各々に供給する圧縮空気のエア流量を調整する動作をする。
塗料供給口27には塗料供給用ホースが取り付けられる。塗料供給用ホースは、循環ポンプを介して、塗料タンクと接続される。塗料タンクには、塗料が貯留される。
(3)スプレーガンの動作
スプレーガン1は、吹付ON(開状態)と、吹付OFF(閉状態)と、の切り替えが制御装置によって制御されることにより使用される。吹付ONは、霧化した塗料の吹付けを行う状態である。吹付OFFは、塗料の吹付けを停止する状態である。
スプレーガン1は、吹付ON(開状態)と、吹付OFF(閉状態)と、の切り替えが制御装置によって制御されることにより使用される。吹付ONは、霧化した塗料の吹付けを行う状態である。吹付OFFは、塗料の吹付けを停止する状態である。
制御装置は、スプレーガン1の吹付ONと吹付OFFとの切り替えの制御を行う。制御装置は、検出部と、制御部と、を備える。検出部及び制御部は、電気的に接続されている。
検出部は、例えば、コンベアに載置された被吹付対象物が搬送されてきたことを検知する。検出部としては、例えば、光電センサ、カメラ等が挙げられる。
制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有するコンピュータを主構成とする。制御部は、メモリに格納されているプログラムをCPUで実行することにより、ノズルコントロールユニットの動作を制御する。ノズルコントロールユニットの具体的な動作は、例えば、霧化用空気供給口28、第1供給口201、及び第2供給口202の各々に供給する圧縮空気のエア流量を調整する動作である。プログラムは、予めコンピュータのメモリに記録されていてもよいし、メモリカードなどの非一時記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネットなどの電気通信回線を通して提供されてもよい。制御部は、ノズルコントロールユニットと電気的に接続されている。
スプレーガン1が、コンベアに載置されて搬送されている被吹付対象物の搬送中に被吹付対象物の塗装を行う場合、制御部は、検出部から送信される検知信号に基づき、被吹付対象物が搬送されたことを検知し、検知したタイミングに基づいて、搬送されている被吹付対象物が予め設定された塗装パターンに塗装されるように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。次いで、制御部は、検出部から送信される検知信号に基づき、被吹付対象物を搬送し終えたことを検知した場合、塗料の吹付けを完全に停止するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。スプレーガンは、制御装置によって、以下の動作を行う。
(3.1)初期状態
被吹付対象物への塗料の吹付けを開始する前のスプレーガン1の初期状態では、制御装置は、第1分室21内の圧力が第2分室22の圧力よりも小さい状態を維持するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。これにより、スプレーガン1は、塗料の吹付けが停止された状態を維持する。この際、制御装置は、霧化用空気が霧化用空気供給口28に供給されるように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行ってもよい。
被吹付対象物への塗料の吹付けを開始する前のスプレーガン1の初期状態では、制御装置は、第1分室21内の圧力が第2分室22の圧力よりも小さい状態を維持するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。これにより、スプレーガン1は、塗料の吹付けが停止された状態を維持する。この際、制御装置は、霧化用空気が霧化用空気供給口28に供給されるように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行ってもよい。
(3.2)初期状態から吹付ONへの動作
初期状態から吹付ONにするには、制御装置は、霧化用空気が霧化用空気供給口28に供給されるように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行うと同時に、第1分室21内の圧力が第2分室22の圧力よりも大きい状態を維持するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。このとき、ノズルコントロールユニットは、第2分室22内の空気を第2供給口202から強制排気するように動作の制御を行ってもよい。これにより、霧化用空気供給口28に供給される霧化用空気は、霧化用空気孔3eからニードル3の内部に移動し、霧化用空気流路3fを通って、ニードル3の先端(具体的には、噴出口3d)から噴出される。さらに、ニードル3はピストン4と一体となって後方に移動し、ピストン4の第2受圧面42に設けられたスペーサー部材5と、ピストン室20の後面25と、が接触する。その結果、図3Bに示すように、ノズル31とニードル3とが離間し、円環状の隙間が形成される。ノズル31の内部に供給した塗料は、上記の隙間を通って、霧化用空気と混合され、霧化した塗料が吐出口23から吐出される。
初期状態から吹付ONにするには、制御装置は、霧化用空気が霧化用空気供給口28に供給されるように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行うと同時に、第1分室21内の圧力が第2分室22の圧力よりも大きい状態を維持するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。このとき、ノズルコントロールユニットは、第2分室22内の空気を第2供給口202から強制排気するように動作の制御を行ってもよい。これにより、霧化用空気供給口28に供給される霧化用空気は、霧化用空気孔3eからニードル3の内部に移動し、霧化用空気流路3fを通って、ニードル3の先端(具体的には、噴出口3d)から噴出される。さらに、ニードル3はピストン4と一体となって後方に移動し、ピストン4の第2受圧面42に設けられたスペーサー部材5と、ピストン室20の後面25と、が接触する。その結果、図3Bに示すように、ノズル31とニードル3とが離間し、円環状の隙間が形成される。ノズル31の内部に供給した塗料は、上記の隙間を通って、霧化用空気と混合され、霧化した塗料が吐出口23から吐出される。
(3.3)吹付ONから吹付OFFへの動作
吹付ONから吹付OFFにするには、制御装置は、第1分室21内の圧力が第2分室22の圧力よりも小さい状態を維持するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。このとき、ノズルコントロールユニットは、第1分室21内の空気を第1供給口201から強制排気するように動作の制御を行ってもよい。これにより、ニードル3はピストン4と一体となって前方に移動し、図2Bに示すように、ノズル31とニードル3とが接触する。これにより、上述の円環状の隙間が遮断され、吐出口23から塗料は吐出されず、塗料の吹付は停止する。
吹付ONから吹付OFFにするには、制御装置は、第1分室21内の圧力が第2分室22の圧力よりも小さい状態を維持するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。このとき、ノズルコントロールユニットは、第1分室21内の空気を第1供給口201から強制排気するように動作の制御を行ってもよい。これにより、ニードル3はピストン4と一体となって前方に移動し、図2Bに示すように、ノズル31とニードル3とが接触する。これにより、上述の円環状の隙間が遮断され、吐出口23から塗料は吐出されず、塗料の吹付は停止する。
(3.4)塗料の吹付け終了状態
被吹付対象物への塗料の吹付けを完全に停止するスプレーガン1の吹付け終了状態では、制御装置は、上記(3.1)と同様に、第1分室21内の圧力が第2分室22圧力よりも小さい状態を維持するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。これにより、スプレーガン1は、塗料の吹付けが停止された状態を維持する。この際、制御装置は、霧化用空気が霧化用空気供給口28に供給されるように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行ってもよい。
被吹付対象物への塗料の吹付けを完全に停止するスプレーガン1の吹付け終了状態では、制御装置は、上記(3.1)と同様に、第1分室21内の圧力が第2分室22圧力よりも小さい状態を維持するように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行う。これにより、スプレーガン1は、塗料の吹付けが停止された状態を維持する。この際、制御装置は、霧化用空気が霧化用空気供給口28に供給されるように、ノズルコントロールユニットの動作の制御を行ってもよい。
(3.5)被吹付対象物
被吹付対象物としては、特に限定されず、例えば、窯業系基材、無機系基材、金属系基材、樹脂系基材等が挙げられる。窯業系基材は、例えば、無機質硬化体の原料となる水硬性膠着材に無機充填材及び繊維質材料等を配合し、この配合物を所定形状に成形した後に養生硬化させることによって作製することができる。
被吹付対象物としては、特に限定されず、例えば、窯業系基材、無機系基材、金属系基材、樹脂系基材等が挙げられる。窯業系基材は、例えば、無機質硬化体の原料となる水硬性膠着材に無機充填材及び繊維質材料等を配合し、この配合物を所定形状に成形した後に養生硬化させることによって作製することができる。
ここで、水硬性膠着材としては、例えば、ポルトランドセメント、高炉セメント、高炉スラグ、ケイ酸カルシウム、石膏等を用いることができる。また無機充填材としては、例えば、フライアッシュ、ミクロシリカ、珪砂等を用いることができる。また繊維質材料としては、例えば、パルプ、合成繊維等の無機繊維や、スチールファイバー等の金属繊維を用いることができる。無機系基材としては、フレキシブルボード、珪酸カルシウム板、石膏スラグパーライト板、木片セメント板、プレキャストコンクリート板、ALC板、石膏ボード等が挙げられる。
(4)変形例
上記本実施形態では、スプレーガン1は、自動式スプレーガンであるが、手持式スプレーガンであってもよい。
上記本実施形態では、スプレーガン1は、自動式スプレーガンであるが、手持式スプレーガンであってもよい。
上記実施形態では、スプレーガン1は、内部混合式スプレーガンであるが、外部混合式スプレーガンでもよい。なお、内部混合式とは、ノズルの内部で塗料及び圧縮空気を混合する方式である。外部混合式とは、ノズルの外部で塗料及び圧縮空気を混合する方式である。
上記実施形態では、スペーサー部材5は、ピストン4に設けられて一体化しているが、ハウジング2の内面に設けられていてもよい。
上記実施形態では、ニードル3とピストン4とは一体化されていないが、ニードル3とピストン4とは一体化されていてもよい。
上記実施形態では、スプレーガン1は、緩衝部材7を備えているが、緩衝部材7を備えていなくてもよい。
3.まとめ
上記実施形態から明らかなように、本発明は、下記の態様を含む。なお、以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで示している。
上記実施形態から明らかなように、本発明は、下記の態様を含む。なお、以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで示している。
第1の態様に係るスプレーガン(1)は、軸方向前方に吐出口(23)を有し、前記軸方向後方にピストン室(20)を有するハウジング(2)と、前記ハウジング(2)内に収納され、前記軸方向に進退可能であって、前進時に前記吐出口(23)を閉じ、後退時に前記吐出口(23)を開くニードル(3)と、前記ニードル(3)の後端に固定され、前記ニードル(3)と共に前記軸方向に進退可能であって、前記ピストン室(20)に収納されるピストン(4)と、を備える。前記ピストン(4)は、前記ピストン室(20)を前方の第1分室(21)と、後方の第2分室(22)と、に区分する。前記第2分室(22)には、前記ピストン(4)を前方に付勢する弾性部材が無い。前記ピストン(4)は、前記第1分室(21)に面し、前記第1分室(21)に供給される圧縮空気が前記軸方向に押圧する第1受圧面(41)と、前記第2分室(22)に面し、前記第2分室(22)に供給される圧縮空気が前記軸方向に押圧する第2受圧面(42)と、を有する。前記第1受圧面(41)の面積と、前記第2受圧面(42)の面積とが同一である。
この態様によれば、吹付ON時及び吹付OFF時の応答性を同程度に向上させることができる。
第2の態様に係るスプレーガン(1)は、第1の態様において、前記第2受圧面(42)と、前記第2受圧面(42)に対向する前記ピストン室(20)の後面(25)との間に配置され、前記ピストン(4)の後退時に前記第2受圧面(42)と前記ピストン室(20)の後面(25)との間に空間(220)を確保するスペーサー部材(5)を更に備える。
この態様によれば、吹付ON時及び吹付OFF時の応答性を更に向上させることができる。
第3の態様に係るスプレーガン(1)では、第2の態様において、前記スペーサー部材(5)が、前記ピストン室(20)の後面(25)に対向するように前記ピストン(4)に設けられている。
この態様によれば、前記ピストン(4)の後退時に前記第2受圧面(42)と前記ピストン室(20)の後面(25)との間に空間(220)を確保しやすくなる。
第4の態様に係るスプレーガン(1)では、第2又は3の態様において、前記ハウジング(2)は、前記軸方向後方に、前記第2分室(22)と連通する供給口(202)を有し、前記軸方向において、前記供給口(202)内に前記スペーサー部材(5)の一部が配置されている。
この態様によれば、第2供給口(202)の開口面積が狭くなるので、吹付ONから吹付OFFに切り替えるとき、第2分室(22)に供給される第2圧縮空気の速度を速くすることができる。
第5の態様に係るスプレーガン(1)では、第1〜4のいずれかの態様において、前記第2受圧面(42)が、軸中心(C)を通る仮想直線(L)に対して線対称である。
この態様によれば、ピストン(4)をスムーズに軸方向に進退移動させることができる。
1 スプレーガン
2 ハウジング
20 ピストン室
21 第1分室
22 第2分室
220 空間
23 吐出口
25 後面
202 供給口(第2供給口)
3 ニードル
4 ピストン
41 第1受圧面
42 第2受圧面
5 スペーサー部材
X 軸方向
C 軸中心
L 仮想直線
2 ハウジング
20 ピストン室
21 第1分室
22 第2分室
220 空間
23 吐出口
25 後面
202 供給口(第2供給口)
3 ニードル
4 ピストン
41 第1受圧面
42 第2受圧面
5 スペーサー部材
X 軸方向
C 軸中心
L 仮想直線
Claims (5)
- 軸方向前方に吐出口を有し、前記軸方向後方にピストン室を有するハウジングと、前記ハウジング内に収納され、前記軸方向に進退可能であって、前進時に前記吐出口を閉じ、後退時に前記吐出口を開くニードルと、前記ニードルの後端に固定され、前記ニードルと共に前記軸方向に進退可能であって、前記ピストン室に収納されるピストンと、を備え、
前記ピストンは、前記ピストン室を前方の第1分室と、後方の第2分室と、に区分し、
前記第2分室には、前記ピストンを前方に付勢する弾性部材が無く、
前記ピストンは、前記第1分室に面し、前記第1分室に供給される圧縮空気が前記軸方向に押圧する第1受圧面と、前記第2分室に面し、前記第2分室に供給される圧縮空気が前記軸方向に押圧する第2受圧面と、を有し、
前記第1受圧面の面積と、前記第2受圧面の面積とが同一である、
スプレーガン。 - 前記第2受圧面と、前記第2受圧面に対向する前記ピストン室の後面との間に配置され、前記ピストンの後退時に前記第2受圧面と前記ピストン室の後面との間に空間を確保するスペーサー部材を更に備える、
請求項1に記載のスプレーガン。 - 前記スペーサー部材が、前記ピストン室の後面に対向するように前記ピストンに設けられている、
請求項2に記載のスプレーガン。 - 前記ハウジングは、前記軸方向後方に、前記第2分室と連通する供給口を有し、
前記軸方向において、前記供給口内に前記スペーサー部材の一部が配置されている、
請求項2又は3に記載のスプレーガン。 - 前記第2受圧面が、軸中心を通る仮想直線に対して線対称である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のスプレーガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019057424A JP2020157200A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | スプレーガン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019057424A JP2020157200A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | スプレーガン |
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JP2020157200A true JP2020157200A (ja) | 2020-10-01 |
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ID=72640864
Family Applications (1)
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JP2019057424A Pending JP2020157200A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | スプレーガン |
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JP (1) | JP2020157200A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113084300A (zh) * | 2021-04-13 | 2021-07-09 | 珠海格力智能装备有限公司 | 喷射组件及具有其的焊接机 |
-
2019
- 2019-03-25 JP JP2019057424A patent/JP2020157200A/ja active Pending
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