JP2004042039A - 空気噴霧式スプレーガン用空気弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作員がトリガを作用するのに必要とする圧力の小さな空気弁を含んでいる塗料噴霧器を提供する。
【解決手段】塗料噴霧器が、塗料の供給源へ接続するようになっているポートと、塗料噴霧器を通過するガスの流れを制御するためのアクチュエータと、該アクチュエータにより制御されるべく該アクチュエータへ接続された弁(120)とを含んでいる。
該弁が、弁ハウジングと弁閉止部材(132)と弁シート(134)と入口ポートと出口ポートとを含んでいる。
該弁閉止部材が、第一面と、第二面と、該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための手段とを含んでいる。
【選択図】 図3
【解決手段】塗料噴霧器が、塗料の供給源へ接続するようになっているポートと、塗料噴霧器を通過するガスの流れを制御するためのアクチュエータと、該アクチュエータにより制御されるべく該アクチュエータへ接続された弁(120)とを含んでいる。
該弁が、弁ハウジングと弁閉止部材(132)と弁シート(134)と入口ポートと出口ポートとを含んでいる。
該弁閉止部材が、第一面と、第二面と、該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための手段とを含んでいる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は弁構造体に関する。本発明は、手持式塗料噴霧器(以降時にハンドガンあるいはガンと呼ぶ)のような噴霧器用の空気弁構造体として開示されている。しかしながら、本発明は他への用途もあると思われる。
【0002】
【従来の技術】
種々のタイプの手持式塗料噴霧器が公知である。例えば特許文献1,2及び3に例示し説明されたガンがある。米国 43612−1493,オハイオ州 トレド,フィリップスアベニュ 320のITW Ransberg社からすべて入手可能なRansburgモデルREA3,REA4,REA70,REA90,REM及びM−90のガンもある。このリストにより、従来技術に関するすべての資料の調査結果、あるいはリスト化されたものよりすぐれた入手可能な技術がないなどということを表示しようとするものではない。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第3,169,882号明細書
【特許文献2】
米国特許第4,002,777号明細書
【特許文献3】
米国特許第4,285,446号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、空気弁を開いておくために操作員がトリガを作用するのに必要とする圧力の小さな空気弁を含んでいる塗料噴霧器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施例において、塗料噴霧器が、塗料の供給源へ接続するようになっているポートと、塗料噴霧器を通過する圧縮ガスあるいはガス混合体(以降“圧縮ガス”あるいは“ガス”と呼ぶ)の流れを制御するためのアクチュエータと、該アクチュエータにより制御されるべく該アクチュエータへ接続された弁とを含んでいる。該弁が、弁ハウジングと弁閉止部材と弁シートとを含んでいる。該弁閉止部材は、該アクチュエータの制御の下に該ハウジング内において、該弁シートに対抗する閉位置と該弁シートから離れる開位置との間で可動である。入口ポートは、該ハウジングの中方向へ向いて備えられている。該入口ポートは、該弁シートの第一側方に配向されている。該入口ポートは、圧縮ガスの供給源へ接続されるようになっていて、出口ポートは該弁シートの第二側方に備えられている。該弁閉止部材が、該弁閉止部材の該シートから離れて行く移動方向である第一方向にほぼ対面する第一面と、該弁閉止部材の該シートへ向かって行く移動方向である第二方向にほぼ対面する第二面とを含んでいる。該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための手段が備えられている。
【0006】
本発明の他の実施例において、塗料噴霧装置が、塗料噴霧器と塗料の供給源と圧縮ガスの供給源とを含んでいる。塗料噴霧器は、塗料の供給源へ接続するようになっている第一ポートと、該圧縮ガスの供給源へ接続するようになっている第二ポートと、塗料噴霧器を通過するガスの流れを制御するためのアクチュエータと、該アクチュエータにより制御されるべく該アクチュエータへ接続された弁とを含んでいる。該弁が、弁ハウジングと弁閉止部材と弁シートとを含んでいる。該弁閉止部材は、該アクチュエータの制御の下に該ハウジング内において、該弁シートに対抗する閉位置と該弁シートから離れる開位置との間で可動である。該第二ポートは該弁シートの第一側方へ接続されている。該第三ポートは該弁シートの第二側方へ接続されている。該弁閉止部材が、該弁閉止部材の該シートから離れて行く移動方向である第一方向にほぼ対面する第一面と、該弁閉止部材の該シートへ向かって行く移動方向である第二方向にほぼ対面する第二面とを含んでいる。該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための手段が備えられている。
【0007】
例示的に本発明のこれらの実施例において、装置は、該弁を閉とするべく、該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段をさらに含んでいる。
【0008】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための該手段が、該第一面を該圧縮ガスの供給源へさらすことを低減するために、スカートを含んでいて、該スカートは、該弁が該閉位置にある場合該入口ポートを通りこして、該閉止部材の外周縁から延伸している。
【0009】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該スカートが、該閉止部材から該第一方向へ延伸している。
【0010】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該スカートが、該第一面を該圧縮ガスの供給源へさらすことを低減するために、該閉止部材の周縁を全体的に囲んで延在している。
【0011】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該ハウジングは第一シートを含んでいるハウジングクロジュアを含んでいる。該第一面とスカートとは第二シートを形成している。該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段が、該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすためのばねをさらに含んでいる。該ばねが該第一シートと該第二シートとの間に係合されている。
【0012】
本発明の他の実施例において、流体の流れを制御するための弁が、弁ハウジングと弁閉止部材と弁シートとを含んでいる。該弁閉止部材は、該アクチュエータの制御の下に該ハウジング内において、該弁シートに対抗する閉位置と該弁シートから離れる開位置との間で可動である。入口ポートは、該流体用に該ハウジングの中方向へ向いて備えられている。該入口ポートは、該弁シートの第一側方に配向されている。出口ポートは該弁シートの第二側方に備えられている。該弁閉止部材が、該弁閉止部材の該シートから離れる移動方向である第一方向にほぼ対面する第一面と、該弁閉止部材の該シートへ向かう移動方向である第二方向にほぼ対面する第二面とを含んでいる。該第一面が該流体へさらされることを低減するための手段が備えられている。
【0013】
例示的に本発明のこれらの実施例において、装置は、該弁を閉とするべく、該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段をさらに含んでいる。
【0014】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該第一面が該流体へさらされることを低減するための該手段が、該第一面を該流体へさらすことを低減するために、スカートを含んでいて、該スカートは、該弁が該閉位置にある場合該入口ポートを通りこして、該閉止部材の外周縁から延伸している。
【0015】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該スカートが、該閉止部材から該第一方向へ延伸している。
【0016】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該スカートが、該第一面を該流体へさらすことを低減するために、該閉止部材の周縁を全体的に囲んで延在している。
【0017】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該ハウジングは第一シートを含んでいるハウジングクロジュアを含んでいる。該第一面とスカートとは第二シートを形成している。該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段が、該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすためのばねをさらに含んでいる。該ばねが該第一シートと該第二シートとの間に係合されている。
【0018】
本発明は、従来技術と本発明とを説明する以下の詳細な説明及び添付図面を参照することにより理解されるであろう。
【0019】
【発明の実施の形態】
従来技術における弁20を図2に示めす。そのような弁20は多数の商業的に入手可能な液体塗装ディスペンサ用ガン21に使用されている。図1において、一般的なタイプのガン21は、例えば米国 43612−1493,オハイオ州トレド,フィリップスアベニュ 320のITW Ransburg社からすべて入手可能なRansburgモデルREA3,REA4,REA70,REA90,REM及びM90を含んでいる。これは一般的なトリガ式空気弁構造であることから、このリストは網羅的なものではない。一般にガン21は適切なフィッティングあるいは同様なものを介して、ガン21により噴霧化され噴きつけされる塗料の供給源23と、圧縮空気源28と、塗料を静電荷し噴霧化する高電圧あるいは低電圧の供給源25とへ接続されている。供給源28からの圧縮空気は、例えば塗料の噴霧化及び噴きつけ、ガン21の洗浄等に使用される。電源25からの電圧は塗料の静電荷及び噴霧化に使用される。図1において供給源23,28及び25はすべてブロックで示めされている。
【0020】
弁20は、ガン21におけるほぼピストルグリップ状ハンドル24の中に形成された通路22に収容されている。空気は圧縮空気の供給源28から通路26を介して、弁20の閉止部材32の上流側に供給される。空気圧力は、コイルばね30により提供されたばね力と組合わされて、空気弁20の閉止部材32をシート34に対し保持し、かつ空気を密閉している。コイルばね30の端部36,38が閉止部材32の上流側側面42に備えられたボス40に係合され、穴付きみぞ付き閉止栓46に備えられたウエル44に係合されていて、その閉止栓46はハンドル24の後方面48から通路22の中へねじ込まれている。
【0021】
ガン21の操作員によりガン21のトリガ50に作用される力は、弁20の駆動ロッド52を介して伝達され、ロッド52及び閉止部材32を後方へ押し、さらに閉止部材32はシート34から離なれ空気弁20が開かれかつ空気がガン21の前方に向かって通路54の中を流れる。ロッド52と閉止部材32とを後方へ押すために必要とされる力は供給源28から供給される圧縮空気の圧力により影響される。供給源28の空気圧力が高くなるほど、操作員がトリガ式空気弁20を開くのに必要とする力はより大きくなる。力は弁20を開とする直前で最大となる。弁の閉止部材32がシート34から離れてしまうと、圧縮空気により閉止部材32に作用していた力は、閉止部材32の下流側側面58が供給源28からの圧力を受けることにより、平衡に近くなる。このことは、操作員が弁20を開に保つのに必要な力を低減している。
【0022】
本発明により作られた弁120を図3に示めす。弁120は、ガン121におけるほぼピストルグリップ状ハンドル124の中に形成された通路122に収容されている。空気は圧縮空気の供給源28から、弁シート134の上流側の通路122と交差する通路126を介して供給される。供給源28の圧力は、コイルばね130により提供されたばね力と組合わされて、ピストン状の空気弁の閉止部材132をシート134に対し保持し、かつ空気を密閉している。コイルばね130の端部136,138は、閉止部材132の後方へ延伸しているスカート141に備えられたウエル140に係合され、穴付きみぞ付き閉止栓146に備えられたウエル144に係合されていて、その閉止栓146はハンドル124の後方面148から通路122の中へねじ込まれている。
【0023】
ガン121の操作員によりガン121のトリガ150に作用される力は、弁120の駆動ロッド152を介して伝達され、ロッド152及び閉止部材132を後方へ押し、さらに閉止部材132はシート134から離なれ空気弁120が開かれかつ空気がガン121の前方に向かって通路154の中を流れる。弁120において、閉止部材132の上流側側面あるいは前方側面160がスカート141により通路126の中の圧縮空気から隔離されていて、そのスカート141は通路122,126の交差部をまたいで後方へ延伸している。このことは、弁閉止部材132の前方側面160が供給源128の圧力を受けないことを意味している。このことは、弁120を弁の閉方向へ維持する力、従って弁120を開とするのに必要とされる力の低減をもたらしている。
【0024】
シール162例えばOリングシールが通路122の壁とスカート141との間に備えられている。このことが、同様に閉止部材132の前方側面160が通路126における圧力を受けることを低減している。弁120が閉じている場合、ロッド152と閉止部材132とを後方へ押すのに必要な力は、供給源128の圧力にほぼ無関係である。弁120の閉止部材132がシート134から離れると、供給源138の圧力により閉止部材132の下流側側面158に作用される力は、トリガ150におけるばね力130と部分的に釣り合う。このことは、弁120を開いておくために操作員がトリガ150を作用するのに必要とする圧力を低減するのに役立っている。
【0025】
図示した実施例において、スカート141は、面160を供給源128の圧力から保護するために、閉止部132の全外周縁の周囲に延在していなければならない。このことが、スカート141の直径がシート134領域においてハウジング122の直径より小さい理由である。従って、閉止部材132がシート134から離れている場合、供給源128の圧力は閉止部材132の全周囲に作用している。しかしながら、以下の弁120の構造が可能であって、面160を供給源128の圧力から隔離するために、スカート141が閉止部材132の全外周縁周囲に延在している必要はない。スカートは、ポート126が、ポート126とハウジング122との交差部におけるハウジング122の外周縁の周囲に延在しているところまで、あるいはそれよりわずかに遠くまであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、一般的なタイプのガンの側面図を示めしていて、そのガンと組合せることにより本発明は有効なものになる。
【図2】図2は、従来技術におけるトリガ制御式空気弁の部分断面側面図を示めす。
【図3】図3は、本発明により作られたトリガ制御式空気弁の部分断面側面図を示めす。
【符号の説明】
20,120…弁
23…塗料の供給源
25…高電圧あるいは低電圧の供給源
28…圧縮空気供給源
34,134…弁シート
32,132…閉止部材
【発明の属する技術分野】
本発明は弁構造体に関する。本発明は、手持式塗料噴霧器(以降時にハンドガンあるいはガンと呼ぶ)のような噴霧器用の空気弁構造体として開示されている。しかしながら、本発明は他への用途もあると思われる。
【0002】
【従来の技術】
種々のタイプの手持式塗料噴霧器が公知である。例えば特許文献1,2及び3に例示し説明されたガンがある。米国 43612−1493,オハイオ州 トレド,フィリップスアベニュ 320のITW Ransberg社からすべて入手可能なRansburgモデルREA3,REA4,REA70,REA90,REM及びM−90のガンもある。このリストにより、従来技術に関するすべての資料の調査結果、あるいはリスト化されたものよりすぐれた入手可能な技術がないなどということを表示しようとするものではない。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第3,169,882号明細書
【特許文献2】
米国特許第4,002,777号明細書
【特許文献3】
米国特許第4,285,446号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、空気弁を開いておくために操作員がトリガを作用するのに必要とする圧力の小さな空気弁を含んでいる塗料噴霧器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施例において、塗料噴霧器が、塗料の供給源へ接続するようになっているポートと、塗料噴霧器を通過する圧縮ガスあるいはガス混合体(以降“圧縮ガス”あるいは“ガス”と呼ぶ)の流れを制御するためのアクチュエータと、該アクチュエータにより制御されるべく該アクチュエータへ接続された弁とを含んでいる。該弁が、弁ハウジングと弁閉止部材と弁シートとを含んでいる。該弁閉止部材は、該アクチュエータの制御の下に該ハウジング内において、該弁シートに対抗する閉位置と該弁シートから離れる開位置との間で可動である。入口ポートは、該ハウジングの中方向へ向いて備えられている。該入口ポートは、該弁シートの第一側方に配向されている。該入口ポートは、圧縮ガスの供給源へ接続されるようになっていて、出口ポートは該弁シートの第二側方に備えられている。該弁閉止部材が、該弁閉止部材の該シートから離れて行く移動方向である第一方向にほぼ対面する第一面と、該弁閉止部材の該シートへ向かって行く移動方向である第二方向にほぼ対面する第二面とを含んでいる。該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための手段が備えられている。
【0006】
本発明の他の実施例において、塗料噴霧装置が、塗料噴霧器と塗料の供給源と圧縮ガスの供給源とを含んでいる。塗料噴霧器は、塗料の供給源へ接続するようになっている第一ポートと、該圧縮ガスの供給源へ接続するようになっている第二ポートと、塗料噴霧器を通過するガスの流れを制御するためのアクチュエータと、該アクチュエータにより制御されるべく該アクチュエータへ接続された弁とを含んでいる。該弁が、弁ハウジングと弁閉止部材と弁シートとを含んでいる。該弁閉止部材は、該アクチュエータの制御の下に該ハウジング内において、該弁シートに対抗する閉位置と該弁シートから離れる開位置との間で可動である。該第二ポートは該弁シートの第一側方へ接続されている。該第三ポートは該弁シートの第二側方へ接続されている。該弁閉止部材が、該弁閉止部材の該シートから離れて行く移動方向である第一方向にほぼ対面する第一面と、該弁閉止部材の該シートへ向かって行く移動方向である第二方向にほぼ対面する第二面とを含んでいる。該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための手段が備えられている。
【0007】
例示的に本発明のこれらの実施例において、装置は、該弁を閉とするべく、該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段をさらに含んでいる。
【0008】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための該手段が、該第一面を該圧縮ガスの供給源へさらすことを低減するために、スカートを含んでいて、該スカートは、該弁が該閉位置にある場合該入口ポートを通りこして、該閉止部材の外周縁から延伸している。
【0009】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該スカートが、該閉止部材から該第一方向へ延伸している。
【0010】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該スカートが、該第一面を該圧縮ガスの供給源へさらすことを低減するために、該閉止部材の周縁を全体的に囲んで延在している。
【0011】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該ハウジングは第一シートを含んでいるハウジングクロジュアを含んでいる。該第一面とスカートとは第二シートを形成している。該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段が、該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすためのばねをさらに含んでいる。該ばねが該第一シートと該第二シートとの間に係合されている。
【0012】
本発明の他の実施例において、流体の流れを制御するための弁が、弁ハウジングと弁閉止部材と弁シートとを含んでいる。該弁閉止部材は、該アクチュエータの制御の下に該ハウジング内において、該弁シートに対抗する閉位置と該弁シートから離れる開位置との間で可動である。入口ポートは、該流体用に該ハウジングの中方向へ向いて備えられている。該入口ポートは、該弁シートの第一側方に配向されている。出口ポートは該弁シートの第二側方に備えられている。該弁閉止部材が、該弁閉止部材の該シートから離れる移動方向である第一方向にほぼ対面する第一面と、該弁閉止部材の該シートへ向かう移動方向である第二方向にほぼ対面する第二面とを含んでいる。該第一面が該流体へさらされることを低減するための手段が備えられている。
【0013】
例示的に本発明のこれらの実施例において、装置は、該弁を閉とするべく、該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段をさらに含んでいる。
【0014】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該第一面が該流体へさらされることを低減するための該手段が、該第一面を該流体へさらすことを低減するために、スカートを含んでいて、該スカートは、該弁が該閉位置にある場合該入口ポートを通りこして、該閉止部材の外周縁から延伸している。
【0015】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該スカートが、該閉止部材から該第一方向へ延伸している。
【0016】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該スカートが、該第一面を該流体へさらすことを低減するために、該閉止部材の周縁を全体的に囲んで延在している。
【0017】
例示的に本発明のこれらの実施例において、該ハウジングは第一シートを含んでいるハウジングクロジュアを含んでいる。該第一面とスカートとは第二シートを形成している。該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段が、該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすためのばねをさらに含んでいる。該ばねが該第一シートと該第二シートとの間に係合されている。
【0018】
本発明は、従来技術と本発明とを説明する以下の詳細な説明及び添付図面を参照することにより理解されるであろう。
【0019】
【発明の実施の形態】
従来技術における弁20を図2に示めす。そのような弁20は多数の商業的に入手可能な液体塗装ディスペンサ用ガン21に使用されている。図1において、一般的なタイプのガン21は、例えば米国 43612−1493,オハイオ州トレド,フィリップスアベニュ 320のITW Ransburg社からすべて入手可能なRansburgモデルREA3,REA4,REA70,REA90,REM及びM90を含んでいる。これは一般的なトリガ式空気弁構造であることから、このリストは網羅的なものではない。一般にガン21は適切なフィッティングあるいは同様なものを介して、ガン21により噴霧化され噴きつけされる塗料の供給源23と、圧縮空気源28と、塗料を静電荷し噴霧化する高電圧あるいは低電圧の供給源25とへ接続されている。供給源28からの圧縮空気は、例えば塗料の噴霧化及び噴きつけ、ガン21の洗浄等に使用される。電源25からの電圧は塗料の静電荷及び噴霧化に使用される。図1において供給源23,28及び25はすべてブロックで示めされている。
【0020】
弁20は、ガン21におけるほぼピストルグリップ状ハンドル24の中に形成された通路22に収容されている。空気は圧縮空気の供給源28から通路26を介して、弁20の閉止部材32の上流側に供給される。空気圧力は、コイルばね30により提供されたばね力と組合わされて、空気弁20の閉止部材32をシート34に対し保持し、かつ空気を密閉している。コイルばね30の端部36,38が閉止部材32の上流側側面42に備えられたボス40に係合され、穴付きみぞ付き閉止栓46に備えられたウエル44に係合されていて、その閉止栓46はハンドル24の後方面48から通路22の中へねじ込まれている。
【0021】
ガン21の操作員によりガン21のトリガ50に作用される力は、弁20の駆動ロッド52を介して伝達され、ロッド52及び閉止部材32を後方へ押し、さらに閉止部材32はシート34から離なれ空気弁20が開かれかつ空気がガン21の前方に向かって通路54の中を流れる。ロッド52と閉止部材32とを後方へ押すために必要とされる力は供給源28から供給される圧縮空気の圧力により影響される。供給源28の空気圧力が高くなるほど、操作員がトリガ式空気弁20を開くのに必要とする力はより大きくなる。力は弁20を開とする直前で最大となる。弁の閉止部材32がシート34から離れてしまうと、圧縮空気により閉止部材32に作用していた力は、閉止部材32の下流側側面58が供給源28からの圧力を受けることにより、平衡に近くなる。このことは、操作員が弁20を開に保つのに必要な力を低減している。
【0022】
本発明により作られた弁120を図3に示めす。弁120は、ガン121におけるほぼピストルグリップ状ハンドル124の中に形成された通路122に収容されている。空気は圧縮空気の供給源28から、弁シート134の上流側の通路122と交差する通路126を介して供給される。供給源28の圧力は、コイルばね130により提供されたばね力と組合わされて、ピストン状の空気弁の閉止部材132をシート134に対し保持し、かつ空気を密閉している。コイルばね130の端部136,138は、閉止部材132の後方へ延伸しているスカート141に備えられたウエル140に係合され、穴付きみぞ付き閉止栓146に備えられたウエル144に係合されていて、その閉止栓146はハンドル124の後方面148から通路122の中へねじ込まれている。
【0023】
ガン121の操作員によりガン121のトリガ150に作用される力は、弁120の駆動ロッド152を介して伝達され、ロッド152及び閉止部材132を後方へ押し、さらに閉止部材132はシート134から離なれ空気弁120が開かれかつ空気がガン121の前方に向かって通路154の中を流れる。弁120において、閉止部材132の上流側側面あるいは前方側面160がスカート141により通路126の中の圧縮空気から隔離されていて、そのスカート141は通路122,126の交差部をまたいで後方へ延伸している。このことは、弁閉止部材132の前方側面160が供給源128の圧力を受けないことを意味している。このことは、弁120を弁の閉方向へ維持する力、従って弁120を開とするのに必要とされる力の低減をもたらしている。
【0024】
シール162例えばOリングシールが通路122の壁とスカート141との間に備えられている。このことが、同様に閉止部材132の前方側面160が通路126における圧力を受けることを低減している。弁120が閉じている場合、ロッド152と閉止部材132とを後方へ押すのに必要な力は、供給源128の圧力にほぼ無関係である。弁120の閉止部材132がシート134から離れると、供給源138の圧力により閉止部材132の下流側側面158に作用される力は、トリガ150におけるばね力130と部分的に釣り合う。このことは、弁120を開いておくために操作員がトリガ150を作用するのに必要とする圧力を低減するのに役立っている。
【0025】
図示した実施例において、スカート141は、面160を供給源128の圧力から保護するために、閉止部132の全外周縁の周囲に延在していなければならない。このことが、スカート141の直径がシート134領域においてハウジング122の直径より小さい理由である。従って、閉止部材132がシート134から離れている場合、供給源128の圧力は閉止部材132の全周囲に作用している。しかしながら、以下の弁120の構造が可能であって、面160を供給源128の圧力から隔離するために、スカート141が閉止部材132の全外周縁周囲に延在している必要はない。スカートは、ポート126が、ポート126とハウジング122との交差部におけるハウジング122の外周縁の周囲に延在しているところまで、あるいはそれよりわずかに遠くまであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、一般的なタイプのガンの側面図を示めしていて、そのガンと組合せることにより本発明は有効なものになる。
【図2】図2は、従来技術におけるトリガ制御式空気弁の部分断面側面図を示めす。
【図3】図3は、本発明により作られたトリガ制御式空気弁の部分断面側面図を示めす。
【符号の説明】
20,120…弁
23…塗料の供給源
25…高電圧あるいは低電圧の供給源
28…圧縮空気供給源
34,134…弁シート
32,132…閉止部材
Claims (9)
- 塗料の供給源へ接続するようになっているポートと、塗料噴霧器を通過するガスの流れを制御するためのアクチュエータと、該アクチュエータにより制御されるべく該アクチュエータへ接続された弁とを含んでいる塗料噴霧器であって;
該弁が、弁ハウジングと弁閉止部材と弁シートと入口ポートと出口ポートとを含んでいて、該弁閉止部材は、該アクチュエータの制御の下に該ハウジング内において、該弁シートに対抗する閉位置と該弁シートから離れる開位置との間で可動であり、該入口ポートは、該ハウジングの中方向へ向いていて、該弁シートの第一側方に配向され、かつ圧縮ガスの供給源へ接続されるようになっており、該出口ポートは該弁シートの第二側方に備えられている、塗料噴霧器において;
該弁閉止部材が、該弁閉止部材の該シートから離れて行く移動方向である第一方向にほぼ対面する第一面と、該弁閉止部材の該シートへ向かって行く移動方向である第二方向にほぼ対面する第二面と、該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための手段とを含んでいる、塗料噴霧器。 - 該弁を閉とするべく、該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすための手段をさらに含んでいるところの、請求項1に記載の塗料噴霧器。
- 該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための該手段がスカートを含んでいて、該スカートは、該弁が該閉位置にある場合該入口ポートを通りこして、該閉止部材の外周縁から延伸しているところの、請求項1に記載の塗料噴霧器。
- 該スカートが、該閉止部材から該第一方向へ延伸しているところの、請求項3に記載の塗料噴霧器。
- 該スカートが、該閉止部材の周縁を全体的に囲んで延在しているところの、請求項3に記載の塗料噴霧器。
- 該ハウジングは第一シートを含んでいるハウジングクロジュアを含んでいて;該第一面が該圧縮ガスの供給源へさらされることを低減するための該手段は、該弁が該閉位置にある場合該入口ポートを通りこして、該閉止部材の外周縁から延伸しているスカートを含んでおり;該第一面とスカートとは第二シートを形成していて;該弁は、該弁を閉とするべく該弁シートと該弁閉止部材とをお互いに対して動かすためのばねをさらに含んでおり;該ばねが該第一シートと該第二シートとの間に係合されているところの、請求項1に記載の塗料噴霧器。
- 該スカートが該第一方向へ延伸しているところの、請求項6に記載の塗料噴霧器。
- 該スカートが該閉止部材の周縁を全体的に囲んで延在しているところの、請求項7に記載の塗料噴霧器。
- 該スカートが該閉止部材の周縁を全体的に囲んで延在しているところの、請求項6に記載の塗料噴霧器。
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