JP2020156299A - コイル挿入装置及びコイル挿入方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルのスロットへの挿入作業性を向上する。【解決手段】コイル挿入装置(100)は、ステータコア(20)の軸方向に貫通する複数のスロット(21)に、コイル線が環状に巻きつけられたコイル(10)を挿入するコイル挿入装置であって、ステータコア(20)の径方向内側に配置され、ステータコア(20)の軸方向に沿って移動するコイル移動機構と、ステータコア(20)の下端よりも軸方向下方に配置され、コイル(10)に当接するコイルストッパ(130)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、コイル挿入装置及びコイル挿入方法に関する。
ステータコアのスロットにコイルを挿入するコイル挿入装置が知られている。例えば、特開2000−69723号公報(特許文献1)には、円筒状のステータコアの内歯に対応して配置されるブレードにコイルを保持させ、このコイルをストリッパにより押圧して、ステータコアの内歯相互間に形成されるスロットにコイルを挿入するコイル挿入装置が開示されている。上記特許文献1のコイル挿入装置は、スロットオープンからスロットの奥にコイルを押し込むコイル挿入空間成形部を備える。
特開2000−69723号公報
上記特許文献1のコイル挿入装置では、スロットオープンからスロットの奥に向けてコイルを挿入する際に、コイルが詰まりやすいという問題がある。
本発明は、コイルのスロットへの挿入作業性を向上する、コイル挿入装置及びコイル挿入方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点からのコイル挿入装置は、ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロットに、コイル線が環状に巻きつけられたコイルを挿入するコイル挿入装置であって、ステータコアの径方向内側に配置され、ステータコアの軸方向に沿って移動するコイル移動機構と、ステータコアの下端よりも軸方向下方に配置され、コイルに当接するコイルストッパと、を備える。
本発明の第2の観点からのコイル挿入方法は、第1の観点からのコイル挿入装置を用いたコイルの挿入方法であって、コイル移動機構によりコイルを軸方向上方に移動する工程と、コイルの軸方向下端部にコイルストッパを当接させて、コイルをスロットに挿入する工程と、を備える。
本発明はコイルのスロットへの挿入作業性を向上する、コイル挿入装置を提供することができる。
図1は、ステータの軸方向に垂直な断面の模式図である。 図2は、実施形態1のコイル挿入装置の模式図である。 図3は、実施形態1のコイル挿入装置の模式図である。 図4は、実施形態1のコイル挿入装置の模式図である。 図5は、コイルとコイルストッパとを示す模式図である。 図6は、実施形態1のコイル挿入方法を示すフローチャートである。 図7は、実施形態2のコイル挿入装置の軸方向に沿った断面の模式図である。 図8は、実施形態2のコイル挿入装置の軸方向に沿った断面の模式図である。 図9は、実施形態2のコイル挿入装置の軸方向に沿った断面の模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
また、以下の説明において、ステータ1の中心軸が延びる方向、すなわちスロットの貫通方向を「軸方向」とする。軸方向に沿った一側を上側、他側を下側とする。上下方向は、位置関係を特定するために用いるためであって、実際の方向を限定するものではない。すなわち、下方向は重力方向を必ずしも意味するものではない。軸方向は、特に限定されず、鉛直方向、水平方向、これらの方向に交差する方向などを含む。
また、ステータ1の中心軸に直交する方向を「径方向」とする。径方向に沿った一側を内側、他側を外側とする。さらに、ステータ1の中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」とする。
また以下の説明で用いる図面は、特徴部分を強調する目的で、便宜上特徴となる部分を拡大して示す場合がある。よって、各構成要素の寸法及び比率は実際のものと必ずしも同じではない。また、同様の目的で、特徴とならない部分を省略して図示する場合がある。
[実施形態1]
(ステータ)
図1に示すように、ステータ1は、モータの構成部品であって、図示しないロータと相互作用して回転トルクを発生させる。本実施形態のステータ1は、いくつかのスロット21を跨いでコイル10を巻きつける分布巻きとされる。ステータ1は、コイル10と、ステータコア20と、を備える。
<ステータコア>
ステータコア20は、中空の円柱形状に形成される。ステータコア20は、薄い珪素鋼鈑を重ねて形成される。ステータコア20には、複数のティース23が放射状に形成される。ティース23同士の間には、スロット21が形成される。ティース23は、スロット21を介して径方向に延びる。スロット21には、径方向開口部であるスロットオープン22が形成される。本実施形態のステータコア20は、一体型のステータコアである。
<コイル>
図2に示すように、コイル10は、コイル線が環状に巻きけられてなる。本実施形態のコイル線は、丸線であるが、特に限定されず、平角線などでもよい。
コイル10は、二つのコイル辺部11と、コイル渡り部12と、を有する。二つのコイル辺部11は、スロット21内に収容される。具体的には、一方のコイル辺部11が収納されるスロット21と、他方のコイル辺部11が収納されるスロット21とは、異なる。一方のコイル辺部11が収納されるスロット21と、他方のコイル辺部11が収納されるスロット21とは、隣り合っていてもよく、別のスロットを介して周方向に配置されてもよい。
コイル辺部11は、整列巻きである。すなわち、整列巻きでは、コイル辺部11が所定方向に規則正しく積層される。なお、本実施形態のコイル辺部11は、スロット21において、周方向に規則正しく積層されるが、これに限定されない。
コイル渡り部12は、二つのコイル辺部11を繋ぐ。コイル渡り部12は、軸方向両側に配置される。具体的には、軸方向上側に位置するコイル渡り部12は、二つのコイル辺部11の上端部を連結する上側コイルエンドである。軸方向下側に位置するコイル渡り部12は、コイル辺部11の下端部を連結する下側コイルエンドである。
(コイル挿入装置)
図2〜図5を用いて、コイル挿入装置100について説明する。コイル挿入装置100は、ステータコア20の軸方向に貫通する複数のスロット21に、コイル線が環状に巻きつけられたコイル10を挿入する。詳細には、コイル挿入装置100は、ステータコア20の2つのスロット21を跨ぐようにそれぞれのスロットオープン22からコイル10を挿入する。
図2に示すように、コイル挿入装置100は、ブレード110と、コイル移動機構としてのストリッパ120と、コイルストッパ130と、を備える。
<ブレード>
ブレード110は、ステータコア20の径方向の内側に配置される。ブレード110は、ティース23と周方向位置が同じであり、かつ径方向に対向する。すなわち、ティース23の径方向の内端における周方向の幅と、ブレード110の径方向の外端における周方向の幅とは、同一であって、それぞれの中心位置を合わせて対向する。ここで、「略同一」とは、寸法公差および取り付け時の公差を除いた場合に同一であることを意味する。
本実施形態のブレード110は、2つのブレード111、112で構成される、ブレード111、112は、複数のティース23を介して配置される。ブレード111、112は、後述するストリッパ120に引っ掛けられたコイル10を軸方向および径方向に沿ってスロット21まで導く。ブレード111、112は、軸方向に延びる棒状の部材である。ブレード111、112は、軸方向に移動可能である。
<ストリッパ>
コイル移動機構としてのストリッパ120は、ステータコア20の径方向内側に配置される。ストリッパ120は、ステータコア20の軸方向に沿って移動する。すなわち、ストリッパ120は、コイル10を軸方向に移動させる。ストリッパ120により、コイル10がステータコア20の径方向内側を軸方向に移動しつつ、コイル10の一部がスロットオープン22からスロット21内部に挿入される。具体的には、ストリッパ120は、コイル10の径方向の内側を引っ掛けて、ブレード110に沿ってコイル10を引き上げる。
ストリッパ120は、本体部121と、フィン122と、を含む。本体部121は、円柱形状である。フィン122は、本体部121の外周面に少なくとも2つ設けられる。フィン122は、本体部121から周方向外側に延びる。フィン122は、コイル10を挿入するスロット21a、21bに向けて周方向に延びる。フィン122は、軸方向下方に向けて拡径する。軸方向において、本体部121及びフィン122の上端及び下端は、同じ位置である。
<コイルストッパ>
コイルストッパ130は、ステータコア20の下端よりも軸方向下方に配置される。詳細には、コイルストッパ130は、ステータコア20の下端とコイル10との間に配置される。
コイルストッパ130は、コイル10に当接する。詳細には、コイルストッパ130は、コイル10においてスロット21の下方に位置する部分に当接する。本実施形態では、コイルストッパ130は、下側のコイル渡り部12の内側に当接する。コイルストッパ130がコイル10のスロット21直下の領域に当接していると、コイル10のスロット21への挿入作業性がより改善される。
コイルストッパ130は、軸方向下方に向かうにつれて、径方向に傾斜可能に構成される。この場合、コイルストッパ130が軸方向下向きにコイル10に当接する。なお、「径方向に傾斜可能に構成される」とは、コイルストッパ130が軸方向下方に向かうにつれて、径方向に傾斜することができることを言う。すなわち、コイルストッパ130は、径方向に常に傾斜してもよく、径方向に常に傾斜しなくてもよい。また傾斜角度は一定であっても、一定でなくてもよい。本実施形態のコイルストッパ130の上端部は、径方向外側に向けて傾斜する。
コイルストッパ130は、周方向において、コイル10が挿入される2つのスロット21a、21b間に配置される。コイルストッパ130の少なくとも一部は、スロット21の開口部であるスロットオープン22よりも径方向内側に配置される。本実施形態のコイルストッパ130は、径方向において、スロットオープン22を跨ぐ。
コイルストッパ130に当接したコイル10は、ステータコア20の径方向内側部分よりも径方向外側部分が軸方向上側に位置する。ステータコア20の下端20b側のコイル10は、ストリッパ120が軸方向下方から上方に動きながら、スロット21の内部に径方向内側から外側に向けて挿入される。
コイルストッパ130は、棒状の部材である。本実施形態のコイルストッパ130は、円柱形状の部材である。コイルストッパ130の外周面は、コイル10が滑りにくいように、めっき処理などの表面処理が施される。
コイルストッパ130は、軸方向及び径方向に直交する回転軸Cを中心に矢印の方向に回転する。本実施形態では、コイルストッパ130は軸方向下端部に回転軸Cを有する。コイルストッパ130を回転させるために、駆動部材を用いてもよく、作業者が手作業で回転させてもよい。なお、コイルストッパ130は、軸方向に移動してもよい。
図2〜図5では、1つの環状のコイル10に対して、1つのコイルストッパ130が配置される。1つのコイル10に対して、2つ以上のコイルストッパ130が配置されてもよい。
(コイル挿入方法)
続いて、本実施形態のコイル挿入方法を説明する。本実施形態のコイル挿入方法は、上述したコイル挿入装置100を用いたコイル10の挿入方法である。
まず、図2及び図6に示すように、コイル挿入装置100をステータコア20に設置する(ステップS10)。この工程(S10)では、ステータコア20の径方向の内側に、ブレード111、112を配置する。また、ブレード111、112の軸方向下側に、環状のコイル10を配置する。詳細には、ブレード111、112間に支持されるようにコイル10を配置する。さらに、複数のブレード111、112の径方向の中央であって軸方向下方に、ストリッパ120を配置する。さらには、ステータコア20の下端20bよりも軸方向下方に、コイルストッパ130を配置する。
次に、図2に示すように、コイル10の軸方向下端部にコイルストッパ130を当接させる(ステップS20)。この工程(S20)では、コイルストッパ130は、コイル10においてスロット21の下方に位置する部分に当接させる。本実施形態では、コイル10の下端部内側にコイルストッパ130を当接する。
次に、図3に示すように、コイル移動機構としてのストリッパ120により、コイル10を軸方向上方に移動する(ステップS30)。この工程(S30)では、ストリッパ120を上方に向かって上昇させる。このとき、コイル10の内側がストリッパ120に引っ掛けられた状態で上方に向かって引き上げられる。本実施形態では、コイルストッパ130をコイル10に当接させた状態で、工程(S30)を実施する。
コイル10を軸方向上方にさらに移動して、図4に示すように、コイル10の軸方向下端部にコイルストッパ130を当接させて、コイル10をスロット21に挿入する(ステップS40)。この工程(S40)は、ステータコア20上側のコイル渡り部12をスロット21に挿入することを含む。
この工程(S40)では、軸方向において、ストリッパ120の上端がステータコア20の上端20aと同じ位置になるまでコイル10が上昇すると、拡径したフィン122により、コイル10が径方向内側から外側に押圧される。このため、ブレード111、112に支持されたコイル10がスロットオープン22からスロット21内部に向けて挿入される。このように、コイルを移動する工程(S30)及び挿入する工程(S40)では、コイル移動機構としてのストリッパ120により、コイル10がステータコア20の径方向内側を軸方向に移動しつつ、コイル10の一部がスロット開口部であるスロットオープン22からスロット21内部に挿入される。
なお、本実施形態では、コイルを挿入する2つのスロット21a、21bは、スロット21を3つ挟んだ一のスロット21と他のスロット21とされるが、これに限定されない。
次に、コイル挿入装置100をステータコア20から取り外す(ステップS50)。具体的には、図5に示すように、ブレード110を取り外す。ストリッパ120を下方に向かって移動する。さらに、コイル10に当接したコイルストッパ130を取り外す。
以上の工程(ステップS10〜S50)を実施することにより、ステータコア20の軸方向に貫通する複数のスロット21に、コイル線が環状に巻きつけられたコイル10を挿入することができる。したがって、図1に示すステータ1を製造できる。
なお、本実施形態では、2つのスロット21a、21bに1つのコイル10を挿入する方法を例に挙げて説明した。4以上のスロット21に、複数のコイル10を同時に挿入してもよい。
(作用)
本発明者は、上記特許文献1のコイル挿入装置においてコイルが詰まりやすいという問題は、スロットの形状と、コイル挿入空間成形部による押し込み方法とに起因することを見出した。詳細には、スロットは、スロットオープンから径方向外側に向けて周方向の幅が徐々に拡大する形状である。この形状では、押圧されたコイルが入ることができない領域、すなわちロッキングエリアが生じる。また、コイル挿入空間成形部は、コイルを径方向内側から押圧する。この場合、コイルの挿入方向を容易に制御できない。このため、ロッキングエリアにコイルが位置すると、押圧してもコイルをスロットの内部に挿入することができない。
そこで、本発明者が上記問題を解決するために鋭意検討した結果、コイル10の下端部及びコイル10の上端部に径方向外側に向かう力を与えることに着想を得て、本発明を完成させた。
本実施形態によれば、ステータコア20の下端20bよりも軸方向下側に配置されるコイルストッパ130がコイル10の下端部に当接する。これにより、コイル10の下端部がコイルストッパ130により誘導され、コイル10の下端部に径方向外側に向かう力を与えることができる。また、コイルストッパ130による反力をコイル10に負荷できるので、コイル10の上端部に径方向外側に向かう力を与えることができる。このため、スロット21にコイル10を容易に挿入できる。したがって、本実施形態のコイル挿入装置100は、コイル10のスロット21への挿入作業性を向上できる。
[実施形態2]
(コイル挿入装置)
図7〜図9に示す実施形態2のコイル挿入装置101は、基本的には実施形態1のコイル挿入装置100と同様の構成を備えるが、プッシャ140、シャフト150及び拡径部160をさらに備える点などにおいて異なる。以下、実施形態1と異なる点を説明する。
本実施形態のコイルストッパ130は、回転しない。詳細には、コイルストッパ130の位置は、ほぼ固定される。コイルストッパ130は、コイル10が移動しても、位置を保持するための部材131を有する。本実施形態のコイルストッパ130の軸方向に対する傾斜角度は、実施の形態1よりも大きい。
ブレード110の上端は、軸方向に平行な断面視において、曲線である。コイル移動機構としてのストリッパ120は、半球状である。
プッシャ140は、ストリッパ120の軸方向下方に配置される。プッシャ140は、ブレード110間を径方向に移動する。このため、プッシャ140は、径方向に移動し、ブレード110間のコイル10を径方向の外側に向かって押し込むことによって、コイル10をスロット21に挿入する。
本実施形態のプッシャ140は、上方に向かって拡径する。なお、プッシャ140は、1つでもよく、複数でもよく、スロット21の数と同じ数が配置されてもよい。例えば、複数のプッシャ140は、ストリッパ120の下方において、径方向に沿って放射状に配置される。
シャフト150は、ストリッパ120を上下に移動させる。シャフト150は、ストリッパの中心軸に挿入される。シャフト150は、棒状である。
拡径部160は、シャフト150の軸方向下端部に取り付けられる。拡径部160は、下方に向かって拡径する。
このような構成とすることで、シャフト150が上方に移動することによって、プッシャ140は、ブレード110間を径方向に移動する。また拡径部160がプッシャ140を通過すると、拡径部160がプッシャ140を径方向外側に押し込む。
(コイル挿入方法)
図7〜図9に示す実施形態2のコイル挿入方法について、実施形態1と異なる点を説明する。
コイル挿入装置を設置する工程(S10)では、ブレード110の径方向の中央であって下方に、ストリッパ120、コイルストッパ130、プッシャ140、シャフト150及び拡径部160を配置する。
コイルを挿入する工程(S40)では、プッシャ140によって、ブレード110に保持されるコイル10をスロット21に押し込む。詳細には、シャフト150を上方に移動することによって、拡径部160がプッシャ140を径方向外側に押圧する。プッシャ140が径方向外側に移動することによって、ブレード110に保持されるコイル10を径方向外側に押し込む。
実施の形態2のコイル挿入方法においても、実施の形態1と同様に、コイルストッパ130をコイル10に当接させた状態で、上記工程(S20〜S40)を実施する。このため、実施の形態2のコイル挿入装置101及びコイル挿入方法も、コイル10の下端部に径方向外側に向かう力を与えることができる。また、コイルストッパ130による反力をコイル10に負荷できるので、コイル10の上端部に径方向外側に向かう力を与えることができる。したがって、実施形態1と同様に、実施形態2のコイル挿入装置100は、コイル10のスロット21への挿入作業性を向上できる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :ステータ
10 :コイル
11 :コイル辺部
12 :コイル渡り部
20 :ステータコア
21,21a,21b :スロット
22 :スロットオープン
23 :ティース
100,101 :コイル挿入装置
110,111,112 :ブレード
120 :ストリッパ
130 :コイルストッパ
140 :プッシャ
150 :シャフト
160 :拡径部

Claims (13)

  1. ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロットに、コイル線が環状に巻きつけられたコイルを挿入するコイル挿入装置であって、
    前記ステータコアの径方向内側に配置され、前記ステータコアの軸方向に沿って移動するコイル移動機構と、
    前記ステータコアの下端よりも軸方向下方に配置され、前記コイルに当接するコイルストッパと、
    を備える、コイル挿入装置。
  2. 前記コイルストッパは、前記コイルにおいて前記スロットの下方に位置する部分に当接する、請求項1に記載のコイル挿入装置。
  3. 前記コイルストッパは、軸方向下方に向かうにつれて、径方向に傾斜可能に構成される、請求項1または2に記載のコイル挿入装置。
  4. 前記コイルストッパは、棒状の部材である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  5. 周方向において、前記コイルストッパは、前記コイルが挿入される2つの前記スロット間に配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  6. 前記コイルストッパの少なくとも一部が、前記スロットの開口部よりも径方向内側に配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  7. 前記コイルストッパに当接した前記コイルは、前記ステータコアの径方向内側部分よりも径方向外側部分が軸方向上側に位置する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  8. 1つの前記コイルに対して、2つ以上の前記コイルストッパが配置される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  9. 前記コイルストッパは、軸方向及び径方向に直交する回転軸を中心に回転する、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  10. 前記コイルストッパは、軸方向に移動する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  11. 前記ステータコアは、前記スロットを介して径方向に延びるティースを有し、
    前記ステータコアの径方向の内側に配置されるブレードをさらに備え、
    前記ブレードは、前記ティースと周方向位置が同じであり、かつ径方向に対向する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  12. 前記コイル移動機構の軸方向下方に配置され、前記ブレード間を前記径方向に移動するプッシャをさらに備える、請求項11に記載のコイル挿入装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のコイル挿入装置を用いたコイルの挿入方法であって、
    前記コイル移動機構により前記コイルを軸方向上方に移動する工程と、
    前記コイルの軸方向下端部に前記コイルストッパを当接させて、前記コイルを前記スロットに挿入する工程と、
    を備える、コイル挿入方法。
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