JP2020155238A - 端子台装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体の外壁に備えられた端子と電線との接続部において、防水性を確保しつつ、電線を容易に接続することができる端子台装置を提供する。【解決手段】筐体5の上壁7に固定され、絶縁体で形成された端子台3と、端子台3に支持され、筐体5の内部から外方に延出し、筐体5の外部において外部ハーネス9の先端に設けられた丸型端子31と接続されるファスナー部4と、を有する端子台装置であって、端子台3は、上壁7に固定される底板部21と、接続部の周囲を上壁7の外方側に突出して、ファスナー部4と丸型端子31との接続部を覆う周壁部23と、周壁部23から底板部21に沿って側方に延び、周壁部23に囲まれた空間33と連通して、内部に外部ハーネス9の先端部が挿入される筒状に形成されたハーネス支持部24と、を備える。【選択図】図5
Description
本発明は、筐体に備えられた端子台装置に関する。
電気自動車等に搭載される電池パックは、筐体内に電池モジュールを収容して構成されている。このように電池モジュールを筐体で覆った構成の電池パックには、電池モジュールから電力を取り出すための端子を含む端子台装置が筐体に備えられている。
電池パックの端子には、電線(ハーネス)が接続されており、当該電線を介して外部の電気機器と電気的に接続されている。
電池パックの端子には、電線(ハーネス)が接続されており、当該電線を介して外部の電気機器と電気的に接続されている。
特許文献1に開示された電池パックでは、筐体に固定された絶縁体である端子台によって端子が支持されている。端子台は、電池パックの筐体の外方に露出する端子の周囲を覆い上方が開口した外周壁部を備えている。更に、電線と電池パックの端子との接続部において防水性を得るために、外周壁部の上部を塞ぐキャップを備えている。
しかしながら、特許文献1のように電池パックに設けられた端子に電線を接続する構造では、端子台の周辺のスペースが小さいために電線の取り回しが困難な場合がある。特に大径の電線の場合には、電線を屈曲させて端子に接続しようとすると、電線の弾性によって電池パックの端子と電線の先端との位置合わせが難かしく、電線の接続が困難である場合があった。
そこで、本発明の目的は、筐体の外壁に備えられた端子と電線との接続部において、防水性を確保しつつ、電線を容易に接続することができる端子台装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の端子台装置は、筐体の外壁に固定され、絶縁体で形成された端子台と、前記端子台に支持され、前記筐体の外部において電線の先端に設けられた接続端子と接続される筐体側端子と、を有する端子台装置であって、前記端子台は、前記外壁に固定される基部と、前記筐体側端子と前記接続端子との接続部の周囲を前記基部から前記外壁の外方側に突出して、当該接続部を覆う周壁部と、前記周壁部から前記基部に沿って側方に延び、前記周壁部に囲まれた空間と連通して、内部に前記電線の先端部が挿入される筒状に形成された電線挿入部と、を備えたことを特徴とする。
これにより、電線挿入部に電線の先端部を挿入することで、電線の先端部が電線挿入部によって支持される。したがって、電線の先端の接続端子と筐体側端子とを接続する際に電線の支持が不要となり、電線の接続が容易になる。また、電線の接続端子と筐体側端子との接続部を端子台の周壁部が覆うので、当該接続部への水等の侵入を抑制することができる。
好ましくは、前記周壁部は、前記接続部に面して開口部を有し、前記開口部を着脱可能に覆う蓋部を備えるとよい。
これにより、開口部から電線の接続端子と筐体側端子との接続部を臨むことができ、電線の接続端子と筐体側端子とを容易に接続することができる。そして、電線の接続後に蓋部によって開口部を覆うことで、開口部から周壁部の内部に水等が侵入することを防止して、接続部における防水性を確保することができる。
これにより、開口部から電線の接続端子と筐体側端子との接続部を臨むことができ、電線の接続端子と筐体側端子とを容易に接続することができる。そして、電線の接続後に蓋部によって開口部を覆うことで、開口部から周壁部の内部に水等が侵入することを防止して、接続部における防水性を確保することができる。
好ましくは、前記筐体側端子の外方側端部に雌ネジ部が形成され、前記筐体側端子と前記接続端子とは、前記雌ネジ部に螺合されたボルトによって固定されるとよい。
これにより、電線挿入部に電線の先端部を挿入し、当該先端部を周壁部に囲まれた空間に位置する筐体側端子に位置合わせして、開口部からボルトを挿入して電線の接続端子と筐体側端子とを容易に接続することができる。また、筐体側端子の外方側端部に雌ネジ部を設けボルトによって接続端子を固定するので、筐体部端子の外壁からの突出寸法を抑えることができ、端子台装置の筐体から外側の構成をコンパクトにすることができる。
これにより、電線挿入部に電線の先端部を挿入し、当該先端部を周壁部に囲まれた空間に位置する筐体側端子に位置合わせして、開口部からボルトを挿入して電線の接続端子と筐体側端子とを容易に接続することができる。また、筐体側端子の外方側端部に雌ネジ部を設けボルトによって接続端子を固定するので、筐体部端子の外壁からの突出寸法を抑えることができ、端子台装置の筐体から外側の構成をコンパクトにすることができる。
好ましくは、前記端子台は、前記外壁よりも前記筐体の内部に突出して前記接続端子を支持する端子支持部を備えるとよい。
これにより、端子支持部が筐体の内部に配置されるので、筐体よりも外部側に突出する端子台の部位の大きさを抑制し、端子台装置の筐体の外側の構成を更にコンパクトにすることができる。
これにより、端子支持部が筐体の内部に配置されるので、筐体よりも外部側に突出する端子台の部位の大きさを抑制し、端子台装置の筐体の外側の構成を更にコンパクトにすることができる。
好ましくは、前記外壁には、前記端子支持部が挿入される端子台挿入穴が形成され、前記基部と前記外壁との間に、前記端子台挿入穴の縁部の周囲を全周に亘ってシール部材を備えるとよい。
これにより、基部と外壁との間を通って、端子台挿入穴から筐体の内部に水等が侵入することを抑制することができる。
これにより、基部と外壁との間を通って、端子台挿入穴から筐体の内部に水等が侵入することを抑制することができる。
好ましくは、前記筐体は、車両に搭載され、電池を収納した電池パックのケースであるとよい。
これにより、車両に搭載された電池パックの端子である筐体側端子に電線を容易に接続することができるとともに、接続部への水等の侵入を抑制することができる。
これにより、車両に搭載された電池パックの端子である筐体側端子に電線を容易に接続することができるとともに、接続部への水等の侵入を抑制することができる。
本発明の端子台装置は、電線挿入部に電線の先端部を挿入することで、電線の先端部が電線挿入部によって支持されるので、電線の先端の接続端子と筐体側端子とを接続する際に電線の支持が不要となり、電線の接続が容易になる。また、電線の接続端子と筐体側端子との接続部を端子台の周壁部が覆うので、当該接続部への水等の侵入を抑制することができる。
したがって、筐体の外部における筐体側端子と電線との接続部において、水等の侵入を抑制して防水性を確保しつつ、当該接続部において容易に電線を接続することが可能となる。
以下、本発明を具体化した端子台装置の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態の端子台装置1を備えた電池パック2の外形図である。図2は、本実施形態の端子台装置1における端子台3の構造を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係る端子台3及びファスナー部4(筐体側端子)の上面図である。図4は、本実施形態に係る端子台3及びファスナー部4の縦断面図である。
図1は本発明の一実施形態の端子台装置1を備えた電池パック2の外形図である。図2は、本実施形態の端子台装置1における端子台3の構造を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係る端子台3及びファスナー部4(筐体側端子)の上面図である。図4は、本実施形態に係る端子台3及びファスナー部4の縦断面図である。
本実施形態の端子台装置1は、電気自動車等の車両に搭載された電池パック2に備えられている。電池パック2は、例えば車両の走行駆動用の電力供給源として使用される。
図1に示すように、電池パック2は略矩形箱状に形成され、筐体5の内部に複数の電池モジュール6を収納して構成されている。筐体5は、内部に水等が侵入しないように、電池モジュール6を覆うように構成されている。
図1に示すように、電池パック2は略矩形箱状に形成され、筐体5の内部に複数の電池モジュール6を収納して構成されている。筐体5は、内部に水等が侵入しないように、電池モジュール6を覆うように構成されている。
筐体5の上壁7(外壁)には、筐体5の内部の電池モジュール6から電力を入出力するための端子であるファスナー部4と、ファスナー部4を支持する端子台3が備えられている。
ファスナー部4は、銅等の導電体で形成されており、下端部が筐体5の内部で電池モジュール6と内部ハーネス8を介して接続され、上端部が筐体5の外部で図示しない車載電気機器と外部ハーネス9(電線)を介して接続されている。
ファスナー部4は、銅等の導電体で形成されており、下端部が筐体5の内部で電池モジュール6と内部ハーネス8を介して接続され、上端部が筐体5の外部で図示しない車載電気機器と外部ハーネス9(電線)を介して接続されている。
端子台3は、樹脂やゴム等の絶縁体で形成されている。図2〜5に示すように、端子台3は、底板部21(基部)とファスナー支持部22(端子支持部)と周壁部23とハーネス支持部24(電線挿入部)と、を備えている。
底板部21は、矩形板状に形成され、筐体5の上壁7の上面に、例えばボルトによって固定される。
底板部21は、矩形板状に形成され、筐体5の上壁7の上面に、例えばボルトによって固定される。
ファスナー支持部22は、底板部21から下方に円柱状に突出して形成され、中心軸上にファスナー部4が嵌入される矩形状の貫通穴25を有している。ファスナー支持部22は、筐体5の上壁7に形成された円形状の端子台設置穴30(端子台挿入穴)に挿入されている。
周壁部23は、底板部21の上面からファスナー支持部22と同軸上に、貫通穴25の周囲を囲み円筒状に上方に向かって突出するように形成されている。なお、周壁部23の内径は、外部ハーネス9の先端に設けられた丸型端子31(接続端子)よりも大きく設定されている。また、周壁部23の上部が開口して上部開口穴32が形成されている。
周壁部23は、底板部21の上面からファスナー支持部22と同軸上に、貫通穴25の周囲を囲み円筒状に上方に向かって突出するように形成されている。なお、周壁部23の内径は、外部ハーネス9の先端に設けられた丸型端子31(接続端子)よりも大きく設定されている。また、周壁部23の上部が開口して上部開口穴32が形成されている。
ハーネス支持部24は、両端が開口した矩形筒状に形成され、周壁部23の一部から周壁部23の径方向外方に向かって底板部21に沿って延び、底板部21とともに矩形筒状に形成されている。ハーネス支持部24は、内部に外部ハーネス9の丸型端子31が挿入可能であるような大きさに設定されている。
ハーネス支持部24の周壁部23側の端部は、周壁部23を貫通して周壁部23に囲まれた空間33に開口している。即ち、周壁部23に囲まれた空間33は、ハーネス支持部24の内部空間34を介して外部と連通した構造になっている。
ハーネス支持部24の周壁部23側の端部は、周壁部23を貫通して周壁部23に囲まれた空間33に開口している。即ち、周壁部23に囲まれた空間33は、ハーネス支持部24の内部空間34を介して外部と連通した構造になっている。
ファスナー部4は、正四角形柱状に形成されており、ファスナー支持部22の貫通穴25に隙間なく挿入されて支持されている。
ファスナー部4の上端部(外方側端部)には、ファスナー部4の中心軸と同軸に雌ネジ部35が形成されている。一方、ファスナー部4の下部は、ファスナー支持部22から突出した部位に雄ネジ36が形成されている。
ファスナー部4の上端部(外方側端部)には、ファスナー部4の中心軸と同軸に雌ネジ部35が形成されている。一方、ファスナー部4の下部は、ファスナー支持部22から突出した部位に雄ネジ36が形成されている。
図5に示すように、外部ハーネス9の先端は端子台3のハーネス支持部24に挿入され、外部ハーネス9の先端に設けられた丸型端子31が、周壁部23に囲まれた空間33でファスナー部4の上端部にボルト37によって締結される。
更に、端子台3の周壁部23の上部開口穴32を覆う着脱可能な蓋部40が設けられている。蓋部40は、例えばゴム等により形成され、周壁部23の上端部に密着して上部開口穴32を閉塞するように設けられる。
更に、端子台3の周壁部23の上部開口穴32を覆う着脱可能な蓋部40が設けられている。蓋部40は、例えばゴム等により形成され、周壁部23の上端部に密着して上部開口穴32を閉塞するように設けられる。
また、端子台3の底板部21の底面には、底板部21の外周縁部に沿って、上壁7に形成された端子台設置穴30の縁部の周囲を全周に亘り、シール部材41が備えられている。このシール部材41により、端子台3の底板部21と筐体5の上壁7との間を伝って、筐体5の外部から内部への水等の侵入を防止する。
一方、内部ハーネス8の先端に設けられた丸型端子42は、筐体5の内部で、ファスナー部4の下端部に挿入されてナット43によって締結される。
一方、内部ハーネス8の先端に設けられた丸型端子42は、筐体5の内部で、ファスナー部4の下端部に挿入されてナット43によって締結される。
図6は、外部ハーネス9の接続手順を示す説明図である。以下、図6を用いて、端子台装置1において外部ハーネス9を接続する接続手順を説明する。
図6(a)は、筐体5の上壁7の端子台設置穴30にファスナー支持部22が挿入されて、上壁7に端子台3が設置され、筐体5と端子台3とを図示しないボルトによって固定された状態を示している。なお、端子台3のファスナー支持部22には、あらかじめファスナー部4が嵌入されている。端子台3を筐体5に固定した状態で、筐体5の端子台設置穴30は端子台3によって密閉され、また端子台3に対してファスナー部4が嵌入されてていることで、端子台3の設置位置において筐体5内への水等の侵入が阻止される構造になっている。なお、端子台3のファスナー支持部22とファスナー部4との間にOリング等のシール部材を更に設けて防水性を向上させてもよい。
図6(a)は、筐体5の上壁7の端子台設置穴30にファスナー支持部22が挿入されて、上壁7に端子台3が設置され、筐体5と端子台3とを図示しないボルトによって固定された状態を示している。なお、端子台3のファスナー支持部22には、あらかじめファスナー部4が嵌入されている。端子台3を筐体5に固定した状態で、筐体5の端子台設置穴30は端子台3によって密閉され、また端子台3に対してファスナー部4が嵌入されてていることで、端子台3の設置位置において筐体5内への水等の侵入が阻止される構造になっている。なお、端子台3のファスナー支持部22とファスナー部4との間にOリング等のシール部材を更に設けて防水性を向上させてもよい。
また、内部ハーネス8については、図6では記載を省略しているが、外部ハーネス9の接続前あるいは接続後のいずれかにおいて接続すればよい。
次に、図6(b)に示すように、端子台3のハーネス支持部24の外側の開口部から外部ハーネス9の先端を挿入して、外部ハーネス9の先端の丸型端子31の中心線とファスナー部4の軸線とを合わせる。
次に、図6(b)に示すように、端子台3のハーネス支持部24の外側の開口部から外部ハーネス9の先端を挿入して、外部ハーネス9の先端の丸型端子31の中心線とファスナー部4の軸線とを合わせる。
次に、図6(C)に示すように、端子台3の周壁部23の上部開口穴32からボルト37を挿入して、当該ボルト37により丸型端子31とファスナー部4とを締結する。
次に、図6(d)に示すように、端子台3の周壁部23の上部開口穴32を、蓋部40によって閉塞する。以上により、筐体5に設置した端子台3のファスナー部4に外部ハーネス9が接続される。
次に、図6(d)に示すように、端子台3の周壁部23の上部開口穴32を、蓋部40によって閉塞する。以上により、筐体5に設置した端子台3のファスナー部4に外部ハーネス9が接続される。
以上のように、筐体5の上壁7に設けられた本実施形態の端子台装置1は、筐体5内の内部ハーネス8と筐体5外の外部ハーネス9とを、導電性のファスナー部4を介して接続しており、筐体5内の電池モジュール6と、外部ハーネス9に接続された外部機器との間で電力を入出力可能に接続している。
ファスナー部4は筐体5の端子台設置穴30を覆う絶縁性の端子台3に支持されており、端子台3の周壁部23がファスナー部4の上端部、即ちファスナー部4と外部ハーネス9との接続部の周囲を覆うように形成されているので、当該接続部が車両のボディ等に接触することを抑制するとともに、筐体5内への水等の侵入を抑制することができる。
ファスナー部4は筐体5の端子台設置穴30を覆う絶縁性の端子台3に支持されており、端子台3の周壁部23がファスナー部4の上端部、即ちファスナー部4と外部ハーネス9との接続部の周囲を覆うように形成されているので、当該接続部が車両のボディ等に接触することを抑制するとともに、筐体5内への水等の侵入を抑制することができる。
本実施形態では、外部ハーネス9をファスナー部4に接続する際に、端子台3のハーネス支持部24に外部ハーネス9の先端部を挿入することで、外部ハーネス9の先端部がハーネス支持部24によって支持される。したがって、外部ハーネス9の先端の丸型端子31とファスナー部4とを接続する際に外部ハーネス9を手等で支持することが不要となり、外部ハーネス9の接続が容易になる。特に、ハーネス支持部24が筒状であるので、ハーネス支持部24に差し込んだ外部ハーネス9は上方への移動が規制される。
なお、外部ハーネス9は、一般的に被覆材で覆われ、また電池パック2が電気自動車等の走行駆動用の電力供給源であり入出力電流が比較的大きいことから、外径が比較的大きい場合が多い。このような外部ハーネス9は弾性が高い場合が多いので、ファスナー部4に接続する際に取り回しが困難である可能性が高い。特に、外部ハーネス9を屈曲させてファスナー部4に接続しようとすると、外部ハーネス9の弾性によってファスナー部4との位置合わせが困難になる場合がある。
これに対し、本実施形態では、端子台3に筒状のハーネス支持部24を設け、外部ハーネス9の先端部をハーネス支持部24に挿入して支持する構成にしたので、外部ハーネス9とファスナー部4との位置合わせが容易であり、また位置合わせ後に外部ハーネス9を放しても外部ハーネス9が上方に逃げず、ボルト37による接続が容易になる。これにより、外部ハーネス9の接続が容易になる。
また、外部ハーネス9とファスナー部4との接続部は、端子台3の周壁部23に覆われているので、当該接続部への水等の侵入を抑制することができる。
また、端子台3のファスナー支持部22は、筐体5の内部に位置するので、端子台3の筐体5の外部への突出寸法を抑制することができる。筐体5の周囲のスペースが小さくても、端子台3を配置することができる。
また、端子台3のファスナー支持部22は、筐体5の内部に位置するので、端子台3の筐体5の外部への突出寸法を抑制することができる。筐体5の周囲のスペースが小さくても、端子台3を配置することができる。
また、端子台3の上部には、上部開口穴32が備えられているので、上部開口穴32から外部ハーネス9の丸型端子31とファスナー部4との接続部を臨むことができる。したがって、上部開口穴32からボルト37を通して外部ハーネス9の先端の丸型端子31とファスナー部4とを容易に接続することが可能となる。
そして、ボルト37によって外部ハーネス9の丸型端子31とファスナー部4とを接続した後に、蓋部40によって端子台3の上部開口穴32を塞ぐことで、上部開口穴32から水等が丸型端子31とファスナー部4との接続部が配置される周壁部23の内部に侵入することを抑制し、防水性を確保することができる。
そして、ボルト37によって外部ハーネス9の丸型端子31とファスナー部4とを接続した後に、蓋部40によって端子台3の上部開口穴32を塞ぐことで、上部開口穴32から水等が丸型端子31とファスナー部4との接続部が配置される周壁部23の内部に侵入することを抑制し、防水性を確保することができる。
また、ファスナー部4の上端部に雌ネジ部35を備え、筐体5の上壁7に沿って延びる外部ハーネス9の丸型端子31とファスナー部4とをボルト37によって固定するので、ファスナー部4の筐体5よりも外側への突出寸法を抑制し、端子台3、延いては端子台装置1全体の筐体5の外部への突出寸法を抑制して、端子台装置1の筐体5から外側の構成をコンパクトにすることができる。
また、端子台3の底板部21と筐体5の上壁7との間に、端子台設置穴30の縁部の周囲を全周に亘ってシール部材41が備えられているので、外部から端子台3の底板部21と筐体5の上壁7との間を伝って水等が端子台設置穴30に侵入することを抑制し、筐体5内部への水等の侵入を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。
なお、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。
例えば、上記実施形態において、端子台3の底板部21が、筐体5の上壁7の外方に配置されているが、上壁7の内方に配置してもよい。
また、端子台3やファスナー部4等の詳細な形状は適宜変更することができる。
また、本実施形態では、端子台装置1が電気自動車に搭載された電池パック2に適用されているが、電池パック以外でも筐体の内部と外部とを接続する端子台装置に広く適用することができる。
また、端子台3やファスナー部4等の詳細な形状は適宜変更することができる。
また、本実施形態では、端子台装置1が電気自動車に搭載された電池パック2に適用されているが、電池パック以外でも筐体の内部と外部とを接続する端子台装置に広く適用することができる。
1 端子台装置
2 電池パック
3 端子台
4 ファスナー部(筐体側端子)
5 筐体
7 上壁(外壁)
9 外部ハーネス(電線)
21 底板部(基部)
22 ファスナー支持部(端子支持部)
23 周壁部
24 ハーネス支持部(電線挿入部)
30 端子台設置穴(端子台挿入穴)
31 丸型端子(接続端子)
32 上部開口穴(開口部)
35 雌ネジ部
37 ボルト
40 蓋部
41 シール部材
2 電池パック
3 端子台
4 ファスナー部(筐体側端子)
5 筐体
7 上壁(外壁)
9 外部ハーネス(電線)
21 底板部(基部)
22 ファスナー支持部(端子支持部)
23 周壁部
24 ハーネス支持部(電線挿入部)
30 端子台設置穴(端子台挿入穴)
31 丸型端子(接続端子)
32 上部開口穴(開口部)
35 雌ネジ部
37 ボルト
40 蓋部
41 シール部材
Claims (6)
- 筐体の外壁に固定され、絶縁体で形成された端子台と、前記端子台に支持され、前記筐体の外部において電線の先端に設けられた接続端子と接続される筐体側端子と、を有する端子台装置であって、
前記端子台は、
前記外壁に固定される基部と、
前記筐体側端子と前記接続端子との接続部の周囲を前記基部から前記外壁の外方側に突出して、当該接続部を覆う周壁部と、
前記周壁部から前記基部に沿って側方に延び、前記周壁部に囲まれた空間と連通して、内部に前記電線の先端部が挿入される筒状に形成された電線挿入部と、を備えたことを特徴とする端子台装置。 - 前記周壁部は、前記接続部に面して開口部を有し、
前記開口部を着脱可能に覆う蓋部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の端子台装置。 - 前記筐体側端子の外方側端部に雌ネジ部が形成され、
前記筐体側端子と前記接続端子とは、前記雌ネジ部に螺合されたボルトによって固定されることを特徴とする請求項2に記載の端子台装置。 - 前記端子台は、前記外壁よりも前記筐体の内部に突出して前記接続端子を支持する端子支持部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端子台装置。
- 前記外壁には、前記端子支持部が挿入される端子台挿入穴が形成され、
前記基部と前記外壁との間に、前記端子台挿入穴の縁部の周囲を全周に亘ってシール部材を備えたことを特徴とする請求項4に記載の端子台装置。 - 前記筐体は、車両に搭載され、電池を収納した電池パックのケースであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の端子台装置。
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JP (1) | JP2020155238A (ja) |
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2019
- 2019-03-18 JP JP2019050255A patent/JP2020155238A/ja active Pending
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