JP2020153927A - 超音波ユニット及び超音波検査装置 - Google Patents

超音波ユニット及び超音波検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、容易に感度の高められる超音波ユニットの提供を課題とする。【解決手段】本発明の一態様に係る超音波ユニット10は、基台11と、基台11の表面に載置される圧電シート12と、圧電シート12の厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構13と備え、圧電シート12が、圧電体12aと、圧電体12aの第一面に積層される第一電極12bと、少なくともその一部が第一電極12bと対向するように圧電体12aの第二面に積層される第二電極12cとを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、超音波ユニット及び超音波検査装置に関する。
食品パッケージのヒートシール等の検査には、超音波検査装置を用いることができる。超音波検査装置としては、超音波発信器と超音波センサとを備えるものが公知である(例えば特開2018−146464号公報参照)。
このような超音波検査装置にあっては、例えば超音波発信器から発せられる超音波を検査対象物に透過させ、透過した超音波の強度を超音波センサで測定する。検査対象物の内部にヒートシールを構成する部材の剥離による気泡や傷、異物の混入等の欠陥がある場合、透過する超音波の強さが変化する。このため、前記超音波検査装置を用いることで、非破壊で欠陥の存在を知ることができる。
この超音波検査装置で用いる超音波の周波数は、測定対象である検査対象物の構造や材料に応じて適宜設定される。前記超音波検査装置で精度よく検査を行うためには、この用いる超音波に対する超音波センサの感度が高いことが必要となる。超音波センサとして圧電シートを用いる場合、測定に用いる超音波の周波数に対して超音波センサ側の圧電シートの共振周波数を合致させると感度が最大となる。
ところが、いったん超音波センサ側の圧電シートの共振周波数を合致させても、前記圧電シートの共振周波数は、周囲の環境等に依存して変動し得るため、検査対象物に応じて設定された超音波の周波数とずれが生じ易い。ずれが生じると前記圧電シートによって高い感度で受信することが困難となる。
特開2018−146464号公報
前記実情に鑑みて、本発明は、容易に感度の高められる超音波ユニット及びこの超音波ユニットを用いた検出精度の高い超音波検査装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る超音波ユニットは、基台と、
前記基台の表面に載置される圧電シートと、前記圧電シートの厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構と備え、前記圧電シートが、圧電体と、前記圧電体の第一面に積層される第一電極と、少なくともその一部が前記第一電極と対向するように前記圧電体の第二面に積層される第二電極とを有する。
前記圧電体の主成分が高分子圧電材料であるとよい。
前記周波数調整機構が、前記圧電シートの温度を制御する温度制御部を有するとよい。
前記周波数調整機構が、前記圧電シートに加わる張力を制御する張力制御部を有するとよい。
前記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る超音波検査装置は、本発明の超音波ユニットを有する超音波受信器と、前記超音波受信器に対して超音波を発信可能な超音波発信器とを備える。
前記超音波発信器が、本発明の超音波ユニットを有するとよい。
前記超音波発信器の温度制御部及び前記超音波受信器の温度制御部が、前記超音波発信器の圧電シート及び前記超音波受信器の圧電シートの温度を独立して制御可能に構成されているとよい。
なお、本発明において、超音波ユニットの「第一面」とは、超音波を受信又は発信する面をいい、「第二面」とは、その反対の面をいう。
本発明の一態様に係る超音波ユニットは、圧電シートの厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構を備える。この超音波ユニットを超音波の発信側又は受信側に用いることで、発信側の超音波の周波数と受信側の共振周波数とが一致するように周波数調整することができるので、当該超音波ユニットを用いた超音波検査装置の感度を容易に高められる。
図1は、本発明の一実施形態に係る超音波測定装置を示す模式的斜視図である。 図2は、図1の超音波測定装置の超音波受信器が有する超音波ユニットを示す模式的斜視図である。 図3は、図2の超音波ユニットの模式的正面図である。 図4は、図2の超音波ユニットをA−A線で切断した際の模式的端面図である。 図5は、図1の超音波測定装置の超音波発信器が有する超音波ユニットを示す模式的斜視図である。 図6は、図1とは異なる実施形態に係る超音波測定装置を示す模式的断面図である。 図7は、図2とは異なる実施形態に係る超音波ユニットを示す模式的正面図である。
[第1実施形態]
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態の超音波測定装置及び超音波ユニットを詳説する。
図1に示す超音波検査装置1は、超音波受信器2と、超音波発信器3とを備える。当該超音波検査装置1は、超音波受信器2と超音波発信器3との間に検査対象物Tを挟み込んで検査を行う透過型の検査装置である。
〔超音波受信器〕
超音波受信器2は、後述する超音波発信器3の発する超音波Sを受信可能に配置される。具体的には、図1に示すように、X方向に垂直な断面でみて、円弧状に形成されている超音波発信器3の発信面から発信された超音波Sは、この円弧の中心に向かってその幅が絞られるように進み、円弧の中心付近で収束する。そして、この円弧の中心付近に検査対象物Tが位置している。なお、発信される超音波SはX方向に幅を有するので、立体視でみると検査対象物T付近で超音波Sはライン状に収束している。検査対象物Tを透過した超音波Sは、X方向に垂直な断面でみて、再び円弧状に広がっていく。そして、超音波Sは、発信面での広がりと同程度まで広がった位置で超音波受信器2により受信される。従って、超音波受信器2は、超音波発信器3と幅方向が平行となるように、かつ幅方向に広がった超音波Sが、後述する圧電シート12の第二電極12cと対向する第一電極12bの領域(以下、「測定領域R」ともいう)で受信できるように配設されている。
超音波受信器2は、超音波発信器3の発する超音波Sを受信可能に構成されている第1超音波ユニット10を有する。
当該第1超音波ユニット10は、図2乃至図4に示すように、基台11と、基台11の表面に載置される圧電シート12と、圧電シート12の厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構13とを備える。また、当該第1超音波ユニット10は、接着剤層14を備える。
<基台>
基台11は、圧電シート12を保持する土台である。
基台11の形状は特に限定されないが、図2に示すように、中央部が窪んだアーチ状の表面を有する直方体状であることが好ましい。換言すれば、基台11の表面は、部分円筒の内面の形状を呈することが好ましい。このように基台11の表面をアーチ状とし、後述する圧電シート12を基台11の表面に沿って載置すること、つまり、圧電シート12がアーチ状に保持されていることで、圧電シート12が曲面に沿って撓む。この撓みにより検査対象物Tで収束するように発せられた超音波Sが再び広がったところでの受信面積を広められるため、当該超音波検査装置1の感度を高めることができる。なお、基台11の表面の曲率は、圧電シート12上のいずれの位置においても超音波Sが圧電シート12に対して鉛直方向から当たるように決定される。ここで、アーチ状の基台11の表面に対して鉛直方向とは、超音波Sを受ける位置における接面に対する法線方向をいい、法線方向から±10°以下の角度範囲を含むものとする。
また、基台11の表面は平面とすることもできる。基台11の表面が平面である場合には、圧電シート12の表面も平面とできる。このように本実施形態にあっては、基台11の表面形状に沿って圧電シート12の形状が定められる。
基台11の材質としては、金属等の導電性を有するものを用いることもできるが、絶縁性を有するものが好ましく、例えばポリカーボネート、ポリプロピレン(PP)等を挙げることができる。
基台11の大きさは、当該超音波検査装置1の検査対象物Tの大きさや測定方法に応じて適宜決定される。
<圧電シート>
圧電シート12は、図2乃至図4に示すように、圧電体12aと、第一電極12bと、第二電極12cとを有する。
圧電シート12は、図2に示すように、基台11表面と同形で同等の大きさを有する矩形状であり、基台11表面に沿って載置される。シート状である圧電シート12は、可撓性を有することが好ましく、これにより基台11の表面が曲面である場合であっても、この曲面に沿って圧電シート12を容易に載置することができる。このとき、基台11の表面が図2に示すような曲面である場合であれば、圧電シート12は、一方向に撓んだアーチ状となる。
(圧電体)
圧電体12aの主成分としては、高分子圧電材料であることが好ましく、特に可撓性を有する高分子圧電材料であることが好ましい。圧電体12aの主成分を高分子圧電材料とすることで、超音波受信器2の感度を高めることができるとともに、共振周波数の調整の制御性を高められる。
前記高分子圧電材料としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニリデン−3フッ化エチレン共重合体(P(VDF/TrFE))、シアン化ビニリデン−酢酸ビニル共重合体(P(VDCN/VAc))等を挙げることができる。また、これらの高分子圧電材料を多孔性フィルムとすることによって、より可撓性が大きく、圧電定数の大きい圧電シート12を形成することができる。
また、圧電体12aとして、圧電特性を有しない例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等に多数の扁平な気孔を形成し、コロナ放電等によって扁平な気孔の対向面を分極して帯電させることによって圧電特性を付与したものを使用することもできる。
圧電体12aの平均厚さの下限としては、10μmが好ましく、50μmがより好ましい。一方、圧電体12aの平均厚さの上限としては、500μmが好ましく、200μmがより好ましい。圧電体12aの平均厚さが前記下限未満であると、圧電シート12の強度が不十分となるおそれがある。逆に、圧電体12aの平均厚さが前記上限を超えると、圧電シート12の変形能が小さくなり、検出感度が不十分となるおそれがある。なお、「平均厚さ」とは、圧電体12aの任意の10点で測定した厚さの平均値を指す。以下、長さに関する「平均」とは、同様の測定によるものとする。
(第一電極)
第一電極12bは、圧電体12aの第一面に積層される電極である。第一電極12bは、後述する第二電極12cと合わせて、圧電体12aの第一面及び第二面間の電位差を検出するために用いられる。
第一電極12bは帯状であり、圧電シート12の幅方向(部分円筒の周方向で、図2のY方向)に沿って配設される。第一電極12bの配設数は1とすることもできるが、複数とすることもできる。図2では5つの第一電極12bが配設されている。また、図2に示すように、圧電シート12がアーチ状に保持され、かつ複数の第一電極12bを有する場合、複数の第一電極12bは、平面視で圧電シート12がアーチ状に撓む方向と垂直方向(図1のX方向)にアレイ状に配設されているとよい。このように複数の第一電極12bを配設することで、平面視で第一電極12bと対向する第二電極12cの領域が複数に分割して形成される。この平面視で第一電極12bと対向する第二電極12cの領域は、それぞれ独立して超音波Sの強度を測定できる領域であり、実効的に圧電シート12を複数の圧電素子として機能させる。従って、前記領域を複数設けることで、当該超音波ユニット10を同時に複数個所の検査を行うことができるアレイ状のセンサとすることができる。
複数の第一電極12bを配設する場合、第一電極12bの平均幅及び平均間隔は必要とされる感度や測定精度等に応じて適宜決定されるが、第一電極12bの平均幅としては、0.3mm以上5mm以下とでき、平均間隔としては0.1mm以上3mm以下とできる。また、第一電極12bの平均ピッチとしては、0.5mm以上8mm以下とできる。
第一電極12bの材質としては、導電性を有するものであればよく、アルミニウム、銅、ニッケル等の金属や、カーボンなどを挙げることができる。
第一電極12bの平均厚さとしては、特に限定されず、積層方法や第一電極12bの材質にもよるが、0.1μm以上30μm以下とすることができる。第一電極12bの平均厚さが前記下限未満であると、第一電極12bの強度が不十分となるおそれがある。逆に、第一電極12bの平均厚さが前記上限を超えると、圧電体12aへの振動の伝達を阻害するおそれがある。
第一電極12bの圧電体12aへの積層方法としては、特に限定されず、金属の蒸着、カーボン導電インクの印刷、銀ペーストの塗布乾燥等が挙げられる。
(第二電極)
第二電極12cは、少なくともその一部が第一電極12bと対向するように圧電体12aの第二面に積層される電極である。
第二電極12cは帯状であり、圧電シート12の長さ方向(部分円筒の内面の軸方向で、図2のX方向)に沿って配設される。つまり、第一電極12bと第二電極12cとは互いに直交するように配設されている。
第二電極12cの配設数や形状は、第一電極12bと対向できる限り特に限定されないが、例えば、図2に示すように、第二電極12cの配設数は1であり、圧電シート12の幅方向(部分円筒の周方向で、図2のY方向)の端部には配設されていない構成とすることができる。
なお、第二電極12cの材質、平均厚さ及び積層方法は、第一電極12bと同様とできる。
<周波数調整機構>
周波数調整機構13は、圧電シート12の温度を制御する温度制御部を有する。前記温度制御部としては、例えば図2乃至図4に示すように、シート状のヒーター13aを用いることができる。
温度制御部としてシート状のヒーター13aを用いる場合、例えばヒーター13aは、図3及び図4に示すように、基台11と圧電シート12の第二電極12cとの間に配設されることが好ましい。このヒーター13aとしては、例えば公知の電熱線が埋め込まれたシート等を用いることができる。ヒーター13aは、第二電極12cと接触又は接合されていてもよいし、第二電極12cとの間に空間を有していてもよい。なお、第二電極12cがヒーター13aと接触又は接合すると、圧電シート12の共振周波数が変化する。当該超音波検査装置1ではこのような場合であっても、ヒーター13aが第二電極12cと接触又は接合をしていない状態で、圧電シート12の予め電極等の厚さを調整して、共振周波数を設定してよい。当該超音波検査装置1では、このように共振周波数を設定しても、その共振周波数からヒーター13aによって変化させることができる。
ヒーター13aは、図3及び図4に示すように、平面視で圧電シート12の第一電極12b及び第二電極12cが重なり合う位置、つまり超音波Sの測定領域Rが包含されるように配置されることが好ましい。この場合、ヒーター13aの大きさは、測定領域Rを包含するために必要な大きさとされ、例えばその平均長さが第一電極12bの平均長さと実質的に等しく、その平均幅が第二電極12cの平均幅と実質的に等しい大きさとできる。なお、「実質的に等しい」とは、等しい場合に加え、その差が比較対象の大きさに対し5%以下である場合を含む概念である。
また、ヒーター13aの配設位置は、圧電シート12の温度を制御できる限り、基台11と圧電シート12の第二電極12cとの間に限定されない。例えばヒーター13aを基台11の裏面(基台11の表面とは反対の面側)に配設することもできるし、ヒーター13aを基台11及び圧電シート12とは別体として圧電シート12との間に空間を有するように基台11に配設し、赤外線加熱等により圧電シート12を加熱する構成とすることもできる。また、ヒーター13aとしては、電熱線からなるヒーターに限定されず、電球を用いたヒーターであってもよい。なお、ヒーター13aは、超音波発信器3を加熱しないように配設されることが好ましい。さらに、温度制御部が冷却を必要とする場合には、ペルチェ素子を用いることができる。
ヒーター13aの制御は、電熱式のヒーターであれば、ヒーター13aへ供給する電流の大きさを調整することで行うこともできるが、周波数調整機構13が、測定部及び制御部(不図示)を有し、測定部で測定した結果に基づいて、制御部がヒーター13aの制御を行うように構成することもできる。
前記測定部としては、圧電シート12の温度を測定する温度計を挙げることができる。制御部は、測定部により測定された温度に基づき、予め定められた所望の温度となるようにヒーター13aを制御することができる。あるいは、前記測定部として、圧電シート12が受信する超音波Sの大きさを用いることもできる。ヒーター13aにより圧電シート12の温度が変化すると、圧電シート12の共振周波数が変化する。これにより、同じ周波数の超音波Sであっても圧電シート12が受信する感度が変化し、圧電シート12が受信する超音波Sの大きさが変わる。従って、前記制御部が、圧電シート12が受信する超音波Sの大きさが最大となるようにヒーター13aを制御してもよい。
<接着剤層>
接着剤層14は、圧電シート12と基台11とを固定する。また、接着剤層14は、ヒーター13aを基台11に固定する。
接着剤層14の配設位置は、圧電シート12が基台11に固定できる限り、限定されるものではないが、例えば図2乃至図4に示すように、接着剤層14は、第二電極12cの外側で圧電体12aと基台11とを固定するように配設することができる。
接着剤層14に用いる接着剤は、特に限定されず、公知の接着剤を用いることができる。また、接着剤層14の平面視での面積(固定領域の合計面積)は、圧電シート12の固定強度が確保できる範囲であれば、特に限定されない。
〔超音波発信器〕
超音波発信器3は、超音波受信器2に対して超音波Sを発信可能である。超音波発信器3は、発信する超音波Sを検査対象物Tの位置でライン状に収束するように構成されている。
超音波発信器3は、超音波Sを発信可能に構成されている第2超音波ユニット20を有する。
当該第2超音波ユニット20は、図5に示すように、基台21と、基台21の表面に載置される圧電シート22と、圧電シート22の厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構23とを備える。また、当該第2超音波ユニット20は、接着剤層24を備える。
<基台>
基台21は、圧電シート22を保持する土台である。基台21は、第1超音波ユニット10の基台11と同様に構成できるので、詳細説明を省略する。
<圧電シート>
圧電シート22は、圧電体22aと、圧電体22aの第一面に積層される第一電極22bと、少なくともその一部が第一電極22bと対向するように圧電体22aの第二面に積層される第二電極22cとを有する。
第一電極22bの配設数が1である点以外、圧電体22a、第一電極22b及び第二電極22cは、第1超音波ユニット10の圧電体12a、第一電極12b及び第二電極12cと、それぞれ同様に構成できるので、詳細説明を省略する。
当該第2超音波ユニット20にあっては、第一電極22b及び第二電極22cの間、つまり圧電体12aの厚さ方向の電圧を変化させることで、超音波Sを発信させることができる。超音波Sを発信する面は、第二電極22cと対向する第一電極22bの第一面であり、超音波Sはこの第一面に垂直に発信される。第一電極22bの第一面は基台21の表面に沿ってアーチ状に撓んでおり、この撓みを適切にとることにより、発信される超音波Sを検査対象物Tの位置でライン状に収束させることができる。
<周波数調整機構>
周波数調整機構23は、圧電シート22の温度を制御する温度制御部を有する。前記温度制御部としては、例えば図5に示すように、シート状のヒーターを用いることができる。前記温度制御部は、第1超音波ユニット10の温度制御部と同様に構成できるので、その他の詳細説明を省略する。
なお、第2超音波ユニット20では、所望の周波数を有する超音波Sを発信するように温度制御が行われる。前記所望の周波数は、検査対象物Tの透過性や欠陥の発見し易さに応じて、適宜決定される。前記温度制御は、第2超音波ユニット20が発信する超音波Sの周波数Sを直接測定して行ってもよいが、検査対象物Tを透過させた超音波Sの大きさを測定して、その数値が最大となるように行ってもよい。また、これらに限定されず、他の制御方法を採用してもよい。
超音波発信器3の温度制御部及び超音波受信器2の温度制御部は、超音波発信器3の圧電シート22及び超音波受信器2の圧電シート12の温度を独立して制御可能に構成されている。
<接着剤層>
接着剤層24は、圧電シート22と基台21とを固定する。接着剤層24は、第1超音波ユニット10の接着剤層14と同様に構成できるので、詳細説明を省略する。
〔超音波検査装置の周波数調整方法〕
当該超音波検査装置1は、超音波発信器3の発信する超音波Sの周波数を調整する工程(発信周波数調整工程)と、超音波受信器2の共振周波数を調整する工程(共振周波数調整工程)とを備える周波数調整方法により感度を高めることができる。
前記発信周波数調整工程では、第2超音波ユニット20の温度制御部により圧電シート22の温度を調整することで、第2超音波ユニット20から発信する超音波Sの周波数を調整する。
前記共振周波数調整工程では、第1超音波ユニット10の温度制御部により圧電シート12の温度を調整することで、前記発信周波数調整工程で調整された超音波Sの周波数が共振周波数となるように、超音波受信器2の共振周波数を調整する。
なお、当該超音波検査装置1が測定対象とする検査対象物Tによっては、複数の欠陥の種類があり、1つの周波数ではこれらの欠陥を発見できない場合がある。このような場合、複数の周波数を用いて検査を行うことが好ましい。当該超音波検査装置1にあっては、このように複数の周波数を用いて検査を行う必要がある場合、前記発信周波数調整工程及び前記共振周波数調整工程を、それぞれの周波数に応じて行うことで、感度の高い検査を実現することができる。
<利点>
当該超音波検査装置1は、超音波受信器2が当該第1超音波ユニット10を有し、超音波発信器3が当該第2超音波ユニット20を有する。この当該第1超音波ユニット10及び当該第2超音波ユニット20は、圧電シートの厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構を備えるので、発信側の超音波の周波数と受信側の共振周波数とが一致するように周波数調整することができる。従って、当該超音波検査装置1の感度を容易に高められる。
また、当該超音波検査装置1は、超音波発信器3の圧電シート22及び超音波受信器2の圧電シート12の温度を独立して制御可能である。従って、発信側の超音波Sの周波数を検査対象物Tに最適な周波数に調整することと、受信側の共振周波数を調整することとを独立して行えるので、当該超音波検査装置1の感度をさらに向上させることができる。
また、当該超音波検査装置1は、圧電シート12の温度制御により周波数を調整する。温度制御は逐次行うことができるので、例えば周囲の環境変化等により共振周波数にずれが生じても速やかに対応し易い。このため、周波数調整を温度制御で行うことで、さらに容易に当該超音波検査装置1の感度を高められる。
[第2実施形態]
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の第2実施形態の超音波測定装置及び超音波ユニットを詳説する。
図6に示す超音波検査装置4は、超音波受信器5と、超音波発信器6とを備える。また、当該超音波検査装置4は、ケーシング7を備える。当該超音波検査装置4は、超音波受信器5と超音波発信器6との間に検査対象物Tを挟み込んで検査を行う透過型の検査装置である。
〔超音波受信器〕
超音波受信器5は、後述する超音波発信器6の発する超音波Sを受信可能に配設される。超音波発信器6が発する超音波Sは、後述するように検査対象物Tの位置でライン状に収束する。その後、超音波Sは検査対象物Tを透過し、超音波発信器6の幅方向(図4のY方向)に広がっていく。従って、超音波受信器5は、超音波発信器6と幅方向が平行となるように、かつ幅方向に広がった超音波Sが測定領域Rで受信できるように配設されている。
超音波受信器5は、超音波発信器6の発する超音波Sを受信可能に構成されている第1超音波ユニット15を有する。
当該第1超音波ユニット15は、図6に示すように、基台11と、基台11の表面に載置される圧電シート12と、圧電シート12の厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構16とを備える。また、当該第1超音波ユニット15は、接着剤層14を備える。
基台11、圧電シート12及び接着剤層14については、第1実施形態の第1超音波ユニット10の各要素と同様であるので、詳細説明を省略する。なお、当該第1超音波ユニット15では、基台11と圧電シート12の第二電極12cとの間には温度制御部が配設されていない。このため、圧電シート12の第二電極12cの圧電体12aとは反対の面が基台11の表面に接していてもよい。
<周波数調整機構>
周波数調整機構16は、圧電シート12の温度を制御する温度制御部を有する。前記温度制御部としては、図6に示すように、ケーシング7の内側に配設されたヒーター16aを用いることができる。ヒーター16aは、ケーシング7の内側の温度を制御できる限り、その配設位置は特に限定されないが、例えば図6ではヒーター16aは、ケーシング7の内側の対向する一対の側面に1つずつ配設されている。
当該第1超音波ユニット15の周波数調整機構16は、後述する第2超音波ユニット25の周波数調整機構16を兼ねる。
ヒーター16aの制御は、第1実施形態の第1超音波ユニット10のヒーター13aと同様に制御することができるので、詳細説明を省略する。
〔超音波発信器〕
超音波発信器6は、超音波受信器2に対して超音波Sを発信可能である。超音波発信器6は、発信する超音波Sを検査対象物Tの位置でライン状に収束するように構成されている。
超音波発信器6は、超音波Sを発信可能に構成されている第2超音波ユニット25を有する。
当該第2超音波ユニット25は、図6に示すように、基台21と、基台21の表面に載置される圧電シート22と、圧電シート22の厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構16とを備える。また、当該第2超音波ユニット25は、接着剤層24を備える。
基台21、圧電シート22及び接着剤層24については、第1実施形態の第2超音波ユニット20の各要素と同様であるので、詳細説明を省略する。なお、当該第2超音波ユニット25では、基台21と圧電シート22の第二電極22cとの間には温度制御部が配設されていない。このため、圧電シート22の第二電極22cの圧電体22aとは反対の面は、基台21の表面に接さないように配置することもできるが、接するように配置することもできる。
<周波数調整機構>
周波数調整機構16は、圧電シート22の温度を制御する温度制御部を有する。上述のように、この周波数調整機構16は、当該第1超音波ユニット15の周波数調整機構と同一のものである。
〔ケーシング〕
ケーシング7は、当該第1超音波ユニット15の圧電シート12と、当該第2超音波ユニット25の圧電シート22とを、その内部に包含するように超音波受信器5と、超音波発信器6とを覆う。ケーシング7の内側には上述のようにヒーター16aが配設されており、このヒーター16aによりケーシング7の内部空間を温めることができるように構成されている。そして、このケーシング7の内部空間の温度制御により、当該第1超音波ユニット15の圧電シート12と、当該第2超音波ユニット25の圧電シート22との温度を制御することができる。
ケーシング7の材質としては、耐熱性があり、超音波Sを乱反射し難いものが選択される。具体的には、ケーシング7の材質としては、樹脂や木材などを用いることができる。
〔超音波検査装置の周波数調整方法〕
当該超音波検査装置4は、超音波発信器6の発信する超音波Sの周波数及び超音波受信器5の共振周波数を同時に調整する工程(調整工程)を備える周波数調整方法により感度を高めることができる。
前記調整工程では、第1超音波ユニット15及び第2超音波ユニット25の温度調整部を兼ねるヒーター16aによりケーシング7の内部空間の温度を制御する。
ケーシング7の内部空間の温度を変化させると、第2超音波ユニット25から発信する超音波Sの周波数及び超音波受信器2の共振周波数が変化する。両者の温度依存性は異なるので、この温度を変化させることで、超音波受信器2の感度は変化する。この感度が最大となる温度が、第2超音波ユニット25から発信する超音波Sの周波数と超音波受信器2とが共振する周波数とみなすことができる。従って、前記調整工程では、超音波受信器2の感度が最大となるように前記温度を制御するとよい。
なお、検査対象物Tに応じて測定に適した周波数が存在する場合は、前記調整工程で調整する周波数の範囲は、測定に適した周波数から大きく逸脱することがないように、超音波Sの周波数が一定の範囲内を保つような制御を加えることが好ましい。
<利点>
当該超音波検査装置4は、既存の装置をヒーター16aを備えるケーシング7で覆うことで構成できるので、実現が容易である。
[第3実施形態]
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の第3実施形態の超音波ユニットを詳説する。
〔超音波ユニット〕
図7に示す超音波ユニット17は、基台11と、基台11の表面に載置される圧電シート12と、圧電シート12の厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構18とを備える。当該超音波ユニット17は、図1の超音波検査装置1の第1超音波ユニット10に代えて用いることができる。
<基台>
基台11は、圧電シート12を保持する土台である。基台11は、図1の超音波検査装置1の第1超音波ユニット10の基台11と同様に構成できる。なお、図7では、当該超音波ユニット17の基台11の表面が平面である場合を示している。
<圧電シート>
圧電シート12は、圧電体12aと、圧電体12aの第一面に積層される第一電極12bと、少なくともその一部が第一電極12bと対向するように圧電体12aの第二面に積層される第二電極12cとを有する。
圧電シート12は、図1の超音波検査装置1の第1超音波ユニット10の圧電シート12と同様に構成できるので、同一符号を付して、詳細説明を省略する。
<周波数調整機構>
周波数調整機構18は、圧電シート12に加わる張力を制御する張力制御部を有する。前記張力制御部としては、圧電シート12に加える張力を制御できる限り、その構成は特に限定されない。例えば図7に示すように、前記張力制御部は、圧電シート12の長さ方向に延び、第二電極12cの両外側で圧電シート12の側辺を支持する一対の支持部18aとできる。この一対の支持部18aは、その間隔が変更できるように構成されている。図7では、一方の支持部18aが、一対の支持部18aの間隔を変更できるようスライド可能に構成されている。また、この一方の支持部18aは、例えばネジ留めにより基台11に固定可能に構成される。つまり、図7に示す張力制御部では、前記一方の支持部18aを、一対の支持部18aが離間する方向にスライドさせ、基台11に固定することで、圧電シート12に加わる張力を増大させることができる。逆に、前記一方の支持部18aを、一対の支持部18aが接近する方向にスライドさせ、基台11に固定すると、圧電シート12に加わる張力が減少する。
なお、図7では一方の支持部18aのみがスライドできる構成であるが、両方の支持部18aがスライドできる構成であってもよい。
圧電シート12に加わる張力により、圧電シート12の厚さ方向の共振周波数が変化するので、当該超音波ユニット17では、この張力制御部により周波数調整機構18が、圧電シート12の厚さ方向の共振周波数を調整するように機能する。
<利点>
当該超音波ユニット17は、例えば温度制御といった特別な制御系を必要としないので、安価かつ簡便に実現することができる。
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
前記第1実施形態及び第2実施形態では、超音波発信器及び超音波受信器の双方に本発明の超音波ユニットを用いる場合を説明したが、超音波受信器のみに本発明の超音波ユニットを用いる場合も本発明の意図するところである。この場合、超音波発信器には公知のセラミック圧電体等を用いることができる。
前記第3実施形態では、周波数調整機構が張力制御部を有する超音波ユニットを超音波受信器に用いる場合を説明したが、この超音波ユニットは、超音波発信器に用いることもできる。
また、周波数調整機構は、温度制御部及び張力制御部の双方を有してもよい。
前記実施形態では、圧電シートの形状が矩形状である場合を説明したが、圧電シートの形状は矩形状に限定されるものではない。圧電シートの形状は、円形状、楕円形状、多角形状、星型状、切れ込みが入った形状等とすることもできる。
また、前期実施形態では、圧電シートが基台表面と同形で同等の大きさを有する場合を説明したが、圧電シートと基台表面との形状は異なってもよいし、その大きさが異なるものであってもよい。
前記実施形態では、超音波検査装置として透過型の検査装置を説明したが、当該超音波検査装置は透過型の検査装置に限定されるものではない。本発明の超音波検査装置が例えば反射型の検査装置であっても、同様の効果を奏する。
本発明に係る超音波ユニットは、容易に感度を高められる。従って、この超音波ユニットを用いた超音波検査装置は、検出精度が高い。
1、4 超音波検査装置
2、5 超音波受信器
3、6 超音波発信器
7 ケーシング
10、15 第1超音波ユニット
11 基台
12 圧電シート
12a 圧電体
12b 第一電極
12c 第二電極
13、16 周波数調整機構
13a、16a ヒーター
14 接着剤層
17 超音波ユニット
18 周波数調整機構
18a 支持部
20、25 第2超音波ユニット
21 基台
22 圧電シート
22a 圧電体
22b 第一電極
22c 第二電極
23 周波数調整機構
24 接着剤層
R 測定領域
S 超音波
T 検査対象物

Claims (7)

  1. 基台と、
    前記基台の表面に載置される圧電シートと、
    前記圧電シートの厚さ方向の共振周波数を調整する周波数調整機構と
    を備え、
    前記圧電シートが、
    圧電体と、
    前記圧電体の第一面に積層される第一電極と、
    少なくともその一部が前記第一電極と対向するように前記圧電体の第二面に積層される第二電極と
    を有する超音波ユニット。
  2. 前記圧電体の主成分が高分子圧電材料である請求項1に記載の超音波ユニット。
  3. 前記周波数調整機構が、前記圧電シートの温度を制御する温度制御部を有する請求項1又は請求項2に記載の超音波ユニット。
  4. 前記周波数調整機構が、前記圧電シートに加わる張力を制御する張力制御部を有する請求項1又は請求項2の超音波ユニット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の超音波ユニットを有する超音波受信器と、
    前記超音波受信器に対して超音波を発信可能な超音波発信器と
    を備える超音波検査装置。
  6. 前記超音波発信器が、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の超音波ユニットを有する請求項5に記載の超音波検査装置。
  7. 前記超音波発信器の超音波ユニット及び前記超音波受信器の超音波ユニットが、共に請求項3に記載の超音波ユニットであり、
    前記超音波発信器の温度制御部及び前記超音波受信器の温度制御部が、前記超音波発信器の圧電シート及び前記超音波受信器の圧電シートの温度を独立して制御可能に構成されている請求項6に記載の超音波検査装置。
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