JP2020153565A - 冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム - Google Patents

冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム Download PDF

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明弘 稲生
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静香 定井
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修二 藤本
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Abstract

【課題】冷凍サイクル装置の配管長や冷媒回路の容積等を精度良く導出可能な冷凍サイクル装置のパラメータ演算システムを提供する。【解決手段】パラメータ演算システム100は、第2取得部34と、演算部36と、を備える。第2取得部は、冷媒回路を有する空調装置の設置時に、冷媒回路の少なくとも一部である真空引き対象部に対して真空ポンプを用いて行われる真空引き処理中の、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得する。演算部は、第2取得部が取得した物理量に基づいて、真空引き対象部の長さ及び容積の少なくとも一方を演算する。【選択図】図1

Description

冷凍サイクル装置に関する演算を行うパラメータ演算システムに関する。
従来、冷凍サイクル装置の設置時に冷媒の追加充填量を決めたり、特許文献1(特開2005−147541号公報)に開示されているような膨張弁制御をしたりするために、システムに冷媒配管長が手入力されている。
しかし、冷凍サイクル装置の設置現場では、必ずしも正確な配管長の入力が行われているわけではないため、入力される配管長や入力された配管長から導出される冷媒回路の容積等の精度は十分に高くない場合がある。
第1観点に係る冷凍サイクル装置のパラメータ演算システムは、取得部と、演算部と、
を備える。取得部は、冷媒回路を有する冷凍サイクル装置の設置時に、冷媒回路の少なくとも一部である真空引き対象部に対して真空発生器を用いて行われる真空引き処理中の、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得する。演算部は、取得部が取得した物理量に基づいて、真空引き対象部の長さ及び容積の、少なくとも一方を演算する。
第1観点に係るパラメータ演算システムでは、取得された真空引き処理に応じて変化する物理量に基づいて真空引き対象部の長さや容積が演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
第2観点に係るパラメータ演算システムは、第1観点のパラメータ演算システムであって、取得部は、真空引き対象部の内圧を、真空引き処理に応じて変化する物理量として取得する。
第2観点に係るパラメータ演算システムでは、真空引き処理中に取得される真空引き対象部の内圧に基づいて、真空引き対象部の長さや容積が演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
第3観点に係るパラメータ演算システムは、第2観点のパラメータ演算システムであって、取得部は、真空発生器を運転して真空引き対象部の気体を所定時間排出した後に、真空発生器を第1時間停止させて均圧した後の、真空引き対象部の内圧を、真空引き処理に応じて変化する物理量として取得する。
冷媒回路を構成する配管長の長さが長いような場合、真空発生器が動作している状態では、内圧の測定場所と、真空発生器で気体を吸い出している場所との位置関係によって、測定される内圧の値に差が出るおそれがある。
ここでは、均圧後の内圧の値に基づいて真空引き対象部の長さや容積が演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
第4観点に係るパラメータ演算システムは、第1観点から第3観点のいずれかのパラメータ演算システムであって、取得部は、真空引き対象部の内圧を第1圧力から第2圧力まで低下させる真空引き処理中であって、冷媒回路の内圧が第3圧力になるまでの間の、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得する。第3圧力は、第1圧力よりも低く第2圧力よりも高い圧力である。
真空引き処理の結果、真空引き対象部の内圧が低下してくると、真空発生器の動作する時間と、真空引き対象部から排出される気体の量とが一致しにくくなる。このようなタイミングで取得される真空引き処理に応じて変化する物理量を演算に用いると、真空引き対象部の長さや容積の演算精度に悪影響を与える可能性がある。
ここでは、第2圧力に比較して高い第3圧力になるまでの間の真空引き処理に関係する数値を用いて真空引き対象部の長さや容積が演算されるため、精度良く長さや容積を演算できる。
第5観点に係るパラメータ演算システムは、第1観点から第4観点のいずれかのパラメータ演算システムであって、冷凍サイクル装置は、熱源ユニットと、利用ユニットと、冷媒連絡配管と、を有する。冷媒連絡配管は、熱源ユニットと利用ユニットとを接続する。冷媒連絡配管は、真空引き対象部の少なくとも一部を構成する。パラメータ演算システムは、冷媒連絡配管の内径の情報を取得する第1情報取得部を更に備える。演算部は、第1情報取得部が取得した冷媒連絡配管の内径の情報に更に基づいて、真空引き対象部の長さ及び容積の、少なくとも一方を演算する。
第5観点に係るパラメータ演算システムでは、冷媒連絡配管の内径に関する情報に基づいて真空引き対象部の長さ及び容積が演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
第6観点に係るパラメータ演算システムは、第1観点から第4観点のいずれかのパラメータ演算システムであって、冷凍サイクル装置は、利用側熱交換器を含む利用ユニットを有する。パラメータ演算システムは、利用側熱交換器の容積の情報を取得する第2情報取得部を更に備える。演算部は、第2情報取得部が取得した利用側熱交換器の容積の情報に更に基づいて、真空引き対象部の長さ及び容積の、少なくとも一方を演算する。
第6観点に係るパラメータ演算システムでは、利用側熱交換器の容積に関する情報に基づいて真空引き対象部の長さ及び容積が演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
第7観点に係るパラメータ演算システムは、第1観点から第6観点のいずれかのパラメータ演算システムであって、推定値取得部と、比較部と、を更に備える。推定値取得部は、真空引き対象部の長さ及び容積の少なくとも一方の推定値を取得する。比較部は、演算部が演算した真空引き対象部の長さ及び容積の少なくとも一方と、これに対応する真空引き対象部の長さ及び容積の少なくとも一方の推定値とを比較する。
第7観点に係るパラメータ演算システムでは、設計仕様等に基づいて推定される推定値と実際の真空引き処理中に取得される物理量に基づく演算値とが比較されるため、何らかの原因で演算値が不適切な値である場合にはこれを検知することができる。
また、設計仕様等に基づく推定値と実際の真空引き処理中に取得される物理量に基づく演算値とを比較することで、真空引きが適切に行われていないことの検知に活かすこともできる。
本開示の一実施形態に係るパラメータ演算システムのブロック図である。 パラメータ演算システムのパラメータ演算対象の空調装置の概略構成図である。 真空引き時の圧力センサの計測値の時間変化を概念的に示す図である。 図1のパラメータ演算システムによる空調装置のパラメータの演算処理のフローチャートの一例である。
本開示のパラメータ演算システムの実施形態を説明する。
(1)全体構成
パラメータ演算システム100について、図1を参照しながら説明する。図1は、パラメータ演算システム100のブロック図である。
初めに、本実施形態の説明に用いられる冷凍サイクル装置と、冷凍サイクル装置の真空引き処理と、について意味を説明する。
冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、蒸発器、膨張機構を主な構成部品に含み、内部に冷媒が封入されている冷媒回路を有し、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを利用して空気や水等の冷却や加熱を行う装置である。一般に、冷凍サイクル装置は、熱源ユニットと利用ユニットとを有し、熱源ユニットと利用ユニットとは、冷媒連絡配管により接続される。冷凍サイクル装置の具体例には、例えば、空調装置、給湯器、床暖房装置、及び冷蔵・冷凍装置を含む。冷凍サイクル装置については、後ほど空調装置200を例に詳細を説明する。
次に、冷凍サイクル装置の真空引き処理とは、冷媒回路中のガスや水分等を除去する処理を意味する。特に、本実施形態における真空引き処理は、冷媒連絡配管や、利用ユニットの利用側熱交換器及び冷媒配管の内部に冷媒を入れる前に、これらの内部に存在するガスや水分等を除去する処理を意味する。真空引き処理は、冷凍サイクル装置の設置時に行われる。真空引き処理は、冷凍サイクル装置の熱源ユニットと利用ユニットとを据え付け、熱源ユニットと利用ユニットとを冷媒連絡配管で接続した後に行われる。
さて、パラメータ演算システム100は、冷凍サイクル装置についてのパラメータを演算する装置である。特には、パラメータ演算システム100は、冷凍サイクル装置の冷媒回路の真空引き時に、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得し、取得した物理量に基づいて、パラメータとして、真空引き対象部の長さ及び容積の少なくとも一方を演算するシステムである。真空引き対象部とは、冷媒回路の少なくとも一部であり、真空引きの対象となる部分の少なくとも一部を意味する。パラメータ演算システム100については、後ほど詳細を説明する。
(2)空調装置の詳細構成
パラメータ演算システム100のパラメータの演算対象の冷凍サイクル装置の一例である空調装置200について、図2を参照しながら説明する。図2は、空調装置200の概略構成図である。
空調装置200は、冷凍サイクルを利用して被空調空間の冷房を行う装置である。ただし、空調装置200は、被空調空間の冷房に加えて、又は、被空調空間の冷房に代えて、被空調空間の暖房を行う装置であってもよい。なお、例えば、空調装置200が、被空調空間の冷房及び暖房の両方を行う装置である場合、後述する空調装置200の熱源ユニット202には、四路切換弁等の冷媒の流向を切り換えるための機構が設けられる。
空調装置200は、主として、1台の熱源ユニット202と、1台の利用ユニット204と、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bと、制御部280と、を備えている(図2参照)。液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bは、熱源ユニット202と利用ユニット204とを接続する配管である(図2参照)。制御部280は、熱源ユニット202及び利用ユニット204の各種機器の動作を制御する。
なお、本実施形態の空調装置200は、熱源ユニット202及び利用ユニット204をそれぞれ1台有するが、熱源ユニット202及び利用ユニット204の台数は1台に限定されない。空調装置200は、熱源ユニット202を2台以上有してもよいし、利用ユニット204を2台以上有してもよい。
熱源ユニット202と利用ユニット204とは、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bを介して接続されることで、冷媒回路220を構成する(図2参照)。冷媒回路220には、冷媒が封入される。冷媒回路220に封入される冷媒は、限定するものではないが、例えばR32等のフルオロカーボン系の冷媒である。冷媒回路220は、熱源ユニット202の圧縮機210、熱源側熱交換器230、及び膨張機構250や、利用ユニット204の利用側熱交換器260を有する(図2参照)。
(2−1)利用ユニット
利用ユニット204は、被空調空間に設置されるユニットである。例えば、利用ユニット204は、天井埋込式のユニットである。ただし、利用ユニット204は、天井埋込式に限定されるものではなく、天井吊下式、壁掛式、又は床置式であってもよい。
また、利用ユニット204は、被空調空間以外に設置されてもよい。例えば、利用ユニット204は、屋根裏、機械室、ガレージ等に設置されてもよい。その場合、利用ユニット204から被空調空間へと、利用側熱交換器260において冷媒と熱交換した空気を供給する空気通路が設置される。空気通路は、例えばダクトである。ただし、空気通路のタイプは、ダクトに限定されるものではなく適宜選択されればよい。
利用ユニット204は、主として利用側熱交換器260と、利用側ファン270と、利用側制御部284と、を有する(図2参照)。
(2−1−1)利用側熱交換器
利用側熱交換器260は、利用側熱交換器260を流れる冷媒と、被空調空間の空気との間で熱交換が行われる熱交換器である。熱交換器のタイプを限定するものではないが、利用側熱交換器260は、例えば、図示しない複数の伝熱管と複数のフィンとを有するフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。
利用側熱交換器260は、一端が液冷媒管226aに接続され、他端がガス冷媒管226bに接続される。液冷媒管226aは、一端が液冷媒連絡配管224aに接続され、他端が利用側熱交換器260に接続される配管である。ガス冷媒管226bは、一端がガス冷媒連絡配管224bに接続され、他端が利用側熱交換器260に接続される配管である。
空調装置200の運転時には、液冷媒管226aから利用側熱交換器260の液側に冷媒が流入し、利用側熱交換器260のガス側からガス冷媒管226bへと冷媒が流出する。本実施形態では、利用側熱交換器260は冷媒の蒸発器として機能する。
(2−1−2)利用側ファン
利用側ファン270は、利用ユニット204の図示しないケーシング内に被空調空間の空気を吸入して利用側熱交換器260に供給し、利用側熱交換器260において冷媒と熱交換した空気を、被空調空間へと吹き出す機構である。利用側ファン270は、例えばターボファンである。ただし、利用側ファン270のタイプは、ターボファンに限定されるものではなく適宜選択されればよい。
(2−1−3)利用側制御部
利用側制御部284は、マイクロコンピュータや、マイクロコンピュータが実施可能な制御プログラムが記憶されているメモリ等を有する。なお、ここで説明する利用側制御部284の構成は一例に過ぎず、利用側制御部284の機能は、ソフトウェアで実現されても、ハードウェアで実現されても、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
利用側制御部284は、利用側ファン270と電気的に接続されている(図2参照)。
利用側制御部284は、伝送線286により、制御信号等のやりとりを行うことが可能な状態で熱源ユニット202の熱源側制御部282に接続されている。利用側制御部284と熱源側制御部282とは、物理的な通信線ではなく、無線により通信可能に接続されてもよい。利用側制御部284及び熱源側制御部282は、協働して空調装置200の動作を制御する制御部280として機能する。制御部280については後述する。
(2−2)熱源ユニット
熱源ユニット202は、被空調空間外に配置されている。熱源ユニット202は、例えば空調装置200の設置される建物の屋上や、建物に隣接して設置されている。
熱源ユニット202は、主として、圧縮機210と、熱源側熱交換器230と、膨張機構250と、熱源側ファン240と、液側閉鎖弁227及びガス側閉鎖弁228と、熱源側制御部282と、を有する(図2参照)。
ただし、熱源ユニット202は、必ずしも上記構成要素の全てを有する必要はなく、熱源ユニット202の構成要素は適宜選択されればよい。例えば、熱源ユニット202は、膨張機構250を構成として有さず、同様の膨張機構を、熱源ユニット202に代えて、利用ユニット204が有してもよい。
また、熱源ユニット202は、吸入管222aと、吐出管222bと、液冷媒管222cと、を有する(図2参照)。吸入管222aは、ガス冷媒連絡配管224bと圧縮機210の吸入側とを接続する(図2参照)。吐出管222bは、圧縮機210の吐出側と熱源側熱交換器230のガス側とを接続する(図2参照)。液冷媒管222cは、熱源側熱交換器230の液側と液冷媒連絡配管224aとを接続する(図2参照)。液冷媒管222cには、膨張機構250が設けられている(図2参照)。
(2−2−1)圧縮機
圧縮機210は、吸入管222aから冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を吸入し、図示しない圧縮機構で冷媒を圧縮して、圧縮した冷媒を吐出管222bへと吐出する機器である。本実施形態では、熱源ユニット202は圧縮機210を1台有するが、熱源ユニット202の圧縮機210の台数は1台に限定されない。熱源ユニット202は、複数の圧縮機210を有してもよい。
圧縮機210は、タイプを限定するものではないが、例えば、ロータリ式やスクロール式等の容積圧縮機である。圧縮機210の図示しない圧縮機構は、モータ210aによって駆動される(図2参照)。モータ210aにより図示しない圧縮機構(図示せず)が駆動されることで、圧縮機構により冷媒が圧縮される。本実施形態では、モータ210aは、インバータによる回転数制御が可能なモータである。モータ210aの回転数が制御されることで、圧縮機210の容量が制御される。ただし、モータ210aは定速で回転するモータであってもよい。
(2−2−2)熱源側熱交換器
熱源側熱交換器230は、熱源側熱交換器230を流れる冷媒と、熱源ユニット202の設置場所の空気との間で熱交換が行われる熱交換器である。本実施形態では、熱源側熱交換器230は、冷媒の凝縮器として機能する。熱源側熱交換器230は、タイプを限定するものではないが、例えば、図示しない複数の伝熱管と複数のフィンとを有するフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。
熱源側熱交換器230は、液側の端部が液冷媒管222cに接続され、ガス側の端部が吐出管222bに接続される。
空調装置200の運転時には、吐出管222bから熱源側熱交換器230のガス側に冷媒が流入し、熱源側熱交換器230の液側から液冷媒管222cへと冷媒が流出する。本実施形態では、熱源側熱交換器230は冷媒の凝縮器として機能する。
(2−2−3)膨張機構
膨張機構250は、冷媒回路220において熱源側熱交換器230と利用側熱交換器260との間の液冷媒管222cに配置される(図2参照)。熱源ユニット202が膨張機構250を有する代わりに、利用ユニット204が膨張機構250と同様の膨張機構を有する場合には、膨張機構は、利用ユニット204の液冷媒管226aに設けられればよい。
膨張機構250は、液冷媒管222cを流れる冷媒の圧力や流量の調節を行う。本実施形態では、膨張機構250は、開度可変の電子膨張弁である。ただし、膨張機構250は、電子膨張弁に限定されるものではなく、キャピラリチューブや、感温筒式の膨張弁であってもよい。
(2−2−4)熱源側ファン
熱源側ファン240は、熱源ユニット202の図示しないケーシング内に熱源ユニット202の周囲の空気を吸入して熱源側熱交換器230に供給し、熱源側熱交換器230において冷媒と熱交換した空気を熱源ユニット202のケーシング外へ吹き出す機構である。熱源側ファン240は、例えばプロペラファンである。ただし、熱源側ファン240のファンのタイプは、プロペラファンに限定されず、適宜選択されればよい。
(2−2−5)液側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁
液側閉鎖弁227は、液冷媒管222cと液冷媒連絡配管224aとの接続部に設けられている弁である。ガス側閉鎖弁228は、吸入管222aとガス冷媒連絡配管224bとの接続部に設けられている弁である。液側閉鎖弁227及びガス側閉鎖弁228は、図示しないサービスポートを備えた三方弁である。
液側閉鎖弁227は、少なくとも、第1状態と、第2状態と、を切換可能な弁である。第1状態は、液冷媒管222cと液冷媒連絡配管224aとが連通し、液冷媒連絡配管224aと図示しないサービスポートとは連通していない状態である。第2状態は、液冷媒連絡配管224aとサービスポートとが連通し、液冷媒管222cと液冷媒連絡配管224aとは連通していない状態である。液側閉鎖弁227は、空調装置200が通常運転される時には第1状態に切り換えられる。液側閉鎖弁227は、空調装置200の真空引き時には第2状態に切り換えられる。
ガス側閉鎖弁228は、少なくとも、第3状態と、第4状態と、を切換可能な弁である。第3状態は、吸入管222aとガス冷媒連絡配管224bとが連通し、ガス冷媒連絡配管224bと図示しないサービスポートとは連通していない状態である。第4状態は、ガス冷媒連絡配管224bとサービスポートとが連通し、吸入管222aとガス冷媒連絡配管224bとは連通していない状態である。ガス側閉鎖弁228は、空調装置200が通常運転される時には第3状態に切り換えられる。ガス側閉鎖弁228は、空調装置200の真空引き時には第4状態に切り換えられる。
(2−2−6)熱源側制御部
熱源側制御部282は、マイクロコンピュータや、マイクロコンピュータが実施可能な制御プログラムが記憶されているメモリ等を有する。なお、ここで説明する熱源側制御部282の構成は一例に過ぎず、利用側制御部284の機能は、ソフトウェアで実現されても、ハードウェアで実現されても、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
熱源側制御部282は、圧縮機210、膨張機構250及び熱源側ファン240と電気的に接続されている(図2参照)。
熱源側制御部282は、伝送線286により、制御信号等のやりとりを行うことが可能な状態で、利用ユニット204の利用側制御部284に接続されている。熱源側制御部282と利用側制御部284とは、協働して空調装置200の動作の制御を行う制御部280として機能する。制御部280については後述する。
(2−3)冷媒連絡配管
空調装置200は、利用ユニット204と熱源ユニット202とを接続する冷媒連絡配管として、液冷媒連絡配管224aと、ガス冷媒連絡配管224bと、を有する。液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bは、空調装置200の設置時に、空調装置200の設置サイトで施工される配管である。液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bには、設置場所や、熱源ユニット202と利用ユニット204との組み合わせ等の設置条件に応じて様々な長さや径の配管が使用される。
なお、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの配管経路や配管仕様は、通常、予め設計されている。言い換えれば、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの配管長や、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの内部容積は設計資料等から推定可能である。ただし、現場条件に応じて配管経路が変更される等の事情により、実際の液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの長さ及び内部容積と、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの長さ及び内部容積の設計値とは一致しない場合がある。
(2−4)制御部
制御部280は、熱源ユニット202の熱源側制御部282と利用ユニット204の利用側制御部284とが伝送線286を介して通信可能に接続されることによって構成されている。制御部280は、熱源側制御部282や利用側制御部284のマイクロコンピュータがメモリに記憶されたプログラムを実行することで、空調装置200の動作の制御を行う。なお、ここで説明する制御部280の構成は一例に過ぎず、制御部280は、ソフトウェアで実現されても、ハードウェアで実現されても、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
本実施形態では、熱源側制御部282と利用側制御部284とが制御部280を構成するが、制御部280の構成はこのような形態に限定されない。例えば、空調装置200は、熱源側制御部282及び利用側制御部284に加えて、あるいは熱源側制御部282及び利用側制御部284に代えて、以下で説明する制御部280の機能の一部又は全部を実現する制御装置を有してもよい。
制御部280は、図2に示すように、圧縮機210、膨張機構250,熱源側ファン240及び利用側ファン270を含む熱源ユニット202及び利用ユニット204の各種機器と電気的に接続されている。また、制御部280は、熱源ユニット202及び利用ユニット204に設けられた各種センサと電気的に接続されている。また、制御部280は、空調装置200のユーザが操作する図示しないリモコンが送信する各種指令を受信するように構成されている。
制御部280は、各種センサの計測値や、リモコンから受信する指令等に基づいて、圧縮機210、膨張機構250,熱源側ファン240、及び利用側ファン270を含む空調装置200の各種機器の動作を制御する。なお、ここで示す空調装置200の各種機器の動作の制御は一例に過ぎず、適宜変更可能である。
例えば、制御部280は、熱源側ファン240を駆動するモータの回転数や、利用側ファン270を駆動するモータの回転数を所定の回転数に制御する。制御部280は、例えば、熱源側ファン240のモータの回転数を最大回転数に制御する。制御部280は、利用側ファン270のモータの回転数を、リモコンに入力される風量の指示等に基づいて適宜制御する。また、制御部280は、熱源側熱交換器230の液側出口における冷媒の過冷却度が所定の目標過冷却度になるように、膨張機構250の電子膨張弁を開度調節する。また、制御部280は、冷凍サイクルの蒸発温度が、被空調空間の実測温度と設定温度との温度差により決まる目標蒸発温度に近づくように、圧縮機210のモータ210aの回転数を制御する。
空調装置200の運転時には、冷媒が以下のように冷媒回路220を流れる。
圧縮機210が起動されると、冷凍サイクルにおける低圧のガス冷媒が圧縮機210に吸入され、圧縮機210で圧縮されて冷凍サイクルにおける高圧のガス冷媒となる。高圧のガス冷媒は、熱源側熱交換器230に送られ、熱源側ファン240によって供給される熱源空気と熱交換を行って凝縮し、高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、液冷媒管222cを流れ、膨張機構250において圧縮機210の吸入圧力近くまで減圧されて気液二相状態の冷媒となり、利用ユニット204へと送られる。利用ユニット204へと送られた気液二相状態の冷媒は、利用側熱交換器260において、利用側ファン270により利用側熱交換器260へと供給される被空調空間の空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡配管224bを経由して熱源ユニット202に送られ圧縮機210に吸入される。一方、利用側熱交換器260に供給された空気の温度は、利用側熱交換器260を流れる冷媒と熱交換することで低下し、利用側熱交換器260で冷却された空気は被空調空間に吹き出す。
(3)パラメータ演算システム
本実施形態のパラメータ演算システム100は、真空引き対象部の一例としての液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bについて、長さ及び容積を演算するシステムである。なお、以下では、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bを集合的に冷媒連絡配管224と呼ぶ場合がある。パラメータ演算システム100は、空調装置200の冷媒回路220の真空引き時に、真空引き処理に応じて変化する物理量として冷媒連絡配管224の内圧Pを取得し、内圧Pに基づいて、冷媒連絡配管224の長さ及び容積を演算する。
パラメータ演算システム100は、主にコンピュータ30を有する。コンピュータ30は、図示は省略するが、CPUと、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶装置と、入出力装置と、を主に含む。パラメータ演算システム100は、CPUが記憶装置に記憶されたプログラムを実行することで、パラメータ演算に関する各種処理を実行する。
本実施形態では、コンピュータ30は、図1のように、空調装置200の真空引きの際に用いられる圧力センサ10と、通信線で通信可能に接続され、圧力センサ10が送信する計測値を示す信号を受信する。圧力センサ10は、一端が真空ポンプ20に接続され、他端が空調装置200の真空引きの際に液側閉鎖弁227及びガス側閉鎖弁228のサービスポートと接続されるホース22の内圧を検知するセンサである(図1参照)。なお、コンピュータ30と圧力センサ10とは、物理的な通信線ではなく無線ネットワークで接続されてもよい。
なお、他の形態では、コンピュータ30と圧力センサ10とは、通信可能に接続されていなくてもよい。また、圧力センサ10は、計測値を信号で出力するセンサでなくてもよく、例えばブルドン管圧力計であってもよい。
本実施形態では、コンピュータ30は、図1のように、空調装置200の真空引きの際に用いられる真空ポンプ20と電気的に接続され、真空ポンプ20の動作を制御する。ただし、コンピュータ30と真空ポンプ20とは、電気的に接続されていなくてもよい。例えば、真空ポンプ20の動作は、コンピュータ30が操作するのではなく、空調装置200の真空引きを行う作業者が真空ポンプ20に設けられたスイッチを操作することで制御するものであってもよい。
パラメータ演算システム100は、CPUが記憶装置に記憶されたプログラムを実行することで、第1取得部32、第2取得部34、演算部36、及び比較部38として機能する。また、パラメータ演算システム100の記憶装置は、パラメータ演算に用いられる各種情報を記憶する記憶部40を有する。以下にこれらの機能部について以下に説明する。
(3−1)第1取得部
第1取得部32は、コンピュータ30のキーボード等の入力装置から入力される各種情報を取得する機能部である。第1取得部32は、取得した各種情報を、記憶部40に記憶させる。
第1取得部32は、第1情報取得部の一例である。第1取得部32は、パラメータ演算システム100を利用する作業者が入力装置から入力する、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの配管内径に関する情報を取得する。
第1取得部32は、第2情報取得部の一例である。第1取得部32は、パラメータ演算システム100を利用する作業者が入力装置から入力する、利用側熱交換器260の容積の情報を取得する。ここで、利用側熱交換器260の容積とは、利用側熱交換器260の内部容積を意味する。利用側熱交換器260の容積は、利用側熱交換器260の図示しない伝熱管の内部容積、ヘッダー管の内部容積、分流器の内部容積等の合計である。
第1取得部32は、推定値取得部の一例である。第1取得部32は、パラメータ演算システム100を利用する作業者が入力装置から入力する、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの長さの推定値及び液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの容積の推定値の少なくとも一方を取得する。なお、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの容積とは、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの内部容積を意味する。
また、第1取得部32は、パラメータ演算システム100を利用する作業者が入力装置から入力する、真空ポンプ20の仕様に関する情報や、パラメータの演算に必要となるその他各種情報(例えば外気温度等)を取得する。真空ポンプ20の仕様に関する情報には、例えば、ポンプの押しのけ容積や、ポンプの回転数に関する情報を含む。
上記の液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの内径に関する情報、利用側熱交換器260の容積の情報、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの長さや容積の推定値、真空ポンプ20の仕様に関する情報、及びパラメータの演算に必要となるその他各種情報は、いずれもパラメータ演算システム100の利用者が設計資料等から把握可能な情報である。
なお、第1取得部32は、例示した上記の情報の全てを取得するものではなくてもよい。第1取得部32は、上記の情報の一部だけを取得するものであってもよい。また、例えば、一部の情報については、予め記憶部40にデフォルト値が入力されていてもよい。
また、本実施形態では、第1取得部32は、キーボード等の入力装置から入力される各種情報を取得するが、第1取得部32は、入力装置から入力される情報を取得するものではなくてもよい。例えば、コンピュータ30はインターネット等のネットワークに接続され、第1取得部32は、上記の情報が記憶されているサーバから情報をダウンロードすることで情報を取得てもよい。また、第1取得部32は、パラメータ演算システム100を利用する作業者が、モバイル端末等から送信してくる各種情報を取得してもよい。
(3−2)第2取得部
第2取得部34は、取得部の一例である。第2取得部34は、冷媒回路220を有する空調装置200の設置時に冷媒回路220の少なくとも一部である真空引き対象部に対して真空ポンプ20を用いて行われる真空引き処理中の、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得する。本実施形態では、第2取得部34は、空調装置200の設置時に、冷媒回路220の、真空引き対象部である冷媒連絡配管224を含む部分に対して真空ポンプ20を用いて行われる真空引き処理中の、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得する。なお、本実施形態では、真空ポンプ20を用いて真空引きが行われる部分には、真空引き対象部である冷媒連絡配管224の部分の他、利用ユニット204の冷媒管226a,226bの部分と、利用ユニット204の利用側熱交換器260の部分とを含む。以下では、記載を簡潔にするため、真空ポンプ20を用いて真空引きが行われる部分を、集合的に冷媒回路220の第1部分Aと呼ぶ場合がある。
本実施形態では、第2取得部34が取得する、真空引き処理に応じて変化する物理量は、冷媒連絡配管224の内圧Pである。第2取得部34は、圧力センサ10が検知し、送信してくる冷媒連絡配管224を含む冷媒回路220の第1部分Aの内圧を、冷媒連絡配管224の内圧Pとして取得する。
第2取得部34は、圧力センサ10から受信した計測値である冷媒連絡配管224の内圧Pを、必要に応じて記憶部40に記憶する。第2取得部34による冷媒連絡配管224の内圧Pの取得のタイミングについては後述する。
なお、本実施形態では、第2取得部34が、圧力センサ10が送信してくる計測値を冷媒連絡配管224の内圧Pとして取得するが、第2取得部34の冷媒連絡配管224の内圧Pの取得の態様は、このような態様に限定されるものではない。例えば、第2取得部34は、パラメータ演算システム100の利用者がキーボード等の入力装置から入力する計測値を取得してもよい。この場合には、上述の第1取得部32が、更に第2取得部34として機能してもよい。また、例えば、コンピュータ30はインターネット等のネットワークに接続され、第2取得部34は、パラメータ演算システム100の利用者が、モバイル端末等から送信してくる冷媒連絡配管224の内圧Pを取得してもよい。
(3−3)演算部
演算部36は、第2取得部34が取得した冷媒連絡配管224の内圧Pに基づいて、真空引き対象部である冷媒連絡配管224の長さ及び容積を演算する。
演算部36は、好ましくは第1取得部32が取得し、記憶部40に記憶されている、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの内径の情報を、冷媒連絡配管224の長さや容積の演算に利用する。また、演算部36は、好ましくは第1取得部32が取得し、記憶部40に記憶されている、利用側熱交換器260の容積の情報を、冷媒連絡配管224の長さや容積の演算に利用する。
演算部36による冷媒連絡配管224の長さ及び容積の演算については後述する。
(3−4)比較部
比較部38は、演算部36が演算した冷媒連絡配管224の長さ及び容積と、これに対応する冷媒連絡配管224の長さ及び容積の推定値とを比較する。冷媒連絡配管224の長さ及び容積の推定値は、前述のように、第1取得部32が取得し、記憶部40に記憶させている情報である。
例えば、比較部38は、演算部36が演算した冷媒連絡配管224の長さ及び容積と、これに対応する冷媒連絡配管224の長さ及び容積の推定値との比較結果を、コンピュータ30の図示しないディスプレイ等に出力させる。また、比較部38は、演算部36が演算した冷媒連絡配管224の長さ及び容積と、これに対応する冷媒連絡配管224の長さ及び容積の推定値とに大きな乖離がある場合、コンピュータ30の図示しないディスプレイ等に警告メッセージ等を出力させてもよい。
(4)空調装置のパラメータの演算処理
パラメータ演算システム100による空調装置200のパラメータの演算処理は、冷媒回路220の第1部分Aを真空引きする際に行われる。パラメータ演算システム100による空調装置200のパラメータの演算処理について、図3の真空引き時の圧力センサ10の計測値の時間変化を概念的に示す図と、図4の空調装置200のパラメータの演算処理のフローチャートと、を参照して説明する。
なお、ここでは、パラメータ演算システム100のコンピュータ30が自動で以下の処理を実行する。ただし、これに限定されるものではなく、一部の処理は作業者が実行してもよい。例えば、後述する冷媒連絡配管224の初期内圧Piや減圧後内圧Pfのコンピュータ30に対する入力や、真空ポンプ20の動作の制御は、人が行ってもよい。
なお、ここでは、説明の前提として、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの内径に関する情報、利用側熱交換器260の容積の情報、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの長さや容積の推定値、真空ポンプ20の仕様に関する情報、及びパラメータの演算に必要となるその他各種情報は、第1取得部32が取得済みであるものとする。また、真空引きの事前準備として、ホース22の一端が真空ポンプ20に、ホース22の他端が液側閉鎖弁227及びガス側閉鎖弁228の図示しないサービスポートと接続されているものとする。また、液側閉鎖弁227は前述の第1状態に、ガス側閉鎖弁228は前述の第3状態にそれぞれあるものとする。
コンピュータ30は、コンピュータ30の図示しない入力装置に空調装置200のパラメータの演算処理の実行指示が入力されると、第2取得部34が、圧力センサ10の測定する内圧Pの値を取得して、初期内圧Piとして記憶部40に記憶する(ステップS1)。初期内圧Piは、図3中の第1圧力P1と等しい。ここでは、第1圧力P1は、概ね大気圧に等しい圧力である。
次に、コンピュータ30は、真空ポンプ20を所定時間ta運転する(ステップS2)。コンピュータ30は、圧力センサ10の測定する内圧Pの値が第4圧力P4になるまでの所定時間ta、真空ポンプ20を運転する。第4圧力P4は、例えば50kPaである。ただし、コンピュータ30は、内圧Pの値によらず、予め定められた所定時間taだけ真空ポンプ20を運転してもよい。
そして、コンピュータ30は、好ましくは、真空ポンプ20を運転して冷媒回路220の第1部分Aの気体を所定時間taだけ排出した後に、第1時間t1だけ真空ポンプ20を停止させる(ステップS3)。なお、真空ポンプ20を停止させる代わりに、ホース22の液側閉鎖弁227及びガス側閉鎖弁228のサービスポートの近傍に設けられた図示しない弁を第1時間t1だけ閉めてもよい。
第1時間t1は、冷媒回路220の第1部分Aの内圧を均圧させるための時間である。なお、第1時間t1は予め定められた時間であってもよい。また、他の態様では、コンピュータ30の第2取得部34が圧力センサ10の計測値を連続的に取得し、コンピュータ30は、圧力センサ10の計測値の時間変化が無くなった時点で、第1時間t1が終了したと判断してもよい。
第2取得部34は、第1時間t1の終了時に、圧力センサ10の測定する内圧Pの値を取得して、減圧後内圧Pfとして記憶部40に記憶する(ステップS4)。減圧後内圧Pfは、真空ポンプ20を運転して、冷媒連絡配管224を含む冷媒回路220の第1部分Aの気体を所定時間taだけ排出した後に、第1時間t1だけ真空ポンプ20を停止させて均圧した後の、冷媒連絡配管224の内圧の値である。
次に、演算部36は、以下の数式1及び数式2を用いて、冷媒回路220の第1部分Aの容積Vtを演算する(ステップS5)。
Figure 2020153565
Mvac:時刻0(真空ポンプ20の運転開始)から所定時間taが経過する間に冷媒回路220の第1部分Aから排出される空気の質量[kg]
Vpump:真空ポンプの押しのけ容積[m
Npump:真空ポンプの回転数[rps]
ηvol:真空ポンプの容積効率[%]、ηvol=f(P)
ρ:吸込み空気の密度[kg/m]、ρ=f(T,P)
T:吸込み空気の温度(外気温度)[℃]
P:吸込み空気の圧力[Pa]
(数2)
Vt=Mvac/(Pi−Pf)×R×T
R:冷媒回路220の第1部分Aから排出される気体のガス定数
さらに、演算部36は、演算により求めた容積Vtから、記憶部40に記憶されている利用側熱交換器260の容積を差し引くことで、冷媒連絡配管224の容積(以下では容積Vと呼ぶ)を演算する(ステップS6)。
さらに、演算部36は、冷媒連絡配管224の容積Vと、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの内径に関する情報とを用いて、冷媒連絡配管224の長さLを演算する(ステップS7)。なお、演算部36は、例えば、液冷媒連絡配管224a及びガス冷媒連絡配管224bの長さは同一と仮定して、冷媒連絡配管224の長さLを演算する。
コンピュータ30は、以上の演算が終わると、例えば、図示しないディスプレイに、冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vを表示する。また、コンピュータ30は、比較部38による、演算部36が演算した冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vと、これに対応する冷媒連絡配管224の長さ及び容積の推定値との比較結果をディスプレイに出力してもよい。なお、コンピュータ30は、上記の情報を、ディスプレイに表示する代わりに、または、ディスプレイに表示するのに加えて、作業者の携帯するモバイル端末等に送信してもよい。
なお、ステップS3後の、真空引き処理について更に説明する。ステップS3で、均圧時間である第1時間t1が経過すると、コンピュータ30は、真空ポンプ20を再度運転し、冷媒連絡配管224を含む冷媒回路220の第1部分Aの内圧を、目標内圧Ptまで低下させる。目標内圧Ptは、概ね0kPaである。コンピュータ30は、冷媒回路220の第1部分Aの内圧が目標内圧Ptまで低下し、その状態が所定期間維持された後、真空ポンプ20を停止する。なお、図3には描画されていないが、コンピュータ30は、目標内圧Ptに達するまでに、真空ポンプ20を停止する均圧時間を複数回設けてもよい。
なお、真空引き処理が終了すると、液側閉鎖弁227が前述の第2状態に、ガス側閉鎖弁228が前述の第4状態に切り換えられる。この結果、熱源ユニット202に封入されていた冷媒が冷媒連絡配管224や利用ユニット204に流入する。また、ガス側閉鎖弁228のサービスポート等に冷媒のボンベが接続され、冷媒が冷媒回路220に追加充填されてもよい。なお、冷媒回路220に追加充填する冷媒量は、パラメータ演算システム100が演算した空調装置200のパラメータに基づいて決定される。この結果、冷媒回路220内の冷媒量を適正量に近付けることが可能で、冷媒の不足又は過剰による空調装置200の効率低下を抑制することができる。
なお、図3から分かるように、冷媒回路220の第1部分Aの内圧Pは、所定の内圧(第3圧力P3と呼ぶ)までは、真空ポンプ20の運転時間と概ね比例して減少する。第3圧力P3は、第2圧力P2(目標内圧Pt)より高い圧力である。第2取得部34は、好ましくは冷媒回路220の内圧Pが第3圧力P3になるまでの間の減圧後内圧Pfを取得し、演算部36は、好ましくは第3圧力P3より高い減圧後内圧Pfの値に基づいて、冷媒連絡配管224の容積V及び長さLを取得する。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態の空調装置200のパラメータ演算システム100は、取得部の一例としての第2取得部34と、演算部36と、を備える。第2取得部34は、冷凍サイクル装置の一例としての冷媒回路220を有する空調装置200の設置時に、冷媒回路220の少なくとも一部である冷媒連絡配管224に対して真空ポンプ20を用いて行われる真空引き処理中の、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得する。冷媒連絡配管224は、真空引き対象部の一例である。演算部36は、第2取得部34が取得した物理量に基づいて、冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vを演算する。
本実施形態のパラメータ演算システム100では、取得された真空引き処理に応じて変化する物理量に基づいて冷媒連絡配管224の長さLや容積Vが演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
(5−2)
本実施形態のパラメータ演算システム100では、第2取得部34は、冷媒連絡配管224の内圧Pを、真空引き処理に応じて変化する物理量として取得する。
第2観点に係るパラメータ演算システム100では、真空引き処理中に取得される冷媒連絡配管224の内圧Pに基づいて、冷媒連絡配管224の長さLや容積Vが演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
(5−3)
本実施形態のパラメータ演算システム100では、第2取得部34は、真空ポンプ20を運転して冷媒連絡配管224の気体を、所定時間taの間、排出した後に、真空ポンプ20を第1時間t1停止させて均圧した後の、冷媒連絡配管224の内圧Pを、真空引き処理に応じて変化する物理量として取得する。
冷媒回路220を構成する配管長の長さが長いような場合、真空ポンプ20が動作している状態では、内圧の測定場所と、真空ポンプ20で気体を吸い出している場所との位置関係によって、測定される内圧の値に差が出るおそれがある。特に、本実施形態の圧力センサ10は、真空ポンプ20の直近で内圧を計測するため、真空ポンプ20が稼働している状態では、真空ポンプ20から離れた位置の冷媒連絡配管224の内圧は圧力センサ10の計測値よりも高い圧力になりやすい。
ここでは、均圧後の内圧の値に基づいて冷媒連絡配管224の長さLや容積Vが演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
(5−4)
本実施形態のパラメータ演算システム100では、第2取得部34は、冷媒連絡配管224の内圧Pを第1圧力P1から第2圧力P2まで低下させる真空引き処理中であって、冷媒回路220の内圧が第3圧力P3になるまでの間の、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得する。第3圧力P3は、第1圧力P1よりも低く第2圧力P2よりも高い圧力である。
真空引き処理の結果、冷媒連絡配管224の内圧Pが低下してくると、真空ポンプ20の動作する時間と、冷媒連絡配管224から排出される気体の量とが一致しにくくなる。言い換えれば、真空引きの際、冷媒連絡配管224の内圧Pが低くなると、真空ポンプの容積効率が低下し、真空ポンプの容積、回転数、真空引き時間から演算される排気空気量と実際の排気空気量とが乖離しやすい。このようなタイミングで取得される真空引き処理に応じて変化する物理量を演算に用いると、冷媒連絡配管224の長さや容積の演算精度に悪影響を与える可能性がある。
ここでは、第2圧力P2に比較して高い第3圧力P3になるまでの間の真空引き処理に関係する数値を用いて冷媒連絡配管224の長さLや容積Vが演算されるため、精度良く長さや容積を演算できる。
(5−5)
本実施形態のパラメータ演算システム100では、空調装置200は、熱源ユニット202と、利用ユニット204と、冷媒連絡配管224と、を有する。冷媒連絡配管224は、熱源ユニット202と利用ユニット204とを接続する。冷媒連絡配管224は、真空引き対象部の少なくとも一部を構成する。パラメータ演算システム100は、冷媒連絡配管224の内径の情報を取得する第1取得部32を備える。第1取得部32は、第1情報取得部の一例である。演算部36は、第1取得部32が取得した冷媒連絡配管224の内径の情報に基づいて、冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vの少なくとも一方を演算する。
本実施形態のパラメータ演算システム100では、冷媒連絡配管224の内径に関する情報に基づいて冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vが演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
(5−6)
本実施形態のパラメータ演算システム100では、空調装置200は、利用側熱交換器260を含む利用ユニット204を有する。パラメータ演算システム100は、利用側熱交換器260の容積の情報を取得する第1取得部32を備える。第1取得部32は、第2情報取得部の一例である。演算部36は、第1取得部32が取得した利用側熱交換器260の容積の情報に基づいて、冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vの少なくとも一方を演算する。
本実施形態のパラメータ演算システム100では、利用側熱交換器260の容積に関する情報に基づいて冷媒連絡配管224の長さ及び容積が演算で求められるため、精度良く長さや容積を演算できる。
(5−7)
本実施形態のパラメータ演算システム100では、第1取得部32と、比較部38と、を備える。第1取得部32は、推定値取得部の一例である。第1取得部32は、冷媒連絡配管224の長さ及び容積の推定値を取得する。比較部38は、演算部36が演算した冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vと、これに対応する冷媒連絡配管224の長さ及び容積の推定値とを比較する。
本実施形態のパラメータ演算システム100では、設計仕様等に基づいて推定される推定値と実際の真空引き処理中に取得される物理量に基づく演算値とが比較されるため、何らかの原因で演算値が不適切な値である場合にはこれを検知することができる。
また、設計仕様等に基づく推定値と実際の真空引き処理中に取得される物理量に基づく演算値とを比較することで、真空引きが適切に行われていないことの検知に活かすこともできる。
(6)変形例
上記実施形態の変形例について説明する。なお、以下の変形例は、互いに矛盾しない範囲で適宜組み合わされてもよい。
(6−1)変形例A
上記実施形態では、パラメータ演算システム100は、コンピュータ30が空調装置200のパラメータの演算処理を行うが、これに限定されるものではない。例えば、パラメータ演算システムは、作業者の利用するコンピュータやモバイル端末からインターネット等のネットワークを介してアクセス可能なサーバを有してもよい。そして、サーバが、空調装置200のパラメータの演算処理を実行してもよい。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、第2取得部34は、圧力センサ10の計測する冷媒連絡配管224の内圧Pを、真空引き処理に応じて変化する物理量として取得するが、第2取得部34が取得する真空引き処理に応じて変化する物理量は内圧Pに限定されるものではない。
例えば、第2取得部34は、真空ポンプ20が駆動されて冷媒回路220の第1部分Aの圧力が概ね大気圧からほぼ真空になるまでに排出される気体を捕捉して得られる質量の実測値を、真空引き処理に応じて変化する物理量として取得してもよい。そして、演算部36は、冷媒回路220の第1部分Aに存在した気体の質量を用いて、冷媒回路220の第1部分Aの容積を演算してもよい。
また、例えば、第2取得部34は、真空ポンプ20が駆動されて冷媒回路220の第1部分Aの圧力が概ね大気圧からほぼ真空になるまでに排出される一定圧力下での風量を、真空引き処理に応じて変化する物理量として取得してもよい。風量は、温度補正されることが好ましい。そして、演算部36は、冷媒回路220の第1部分Aに存在した風量を用いて、冷媒回路220の第1部分Aの容積を演算してもよい。
(6−3)変形例C
上記実施形態では、パラメータ演算システム100は、冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vの両方を演算するが、これに限定されるものではない。パラメータ演算システム100は、冷媒連絡配管224の長さL及び容積Vの一方だけを演算してもよい。
(6−4)変形例D
上記実施形態では、パラメータ演算システム100による長さLや容積Vの演算対象は、冷媒回路220の第1部分Aの一部である冷媒連絡配管224である。ただし、これに限定されるものではなく。パラメータ演算システム100による長さLや容積Vの演算対象は、真空ポンプ20により真空引きされる冷媒回路220の第1部分A全体であってもよい。
(6−5)変形例E
上記実施形態では、真空ポンプ20により真空引きされる冷媒回路220の第1部分Aは、冷媒連絡配管224及び利用ユニット204の冷媒管226a,226bや利用側熱交換器260を含むが、これに限定されるものではない。例えば、バルブ等で冷媒連絡配管224と利用ユニット204とを隔離可能であるような場合には、冷媒連絡配管224だけを、真空ポンプ20により真空引きされる冷媒回路220の第1部分Aとしてもよい。この場合には、冷媒連絡配管224の容積等の演算に利用側熱交換器260の容積の情報は不要である。
<付記>
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
20 真空ポンプ(真空発生器)
32 第1取得部(第1情報取得部、第2情報取得部、推定値取得部)
34 第2取得部(取得部)
36 演算部
38 比較部
100 パラメータ演算システム
200 空調装置(冷凍サイクル装置)
202 熱源ユニット
204 利用ユニット
220 冷媒回路
224 冷媒連絡配管(真空引き対象部)
224a 液冷媒連絡配管(真空引き対象部、冷媒連絡配管)
224b ガス冷媒連絡配管(真空引き対象部、冷媒連絡配管)
260 利用側熱交換器
P1 第1圧力
P2 第2圧力
P3 第3圧力
t1 第1時間
ta 所定時間
特開2005−147541号公報

Claims (7)

  1. 冷媒回路(220)を有する冷凍サイクル装置(200)の設置時に前記冷媒回路の少なくとも一部である真空引き対象部(224)に対して真空発生器(20)を用いて行われる真空引き処理中の、真空引き処理に応じて変化する物理量を取得する取得部(34)と、
    前記取得部が取得した前記物理量に基づいて、前記真空引き対象部の長さ及び容積の、少なくとも一方を演算する演算部(36)と、
    を備える、冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム(100)。
  2. 前記取得部は、前記真空引き対象部の内圧を、前記物理量として取得する、
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム。
  3. 前記取得部は、前記真空発生器を運転して前記真空引き対象部の気体を所定時間(ta)排出した後に、前記真空発生器を第1時間(t1)停止させて均圧した後の、前記真空引き対象部の内圧を、前記物理量として取得する、
    請求項2に記載の冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム。
  4. 前記取得部は、前記真空引き対象部の内圧を第1圧力(P1)から第2圧力(P2)まで低下させる前記真空引き処理中であって、前記冷媒回路の内圧が前記第1圧力よりも低く前記第2圧力よりも高い第3圧力(P3)になるまでの間の、前記物理量を取得する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム。
  5. 前記冷凍サイクル装置は、熱源ユニット(202)と、利用ユニット(204)と、前記熱源ユニットと前記利用ユニットとを接続し前記真空引き対象部の少なくとも一部を構成する冷媒連絡配管(224)と、を有し、
    前記パラメータ演算システムは、前記冷媒連絡配管の内径の情報を取得する第1情報取得部(32)を更に備え、
    前記演算部は、前記第1情報取得部が取得した前記冷媒連絡配管の内径の情報に更に基づいて、前記真空引き対象部の長さ及び容積の、少なくとも一方を演算する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム。
  6. 前記冷凍サイクル装置は、利用側熱交換器(260)を含む利用ユニット(204)を有し、
    前記パラメータ演算システムは、前記利用側熱交換器の容積の情報を取得する第2情報取得部(32)を更に備え、
    前記演算部は、前記第2情報取得部が取得した前記利用側熱交換器の容積の情報に更に基づいて、前記真空引き対象部の長さ及び容積の、少なくとも一方を演算する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム。
  7. 前記真空引き対象部の長さ及び容積の少なくとも一方の推定値を取得する推定値取得部(32)と、
    前記演算部が演算した前記真空引き対象部の長さ及び容積の少なくとも一方と、これに対応する前記真空引き対象部の長さ及び容積の少なくとも一方の推定値とを比較する比較部(38)と、
    を更に備える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置のパラメータ演算システム。
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