JP2020153406A - 電動アクチュエータおよび劣化指標計算方法 - Google Patents

電動アクチュエータおよび劣化指標計算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電動アクチュエータの動力伝達部の劣化状態を示す劣化指標を容易に計算する。【解決手段】開度制御部19Aが、モータ13を駆動制御して出力軸16を回動し、劣化指標処理部19Bが、出力軸16を回動中の所定の計測タイミングにモータ13に生じたモータトルクTmと、当該計測タイミングにおける出力軸16の出力軸トルクToとに基づいて、動力伝達部14の劣化指標として、動力伝達部14の動力伝達トルクTdを計算する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電動アクチュエータに関し、特に、電動アクチュエータの動力伝達部に関する劣化状態の判定に用いる劣化指標を計算するための劣化指標計算技術に関する。
バルブやダンパーなどの操作端を電動で開閉制御する電動アクチュエータは、動力伝達部を介してモータで出力軸を回動させて操作端の開度を調整する。例えば、電動アクチュエータの適用例の1つである流量制御弁は、空調システム等の設備で用いられて、配管を流れる冷温水の流量を制御する電動バルブであり、主に弁本体とアクチュエータとから構成されている。弁本体は、流体が流れる流路が内部に形成された金属管からなり、流路の途中には流体の流量を制御するための弁体が回動自在に取り付けられている。アクチュエータは、この弁体の実際の弁開度を検出し、得られた弁開度に基づいて弁体を回動制御することにより、流量制御を行うものとなっている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2015−194166号公報 特開2015−125038号公報 特開2015−114188号公報
通常、電動アクチュエータで用いられる動力伝達部は、減速ギヤで構成されており、長期間にわたり十分な耐久性を持つと考えられる。このため、動力伝達部の劣化状態を検出する必要性は低く、従来より電動アクチュエータの劣化判定機能として具体化されていない。
一方、電動アクチュエータなどのフィールド機器には保証期間が設定されていて、保証期間の満了に応じて新たなものに交換する必要がある。しかし、実際には保証期間を超えて長期間にわたり使用される場合もある。
このような保証期間を超えて長期にわたり使用した場合、電動アクチュエータの動力伝達部が劣化して故障や経年変化などにより設計当初の動力伝達トルクが得られない場合も考えられる。このような場合、操作端を精度よく開閉制御できなくなったり、出力軸を全閉位置や全開位置などの所定の回動位置まで確実に戻せなくなったりする可能性がある。このため、動力伝達部の劣化状態を把握しておくことが重要となる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、電動アクチュエータの動力伝達部の劣化状態を示す劣化指標を容易に計算できる劣化指標計算技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電動アクチュエータは、弁体を回動するための出力軸と、動力伝達部を介して前記出力軸を回動するモータと、前記モータを駆動制御することにより前記弁体の開度を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記モータを駆動制御して前記出力軸を回動する開度制御部と、前記出力軸を回動中の所定の計測タイミングに前記モータに生じたモータトルクと、前記計測タイミングにおける前記出力軸の出力軸トルクとに基づいて、前記動力伝達部の劣化指標として、前記動力伝達部の動力伝達トルクを計算する劣化指標処理部とを有している。
また、本発明にかかる上記電動アクチュエータの一構成例は、前記出力軸の出力軸トルクを検出するトルクセンサをさらに備えている。
また、本発明にかかる上記電動アクチュエータの一構成例は、前記劣化指標処理部が、前記計測タイミングに前記トルクセンサで検出された出力軸トルクから、前記計測タイミングに前記モータに生じたモータトルクを減算し、得られた差分を前記動力伝達トルクとして計算するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電動アクチュエータの一構成例は、前記劣化指標処理部が、前記計測タイミングに前記モータに流れたモータ電流に基づいて、前記モータトルクを計算するようにしたものである。
また、本発明にかかる劣化指標計算方法は、弁体を回動するための出力軸と、動力伝達部を介して前記出力軸を回動するモータと、前記モータを駆動制御することにより前記弁体の開度を制御する制御回路とを備える電動アクチュエータで用いられる劣化指標計算方法であって、前記制御回路の開度制御部が、前記モータを駆動制御して前記出力軸を回動する開度制御ステップと、前記制御回路の劣化指標処理部が、前記出力軸を回動中の所定の計測タイミングに前記モータに生じたモータトルクと、前記計測タイミングにおける前記出力軸の出力軸トルクとに基づいて、前記動力伝達部の劣化指標として、前記動力伝達部の動力伝達トルクを計算する劣化指標処理ステップとを備えている。
また、本発明にかかる上記劣化指標計算方法の一構成例は、前記劣化指標処理ステップが、前記計測タイミングに、前記出力軸の出力軸トルクを検出するトルクセンサで検出された出力軸トルクから、前記計測タイミングに前記モータに生じたモータトルクを減算し、得られた差分を前記動力伝達トルクとして計算するステップを含んでいる。
本発明によれば、動力伝達部の劣化指標として、動力伝達部の動力伝達トルクを容易に把握できるため、当初の設計値からの乖離幅に応じて、動力伝達部の劣化状態を容易に把握することができる。したがって、乖離幅が大きくなって劣化が進んだ場合には、故障発生する前に適切な対応をとることができ、極めて効果的な予知保全を実現することが可能となる。これにより、保証期間を超える長期使用を想定した場合でも、一定の信頼性を提供することが可能となる。また、動力伝達トルクの経時変化を、劣化指標処理部や上位装置でモニタすることにより、動力伝達部の劣化時期すなわち交換時期を予測でき、電動アクチュエータの予知保全に極めて有用である。
図1は、電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図2は、トルクセンサ(歪みゲージ)を示す説明図である。 図3は、流量制御処理を示すフローチャートである。 図4は、弁側センサ出力値と弁側開度との関係を示すグラフである。 図5は、劣化指標処理を示すフローチャートである。 図6は、劣化指標処理動作を示す説明図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[本実施の形態]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる電動アクチュエータ10について説明する。図1は、電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。
この電動アクチュエータ10は、例えば、空調システム等の設備において、配管を流れる冷温水の流量を制御する流量制御バルブや、空気の風量を調整する風量調整ダンパーなどの弁体を電動制御する装置である。以下では、図1に示すように、流量制御バルブの弁本体20に電動アクチュエータ10を取り付けた場合を例として説明するが、これに限定されるものではなく、風量調整ダンパーなど、電動制御可能な弁体を有する他の機器に取り付けた場合にも、同様にして適用可能である。
[弁本体]
弁本体20は、流体が流れる流路21が内部に形成された金属管からなり、流路21の途中には流体の流量を制御するための弁体22が回動自在に取り付けられている。弁体22には、弁本体20の外部へ一端が導出された弁軸26が結合されており、この弁軸26の回動操作により弁体22が回動し、流路21の断面積、すなわち弁開度が変化して、流体の流量が制御される。
流路21の内壁23のうち、弁体22の一次側(流体上流側)には圧力センサS1が配置されており、弁体22の二次側(流体下流側)には圧力センサS2が配置されている。これら圧力センサS1,S2は、それぞれ流路21の一次側圧力P1および二次側圧力P2を検出し、得られた検出結果を示す圧力検出信号を電動アクチュエータ10へ出力する。これら一次側圧力P1および二次側圧力P2と、弁開度に相当する出力側開度θaからなる開度現在値θとに基づいて流路21を流れる流体の流量が計測される。
[電動アクチュエータ]
電動アクチュエータ10は、ヨーク31を介して弁本体20の本体上面24に取り付けられており、継手30を介して弁軸26と接続されている出力軸16を回動制御することにより、弁体22の弁開度を制御して、流体の流量制御を行う機能を有している。
電動アクチュエータ10には、主な構成として、設定回路11、モータ駆動回路12、モータ13、動力伝達部14、出力軸16、出力側角度センサ17A、弁側角度センサ17V、トルクセンサ17T、記憶回路18、および制御回路19が設けられている。
設定回路11は、上位装置(図示せず)から受信した流量目標信号などの設定信号に含まれる、流量目標値Qrefなどの設定値を取得し、制御回路19へ出力する機能を有している。
モータ駆動回路12は、制御回路19から出力されたモータ制御信号に基づいて、モータ13を駆動する機能を有している。
モータ13は、DCモータ、ACモータ、ステッピングモータなどの制御用モータからなり、モータ駆動回路12からの駆動信号により、指定された方向へ指定された角度分だけシャフト13Aを回転させる機能を有している。
動力伝達部14は、歯数の異なる複数の歯車が噛合されたギヤボックスなどの動力伝達機構からなり、モータ13のシャフト13Aの回転速度を減速して出力軸16を回動させる機能を有している。
これにより、制御回路19から出力されたモータ制御信号に基づいて、モータ駆動回路12から駆動信号がモータ13に出力される。また、この駆動信号に応じてモータ13のシャフト13Aが回転し、その回転出力が動力伝達部14で減速されて出力軸16を回動させ、継手30および弁軸26を介して弁体22が所定の回動角度すなわち弁開度まで回動することになる。
出力軸16は、電動アクチュエータ10から弁本体20の弁体22を回動するための軸であり、一端が動力伝達部14に連結され、他端が継手30および弁軸26を介して弁体22と連結されている。
出力側角度センサ17Aは、動力伝達部14または出力軸16に取り付けられて、出力軸16の回動角度を検出し、回動角度に応じた出力側センサ出力値Saを制御回路19へ出力する角度センサである。
以下では、出力側角度センサ17Aとして、例えば円形差動トランス型角度センサ(特許文献2)や磁気抵抗型角度センサ(特許文献3)を用いた場合を例として説明する。本発明は、これら特許文献2および特許文献3に記載されたすべての内容を含むものとする。なお、出力側角度センサ17Aは、これに限定されるものではなく、ポテンショメータ、インクリメンタルエンコーダ、アブソリュートエンコーダなど、回転角度が計測できるセンサを出力側角度センサ17Aとして用いてもよい。
弁側角度センサ17Vは、弁本体20の外側である本体上面24に取り付けられて、弁体22付近の弁軸26の回動角度を検出し、回動角度に応じた弁側センサ出力値Svを電動アクチュエータ10へ出力する角度センサである。弁側角度センサ17Vは、断熱材を介して弁本体20に取り付けられており、流体温度の影響が抑制されている。
また、弁側角度センサ17Vには温度センサS3が取り付けられており、温度センサS3で検出された検出温度Txに基づいて、弁側角度センサ17Vの弁側開度θvが開度現在値θに温度補正される。なお、弁側開度θvの温度補正は、本実施の形態において必須ではなく、弁側角度センサ17Vのセンサ出力が周囲温度の影響を受けない場合には、温度補正を省くこともできる。
以下では、弁側角度センサ17Vとして、例えば円形差動トランス型角度センサ(特許文献2)や磁気抵抗型角度センサ(特許文献3)を用いた場合を例として説明する。本発明は、これら特許文献2および特許文献3に記載されたすべての内容を含むものとする。なお、弁側角度センサ17Vは、これに限定されるものではなく、ポテンショメータ、インクリメンタルエンコーダ、アブソリュートエンコーダなど、回転角度が計測できるセンサを弁側角度センサ17Vとして用いてもよい。
また、図1において破線で示すように、弁側角度センサ17Vの取付位置は、本体上面24に代えて弁本体20の本体底面25であってもよい。
弁体22を弁本体20内の流路21に回動自在に取り付ける際、内壁23の上側部と下側部とで弁軸26を係止している。このため、弁軸26の下端を本体底面25から弁本体20の外部へ導出することが可能であり、弁本体20の外側へ導出した弁軸26の下端の回動角度を弁側角度センサ17Vで検出すればよい。
トルクセンサ17Tは、出力軸16に取り付けられて、出力軸16の出力軸トルクを検出し、その出力軸トルクに応じたトルクセンサ出力値Voを電動アクチュエータ10へ出力するセンサである。本実施の形態では、トルクセンサ17Tが、電動アクチュエータ10の内部の出力軸16のうち、動力伝達部14と弁体22との間の出力軸16に取り付けられており、動力伝達部14と弁体22との間の出力軸トルクを検出する場合を例として説明する。
トルクセンサ17Tの具体例の1つとして歪みゲージがある。図2は、トルクセンサ(歪みゲージ)を示す説明図である。図2に示すように、歪みゲージ40は、樹脂などの薄い電気絶縁物からなるベース41に、折り返してパターン形成された金属箔などの抵抗体Rからなるゲージ42と、抵抗体Rの端部に電気的に接続された2本のリード43とからなる。
歪みゲージ40からなるトルクセンサ17Tは、出力軸16の表面に接着剤で接着され、出力軸16の出力軸トルクToに応じて出力軸16が歪んでベース41も伸縮し、結果としてゲージ42の抵抗体Rの抵抗値が変化する。
抵抗値の変化率と歪み量は比例関係にあるため、抵抗体Rの抵抗値を検出すれば歪み量を計算でき、これにより出力軸トルクを検出できる。抵抗体Rの抵抗値は、一般的なホイートストーンブリッジ回路45を用いて電圧に変換でき、これを制御回路19で検出すればよい。ホイートストーンブリッジ回路45は、制御回路19内に設けてもよく、制御回路19とトルクセンサ17Tとの間に設けてもよい。一定の入力電圧Vinをホイートストーンブリッジ回路45に入力しておけば、抵抗体Rの抵抗値の変化に応じて出力電圧すなわちトルクセンサ出力値Voが変化する。
なお、トルクセンサ17Tについては、歪みゲージ40に限定されるものではない。例えば、トルク検出部位の両側に設けた歯車やシリンダーの位相差(ねじれ)の大きさに基づいてトルクを検出する方式など、他の方式に基づく公知のトルクセンサを用いてもよい。
記憶回路18は、不揮発性の半導体メモリからなり、流量現在値Qの計算に用いる弁体22に固有の流量係数Cvを特定するための特性テーブルなど、流量制御や劣化指標計算に用いる各種の処理データを記憶する機能を有している。この特性テーブルには、流路21の一次側圧力P1および二次側圧力P2の差圧ΔP=P1−P2と弁体22の開度現在値θとの組み合わせごとに、弁体22に固有の流量係数Cvが予め登録されている。これら特性テーブルの各データは、形状や材質などの弁体22の特徴に基づいて別途計算されたものである。
制御回路19は、CPUとその周辺回路を有し、CPUとプログラムとを協働させることにより、流量制御や劣化指標計算のため処理を実行する各種の処理部を実現する機能を有している。
制御回路19は、主な処理部として、開度制御部19Aと劣化指標処理部19Bとを備えている。
開度制御部19Aは、圧力センサS1,S2から出力された圧力検出信号が示す一次側圧力P1および二次側圧力P2と開度現在値θとに基づいて、流路21を流れる流体の流量現在値Qを計算する機能と、この流量現在値Qと流量目標値Qrefとの流量偏差ΔQに基づいて、所定のモータ制御信号をモータ駆動回路12へ出力してモータ13を駆動制御することにより、弁体22の弁開度を調整して流量現在値Qを制御する機能と、劣化指標計算時、任意の制御開度から異なる任意の制御開度へ向けて、出力軸16を回動する機能とを有している。
以下では、劣化指標計算時に出力軸16の回動を開始し、その後の計測タイミングの到来時点に検出した出力側開度θaxに基づいて動力伝達トルクTdを計算する場合を例として説明する。なお、計測タイミングにおける制御開度がθxであり、その時の出力側開度がθaxであるものとする。
計測タイミングについては、回動開始から出力軸16を所定の開度まで回動した時点や、回動開始から所定の時間だけ経過した時点など、任意のタイミングを用いればよく、制御開度θxや出力側開度θaxを特定の値とする必要はない。また、計測タイミングにおける出力軸16は、回動中であるものとする。
劣化指標処理部19Bは、開度制御部19Aにより出力軸16を回動中に、所定の計測タイミングの到来に応じて、当該計測タイミングにモータ13に生じたモータトルクTmと、当該計測タイミングにトルクセンサ17Tで検出された出力軸トルクToとに基づいて、動力伝達部14の劣化指標として、動力伝達部14の動力伝達トルクTdを計算する機能と、得られた動力伝達トルクTdと予め設定されている正常範囲Eとに基づいて、動力伝達部14の劣化状態を判定する機能とを有している。
具体的には、劣化指標処理部19Bは、当該計測タイミングにトルクセンサ17Tで検出された出力軸トルクToから、当該計測タイミングにモータ13に生じたモータトルクTmを減して得られた差分を、動力伝達トルクTdとして計算する機能と、任意の制御開度θxでモータ13に流れるモータ電流に基づいてモータトルクTmを計算する機能とを有している。なお、以下では、モータ電流に基づきモータトルクTmを計算する場合を例として説明するが、これに限定されるものではなく、他の手法でモータトルクTmを特定してもよい。
本発明において、制御開度は、開度制御部19Aが開度制御に用いる目標値であり、出力側開度は、出力側角度センサ17Aで検出された出力軸16の回動角度を示す検出値であるものとする。なお、開度は全閉状態と全開状態との間を百分率で表した値であり、回動角度は開度を角度で表した値であるが、両者は一意に対応するものであり、本発明において、制御開度、出力側開度、あるいは弁側開度を、単に回動角度という場合もある。
[流量制御動作]
次に、図3を参照して、弁側角度センサ17Vで検出した弁側開度θvを用いた、本実施の形態にかかる電動アクチュエータ10の流量制御動作について説明する。図3は、流量制御処理を示すフローチャートである。
制御回路19は、流路21を流れる流体の流量を制御する場合、図3の流量制御処理を実行する。
図3の流量制御処理の開始時において、設定回路11には、予め流量目標値Qrefが設定されているものとする。また、記憶回路18には、弁体22に関する特性テーブルが予め登録されているものとする。
また、制御回路19内の記憶部(図示せず)には、弁側角度センサ17Vの弁側センサ出力値Svと弁体22の弁開度との対応関係の基準となる弁側出力基準値Ssが予め設定されているものとする。
図4は、弁側センサ出力値と弁側開度との関係を示すグラフである。弁側角度センサ17Vとして用いられる、円形差動トランス型角度センサおよび磁気抵抗型角度センサは、弁軸26の中間位置角度すなわち50%開度を中心として、全閉方向および全開方向に対称となる弁側センサ出力値Svを出力する構造を有している。したがって、図4に示すように、弁側センサ出力値Svと弁側開度θvとの関係は線形比例するとともに、全閉および全開を示す電圧値は、50%開度を示す電圧値=0vを中心として、等しい電圧幅Ssだけ離れた電圧値−Ss,Ssとなる。
まず、開度制御部19Aは、弁側角度センサ17Vから弁側センサ出力値Svを取得し(ステップS100)、予め設定されている弁側出力基準値Ssに基づいて、Svから開度現在値θ(弁側開度θv)=50×(1+Sv/Ss)[%]を計算する(ステップS101)。
この際、弁側角度センサ17Vに取り付けられた温度センサS3で検出された検出温度Txに基づいて、弁側角度センサ17Vの開度現在値θ(弁側開度θv)が温度補正される。なお、開度現在値θの温度補正は、本実施の形態において必須ではなく、弁側角度センサ17Vのセンサ出力が周囲温度の影響を受けない場合には、温度補正を省くこともできる。
次に、開度制御部19Aは、圧力センサS1,S2から出力された圧力検出信号が示す一次側圧力P1および二次側圧力P2を取得し(ステップS102)、これらP1,P2の差圧ΔP=P1−P2を計算する(ステップS103)。
続いて、開度制御部19Aは、差圧ΔPと開度現在値θに対応する流量係数Cvを記憶回路18の特性テーブルから取得し(ステップS104)、流量係数Cvと差圧ΔPに基づいて、流路21を流れる流体の流量現在値Qを計算する(ステップS105)。この際、流路21の口径などによって定まる定数をAとした場合、流量現在値Qは、Q=A・Cv・(ΔP)1/2で求められる。
この後、開度制御部19Aは、QとQrefの流量偏差ΔQ=Q−Qrefを計算し(ステップS106)、ΔQとゼロとを比較する(ステップS107)。
ここで、ΔQがゼロと等しくΔQ=0である場合(ステップS107:ΔQ=0)、開度制御部19Aは、弁開度を変更することはないが、流量目標値Qrefが変更にならなくても、管路の状態により流量現在値Qが変化するため、ステップS100に戻る。
一方、ΔQがゼロより小さくΔQ<0である場合(ステップS107:ΔQ<0)、開度制御部19Aは、所定のモータ制御信号をモータ駆動回路12へ出力することにより、モータ13をΔQに相当する弁開度分だけ開方向に駆動し(ステップS108)、ステップS100に戻る。
また、ΔQがゼロより大きくΔQ>0である場合(ステップS107:ΔQ>0)、開度制御部19Aは、所定のモータ制御信号をモータ駆動回路12へ出力することにより、モータ13をΔQに相当する弁開度分だけ閉方向に駆動し(ステップS109)、ステップS100に戻る。
以上では、図3を参照して、弁側角度センサ17Vで検出した弁側開度θvを用いた流量制御動作について説明したが、弁側開度θvに代えて出力側角度センサ17Aで検出した出力側開度θaを用いて、流量制御動作を実行してもよい。
具体的には、図3のステップS100−S101において、出力側角度センサ17Aから出力側センサ出力値Saを取得し(ステップS100)、予め設定されている出力側出力基準値Sbに基づいて、Saから開度現在値θ(出力側開度θa)=50×(1+Sa/Sb)[%]を計算する(ステップS101)。なお、制御回路19内の記憶部(図示せず)には、出力側角度センサ17Aの出力側センサ出力値Saと弁体22の弁開度との対応関係の基準となる出力側出力基準値Sbが予め設定されているものとする。
出力側出力基準値Sbは、弁側出力基準値Ssに代えて用いられるものである。出力側角度センサ17Aとして、円形差動トランス型角度センサや磁気抵抗型角度センサを用いた場合、前述した図4と同様に、出力側センサ出力値Saと出力側開度θaとの関係は線形比例するとともに、全閉および全開を示す電圧値は、50%開度を示す電圧値=0vを中心として、等しい電圧幅Sbだけ離れた電圧値−Sb,Sbとなる。
図3におけるこのほかのステップについては、前述と同様であり、ここでの説明は省略する。
[劣化指標処理動作]
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる電動アクチュエータ10の劣化指標処理動作について説明する。図5は、劣化指標処理を示すフローチャートである。図6は、劣化指標処理動作を示す説明図である。
制御回路19は、動力伝達部14の劣化指標を計算する際、図5の劣化指標処理を実行する。
まず、劣化指標処理部19Bは、計測タイミングが到来するまで待機する(ステップS150:NO)。計測タイミングが到来した場合(ステップS150:YES)、劣化指標処理部19Bは、出力側角度センサ17Aの出力側センサ出力値Saから得られた出力側開度θaxを取得し(ステップS151)、計測タイミングが到来した時点にモータ13に流れたモータ電流に基づいて、出力側開度θaxにモータ13で生じたモータトルクTmを計算するとともに(ステップS152)、トルクセンサ17Tのトルクセンサ出力値Voに基づいて、出力側開度θaxにおける出力軸トルクToを取得する(ステップS153)。
この際、計測タイミングにおいて、出力軸16は回動中であってもよく、あるいは、任意の一定開度で保持されている状態であってもよい。したがって、劣化指標処理動作と並行して実行している動作、例えば流量制御動作により、計測タイミングに出力軸16が回動されている場合、劣化指標処理動作で出力軸16を一時的に保持する必要はない。なお、計測タイミングにおいて、弁側角度センサ17Vの弁側センサ出力値Svから得られた弁側開度θvを取得し、以下の劣化指標の計算処理において、出力側開度θaxの代わりに弁側開度θvを用いてもよい。
この後、劣化指標処理部19Bは、モータトルクTmと出力軸トルクToとに基づいて、動力伝達部14の劣化指標として、動力伝達部14にかかる動力伝達トルクTdを計算する(ステップS154)。
通常、出力軸16が回動している場合、モータ13、動力伝達部14、および弁体22で発生するそれぞれのトルクは、互いにつり合った状態にあり、これらトルクの総和はゼロとなる。図6に示すように、例えば、任意の出力側開度θaxにおけるモータ13のモータトルクをTmとし、動力伝達部14における動力伝達トルクをTdとし、弁体22の弁体トルクをTvとした場合、任意の制御開度θxにおけるこれらトルクのつり合いは、次の式(1)で表される。
Figure 2020153406
一方、動力伝達部14と弁体22との間の出力軸16の出力軸トルクToは、トルクのつり合いで見れば、次の式(2)に示すように、弁体22の弁体トルクTvに等しい。
Figure 2020153406
この際、出力軸トルクToは、トルクセンサ17Tで検出できる。したがって、これら式(1)および式(2)に基づいて、動力伝達トルクTdは、次の式(3)で表される。これにより、動力伝達トルクTdは、次の式(4)により、出力軸トルクToからモータトルクTmを減算して得られた差分から計算できることが分かる。
Figure 2020153406
Figure 2020153406
この後、劣化指標処理部19Bは、得られた動力伝達トルクTdと予め設定されている動力伝達トルクTdの正常範囲Eとを比較し(ステップS155)、動力伝達トルクTdが正常範囲E内である場合には(ステップS155:YES)、動力伝達部14の劣化状態は正常であると判定し(ステップS156)、一連の劣化指標処理を終了する。正常範囲Eについては、動力伝達部14の設計時に算出した、動力伝達トルクTdの初期値と許容範囲とに基づいて決定すればよい。
一方、動力伝達トルクTdが正常範囲E外である場合には(ステップS155:NO)、動力伝達部14の劣化状態は異常であると判定し(ステップS157)、一連の劣化指標処理を終了する。得られた劣化状態判定結果については、劣化指標処理部19BがLCDやLEDを用いた表示部(図示せず)でアラーム表示してもよく、データ通信により上位装置へ通知してもよい。
この際、劣化指標処理部19Bが、動力伝達トルクTdの経時変化を定期的に計算し、データ通信により上位装置へ順次通知してもよい。さらには、劣化指標処理部19Bが、計算した動力伝達トルクTdを記憶回路18に時系列データとして順次保存しておき、この時系列データから生成した近似関数に基づき将来の動力伝達トルクTdの推定値Td’を推定し、推定値Td’が正常範囲Eから離脱する時期を注意点として予測するようにしてもよい。これにより、動力伝達部14の劣化時期すなわち交換時期を予測することができる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、開度制御部19Aが、モータ13を駆動制御して出力軸16を回動し、劣化指標処理部19Bが、出力軸16を回動中の所定の計測タイミングにモータ13に生じたモータトルクTmと、当該計測タイミングにおける出力軸16の出力軸トルクToとに基づいて、動力伝達部14の劣化指標として、動力伝達部14の動力伝達トルクTdを計算するようにしたものである。
電動アクチュエータ10が、保証期間を超えて長期にわたり使用された場合、動力伝達部14が劣化して故障や経年変化などにより設計当初の性能が得られない場合も考えられる。設計当初の性能が得られない場合、電動アクチュエータ10から弁体22を精度よく開閉制御できなくなったり、出力軸16を全閉位置や全開位置などの所定の回動位置まで確実に戻せなくなったりする可能性がある。このため、動力伝達部14や弁体22の劣化状態を把握しておくことが重要となる。
本実施の形態によれば、動力伝達部14の劣化指標として、動力伝達部14の動力伝達トルクTdを容易に把握できるため、当初の設計値からの乖離幅に応じて、動力伝達部14の劣化状態を容易に把握することができる。したがって、乖離幅が大きくなって劣化が進んだ場合には、故障発生する前に適切な対応をとることができ、極めて効果的な予知保全を実現することが可能となる。これにより、保証期間を超える長期使用を想定した場合でも、一定の信頼性を提供することが可能となる。また、動力伝達トルクTdの経時変化を、劣化指標処理部19Bや上位装置でモニタすることにより、動力伝達部14の劣化時期すなわち交換時期を予測でき、電動アクチュエータ10の予知保全に極めて有用である。
また、トルクセンサ17Tを電動アクチュエータ10の内部に実装でき、トルクセンサ17Tの劣化を低減できるとともに、電動アクチュエータ10と弁本体20との全体の小型化や、トルクセンサ17Tと制御回路19との間の配線を短縮できるため、耐ノイズ性の向上に貢献できる。なお、トルクセンサ17Tについては、電動アクチュエータ10の外部に実装してもよい。これにより、既存の電動アクチュエータ10の内部構成を変更することなく、さらには、トルクセンサ17Tを内蔵するために電動アクチュエータ10を大型化することなく、動力伝達部14の動力伝達トルクTdを得ることができる。また、既設の電動アクチュエータ10の外部に後付でトルクセンサ17Tを実装でき、初期投資の抑制、および予知保全の向上に貢献できる。
また、劣化指標計算時には、弁体22の開度が一時的に変化するものの、その所要時間は、トルクセンサ17Tで出力軸トルクToを検出するという、極めて短い時間で済むため、アプリケーションによっては、通常の運転動作中であっても劣化指標計算を行うことができる。したがって、劣化指標処理動作を定期的に実行することにより、動力伝達部14の劣化状態の変化をいち早く検出でき、迅速な対応をとることが可能となる。
また、本実施の形態において、劣化指標処理部19Bが、計測タイミングにモータ13に流れたモータ電流に基づいて、モータトルクTmを計算するようにしてもよい。これにより、極めて簡素な演算処理でモータトルクTmを計算することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
10…電動アクチュエータ、11…設定回路、12…モータ駆動回路、13…モータ、13A…シャフト、14…動力伝達部、16…出力軸、17A…出力側角度センサ、17V…弁側角度センサ、17T…トルクセンサ、18…記憶回路、19…制御回路、19A…開度制御部、19B…劣化指標処理部、20…弁本体、21…流路、22…弁体、23…内壁、24…本体上面、25…本体底面、26…弁軸、30…継手、31…ヨーク、40…歪みゲージ、41…ベース、42…ゲージ、43…リード、45…ホイートストーンブリッジ回路、R…抵抗体、S1,S2…圧力センサ、S3…温度センサ、Qref…流量目標値、Q…流量現在値、ΔQ…流量偏差、Sa…出力側センサ出力値、Sb…出力側出力基準値、Sv…弁側センサ出力値、Ss…弁側出力基準値、Tx…検出温度、P1…一次側圧力、P2…二次側圧力、ΔP…差圧、Vo…トルクセンサ出力値、θx…制御開度、θa,θax…出力側開度、θv…弁側開度、Tm…モータトルク、Td…動力伝達トルク、Tv…弁体トルク、To…出力軸トルク。

Claims (6)

  1. 弁体を回動するための出力軸と、
    動力伝達部を介して前記出力軸を回動するモータと、
    前記モータを駆動制御することにより前記弁体の開度を制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記モータを駆動制御して前記出力軸を回動する開度制御部と、
    前記出力軸を回動中の所定の計測タイミングに前記モータに生じたモータトルクと、前記計測タイミングにおける前記出力軸の出力軸トルクとに基づいて、前記動力伝達部の劣化指標として、前記動力伝達部の動力伝達トルクを計算する劣化指標処理部とを有する
    ことを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記出力軸の出力軸トルクを検出するトルクセンサをさらに備えることを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 請求項2に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記劣化指標処理部は、前記計測タイミングに前記トルクセンサで検出された出力軸トルクから、前記計測タイミングに前記モータに生じたモータトルクを減算し、得られた差分を前記動力伝達トルクとして計算することを特徴とする電動アクチュエータ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記劣化指標処理部は、前記計測タイミングに前記モータに流れたモータ電流に基づいて、前記モータトルクを計算することを特徴とする電動アクチュエータ。
  5. 弁体を回動するための出力軸と、動力伝達部を介して前記出力軸を回動するモータと、前記モータを駆動制御することにより前記弁体の開度を制御する制御回路とを備える電動アクチュエータで用いられる劣化指標計算方法であって、
    前記制御回路の開度制御部が、前記モータを駆動制御して前記出力軸を回動する開度制御ステップと、
    前記制御回路の劣化指標処理部が、前記出力軸を回動中の所定の計測タイミングに前記モータに生じたモータトルクと、前記計測タイミングにおける前記出力軸の出力軸トルクとに基づいて、前記動力伝達部の劣化指標として、前記動力伝達部の動力伝達トルクを計算する劣化指標処理ステップと
    を備えることを特徴とする劣化指標計算方法。
  6. 請求項5に記載の劣化指標計算方法において、
    前記劣化指標処理ステップは、前記計測タイミングに、前記出力軸の出力軸トルクを検出するトルクセンサで検出された出力軸トルクから、前記計測タイミングに前記モータに生じたモータトルクを減算し、得られた差分を前記動力伝達トルクとして計算するステップを含むことを特徴とする劣化指標計算方法。
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