JP2020150876A - 安全キャビネット - Google Patents
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Abstract
Description
例えば上記作業は、複数の培養容器をインキュベータから安全キャビネットの作業空間に移し替えた後、各培養容器に対して実施される。ここで、安全キャビネットの作業空間は、例えば、作業者が快適と感じるようなクリーンルームとほぼ同一の環境下(温度22℃、湿度55%等)となる。これは、安全キャビネットに温度調整機構は備えられていないため、周囲環境であるクリーンルームの空気を外部空気として取り入れて循環している理由による。したがって、インキュベータから安全キャビネットの作業空間に移し替えられたときには、培養容器内の細胞は、インキュベータ内の環境と安全キャビネットの作業空間の温度環境との差に起因したストレス(ヒートショックストレス)を受ける。ヒートショックストレスは細胞の品質に影響を与える可能性が高いと言われていることから、ヒートショックストレスを低減する技術への要求が高まっている。
以下、第1実施形態の安全キャビネットについて、図1及び図2を用いて説明する。安全キャビネット10は、クリーンルームの内部に設置される。安全キャビネット10は、キャビネット本体15が有する作業空間25で、該作業空間25に面する底板(載置台)21に載置された培養容器(図示省略)の培地交換や、培養容器にて培養される細胞に対する加工処理などの作業を行う。作業者は、透明板である前面シャッタ(以下、シャッタと称する)16を介して目視しながら、シャッタ16の下部隙間から差し入れた両手で作業空間25内の培養容器及び操作するピペット類などで培地に対して作業する。
図4に示すように、第2実施形態の安全キャビネット10’は、前部吸気口26から吸い込まれた作業空間25’の空気及びクリーンルームからの空気を循環させる循環路61と、後部吸気口28から吸い込まれた空気を循環させる循環路62とを有する。ここで、前部吸気口26から吸い込まれた空気が循環する循環路61は、後部吸気口28から吸い込まれた空気が循環する循環路62の外側に配置される。なお、これら循環路61,62のうち、循環路61は、循環路内を移動する空気の一部が、排気用送風機35に吸い込まれ、残りの空気が循環気用送風機63に吸い込まれる。
Claims (10)
- 細胞が培養される培養容器が少なくとも載置される載置台と、該載置台の上部に設けられる作業空間と、を有するキャビネット本体と、
前記キャビネット本体の上部に配置され、循環される空気を前記作業空間に向けて送り出す送風手段と、
前記送風手段から送り出された空気を浄化する浄化手段と、
前記送風手段と前記浄化手段との間の空間に配置され、前記送風手段から送り出された空気を加熱する加熱手段と、
を備えたことを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項1に記載の安全キャビネットにおいて、
前記キャビネット本体に設けられ、前記作業空間に前記培養容器を出し入れする開口と、
前記開口の一部を遮蔽するように引き出され、少なくとも前記培養容器などの出し入れ時以外は開口面積を最小にして一次隔離機能を維持する上下可動のシャッタと、
前記載置台に設けられ、前記作業空間の空気を吸い込むとともに、前記シャッタと前記開口との間の隙間から前記作業空間に入り込む空気を吸い込む第1の吸気口と、
前記第1の吸気口とは異なる位置に設けられ、前記作業空間の空気を吸い込む第2の吸気口と、
前記第1の吸気口及び前記第2の吸気口の各々から吸い込まれた空気を合流させて、前記キャビネット本体の上部に送り出す循環路と、
を有することを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項2に記載の安全キャビネットにおいて、
前記循環路を流れる空気の一部を外部に向けて送り出す排気送風手段と、
前記排気送風手段により送り出された空気を浄化する排気浄化手段と、
を有することを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項2又は請求項3に記載の安全キャビネットにおいて、
前記循環路に設けられ、前記第1の吸気口及び前記第2の吸気口から吸い込まれた空気を冷却する冷却手段を有することを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の安全キャビネットにおいて、
前記加熱手段は、前記空間の一部を被覆するように配置され、
前記浄化手段は、前記送風手段から直接送り出された空気と、前記加熱手段によって加熱された空気とを個別に浄化することを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項5に記載の安全キャビネットにおいて、
前記加熱手段の上流側に配置され、前記送風手段から送り出された空気を加湿する加湿手段を有することを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項1に記載の安全キャビネットにおいて、
前記キャビネット本体に設けられ、前記作業空間に前記培養容器を出し入れする開口と、
前記開口の一部を遮蔽するように引き出され、少なくとも前記培養容器などの出し入れ時以外は開口面積を最小にして一次隔離機能を維持する上下可動のシャッタと、
前記載置台に設けられ、前記作業空間の空気を吸い込むとともに、前記シャッタと前記開口との間の隙間から前記作業空間に入り込む空気を吸い込む第1の吸気口と、
前記第1の吸気口とは異なる位置に設けられ、前記作業空間の空気を吸い込む第2の吸気口と、
前記第1の吸気口から吸い込まれた空気を、前記キャビネット本体の上部に送り出す第1の循環路と、
前記第2の吸気口から吸い込まれた空気を、前記キャビネット本体の上部に送り出すとともに、前記加熱手段が配置される第2の循環路と、
を有することを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項7に記載の安全キャビネットにおいて、
前記送風手段は、前記第1の循環路及び前記第2の循環路の各々に配置されることを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項7又は請求項8に記載の安全キャビネットにおいて、
前記第1の循環路に配置される前記加熱手段の上流側に配置され、前記送風手段から送り出された空気を加湿する加湿手段を有することを特徴とする安全キャビネット。 - 請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の安全キャビネットにおいて、
前記第1の循環路によって前記キャビネット本体の上部に送り出される空気の一部を外部に向けて送り出す排気送風手段と、
前記排気送風手段により送り出された空気を浄化する排気浄化手段と、
を有することを特徴とする安全キャビネット。
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2019
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