JP2020150614A - 回転電機用ロータの製造方法及び回転電機用ロータ - Google Patents

回転電機用ロータの製造方法及び回転電機用ロータ Download PDF

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聡 村上
将起 池田
Masaki Ikeda
将起 池田
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Abstract

【課題】油穴を利用してロータのアンバランスを無くす又は低減する。【解決手段】ロータ組立体(300)を準備する準備工程(ステップS502)と、ロータ組立体の回転バランスを計測する計測工程(ステップS506)と、回転バランスの計測結果に基づいて、ロータ組立体に油穴(741、742)を形成する油穴形成工程(ステップS508)とを含む、回転電機用ロータ(30)の製造方法が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、回転電機用ロータの製造方法及び回転電機用ロータに関する。
ロータシャフトに軸支されたロータコアのバランス状態を測定するバランス測定工程と、バランス測定工程によって検出されたアンバランス状態に応じて、アンバランス状態が異なる複数種類の端面板から該検出されたアンバランス状態を解消するのに適した端面板を選択する端面板選択工程と、選択した端面板をロータシャフトに挿通し、ロータコアの軸方向端面に配置する端面板セット工程と、を備える回転電機用ロータのバランス修正方法が知られている。
特開2017−201857号公報
上記のような従来技術は、ロータのアンバランスを調整(修正)する方法として有用であるが、ロータ組立体のアンバランスを低減するための他のアプローチを示唆するものではない。
そこで、1つの側面では、本発明は、油穴を利用してロータのアンバランスを無くす又は低減することを目的とする。
1つの側面では、ロータ組立体を準備する準備工程と、
前記ロータ組立体の回転バランスを計測する計測工程と、
前記回転バランスの計測結果に基づいて、前記ロータ組立体に油穴を形成する油穴形成工程とを含む、回転電機用ロータの製造方法が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、油穴を利用してロータのアンバランスを無くす又は低減することが可能となる。
モータの断面構造を概略的に示す断面図である。 ロータの製造方法の流れを示す概略フローチャートである。 図2に示す準備工程におけるロータシャフト形成部材の状態を概略的に示す断面図である。 図2に示す一体化工程後のロータ組立体の状態を概略的に示す断面図である。 図2に示す回転バランス調整工程(油穴形成工程)後のロータ組立体の状態を概略的に示す断面図である。 ロータ組立体に対する回転バランスの計測結果の説明図である。 ある個体に関する油穴形成工程後の状態の説明図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例によるモータ1(回転電機の一例)の断面構造を概略的に示す断面図である。
図1には、モータ1の回転軸12が図示されている。以下の説明において、軸方向とは、モータ1の回転軸(回転中心)12が延在する方向を指し、径方向とは、回転軸12を中心とした径方向を指す。従って、径方向外側又は外周側とは、回転軸12から離れる側を指し、径方向内側とは、回転軸12に向かう側を指す。また、周方向とは、回転軸12まわりの回転方向に対応する。
モータ1は、例えばハイブリッド車両や電気自動車で使用される車両駆動用のモータであってよい。ただし、モータ1は、他の任意の用途に使用されるものであってもよい。
モータ1は、インナロータタイプであり、ステータ21がロータ30の径方向外側を囲繞するように設けられる。ステータ21は、外周側がモータハウジング10に固定される。ステータ21は、例えば円環状の強磁性体の積層鋼板からなり、ステータ21の内周部には、コイル22が巻回される複数のスロット(図示せず)が形成される。
ロータ30は、ステータ21の径方向内側に配置される。ロータ30は、ロータコア32と、ロータシャフト34とを備える。ロータコア32は、ロータシャフト34の外周側に固定され、ロータシャフト34と一体となって回転する。ロータシャフト34は、モータハウジング10にベアリング14a、14bを介して回転可能に支持される。なお、ロータシャフト34は、モータ1の回転軸12を画成する。
ロータコア32は、例えば円環状の強磁性体の積層鋼板からなる。ロータコア32の内部には、永久磁石321が埋め込まれてよい。あるいは、永久磁石321は、ロータコア32の外周面に埋め込まれてもよい。なお、永久磁石321が設けられる場合、永久磁石321の配列等は任意である。
ロータコア32の軸方向の両側には、エンドプレート35A、35Bが取り付けられる。エンドプレート35A、35Bは、ロータコア32を支持する支持機能の他、ロータ30のアンバランスの調整機能(切削等されることでアンバランスを無くす機能)を有してよい。ただし、本実施例では、エンドプレート35A、35Bは、好ましくは、ロータ30のアンバランスの調整機能を有さない。これは、後述するが、本実施例では、油穴(後述する第1噴出孔341及び第2噴出孔342に対応する油穴)によりロータ30のアンバランスの調整機能が実現されるためである。このため、本実施例では、エンドプレート35A、35Bは、ロータ30のアンバランスの調整機能のための肉厚を必要としない。従って、本実施例では、エンドプレート35A、35Bの軸方向の厚みを薄くできるとともに、エンドプレート35A、35Bの軽量化を図ることができる。
ロータシャフト34は、図1に示すように、中空部34Aを有する。中空部34Aは、ロータシャフト34の軸方向の全長にわたり延在する。
ロータシャフト34は、図1に示すように、軸方向で、ロータコア32が設けられる区間SC1の部位(第1部位の一例)と、ベアリング14a、14bが設けられる区間SC2の部位(第2部位の一例)と、後述する第1噴出孔341及び第2噴出孔342が設けられる区間SC3の部位(第3部位の一例)とを含む。区間SC2は、軸方向の両端部にそれぞれ延在し、区間SC3は、軸方向で区間SC1と区間SC2との間に延在する。従って、区間SC3における区間SC1側の境界は、ロータコア32の軸方向の端面位置に対応する。
本実施例では、一例として、ロータシャフト34は、区間SC2において、外周面が径方向内側に凹む形態である。ベアリング14a、14bは、ロータシャフト34の外周面の凹部34Bに設けられる。なお、凹部34Bは、図1に示すように、軸方向でロータシャフト34の両端部に位置する。
ロータシャフト34は、第1噴出孔341を有する。第1噴出孔341は、中空部34Aから外部へと径方向に貫通する。すなわち、第1噴出孔341は、中空部34Aに開口する開口341aと、コイル22のコイルエンド22Aに対向する開口341bとを有し、開口341a及び開口341b間に延在する。
第1噴出孔341は、好ましくは、径方向(軸方向に交差する方向の一例)に直線状に形成される。なお、第1噴出孔341は、必ずしも径方向に平行に形成される必要は無く、周方向の成分を有する径方向に形成されてもよい。第1噴出孔341の開口341bは、コイル22のコイルエンド22Aに対向する態様で、ロータコア32に対し軸方向にずれた位置に配置される。すなわち、第1噴出孔341の開口341bは、ロータコア32の軸方向端面よりも軸方向外側に配置される。従って、第1噴出孔341の開口341bの径方向外側には、ロータコア32が存在しないことになる。なお、第1噴出孔341は、周方向に複数個形成されてもよい。第1噴出孔341の形成方法の詳細は、回転バランス調整工程に関連して後述する。
ロータシャフト34は、更に、第1噴出孔341とは異なる軸方向の位置に、第2噴出孔342を有する。第2噴出孔342は、中空部34Aから外部へと径方向に貫通する。すなわち、第2噴出孔342は、中空部34Aに開口する開口342aと、コイル22のコイルエンド22Bに対向する開口342bとを有し、開口342a及び開口342b間に延在する。
第2噴出孔342は、好ましくは、径方向(軸方向に交差する方向の一例)に直線状に形成される。なお、第2噴出孔342は、必ずしも径方向に平行に形成される必要は無く、周方向の成分を有する径方向に形成されてもよい。第2噴出孔342の開口342bは、コイル22のコイルエンド22Bに対向する態様で、ロータコア32に対し軸方向にずれた位置に配置される。すなわち、第2噴出孔342の開口342bは、ロータコア32の軸方向端面よりも軸方向外側に配置される。従って、第2噴出孔342の開口342bの径方向外側には、ロータコア32が存在しないことになる。なお、第2噴出孔342は、周方向に複数個形成されてもよい。第2噴出孔342の形成方法の詳細は、回転バランス調整工程に関連して後述する。
ロータシャフト34内は、油供給源90に接続される。油供給源90は、ポンプ94を含んでよい。この場合、ポンプ94の種類や駆動態様は任意である。例えば、ポンプ94は、モータ1の回転トルクにより動作するギアポンプであってもよい。ロータシャフト34内には、ロータシャフト34の一端(図の右側の端部)側から油が供給される。なお、ポンプ94は、モータハウジング10内に配置されてもよい。
図1では、一例として、油供給源90は、管路部材92と、管路部材92の一端(図の右側の端部)側に接続されるポンプ94とを含む。
管路部材92は、中空に形成され、内部が油路801を画成する。すなわち、管路部材92は、油路801として機能する中空部92Aを有する。中空部92Aは、管路部材92の軸方向の全長にわたり延在する。ただし、中空部92Aは、一端側(図の左側の端部であって、ポンプ94側とは逆側の端部)は開口しない。すなわち、管路部材92は、一端(図の左側の端部)が閉塞される。
管路部材92は、中空部34Aの内周面に対して径方向で隙間を有する態様でロータシャフト34内に延在する。具体的には、管路部材92は、外径r4を有する。外径r4は、中空部34Aの内周面の、区間SC1、SC3での内径r1、r3よりも有意に小さい。外径r4は、例えば中空部34Aの内周面の、区間SC2での内径r2と略等しい。これにより、管路部材92の外周面と中空部34Aの内周面との間には、軸方向の区間SC1、SC3において、軸方向に視て円環状の油路802が形成される。他方、管路部材92の外周面と中空部34Aの内周面との間の油路802は、軸方向の区間SC2において実質的に閉塞される。
なお、管路部材92は、ロータシャフト34と一体に回転する態様でロータシャフト34に固定されてもよいし、ロータシャフト34に対して回転が可能な態様でモータハウジング10に固定されてもよい。
管路部材92は、内部から外部へと径方向に貫通する吐出孔93を備える。吐出孔93は、ロータコア32の軸方向の略中心位置に対応する軸方向の位置に設けられる。
次に、図1に示す矢印R1〜R6を参照して、油供給源90からの油の流れについて概説する。図1には、油の流れが矢印R1〜R6で模式的に示されている。
油供給源90から供給される油は、管路部材92の中空部92Aを通って軸方向に流れ(矢印R1参照)、吐出孔93から径方向外側へと吐出される(矢印R2参照)。吐出孔93から径方向外側へと吐出された油は、ロータシャフト34の中空部34Aの内周面に当たり、中空部34Aの内周面を伝って第1噴出孔341及び第2噴出孔342へと軸方向に流れる(矢印R3、R4参照)。なお、この場合、中空部34Aの内周面を伝って軸方向外側へと流れる油は、区間SC1においてロータコア32の内周側から熱を奪うことができ、ロータコア32を効率的に冷却できる。
中空部34Aの内周面を伝って軸方向外側へと流れた油は、モータ1の回転時の遠心力の作用により、第1噴出孔341を通って径方向外側へと吐出される(矢印R5参照)。第1噴出孔341の開口341bは、上述のようにコイルエンド22Aに径方向で対向する。従って、第1噴出孔341を通って径方向外側へと吐出された油は、コイルエンド22Aに当たり、コイルエンド22Aを効率的に冷却できる。
また、中空部34Aの内周面を伝って軸方向外側へと流れた油は、遠心力の作用により、第2噴出孔342を通って径方向外側へと吐出される(矢印R6参照)。第2噴出孔342の開口342bは、上述のようにコイルエンド22Bに径方向で対向する。従って、第2噴出孔342を通って径方向外側へと吐出された油は、コイルエンド22Bに当たり、コイルエンド22Bを効率的に冷却できる。
このように、本実施例では、ロータシャフト34の中空部34Aの内周面を伝う油の流れを促進することが可能となる。この結果、ロータシャフト34の中空部34Aの内周面を伝う油によりロータコア32を径方向内側から効率的に冷却できるとともに、第1噴出孔341及び第2噴出孔342を介してコイルエンド22A、22Bを効率的に冷却できる。
特に、本実施例では、ロータシャフト34の中空部34Aの内周面は、区間SC1での内径r1が、区間SC2での内径r2よりも有意に大きい。すなわち、ロータシャフト34の中空部34Aの内周面は、ロータコア32が設けられる区間SC1において拡径されている。これにより、ロータシャフト34の中空部34Aの内周面と永久磁石321との間の径方向の距離を短くでき(内径r1≒内径r2の場合に比べて短くでき)、磁石冷却性能を効果的に高めることができる。
次に、図2以降を参照して、本実施例のモータ1のロータ30に対して適用可能なロータ製造方法について説明する。
なお、以下で説明するロータ製造方法が適用可能なモータのロータは、図1に示したモータ1のロータ30に限られず、油穴が形成可能な構成であれば、任意の構成を有することができる。なお、油穴とは、比較的長く延在する形態(油路とも称される形態)を含む概念である。
例えば、図1に示したモータ1は、管路部材92を備えるが、管路部材92は省略されてもよい。この場合、ロータシャフト34の中空部34Aにポンプ94からの油が直接的に導入されることになる。
また、図1に示したモータ1のロータシャフト34は、第1噴出孔341及び第2噴出孔342を備えるが、他の噴出孔を追加的に備えてもよい。この場合、他の噴出孔は、ロータ30に形成されてもよい軸方向の油路に連通するように形成されてもよい。この場合、ロータコア32を通る油の流れ等を実現でき、ロータコア32の内部等を効率的に冷却できる。また、この場合、他の噴出孔は、第2噴出孔342の代わりに実現されてもよい。また、この場合、他の噴出孔は、後述の調整用の油穴として機能してもよい。
図2は、ロータ30の製造方法の流れを示す概略フローチャートである。図3A〜図3Cは、図2に示す工程におけるロータシャフト形成部材700の状態を概略的に示す断面図である。なお、図2は、概略フローチャートであり、実際には追加の工程等が含められてよい。
まず、ロータ30の製造方法は、ロータシャフト形成部材700を準備する準備工程(ステップS502)を含む。ロータシャフト形成部材700は、上述したロータシャフト34を形成するための部材である。準備工程で準備されるロータシャフト形成部材700は、図3Aに示すように、ロータシャフト34の中空部34Aに対応する中空部701を有する。なお、この段階でのロータシャフト形成部材700の外径は、区間SC1、SC3においては、ロータコア32の内径よりも僅かに小さい。また、準備工程では、ロータシャフト形成部材700は、軸方向の端部が、凹部34Bに対応する凹部341Eを有するように、成形されてよい。このような凹部341Eの成形(形状付け)は、例えばフローフォーミングにより実現されてもよい。
ついで、ロータ30の製造方法は、ロータシャフト形成部材700に、ロータコア32を一体化する一体化工程(ステップS504)を含む。なお、一体化工程は、例えばハイドロフォーミング等の方法が利用されてもよい。ハイドロフォーミングでは、ロータシャフト形成部材700の中空部701内に油が充填され、油圧(図3Bで模式的に示す圧力P参照)を発生させることで、区間SC1、SC3においてロータシャフト形成部材700を径方向外側に変形させる。すなわち、区間SC1、SC3においてロータシャフト形成部材700の外径がロータコア32の内径に一致するように拡径される。これにより、ロータシャフト形成部材700とロータコア32との間に径方向の力が発生し、当該力によってロータシャフト形成部材700とロータコア32とが一体化する。なお、変形例では、区間SC1、SC3のうちの区間SC1のみにおいてロータシャフト形成部材700を径方向外側に変形させてもよい。以下では、このようにして、一体化された状態のロータシャフト形成部材700及びロータコア32を、「ロータ組立体300」とも称する。これにより、図3Bに示すように、ロータ組立体300(油穴が形成されていない状態)が形成される。なお、ロータ組立体300は、エンドプレート35A、35Bを含む態様で形成されてよい。
なお、ロータシャフト形成部材700は、後述のように、ロータシャフト34へと仕上げられるが、ロータシャフト34へと仕上げられた段階でも、一体化された状態のロータシャフト形成部材700及びロータコア32を、「ロータ組立体300」と称する場合がある。この段階では、ロータ30がロータ組立体300に対応する。
なお、上述した管路部材92がロータシャフト34と一体に回転する構成の場合は、ロータ組立体300に管路部材92が組み付けられる。この場合、ロータ組立体300は、管路部材92を含む態様で形成される。
ついで、ロータ30の製造方法は、ロータ組立体300の回転バランスを計測する回転バランス計測工程(ステップS506)を含む。ロータ組立体300の回転バランスは、実際にロータ組立体300を軸Iまわりに回転させることで計測される。ロータ組立体300の回転バランスを計測することは、ロータ組立体300のアンバランス(動不釣合)を計測することにより実現されてよい。具体的には、ロータ組立体300の回転バランスを計測することは、ロータ組立体300のアンバランスの位置(例えばロータ組立体300の軸方向の端面における周方向の位置)及び大きさを測定することにより実現されてよい。
ついで、ロータ30の製造方法は、ロータ組立体300のアンバランスが無くなる又は低減されるように、ロータ組立体300の回転バランスを調整する回転バランス調整工程(ステップS508)を含む。本実施例では、一例として、回転バランス調整工程は、回転バランスの計測結果(ステップS506での計測結果)に基づいて、ロータ組立体300に、第1噴出孔341及び第2噴出孔342に対応する油穴741、742を形成する油穴形成工程を含む。すなわち、第1噴出孔341及び第2噴出孔342に対応する油穴741、742は、当該油穴741、742が形成された後の状態の方が、ロータ組立体300の回転バランスが良好となる態様で、形成される。これにより、図3Cに示すように、アンバランスが無くされ又は低減されたロータ組立体300(油穴741、742が形成された状態のロータ組立体300)が出来上がる。
このようにして、本実施例によるロータ製造方法によれば、回転バランス調整工程が油穴形成工程を含むので、油穴を利用してロータ組立体のアンバランスを無くす又は低減することが可能となる。
なお、回転バランス調整工程は、油穴形成工程以外の他の調整工程(例えば、エンドプレート35A、35Bを切削する工程や、バランサを付与する工程等)を含んでよいが、好ましくは、油穴形成工程からなる。回転バランス調整工程が油穴形成工程からなる場合、エンドプレート35A、35Bに、バランス調整用の厚み(肉厚)を持たせる必要がなくなり、エンドプレート35A、35Bの薄型化(軽量化)を図ることができる。
また、油穴形成工程は、回転バランス調整工程外においても実行されてもよい。すなわち、ロータ組立体300の回転バランスを調整するための油穴(以下、「調整用の油穴」とも称する)以外の油穴(以下、「非調整用の油穴」とも称する)が設けられる場合は、当該非調整用の油穴は、回転バランス調整工程外で形成されてもよい。例えば、上述した準備工程において非調整用の油穴が形成されてもよい。ただし、一体化工程でハイドロフォーミングを利用する場合は、一体化工程前に非調整用の油穴を形成することはできない。
あるいは、回転バランス調整工程において、非調整用の油穴が、調整用の油穴とともに形成されてもよい。なお、本実施例では、一例として、非調整用の油穴は存在せず、ロータシャフト34に設けられる油穴741、742は、すべて調整用の油穴であるものとする。従って、以下では、調整用の油穴は、単に「油穴741、742」と称する。
ところで、上述のように、準備工程でフローフォーミングを利用する場合は、ロータシャフト形成部材700の外周面を機械加工で切削する場合に比べて、ロータシャフト形成部材700における凹部34Bに至るテーパ区間SC4(図3C参照)が軸方向で長くなりやすい傾向がある。ロータコア32の軸方向の長さが同じである場合、テーパ区間SC4の軸方向の長さが長くなるほど、ロータシャフト34の軸方向の長さが長くなりやすい傾向がある。
また、上述のように磁石冷却性能を高めるために区間SC1での内径r1を区間SC2での内径r2よりも有意に大きくすると、テーパ区間SC4(図3C参照)が軸方向で長くなりやすい傾向がある。
他方、区間SC3の軸方向の長さは、エンドプレート35A、35Bの軸方向の厚みと、第1噴出孔341及び第2噴出孔342の形成領域の軸方向の長さとに応じて決まる。第1噴出孔341及び第2噴出孔342の形成領域は、第1噴出孔341及び第2噴出孔342から吐出される油が直接的にコイルエンド22A、22Bに導かれるように、軸方向でエンドプレート35A、35Bとは重ならない位置に設定されるためである。
この点、本実施例によれば、上述のように、エンドプレート35A、35Bに、ロータ30のアンバランスの調整機能を持たせないことで、エンドプレート35A、35Bの軸方向の厚みを薄くできるので、区間SC3の軸方向の長さの短縮を図ることができる。この結果、準備工程でフローフォーミングを利用する場合でも、ロータシャフト34の軸方向の長さが必要以上に長くなることを防止できる。
次に、油穴形成工程の詳細は、後述する。
図4は、ロータ組立体300に対する回転バランスの計測結果の説明図である。図4には、ロータ組立体300が非常に模式的に示される。また、図4には、アンバランス(動不釣合)のイメージが球401、402で模式的に示される。この場合、球401、402の位置及び大きさが、アンバランスの位置及び大きさにそれぞれ対応する。なお、図4では、軸方向で矢印R40の向く側がポンプ94の存在する側に対応するものとする。
ここで、油穴741、742のような油穴を形成すると、油穴の質量分だけロータ組立体300の質量が低減される。そして、油穴の形成数が大きいほど、ロータ組立体300の質量が低減される(すなわちバランス調整量が大きくなる)。また、油穴の長さが同じである場合、油穴の穴径が大きいほど、ロータ組立体300の質量が低減される(すなわちバランス調整量が大きくなる)。また、油穴の形成位置(周方向の位置)が異なると、それに応じてロータ組立体300の回転バランスが変化する。
このことから、油穴741、742の形成数、油穴741、742の形成位置、及び油穴741、742の穴径を調整することで、ロータ組立体300の回転バランスが調整できることが分かる。
従って、本実施例では、油穴形成工程は、油穴741、742の形成数、油穴741、742の形成位置、及び油穴741、742の穴径のうちの、少なくともいずれか1つを決定することを含む。例えば、球401に対応するアンバランスに対しては、当該アンバランスが無くなるように、球401の周方向の位置に対応する周方向の位置に、球401の大きさに対応する形成数及び/又は穴径で油穴741が形成される。同様に、球402に対応するアンバランスに対しては、当該アンバランスが無くなるように、球402の周方向の位置に対応する周方向の位置に、球402の大きさに対応する形成数及び/又は穴径で油穴742が形成される。
なお、本実施例では、区間SC3(図2参照)におけるロータシャフト34の周方向全周にわたる領域が、油穴形成可能領域を形成してよい。あるいは、区間SC3(図2参照)におけるロータシャフト34の周方向の一部の区間にわたる領域が、油穴形成可能領域を形成してもよい。いずれの場合、第1噴出孔341及び第2噴出孔342は、油穴形成可能領域内の、回転バランスの計測結果に応じた周方向の位置にそれぞれ形成されることになる。このため、第1噴出孔341及び第2噴出孔342の形成位置等は、ロータ30の個体ごとに異なりうる。
なお、本実施例では、区間SC3においては、第1噴出孔341及び第2噴出孔342は、それぞれ、軸方向の1箇所に形成されるが、区間SC3の軸方向の長さが比較的長い場合は、第1噴出孔341及び/又は第2噴出孔342は、異なる軸方向の位置に2箇所以上で形成されてもよい。
図5は、ある個体に関する油穴形成工程後の状態の説明図であり、501は、ロータシャフト34における軸方向の一方側(第1噴出孔341が形成される側)の区間SC3の断面図(回転軸12に垂直な面による断面図)であり、502は、ロータシャフト34における軸方向の他方側(第2噴出孔342が形成される側)の区間SC3の断面図である。
図5に示す例では、第1噴出孔341は、2箇所形成されているのに対して、第2噴出孔342は、4箇所形成されている。このように、図5に示す例では、アンバランスが軸方向両側で異なるため、第1噴出孔341及び第2噴出孔342のそれぞれの形成数が異なっている。
また、図5に示す例では、1つの基準の第1噴出孔341の中心と回転軸12を通る基準ラインLrefに対して、当該基準の第1噴出孔341の中心を“0°”として時計まわりに位相θを定義すると、第1噴出孔341の位相θは、0°と180°である。これに対して、第2噴出孔342の位相θは、0°と180°に加えて、約30°と約330°である。なお、図5では、2つの第2噴出孔342の位相θは、0°と180°であるが、当該2つの第2噴出孔342の位相θは、0°と180°以外であってもよい。
このようにして本実施例では、第1噴出孔341の形成数、第1噴出孔341の形成位置(位相)、第2噴出孔342の形成数、及び第2噴出孔342の形成位置(位相)が、個体ごとに異なりうる態様で、ロータシャフト34が形成される。なお、図5では、第1噴出孔341の穴径は、一定であるが、上述したように、第1噴出孔341ごとに可変されてもよい。第2噴出孔342についても同様である。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、好ましい実施例として、準備工程においてフローフォーミングが利用され、一体化工程においてハイドロフォーミングが利用されているが、これに限られない。例えば、ロータシャフト形成部材700は、スピニング加工等により形状付けられてもよく、一体化工程において、ロータシャフト形成部材700にロータコア32が嵌合(例えば圧入による嵌合)されることで、ロータシャフト形成部材700にロータコア32が固定されてもよい。また、ハイドロフォーミングを利用して準備工程における形状付けと一体化工程とを同時に行ってもよい。
また、上述した実施例では、ロータシャフト形成部材700に形成される油穴741、742によって回転バランスを調整しているが、ロータコア32と一体に回転する他の要素(例えばエンドプレート35A、35B)に形成される油穴を利用して、ロータ30の回転バランスを調整してもよい。
また、上述した実施例では、ロータシャフト34は、区間SC1、SC3の部位と、区間SC2の部位とが一体であるが、これに限られない。例えば、ロータシャフト34は、区間SC1、SC3の部位と、区間SC2の部位とが別体に形成されてもよい。この場合、部品点数が増加するものの、テーパ区間SC4を無くすことができる。
<付記>
以上の実施例に関し、更に以下を開示する。なお、以下で記載する効果のうちの、一の形態に対する追加的な各形態に係る効果は、当該追加的な各形態に起因した付加的な効果である。
(1)一の形態は、ロータ組立体(300)を準備する準備工程(ステップS502)と、
前記ロータ組立体の回転バランスを計測する計測工程(ステップS506)と、
前記回転バランスの計測結果に基づいて、前記ロータ組立体に油穴(741、742)を形成する油穴形成工程(ステップS508)とを含む、回転電機用ロータ(30)の製造方法である。
本形態によれば、回転バランスの計測結果に基づいて、ロータ組立体に油穴を形成するので、かかる油穴が形成されたロータ組立体がロータとなることで、ロータのアンバランスを無くす又は低減することが可能となる。
(2)また、本形態においては、好ましくは、前記油穴形成工程は、前記回転バランスの計測結果に基づいて、前記油穴の形成数、前記油穴の形成位置、及び前記油穴の穴径のうちの、少なくともいずれか1つを決定することを含む。
この場合、回転バランスの計測結果に基づいて、ロータ組立体に多様な態様で油穴の形成が可能となり、油穴形成によるロータのアンバランスの調整幅を広げることができる。
(3)また、本形態においては、好ましくは、前記油穴形成工程は、前記油穴が形成される前の状態に比べて、前記油穴が形成された後の状態の方が、前記回転バランスが良好となる態様で、前記油穴を形成する。
この場合、油穴形成によりロータの回転バランスを良好にすることができる。
(4)また、本形態においては、好ましくは、前記ロータ組立体は、ロータコア(32)と、前記ロータコアが径方向外側に設けられるロータシャフト形成部材(700)とを含み、
前記油穴は、前記ロータシャフト形成部材に形成される。
この場合、ロータシャフト形成部材の油穴を利用して、ロータのアンバランスを無くす又は低減することが可能となる。
(5)また、本形態においては、好ましくは、前記ロータシャフト形成部材は、中空部(701)を有し、
前記油穴は、前記中空部に通じ、かつ、前記ロータシャフト形成部材の軸方向に交差する方向に延在する。
この場合、ロータシャフト形成部材の中空部からの油穴を利用して、ロータのアンバランスを無くす又は低減することが可能となる。
(6)また、本形態においては、好ましくは、前記ロータシャフト形成部材は、前記ロータコアが設けられる第1部位(区間SC1の部位)と、ベアリング(14a又は14b)が設けられる第2部位(区間SC2の部位)と、前記軸方向で前記第1部位及び前記第2部位の間に第3部位(区間SC3の部位)とを含み、
前記油穴は、前記第3部位に形成される。
この場合、ロータシャフト形成部材の第3部位の油穴を利用して、ロータのアンバランスを無くす又は低減することが可能となる。また、ロータシャフト形成部材の第3部位は、全周にわたって油穴の形成が可能となりやすい部位であるので、油穴の形成自由度(油穴形成によるロータのアンバランスの調整幅)を高めることができる。
(7)また、本形態においては、好ましくは、前記準備工程は、前記中空部を拡径させることで前記ロータコアと前記ロータシャフト形成部材とを一体化することを含む。
この場合、ロータシャフト形成部材から形成されるロータシャフトの中空部を拡径できるので、ロータコア内に設けられうる永久磁石に対する冷却性能を効果的に高めることができる。
(8)また、本形態においては、好ましくは、前記油穴は、ステータのコイルエンドに径方向で対向する位置に開口を有する。
この場合、コイルエンドを冷却するための油穴を利用して、ロータのアンバランスを無くす又は低減することが可能となる。また、ロータシャフト形成部材におけるステータのコイルエンドに径方向で対向する部位は、全周にわたって延在する傾向があるので、油穴の形成自由度(油穴形成によるロータのアンバランスの調整幅)を高めることができる。
(9)他の一の形態は、油穴形成可能領域(区間SC3の部位の一部又は全部)を有し、前記油穴形成可能領域のうちの一部に、アンバランスを無くす又は低減する態様で形成された油穴(341、342)を有する、回転電機用ロータ(1)である。
この場合、油穴(341、342)が、回転バランスに応じて形成されているので、油穴を利用してロータのアンバランスを無くす又は低減することが可能となる。
(10)また、本形態においては、好ましくは、ロータコア(32)と、中空部(34A)を有しかつ径方向外側に前記ロータコアが固定されるロータシャフト(34)とを含み、
前記ロータシャフトは、前記ロータコアが設けられる第1部位(区間SC1の部位)と、ベアリング(14a又は14b)が設けられる第2部位(区間SC2の部位)と、軸方向で前記第1部位及び前記第2部位の間に第3部位(区間SC3の部位)とを含み、
前記油穴形成可能領域は、前記第3部位に設定される。
この場合、ロータシャフト形成部材の第3部位を利用して、多様な形成態様で油穴の形成が可能となり、第3部位の油穴を利用して、ロータのアンバランスを無くす又は低減することが容易となる。この結果、エンドプレートでの回転バランスの調整が不要となりえ、かかる場合は、エンドプレートの薄型化が可能となる。
(11)また、本形態においては、好ましくは、前記油穴形成可能領域は、前記油穴の形成数、前記油穴の形成位置、及び前記油穴の穴径のうちの、少なくともいずれか1つが、個体ごとに可変となる態様で、設定される。
この場合、油穴形成可能領域で多様な形成態様で油穴の形成が可能となるので、油穴のみによってもアンバランスを効果的に低減できる。
(12)また、本形態においては、好ましくは、前記ロータは、エンドプレート(35A、35B)において回転バランスの調整用の部位を有さない。
この場合、例えば、エンドプレートは、切削部やバランサが設けられる部位を有さないので、エンドプレートを回転バランスの調整用として利用できない。しかしながら、本形態によれば、油穴を利用してロータのアンバランスを無くすことができるので、エンドプレートを回転バランスの調整用として利用できないことによる不都合は生じず、逆に、エンドプレートの薄型化が可能となるという有利な効果が得られる。
1 モータ
10 モータハウジング
12 回転軸(回転中心)
14a ベアリング
14b ベアリング
21 ステータ
22 コイル
22A コイルエンド
22B コイルエンド
30 ロータ
32 ロータコア
34 ロータシャフト
34A 中空部
34B 凹部
35A エンドプレート
35B エンドプレート
90 油供給源
92 管路部材
92A 中空部
93 吐出孔
94 ポンプ
300 ロータ組立体
321 永久磁石
341 第1噴出孔
341a 開口
341b 開口
342 第2噴出孔
342a 開口
342b 開口
700 ロータシャフト形成部材
701 中空部
741 油穴
742 油穴
801 油路
802 油路
SC1 区間
SC2 区間
SC3 区間
SC4 テーパ区間

Claims (12)

  1. ロータ組立体を準備する準備工程と、
    前記ロータ組立体の回転バランスを計測する計測工程と、
    前記回転バランスの計測結果に基づいて、前記ロータ組立体に油穴を形成する油穴形成工程とを含む、回転電機用ロータの製造方法。
  2. 前記油穴形成工程は、前記回転バランスの計測結果に基づいて、前記油穴の形成数、前記油穴の形成位置、及び前記油穴の穴径のうちの、少なくともいずれか1つを決定することを含む、請求項1に記載の回転電機用ロータの製造方法。
  3. 前記油穴形成工程は、前記油穴が形成される前の状態に比べて、前記油穴が形成された後の状態の方が、前記回転バランスが良好となる態様で、前記油穴を形成する、請求項1又は2に記載の回転電機用ロータの製造方法。
  4. 前記ロータ組立体は、ロータコアと、前記ロータコアが径方向外側に設けられるロータシャフト形成部材とを含み、
    前記油穴は、前記ロータシャフト形成部材に形成される、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の回転電機用ロータの製造方法。
  5. 前記ロータシャフト形成部材は、中空部を有し、
    前記油穴は、前記中空部に通じ、かつ、前記ロータシャフト形成部材の軸方向に交差する方向に延在する、請求項4に記載の回転電機用ロータの製造方法。
  6. 前記ロータシャフト形成部材は、前記ロータコアが設けられる第1部位と、ベアリングが設けられる第2部位と、前記軸方向で前記第1部位及び前記第2部位の間に第3部位とを含み、
    前記油穴は、前記第3部位に形成される、請求項5に記載の回転電機用ロータの製造方法。
  7. 前記準備工程は、前記中空部を拡径させることで前記ロータコアと前記ロータシャフト形成部材とを一体化することを含む、請求項5又は6に記載の回転電機用ロータの製造方法。
  8. 前記油穴は、ステータのコイルエンドに径方向で対向する位置に開口を有する、請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の回転電機用ロータの製造方法。
  9. 油穴形成可能領域を有し、前記油穴形成可能領域のうちの一部に、アンバランスを無くす又は低減する態様で形成された油穴を有する、回転電機用ロータ。
  10. ロータコアと、中空部を有しかつ径方向外側に前記ロータコアが固定されるロータシャフトとを含み、
    前記ロータシャフトは、前記ロータコアが設けられる第1部位と、ベアリングが設けられる第2部位と、軸方向で前記第1部位及び前記第2部位の間に第3部位とを含み、
    前記油穴形成可能領域は、前記第3部位に設定される、請求項9に記載の回転電機用ロータ。
  11. 前記油穴形成可能領域は、前記油穴の形成数、前記油穴の形成位置、及び前記油穴の穴径のうちの、少なくともいずれか1つが、個体ごとに可変となる態様で、設定される、請求項9又は10に記載の回転電機用ロータ。
  12. 前記ロータは、エンドプレートにおいて回転バランスの調整用の部位を有さない、請求項10又は11に記載の回転電機用ロータ。
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JP7452351B2 (ja) 2020-09-23 2024-03-19 株式会社アイシン 回転電機用のロータの製造方法
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