JP2020150328A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿毎に、前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号をファイル名の一部に含むファイルを生成する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記番号は、ファイル名の先頭に含まれる、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記ファイル名は、前記一覧表の原稿毎の記録に対応付けられる、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、集計結果の前記一覧表には、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿毎に表面と裏面に対応する記録が並べて配置される、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記一覧表の上位には、表面と裏面の両方ともに読み取りが成功に終わった原稿の記録がまとめて配置され、当該一覧表の下位には、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿の記録がまとめて配置される、請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記一覧表が生成されると、自動的に当該一覧表を出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、複数枚の原稿の束から1枚ずつ順番に、原稿に記載されている情報を光学的に読み取る場合に読み取りが不成功に終わった原稿を面単位で抽出する機能と、読み取りが不成功に終わった面に対応する記録に、当該面を含む原稿が前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号を付加した集計結果の一覧表を生成する機能とを実行させるプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、ファイル名からも対象とする原稿の発見が容易になる。
請求項3記載の発明によれば、ソート機能の実行により対象とする原稿の発見が容易になる。
請求項4記載の発明によれば、同じ原稿の表面の記録と裏面の記録が並んで配置されていない場合にも、原稿毎の読み取りの結果の把握が容易になる。
請求項5記載の発明によれば、読み取りがどの面について不成功に終わったかの把握が容易になる。
請求項6記載の発明によれば、読み取りがどの面について不成功に終わったかの把握が容易になる。
請求項7記載の発明によれば、ユーザによる読み取りの結果の確認が容易になる。
請求項8記載の発明によれば、読み取りが不成功に終わった原稿が束の中の何番目に読み取られたかを示す情報が読み取り結果の一覧表に含まれない場合に比して、対象とする原稿の発見が容易になる。
<実施の形態1>
<システムの全体構成>
図1は、実施の形態1で使用する情報処理システム1の概念構成を説明する図である。情報処理システム1は、原稿を読み取るスキャナを備える画像処理装置10と、生徒、教員、補助者等が操作するクライアント端末20と、管理データを管理する管理サーバ30と、原稿のイメージデータ等を管理サーバ30に記録する授業支援装置40とで構成されている。
図1の場合、クライアント端末20は1台であるが、情報処理システム1には複数台のクライアント端末20が存在する。例えば生徒が操作するクライアント端末20、教員が操作するクライアント端末20、補助者が操作するクライアント端末20がある。
本実施の形態の場合、原稿は、テスト、レポート、出席票等の教育機関で扱う紙文書である。原稿には、例えば罫線、枠線、QR(=Quick Response)コード、設問文、指示、項目名等が予め印刷されている。
授業に出席した生徒は、学籍番号や氏名等を手書きで書き込んだ原稿を教員に提出する。採点の際、教員は、コメントや得点等を原稿に手書きで書き込む。もっとも、学籍番号や氏名等が原稿に印刷されている場合もある。
管理サーバ30が教務システムの場合、履修の記録、成績、学年、学部、学科、専攻等が、管理データとして管理される。
管理サーバ30が図書システムの場合、貸出の記録、閲覧の記録等が、管理データとして管理される。
管理サーバ30に記録されている情報は、クライアント端末20からの閲覧が可能である。生徒が操作するクライアント端末20からは、管理サーバ30で管理されている学習教材や自身の成績等の閲覧が可能である。教員が操作するクライアント端末20からは、管理サーバ30で管理されている生徒の成績の閲覧や管理サーバ30への学習教材のアップロードが可能である。教員を補助する補助者が操作するクライアント端末20からは、原稿の読み取りの結果を集計した一覧表等の閲覧が可能である。
本実施の形態における授業支援装置40は、認識の結果を集計した一覧表を生成し、管理サーバ30に記録する。
本実施の形態における授業支援装置40は、ネットワーク50経由で画像処理装置10と接続されているが、USB(=Universal Serial Bus)ケーブル等を通じて画像処理装置10に直接接続されていてもよい。
ネットワーク50は、例えばインターネット、LAN(=Local Area Network)、Ethernet(登録商標)である。ネットワーク50は、無線でも有線でもよい。
<画像処理装置の構成>
図2は、実施の形態1で使用する画像処理装置10の構成例を説明する図である。図2に示す画像処理装置10の構成は、多機能型の画像形成装置に対応する。
図2に示す画像処理装置10は、原稿から画像イメージを読み取る画像読取ユニット101と、記録媒体の一例である用紙に画像を形成する画像形成ユニット102と、文書データや画像データに色補正や階調補正等を加える画像処理ユニット103と、装置全体の動作を制御する制御ユニット104と、画像データ等を記憶する記憶ユニット105と、作業画面等の表示に用いられる表示ユニット106と、ユーザの操作を受け付ける操作受付ユニット107と、電話線やLANケーブル等を介した通信を実現する通信インタフェース(通信IF)108と、を有している。
画像形成ユニット102は、電子写真方式やインクジェット方式等により用紙の表面に画像を記録する。画像形成ユニット102の具体的な機構は、採用する記録方式に応じて異なる。ここでの画像には、文字、記号、写真その他で構成される文書が含まれる。
画像処理ユニット103は、画像データを処理する専用のプロセサや処理回路等で構成される。
制御ユニット104は、CPU(=Central Processing Unit)111と、ファームウェアやBIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されたROM(=Read Only Memory)112と、ワークエリアとして用いられるRAM(=Random Access Memory)113とを有している。なお、CPU111はマルチコアでもよい。また、ROM112は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。
表示ユニット106は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成される。
操作受付ユニット107は、表示ユニット106の表面に配置されるタッチセンサの他、操作パネルや筐体表面に配置されるスイッチ、ボタン等で構成される。
因みに、制御ユニット104と各ユニットとは、バス109や不図示の信号線を通じて接続されている。
図3は、クライアント端末20、管理サーバ30、授業支援装置40の構成例を説明する図である。クライアント端末20、管理サーバ30、授業支援装置40は、いずれもコンピュータを基本構成とする。図3では、代表例として、授業支援装置40について説明している。
授業支援装置40は、装置全体の動作を制御する制御ユニット401と、画像データ等を記憶する記憶ユニット402と、LANケーブル等を介した通信を実現する通信インタフェース(通信IF)403と、を有している。
記憶ユニット402は、不揮発性の記憶装置であり、例えばハードディスク装置(HDD)、半導体メモリ等によって構成される。記憶ユニット402には、画像処理装置10でスキャンされた原稿の画像イメージ、文字認識の結果、読み取りエラーの有無等を記録した集計テーブル、集計テーブルから生成される一覧表等が記憶される。
制御ユニット401と各ユニットとは、バス404や不図示の信号線を通じて接続されている。
なお、本実施の形態におけるクライアント端末20には、追加の構成として、作業画面等の表示に用いられる表示ユニットと、ユーザの操作を受け付ける操作受付ユニットとが設けられている。
クライアント端末20で用いられる表示ユニットは、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等で構成される。表示ユニットは、クライアント端末20の本体と一体化している場合もあれば、独立した装置としてクライアント端末20の本体に接続される場合もある。
クライアント端末20で用いられる操作受付ユニットには、文字の入力に使用されるキーボード、画面上のポインタの移動や選択等の入力に使用されるマウス等が用いられる。
図5は、原稿の両面を読み取る場合における原稿の表面と裏面の関係を説明する図である。図5の例では、原稿の表面が奇数ページに対応し、裏面が偶数ページに対応する。図5の例は、2枚の原稿を1組として扱う場合である。このため、1枚目の表面が第1ページ、1枚目の裏面が第2ページ、2枚目の表面が第3ページ、2枚目の裏面が第4ページとなる。
なお、1枚の原稿のうち先に読み取られる面を表面とし、次に読み取られる面を裏面として扱うことも可能である。
図7は、本実施の形態における原稿の読み取りの順番を説明する図である。図7には、複数枚の原稿が積み重ねられた原稿の束を表している。もっとも、図7では、読み取りの順番を説明する都合上、読み取りの順番が1番目〜6番目の原稿を意図的に分離した状態で描いている。実際の原稿の束では、原稿が隙間なく積み重ねられている。
図7の場合、原稿の束の上から順番に原稿の画像イメージが読み取られる。このため、1番上に位置する原稿が読み取りの1番目、2番目に位置する原稿が読み取りの2番目となる。以下、同じである。
図4の説明に戻る。
図8は、未記入の原稿の例を説明する図である。図8に示す原稿は、ある大学で使用されているテスト兼用の出席票である。
この出席票には、総ページ数とページ番号を手書きで記入するための欄61、採点結果を手書きで記入するための欄62、学籍番号を手書きで記入するための欄63、生徒の氏名を手書きで記入するための欄64、授業に出席した日時を手書きで記入するための欄65、出席した科目を手書きで記入するための欄66、解答等を手書きで記入するための欄67とが配置されている。欄61〜66は、いずれも枠線で囲まれている。
図9は、採点済みの原稿の例を説明する図である。図9の場合、総ページ数も読み取りページの番号も1ページである。採点結果は15点であり、学籍番号は「1234567」である。この例の場合、学籍番号は7桁の文字列で与えられる。生徒の氏名は「富士太郎」である。また、授業の科目は「数学」であり、授業の日時は「2017/3/13」である。
なお、図10の例では、各ページに設問別の得点欄68も配置されている。
図10の場合、表面と裏面とで様式が異なっている。このため、文字認識のために読み取られる領域も個別に設定される。
文字認識モジュール423は、各ページに対応する画像イメージのうち特定された領域に記載されている文字を認識し、文字コードとして出力する。認識された文字列は、対応する欄の項目名に紐づけられる。
集計テーブル生成モジュール424は、各原稿から読み取った情報を配列した集計テーブルを生成する。本実施の形態の場合、集計テーブルは、原稿の読み取りに関する情報の全てが集約されるマスタテーブルである。
図11は、読み取り結果と原稿の通し番号が付加された集計テーブルの一例を説明する図である。
図11の場合、この生徒の原稿は、読み取りの開始から3番目に読み取られた原稿が対応する。図11に示すように、3番目に読み取られた原稿の表面も裏面も、様式の特定に成功している。このため、図中では「OK」と示されている。
図11の例では、原稿の表面と裏面のいずれについても学籍番号の認識に成功している。また、学籍番号「1812010」の生徒に対応する原稿の表面のページ番号は「1」、総ページ数は「2」である。一方、同原稿の裏面のページ番号は「2」、総ページ数は「2」である。
図11の例では、読み取りの開始から4番目に読み取られた原稿の表面については様式の特定に成功しているが、裏面については様式の特定に失敗している。裏面には学籍番号等が未記入であるためである。様式を特定できないので、同ページの学籍番号、ページ番号等の欄は空欄になっている。ただし、この原稿の総ページ数には1ページと記入されているので、裏面の様式の特定に失敗したとしても、読み取られたページに不足はない。このため、4番目に読み取られた原稿は、正常に処理された原稿として扱われる。
一覧表生成モジュール427は、作業者が読み取りの結果の確認に使用する一覧表を、集計テーブルに基づいて生成する。
本実施の形態の場合、一覧表は、作業者による作業の効率化を目的として読み取りが正常に終了した原稿の情報をまとめて配列した領域と、読み取りにエラーが生じた原稿の情報をまとめて配列した領域とで構成される。
読み取りが正常に終了した原稿の情報のまとまりと、読み取りにエラーが生じた原稿の情報のまとまりとが区別されることにより、2種類の原稿の情報が無秩序に混在した状態で表示される場合に比して、読み取りにエラーが生じている原稿の発見が容易になる。
一方、読み取りにエラーが生じた原稿とは、表面と裏面のそれぞれについて読み取りにエラーが生じている原稿だけでなく、表面と裏面のいずれか一方の読み取りにエラーが生じている原稿も含まれる。例えば表面の読み取りに成功しても、裏面の読み取りにエラーが生じた原稿は、読み取りにエラーが生じた原稿に分類される。
読み取りのエラーには、様式の特定失敗、ページ不足等がある。様式を特定できなければ、画像イメージ内のどの領域を文字認識すればよいかが分からない。また、文字認識された情報を対応付ける項目も不明となる。一方、ページ不足は、総ページ数が分かっている場合に、読み取られていないページ番号が見つかることで確かめられる。
ここでの作業者には、例えば教員、教員の作業を補助する補助者が含まれる。ここでの一覧表は、集計結果の一覧表の一例である。
図12に示す一覧表は、左端の列から右方向に、見出し番号を示す欄81、読み取り対象となった原稿が読み取られた順番を示す欄82、表面と裏面の区別を示す欄83、処理結果の内容を示す欄84、読み取りに成功した学籍番号を示す欄85とで構成されている。
本実施の形態の場合、読み取りが正常に終了した原稿の情報がまとめられている行86は一覧表の上位に配置され、読み取りエラーが生じた原稿の情報がまとめられている行87は一覧表の下位に配置される。
前述したように、4番目に読み取られた原稿は、総ページ数が1ページであるので、存在しない裏面の読み取りに失敗しても、読み取りが正常に終了したものと扱われる。総ページ数の全てが揃っているためである。このため、学籍番号「1812020」の生徒に関する情報は、行86の側に配置されている。
図12の例では、読み取り開始から1番目と2番目に読み取られた原稿に対応する学籍番号「1812001」の生徒に関する読み取りの情報が、行87の側に配置されている。学籍番号「1812001」の生徒については総ページ数が4ページであるのに3ページ目が欠落しているためである。
なお、行87には、同じ生徒が提出した原稿である、読み取り開始から1番目と2番目に読み取られた原稿の表面の情報と裏面の情報とが並んで表示されている。2番目に読み取られた原稿の場合、裏面の読み取りは正常に終了しているが、表面は様式の特定に失敗しているためである。1番目に読み取られた原稿については、両面ともに正常に読み取れているが、同じ生徒の全てのページが揃わないので、ページ不足として扱われる。
また、読み取りにエラーが生じている原稿の情報には、原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号が含まれている。このため、読み取りエラーが生じている原稿を原稿の束の中から探し出す場合にも、作業者による該当する原稿の発見が容易になる。
一覧表生成モジュール427は、生成手段の一例である。
以下では、実施の形態1の処理動作について説明する。
まず、準備の段階を説明する。準備の段階として、教員は、生徒から回収したテスト兼用の出席票を採点する。以下では、出席票を原稿という。原稿は、学籍番号の順番や氏名の順番に並び替えられているとは限らない。
この後、作業者は、採点済みの原稿の束を、自動原稿送り装置の給紙トレイに置く。
図13は、画像処理装置10(図1参照)の表示ユニット106に表示される案内画面91の一例を示す図である。
図13の場合、案内画面91には、「原稿の束を給紙トレイに設置し、読み取りボタンを押してください。」と表示されている。作業者は、案内画面91の指示に従い、読み取りボタン92をタップする。
図14は、情報処理システム1で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。図中の記号のSはステップである。
作業者が読み取りボタン92をタップすると、画像読取りユニット101(図2参照)は、原稿の読み取りを開始する。不図示の自動原稿送り装置は、原稿の束の中から1枚ずつ原稿を取り出し、1枚ずつ順番に原稿の画像イメージを読み取る(ステップ1)。画像イメージの読み取りでは、表面の読み取りと裏面の読み取りが区別される。
1枚の原稿から読み取られる表面の画像イメージと裏面の画像イメージは、それぞれ順番に授業支援装置40(図1参照)に送信される。
次に、授業支援装置40は、特定が成功したか否かを判定する(ステップ3)。
ステップ3で否定結果が得られた場合、授業支援装置40は、集計テーブル(図11参照)にNGを記録し(ステップ4)、後述するステップ7に進む。
本実施の形態の場合、読み取りエラーの判定は、ページ単位で実行される。換言すると、読み取りエラーの判定は面単位で実行される。従って、ステップ2における様式の特定も、ステップ3における判定も、ステップ4におけるNGの記録もページ単位で実行される。
次に、授業支援装置40は、読み取った情報を集計テーブルに記録する(ステップ6)。ステップ5の読み取りも、ステップ6の記録も、ページ単位で実行される。前述したように、各ページの記録には、対応する原稿の読み出し番号も記録される。
この後、授業支援装置40は、未処理のページが無いか否かを判定する(ステップ7)。
一方、ステップ7で肯定結果が得られた場合、授業支援装置40は、集計テーブルを使用して一覧表(図12参照)を生成する(ステップ8)。前述した集計テーブルも、ここでの一覧表も、授業支援装置40によって管理サーバ30(図1参照)に記録される。
この後、授業支援装置40は、読み取り作業者が操作するクライアント端末20(図1参照)に対し、一覧表の生成を通知する(ステップ9)。
図15の場合、画面93には「集計結果の一覧を生成しました。Webブラウザで管理サーバにアクセスし、ダウンロードしてください。」との文と、OKボタン94とが表示されている。
OKボタン94が操作されると、画面95が表示される。図15の場合、画面95には「集計結果の一覧表のダウンロード」との文と、ダウンロードボタン96が操作された場合に実行される動作を説明する文と、ダウンロードされるファイル名とが表示されている。
なお、ダウンロードされたファイルが開かれると、図12に示す一覧表が表示される。
続いて、実施の形態2について説明する。本実施の形態の場合も、図1に示す情報処理システム1を使用する。すなわち、本実施の形態も、画像処理装置10と、クライアント端末20と、管理サーバ30と、授業支援装置40で構成される情報処理システム1を使用する。
ただし、本実施の形態では、授業支援装置40に新たな機能が追加される。
図16は、実施の形態2で使用する授業支援装置40を構成する制御ユニット401の機能構成の一例を説明する図である。図16には、図4との対応部分に対応する符号を付して示している。
図16に示す機能モジュールも、CPU411(図3参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。なお、図16に示すモジュールは、制御ユニット401が実行するプログラムの一部である。
本実施の形態の場合、エラーファイル生成モジュール428の機能が追加される点で、実施の形態1で説明した機能構成と相違する。
このため、エラーファイルには、表面のページに関する情報と裏面のページに関する情報とが含まれる。なお、エラーファイル内におけるページの並びは、1枚の原稿に対応する両面の読み取り順に依存する。例えば裏面が先に読み取られた場合には、エラーファイル内における先頭ページは裏面となり、次ページは表面となる。
生成されたエラーファイルのファイル名は、一覧表の対応する原稿に関連付けて表示される。
ファイル名の規則が既知であれば、ファイル名を見るだけで、読み取りにエラーが発生した原稿が何番目に読み取られたかを知ることが可能になる。
本実施の形態の場合には、ファイル名の先頭に、読み取りの開始から何番目に読み取られたかを示す番号が付加されている。ファイル名の先頭に原稿の読み取り順を示す番号が記載されている場合、頭文字の並び順にファイル名を並び替えると、原稿の読み取り順にエラー情報を配列することが可能になる。
以下では、実施の形態2の処理動作について説明する。
図17は、情報処理システム1で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。図17には、図14との対応部分に対応する符号を付して示している。
図17に示す処理動作は、ステップ7の次に、エラーファイルを生成する処理(ステップ10)が配置される点で図14と相違する。
前述したように、ステップ7で肯定結果が得られた時点で、読み取り対象とする全ての原稿について読み取り結果をまとめた集計テーブルが生成されている。
なお、本実施の形態の場合、ステップ10の次に実行されるステップ8において、授業支援装置40は、ファイル名を含む一覧表を生成する。
図18に示す一覧表の構成は、図12に示す一覧表と基本的に同じである。相違する点は、図18に示す一覧表の右端に、エラーファイルのファイル名を示す欄88が設けられている点である。
ここでのファイル名の場合、先頭の文字の「1」は、読み出し開始から1番目の原稿であることを示し、先頭文字の「2」は、読み出し開始から2番目の原稿であることを示している。
また、本実施の形態の場合、ファイル名には、エラーファイルへのリンク情報が埋め込まれている。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
前述の実施の形態の場合、授業支援装置40を画像処理装置10とは独立した装置として扱っているが、授業支援装置40と画像処理装置10は一体でもよい。例えば授業支援装置40は、画像処理装置10に内蔵されていてもよい。また、授業支援装置40は、クラウドサーバ又はオンプレミスサーバとして実現されてもよい。
Claims (8)
- 複数枚の原稿の束から1枚ずつ順番に、原稿に記載されている情報を光学的に読み取る場合に読み取りが不成功に終わった原稿を面単位で抽出する抽出手段と、
読み取りが不成功に終わった面に対応する記録に、当該面を含む原稿が前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号を付加した集計結果の一覧表を生成する生成手段と
を有する情報処理装置。 - 読み取りが不成功に終わった面を含む原稿毎に、前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号をファイル名の一部に含むファイルを生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記番号は、ファイル名の先頭に含まれる、請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記ファイル名は、前記一覧表の原稿毎の記録に対応付けられる、請求項2に記載の情報処理装置。
- 集計結果の前記一覧表には、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿毎に表面と裏面に対応する記録が並べて配置される、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記一覧表の上位には、表面と裏面の両方ともに読み取りが成功に終わった原稿の記録がまとめて配置され、当該一覧表の下位には、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿の記録がまとめて配置される、請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記一覧表が生成されると、自動的に当該一覧表を出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
- コンピュータに、
複数枚の原稿の束から1枚ずつ順番に、原稿に記載されている情報を光学的に読み取る場合に読み取りが不成功に終わった原稿を面単位で抽出する機能と、
読み取りが不成功に終わった面に対応する記録に、当該面を含む原稿が前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号を付加した集計結果の一覧表を生成する機能と
を実行させるプログラム。
Priority Applications (3)
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