JP2020150328A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】読み取りが不成功に終わった原稿が束の中の何番目に読み取られたかを示す情報が読み取り結果の一覧表に含まれない場合に比して、対象とする原稿の発見を容易にする。【解決手段】情報処理装置は、複数枚の原稿の束から1枚ずつ順番に、原稿に記載されている情報を光学的に読み取る場合に読み取りが不成功に終わった原稿を面単位で抽出する抽出手段と、読み取りが不成功に終わった面に対応する記録に、当該面を含む原稿が原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号を付加した集計結果の一覧表を生成する生成手段とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
テスト、レポート等の原稿の束を自動原稿送り装置(=ADF:Auto Document Feeder)に装填し、1枚ずつ搬送される原稿に記入されている学籍番号、点数等を文字認識することで採点結果を集計した表を生成する授業支援装置がある。
特開2018−195022号公報
現実の読み取り時では、読み取りが不成功に終わることがある。情報の読み取りが不成功に終わる原因には、例えば読み取り対象とする部位の歪みや汚れ、文字の不記載、記入された文字が薄い、不正確な文字の記入等がある。情報を正常に読み取ることができなかった原稿については、再度の読み取りや手入力による情報の修正作業等が必要になる。
ところで、読み取り結果は表形式で表示される。ここでの表には、読取りの結果が成功したか否かが面を単位として記録される。また、表には、読み取りが成功した面に関する情報と、読み取りが不成功であった面に関する情報とが別々に配置される。
このため、表を見ても、特定の原稿について両面共に読み取りが成功したのか、読み取りに失敗した面があるのかの把握が難しい。また、再度の読み取り等が必要な場合にも、原稿の束を構成する原稿が学籍番号順に並んでいない場合、再度の読み取り対象とする原稿の発見が難しい。
本発明は、読み取りが不成功に終わった原稿が束の中の何番目に読み取られたかを示す情報が読み取り結果の一覧表に含まれない場合に比して、対象とする原稿の発見を容易にすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数枚の原稿の束から1枚ずつ順番に、原稿に記載されている情報を光学的に読み取る場合に読み取りが不成功に終わった原稿を面単位で抽出する抽出手段と、読み取りが不成功に終わった面に対応する記録に、当該面を含む原稿が前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号を付加した集計結果の一覧表を生成する生成手段とを有する情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿毎に、前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号をファイル名の一部に含むファイルを生成する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記番号は、ファイル名の先頭に含まれる、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記ファイル名は、前記一覧表の原稿毎の記録に対応付けられる、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、集計結果の前記一覧表には、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿毎に表面と裏面に対応する記録が並べて配置される、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記一覧表の上位には、表面と裏面の両方ともに読み取りが成功に終わった原稿の記録がまとめて配置され、当該一覧表の下位には、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿の記録がまとめて配置される、請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記一覧表が生成されると、自動的に当該一覧表を出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、複数枚の原稿の束から1枚ずつ順番に、原稿に記載されている情報を光学的に読み取る場合に読み取りが不成功に終わった原稿を面単位で抽出する機能と、読み取りが不成功に終わった面に対応する記録に、当該面を含む原稿が前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号を付加した集計結果の一覧表を生成する機能とを実行させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、読み取りが不成功に終わった原稿が束の中の何番目に読み取られたかを示す情報が読み取り結果の一覧表に含まれない場合に比して、対象とする原稿の発見が容易になる。
請求項2記載の発明によれば、ファイル名からも対象とする原稿の発見が容易になる。
請求項3記載の発明によれば、ソート機能の実行により対象とする原稿の発見が容易になる。
請求項4記載の発明によれば、同じ原稿の表面の記録と裏面の記録が並んで配置されていない場合にも、原稿毎の読み取りの結果の把握が容易になる。
請求項5記載の発明によれば、読み取りがどの面について不成功に終わったかの把握が容易になる。
請求項6記載の発明によれば、読み取りがどの面について不成功に終わったかの把握が容易になる。
請求項7記載の発明によれば、ユーザによる読み取りの結果の確認が容易になる。
請求項8記載の発明によれば、読み取りが不成功に終わった原稿が束の中の何番目に読み取られたかを示す情報が読み取り結果の一覧表に含まれない場合に比して、対象とする原稿の発見が容易になる。
実施の形態1で使用する情報処理システムの概念構成を説明する図である。 実施の形態1で使用する画像処理装置の構成例を説明する図である。 クライアント端末、管理サーバ、授業支援装置の構成例を説明する図である。 実施の形態1で使用する授業支援装置を構成する制御ユニットの機能構成の一例を説明する図である。 原稿の両面を読み取る場合における原稿の表面と裏面の関係を説明する図である。 原稿の片面のみを読み取る場合における原稿の表面と裏面の関係を説明する図である。 本実施の形態における原稿の読み取りの順番を説明する図である。 未記入の原稿の例を説明する図である。 採点済みの原稿の例を説明する図である。 採点済みの原稿の他の例を説明する図である。 読み取り結果と原稿の通し番号が付加された集計テーブルの一例を説明する図である。 画像イメージの読み取り作業を行う作業者が操作するクライアント端末に表示される一覧表の一例を説明する図である。 画像処理装置の表示ユニットに表示される案内画面の一例を示す図である。 情報処理システムで実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。 原稿を読み取る作業者が操作するクライアント端末に表示される画面の一例を示す図である。(A)は一覧表の生成を通知する画面であり、(B)は一覧表のダウンロードに用いられる画面である。 実施の形態2で使用する授業支援装置を構成する制御ユニットの機能構成の一例を説明する図である。 情報処理システムで実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。 画像イメージの読み取り作業を行う作業者が操作するクライアント端末に表示される一覧表の他の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
<システムの全体構成>
図1は、実施の形態1で使用する情報処理システム1の概念構成を説明する図である。情報処理システム1は、原稿を読み取るスキャナを備える画像処理装置10と、生徒、教員、補助者等が操作するクライアント端末20と、管理データを管理する管理サーバ30と、原稿のイメージデータ等を管理サーバ30に記録する授業支援装置40とで構成されている。
ここでの画像処理装置10、クライアント端末20、管理サーバ30、授業支援装置40は、ネットワーク50を介して接続されている。
図1の場合、クライアント端末20は1台であるが、情報処理システム1には複数台のクライアント端末20が存在する。例えば生徒が操作するクライアント端末20、教員が操作するクライアント端末20、補助者が操作するクライアント端末20がある。
画像処理装置10は、原稿に記載されている情報を光学的に読み取るスキャナを備えている。スキャナは、線状の光で原稿の表面を走査し、原稿からの反射光を光学センサに入力する。ここでの走査は相対的に実現される。従って、原稿をスキャナの読み取り位置に対して相対的に搬送させることも走査である。光学センサは、反射光の強度を階調値に変換して出力する。画素ごとの階調値の集合が、原稿の画像イメージである。光学センサには、例えばCCD(=Charge Coupled Devices)、CIS(=Contact Image Sensor)が用いられる。本実施の形態の場合、画像処理装置10には、自動原稿送り装置が取り付けられている。
自動原稿送り装置は、積み重ねられた状態の複数枚の原稿(以下、「原稿の束」という)から1枚ずつ連続的に原稿を取り出し、スキャナの読み取り位置に搬送する装置である。本実施の形態における画像処理装置10には、原稿の片面だけでなく、両面を読み取る機能も設けられている。
本実施の形態の場合、原稿は、テスト、レポート、出席票等の教育機関で扱う紙文書である。原稿には、例えば罫線、枠線、QR(=Quick Response)コード、設問文、指示、項目名等が予め印刷されている。
授業に出席した生徒は、学籍番号や氏名等を手書きで書き込んだ原稿を教員に提出する。採点の際、教員は、コメントや得点等を原稿に手書きで書き込む。もっとも、学籍番号や氏名等が原稿に印刷されている場合もある。
本実施の形態における管理サーバ30は、例えば学習管理システム(=Learning Management System: LMS)、教務システム、図書システム等で使用されるサーバである。管理サーバ30がLMSの場合、学習の履歴、成果、出欠の記録、課題の提出の記録等が、管理データとして管理される。
管理サーバ30が教務システムの場合、履修の記録、成績、学年、学部、学科、専攻等が、管理データとして管理される。
管理サーバ30が図書システムの場合、貸出の記録、閲覧の記録等が、管理データとして管理される。
もっとも、1台の管理サーバ30は、前述した特定のシステムに限らない。例えば1台の管理サーバ30は、前述した複数のシステムとして動作してもよい。また、管理サーバ30は、複数台の画像処理装置10と連携してもよい。
管理サーバ30に記録されている情報は、クライアント端末20からの閲覧が可能である。生徒が操作するクライアント端末20からは、管理サーバ30で管理されている学習教材や自身の成績等の閲覧が可能である。教員が操作するクライアント端末20からは、管理サーバ30で管理されている生徒の成績の閲覧や管理サーバ30への学習教材のアップロードが可能である。教員を補助する補助者が操作するクライアント端末20からは、原稿の読み取りの結果を集計した一覧表等の閲覧が可能である。
授業支援装置40は、例えば原稿に記載されている学籍番号、氏名、得点等の文字や記号を認識し、文字コードの列に変換する機能を有している。文字を認識するプログラムは、文字認識エンジンと呼ばれる。認識の対象とする文字や記号は、手書きでも印刷でもよい。
本実施の形態における授業支援装置40は、認識の結果を集計した一覧表を生成し、管理サーバ30に記録する。
授業支援装置40には、採点結果を学籍番号順に並び替える機能も設けられている。並び替え後の一覧表も管理サーバ30に記録される。また、授業支援装置40には、原稿の束の読み取り履歴を生成してユーザに提示する機能も設けられている。ここでの授業支援装置40は、情報処理装置の一例である。
本実施の形態における授業支援装置40は、ネットワーク50経由で画像処理装置10と接続されているが、USB(=Universal Serial Bus)ケーブル等を通じて画像処理装置10に直接接続されていてもよい。
ネットワーク50は、例えばインターネット、LAN(=Local Area Network)、Ethernet(登録商標)である。ネットワーク50は、無線でも有線でもよい。
<各装置の構成>
<画像処理装置の構成>
図2は、実施の形態1で使用する画像処理装置10の構成例を説明する図である。図2に示す画像処理装置10の構成は、多機能型の画像形成装置に対応する。
図2に示す画像処理装置10は、原稿から画像イメージを読み取る画像読取ユニット101と、記録媒体の一例である用紙に画像を形成する画像形成ユニット102と、文書データや画像データに色補正や階調補正等を加える画像処理ユニット103と、装置全体の動作を制御する制御ユニット104と、画像データ等を記憶する記憶ユニット105と、作業画面等の表示に用いられる表示ユニット106と、ユーザの操作を受け付ける操作受付ユニット107と、電話線やLANケーブル等を介した通信を実現する通信インタフェース(通信IF)108と、を有している。
本実施の形態における画像読取ユニット101は、前述したように、いわゆるスキャナと自動原稿送り装置とを有している。本実施の形態の場合、スキャナの読み取り位置は固定である。読み取り対象である原稿は、自動原稿送り装置によって、読み取り位置を通過するように搬送される。
画像形成ユニット102は、電子写真方式やインクジェット方式等により用紙の表面に画像を記録する。画像形成ユニット102の具体的な機構は、採用する記録方式に応じて異なる。ここでの画像には、文字、記号、写真その他で構成される文書が含まれる。
画像処理ユニット103は、画像データを処理する専用のプロセサや処理回路等で構成される。
制御ユニット104は、CPU(=Central Processing Unit)111と、ファームウェアやBIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されたROM(=Read Only Memory)112と、ワークエリアとして用いられるRAM(=Random Access Memory)113とを有している。なお、CPU111はマルチコアでもよい。また、ROM112は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。
記憶ユニット105は、不揮発性の記憶装置であり、例えばハードディスク装置(HDD)、半導体メモリ等によって構成される。記憶ユニット105には、画像読取ユニット101で読み取られた画像データ、通信により外部から受信された画像データ、FAX通信を通じて受信されたFAXデータ等が保存される。
表示ユニット106は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成される。
操作受付ユニット107は、表示ユニット106の表面に配置されるタッチセンサの他、操作パネルや筐体表面に配置されるスイッチ、ボタン等で構成される。
因みに、制御ユニット104と各ユニットとは、バス109や不図示の信号線を通じて接続されている。
<クライアント端末、管理サーバ、授業支援装置の構成>
図3は、クライアント端末20、管理サーバ30、授業支援装置40の構成例を説明する図である。クライアント端末20、管理サーバ30、授業支援装置40は、いずれもコンピュータを基本構成とする。図3では、代表例として、授業支援装置40について説明している。
授業支援装置40は、装置全体の動作を制御する制御ユニット401と、画像データ等を記憶する記憶ユニット402と、LANケーブル等を介した通信を実現する通信インタフェース(通信IF)403と、を有している。
制御ユニット401は、CPU411と、ファームウェアやBIOS等が記憶されたROM412と、ワークエリアとして用いられるRAM413とを有している。CPU411はマルチコアでもよい。また、ROM412は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。
記憶ユニット402は、不揮発性の記憶装置であり、例えばハードディスク装置(HDD)、半導体メモリ等によって構成される。記憶ユニット402には、画像処理装置10でスキャンされた原稿の画像イメージ、文字認識の結果、読み取りエラーの有無等を記録した集計テーブル、集計テーブルから生成される一覧表等が記憶される。
制御ユニット401と各ユニットとは、バス404や不図示の信号線を通じて接続されている。
本実施の形態における管理サーバ30も、授業支援装置40と同様の構成を有している。
なお、本実施の形態におけるクライアント端末20には、追加の構成として、作業画面等の表示に用いられる表示ユニットと、ユーザの操作を受け付ける操作受付ユニットとが設けられている。
クライアント端末20で用いられる表示ユニットは、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等で構成される。表示ユニットは、クライアント端末20の本体と一体化している場合もあれば、独立した装置としてクライアント端末20の本体に接続される場合もある。
クライアント端末20で用いられる操作受付ユニットには、文字の入力に使用されるキーボード、画面上のポインタの移動や選択等の入力に使用されるマウス等が用いられる。
図4は、実施の形態1で使用する授業支援装置40を構成する制御ユニット401の機能構成の一例を説明する図である。図4に示す機能モジュールは、CPU411(図3参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。なお、図4に示すモジュールは、制御ユニット401が実行するプログラムの一部である。
本実施の形態における制御ユニット401は、画像処理装置10(図1参照)との連携により各原稿の画像イメージを順番に取り込む画像イメージ取り込みモジュール421と、読み取った画像イメージが対応する様式を特定する様式特定モジュール422と、様式毎に定められている読み取り領域から文字を認識する文字認識モジュール423と、認識された情報を原稿単位で配列した集計テーブルを生成する集計テーブル生成モジュール424と、読み取り結果の内容を集計テーブルに追加する読み取り結果付加モジュール425と、原稿が読み取られた順番を示す通し番号を付加する原稿通し番号付加モジュール426と、作業者に提示する一覧表を生成する一覧表生成モジュール427としての機能を有している。
本実施の形態における画像イメージ取り込みモジュール421は、画像処理装置10(図1参照)との連携により、原稿から読み取られた画像イメージを読み取り順に取り込む。画像イメージ取り込みモジュール421は、原稿の表面と裏面とを区別して画像イメージを取り込む。
図5は、原稿の両面を読み取る場合における原稿の表面と裏面の関係を説明する図である。図5の例では、原稿の表面が奇数ページに対応し、裏面が偶数ページに対応する。図5の例は、2枚の原稿を1組として扱う場合である。このため、1枚目の表面が第1ページ、1枚目の裏面が第2ページ、2枚目の表面が第3ページ、2枚目の裏面が第4ページとなる。
なお、1枚の原稿のうち先に読み取られる面を表面とし、次に読み取られる面を裏面として扱うことも可能である。
図6は、原稿の片面のみを読み取る場合における原稿の表面と裏面の関係を説明する図である。図6の例では、表面のみにページ番号が付される。図6の例は、2枚の原稿を1組として扱う場合である。この場合、1枚目の表面が第1ページ、2枚目の表面が第2ページとなる。図6の例では、裏面は読み取りの対象ではないので、ページ番号では区別されない。
画像イメージ取り込みモジュール421(図4参照)は、各原稿が、原稿の束の何番目に読み取られたかを示す情報も、画像処理装置10(図1参照)から取得する。
図7は、本実施の形態における原稿の読み取りの順番を説明する図である。図7には、複数枚の原稿が積み重ねられた原稿の束を表している。もっとも、図7では、読み取りの順番を説明する都合上、読み取りの順番が1番目〜6番目の原稿を意図的に分離した状態で描いている。実際の原稿の束では、原稿が隙間なく積み重ねられている。
図7の場合、原稿の束の上から順番に原稿の画像イメージが読み取られる。このため、1番上に位置する原稿が読み取りの1番目、2番目に位置する原稿が読み取りの2番目となる。以下、同じである。
図4の説明に戻る。
様式特定モジュール422は、取り込んだ画像イメージが対応する様式を特定し、文字認識に使用する読み取り領域を設定する。なお、様式中のどの項目を文字認識するかは事前に決められている。
図8は、未記入の原稿の例を説明する図である。図8に示す原稿は、ある大学で使用されているテスト兼用の出席票である。
この出席票には、総ページ数とページ番号を手書きで記入するための欄61、採点結果を手書きで記入するための欄62、学籍番号を手書きで記入するための欄63、生徒の氏名を手書きで記入するための欄64、授業に出席した日時を手書きで記入するための欄65、出席した科目を手書きで記入するための欄66、解答等を手書きで記入するための欄67とが配置されている。欄61〜66は、いずれも枠線で囲まれている。
本実施の形態における様式特定モジュール422(図4参照)は、欄61〜66のそれぞれに対応する領域を読み取り領域に設定する。
図9は、採点済みの原稿の例を説明する図である。図9の場合、総ページ数も読み取りページの番号も1ページである。採点結果は15点であり、学籍番号は「1234567」である。この例の場合、学籍番号は7桁の文字列で与えられる。生徒の氏名は「富士太郎」である。また、授業の科目は「数学」であり、授業の日時は「2017/3/13」である。
図10は、採点済みの原稿の他の例を説明する図である。図10の例は、1枚の原稿の両面に対応する。図10の場合、表面が1ページ目、裏面が2ページ目である。従って、総ページ数は2ページである。このため、1ページ目の欄61には「1/2」と記載され、2ページ目の欄61には「2/2」と記載されている。
なお、図10の例では、各ページに設問別の得点欄68も配置されている。
図10の場合、表面と裏面とで様式が異なっている。このため、文字認識のために読み取られる領域も個別に設定される。
図4の説明に戻る。
文字認識モジュール423は、各ページに対応する画像イメージのうち特定された領域に記載されている文字を認識し、文字コードとして出力する。認識された文字列は、対応する欄の項目名に紐づけられる。
集計テーブル生成モジュール424は、各原稿から読み取った情報を配列した集計テーブルを生成する。本実施の形態の場合、集計テーブルは、原稿の読み取りに関する情報の全てが集約されるマスタテーブルである。
読み取り結果付加モジュール425は、読み取り結果の内容を示す処理結果を集計テーブルから生成される一覧表に追加する。例えば読み取りに成功したページについては、「正常終了」が一覧表に追加される。一方、読み取りにエラーが発生したページについては、エラーの原因が一覧表に追加される。エラーの原因には、例えば「ページ不足」、「様式の特定の失敗」等がある。ここでのエラーは、読み取りが不成功であることを意味する。読み取り結果付加モジュール425は、抽出手段の一例である。
原稿通し番号付加モジュール426は、読み取り対象であるページに対応する原稿が読み取り開始から何番目に読み取られたかを示す通し番号を、集計テーブルの対応位置に付加する。ここでの通し番号は、図7で説明した読み取りの何番目かを示す番号と同じである。
図11は、読み取り結果と原稿の通し番号が付加された集計テーブルの一例を説明する図である。
図11に示す集計テーブルは、左端の列から右方向に、読み取りページの通し番号を示す欄71、読み取り対象となった原稿が読み取られた順番を示す欄72、表面と裏面の区別を示す欄73、様式の特定に成功したか否かを示す欄74、読み取りに成功した学籍番号を示す欄75、総ページ数内のページ番号を示す欄76、総ページ数を示す欄77とで構成されている。図11の例では、紙面の都合により、読み取りに成功した氏名や採点結果等の情報が集計テーブルに含まれていない。
図11の例では、学籍番号「1812001」の生徒は、2枚の原稿に総ページ数が4ページであると記入して出席票を提出している。ただし、読み取りの開始から2番目に読み取られた原稿の表面については、様式の特定に失敗している。このため、図中では「NG」と示されている。様式を特定できないので、同ページの学籍番号、ページ番号等の欄は空欄になっている。
学籍番号「1812010」の生徒は、1枚の原稿に総ページ数が2ページであると記入して出席票を提出している。
図11の場合、この生徒の原稿は、読み取りの開始から3番目に読み取られた原稿が対応する。図11に示すように、3番目に読み取られた原稿の表面も裏面も、様式の特定に成功している。このため、図中では「OK」と示されている。
もっとも、様式を特定できることと、記載されている文字が認識されることとは同じではない。例えば様式は特定できても、学籍番号の文字が薄ければ、学籍番号を認識することはできない。
図11の例では、原稿の表面と裏面のいずれについても学籍番号の認識に成功している。また、学籍番号「1812010」の生徒に対応する原稿の表面のページ番号は「1」、総ページ数は「2」である。一方、同原稿の裏面のページ番号は「2」、総ページ数は「2」である。
学籍番号「1812020」の生徒は、1枚の原稿に総ページ数が1ページであると記入して出席票を提出している。
図11の例では、読み取りの開始から4番目に読み取られた原稿の表面については様式の特定に成功しているが、裏面については様式の特定に失敗している。裏面には学籍番号等が未記入であるためである。様式を特定できないので、同ページの学籍番号、ページ番号等の欄は空欄になっている。ただし、この原稿の総ページ数には1ページと記入されているので、裏面の様式の特定に失敗したとしても、読み取られたページに不足はない。このため、4番目に読み取られた原稿は、正常に処理された原稿として扱われる。
図4の説明に戻る。
一覧表生成モジュール427は、作業者が読み取りの結果の確認に使用する一覧表を、集計テーブルに基づいて生成する。
本実施の形態の場合、一覧表は、作業者による作業の効率化を目的として読み取りが正常に終了した原稿の情報をまとめて配列した領域と、読み取りにエラーが生じた原稿の情報をまとめて配列した領域とで構成される。
読み取りが正常に終了した原稿の情報のまとまりと、読み取りにエラーが生じた原稿の情報のまとまりとが区別されることにより、2種類の原稿の情報が無秩序に混在した状態で表示される場合に比して、読み取りにエラーが生じている原稿の発見が容易になる。
ここで、読み取りが正常に終了した原稿とは、表面についても裏面についても読み取りにエラーが生じていない原稿をいう。
一方、読み取りにエラーが生じた原稿とは、表面と裏面のそれぞれについて読み取りにエラーが生じている原稿だけでなく、表面と裏面のいずれか一方の読み取りにエラーが生じている原稿も含まれる。例えば表面の読み取りに成功しても、裏面の読み取りにエラーが生じた原稿は、読み取りにエラーが生じた原稿に分類される。
読み取りのエラーには、様式の特定失敗、ページ不足等がある。様式を特定できなければ、画像イメージ内のどの領域を文字認識すればよいかが分からない。また、文字認識された情報を対応付ける項目も不明となる。一方、ページ不足は、総ページ数が分かっている場合に、読み取られていないページ番号が見つかることで確かめられる。
図12は、画像イメージの読み取り作業を行う作業者が操作するクライアント端末20(図1参照)に表示される一覧表の一例を説明する図である。
ここでの作業者には、例えば教員、教員の作業を補助する補助者が含まれる。ここでの一覧表は、集計結果の一覧表の一例である。
図12に示す一覧表は、左端の列から右方向に、見出し番号を示す欄81、読み取り対象となった原稿が読み取られた順番を示す欄82、表面と裏面の区別を示す欄83、処理結果の内容を示す欄84、読み取りに成功した学籍番号を示す欄85とで構成されている。
一覧表は、読み取りが正常に終了した原稿の情報がまとめられている行86と、読み取りエラーが生じた原稿の情報がまとめられている行87とで構成される。
本実施の形態の場合、読み取りが正常に終了した原稿の情報がまとめられている行86は一覧表の上位に配置され、読み取りエラーが生じた原稿の情報がまとめられている行87は一覧表の下位に配置される。
前述したように、4番目に読み取られた原稿は、総ページ数が1ページであるので、存在しない裏面の読み取りに失敗しても、読み取りが正常に終了したものと扱われる。総ページ数の全てが揃っているためである。このため、学籍番号「1812020」の生徒に関する情報は、行86の側に配置されている。
図12に示す一覧表のうち行87の表示に関する特徴は、1枚の原稿を構成する表面の処理結果と裏面の処理結果が上下2行に並べて表示される点である。
図12の例では、読み取り開始から1番目と2番目に読み取られた原稿に対応する学籍番号「1812001」の生徒に関する読み取りの情報が、行87の側に配置されている。学籍番号「1812001」の生徒については総ページ数が4ページであるのに3ページ目が欠落しているためである。
なお、行87には、同じ生徒が提出した原稿である、読み取り開始から1番目と2番目に読み取られた原稿の表面の情報と裏面の情報とが並んで表示されている。2番目に読み取られた原稿の場合、裏面の読み取りは正常に終了しているが、表面は様式の特定に失敗しているためである。1番目に読み取られた原稿については、両面ともに正常に読み取れているが、同じ生徒の全てのページが揃わないので、ページ不足として扱われる。
図12に示す一覧表を用いることで、作業者による読み取りエラーの発生の確認が容易になる。
また、読み取りにエラーが生じている原稿の情報には、原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号が含まれている。このため、読み取りエラーが生じている原稿を原稿の束の中から探し出す場合にも、作業者による該当する原稿の発見が容易になる。
一覧表生成モジュール427は、生成手段の一例である。
<処理動作の例>
以下では、実施の形態1の処理動作について説明する。
まず、準備の段階を説明する。準備の段階として、教員は、生徒から回収したテスト兼用の出席票を採点する。以下では、出席票を原稿という。原稿は、学籍番号の順番や氏名の順番に並び替えられているとは限らない。
この後、作業者は、採点済みの原稿の束を、自動原稿送り装置の給紙トレイに置く。
この段階で、作業者は、原稿の束の読み取りを指示する。
図13は、画像処理装置10(図1参照)の表示ユニット106に表示される案内画面91の一例を示す図である。
図13の場合、案内画面91には、「原稿の束を給紙トレイに設置し、読み取りボタンを押してください。」と表示されている。作業者は、案内画面91の指示に従い、読み取りボタン92をタップする。
この後、情報処理システム1による処理が開始される。
図14は、情報処理システム1で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。図中の記号のSはステップである。
作業者が読み取りボタン92をタップすると、画像読取りユニット101(図2参照)は、原稿の読み取りを開始する。不図示の自動原稿送り装置は、原稿の束の中から1枚ずつ原稿を取り出し、1枚ずつ順番に原稿の画像イメージを読み取る(ステップ1)。画像イメージの読み取りでは、表面の読み取りと裏面の読み取りが区別される。
1枚の原稿から読み取られる表面の画像イメージと裏面の画像イメージは、それぞれ順番に授業支援装置40(図1参照)に送信される。
授業支援装置40は、受信した画像イメージの様式を特定する(ステップ2)。ここでの特定は、予め用意されている様式のイメージとの比較により実行される。様式が特定されると、文字認識のための読み取り領域も確定する。
次に、授業支援装置40は、特定が成功したか否かを判定する(ステップ3)。
ステップ3で否定結果が得られた場合、授業支援装置40は、集計テーブル(図11参照)にNGを記録し(ステップ4)、後述するステップ7に進む。
集計テーブルには、NGに対応付けて、処理中の原稿が読み取り開始から何番目に読み取られたかを示す通し番号も記録される。
本実施の形態の場合、読み取りエラーの判定は、ページ単位で実行される。換言すると、読み取りエラーの判定は面単位で実行される。従って、ステップ2における様式の特定も、ステップ3における判定も、ステップ4におけるNGの記録もページ単位で実行される。
ステップ3で肯定結果が得られた場合、授業支援装置40は、特定された様式について設定されている読み取り領域から学籍番号、ページ番号、総ページ数等を読み取る(ステップ5)。
次に、授業支援装置40は、読み取った情報を集計テーブルに記録する(ステップ6)。ステップ5の読み取りも、ステップ6の記録も、ページ単位で実行される。前述したように、各ページの記録には、対応する原稿の読み出し番号も記録される。
この後、授業支援装置40は、未処理のページが無いか否かを判定する(ステップ7)。
ステップ7で否定結果が得られた場合、授業支援装置40は、ステップ1に戻る。
一方、ステップ7で肯定結果が得られた場合、授業支援装置40は、集計テーブルを使用して一覧表(図12参照)を生成する(ステップ8)。前述した集計テーブルも、ここでの一覧表も、授業支援装置40によって管理サーバ30(図1参照)に記録される。
この後、授業支援装置40は、読み取り作業者が操作するクライアント端末20(図1参照)に対し、一覧表の生成を通知する(ステップ9)。
図15は、原稿を読み取る作業者が操作するクライアント端末20に表示される画面の一例を示す図である。(A)は一覧表の生成を通知する画面93であり、(B)は一覧表のダウンロードに用いられる画面95である。
図15の場合、画面93には「集計結果の一覧を生成しました。Webブラウザで管理サーバにアクセスし、ダウンロードしてください。」との文と、OKボタン94とが表示されている。
OKボタン94が操作されると、画面95が表示される。図15の場合、画面95には「集計結果の一覧表のダウンロード」との文と、ダウンロードボタン96が操作された場合に実行される動作を説明する文と、ダウンロードされるファイル名とが表示されている。
なお、ダウンロードされたファイルが開かれると、図12に示す一覧表が表示される。
<実施の形態2>
続いて、実施の形態2について説明する。本実施の形態の場合も、図1に示す情報処理システム1を使用する。すなわち、本実施の形態も、画像処理装置10と、クライアント端末20と、管理サーバ30と、授業支援装置40で構成される情報処理システム1を使用する。
ただし、本実施の形態では、授業支援装置40に新たな機能が追加される。
<授業支援装置の構成>
図16は、実施の形態2で使用する授業支援装置40を構成する制御ユニット401の機能構成の一例を説明する図である。図16には、図4との対応部分に対応する符号を付して示している。
図16に示す機能モジュールも、CPU411(図3参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。なお、図16に示すモジュールは、制御ユニット401が実行するプログラムの一部である。
本実施の形態の場合、エラーファイル生成モジュール428の機能が追加される点で、実施の形態1で説明した機能構成と相違する。
エラーファイル生成モジュール428は、原稿単位でエラーの情報を記述したエラーファイルを生成する。本実施の形態の場合、エラーファイルは、PDF(=Portable Document Format)文書として生成される。
このため、エラーファイルには、表面のページに関する情報と裏面のページに関する情報とが含まれる。なお、エラーファイル内におけるページの並びは、1枚の原稿に対応する両面の読み取り順に依存する。例えば裏面が先に読み取られた場合には、エラーファイル内における先頭ページは裏面となり、次ページは表面となる。
生成されたエラーファイルのファイル名は、一覧表の対応する原稿に関連付けて表示される。
本実施の形態におけるエラーファイル生成モジュール428は、予め定めた規則に従って、エラーファイルのファイル名の一部に、原稿が何番目に読み取られたかを示す番号を付加する。
ファイル名の規則が既知であれば、ファイル名を見るだけで、読み取りにエラーが発生した原稿が何番目に読み取られたかを知ることが可能になる。
本実施の形態の場合には、ファイル名の先頭に、読み取りの開始から何番目に読み取られたかを示す番号が付加されている。ファイル名の先頭に原稿の読み取り順を示す番号が記載されている場合、頭文字の並び順にファイル名を並び替えると、原稿の読み取り順にエラー情報を配列することが可能になる。
<処理動作の例>
以下では、実施の形態2の処理動作について説明する。
図17は、情報処理システム1で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。図17には、図14との対応部分に対応する符号を付して示している。
図17に示す処理動作は、ステップ7の次に、エラーファイルを生成する処理(ステップ10)が配置される点で図14と相違する。
前述したように、ステップ7で肯定結果が得られた時点で、読み取り対象とする全ての原稿について読み取り結果をまとめた集計テーブルが生成されている。
本実施の形態の場合、授業支援装置40は、読み取りエラーが発生しているページを含む原稿を対象としてエラーファイルを生成する(ステップ10)。このとき、授業支援装置40は、エラーファイルのファイル名の先頭に、対応する原稿の読み出し順を示す番号を付加する。
なお、本実施の形態の場合、ステップ10の次に実行されるステップ8において、授業支援装置40は、ファイル名を含む一覧表を生成する。
図18は、画像イメージの読み取り作業を行う作業者が操作するクライアント端末20(図1参照)に表示される一覧表の他の一例を説明する図である。図18には、図12との対応部分に対応する符号を付して示す。
図18に示す一覧表の構成は、図12に示す一覧表と基本的に同じである。相違する点は、図18に示す一覧表の右端に、エラーファイルのファイル名を示す欄88が設けられている点である。
図18の例では、読み取りにエラーが生じた原稿の情報がまとめられている行87の部分に、エラーファイルのファイル名が表示されている。例えば学籍番号「1812001」の原稿は、読み出し開始から1番目と2番目に読み出されている。このため、同じ原稿に対応する表面と裏面のそれぞれに対し、「1−1812001.pdf」と「2−1812001.pdf」のファイル名が表示されている。
ここでのファイル名の場合、先頭の文字の「1」は、読み出し開始から1番目の原稿であることを示し、先頭文字の「2」は、読み出し開始から2番目の原稿であることを示している。
本実施の形態の場合、表面に対応する行と裏面に対応する行のそれぞれに、同じファイル名が表示される。読み取りのエラーはページ単位で管理されるためである。また、ページ毎にファイル名が対応付けられていれば、並び替え等によって同じ原稿の表面と裏面に対応する読み取り結果の情報が上下に並んで表示されない場合にも、対応する原稿の発見が容易になる。
また、本実施の形態の場合、ファイル名には、エラーファイルへのリンク情報が埋め込まれている。
<他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
前述の実施の形態における画像処理装置10(図1参照)は、教育機関で扱う紙文書を読み取り対象としている。しかし、読み取りの対象とする紙文書は、教育機関で扱う文書に限らない。例えば税務、保険、医療、金融、役所、税関、宅配、郵便その他の分野で扱う文書でも構わない。他の分野で用いる場合、授業支援装置40は、業務支援装置と読み替えればよい。
前述の実施の形態の場合、授業支援装置40を画像処理装置10とは独立した装置として扱っているが、授業支援装置40と画像処理装置10は一体でもよい。例えば授業支援装置40は、画像処理装置10に内蔵されていてもよい。また、授業支援装置40は、クラウドサーバ又はオンプレミスサーバとして実現されてもよい。
前述の実施の形態においては、授業支援装置40で生成された一覧表の確認をクライアント端末20から閲覧する例を説明した。しかし、授業支援装置40には、生成された一覧表を自動的に印刷する機能を設けてもよい。具体的には、集計結果の一覧表の生成と同時に、授業支援装置40が一覧表に対応する印刷データを画像処理装置10に自動的に送信する機能を設けてもよい。勿論、画像処理装置10に画像を印刷する機能が設けられていることが前提である。もっとも、原稿の読み取りに使用される画像処理装置10に画像を印刷する機能が設けられていなくても、原稿の読み取りに使用される画像処理装置10の近くに設置されている印刷装置に一覧表の印刷データを送信してもよい。この機能が設けられている場合、原稿の読み取り結果の確認が読み取りの場所で可能になる。
1…情報処理システム、10…画像処理装置、20…クライアント端末、30…管理サーバ、40…授業支援装置、421…画像イメージ取り込みモジュール、422…様式特定モジュール、423…文字認識モジュール、424…集計テーブル生成モジュール、425…読み取り結果付加モジュール、426…原稿通し番号付加モジュール、427…一覧表生成モジュール、248…エラーファイル生成モジュール

Claims (8)

  1. 複数枚の原稿の束から1枚ずつ順番に、原稿に記載されている情報を光学的に読み取る場合に読み取りが不成功に終わった原稿を面単位で抽出する抽出手段と、
    読み取りが不成功に終わった面に対応する記録に、当該面を含む原稿が前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号を付加した集計結果の一覧表を生成する生成手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 読み取りが不成功に終わった面を含む原稿毎に、前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号をファイル名の一部に含むファイルを生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記番号は、ファイル名の先頭に含まれる、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ファイル名は、前記一覧表の原稿毎の記録に対応付けられる、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 集計結果の前記一覧表には、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿毎に表面と裏面に対応する記録が並べて配置される、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記一覧表の上位には、表面と裏面の両方ともに読み取りが成功に終わった原稿の記録がまとめて配置され、当該一覧表の下位には、読み取りが不成功に終わった面を含む原稿の記録がまとめて配置される、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記一覧表が生成されると、自動的に当該一覧表を出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータに、
    複数枚の原稿の束から1枚ずつ順番に、原稿に記載されている情報を光学的に読み取る場合に読み取りが不成功に終わった原稿を面単位で抽出する機能と、
    読み取りが不成功に終わった面に対応する記録に、当該面を含む原稿が前記原稿の束の中で何番目に読み取られたかを示す番号を付加した集計結果の一覧表を生成する機能と
    を実行させるプログラム。
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