JP2020149488A - 車両制御装置および車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自車両が使用される国や地域の法規に従って置き去り状態の警報を行う。【解決手段】車両制御装置(11)は、自車両が存在する国または地域の法規情報を取得する置き去り検知パラメータ取得部(36)と、車両内での生体の置き去り状態を検知する生体検出部(32)および車両ドア情報入力部(33)と、置き去り警報出力部(41)と、置き去り状態の場合に前記法規情報に従って置き去り警報出力部(41)を動作させる制御部(51)とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車両内における置き去り状態を検知し、その状態に対して警報を行う車両制御装置および車両制御システムに関する。
従来、車両内での例えば乳幼児の置き去り状態を検知すると、その状態を例えば警報により周りに知らせる装置が知られている。なお、車両内での置き去り検知は、乳幼児に限らず、子供や例えば高齢者などの大人についても要求がある。
特開2008−205783号公報 特開2008−205873号公報
置き去りに対する社会の捉え方、許され得る放置時間は、国や地域ごとに異なる。このため、置き去りに対する法規は、国や地域ごとに異なるのが実情である。
しかしながら、従来の装置は、同一条件での置き去り判定および警報が行われているため、法規が異なる国や地域に対して容易に適用することができないという問題点を有している。
なお、特許文献1には、GPS情報を用いて、電子機器が所在する国または地域を特定し、UWB無線通信時に電子機器が発生する電磁波干渉(EMI)を該当国等のEMI規制値を満たすように自動的に修正することが開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の構成は、置き去りへの対応を考慮したものではなく、置き去り検知および警報を行う車両制御装置に適用することができない。
また、特許文献2には、GPS情報を用いて、テレビ受信機の位置情報(国名・地名)を決定し、記憶部に記憶されている変調方式を参照して、当該位置情報に対応する変調方式に変更する処理を行うことが開示されている。しかしながら、特許文献2に記載の構成は、同様に、置き去りへの対応を考慮したものではなく、置き去り検知および警報を行う車両制御装置に適用することができない。
本発明の一態様は、置き去りに対する法規が国や地域ごとに異なる場合であっても、自車両が使用される国や地域の法規に従って置き去り状態に対する警報を行うことができる車両制御装置および車両制御システムの提供を目的としている。
本開示の一態様に係る車両制御装置は、自車両が存在する国または地域での置き去りに関する法規情報を取得する法規情報取得部と、車両内での生体の置き去り状態を検知する置き去り状態検知部と、前記置き去り状態に対する警報出力を行う警報出力部と、前記置き去り状態検知部が前記置き去り状態を検知したときに、前記法規情報に従って警報出力部を動作させる制御部とを備えている。
上記の構成によれば、法規情報取得部は、自車両が存在する国または地域での置き去りに関する法規情報を取得する。置き去り状態検知部は、車両内での生体の置き去り状態を検知する。警報出力部は、置き去り状態に対する警報出力を行う。制御部は、置き去り状態検知部が置き去り状態を検知したときに、法規情報取得部が取得した法規情報に従って警報出力部を動作させる。
これにより、置き去りに対する法規が国や地域ごとに異なる場合であっても、自車両が使用される国や地域の法規に従って置き去り状態に対する警報を行うことができる。
上記の車両制御装置において、前記法規情報取得部は、前記法規情報を記録した第1不揮発性メモリから前記法規情報を取得する構成としてもよい。
上記の構成によれば、法規情報取得部は、法規が国や地域ごとの法規情報を第1不揮発性メモリから容易に取得することができる。
上記の車両制御装置は、自車両の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、前記法規情報取得部は、外部装置に自車両の前記位置情報を送信して、前記位置情報が示す国または地域の前記法規情報を前記外部装置から取得する構成としてもよい。
上記の構成によれば、法規情報取得部は、外部装置に自車両の前記位置情報を送信して、位置情報が示す国または地域の法規情報を外部装置から取得する。これにより、自車両が置き去りに関する法規が異なる国や地域に移動した場合であっても、自車両は移動後の国や地域の法規に従って置き去り状態に対する警報を適切に行うことができる。
上記の車両制御装置は、書き替え可能な第2不揮発性メモリを備え、前記制御部は、前記法規情報取得部が取得した前記法規情報を前記第2不揮発性メモリに記憶させ、前記位置情報取得部が取得した自車両の前記位置情報に変化がない場合に、前記第2不揮発性メモリが記憶している前記法規情報を使用して警報出力部を動作させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、制御部は、法規情報取得部が取得した法規情報を第2不揮発性メモリに記憶させ、位置情報取得部が取得した自車両の位置情報に変化がない場合に、第2不揮発性メモリが記憶している前記法規情報を使用して警報出力部を動作させる。これにより、法規情報に変化がないにも関わらず、同じ法規情報を取得するといった無駄な動作を回避することができる。
上記の車両制御装置は、車室内温度検出部を備え、前記制御部は、前記置き去り状態検知部が前記置き去り状態を検知したときに、前記法規情報に従って、前記車室内温度検出部から通知される車室内温度が危険状態である場合に、警報出力部を動作させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、車室内温度による危険状態に対応した警報動作を行うことができる。
本開示の一態様に係る車両制御システムは、前記車両制御装置と、前記第1不揮発性メモリとを備えている。
本開示の一態様に係る車両制御システムは、前記車両制御装置と、前記車室内温度検出部と接続され、車室内の温度を検出する温度センサと、前記警報出力部の警報出力を受けて警報を発する警報装置とを備えている。
本発明の一態様によれば、置き去りに対する法規が国や地域ごとに異なる場合であっても、自車両が使用される国や地域の法規に従って置き去り状態に対する警報を行うことができる。
本発明の実施形態の車両制御システムの動作の概要を示す説明図である。 本発明の実施形態の車両制御システムのハードウェアの構成を示すブロック図である。 図2に示した車両制御システムの機能的構成を示すブロック図である。 図3に示した不揮発性メモリに記録された置き去り検知パラメータの国ごとの例を示す説明図である。 図3に示した車両制御システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態の車両制御システムのハードウェアの構成を示すブロック図である。 図6に示した車両制御システムの機能的構成を示すブロック図である。 図6に示した車両制御システムの動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の車両制御システムが置き去り危険状態を判定する場合の温度に代わる指標となるWBGT値の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、説明する。
§1 適用例
図1に示すように、出荷時に不揮発メモリに書き込まれた地域設定情報、もしくは駐車時のGPS緯度経度情報をもとに各国の法規に応じて検知レベル/警報手段を変更する。
(1)地域ごとに検知レベル設定情報、警報手段情報の設定を行う。
(2)国・地域の属性に応じて検知レベルを変更する。たとえば車室内温度21℃以上での警報が規定されているC国と、車室内温度の規定のないD国とで危険判定レベルを変更する。
(3)国・地域の属性に応じて警告アラーム開始時間を変更する。たとえば数分程度の置き去りが許容されるE国と、法的に置き去りが禁止されているF国とで警告アラーム開始までの時間を変更する。
(4)国・地域の属性に応じて通報先を変更する。法規の厳しい国では行政機関への通報、それ以外は運転者のスマートフォンに通報するよう変更する。
なお、国によっては車両内における生体の有無を常時検知しなければならない場合がある。このため、車両制御装置での置き去り状態検知動作および警報動作は、国や地域に応じて、単なるパラメータの変更だけではなく、制御内容(制御のシーケンスや制御方法)も変わることがある。
§2 構成例
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(車両制御システム1の動作の概要)
図1は、本実施形態の車両制御システムの動作の概要を示す説明図である。車両制御システムは、不揮発性メモリに書き込まれた国や地域ごとの、置き去り警報に関する法規を取得する。あるいは、GPSの位置情報を利用して、位置情報が示す国や地域の置き去り警報に関する法規をデータセンタ(外部装置)から取得する。
次に、車両制御システムは、生体センサが生体を検出した状態にて車両が施錠されると、取得した法規に応じた警報動作を行う。例えば、第1所定時間経過後に置き去り警告アラームを動作させる。また、車室内温度が生体にとって危険な温度まで上昇すると、本警報を行う(本警報装置を動作させる)。また、第2所定時間経過後に、本警報を行う。また、本警報を行う場合には、その旨を法規に応じて、警察等の政府期間、あるいは車両の所有者等の登録されているユーザのスマートフォンに連絡する。なお、生体センサは、周知のように、例えば車内に電波を照射し、その反射波で受けた生体の微細な呼吸や脈波の動きを採ることで生体を検知する。
(車両制御システム1の構成)
図2は、本実施形態の車両制御システム1のハードウェアの構成を示すブロック図である。図2に示すように、車両制御システム1は、車内監視ユニットおよびボディコントロールユニットを備えている。これら車内監視ユニットおよびボディコントロールユニットは、車内LANにて接続されている。
車内監視ユニットには、不揮発性メモリ、時計、温度センサ、ドアロック/アンロックスイッチ、パーキングブレーキスイッチ、シートベルトスイッチおよび生体センサが接続されている。
ボディコントロールユニットには、本警報を行う警報装置および警告アラーム装置が接続されている。
また、車内監視ユニットおよびボディコントロールユニットには、ゲートウェイを介して車外通信装置が接続されている。
図3は、図2に示した車両制御システム1の機能的構成を示すブロック図である。図3に示す制御部51は、図2に示した車内監視ユニットおよびボディコントロールユニットとしての機能を有する。なお、制御部51に代えて、車内監視ユニットとしての機能を有する第1制御部、およびボディコントロールユニットとしての機能を有する第2制御部を備えていてもよい。
図3に示すように、車両制御システム1は、車両制御装置11、温度センサ21、生体センサ22、車両ドアロック/アンロックスイッチ23、車両ドア開閉スイッチ24、パーキングブレーキスイッチ25、時計26、不揮発性メモリ(第1不揮発性メモリ)27、置き去り本警報装置61および置き去り警告アラーム装置62を備えている。置き去り本警報装置61は、ホーン等からなり、例えば車両のルーフに設けられており、大音量での警報が可能である。置き去り警告アラーム装置62は、例えば車両の内部に設けられたセキュリティアラームであり、置き去り本警報装置61よりも小音量の警告音を発することができる。なお、パーキングブレーキスイッチ25はこれに代えて例えばシートベルトスイッチなど、車両の乗員が降車の際に行う動作を検出するものであればよい。
車両制御装置11は、制御部51、車室内温度検出部31、生体検出部(置き去り状態検知部)32、車両ドア情報入力部(置き去り状態検知部)33、降車意思検出部34、時刻検出部35、パラメータ取得部(法規情報取得部)36、置き去り警報出力部41、通信制御部42および置き去り警告出力部43を備えている。
車室内温度検出部31は、温度センサ21の検出温度を制御部51へ通知する。生体検出部32は、生体センサ22が検出する車室内での生体の有無を制御部51へ通知する。車両ドア情報入力部33は、車両ドアロック/アンロックスイッチ23から得られる、車両ドアがロック状態であるかアンロック状態であるかの情報、および車両ドア開閉スイッチ24から得られる車両ドアが閉状態であるか開状態であるかの情報を制御部51へ通知する。降車意思検出部34は、パーキングブレーキスイッチ25がオンの状態を車両の乗員の降車意思有として制御部51に通知する。時刻検出部35は、時計26から得られる時刻情報を制御部51へ通知する。パラメータ取得部36は、不揮発性メモリ27から得られる情報を読み込んで制御部51へ通知する。
本実施形態において、生体検出部32および車両ドア情報入力部33は、置き去り状態検知部を構成している。置き去り状態検知部が置き去り状態を検知した状態は、生体検出部32が、生体センサ22の検出結果により車室内での生体有とし、かつ車両ドア情報入力部33が、車両ドアロック/アンロックスイッチ23から車両ドアがロック状態であるという情報を得た状態である。また、降車意思の有無の判定は、一例として示したパーキングブレーキスイッチ25のオンオフに限定されず、例えばシートベルトスイッチのオフオンやエンジンのオフオンにより行ってもよい。
ここで、不揮発性メモリ27には、車両の出荷先の国や地域に応じた法規情報として、置き去り検知パラメータ、並びに置き去り状態検知動作および警報動作についての制御内容が書き込まれている。置き去り検知パラメータは、置き去りに関する法規に基づいて設定された、危険温度判定しきい値、警告アラーム開始時間、本警報開始時間、警報通報先等の法規情報を含んでいる。また、車両の出荷先の国や地域に応じた置き去り状態検知動作および警報動作についての制御内容は、制御内容の一部として、例えば生体の検知開始タイミングや警報の仕方等を含んでいる。
図4は、置き去り検知パラメータの国ごとの例を示す説明図である。図4に示すように、A国では、危険温度しきい値が21℃以上、10℃以下であり、警告アラーム開始時間が車両の施錠から3分後であり、本警報時の外部通報先が警察等の行政期間となっている。また、B国では、危険温度しきい値が28℃以上、10℃以下であり、警告アラーム開始時間が車両の施錠から10分後であり、本警報時の外部通報先が運転者のスマートフォンである。
(車両制御システム1の動作)
上記の構成において、車両制御システム1の動作について説明する。図5は、図3に示した車両制御システム1の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、制御部51は、降車意思検出部34が乗員の降車意思有の状態を検出し(S11)、車両ドア情報入力部33からドアの施錠を通知されると(S12)、車内の生体検知を開始する(S13)。なお、S11での降車意思有無の判定は、車内生体検知開始への移行を円滑に行うための予備的な動作であり、必須のものではない。また、本実施形態では、例えばパーキングブレーキスイッチ25がオンの状態を乗員の降車意思有としている。しかしながら、降車意思の有無は、これに代えて、生体センサ22の常時生体検知の結果(例えば車外へ生体の移動の有無)により判定するようにしてもよい。
次に、パラメータ取得部36は、不揮発性メモリ27から置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作についての制御内容を取得し、その内容を制御部51へ通知する(S14)。
制御部51は、生体検出部32から車内での生体の検知を通知されると(S15)、置き去り状態検知動作についての制御内容および置き去り検知パラメータに基づき、置き去り危険状態かどうかを判定する(S16)。置き去り危険状態とは、車室内温度検出部31から通知される車内の温度が上限の危険温度しきい値以上(A国では21℃以上)または下限の危険温度しきい値以下(A国では10℃以下)の状態である。あるいは、S12での施錠からの経過時間(時刻検出部35から通知)が例えば30分や1時間など、人が車内に長時間放置された状態である。
制御部51は、S16にて置き去り危険状態と判定すると、警報動作についての制御内容に基づき、置き去り警報出力部41により置き去り本警報装置61を動作させる(S19)。これにより、大音量の本警報が行われる。また、置き去り検知パラメータ(あるいは警報動作についての制御内容)の指定に応じて、外部通報要である場合には(S20)、指定先である警察等の行政期間、または予め登録済の運転者のスマートフォンに、置き去り危険状態である旨を通報する(S21)。その後、S22の動作へ進む。また、S15にて、生体検出部32から車内での生体の検知の通知がない場合、およびS20にて外部通報が不要な場合にもS22へ進む。
また、制御部51は、S16にて置き去り危険状態でなければ、警告アラーム開始時間に達したかどうか判定し(S17)、警告アラーム開始時間に達していれば、置き去り警告出力部43により置き去り警告アラーム装置62を動作させる(S19)。これにより、小音量の警告アラームが行われる。その後、S22の動作へ進む。また、S17にて、警告アラーム開始時間に達していない場合にもS22へ進む。
次に、制御部51は、S22にて車両ドア情報入力部33からドア開が通知されなければ、S15へ戻って、それ以降の動作を繰り返す。一方、S22にて車両ドア情報入力部33からドア開が通知されると、車内の生体検知を終了し(S23)、また、警報警告動作(本警報および警告アラーム)を終了する(S24)。
なお、例えば幼児の虐待について敏感な国では、幼児を置き去りすることが虐待になる。このため、そのような国では、車内に幼児が取り残されていれている場合、第三者がそれを見つけた場合、窓を割って幼児を助け出す行為が法律上許される(認められている)こともある。そこで、車両制御システム1は、S20での警察への通報だけでなく、ドアがロック状態であればドアロックを解除するように制御内容を変更してもよい。さらに、置き去り状態を本警報(ホーン等)にて車両の周囲にいる第三者に知らせる制御を行い、幼児を救助できるようにしてもよい。
一方、犯罪が多い国では、ドアロックを解除すると幼児を連れ去る第三者がいることも考えられる。そこで、このような国では、車両制御システム1は、ドアロックの解除の代わりに、空調等を自動で制御するよう制御内容を変更し、車内が幼児にとって危険ではない空間に変える制御を行うようにしてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(車両制御システム2の構成)
図6は、本実施形態の車両制御システム2のハードウェアの構成を示すブロック図である。車両制御システム2は、車外通信装置がデータセンタと通信することにより、データセンタから置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作についての制御内容を取得する。車両制御システム2は、この点が車両制御システム1とは異なる。また、車両制御システム2は、カーナビゲーションシステムを備え、GPS(Global Positioning System)を利用して車両の位置情報を取得する。さらに、車両制御システム2は、車内の乗員が所持するスマートフォンと通信する車内通信装置を備えている。その他の構成は、図2に示した車両制御システム1と同様である。
図7は、図6に示した車両制御システム2の機能的構成を示すブロック図である。図7に示すように、車両制御システム2は、図3に示した車両制御装置11に代えて、車両制御装置12を備えている。車両制御装置12は、図3に示したパラメータ取得部36に代えてパラメータ取得部44を備え、さらに位置情報取得部45を備えている。
位置情報取得部45は、例えばカーナビゲーションシステムであり、GPS機能を利用して車両の位置情報を取得し、制御部51に通知する。なお、位置情報取得部45は、乗員が所持するスマートフォンであってもよい。パラメータ取得部(法規情報取得部)44は、通信制御部42を介して外部のデータセンタ46と通信し、データセンタ46に上記位置情報を提示して、車両が存在する国や地域の置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作についての制御内容を取得する。取得した置き去り検知パラメータ並びに上記制御内容は、書き替え可能な不揮発性メモリ(第2不揮発性メモリ)48に記憶させる。その他の構成は、図3に示した車両制御システム1と同様である。
(車両制御システム2の動作)
上記の構成において、車両制御システム2の動作について説明する。図8は、図7に示した車両制御システム2の動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、制御部51は、降車意思検出部34が乗員の降車意思有の状態を検出すると(S31)、位置情報取得部45によりGPS63から自車両の位置情報を取得させる(S32)。なお、自車両の位置情報は、車内通信装置(図6参照)が乗員のスマートフォンと通信することにより、スマートフォン経由にて取得してもよい。
次に、制御部51は、パラメータ取得部44に対して置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作についての制御内容の取得を指示する。パラメータ取得部44は、通信制御部42を介して外部のデータセンタ46と通信し、データセンタ46に自車両の位置情報を提示して(S33)、自車両が存在する国や地域の置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作についての制御内容を取得する(S34)。パラメータ取得部44は、取得した情報を制御部51へ送り、制御部51はその情報を不揮発性メモリ48に記憶させる。
一方、データセンサでは、車両制御システム2から位置情報を受領すると(S41)、位置情報が示す国や地域の法規に応じた置き去り検知に関する情報(置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作の制御内容)をデータベースに問い合わせ(S42)、車両制御システム2に対して送信する(S43)。
その後、車両制御システム2の制御部51は、車両ドア情報入力部33からドアの施錠を通知されると(S35)、車内の生体検知を開始する(S36)。その後のS15からS24までの動作は、図5に示したS15からS24までの動作と同一であるので、説明を省略する。なお、この場合の動作では、不揮発性メモリ48が記憶する置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作の制御内容を参照する。
なお、自車両が法規の異なる複数の国や地域を行き来する場合、それら各国や各地域に応じた置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作の制御内容を不揮発性メモリ48に蓄積しておき、それらを適宜参照するようにしてもよい。また、それら置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作の制御内容は、定期的にあるいは適宜更新するようにしてもよい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図9は、図8に示した車両制御システム2の他の動作を示すフローチャートである。図9に示すように、制御部51は、S32の動作の後に、S51の動作を行ってもよい。この場合、S32にて取得した位置情報が示す自車両の位置が、前回に取得した位置情報の位置から変化していない場合(S51)、制御部51は、前回に取得した置き去り検知パラメータ並びに置き去り状態検知動作および警報動作の制御内容を使用することができるので、S33およびS34の動作を行うことなく、S35の動作に進む。なお、自車両が地下駐車場に存在する場合等、一時的に位置情報を取得できない場合にも、上記の場合と同様に、S51においてYESとし、S35の動作に進むようにしてもよい。
なお、以上の実施形態では、置き去り検知パラメータが危険温度判定しきい値を含み、車室内温度によって置き去り危険状態かどうかを判定した。しかしながら、温度に代えて、温度と湿度とを組み合わせた暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)値にて置き去り危険状態かどうかを判定するようにしてもよい。図10には上記WBGT値の一例を示す。なお、WBGT値を使用する場合、図3に示した車両制御システム1、および図7に示した車両制御システム3は、それぞれ、温度センサ21に代えて温・湿度センサを備え、車室内温度検出部31に代えて車室内温・湿度検知部を備えることになる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,2 車両制御システム
27 不揮発性メモリ(第1不揮発性メモリ)
31 車室内温度検出部
32 生体検出部(置き去り状態検知部)
33 車両ドア情報入力部(置き去り状態検知部)
36,44 パラメータ取得部(法規情報取得部)
41 置き去り警報出力部(警報出力部)
45 位置情報取得部
46 データセンタ(外部装置)
48 不揮発性メモリ(第2不揮発性メモリ)
51 制御部
61 置き去り本警報装置
63 GPS

Claims (7)

  1. 自車両が存在する国または地域での置き去りに関する法規情報を取得する法規情報取得部と、
    車両内での生体の置き去り状態を検知する置き去り状態検知部と、
    前記置き去り状態に対する警報出力を行う警報出力部と、
    前記置き去り状態検知部が前記置き去り状態を検知したときに、前記法規情報に従って警報出力部を動作させる制御部とを備えている車両制御装置。
  2. 前記法規情報取得部は、前記法規情報を記録した第1不揮発性メモリから前記法規情報を取得する請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 自車両の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記法規情報取得部は、外部装置に自車両の前記位置情報を送信して、前記位置情報が示す国または地域の前記法規情報を前記外部装置から取得する請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 書き替え可能な第2不揮発性メモリを備え、
    前記制御部は、前記法規情報取得部が取得した前記法規情報を前記第2不揮発性メモリに記憶させ、前記位置情報取得部が取得した自車両の前記位置情報に変化がない場合に、前記第2不揮発性メモリが記憶している前記法規情報を使用して警報出力部を動作させる請求項3に記載の車両制御装置。
  5. 車室内温度検出部を備え、
    前記制御部は、前記置き去り状態検知部が前記置き去り状態を検知したときに、前記法規情報に従って、前記車室内温度検出部から通知される車室内温度が危険状態である場合に、警報出力部を動作させる請求項1から4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  6. 請求項2に記載の車両制御装置と、
    前記第1不揮発性メモリとを備えている車両制御システム。
  7. 請求項5に記載の車両制御装置と、
    前記車室内温度検出部と接続され、車室内の温度を検出する温度センサと、
    前記警報出力部の警報出力を受けて警報を発する警報装置とを備えている車両制御システム。
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