JP2020149192A - システム、情報処理装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが所望する機能に対応した画像形成装置を提示するシステム、情報処理装置、方法およびプログラムを提供すること。【解決手段】 複数の画像形成装置を含むシステムであって、印刷ジョブの設定情報と、ユーザによって印刷の実行が指示された第1の画像形成装置の機能情報とを照合して、印刷ジョブの実行の可否を判定する印刷可否判定部323と、印刷可否判定部323が第1の画像形成装置において印刷ジョブの実行が不可であると判定した場合に、当該印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置の配置を示す画像データを生成するマップ生成部324とを含む。【選択図】 図3
Description
本発明は、ロケーションフリー印刷を行うシステム、情報処理装置、方法およびプログラムに関する。
ユーザが印刷ジョブをサーバに送信し、任意の画像形成装置(MFP)から印刷を行う、「ロケーションフリー印刷」という印刷システムが実用化されている。ロケーションフリー印刷は、例えば、複数の画像形成装置を保有するオフィスや、外出先において業務を行う場合(いわゆる「テレワーク」)などで行われている。
ところで、ロケーションフリー印刷を行う場合、必ずしもユーザが所望する機能を有する画像形成装置を選択するとは限らない。例えば、ユーザが印刷物にステープル処理を行うことを所望している場合に、ステープル処理機能に対応していない画像形成装置で印刷しようとしても、適切に印刷することができない。
この点につき、特開2017−119417号公報(特許文献1)では、印刷に係る機能が制限される場合に、ユーザに対してその旨を通知し、印刷の続行または中止の選択を促す技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、ユーザは、機能が制限されたまま印刷を続行するか、または、印刷を中止するかを選択しなければならない。そのため、所望する機能を有する画像形成装置により印刷を行うことができないという問題があった。
本発明は、上記従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが所望する機能に対応した画像形成装置を提示するシステム、情報処理装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明によれば、複数の画像形成装置を含むシステムであって、
印刷ジョブの設定情報と、ユーザによって印刷の実行が指示された第1の画像形成装置の機能情報とを照合して、前記印刷ジョブの実行の可否を判定する判定手段と、
前記判定手段が前記第1の画像形成装置において前記印刷ジョブの実行が不可であると判定した場合に、当該印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置の配置を示す画像データを生成する生成手段と
を含む、システムが提供できる。
印刷ジョブの設定情報と、ユーザによって印刷の実行が指示された第1の画像形成装置の機能情報とを照合して、前記印刷ジョブの実行の可否を判定する判定手段と、
前記判定手段が前記第1の画像形成装置において前記印刷ジョブの実行が不可であると判定した場合に、当該印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置の配置を示す画像データを生成する生成手段と
を含む、システムが提供できる。
上述したように、本発明によれば、ユーザが所望する機能に対応した画像形成装置を提示するシステム、情報処理装置、方法およびプログラムが提供される。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜その説明を省略するものとする。
図1は、本発明の実施形態における印刷システム100のハードウェアの概略構成を示す図である。図1では、例として、クライアント端末110と、サーバ装置120と、画像形成装置130とが、インターネットやLANなどのネットワーク140を介して接続された環境を例示している。また、図1に示す印刷システム100には、一例として、3台の画像形成装置130が含まれている。なお、本実施形態の印刷システム100を構成する各装置の台数は、図1に示したものに限られず、印刷システム100に含まれる装置の台数に制限はない。また、各装置とネットワーク140とを接続する方法は、有線または無線のどちらでもよい。
クライアント端末110は、例えば、パーソナルコンピュータのような情報処理装置であって、ユーザが操作することによって、サーバ装置120に印刷ジョブを送信する。印刷ジョブは、印刷の対象となる画像データのほか、印刷に関する種々の設定データなどが含まれる。
サーバ装置120は、本実施形態の印刷システム100を管理する情報処理装置である。本実施形態のサーバ装置120は、いわゆるクラウドサーバとして機能し、クラウド上で印刷ジョブなどのデータを管理することができる。サーバ装置120は、クライアント端末110から受信した印刷ジョブを格納するとともに、ユーザが画像形成装置130にログインした場合には、当該ユーザに対応する印刷ジョブを画像形成装置130に送信する。
画像形成装置130は、コピー、スキャン、FAX送受信、ファイル転送などの種々の機能を有する多機能複合機である。本実施形態において画像形成装置130は、サーバ装置120から受信した印刷ジョブに基づいて処理を実行することで、印刷を行う。
次に、本実施形態の各装置のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態の印刷システム100を構成する各装置に含まれるハードウェア構成を示す図である。図2(a)は、クライアント端末110およびサーバ装置120のハードウェア構成の例を示しており、図2(b)は、画像形成装置130のハードウェア構成の例を示している。
図2(a)に示すように、本実施形態のクライアント端末110およびサーバ装置120は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、記憶装置204と、通信I/F205と、モニタ206と、入力装置207とを含んで構成され、各ハードウェアはバスを介して接続されている。
CPU201は、各装置の動作を制御するプログラムを実行し、所定の処理を行う装置である。RAM202は、CPU201が実行するプログラムの実行空間を提供するための揮発性の記憶装置であり、プログラムやデータの格納用、展開用として使用される。ROM203は、CPU201が実行するプログラムやファームウェアなどを記憶するための不揮発性の記憶装置である。
記憶装置204は、各装置を機能させるOSや各種アプリケーション、設定情報、各種データなどを記憶する、読み書き可能な不揮発性の記憶装置である。記憶装置204の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などが挙げられる。
通信I/F205は、各装置とネットワーク140とを接続し、ネットワーク140を介して、他の装置との通信を可能にする。ネットワーク140を介した通信は、有線通信または無線通信のいずれであってもよく、TCP/IPなどの所定の通信プロトコルを使用し、各種データを送受信できる。
モニタ206は、各種データや各装置の状態などを、ユーザに対して表示する装置であり、例として、LCD(Liquid Crystal Display)などが挙げられる。入力装置207は、ユーザが各種装置を操作するための装置であり、例として、キーボード、マウスなどが挙げられる。なお、モニタ206と入力装置207は、それぞれ別個の装置であってもよいし、タッチパネルディスプレイのような両方の機能を備えるものであってもよい。また、サーバ装置120は、モニタ206や入力装置207を含まない構成であってもよい。
次に、画像形成装置130のハードウェア構成について説明する。図2(b)に示すように、本実施形態の画像形成装置130は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、記憶装置204と、通信I/F205と、モニタ206と、入力装置207と、プリンタ装置208と、スキャナ装置209とを含んで構成され、各ハードウェアはバスを介して接続されている。なお、画像形成装置130に含まれるCPU201、RAM202、ROM203、記憶装置204、通信I/F205、モニタ206、入力装置207は、図2(a)のクライアント端末110およびサーバ装置120に含まれるハードウェアに対応する構成であるため、詳細な説明は省略する。
プリンタ装置208は、レーザ方式やインクジェット方式などによって、用紙に画像を形成する構成の装置である。また、プリンタ装置208は、画像を形成した用紙にステープルやパンチングなどのフィニッシャ処理を行うことができる。スキャナ装置209は、印刷物の画像を読み取り、データ化する構成の装置である。例えば画像形成装置130は、スキャナ装置209とプリンタ装置208の協働により、印刷物のコピーを行うことができる。また、例えば画像形成装置130は、通信I/F205と、スキャナ装置209またはプリンタ装置208との協働により、FAX機能を実現することができる。
以上、本実施形態の各装置に含まれるハードウェア構成について説明した。次に、本実施形態における各ハードウェアによって実行される機能手段について、図3を以て説明する。図3は、本実施形態の印刷システム100に含まれるソフトウェアブロック図である。
クライアント端末110は、OS(Operating System)311と、プリンタドライバ312と、アプリケーション313がインストールされている。OS311は、各種ドライバ、ハードウェア、プロセスなどの制御、管理を行うことで、クライアント端末110を機能させる。
プリンタドライバ312は、印刷対象となる画像データを所定のプロトコルによってサーバ装置120に送信する。また、プリンタドライバ312は、印刷に関する種々の設定を行うことができる。例えば、プリンタドライバ312は、印刷する部数、用紙サイズ、フィニッシャ処理の有無などを設定することができる。なお、プリンタドライバ312は、印刷ジョブを送信する際に、ユーザを識別する情報を併せて送信することができる。
アプリケーション313は、特定の処理を行い、種々の機能を実行するソフトウェアである。アプリケーション313は、一例として、印刷物を作成するソフトウェアとして、文書作成ソフトが挙げられる。また、後述する他の実施形態においては、アプリケーション313は、サーバ装置120と連携し、印刷に関する通知を行うソフトウェアとすることができる。
サーバ装置120は、印刷ジョブ受付部321と、ユーザ認証部322と、印刷可否判定部323と、印刷ジョブリスト作成部324と、マップ生成部325と、印刷ジョブ記憶部326と、機器情報記憶部327とを含む。以下にサーバ装置120に含まれる各機能手段の詳細について説明するが、印刷ジョブ記憶部326と、機器情報記憶部327の説明においては、適宜図4を参照するものとする。図4は、本実施形態の各記憶部に格納されるテーブルの例を示す図である。
印刷ジョブ受付部321は、クライアント端末110が送信する印刷ジョブの入力を受け付ける手段である。受け付けた印刷ジョブは、ユーザ識別情報と紐づけられて印刷ジョブ記憶部326に格納される。
ユーザ認証部322は、画像形成装置130にログインしたユーザの認証を行う手段である。ユーザ認証部322がユーザを認証することで、当該ユーザに関連する印刷ジョブを照合することができる。これによって、本実施形態の印刷システム100は、ロケーションフリー印刷を行うことができる。なお、ユーザの認証情報には、ユーザを識別する情報、ユーザの連絡先情報、ユーザが実行できる権限の情報などを含むことができる。
印刷可否判定部323は、各印刷ジョブを解析し、ユーザのログインのあった画像形成装置130の機器情報と照合することで、当該画像形成装置で印刷ジョブの実行が可能であるか否かを判定する手段である。なお、以下の説明では、ユーザがログインした画像形成装置130を便宜的に「ロケーションフリー機器」として参照するものとする。印刷可否判定部323は、ロケーションフリー機器で実行できないと判定された印刷ジョブがある場合には、ロケーションフリー機器以外の画像形成装置130の機器情報を参照して、当該印刷ジョブの実行が可能であるか否かを判定することができる。
印刷ジョブリスト作成部324は、ロケーションフリー機器にログインしたユーザに関連する印刷ジョブの一覧をリストとして作成する手段である。印刷ジョブリスト作成部324は、作成した印刷ジョブリストを画像形成装置130に送信する。印刷ジョブリストには、印刷可否判定部323が判定した印刷ジョブの実行の可否を示すフラグを含めることができる。また、印刷ジョブリスト作成部324は、ロケーションフリー機器の機能に対応していない印刷ジョブについて、当該印刷ジョブを実行することができる画像形成装置130の情報を含めて、印刷ジョブリストを作成することができる。
マップ生成部325は、印刷システム100に含まれる画像形成装置130が設置されている位置を示すマップ(以下、「機器配置マップ」として参照する)の画像データを生成する手段である。マップ生成部325は、ユーザの現在地を示すアイコンや、印刷ジョブに対応した機能を有する画像形成装置を示すアイコンなどを機器配置マップに重畳して生成することができる。生成されたマップデータは、画像形成装置130に送信される。
印刷ジョブ記憶部326は、印刷ジョブを格納する手段であり、一例として図4(a)に示す構成のテーブルとすることができる。図4(a)に示すように、印刷ジョブ記憶部326には、印刷ジョブを識別する番号、ユーザ識別情報、印刷ジョブ名称、カラー/モノクロ印刷の設定、両面/片面印刷の設定、ステープルやパンチなどフィニッシャ処理の有無、用紙サイズ、用紙種類、印刷する部数などを対応付けて格納することができる。
機器情報記憶部327は、印刷システム100に含まれる画像形成装置の機器情報を格納する手段であり、一例として図4(b)に示す構成のテーブルとすることができる。図4(b)に示すように、機器情報記憶部327には、画像形成装置130の機器名、印刷システム100のネットワーク140におけるIPアドレス、電源状態、対応可能な印刷機能の情報、設置されている位置を示す情報などを対応付けて格納することができる。なお、サーバ装置120は、定期的に各画像形成装置と通信し、機器情報記憶部327の情報を更新することができる。例えば、一定時間ごとに画像形成装置130と通信することで、機器情報記憶部327の電源状態の項目を更新することができる。
画像形成装置130の設置位置は、印刷システム100の管理者が設定することができ、一例として、フロア内の座標として表現することができる。また、設置位置情報は、IPアドレスから特定してもよく、例えば、印刷システム100のネットワークに割り当てられたIPアドレスと位置情報をあらかじめ対応付けておき、サーバ装置120が画像形成装置130と通信する際のIPアドレスに基づいて取得した位置情報を設置位置として登録してもよい。
画像形成装置130は、ログイン受付部331と、通信部332と、表示部333と、印刷部334とを含む。以下に画像形成装置130に含まれる各機能手段の詳細について説明する。
ログイン受付部331は、印刷システム100へのユーザのログインを受け付ける手段である。ユーザは、任意の画像形成装置130から印刷システム100にログインすることによって、ロケーションフリー印刷を行うことができる。なお、ログイン受付部331の態様は特に限定されないが、一例として、ICカードリーダとすることができる。例えばユーザが、所有するICカードを画像形成装置130が備えるICカードリーダにかざすことで、ICカードリーダは、ICカードに記録されているユーザの情報を読み取り、ログイン受付部331は、ユーザのログインを受け付けることができる。
通信部332は、ネットワーク140を介して印刷システム100を構成する他の装置と通信することで、データの送受信を行う手段である。通信部332は、例えば、ログイン受付部331が受け付けたユーザのログイン情報をサーバ装置120に送信することができる。また、通信部332は、サーバ装置120から、印刷ジョブリストや、印刷ジョブ、マップデータなどを受信することができる。
表示部333は、モニタ206を制御し、種々の画像を表示することで、ユーザに対して情報を提示する手段である。表示部333は、例えば、印刷ジョブリストの情報や、マップデータに基づく画像を、モニタ206上に表示することができる。
印刷部334は、印刷ジョブに基づいてプリンタ装置208を制御し、紙面上に画像を形成することで印刷を行う手段である。また、印刷部334は、画像を形成した用紙にフィニッシャ処理を行うことができる。
なお、上述したソフトウェアブロックは、各装置のCPU201が本実施形態のプログラムを実行することで、各ハードウェアを機能させることにより、実現される機能手段に相当する。また、各実施形態に示した機能手段は、全部がソフトウェア的に実現されても良いし、その一部または全部を同等の機能を提供するハードウェアとして実装することもできる。
さらに、上述した各機能手段は、必ずしも全てが図3に示すような構成で含まれていなくてもよい。例えば、各機能手段は、複数の装置の協働によって実現されてもよい。
以下では、上述した各機能手段が実行する具体的な処理について、図5を以て説明する。図5は、本実施形態の印刷システム100が実行する処理を示すフローチャートである。
本実施形態の印刷システム100は、ステップS1000から処理を開始する。ステップS1001では、印刷ジョブ受付部321はクライアント端末110から印刷ジョブの入力を受け付ける。印刷ジョブ受付部321は、ステップS1002において、入力された印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部326に格納する。なお、印刷ジョブ受付部321は、印刷ジョブを入力したユーザの識別情報と関連付けて、印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部326に格納する。
その後、ユーザがロケーションフリー印刷を行うべく、画像形成装置130にログインした否かによって処理を分岐する。例えば、ログイン受付部331がユーザのログインを受け付けた場合には(ステップS1003、YES)、印刷システム100は、ステップS1003の処理に進む。一方で、ユーザが画像形成装置130にログインしていない場合には(ステップS1003、NO)、印刷システム100は、ステップS1001の処理に戻り、ユーザのログインがあるまで、印刷ジョブの受け付けを行い、ログインを待機する。
ステップS1004では、ユーザ認証部322は、画像形成装置130にログインしたユーザの認証を行う。その後、ステップS1005では、印刷ジョブリスト作成部324は、ログインしたユーザが投入した印刷ジョブのジョブリストを作成する。ここで、ジョブリストを作成する処理の詳細について、図6を以て説明する。図6は、本実施形態の印刷ジョブリスト作成部324がジョブリストを作成する処理を示すフローチャートである。
印刷ジョブリスト作成部324は、ステップS2000から処理を開始する。次に、印刷ジョブリスト作成部324は、ステップS2001において、印刷ジョブ記憶部326を参照して、ロケーションフリー機器にログインしたユーザに関連する印刷ジョブを抽出する。
その後、印刷ジョブリスト作成部324は、ステップS2002においてn=1と設定し、ステップS2003において、抽出した印刷ジョブのうちn番目の印刷ジョブについて実行可能であるか否かを判定する。ステップS2003では、印刷ジョブリスト作成部324は、機器情報記憶部327の機能情報を参照し、ロケーションフリー機器が印刷ジョブに関する種々の設定に対応しているか否かによって判定を行う。例えば、印刷ジョブのフィニッシャ処理にステープルが設定されているが、ロケーションフリー機器にステープル機能がない場合には、印刷ジョブが実行不可であると判定する。
ステップS2003において印刷ジョブが実行可能であると判定した場合には(YES)、ステップS2004に進む。ステップS2004では、n番目の印刷ジョブは、ロケーションフリー機器で実行が可能であるとして印刷ジョブに対応付けて、印刷ジョブリストに登録する。
ステップS2003において印刷ジョブが実行不可であると判定した場合には(NO)、ステップS2005に進む。ステップS2005では、印刷ジョブリスト作成部324は機器情報記憶部327の機能情報を参照し、n番目の印刷ジョブに対応可能な画像形成装置130を検索する。その後、ステップS2006では、ステップS2005における検索結果に基づいて、対応可能な画像形成装置130で実行可能であるとして印刷ジョブに対応付けて、印刷ジョブリストに登録する。例えば、印刷ジョブリスト作成部324は、機器情報記憶部327に記憶されている画像形成装置130のうち、電源状態がオンであって、印刷ジョブに対応した機能を有する画像形成装置130を、印刷ジョブリストに登録する。
ステップS2004またはS2006の後、印刷ジョブリスト作成部324は、ステップS2007に進む。ステップS2007では、印刷ジョブリスト作成部324は、ログインしたユーザに係る全ての印刷ジョブについて、処理をしたか否かを判定する。全ての印刷ジョブが処理された場合には(YES)、ステップS2009に進む。ステップS2009では、印刷ジョブリスト作成部324は、処理を終了する。
全ての印刷ジョブが処理されていない場合には(NO)、ステップS2008に進む。ステップS2008では、nの値を1だけインクリメントする。その後、印刷ジョブリスト作成部324は、ステップS2003の処理に戻り、上記の各処理を、全ての印刷ジョブについて完了するまで繰り返す。
図6に示したフローチャートの処理を行うことによって、印刷ジョブリスト作成部324は、ログインしたユーザに関連する印刷ジョブリストを作成することができる。印刷ジョブリストは、例えば、図7に示す形式のリストとすることができる。図7は、本実施形態の印刷ジョブリストの例を示す図である。
図7に示すように、印刷ジョブリストは、各印刷ジョブの内容と、ロケーションフリー機器での印刷可否情報と、印刷不可の場合における対応可能機器情報とが対応付けられて、構成されている。
説明を図5に戻す。ステップS1005において、印刷ジョブリスト作成部324が、図6の処理を行い、印刷ジョブリストを作成した後、ステップS1006の処理に進む。なお、印刷ジョブリスト作成部324は、作成した印刷ジョブリストを、ロケーションフリー機器に送信する。ステップS1006では、ロケーションフリー機器の表示部333は、モニタ206上に印刷ジョブリストを表示する。ステップS1006において表示される画面の例を図8に示す。図8は、本実施形態の画像形成装置130に表示されるジョブリスト一覧画面の例を示す図である。なお、図8では、図7に示した印刷ジョブリストを表示した例を示している。
印刷ジョブリストは、例えば、図8(a)に示すように表示される。図8(a)の例では、No.1やNo.2のようなロケーションフリー機器において実行可能な印刷ジョブは、選択可能に表示されている。一方で、No.3やNo.4のようなロケーションフリー機器で実行できない印刷ジョブは、グレーアウト表示し、併せて「印刷可能な機器を表示する」という選択ボタンを表示している。
また別の例として、印刷ジョブリストは、図8(b)に示すように表示することができる。図8(b)の例では、No.1〜4の印刷ジョブについて選択可能に表示した上で、ロケーションフリー機器で実行できない印刷ジョブには、印刷できない旨や他の機器を案内する旨の注意書きを表示する。
ユーザは、図8に示されるような画面から、実行したい印刷ジョブを選択することができる。
説明を図5に戻す。ステップS1006において、図8に示したような画面が表示されると、ユーザは所望の印刷ジョブを選択する。ステップS1007では、ユーザが選択した印刷ジョブが、ロケーションフリー機器で印刷可能であるか否かによって処理を分岐する。印刷可能な機器が選択された場合には(YES)、ステップS1010に進む。ステップS1010では、画像形成装置130の印刷部334は、選択された印刷ジョブを実行する。その後、画像形成装置130は、ステップS1011において処理を終了する。
ステップS1007において、ロケーションフリー機器で印刷できない印刷ジョブが選択された場合には(NO)、ステップS1008に進む。ステップS1008では、マップ生成部325が、機器配置マップを生成する。マップ生成部325は、機器情報記憶部327に記憶されている各画像形成装置の位置情報に基づいて、機器配置マップを生成する。生成された機器配置マップの画像データは、ロケーションフリー機器に送信される。
ステップS1009では、ロケーションフリー機器の表示部333は、モニタ206上に機器配置マップを表示する。ここで、本実施形態において表示される機器配置マップの例について、図9を以て説明する。図9は、本実施形態における機器配置マップを表示する例を示す図である。
機器配置マップの一例は、図9に示すように、印刷システム100の画像形成装置130が配置されているフロアの平面図とすることができる。機器配置マップには、ロケーションフリー機器の位置に対応するユーザの現在地や、印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置130などを示すアイコンを重畳して表示することができる。また、マップ生成部325は、印刷ジョブの実行が可能な全ての画像形成装置130を機器配置マップに表示してもよいし、各装置の位置情報に基づいて、ロケーションフリー機器から最も近い場所にある装置を抽出して、機器配置マップに表示してもよい。
ユーザは、図9に示されるような機器配置マップを見ることで、所望の印刷ジョブを実行可能な画像形成装置130の位置を把握することができる。なお、図9では、1つのフロア内の機器配置マップを表示する例を示したが、特に実施形態を限定するものではなく、画像形成装置130を含む印刷システム100の規模に応じた種々の機器配置マップを表示することができる。例えば、建物内の他のフロアに配置されている場合には、複数のフロアに渡って配置されている画像形成装置130が示されるようにして、機器配置マップを表示してもよい。また、テレワークに代表されるような広範な印刷システム100の場合には、各拠点に設置される画像形成装置130が示されるようにして、機器配置マップを生成してもよい。
説明を図5に戻す。ステップS1009において、機器配置マップを表示したあと、印刷システム100は、ステップS1011において処理を終了する。上述した処理によって、印刷システム100は、ユーザが所望する機能に対応した画像形成装置130の位置を提示することができる。
ここまで説明した実施形態では、ユーザがログインしたロケーションフリー機器に機器配置マップを表示する例を示したが、実施形態を限定するものではない。以下では、図10および図11を以て、上述した実施形態以外の方法で、機器配置マップをユーザに提示する方法について説明する。図10は、他の実施形態における機器配置マップを表示する例を示す図である。
図10に示す実施形態では、印刷システム100は、ユーザに対してメールを送信する。当該メールには、図10(a)に示すように、機器配置マップを表示するウェブページのアドレスが記載されている。メールを受信したユーザは、アドレスからリンクを開くことで、図10(b)に示すように、ブラウザ上に機器配置マップが表示される。なお、メールの送信先を特定する方法の例としては、画像形成装置130にログインする際のICカードにあらかじめユーザのメールアドレスを登録しておき、ユーザのログイン時に読み取る方法や、印刷システム100にユーザのメールアドレスを登録しておく方法とすることができる。
なお、図10では、ウェブページのアドレスが記載されたメールを送信する例を示したが、例えば、機器配置マップをメールに添付して送信する実施形態であってもよい。また、メールの送信先は、特に限定されないが、ユーザが普段使用しているクライアント端末110であってもよいし、ユーザが携行する携帯電話やスマートホン端末などであってもよい。
また、図11は、他の実施形態におけるクライアント端末110の画面の表示の例を示す図である。例えば他の実施形態では、クライアント端末110に印刷システム100の機能と連携するアプリケーション313をインストールしておき、図11に示すようなメッセージをクライアント端末110のモニタ206にポップアップさせる。そして、表示を見たユーザが当該ポップアップ部分をクリックすると、アプリケーション313は、機器配置マップを表示する画面に遷移する。
なお、アプリケーション313がユーザにメッセージを通知するタイミングは、ユーザが画像形成装置130にログインしたことを契機として通知してもよいし、ユーザが印刷ジョブを投入したことを契機として通知することとしてもよい。
以上、説明した本発明の実施形態によれば、ユーザが所望する機能に対応した画像形成装置を提示するシステム、情報処理装置、方法およびプログラムを提供することができる。
上述した本発明の実施形態の各機能は、C、C++、C#、Java(登録商標)等で記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、本実施形態のプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、DVD、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROM等の装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…印刷システム、110…クライアント端末、120…サーバ装置、130…画像形成装置、140…ネットワーク、201…CPU、202…RAM、203…ROM、204…記憶装置、205…通信I/F、206…モニタ、207…入力装置、208…プリンタ装置、209…スキャナ装置、311…OS、312…プリンタドライバ、313…アプリケーション、321…印刷ジョブ受付部、322…ユーザ認証部、323…印刷可否判定部、324…印刷ジョブリスト作成部、325…マップ生成部、326…印刷ジョブ記憶部、327…機器情報記憶部、331…ログイン受付部、332…通信部、333…表示部、334…印刷部
Claims (10)
- 複数の画像形成装置を含むシステムであって、
印刷ジョブの設定情報と、ユーザによって印刷の実行が指示された第1の画像形成装置の機能情報とを照合して、前記印刷ジョブの実行の可否を判定する判定手段と、
前記判定手段が前記第1の画像形成装置において前記印刷ジョブの実行が不可であると判定した場合に、当該印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置の配置を示す画像データを生成する生成手段と
を含む、システム。 - 前記判定手段が判定した結果に基づく前記印刷ジョブのリストを生成する手段と、
前記リストを表示する表示手段と
を含む、請求項1に記載のシステム。 - 前記表示手段は、実行が不可であると判定された印刷ジョブが選択できないように前記リストを表示することを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
- 前記生成手段は、前記印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置のうち、前記第1の画像形成装置から最も近いものを抽出して、前記画像データを生成することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記生成手段が生成した前記画像データを、前記ユーザが使用する端末に通知する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記通知は、前記ユーザに対して送信されるメールであることを特徴とする、請求項5に記載のシステム。
- 前記メールは、前記生成手段が生成した前記画像データを表示するウェブページのアドレスを含むことを特徴とする、請求項6に記載のシステム。
- 複数の画像形成装置を管理する情報処理装置であって、
印刷ジョブの設定情報と、ユーザによって印刷の実行が指示された第1の画像形成装置の機能情報とを照合して、前記印刷ジョブの実行の可否を判定する判定手段と、
前記判定手段が前記第1の画像形成装置において前記印刷ジョブの実行が不可であると判定した場合に、当該印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置の配置を示す画像データを生成する生成手段と
を含む、情報処理装置。 - 複数の画像形成装置を含むシステムが実行する方法であって、
印刷ジョブの設定情報と、ユーザによって印刷の実行が指示された第1の画像形成装置の機能情報とを照合して、前記印刷ジョブの実行の可否を判定するステップと、
前記判定するステップで前記第1の画像形成装置において前記印刷ジョブの実行が不可であると判定した場合に、当該印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置の配置を示す画像データを生成するステップと、
前記画像データをユーザに提示するステップと
を含む、方法。 - 複数の画像形成装置を管理する情報処理装置が実行するプログラムであって、前記情報処理装置を、
印刷ジョブの設定情報と、ユーザによって印刷の実行が指示された第1の画像形成装置の機能情報とを照合して、前記印刷ジョブの実行の可否を判定する判定手段、
前記判定手段が前記第1の画像形成装置において前記印刷ジョブの実行が不可であると判定した場合に、当該印刷ジョブの実行が可能な画像形成装置の配置を示す画像データを生成する生成手段
として機能させる、プログラム。
Priority Applications (1)
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JP2019044640A JP2020149192A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | システム、情報処理装置、方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019044640A JP2020149192A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | システム、情報処理装置、方法およびプログラム |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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-
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- 2019-03-12 JP JP2019044640A patent/JP2020149192A/ja not_active Withdrawn
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