JP2020148866A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の臭気センサーを設けなくても装置内の複数の箇所における臭気を検知できるようにすることを目的とする。【解決手段】複合機100は、排気ダクト31と、排気ダクト31に接続された第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44と、第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44から排気ダクト31へと流れる気流を発生させるファン32と、排気ダクト31に設けられ、気流に含まれる臭気を検知する臭気センサー33と、臭気センサー33により検知された臭気に関する情報を出力する制御部34と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、筐体内の臭気を検知する画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置に過昇温が発生した場合の安全性を高める技術が検討されている。例えば、特許文献1では、定着温度を検出する温度センサーと、温度センサーによって検出された定着温度に基づいて、定着温度が上がり過ぎた第1過昇状態であると判定した場合に、定着ヒーターへの電源供給を遮断する異常時制御を実行する過昇判定部と、定着装置の臭気レベルを検出する臭気センサーとを具備し、過昇判定部は、臭気センサーによって検出された臭気レベルが予め設定された閾臭気レベル以上になると、定着温度に拘わらず異常時制御を実行することが提案されている。
特開2017−211577号公報
しかし、特許文献1に記載された構成では、定着装置以外の箇所で発生した臭気を検知することができない。定着装置以外の箇所にも臭気センサーを設けると、コストの上昇を招いてしまう。
本発明は、上記事情を考慮し、複数の臭気センサーを設けなくても装置内の複数の箇所における臭気を検知することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、排気ダクトと、前記排気ダクトに接続された複数の誘導ダクトと、前記複数の誘導ダクトから前記排気ダクトへと流れる気流を発生させるファンと、前記排気ダクトに設けられ、前記気流に含まれる臭気を検知する臭気センサーと、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置において、前記臭気センサーにより検知された臭気に関する情報を出力する制御部を備えてもよい。
本発明に係る画像形成装置において、前記複数の誘導ダクトの各々の気流を遮断する複数のシャッターを備え、前記制御部は、前記複数のシャッターを選択的に開閉することで前記臭気の発生源を特定し、特定された前記発生源を示す情報を出力するように構成されてもよい。
本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、特定された前記発生源に対して予め定められた異常時制御を行うように構成されてもよい。
本発明に係る画像形成装置において、前記臭気センサーは、成分の異なる複数の臭気を検知し、前記制御部は、前記複数の臭気を検知した順番を示す情報を出力するように構成されてもよい。
本発明に係る画像形成装置において、前記複数の誘導ダクトの各々の気流を遮断する複数のシャッターを備え、前記臭気センサーは、成分の異なる複数の臭気を検知し、
前記制御部は、最初に臭気を検知してから予め定められた時間内における前記複数の臭気を検知した順番を示す情報を出力し、その後、前記複数のシャッターを選択的に開閉することで前記臭気の発生源を特定し、特定された前記発生源を示す情報を出力するように構成されてもよい。
本発明によれば、複数の臭気センサーを設けなくても装置内の複数の箇所における臭気を検知することができる。
本発明の一実施形態に係る複合機の内部構成を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る臭気検知のための構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る臭気検知処理の流れ図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
はじめに、図1を参照して、複合機100(画像形成装置の一例)の全体の構成について説明する。図1は、複合機100の内部構成を模式的に示す正面図である。以下、図1における紙面手前側を複合機100の正面側(前側)とし、左右の向きは複合機100を正面から見た方向を基準として説明する。各図において、U、Lo、L、Rは、それぞれ上、下、左、右を示す。
複合機100は、画像データが表す画像をシートSに形成するプリンター1と、原稿Gを読み取って画像データを生成するスキャナー8と、を備える。
プリンター1は、直方体状の筐体2と、シートSを繰り出す給紙部3と、フルカラーのトナー像を電子写真方式にてシートSに形成する画像形成部4と、トナー像をシートSに定着する定着部5と、トナー像が定着されたシートSが排出される排紙部7と、搬送路6に沿ってシートSを搬送する搬送部10と、複合機100の各部に電力を供給する電源部11と、を備える。
給紙部3は、シートSの束が収容される箱状の給紙トレイと、シートSを1枚ずつ搬送路6に送り出す給紙ローラーと、を備える。
画像形成部4は、感光体ドラムと、感光体ドラムを帯電させる帯電部と、光の照射により感光体ドラムに潜像を書き込む露光部と、潜像をトナーで現像する現像部と、トナー像をシートSに転写する転写部と、を備える。
定着部5は、例えば、軸周りに回転する定着部材21と、定着部材21との間にシートSが挟持搬送される加圧領域を形成する加圧部材27と、定着部材21を加熱する熱源23と、を備える。定着部材21は、芯金の外周面に離形層が形成されたローラー、金属の基材層の外周面に離形層が形成された無端ベルトなどである。加圧部材27は、芯金の外周面に弾性層が形成されたローラーである。熱源23は、ハロゲンヒーター、誘導加熱ヒーター、面状ヒーターなどである。
排紙部7は、筐体2の上部に形成された胴内排紙トレイと、胴内排紙トレイにシートSを排出する排紙ローラー対と、を備える。
搬送部10は、給紙部3から画像形成部4、定着部5を経て排紙部7へと向かう搬送路6と、搬送路6に沿って設けられた複数の搬送ローラー対10aと、複数の搬送ローラー対10aを駆動するモーター等の駆動源(図示省略)と、を備え、シートSを予め定められた搬送方向Hに挟持搬送する。
電源部11は、商用電源を複合機100の各部に対応する定格電圧及び定格電流に変換して各部に供給する回路である。電源部11は、例えばモールドトランスを備え、ブチルゴムなどの絶縁物でコイルが覆われている。
プリンター1が外部コンピューター等から画像データを受信すると、シートSが給紙部3から搬送路6に送り出され、画像形成部4により画像データに基づくトナー像がシートSに形成され、定着部5によりシートSにトナー像が定着され、排紙部7にシートSが排出される。
スキャナー8は、光源と反射鏡を備える第1キャリッジ81と、2つの反射鏡を備える第2キャリッジ82と、反射光を結像させるレンズ83と、結像した反射光を画像信号に変換する撮像素子84と、原稿Gが載置されるコンタクトガラス85と、を備える。
ユーザーがコンタクトガラス85上に原稿Gを載置して読み取りの指示を与えると、第1キャリッジ81が速度Vで右方に移動するのと連動して第2キャリッジ82が速度V/2で右方に移動する。原稿Gで反射された反射光は、第1キャリッジ81と第2キャリッジ82を経てレンズ83に導かれ、撮像素子84に結像され、画像信号に変換される。画像信号は、プリンター1に出力され、画像データに変換される。
スキャナー8は、スキャナー8の読取位置に原稿Gを搬送する原稿搬送装置9を備える。原稿搬送装置9は、原稿Gが載置される原稿載置部91と、原稿Gを搬送路94に繰り出す原稿搬送部92と、原稿Gが排出される原稿排出部93と、を備える。原稿排出部93の後縁は、筐体2のコンタクトガラス85の後方にヒンジ結合されており、原稿排出部93は、コンタクトガラス85上の原稿Gを押さえる押さえ板の機能を兼ね備える。
ユーザーが原稿載置部91に原稿Gを載置して読み取りの指示を与えると、原稿搬送部92により原稿Gが繰り出され、図1に示される第1キャリッジ81のホームポジションに対向する読取位置において原稿Gが読み取られ、原稿排出部93に原稿Gが排出される。
次に、図2を参照して、臭気検知のための構成について説明する。図2は、臭気検知のための構成を模式的に示す図である。複合機100は、排気ダクト31と、排気ダクト31に接続された第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44(複数の誘導ダクトの一例)と、第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44から排気ダクト31へと流れる気流を発生させるファン32と、第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44の各々の気流を遮断する第1シャッター51乃至第4シャッター54(複数のシャッターの一例)と、排気ダクト31に設けられ、気流に含まれる臭気を検知する臭気センサー33と、臭気センサー33により検知された臭気に関する情報を出力する制御部34と、を備える。制御部34は、複数のシャッターを選択的に開閉することで臭気の発生源を特定し、特定された発生源を示す情報を出力する。制御部34は、特定された発生源に対して予め定められた異常時制御を行う。具体的には、以下のとおりである。
排気ダクト31は、例えば、筐体2の後側の側面に形成された排気口30に接続されている。排気口30には、気流を整流するルーバーと、粉塵等を吸着するフィルターと、が設けられている(図示省略)。
第1誘導ダクト41、第2誘導ダクト42、第3誘導ダクト43及び第4誘導ダクト44は、排気ダクト31に接続されている。第1誘導ダクト41は、スキャナー8の第1キャリッジ81付近から排気ダクト31へと延びるように形成されている。第2誘導ダクト42は、定着部5から排気ダクト31へと延びるように形成されている。第3誘導ダクト43は、搬送部10の複数の搬送ローラー対10a付近から排気ダクト31へと延びるように形成されている。第4誘導ダクト44は、電源部11付近から排気ダクト31へと延びるように形成されている。この例では、第3誘導ダクト43が、各搬送ローラー対10a付近から延びる複数の小ダクト43aと、複数の小ダクト43aが接続された大ダクト43bと、を含み、大ダクト43bが排気ダクト31に接続されているが、複数の小ダクト43aが直接、排気ダクト31に接続されてもよい。
ファン32は、排気ダクト31の内部に配置され、複合機100の各部から第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44を経て排気ダクト31へと流れる気流を発生させる。以下の説明において、上流側、下流側とは、ファン32が発生する気流の流れる方向における上流側、下流側を意味する。
ファン32が発生する気流により、複合機100の各部が冷却される。具体的には、スキャナー8の第1キャリッジ81の周囲から第1誘導ダクト41に流れ込む気流により、主に第1キャリッジ81が冷却される。定着部5の周囲から第2誘導ダクト42に流れ込む気流により、主に定着部5が冷却される。搬送部10の搬送ローラー対10aの周囲から第3誘導ダクト43に流れ込む気流により、主に搬送ローラー対10aの駆動源が冷却される。電源部11の周囲から第4誘導ダクト44に流れ込む気流により、主に電源部11が冷却される。
第1誘導ダクト41、第2誘導ダクト42、第3誘導ダクト43、第4誘導ダクト44には、それぞれ、第1シャッター51、第2シャッター52、第3シャッター53、第4シャッター54が設けられている。第1シャッター51乃至第4シャッター54は、例えば、バタフライバルブであり、モーター等の駆動源(図示省略)により軸周りに駆動される。図2では、第1シャッター51乃至第4シャッター54が閉じられた状態と開かれた状態が、それぞれ実線、破線で示されている。
臭気センサー33は、排気ダクト31の内部のファン32よりも上流側の位置に配置されている。臭気センサー33は、例えば、水晶振動子の表面に形成された脂質膜に臭気成分が付着したときの周波数の変化により臭気成分を検知する脂質膜式センサー、金属酸化物半導体に臭気成分が付着したときの抵抗値の変化により臭気成分を検知する半導体センサーなどである。
例えば、スキャナー8の第1キャリッジ81に備えられた光源が過昇温した場合、光源が配置された基板を形成するエポキシ樹脂の燃焼によりフェノールなどの臭気成分が発生する可能性がある。例えば、定着部5の熱源23が過昇温した場合、定着部材21や加圧部材27の離形層の燃焼によりフッ素化合物などの臭気成分が発生する可能性がある。例えば、搬送部10の駆動源が過昇温した場合、駆動源への給電線を被覆するポリ塩化ビニルの燃焼によりベンゼンなどの臭気成分が発生する可能性がある。例えば、電源部11が過昇温した場合、モールドトランスのコイルを覆うブチルゴムの燃焼によりエタンなどの臭気成分が発生する可能性がある。また、トナー像の転写後のシートSが燃焼した場合、トナーの結着樹脂に含まれるポリエステルの燃焼によりアセトアルデヒドなどの臭気成分が発生する可能性がある。臭気センサー33は、上記の複数の臭気成分に対応する複数の検知素子と、複数の検知素子の検知信号を時分割多重化して制御部34に出力する通信インターフェイスと、を備える。この構成により、臭気センサーから制御部34へ、臭気成分毎の臭気の強さに応じたレベルの検知信号が出力される。
複合機100は、制御部34を備え、制御部34に、記憶部35、通信部36、定着部5、スキャナー8、搬送部10、電源部11、臭気センサー33、第1シャッター51乃至第4シャッター54が接続されている。制御部34は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置である。記憶部35は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の記憶装置を含む。制御部34は、記憶部35に記憶された制御プログラムや制御用データを用いて、複合機100の各部を制御する。通信部36は、インターネット等の通信回線に接続された通信インターフェイスであり、複合機100の保守管理を行うサービスセンターとの間でデータ通信を行う。
記憶部35には、臭気成分毎の臭気の強さの閾値が記憶されており、これらの閾値は臭気の有無の判定に用いられる。これらの閾値は、過昇温により部材が燃焼し始めたときの臭気の強さを表す。
次に、図3を参照して、臭気検知の動作について説明する。図3は、臭気検知処理の流れ図である。複合機100に電源が投入されると、制御部34が流れ図に従った臭気検知処理を開始する。
はじめに、ステップS01において、制御部34が、第1シャッター51乃至第4シャッター54を開放し、臭気が検知されたか否かを判定する。具体的には、制御部34が、臭気センサー33から出力された臭気成分毎の検知信号のレベルが閾値以上であるか否かを判定する。閾値以上のレベルの検知信号が出力された場合には、臭気が検知されたと判定し(ステップS01:YES)、制御部34の処理はステップS02に移行する。閾値以上のレベルの検知信号が出力されなかった場合には、臭気が検知されなかったと判定し(ステップS01:NO)、制御部34はステップS01の処理を繰り返す。
次に、ステップS02において、制御部34が、臭気が検知された旨の検知結果を通信部36を介してサービスセンターに送信する。この検知結果の受信により、サービスセンターでは、複合機100への対応が開始される。例えば、待機中の職員の机上のコンピューターのディスプレイに複合機100の設置場所、設置日、機種、整備記録などの基本情報と臭気の検知結果が表示される。これ以降、サービスセンターでは、複合機100から送信される臭気に関する全てのデータが監視される。
次に、ステップS03において、制御部34が、臭気成分毎のレベルを表す検知結果をサービスセンターに送信する。
次に、ステップS04において、制御部34が、ステップS01で臭気が検知されたと判定されてから予め定められた時間T1が経過したか否かを判定する。T1は、例えば60秒である。時間T1が経過した場合(ステップS04:YES)には、制御部34の処理はステップS05に移行する。時間T1が経過していない場合(ステップS04:NO)には、制御部34はステップS03の処理を繰り返す。
次に、ステップS05において、制御部34が、第1シャッター51のみ開放し、臭気成分毎の検知結果を、記憶部35に記憶し、サービスセンターに送信する。
次に、ステップS06において、制御部34が、第2シャッター52のみ開放し、臭気成分毎の検知結果を、記憶部35に記憶し、サービスセンサーに送信する。
次に、ステップS07において、制御部34が、第3シャッター53のみ開放し、臭気成分毎の検知結果を、記憶部35に記憶し、サービスセンサーに送信する。
次に、ステップS08において、制御部34が、第4シャッター54のみ開放し、臭気成分毎の検知結果を、記憶部35に記憶し、サービスセンサーに送信する。
次に、ステップS09において、制御部34が、臭気の発生源を特定する。具体的には、ステップS05で記憶された検知結果に閾値以上のレベルが含まれている場合には、スキャナー8が臭気の発生源であると特定される。同様に、ステップS06、S07、S08で記憶された検知結果に閾値以上のレベルが含まれている場合には、それぞれ、定着部5、搬送部10、電源部11が臭気の発生源であると特定される。
次に、ステップS10において、制御部34が、異常時制御を実行し、異常時制御を実行した旨の通知をサービスセンターに送信する。例えば、スキャナー8が発生源に特定された場合には、制御部34は、第1キャリッジ81に備えられた光源への電力供給を停止する。定着部5が発生源に特定された場合には、制御部34は、定着部5の熱源23への電力供給を停止する。搬送部10が発生源に特定された場合には、制御部34は、搬送ローラー対10aの駆動源への電力供給を停止する。電源部11が発生源に特定された場合には、制御部34は、電源部11からの各部への電力供給を停止する。ただし、制御部34、通信部36、臭気センサー33、ファン32への電力供給が維持されてもよい。あるいは、補助電源部(図示省略)を設けておき、電源部11からの各部への電力供給を停止するとともに、補助電源部から制御部34、通信部36、臭気センサー33、ファン32への電力供給を開始してもよい。
上記の検知結果及び異常時制御の通知を受け取った後、サービスセンターの職員が複合機100の設置場所へ急行し、修理、部品交換などの対策を施す。
以上説明した本実施形態に係る複合機100によれば、第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44から排気ダクト31へと流れる気流に含まれる臭気が排気ダクト31に設けられた臭気センサー33により検知されるから、複数の臭気センサーを設けなくても装置内の複数の箇所における臭気を検知することができる。
また、本実施形態に係る複合機100によれば、臭気の発生源が特定されるから、発生源に応じた対処が可能となる。
また、本実施形態に係る複合機100によれば、発生源に対して予め定められた異常時制御が行われるから、複合機100とユーザーの安全を確保することができる。
また、本実施形態に係る複合機100によれば、ステップS01で臭気が検知されたと判定されてから予め定められた時間T1が経過するまでの検知結果が逐次送信される。この検知結果により、成分の異なる複数の臭気を検知した順番がわかるから、過昇温の原因の推定が可能となる。例えば、エタン、フェノール、ベンゼンの順に臭気が検知された場合、電源部11のトランスが過昇温の原因であると推定される。原因の推定は、サービスセンターの職員によって行われてもよく、サービスセンターに備えられたコンピューターによって行われてもよい。
上記実施形態は、以下のように変形されてもよい。
上記実施形態では、時間T1が経過するまでステップS03において制御部34が臭気成分毎のレベルを表す検知結果をサービスセンターに送信する例を示したが、制御部34が、臭気の成分毎の発生の順番を特定し、特定された順番を示す情報を出力するように構成されてもよい。例えば、ステップS03において、制御部34が、臭気成分毎のレベルを記憶部35に記憶することで、時間T1の間の時系列のデータを蓄積する。時間T1経過後に、全てのデータを閾値と比較し、レベルが閾値以上に変化した順番を特定し、その順番を示す情報をサービスセンターに送信する。この構成によれば、過昇温の原因の推定に役立つ情報を得ることができる。
上記実施形態では、排気ダクト31にファン32が配置された例を示したが、排気ダクト31に代えて第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44の各々にファン32が配置されてもよい。この場合、第1シャッター51乃至第4シャッター54によって気流を遮断する構成に代えて、各ファン32の停止により第1誘導ダクト41乃至第4誘導ダクト44の気流を停止させるように構成されてもよい。
臭気センサー33に加えて、一酸化炭素等の無臭の気体を検知するガスセンサーを設け、臭気センサー33の検知結果に加えてガスセンサーの検知結果を用いた処理を行うように構成されてもよい。
31 排気ダクト
32 ファン
33 臭気センサー
34 制御部
41 第1誘導ダクト(誘導ダクト)
42 第2誘導ダクト(誘導ダクト)
43 第3誘導ダクト(誘導ダクト)
44 第4誘導ダクト(誘導ダクト)
51 第1シャッター(シャッター)
52 第2シャッター(シャッター)
53 第3シャッター(シャッター)
54 第4シャッター(シャッター)
100 複合機(画像形成装置)

Claims (6)

  1. 排気ダクトと、
    前記排気ダクトに接続された複数の誘導ダクトと、
    前記複数の誘導ダクトから前記排気ダクトへと流れる気流を発生させるファンと、
    前記排気ダクトに設けられ、前記気流に含まれる臭気を検知する臭気センサーと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記臭気センサーにより検知された臭気に関する情報を出力する制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の誘導ダクトの各々の気流を遮断する複数のシャッターを備え、
    前記制御部は、前記複数のシャッターを選択的に開閉することで前記臭気の発生源を特定し、特定された前記発生源を示す情報を出力することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、特定された前記発生源に対して予め定められた異常時制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記臭気センサーは、成分の異なる複数の臭気を検知し、
    前記制御部は、前記複数の臭気を検知した順番を示す情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数の誘導ダクトの各々の気流を遮断する複数のシャッターを備え、
    前記臭気センサーは、成分の異なる複数の臭気を検知し、
    前記制御部は、最初に臭気を検知してから予め定められた時間内における前記複数の臭気を検知した順番を示す情報を出力し、その後、前記複数のシャッターを選択的に開閉することで前記臭気の発生源を特定し、特定された前記発生源を示す情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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