JP2020148594A - 校正装置 - Google Patents

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古田 哲夫
Tetsuo Furuta
哲夫 古田
将太 竹村
Shota Takemura
将太 竹村
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Abstract

【課題】基準器の小型化が可能な校正装置を得る。【解決手段】実施形態の校正装置は、基準器と、支持部材と、を備えている。基準器は、第1端部、第1端部の反対側の第2端部、および第1端部と第2端部との間に設けられ、第1端部から第2端部に向かう第1方向および第1方向と直交する第2方向に延びた平面領域を有し、第1方向の長さが第2方向の幅よりも長いベース部材と、第1方向に延びた列および第2方向に延びた列をなすように平面領域に正方格子状に配置された複数の光源と、を有している。支持部材は、ベース部材における平面領域の反対側に配置され、複数の光源を平面領域と平行かつ正方格子における第1方向に延びた辺と交差する方向に移動可能に、基準器を支持している。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、校正装置に関する。
従来、鋼板の圧延工程では、圧延され、カットされた長方形状の鋼板を上方からカメラで撮像し、鋼板の端部を撮像画像から抽出することで、鋼板の幅および長さを測定する幅長さ測定装置が知られている。この種の幅長さ測定装置では、当該幅長さ測定装置の校正が校正装置を用いて定期的に行なわれることにより、幅長さ測定装置の高い測定精度が維持される。
特開2008−128756号公報
しかしながら、従来の校正装置では、当該校正装置を構成する基準器の大きさが、鋼板の大きさと同等であるため、基準器の大きさが大きいという問題がある。
実施形態の校正装置は、基準器と、支持部材と、を備えている。前記基準器は、第1端部、前記第1端部の反対側の第2端部、および前記第1端部と前記第2端部との間に設けられ、前記第1端部から前記第2端部に向かう第1方向および前記第1方向と直交する第2方向に延びた平面領域を有し、前記第1方向の長さが前記第2方向の幅よりも長いベース部材と、前記第1方向に延びた列および前記第2方向に延びた列をなすように前記平面領域に正方格子状に配置された複数の光源と、を有している。前記支持部材は、前記ベース部材における前記平面領域の反対側に配置され、複数の前記光源を前記平面領域と平行かつ前記正方格子における前記第1方向に延びた辺と交差する方向に移動可能に、前記基準器を支持している。
図1は、第1実施形態の校正装置の例示的な側面図であって、校正装置が鋼板幅長さ測定システムに設置された状態の図である。 図2は、第1実施形態の校正装置の例示的な正面図であって、校正装置が鋼板幅長さ測定システムに設置された状態の図である。 図3は、第1実施形態の校正装置の例示的な平面図である。 図4は、第2実施形態の校正装置の例示的な平面図である。 図5は、第2実施形態の校正装置の例示的な側面図であって、校正装置が鋼板幅長さ測定システムに設置された状態の図である。 図6は、第2実施形態の校正装置の例示的な正面図であって、校正装置が鋼板幅長さ測定システムに設置された状態の図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。なお、以下の例示的な複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。また、本明細書では、序数は、部品や部材を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の校正装置1の例示的な側面図であって、校正装置1が鋼板幅長さ測定システム100に設置された状態の図である。本実施形態の校正装置1は、鋼板幅長さ測定システム100に含まれる幅長さ測定装置102の校正に用いられるものである。校正装置1は、校正用装置とも称される。
鋼板幅長さ測定システム100は、圧延装置(不図示)により圧延されてカットされた長方形状の鋼板(不図示)を搬送する鋼板搬送装置101と、鋼板搬送装置101の上方に配置され、搬送されている鋼板を撮像して、鋼板の幅および長さの測定を行う幅長さ測定装置102と、を備えている。鋼板は、幅長さ測定装置102の測定対象物の一例であり、鋼板の短手方向が鋼板の幅方向であり、鋼板の長手方向が鋼板の長さ方向である。
鋼板搬送装置101は、長方形状の鋼板の短辺側を先頭として搬送方向(圧延方向)Cに鋼板の搬送を行なう。すなわち、鋼板搬送装置101は、鋼板の長手方向が搬送方向Cと平行な状態で鋼板を搬送する。詳細には、鋼板搬送装置101は、互いに搬送方向Cに間隔をあけて並べられた複数の搬送ローラ111を有している。
図2は、第1実施形態の校正装置1の例示的な正面図であって、校正装置1が鋼板幅長さ測定システム100に設置された状態の図である。図2に示されるように、複数の搬送ローラ111は、搬送ローラ111の軸方向(図2では左右方向)が搬送方向Cと直交するように配置されている。搬送ローラ111上に鋼板が載せられ、搬送ローラ111が回転することにより鋼板が搬送方向Cに搬送される。
図1に示されるように、幅長さ測定装置102は、複数(図1の例では、2個)のカメラ121,122と、演算装置123と、を備えている。幅長さ測定装置102は、形状測定装置とも称される。
カメラ121,122は、鋼板の搬送方向Cの位置と、搬送方向Cおよび鉛直方向と直交する方向すなわち搬送ローラ111の軸方向の位置と、が互いに異なるように、配置されている。これにより、カメラ121,122は、ステレオ視を行なう。鋼板は、カメラ121,122の撮像対象物の一例である。
演算装置123は、いわゆるコンピュータシステムとして構成されており、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたコンピュータ、記憶装置(SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等)、ディスプレイ、およびプリンタ等を備えている。演算装置123の記憶装置には、各カメラ121,122における画素間の間隔と、カメラ121,122の撮像対象物の表面上の距離との関係を記憶した第1ファイルが書き換え可能に記憶されている。
演算装置123は、カメラ121,122により撮像された撮像データと第1ファイルとに基づいて、周知の手法により鋼板の幅および長さの測定を行う。また、演算装置123は、カメラ121,122により撮像された撮像データに基づいて周知の浮き上がり補正を行なうことがきる。
次に、校正装置1について説明する。図3は、第1実施形態の校正装置1の例示的な平面図である。図3に示されるように、校正装置1は、基準器10と、支持部材20と、駆動機構30と、を備えている。
基準器10は、ベース部材11と、複数の光源12と、を有している。ベース部材11は、長方形の板状に形成されている。ベース部材11は、第1端部11aと、第1端部11aの反対側の第2端部11bと、を有している。
ベース部材11では、第1端部11aから第2端部11bに向かう第1方向D1の長さが第1方向D1と直交する第2方向D2の幅よりも長い。すなわち、第1方向D1は、ベース部材11の長手方向であり、第2方向D2は、ベース部材11の短手方向である。ベース部材11の第1方向D1の長さは、一例として、6mである。なお、ベース部材11の第1方向D1の長さは、6m以外であってもよい。ベース部材11は、例えば、複数の板部材の組み合わせによって構成されている。なお、ベース部材11は、一つの板部材によって構成されていてもよい。また、ベース部材11には、温度センサ13が固定されている。温度センサ13は、検出部を有し、検出部と接触した対象物の温度を計測する。温度センサ13は、基準器10の温度または基準器10の周囲の雰囲気の温度を測定可能である。検出部が基準器10のベース部材11と接触した状態で温度センサ13がベース部材11に固定されている場合には、温度センサ13は、基準器10の温度を測定する。検出部が基準器10のベース部材11から離間して基準器10の周囲に位置した状態で温度センサ13がベース部材11に固定されている場合には、温度センサ13は、基準器10の周囲の雰囲気の温度を測定する。
また、ベース部材11は、第1面11cを有している。第1面11cは、第1端部11aと第2端部11bとの間に設けられている。第1面11cは、平面であり、上方を向いている。第1面11cは、第1方向D1および第2方向D2に延びている。第1面11cは、長手方向が第1方向D1の長方形に形成されている。第1面11cは、平面領域の一例である。
図2に示されるように、ベース部材11は、第1面11cの反対側の第2面11dを有している。第2面11dは、第1端部11aと第2端部11bとの間に設けられ、下方を向いている。また、第2面11dには、下方に突出した凸部11eが設けられている。凸部11eは、第1方向D1に延びている。
複数の光源12は、第1方向D1に延びた列および第2方向D2に延びた列をなすようにベース部材11の第1面11cに正方格子状に配置されている。よって、正方格子における単位格子51は、第1方向D1に延びた二つの辺51aと、第2方向D2に延びた二つの辺51bと、を有している。また、第1方向D1に一例に並べられた複数の光源12による列(以後、光源列とも称する)が、第2方向D2に間隔を空けて複数(一例として二つ)設けられている。なお、光源列は、三つ以上であってもよい。光源12は、ベース部材11に固定されている。光源12は、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。なお、光源12は、LED以外であってもよい。各光源12は、上方に光を照射する。複数の光源12の間隔は、予め正確に測定されており、複数の光源12の間隔を示す光源間隔情報が、幅長さ測定装置102の記憶装置に記憶されている。複数の光源12の間隔は、複数の互いに異なる温度ごとに正確に測定されており、これらの温度毎の光源間隔情報が幅長さ測定装置102の記憶装置に記憶されている。
支持部材20は、ベース部材11における第1面11cの反対側に配置され、複数の光源12を第2方向D2に移動可能に、基準器10を支持している。詳細には、支持部材20は、基準器10を第2方向D2に移動可能に支持している。支持部材20による基準器10の移動可能な第2方向D2の距離は、例えば、ベース部材11の第1方向D1の長さすなわち基準器10の第1方向D1の長さと同じである。第2方向D2は、第1面11cと平行かつ正方格子における第1方向D1に延びた辺51aと交差する方向の一例である。
支持部材20は、矩形枠状に形成されている。詳細には、支持部材20は、一対のレール21と、一対の結合部材22と、を有している。一対のレール21は、それぞれ、第2方向D2に延びている。一対のレール21は、第1方向D1に互いに間隔を空けて配置されている。一対の結合部材22のうち一方は、一対のレール21のそれぞれの第2方向D2の端部間に掛け渡されて、一対のレール21を結合している。また、一対の結合部材22のうち他方は、一対のレール21のそれぞれの第2方向D2の反対方向の端部間に掛け渡されて、一対のレール21を結合している。支持部材20のレール21上に基準器10が載せられている。具体的には、レール21と基準器10の凸部11eとが接触している。支持部材20は、フレームとも称され、レール21は、ガイド部材とも称される。
また、図1に示されるように、支持部材20は、当該支持部材20の鋼板搬送装置101への位置決め用の複数の第1突起23および複数の第2突起(不図示)を有している。これらの第1突起23および第2突起は、支持部材20のレール21から下方に突出している。図1に示されるように、第2方向D2が搬送方向Cと同じとなるように支持部材20が鋼板搬送装置101に設置される場合には、複数の第1突起23が搬送ローラ111と接触して、支持部材20を鋼板搬送装置101に対して位置決めする。また、第1方向D1が搬送方向Cと同じ方向となるように支持部材20が鋼板搬送装置101に設置される場合には(不図示)、複数の第2突起が搬送ローラ111と接触して、支持部材20を鋼板搬送装置101に対して位置決めする。すなわち、支持部材20は、第2方向D2が搬送方向Cと同じ方向となる第1姿勢(縦置き)と第1方向D1が搬送方向Cと同じとなる第2姿勢(横置き)と、に変更可能である。第1突起23および第2突起は、それぞれ、位置決め部とも称される。
図3に示されるように、駆動機構30は、支持部材20に支持され、基準器10を第2方向D2に移動させる。駆動機構30は、ベース部材11における第1面11cの反対側に配置されている。駆動機構30は、ボールネジ31と、モータ32と、を有している。ボールネジ31は、ネジ軸33と、スライダ34と、を有している。ネジ軸33は、第2方向D2に延びており、二つの結合部材22に亘っている。ネジ軸33は、結合部材22に回転可能に支持されている。ネジ軸33の外周面には雄ネジが形成されている。ネジ軸33は、スライダ34を貫通している。スライダ34には、ネジ軸33の雄ネジと噛み合った雌ネジが形成されている。スライダ34は、基準器10のベース部材11の下方に位置されている。スライダ34とベース部材11とは、互いに固定され、一体となって移動する。
モータ32は、ベース部材11の結合部材22に固定されて、ネジ軸33と連結されている。モータ32は、ネジ軸33を回転させる。
上記の構成の駆動機構30は、基準器10を第2方向D2と第2方向D2の反対方向とに移動させることが可能である。具体的には、モータ32によってネジ軸33が第1回転方向に回転された場合には、スライダ34および基準器10が第2方向D2に移動される。一方、モータ32によってネジ軸33が第1回転方向の反対の第2回転方向に回転された場合には、スライダ34および基準器10が第2方向D2の反対方向に移動される。上記の動作において、レール21は、基準器10を支持することにより基準器10(スライダ34)の回転止めを行ないながら、基準器10を第2方向D2または第2方向D2の反対方向に案内する。
また、図3に示されるように、校正装置1は、制御部40および通信部43を備えている。制御部40および通信部43は、支持部材20の結合部材22に固定されている。制御部40は、図示しないCPU、RAM、ROM、および記憶装置等を備えたコンピュータである。
制御部40には、光源12、モータ32、温度センサ13、および通信部43が接続されている。制御部40では、CPUがROMや記憶装置等の記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。なお、制御部40が実現する機能は、専用のハードウェア(回路)によって実現されてもよい。
通信部43は、幅長さ測定装置102との間でデータ通信を行なう。通信部43は、例えば、幅長さ測定装置102と通信線(不図示)を介して通信を行なう通信インターフェースであってよいし、幅長さ測定装置102と無線で通信を行なう無線通信装置であってもよい。
次に、校正装置1を用いた幅長さ測定装置102の校正方法について説明する。校正装置1は、温度センサ13によって測定した温度を通信部43によって幅長さ測定装置102に送信する。幅長さ測定装置102は、校正装置1から送信された温度に対応する光源間隔情報を外部記憶装置から取得する。
次に、図3に示されるように、校正装置1において、駆動機構30が、基準器10を、位置P1から位置P2を経て位置P3に至るように、規定の距離ずつ第2方向D2に移動させる。すなわち、駆動機構30は、基準器10を規定の距離ごとに停止させながら移動させる。このとき、光源12は常時点灯していてもよいし、基準器10が停止した状態のときだけ点灯させてもよい。一方、幅長さ測定装置102においては、カメラ121,122が、基準器10が規定の距離で停止するごとに、基準器10を撮像して画像データを得る。このとき、幅長さ測定装置102は、カメラ121,122による1回の撮像が完了するごとに、撮像の完了を示す完了信号を校正装置1の制御部40に送信する。校正装置1の制御部40は、幅長さ測定装置102からの完了信号を受信した場合に、基準器10が第2方向D2に規定の距離だけ移動するように駆動機構30を制御する。規定の距離は、規定の量に一例である。
幅長さ測定装置102は、カメラ121,122の撮像によって得られた画像データと、幅長さ測定装置102の記憶装置に記憶された光源間隔情報と、に基づいて、各カメラ121,122における画素間の間隔と、カメラ121,122の撮像対象物の表面上の距離との関係を見直す。この見直しで用いられる光源間隔情報は、校正装置1から送信された温度に対応する光源間隔情報である。幅長さ測定装置102は、見直し後の各カメラ121,122における画素間の間隔と、カメラ121,122の撮像対象物の表面上の距離との関係で、記憶装置に記憶された第1ファイルを更新する。以上により、幅長さ測定装置102の校正が完了する。
なお、上記の校正は、支持部材20の姿勢が第1姿勢の場合と、支持部材20の姿勢が第2姿勢の場合とのうち一方だけで行なわれてもよいし、それらの両方で行なわれてもよい。
また、上記の校正において、幅長さ測定装置102は、一回の撮像が終わるごとに当該撮像によって得られた画像データと、幅長さ測定装置102の記憶装置に記憶された光源間隔情報と、に基づいて、各カメラ121,122における画素間の間隔と、カメラ121,122の撮像対象物の表面上の距離との関係を見直してよもよい。この場合、完了信号は、校正完了信号とも称される。
以上のように、本実施形態では、校正装置1は、基準器10と、支持部材20と、を備えている。基準器10は、第1端部11a、第2端部11b、および第1面11cを有し、第1方向D1の長さが第2方向D2の幅よりも長いベース部材11と、第1方向D1に延びた列および第2方向D2に延びた列をなすようにベース部材11の第1面11cに正方格子状に配置された複数の光源12と、を有している。支持部材20は、ベース部材11における第1面11cの反対側に配置され、複数の光源12を第1面11cと平行かつ正方格子における第1方向D1に延びた辺51aと交差する第2方向D2に移動可能に、基準器10を支持している。よって、本実施形態によれば、基準器10の大きさは鋼板の大きさよりも小さくて済む。すなわち、本実施形態によれば、基準器10の小型化ができる。
また、本実施形態では、支持部材20は、基準器10を第2方向D2に移動可能に支持している。よって、本実施形態によれば、複数の光源12を第2方向D2に移動させることができる。
また、本実施形態では、校正装置1は、幅長さ測定装置102からの撮像の完了を示す完了信号を受信した場合に、基準器10が第2方向D2に規定の距離だけ移動するように駆動機構30を制御する制御部40を備えている。よって、幅長さ測定装置102は、規定の距離ごとに、停止した基準器10を撮像することができる。
また、本実施形態では、校正装置1は、基準器10に設けられ基準器10の温度または基準器10の周囲の雰囲気の温度を測定する温度センサ13と、温度センサ13によって測定された温度を幅長さ測定装置102に送信する通信部43と、を備えている。よって、幅長さ測定装置102は、温度センサ13によって測定された温度に応じた校正を行なうことができる。
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態の校正装置1Aの例示的な平面図である。本実施形態は、校正装置1Aの基準器10Aが第1面11cと直交する中心軸Axを中心として回動可能に設けられている点が、第1実施形態と異なる。以下では、校正装置1に対する校正装置1Aの相違点を主に説明する。
図4に示されるように、基準器10Aは、ベース部材11Aと、複数の光源12と、を有している。ベース部材11Aは、ベース部材11と同様に、長方形の板状に形成され、第1端部11aおよび第2端部11bを有している。
図5は、第2実施形態の校正装置1Aの例示的な側面図であって、校正装置1Aが鋼板幅長さ測定システム100に設置された状態の図である。図5に示されるように、ベース部材11Aは、ベース部材11と同様に、第1面11cおよび第2面11dを有している。ただし、ベース部材11Aの第2面11dには二つの凸部11eが設けられている。二つの凸部11eは、それぞれ、下方を向き第1方向D1に延びている。二つの凸部11eは、第2方向D2に間隔を空けて並べられている。
図4に示されるように、複数の光源12は、第1実施形態と同様に、第1方向D1に延びた列および第2方向D2に延びた列をなすようにベース部材11の第1面11cに正方格子状に配置されている。ただし、本実施形態の複数の光源12は、第1方向D1に一例に並べられた複数の光源12による光源列が、第2方向D2に間隔を空けて三つ設けられている。なお、光源列は、三つ以外であってもよい。
図5に示されるように、支持部材20Aは、ベース部材11における第1面11cの反対側に配置されている。支持部材20Aは、複数の光源12を中心軸Axの周方向に移動可能に、基準器10を支持している。詳細には、支持部材20は、基準器10を中心軸Axを中心として回動可能に支持している。中心軸Axの周方向は、第1面11cと平行かつ正方格子における第1方向D1に延びた辺51aと交差する方向の一例である。
図4に示されるように、支持部材20Aは、はしご状のフレーム25と、テーブル26と、を有している。フレーム25は、二つの第1フレーム部材25aと、二つの第2フレーム部材25bと、を有している。二つの第1フレーム部材25aは、それぞれ、第2方向D2に延びている。二つの第1フレーム部材25aは、互いに第1方向D1に間隔を空けて並べられている。二つの第2フレーム部材25bは、それぞれ、二つの第1フレーム部材25aの間に配置され、第1方向D1に延びている。二つの第2フレーム部材25bは、互いに第2方向D2に間隔を空けて並べられ、二つの第1フレーム部材25aを接続している。
図6は、第2実施形態の校正装置1Aの例示的な正面図であって、校正装置1Aが鋼板幅長さ測定システム100に設置された状態の図である。図6に示されるように、テーブル26は、フレーム25の二つの第1フレーム部材25aの上方に設けられている。テーブル26は、中心軸Axを中心として回動可能にフレーム25に支持されている。テーブル26の上面には、基準器10Aにおけるベース部材11の凸部11eが固定されている。
図4に示されるように、支持部材20Aは、基準器10Aを、第1フレーム部材25aの長手方向と第1方向D1とが直交する第1姿勢P11と、第1フレーム部材25aの長手方向と第1方向D1とが平行な第2姿勢P12と、の間で回動可能である。基準器10Aが第1姿勢P11から第2姿勢P12に回動した場合、中心軸Axを囲む位置にある九つの各光源12Aは、基準器10Aが第1姿勢P11のときに九つの光源12Aのうち他の光源12Aが位置していた位置に移動する。
図5に示されるように、支持部材20Aは、当該支持部材20Aの鋼板搬送装置101への位置決め用の複数の突起27を有している。複数の突起27は、フレーム25から下方に突出している。複数の突起27は、一つの搬送ローラ111と接触して支持部材20Aを鋼板搬送装置101に対して位置決めする。複数の突起27によって支持部材20Aが搬送ローラ111に位置決めされた状態では、基準器10Aが第1姿勢P11の場合には、第2方向D2が搬送方向Cと同じ方向となり(図5)、基準器10Aが第2姿勢P12の場合には、第1方向D1が搬送方向Cと同じとなる(不図示)。突起27は、位置決め部とも称される。また、支持部材20Aのフレーム25には、制御部40および通信部43が固定されている。
図6に示されるように、駆動機構30Aは、基準器10Aのベース部材11における第1面11cの反対側に配置されている。駆動機構30Aは、モータ32を有している。本実施形態の駆動機構30Aには、第1実施形態のボールネジ31は設けられていない。モータ32は、テーブル26および基準器10Aを中心軸Axを中心として回動させる。これにより、複数の光源12が中心軸Axの周方向に移動する。なお、図6では、フレーム25の第2フレーム部材25bが省略されている。
上記の構成の駆動機構30Aは、基準器10Aを中心軸Axの周方向の一方向D3と当該一方向D3の反対方向である他方向とに回動させることが可能である。
次に、校正装置1Aを用いた幅長さ測定装置102の校正方法について説明する。校正装置1において、駆動機構30Aが、基準器10Aを、第1姿勢P11から第2姿勢P12に変化するように規定の角度(一例として90度)回動させる。このとき、光源12は常時点灯していてもよいし、基準器10Aが停止状態のときだけ点灯させてもよい。一方、幅長さ測定装置102においては、カメラ121,122が、基準器10Aの停止状態ごとに、基準器10Aを撮像して画像データを得る。このとき、幅長さ測定装置102は、カメラ121,122による1回の撮像が完了するごとに、撮像の完了を示す完了信号を校正装置1Aの制御部40に送信する。校正装置1Aの制御部40は、幅長さ測定装置102からの完了信号を受信した場合に、基準器10Aが第2方向D2に規定の角度だけ回動動するように駆動機構30Aを制御する。規定の角度は、規定の量の一例である。
幅長さ測定装置102は、第1実施形態と同様に、上記のカメラ121,122の撮像によって得られた画像データと、幅長さ測定装置102の記憶装置に記憶された光源間隔情報と、に基づいて、各カメラ121,122における画素間の間隔と、カメラ121,122の撮像対象物の表面上の距離との関係を見直し、第1ファイルを更新する。
以上のように、本実施形態では、支持部材20Aは、基準器10Aを中心軸Axと中心として回動可能に支持している。よって、本実施形態によれば、光源12を中心軸Ax回りに移動させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,1A…校正装置、10,10A…基準器、11,11A…ベース部材、11a…第1端部、11b…第2端部、11c…第1面(平面領域)、12…光源、13…温度センサ、20,20A…支持部材、30,30A…駆動機構、40…制御部、43…通信部、51a…辺、102…幅長さ測定装置、D1…第1方向、D2…第2方向。

Claims (5)

  1. 第1端部、前記第1端部の反対側の第2端部、および前記第1端部と前記第2端部との間に設けられ、前記第1端部から前記第2端部に向かう第1方向および前記第1方向と直交する第2方向に延びた平面領域を有し、前記第1方向の長さが前記第2方向の幅よりも長いベース部材と、前記第1方向に延びた列および前記第2方向に延びた列をなすように前記平面領域に正方格子状に配置された複数の光源と、を有した基準器と、
    前記ベース部材における前記平面領域の反対側に配置され、複数の前記光源を前記平面領域と平行かつ前記正方格子における前記第1方向に延びた辺と交差する方向に移動可能に、前記基準器を支持した支持部材と、
    を備えた校正装置。
  2. 前記支持部材は、前記基準器を前記第2方向に移動可能に支持した、請求項1に記載の校正装置。
  3. 前記支持部材は、前記基準器を前記平面領域と直交する中心軸を中心として回動可能に支持した、請求項1に記載の校正装置。
  4. 前記ベース部材における前記平面領域の反対側に配置され、複数の前記光源を移動させる駆動機構と、
    幅長さ測定装置からの撮像の完了を示す完了信号を受信した場合に、複数の前記光源が規定の量だけ移動するように前記駆動機構を制御する制御部を備えた請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の校正装置。
  5. 前記基準器に設けられ、前記基準器の温度または前記基準器の周囲の雰囲気の温度を測定する温度センサと、
    前記温度センサによって測定された温度を幅長さ測定装置に送信する通信部と、
    を備えた請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の校正装置。
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