JP2020148398A - 製氷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さの均一なフレークアイスを製造することができ、かつ、装置の製造コストを削減することのできる製氷装置を提供すること。【解決手段】製氷装置1は、平坦面で構成された製氷面21を有する製氷プレート2と、製氷プレート2を冷却する冷却部3と、製氷面21にブラインBを供給するブライン供給部4と、製氷面21に供給されたブラインBが冷却されて形成される氷9を削り取る削取部5と、削取部5および製氷プレート2を製氷面21と平行な方向に相対的に移動させる駆動部6と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、製氷装置に関する。
例えば、特許文献1に記載のフレークアイス製造装置は、内部に冷媒が供給される円筒状のドラムと、ドラムの内周面に向けてブラインを噴射する噴射部と、ドラムの軸方向に沿って駆動し、ドラムの内周面に付着したフレークアイスを掻き取る掻取部と、を有する。
特開2018−96599号公報
しかしながら、特許文献1のフレークアイス製造装置では、ドラムの内周面および掻取部を真円形状とすると共にドラムの内径と掻取部の外径とを揃え、さらには、ドラムと掻取部とを同軸的に配置しなければ、ドラムの内周面を全周にわたって均一に掻取部と接触させることができない。そのため、高度な加工技術および組付けが必要となり、均質なフレークアイスを製造することが困難である。
本発明の目的は、均質なフレーク状の氷を製造することができる製氷装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
(1) 平坦面で構成された製氷面を有する製氷プレートと、
前記製氷面を冷却する冷却部と、
前記製氷面にブラインを供給するブライン供給部と、
前記製氷面に供給された前記ブラインが冷却されてなる氷を削り取る削取部と、
前記削取部および前記製氷プレートを前記製氷面と平行な方向に相対的に移動させる駆動部と、を有することを特徴とする製氷装置。
(2) 前記製氷面は、水平である上記(1)に記載の製氷装置。
(3) 前記製氷面は、鉛直方向下側を向いている(1)または(2)に記載の製氷装置。
(4) 前記ブライン供給部は、前記ブラインを流出させる流出口を有し、
前記流出口から流出した前記ブラインを表面張力により前記流出口に保持しながら前記製氷面に接触させることにより、前記製氷面に前記ブラインを供給する上記(1)から(3)のいずれかに記載の製氷装置。
(5) 前記流出口は、鉛直方向上側を向いている上記(4)に記載の製氷装置。
(6) 前記製氷面は、複数の領域を有し、
前記冷却部は、前記複数の領域毎に独立して冷却することができる上記(1)から(5)のいずれかに記載の製氷装置。
(7) 前記削取部により前記製氷面から削り取られた前記氷は、薄片状である上記(1)から(6)のいずれかに記載の製氷装置。
(8) 前記削取部により前記製氷面から削り取られた前記氷を回収する回収部を有する上記(1)から(7)のいずれかに記載の製氷装置。
本発明によれば、製氷面が平坦面で構成されているため、製氷プレートの製造コストを抑えることができると共に、製氷面と削取部とのギャップの管理も容易となる。そのため、厚さの均一なフレークアイスを製造することができ、かつ、装置の製造コストを削減することのできる製氷装置を提供することができる。
第1実施形態の製氷装置を示す側面図。 製氷プレートを示す断面図。 図2に示す製氷プレートの変形例を示す断面図。 流出ノズルを示す断面図。 ブレードを示す断面図。 フレーク氷の製造方法を示す断面図。 ガイドと製氷面との位置関係を示す断面図。 第2実施形態の製氷装置を示す側面図。 フレーク氷の製造方法を示す断面図。 フレーク氷の製造方法を示す断面図。 第3実施形態の製氷装置を示す側面図。 第4実施形態の製氷装置が有する製氷プレートを示す平面図。 図12に示す製氷プレートの断面図。
以下、本発明の製氷装置の好適な実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、各図には互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を図示している。これら3軸のうち、Z軸が鉛直方向を向き、X軸およびY軸がそれぞれ水平方向を向いている。また、X軸、Y軸およびZ軸に平行な方向を「X軸方向」、「Y軸方向」および「Z軸方向」とも言う。また、各軸の矢印側を「+側」と言い、反対側を「−側」と言う。特に、Z軸方向+側は、鉛直方向上側を向き、−側は、鉛直方向下側を向いている。
<第1実施形態>
図1に示す製氷装置1は、ブラインBを凍られて氷9を形成し、氷9を薄く削り取ることで薄片状の氷(以下「フレーク氷91」と言う)を製造する装置である。製氷装置1は、製氷プレート2と、製氷プレート2を冷却する冷却部3と、製氷プレート2にブラインBを供給するブライン供給部4と、製氷プレート2に形成された氷9を削り取る削取部5と、ブライン供給部4と削取部5を矢印で示すX軸方向に移動させる駆動部6と、削取部5で削り取ったフレーク氷91を回収する回収部7と、を有する。ブラインBは、フレーク氷91の原料となる液体であって、フレーク氷91の使用目的に合わせて如何なるものを用いてもよく、例えば、水道水、純水、ミネラルウォーター等の水や、食塩水、海水等の塩水や、水に雑菌剤等の機能性薬剤、添加物等を混ぜた溶液が挙げられる。
製氷装置1で製造されるフレーク氷91の用途としては、特に限定されないが、例えば、あじ、さば、ぶり、マグロ等の魚類、あわび、さざえ、ハマグリ等の貝類、カニ、エビ等の甲殻類等の魚介類(被保冷物)を冷却保存するのに好適に用いることができる。フレーク氷91は、比表面積が大きいため、被保冷物を素早く冷却することができる。そのため、被保冷物の鮮度を保ちつつ、長時間にわたって被保冷物を保冷することができる。
製氷プレート2は、板状をなし、例えば、ステンレス鋼で構成されている。また、製氷プレート2の下面が製氷面21となっており、製氷面21に供給されたブラインBが凍ることで製氷面21に氷9が形成される。製氷面21は、平坦面で構成され、水平に配置されている。なお、前記「水平」とは、水平と一致している場合の他にも、例えば、水平に対して製造上、設置上生じ得るわずかなずれが生じている場合等、技術常識的に水平と同視できるものを含む意味である。
また、図2に示すように、製氷プレート2には、互いに対向する側面2a、2bを貫通する複数の貫通孔22が形成されている。複数の貫通孔22は、それぞれ、同じ方向(X軸方向)に延びる直線状をなし、延在方向に直交する方向(Y軸方向)に等ピッチに並んでいる。各貫通孔22を直線状とすることで、ドリル等により容易に貫通孔22を形成することができる。
各貫通孔22には冷却部3から供給される冷媒Cが循環し、この冷媒Cにより製氷面21が冷却される。図示の構成では、隣り合う貫通孔22の端部同士を連結する複数の連結パイプ23が装着されており、これら連結パイプ23によって複数の貫通孔22が蛇腹状に接続されている。そのため、複数の貫通孔22と複数の連結パイプ23で1本の冷媒流路20が形成され、この冷媒流路20に冷媒Cを循環させることで、製氷面21の全域を均一に冷却することができる。冷媒Cとしては、特に限定されず、例えば、エチレングリコール等の不凍液や、LNG(液化天然ガス)を用いることができる。
なお、例えば、製氷プレート2内に温度センサーを設け、この温度センサーからの出力に基づいて冷却部3の駆動を制御することにより、製氷面21の温度管理を行う構成となっていてもよい。
連結パイプ23は、製氷プレート2に着脱自在であり、装着場所を自由に選択することができる。そのため、冷媒流路20を自在に形成することができ、例えば、図3のように、2本の冷媒流路201、202を形成することもできる。この構成によれば、冷媒流路201と冷媒流路202とで冷媒Cの種類や流量を変えることにより、互いの冷却温度を異ならせることができ、製氷面21に温度分布を与えることができる。つまり、冷却部3は、製氷面21の冷媒流路201と重なる領域T1と冷媒流路202と重なる領域T2とをそれぞれ独立して冷却することができる。そのため、領域T1、T2で凍結度合いの異なる氷9を同時に製造することが可能となる。
なお、貫通孔22および連結パイプ23は、図示の構成に限定されない。例えば、貫通孔22は、図示の8本の他、1本〜7本であってもよく、9本以上であってもよい。また、各貫通孔22は、削取部5の移動方向であるX軸方向ではなく、これと直交するY軸方向に延在していてもよく、X軸およびY軸に対して傾斜した斜め方向に延在していてもよい。また、複数の貫通孔22のうちの少なくとも1つの貫通孔22が他の貫通孔22に対して異なる方向に延在していてもよいし、その途中で湾曲または屈曲していてもよい。また、貫通孔22を省略し、別の手段で製氷面21を冷却してもよい。また、連結パイプ23は、3本以上の貫通孔22同士を連結する構成であってもよいし、隣り合わない2本の貫通孔22同士を連結する構成であってもよい。
また、図3の構成では、製氷面21が2つの領域T1、T2に分割されているが、領域の数は、特に限定されず、3つ以上であってもよい。また、製氷面21を複数の領域に分割する場合には、その配置も特に限定されず、X軸方向またはY軸方向に一列に並んで配置されていてもよいし、X軸方向およびY軸方向に行列状に配置されていてもよい。
図1に示すように、製氷プレート2の鉛直方向下側には、製氷面21にブラインBを供給するブライン供給部4と製氷面21に形成された氷9を削り取る削取部5が配置されている。
図4に示すように、ブライン供給部4は、ブラインBを流出させるノズル41を有する。ノズル41は、製氷面21に対してX軸方向に移動可能である。また、ノズル41は、移動方向であるX軸方向に直交するY軸方向に並んで一列に配置された複数の流出口411を有する。各流出口411は、鉛直方向上側を向き、製氷面21と向かい合っている。なお、ノズル41の構成は、図示の構成に限定されず、例えば、Y軸方向に延在するライン状の1つの流出口411を有する構成であってもよい。
また、流出口411と製氷面21との間にはギャップG1が設けられている。流出口411からは少量のブラインBが流出し、流出したブラインBは、自らの表面張力によって流出口411上に保持されると共に製氷面21と接触し、製氷面21で冷却されて氷9となる。そのため、各流出口411からブラインBを流出させつつ、ノズル41をX軸方向に移動することで、製氷面21上に面状の氷9が製造される。この際、ポンプ等を用いてブラインBを流出口411から強制的に流出させなくても、ブラインBの表面張力によって流出口411からブラインBが流出し続ける。
この方法によれば、ブラインBを表面張力により流出口411上に保持するため、ノズル41や製氷面21からブラインBが垂れ難くなり、ブラインBの無駄を防止できる。また、ブラインBが垂れ難いため、垂れたブラインBを回収する機構を設ける必要がなく、回収したブラインBを再使用することもないため、回収時のブラインBの汚染について対策を施す必要もない。したがって、装置の簡素化、小型化、低コスト化を図ることができ、かつ、安全性の高い氷9を形成することができる。
また、表面張力を利用してブラインBを製氷面21に付着させて濡れ広げることにより、例えば、ブラインBを噴射(噴霧)により製氷面21に付着させる場合と比べて、製氷面21上に均質な厚さで、かつ、表面の凹凸も少ない氷9を形成することができる。そのため、製氷面21上の氷9を削り取ることで、均質で上質なフレーク氷91を製造することができる。特に、前述したように、製氷面21が水平面であるため、製氷面21に供給されたブラインBが自重によって製氷面21上を移動するのを抑制できる。そのため、製氷面21上の氷9に厚さばらつきが生じ難く、より均一な厚さのフレーク氷91を製造することができる。また、流出口411が鉛直方向上側を向くため、より多くのブラインBを流出口411上に保持することができる。そのため、製氷面21上に十分な厚さの氷9を形成することができる。
ただし、ブライン供給部4の構成は、製氷面21にブラインBを供給することができれば、特に限定されず、例えば、ポンプ、バルブ等を用いて流出口411からブラインBを強制的に流出させてもよい。また、ブラインBを噴射して製氷面21に供給する構成であってもよい。
削取部5は、製氷面21に形成された氷9を削り取るブレード51を有する。ブレード51は、製氷面21に対してX軸方向に移動可能である。また、ブレード51は、その移動方向であるX軸方向に直交するY軸方向に延在し、その上端511が製氷面21と対向し、図示の構成では接触している。なお、これに限定されず、上端511が製氷面21と離間していてもよく、この場合、上端511と製氷面21とのギャップは、製氷面21上の氷9の厚さよりも小さく設定される。
ブレード51をX軸方向に移動させると、製氷面21上の氷9がブレード51によって削り取られ、削り取られた氷9は、フレーク状のフレーク氷91となって落下する。製氷面21を鉛直方向下側に向けることで、削り取られたフレーク氷91が自由落下するため、フレーク氷91が製氷面21に留まるのを防止することができる。そのため、フレーク氷91の生産性が高まる。また、製氷面21上に残存したフレーク氷91によって、次回の製氷面21へのブラインBの供給が阻害され、製氷面21に不均質な氷9が形成されるのを防止することもできる。また、氷9は、ブレード51で削り取られるとフレーク氷91となって速やかに落下するため、削り取られた後にブレード51に巻き込まれることがない。したがって、フレーク氷91の破壊を防止することができ、上質なフレーク氷91を生産することができる。
図1に示すように、回収部7は、製氷面21から自由落下したフレーク氷91を貯留し回収する箱状の容器71を有する。容器71は、製氷面21の鉛直方向下側に位置しており、削り取られたフレーク氷91は、この容器71に回収される。なお、上述の方法によれば、製氷面21の全域から均一な量のフレーク氷91が削り取られることから、フレーク氷91が容器71の全域に均一に積もり、つまり、一部が山のように突出した状態とならず、その分、容器71により多量のフレーク氷91を回収することができる。そのため、フレーク氷91の生産性が向上する。
図1に示すように、製氷装置1は、ノズル41およびブレード51を載置したステージ10を有する。そして、このステージ10をX軸方向に移動させることで、ノズル41とブレード51とが互いの位置関係を一定に保ったままX軸方向に移動する。なお、フレーク氷91を製造する際は、図6に示すように、ノズル41がブレード51に対して移動方向前方に位置するように、ステージ10をX軸方向+側に移動させる。これにより、ノズル41からブラインBを流出して製氷面21上に氷9を形成しつつ、その後方に位置するブレード51によって製氷面21に形成された氷9を削り取ることができる。そのため、製氷面21上の氷9を速やかにブレード51で削り取ることができ、フレーク氷91の生産能力が向上する。
また、ステージ10の移動中は、ノズルとブレード51との位置関係が一定であるため、ステージ10を一定速度で移動させれば、ノズル41から製氷面21にブラインBが供給されてからブレード51に削り取られるまでの時間Tを一定に保てる。そのため、均質なフレーク氷91を製造することができる。また、例えば、ステージ10の移動速度を変更して時間Tを制御することで、氷9の水分含有率を制御でき、所望のフレーク氷91を製造することができる。
以上、駆動部9について説明したが、駆動部9の構成は、図示の構成に限定されず、例えば、ブレード51とノズル41とをそれぞれ独立してX軸方向に移動させてもよい。これにより、ブレード51とノズル41とを別々に駆動でき、例えば、前述した時間Tを変更し易くなり、フレーク氷91の特性を変化させ易い。また、例えば、ブレード51およびノズル41を固定して、製氷プレート2をX軸方向に移動させてもよいし、製氷プレート2をX軸方向の一方側に移動させつつ、ブレード51およびノズル41をX軸方向の他方側に移動させてもよい。つまり、ブレード51およびノズル41と製氷プレート2とを製氷面21と平行な方向に相対的に移動させることができれば、いかなる構成となっていてもよい。
駆動部6は、ステージ10をX軸方向に移動させる。駆動部6は、ステージ10を支持すると共に案内するガイド61と、ガイド61に沿ってステージ10を移動させる駆動源62を有する。ガイド61は、オーバル状であり、ステージ10がX軸方向+側に移動するのを案内する往路611と、往路611の下方に位置し、ステージ10がX軸方向−側に移動するのを案内する復路612を有する。図示の構成では、ステージ10をガイド61に案内させて時計回りに移動させ、往路611に案内されてステージ10がX軸方向+側に移動する際にフレーク氷91を製造し、復路612に案内されてX軸方向−側に位置する際にはフレーク氷91の製造を一旦停止する。この構成によれば、ステージ10をガイド61で案内してループさせることで、フレーク氷91の製造を繰り返し行うことができ、フレーク氷91の生産性が向上する。
なお、往路611に対して、フレーク氷91の製造を行わない復路612を下方に配置することで、復路612を移動中にブレード51が製氷面21と接触しなくなり、製氷面21やブレード51の損傷を防止することができる。また、復路612を移動中のときは、流出口411からブラインBが垂れてしまわないように、ブラインBの流出を停止することが好ましい。
また、図7に示すように、ガイド61は、製氷面21の下方に位置しないように配置されている。具体的には、製氷面21をZ軸方向に延長した領域Qを設定したとき、ガイド61は、領域Qの外側に位置している。これにより、製氷面21から削り取られたフレーク氷91がガイド61に付着してしまうのを抑制でき、フレーク氷91の回収率の低下を抑制することができる。
また、製氷装置1は、ノズル41と製氷面21とのギャップG1を調整するギャップ調整部8を有する。ギャップ調整部8は、ノズル41を鉛直方向に上下させてギャップG1を調整し、図7に示すように、ステージ10に固定されたベース81と、ベース81に対して鉛直方向に移動可能なスライダー82とを有し、スライダー82にノズル41が固定されている。スライダー82は、手動で移動させてもよいし、モーター等の動力を用いて移動させてもよい。ギャップG1を調整することで、製氷面21に供給するブラインBの量を調整でき、製氷面21に形成される氷9の厚さを制御することができる。そのため、所望の厚さのフレーク氷91を製造することができる。
以上のように、製氷装置1は、平坦面で構成された製氷面21を有する製氷プレート2と、製氷面21を冷却する冷却部3と、製氷面21にブラインBを供給するブライン供給部4と、製氷面21に供給されたブラインBが冷却されてなる氷9を削り取る削取部5と、削取部5よび製氷プレート2を製氷面21と平行な方向であるX軸方向に相対的に移動させる駆動部6と、を有する。このような製氷装置1によれば、製氷面21が平坦面であるため、前述した従来技術のような円筒状のものと比べて、製氷プレート2の製造が容易となる。また、削取部5と製氷面21とのギャップの管理も容易となり、製氷面21の全域において、削取部5を均等に接触させることが容易となる。そのため、厚さの均一なフレーク氷91を製造することができ、かつ、装置の製造コストを削減することのできる製氷装置1を提供することにある。
また、製氷面21を平坦面とすることにより、製氷面21の温度が管理し易くなり、冷却部3の能力を無駄なく使うことができる。また、製氷面21の温度管理を精度よく行うことができ、氷9の温度管理も容易となる。
<第2実施形態>
図8に示すように、本実施形態に係る製氷装置1では、ブライン供給部4が2つのノズル41A、41Bを有する。なお、ノズル41A、41Bは、それぞれ、前述した第1実施形態のノズル41と同様の構成である。また、ノズル41A、41Bは、ブレード51を間に挟んで配置されており、ブレード51のX軸方向+側にノズル41Aが位置し、X軸方向−側にノズル41Bが位置している。
また、駆動部6が有するガイド61は、オーバル状ではなく、直線状に延びている。そして、図9および図10に示すように、ステージ10をX軸方向+側に移動させる往路では、移動方向前方側に位置するノズル41AからブラインBを流出させてフレーク氷91を製造し、ステージ10をX軸方向−側に移動させる復路では、移動方向前方側に位置するノズル41BからブラインBを流出させてフレーク氷91を製造する。これにより、往路および復路の両方でフレーク氷91を製造することができるため、フレーク氷91の生産性が向上する。
<第3実施形態>
図11に示すように、本実施形態に係る製氷装置1は、2つの製氷プレート2A、2Bを有する。なお、製氷プレート2A、2Bは、それぞれ、前述した第1実施形態の製氷プレート2と同様の構成である。
製氷プレート2A、2Bは、それぞれ、製氷面21が鉛直面となるように立てて配置され、互いの製氷面21が向かい合うように平行に並べられている。また、これら製氷プレート2A、2Bの間には、製氷プレート2Aの製氷面21にブラインBを供給するノズル41Aと、ノズル41Aの鉛直方向上側に位置し、製氷プレート2Aに形成された氷9を削り取るブレード51Aと、製氷プレート2Bの製氷面21にブラインBを供給するノズル41Bと、ノズル41Bの鉛直方向上側に位置し、製氷プレート2Bに形成された氷9を削り取るブレード51Bと、を有する。そして、これらノズル41A、41Bおよびブレード51A、51Bは、それぞれ、ステージ10に固定されている。
ステージ10は、鉛直方向(Z軸方向)に移動可能であり、ステージ10をZ軸方向−側に移動させる際に、ノズル41Aから製氷プレート2Aの製氷面21にブラインBを流出させつつ、当該製氷面21に形成された氷9をブレード51Aで削り取ると共に、ノズル41Bから製氷プレート2Bの製氷面21にブラインBを流出させつつ、当該製氷面21に形成された氷9をブレード51Bで削り取ることでフレーク氷91を製造することができる。このような構成によれば、一度に2枚の製氷プレート2A、2Bでフレーク氷91を製造することができるため、フレーク氷91の生産性が向上する。
<第4実施形態>
図12および図13に示すように、本実施形態に係る製氷装置1では、製氷プレート2の上面24に複数の凹条25が形成されており、この凹条25に蛇行した冷却管26が設けられている。そして、冷却管26に冷媒Cを循環させることで、製氷面21を冷却することができる。また、冷却管26は、熱伝達部材27で覆われており、効率的に製氷プレート2との間で熱交換を行うことができるようになっている。熱伝達部材27としては、特に限定されないが、例えば、各種金属材料、金属フィラーが混入された樹脂材料等を用いることができる。
以上、本発明の製氷装置について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、製氷装置の各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。また、前述した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1…製氷装置
10…ステージ
2、2A、2B…製氷プレート
2a、2b…側面
20…冷媒流路
201…冷媒流路
202…冷媒流路
21…製氷面
22…貫通孔
23…連結パイプ
24…上面
25…凹条
26…冷却管
27…熱伝達部材
3…冷却部
4…ブライン供給部
41、41A、41B…ノズル
411…流出口
5…削取部
51、51A、51B…ブレード
511…上端
6…駆動部
61…ガイド
611…往路
612…復路
62…駆動源
7…回収部
71…容器
8…ギャップ調整部
81…ベース
82…スライダー
9…氷
91…フレーク氷
B…ブライン
C…冷媒
G1…ギャップ
Q、T1、T2…領域

Claims (8)

  1. 平坦面で構成された製氷面を有する製氷プレートと、
    前記製氷面を冷却する冷却部と、
    前記製氷面にブラインを供給するブライン供給部と、
    前記製氷面に供給された前記ブラインが冷却されてなる氷を削り取る削取部と、
    前記削取部および前記製氷プレートを前記製氷面と平行な方向に相対的に移動させる駆動部と、を有することを特徴とする製氷装置。
  2. 前記製氷面は、水平である請求項1に記載の製氷装置。
  3. 前記製氷面は、鉛直方向下側を向いている請求項1または2に記載の製氷装置。
  4. 前記ブライン供給部は、前記ブラインが流出する流出口を有し、
    前記流出口から流出した前記ブラインを帳面張力により前記流出口に保持しながら前記製氷面に接触させることにより、前記製氷面に前記ブラインを供給する請求項1から3のいずれか一項に記載の製氷装置。
  5. 前記流出口は、鉛直方向上側を向いている請求項4に記載の製氷装置。
  6. 前記製氷面は、複数の領域を有し、
    前記冷却部は、前記複数の領域毎に独立して冷却することができる請求項1から5のいずれか一項に記載の製氷装置。
  7. 前記削取部により前記製氷面から削り取られた前記氷は、薄片状である請求項1から6のいずれか一項に記載の製氷装置。
  8. 前記削取部により前記製氷面から削り取られた前記氷を回収する回収部を有する請求項1から7のいずれか一項に記載の製氷装置。
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