JP2020148158A - 内燃機関 - Google Patents

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博樹 野中
Hiroki Nonaka
博樹 野中
和哉 三ヶ島
Kazuya Mitsugashima
和哉 三ヶ島
伊藤 博之
Hiroyuki Ito
博之 伊藤
重美 塩谷
Shigemi Shiotani
重美 塩谷
直克 堀田
Naokatsu Hotta
直克 堀田
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Abstract

【課題】衝撃音を抑制しながらピストンとシリンダボアとの摩擦抵抗を低減することが可能な内燃機関を提供することを課題とする。【解決手段】上面視で円の複数の部位を外側に拡張した形状のシリンダボアが形成されたシリンダと、前記シリンダボアに沿って摺動するピストンとを有することを特徴とする内燃機関。【選択図】図4

Description

本発明は内燃機関に関する。
ピストンとシリンダボアとの間に潤滑オイルを積極的に供給することにより、ピストンとシリンダボアとの間の摩擦抵抗を低減する技術が提案されている(特許文献1など)。
特開平8−338302号公報
しかしながら、このように潤滑オイルを積極的に供給すると潤滑オイルの消費量が増加してしまう。これを避けるためにシリンダボアの直径を拡大することによりピストンとシリンダボアとの間のクリアランスを拡大し、ピストンとシリンダボアとの摩擦抵抗を低減することも考えられる。しかし、これでは膨張行程でシリンダボアにピストンが叩きつけられたときに大きな衝撃音が発生してしまう。
そこで、衝撃音を抑制しながらピストンとシリンダボアとの摩擦抵抗を低減することが可能な内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的は、上面視で円の複数の部位を外側に拡張した形状のシリンダボアが形成されたシリンダと、前記シリンダボアに沿って摺動するピストンとを有する内燃機関によって達成できる。
衝撃音を抑制しながらピストンとシリンダボアとの摩擦抵抗を低減することが可能な内燃機関を提供できる。
図1は、本実施形態に係る内燃機関を例示する斜視図である。 図2は、本実施形態に係るピストンとシリンダの断面図である。 図3は、本実施形態に係るピストンのランド部の拡大断面図である。 図4は、本実施形態に係るピストンとシリンダボアの斜視図である。 図5(a)は本実施形態に係るピストンのランド部とシリンダボアの上面図であり、図5(b)は本実施形態に係るコンプレッションリングからシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図であり、図5(c)は本実施形態に係るスカート部の摺接面からシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図である。 図6は、本実施形態に係るシリンダボアの好適な大きさについて説明するための平面図である。 図7(a)は本実施形態の第1例に係るピストンのランド部とシリンダボアの上面図であり、図7(b)は本実施形態の第1例においてコンプレッションリングからシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図であり、図7(c)は本実施形態の第1例においてスカート部の摺接面からシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図である。 図8(a)は本実施形態の第2例に係るピストンのランド部とシリンダボアの上面図であり、図8(b)は本実施形態の第2例においてコンプレッションリングからシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図であり、図8(c)は本実施形態の第2例においてスカート部の摺接面からシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図である。 図9(a)は本実施形態の第3例に係るピストンのランド部とシリンダボアの上面図であり、図9(b)は本実施形態の第3例においてコンプレッションリングからシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図であり、図9(c)は本実施形態の第3例においてスカート部の摺接面からシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図である。 図10(a)は本実施形態の第4例に係るピストンのランド部とシリンダボアの上面図であり、図10(b)は本実施形態の第4例においてコンプレッションリングからシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図であり、図10(c)は本実施形態の第1例においてスカート部の摺接面からシリンダボアに作用する圧力を模式的に示す図である。 図11(a)は、比較例に係るピストンとシリンダボアの上面図であり、図11(b)は、比較例に係るピストンとシリンダの断面図である。
以下、図面を参照して本実施形態に係る内燃機関10について説明する。図1は本実施形態に係る内燃機関10を例示する斜視図である。
内燃機関10は、例えば直列4気筒型のガソリンエンジンであって、例えばアルミニウム合金で形成されたシリンダブロック11を有する。そのシリンダブロック11には、ピストン12が往復運動を行うシリンダ13が設けられる。
図2は、ピストン12とシリンダ13の断面図である。図2に示すように、ピストン12は、スカート部12aとランド部12bとを有する。このうち、スカート部12aは、シリンダ13に形成されたシリンダボア13aに沿って擦動するように設けられており、これによりシリンダ13の内部でのピストン12の姿勢が安定する。一方、ランド部12bは、その外周にコンプレッションリング15とオイルリング16とが装着される部位である。
図3は、ランド部12bの拡大断面図である。図3に示すように、ランド部12bの外周には複数のリング溝12xが形成されており、これらのリング溝12xの各々に前述のコンプレッションリング15とオイルリング16が嵌着される。
コンプレッションリング15は、自身の付勢力によってシリンダボア13aに密着してシリンダ13の内部を気密に保つように機能する。また、オイルリング16は、シリンダボア13aに残った余分な潤滑オイルを掻き落すためのリングである。
図4は、ピストン12とシリンダボア13aの斜視図である。
図4に示すように、シリンダボア13aは、ピストン12の往復方向を視線の方向とする上面視で視たときに、円Cの四つの部位Q1〜Q4を外側に拡張した角が丸い四角形状を有する。そして、そのシリンダボア13aの形状に追従するようにコンプレッションリング15とオイルリング16の各々が変形し、これらのリングもシリンダボア13aと同様の形状となる。
また、ピストン12のスカート部12aは、摺接面12cと壁面12dとを有する。このうち、摺接面12cは、シリンダボア13aに摺接する円筒面であり、ピストン12の姿勢を安定させる役割を担う。一方、壁面12dはシリンダボア13aから離間した平坦面である。
図5(a)は、ピストン12のランド部12bとシリンダボア13aの上面図である。
図5(a)に示すように、ランド部12bは、シリンダボア13aに含まれる大きさの円形である。また、スカート部12aの摺接面12cは、シリンダボア13aにおいて円から拡張した部位Q1、Q3に対向する位置に設けられる。
一方、図5(b)はコンプレッションリング15からシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。また、図5(c)は、スカート部12aの摺接面12cからシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。なお、図5(b)、(c)では、圧力の大きさを矢印の長さで表している。これについては後述の各例でも同様である。
図5(b)、(c)に示すように、コンプレッションリング15とスカート部12aのいずれにおいても、シリンダボア13aに近接している部位における圧力が高い。特に、この例のようにシリンダボア13aの形状を角が丸い四角形としたことで、スカート部12aの4点P1〜P4における圧力が高くなる。これにより、これらの4点P1〜P4においてスカート部12aがシリンダボア13aに支持されるため、ピストン12の姿勢を安定させることが可能となる。
以上説明した本実施形態によれば、図4に示したように、シリンダボア13aの複数の部位Q1〜Q4を円から拡張し、上面視でシリンダボア13aを角が丸い多角形状とする。これにより、コンプレッションリング15とオイルリング16の各々がシリンダボア13aの各部位Q1〜Q4から離間し、各リング15、16とシリンダボア13aとの摩擦抵抗を低減することができる。同様に、各部位Q1〜Q4においてスカート部12aとシリンダボア13aとのクリアランスが拡大し、スカート部12aとシリンダボア13aとの摩擦抵抗も低減することができる。
しかも、図5(c)に示したように、複数の点P1〜P4においてスカート部12aがシリンダボア13aによって支持されることで、シリンダ13の内部におけるピストン12の姿勢が安定する。そのため、膨張行程でシリンダボア13aにピストン12に衝突する際に衝撃音が生じ難くなり、騒音が抑制された内燃機関10を提供することができる。
次に、シリンダボア13aの好適な大きさについて説明する。
図6は、シリンダボア13aの好適な大きさについて説明するための平面図である。
図6においては、シリンダボア13aに内接する円Cとシリンダボア13aとの間隔の最大値をΔRとしている。
ΔRの値は特に限定されないが、min≦ΔR≦maxの範囲でΔRを設定するのが好ましい。この範囲の最小値minは、ピストン12とシリンダボア13aとの摩擦を低減できるという効果を得るのに必要な最低限の値である。また、上記の範囲の最大値maxは、潤滑オイルの消費量を抑制するためのΔRの最大値である。例えば、最大値maxが大きすぎると、シリンダボア13aの形状にコンプレッションリング15やオイルリング16が追従し難くなり、潤滑オイルの消費量が増大することになる。
シリンダボア13aの形状は上記に限定されない。以下に、シリンダボア13aの形状の様々な例について説明する。
・第1例
図7(a)は、第1例に係るピストン12のランド部12bとシリンダボア13aの上面図である。
図7(a)に示すように、本例においても、シリンダボア13aを上面視で角が丸い四角形とする。但し、本例では、シリンダボア13aの相対する二辺S1、S2に対向するようにスカート部12aの摺接面12cを設ける。
一方、図7(b)は、本例においてコンプレッションリング15からシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。また、図7(c)は、本例においてスカート部12aの摺接面12cからシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。
図7(c)に示すように、この例ではスカート部12aの2点P1、P2における圧力が高くなり、これらの2点でスカート部12aがシリンダボア13aに支持される。
・第2例
図8(a)は、第2例に係るピストン12のランド部12bとシリンダボア13aの上面図である。
図8(a)に示すように、本例においては、シリンダボア13aの二つの部位Q1、Q2を外側に拡張することにより、シリンダボア13aを上面視で楕円状とする。
図8(b)は、本例においてコンプレッションリング15からシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。また、図8(c)は、本例においてスカート部12aの摺接面12cからシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。
図8(c)に示すように、本例においてもスカート部12aの2点P1、P2における圧力が高くなり、これらの2点でスカート部12aがシリンダボア13aに支持される。
・第3例
図9(a)は、第3例に係るピストン12のランド部12bとシリンダボア13aの上面図である。
図9(a)に示すように、本例においては、シリンダボア13aの三つの部位Q1、Q2、Q3を外側に拡張することにより、シリンダボア13aを上面視で角が丸い三角形状とする。
図9(b)は、本例においてコンプレッションリング15からシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。また、図9(c)は、本例においてスカート部12aの摺接面12cからシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。
図9(c)に示すように、本例においてはスカート部12aの3点P1、P2、P3における圧力が高くなり、これらの3点でスカート部12aがシリンダボア13aに支持される。
・第4例
図10(a)は、第4例に係るピストン12のランド部12bとシリンダボア13aの上面図である。
図10(a)に示すように、本例においては、シリンダボア13aの五つの部位Q1、Q2、Q3、Q4、Q5を外側に拡張することにより、シリンダボア13aを上面視で角が丸い五角形状とする。
図10(b)は、本例においてコンプレッションリング15からシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。また、図10(c)は、本例においてスカート部12aの摺接面12cからシリンダボア13aに作用する圧力を模式的に示す図である。
図10(c)に示すように、本例においてもスカート部12aの3点P1、P2、P3における圧力が高くなり、これらの3点でスカート部12aがシリンダボア13aに支持される。
(比較例)
次に、本実施形態の比較例について説明する。単にピストン12とシリンダボア13aとの摩擦抵抗を低減するだけなら、シリンダボア13aを上面視で円形のままその直径を拡大すればよいとも考えられる。
図11(a)は、このようにシリンダボア13aを円形のまま拡大した比較例に係るピストン12とシリンダボア13aの上面図である。
このようにシリンダボア13aを円形のまま拡大すると、スカート部12aの全ての部位がシリンダボア13aから離間してしまい、シリンダ13におけるピストン12の姿勢が不安定になる。
図11(b)は、この比較例に係るピストン12とシリンダ13の断面図である。
前述のようにピストン12の姿勢が不安定になると、膨張行程でシリンダ13内の圧力が急激に増加したときにピストン12がスラスト側のシリンダボア13aに叩きつけられる。これにより大きな衝撃音が発生し、内燃機関で生じる騒音が大きくなるという問題が発生してしまう。
これに対し、本実施形態では前述のようにシリンダボア13aの複数の部位を円から拡張してシリンダボア13aを角が丸い多角形又は楕円とし、スカート部12aの複数の点がシリンダボア13aで支持されるようにする。これによりシリンダ13内でのスカート部12aの姿勢が安定し、比較例のような衝撃音が発生し難くなる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 内燃機関
11 シリンダブロック
12 ピストン
12a スカート部
12b ランド部
12c 摺接面
12d 壁面
12x リング溝
13 シリンダ
13a シリンダボア
15 コンプレッションリング
16 オイルリング

Claims (1)

  1. 上面視で円の複数の部位を外側に拡張した形状のシリンダボアが形成されたシリンダと、
    前記シリンダボアに沿って摺動するピストンと、
    を有することを特徴とする内燃機関。
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