JP2020147350A - キャリアおよびブランク - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は物品の着脱作業の容易化と物品保持性の向上とを両立することのできるキャリアを提供することにある。【解決手段】容器12を少なくとも部分的に保持するキャリア14であって、キャリア14内部周りに少なくとも部分的に延びる複数のパネルを備え、複数のパネルは傾斜トップパネル32とサイドパネル28とを備え、キャリア14は少なくともパネル32において延在する少なくとも1つの容器受け機構52とハンドル機構54とをさらに備え、機構52は容器12を少なくとも部分的に受け入れ、機構52が機構54とパネル28との間に配置されるように機構54は配置され、機構52は少なくとも部分的にパネル32に画定された上側受け開口部56を備え、開口部56は対向する第一縁部60および第二縁部62を含む境界により画定され、縁部60は縁部62よりも機構54の近くに配置され、縁部60は縁部60の曲率中心が縁部60よりも縁部62の近くに位置するようなアーチ形をなしているキャリア。【選択図】図1

Description

本発明はキャリアおよびブランク、特に物品の支持機構の改良に関する。
従来より、内容物が充填されたペットボトルなどの物品を運ぶ際、複数の物品を一体に保持するためのキャリアが知られている。
キャリアとしては、例えば特許文献1〜5に示されるような物品の上部に装着されるものがある。この種のキャリアの多くは、物品の上部を受け入れる開口と、パネルの開口を画定する縁部より開口内側に延在するタブと、を有するパネルを備える。このようなキャリアによれば、物品の上部にパネルの開口を挿入し、パネルの開口に挿入された物品の上部をタブにより支持させることにより、複数の物品を一体に保持することができるので、複数の物品を容易に運ぶことができる。
米国特許第1292897号明細書 国際公開第2005/087609号 米国特許第6082532号明細書 欧州特許第0889836号明細書 米国特許第5682982号明細書
上述した利点を有するキャリアにあっても、物品にキャリアを装着したり、キャリアから物品を取り外したりする際の作業容易化と、物品を運ぶ際にキャリアが物品をしっかりと保持することのできる物品保持性との両立は、より一層の改善が求められていた。
すなわち、物品にキャリアを装着したり、キャリアから物品を取り外したりする際、パネルの開口に物品の上部を挿入する必要がある。パネルの開口を大きくすることにより、物品にキャリアを装着したり、キャリアから物品を取り外したりする作業を容易に行うことができる。
しかしながら、パネルの開口を大きくしただけでは、キャリアを持ち上げたときに物品がキャリアから抜け落ちてしまうことがあった。このため、物品保持性は改善の余地が残されていた。
一方、物品保持性を高めるために、パネルの開口の大きさを小さくすることにより、パネルの開口から物品が抜け落ちないようにすることが考えられる。また、パネルの開口に挿入された物品の上部を係合するタブの数を増やすことも考えられる。
しかしながら、パネルの開口を小さくしたり、タブの数を増やしたりしただけでは、物品の着脱作業をする際、パネルの開口を画定する縁部やタブに物品の上部が引っ掛かりやすくなり、作業が面倒になることがあった。
このため、包装の分野では、物品の着脱作業の容易化と物品保持性の向上とを両立することのできる技術の開発が強く望まれていたものの、従来は、これを解決することのできる適切な技術が存在しなかった。
本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は物品の着脱作業の容易化と物品保持性の向上とを両立することのできるキャリアおよびブランクを提供することにある。
[キャリア]
(1)前記目的を達成するために本発明にかかるキャリアは、少なくとも1つの容器を少なくとも部分的に保持するキャリアであって、キャリアは、キャリア内部周りに少なくとも部分的に延びる複数のパネルを備える。複数のパネルは、第一傾斜トップパネルと、第一傾斜トップパネルの下縁部に沿って第一傾斜トップパネルにヒンジ式に連結された第一サイドパネルと、を備える。キャリアは、少なくとも第一傾斜トップパネルにおいて延在する少なくとも1つの容器受け機構と、キャリアを持ち上げることができるハンドル機構と、をさらに備える。少なくとも1つの容器受け機構は、少なくとも1つの容器を少なくとも部分的に受ける。少なくとも1つの容器受け機構がハンドル機構と第一サイドパネルとの間に配置されるように、ハンドル機構は配置されている。少なくとも1つの容器受け機構は、少なくとも部分的に第一傾斜トップパネルに画定された上側受け開口部を備える。上側受け開口部は、対向する第一縁部および第二縁部を含む境界によって画定されている。上側受け開口部を画定する第一縁部は、上側受け開口部を画定する第二縁部よりもハンドル機構の近くに配置されている。上側受け開口部を画定する第一縁部は、第一縁部の曲率中心が、第一縁部よりも第二縁部の近くに位置するようなアーチ状をなしている。
(2)本発明にかかるキャリアにおいて、少なくとも1つの容器は、フランジと、フランジの上方に延びる頂部とを備えており、上側受け開口部を画定する第二縁部は少なくとも1つの容器のフランジの少なくとも一部と係合し、上側受け開口部を画定する第一縁部は少なくとも1つの容器の頂部の少なくとも一部と係合することが好適である。
(3)本発明にかかるキャリアにおいて、上側受け開口部は、上側受け開口部を画定する第二縁部が第一サイドパネルによって提供されるように、第一サイドパネル内に延びていることが好適である。
(4)本発明にかかるキャリアにおいて、上側受け開口部を画定する第二縁部は、湾曲していることが好適である。
(5)本発明にかかるキャリアにおいて、キャリアは第一傾斜トップパネルの下縁部と平行に延びる中心軸線を規定しており、上側受け開口部は、中心軸線に垂直な方向に延びる第一寸法(D2)を有しており、上側受け開口部を画定する第一縁部および第二縁部は、上側受け開口部の第一寸法(D2)の方向において対向していることも好適である。
(6)本発明にかかるキャリアにおいて、上側受け開口部は、中心軸線に平行な方向に延びる第二寸法(D1)を有しており、上側受け開口部の第二寸法(D1)は、上側受け開口部の第一寸法(D2)よりも大きいことが好適である。
(7)本発明にかかるキャリアにおいて、少なくとも1つの容器の頂部は、直径を規定する、概して円筒形状を有しており、上側受け開口部の第二寸法(D1)は、容器の頂部の直径よりも大きいことが好適である。
(8)本発明にかかるキャリアにおいて、少なくとも1つの容器のフランジは、概してリング形状であるとともに、直径を画定しており、上側受け開口部の第二寸法(D1)は、容器のフランジの直径よりも大きいことが好適である。
(9)本発明にかかるキャリアにおいて、上側受け開口部の第一寸法(D2)は、容器のフランジの直径以下であることが好適である。
(10)本発明にかかるキャリアにおいて、上側受け開口部の第一寸法(D2)は、29mm以上であり、かつ33mm以下であることが好適である。
すなわち、上側受け開口部の第一寸法(D2)が29mm未満の場合は、物品の着脱作業に影響を及ぼす場合があるのに対し、上側受け開口部の第一寸法(D2)が33mmを超えると、物品保持性に影響を及ぼす場合があるからである。物品の着脱作業の容易化と物品保持性の向上との両立をより確実に図るためには、上側受け開口部の第一寸法(D2)は、29mm以上であり、かつ33mm以下であることが、特に好ましい。
(11)本発明にかかるキャリアにおいて、複数のパネルは第一サイドパネルの下縁部にヒンジ式に連結されたベースパネルをさらに備えており、少なくとも1つの容器受け機構は少なくとも部分的にベースパネルにおいて画定された下側受け開口部を備えており、少なくとも1つの容器が少なくとも1つの容器受け機構により少なくとも部分的に受けられるとき、下側受け開口部の中心(I)は、上側受け開口部を画定する第一縁部の曲率中心(II)と垂直方向において整列しておらず、下側受け開口部の中心(I)は、上側受け開口部を画定する第一縁部の曲率中心(II)から、第一サイドパネルから離れる方向に、オフセットしていることも好適である。
(12)本発明にかかるキャリアにおいて、複数のパネルは、ベースパネルと、第二サイドパネルと、第二傾斜トップパネルと、をさらに含むことが好適である。ここで、ベースパネルは、第一サイドパネルの下縁部にヒンジ式に連結されたものである。第二サイドパネルは、第一サイドパネルに対向する位置をとるように、第二サイドパネルの下縁部でベースパネルにヒンジ式に連結されたものである。第二傾斜トップパネルは、第二サイドパネルの上縁部にヒンジ式に連結されるとともに、第一傾斜トップパネルの上縁部に向かって延びるものである。
(13)本発明にかかるキャリアにおいて、ハンドル機構は、少なくとも1つのハンドルパネルを備えることが好適である。ここで、少なくとも1つのハンドルパネルは、第一傾斜トップパネルの上縁部にヒンジ式に連結されたものである。
[ブランク]
前記目的を達成するために本発明にかかるブランクは、本発明にかかるキャリアを形成するためのブランクを備えることを特徴とする。
(1)本発明にかかるブランクは、本発明にかかるキャリアを形成するためのブランクであって、少なくとも1つの容器を少なくとも部分的に保持するキャリアを形成するためのブランクである。ブランクは複数のパネルを備える。複数のパネルは、第一傾斜トップパネルと、第一傾斜トップパネルの連結線に沿って第一傾斜トップパネルにヒンジ式に連結された第一サイドパネルと、を備える。ブランクは、少なくとも第一傾斜トップパネルにおいて延在する少なくとも1つの容器受け機構と、ハンドル機構と、をさらに備える。少なくとも1つの容器受け機構は、少なくとも1つの容器を少なくとも部分的に受けるためのものとする。少なくとも1つの容器受け機構がハンドル機構と第一サイドパネルとの間に配置されるように、ハンドル機構は配置されている。少なくとも1つの容器受け機構は、少なくとも部分的に第一傾斜トップパネルに、切目線により画定される上側受け開口部を備えている。上側受け開口部は、対向する第一縁部および第二縁部を含む境界によって画定されている。上側受け開口部を画定する第一縁部は、上側受け開口部を画定する第二縁部よりもハンドル機構の近くに配置されている。上側受け開口部を画定する第一縁部は、第一縁部の曲率中心が、第一縁部よりも第二縁部の近くに位置するようなアーチ状をなしている。
(2)本発明にかかるブランクにおいて、上側受け開口部を画定する第二縁部は、少なくとも1つの容器のフランジの少なくとも一部と係合するためのものとし、上側受け開口部を画定する第一縁部は、少なくとも1つの容器の頂部の少なくとも一部と係合するためのものとすることが好適である。
(3)本発明にかかるブランクにおいて、上側受け開口部は、上側受け開口部を画定する第二縁部が第一サイドパネルによって提供されるように、第一サイドパネルに延びていることが好適である。
(4)本発明にかかるブランクにおいて、上側受け開口部を画定する第二縁部は、湾曲していることが好適である。
(5)本発明にかかるブランクは第一傾斜トップパネルの連結線と平行に延びる中心軸線を規定しており、上側受け開口部は、中心軸線に垂直な方向に延びる第一寸法(D2)を有しており、上側受け開口部を画定する第一縁部および第二縁部は、上側受け開口部の第一寸法(D2)方向において対向していることも好適である。
(6)本発明にかかるブランクにおいて、上側受け開口部は、中心軸線に平行な方向に延びる第二寸法(D1)を有しており、上側受け開口部の第二寸法(D1)は、上側受け開口部の第一寸法(D2)よりも大きいことが好適である。
(7)本発明にかかるブランクにおいて、ブランクを組み立てて形成されるキャリアにより保持するであろう容器の頂部が直径を規定する、概して円筒形状を有している場合、上側受け開口部の第二寸法(D1)は、容器の頂部の直径よりも大きいことが好適である。
(8)本発明にかかるブランクにおいて、ブランクを組み立てて形成されるキャリアにより保持するであろう容器のフランジが、概してリング形状であるとともに、直径を画定している場合、上側受け開口部の第二寸法(D1)は、容器のフランジの直径よりも大きいことが好適である。
(9)本発明にかかるブランクにおいて、上側受け開口部の第一寸法(D2)は、容器のフランジの直径以下であることが好適である。
(10)本発明にかかるブランクにおいて、上側受け開口部の第一寸法(D2)は、29mm以上であり、かつ33mm以下であることが好適である。
(11)本発明にかかるブランクにおいて、複数のパネルは第一サイドパネルの連結線にヒンジ式に連結されたベースパネルをさらに備えており、少なくとも1つの容器受け機構は、少なくとも部分的にベースパネルにおいて、切目線により画定される下側受け開口部を備えており、少なくとも1つの容器が少なくとも1つの容器受け機構により少なくとも部分的に受けられる場合、下側受け開口部の中心(I)は、上側受け開口部を画定する第一縁部の曲率中心(II)と垂直方向において整列しておらず、下側受け開口部の中心(I)は、上側受け開口部を画定する第一縁部の曲率中心(II)から、第一サイドパネルから離れる方向に、オフセットしていることも好適である。
(12)本発明にかかるブランクにおいて、複数のパネルは、ベースパネルと、第二サイドパネルと、第二傾斜トップパネルと、をさらに含むことが好適である。ここで、ベースパネルは、第一サイドパネルの下縁部にヒンジ式に連結されたものである。第二サイドパネルは、第一サイドパネルに対向する位置をとるように、第二サイドパネルの連結線でベースパネルにヒンジ式に連結されたものである。第二傾斜トップパネルは、第二サイドパネルの連結線にヒンジ式に連結されているとともに、第一傾斜トップパネルの上縁部に向かって延びている。
(13)本発明にかかるブランクにおいては、ハンドル機構として、少なくとも1つのハンドルパネルを備えることが好適である。ここで、少なくとも1つのハンドルパネルは、第一傾斜トップパネルの連結線にヒンジ式に連結されたものである。
本発明にかかるキャリアによれば、少なくとも傾斜トップパネルおよびサイドパネルという複数のパネルと、容器受け機構との組合せを備えることとしたので、一のキャリアで、物品の着脱作業の容易化と物品保持性の向上とを十分に両立することができる。
本発明にかかるブランクによれば、少なくとも傾斜トップパネルおよびサイドパネルという複数のパネルと、容器受け機構との組合せを備えることとしたので、物品の着脱作業の容易化と物品保持性に優れたキャリアを、より確実に形成することができる。
本発明の一実施形態にかかるキャリアを用いたパッケージの概略構成を示す外観斜視図である。 図1に示したキャリアの筒状構造を中心軸線(X−X線)方向から見た図である。 図2に示したキャリアを持ち上げたときの説明図である。 図3に示したキャリアを降ろしたときのキャリアとキャップとの関係の説明図である。 図3に示したキャリアを持ち上げたときのキャリアとキャップとの関係の説明図である。 図1に示したキャリアを形成するためのブランクの展開された形態を示す説明図である。 図6に示したブランクの上側受け開口部の拡大図である。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態を説明する。
図1には本発明の一実施形態にかかるキャリアを用いたパッケージが示されている。図2には図1に示したキャリアの筒状構造を中心軸線(X−X線)方向から見た図が示されている。
本実施形態にかかるパッケージ10は、内容物が充填された8本のペットボトルなどの容器12と、一のキャリア14とを備える。
容器12は、首部16と、首部16に連結する肩部18と、肩部18に連結する胴部20と、首部16の外周囲に設けられた外向きフランジ(フランジ)22と、首部16に取り付けられたキャップ(容器の頂部)24とを有する。本実施形態では、8本の容器12を2×4の配列で並べている。
本発明のキャリアは、容器を少なくとも部分的に保持するものである。本実施形態において、2×4の配列で並べられた容器12の上部に、筒状構造(キャリア内部周りに少なくとも部分的に延びる構造)を有する一のキャリア14が装着されている。筒状構造を有するキャリア14は、容器12の外向きフランジ22を間に挟んで、容器12の首部16およびキャップ24を覆っている。
本発明のキャリアは、キャリア内部周りに少なくとも部分的に延びる複数のパネルを備える。本実施形態にかかるキャリア14は、本発明の複数のパネルとして、板紙製の、ベースパネル26と、第一サイドパネル28および第二サイドパネル30と、第一傾斜トップパネル32および第二傾斜トップパネル34と、第一ハンドルパネル36および第二ハンドルパネル38とを備える。
ベースパネル26は、連結線40を介して、第一サイドパネル28にヒンジ式に連結されている。第一サイドパネル28は、連結線(第一傾斜トップパネル32の下縁部)44を介して、第一傾斜トップパネル32にヒンジ式に連結されている。第一傾斜トップパネル32は、連結線48を介して、第一ハンドルパネル36にヒンジ式に連結されている。
また、ベースパネル26は、連結線42を介して、第二サイドパネル30にヒンジ式に連結されている。第二サイドパネル30は、連結線(第二傾斜トップパネル34の下縁部)46を介して、第二傾斜トップパネル34にヒンジ式に連結されている。第二傾斜トップパネル34は、連結線50を介して、第二ハンドルパネル38にヒンジ式に連結されている。
本発明のキャリアは、複数のパネルが、キャリア内部周りに少なくとも部分的に延びる。このために、本実施形態においては、ベースパネル26と、第一サイドパネル28および第二サイドパネル30と、第一傾斜トップパネル32および第二傾斜トップパネル34と、第一ハンドルパネル36および第二ハンドルパネル38とにより、図2に示されるような筒状構造を画定している。
本実施形態において、キャリア14は、容器受け機構52と、ハンドル機構54とを備える。ハンドル機構54は、容器受け機構52がハンドル機構54と第一サイドパネル28との間に配置されるように、配置されている。また、ハンドル機構54は、容器受け機構52がハンドル機構54と第二サイドパネル30との間に配置されるように、配置されている。
容器受け機構52は、少なくとも第一傾斜トップパネル32および第二傾斜トップパネル34において延在する。本発明の容器受け機構52は、容器12を少なくとも部分的に受ける。本実施形態において、容器受け機構52は、容器12の上部としての、首部16と、フランジ部22と、キャップ24とを受ける。容器受け機構52は、少なくとも部分的に第一傾斜トップパネル32および第二傾斜トップパネル34に画定された上側受け開口部56と、下側受け開口部58と、を備えている。上側受け開口部56は、対向する第一縁部60および第二縁部62を含む境界によって画定されている。第一縁部60は、第二縁部62よりもハンドルパネル(ハンドル機構)の近くに配置されている。第一縁部60は、第一縁部60の曲率中心が、第一縁部60よりも第二縁部62の近くに位置するようなアーチ状をなしている。
本実施形態において、上側受け開口部56は、第一傾斜トップパネル32から、連結線44を越して、第一サイドパネル28にまで及んでいる。また、上側受け開口部56は、第二傾斜トップパネル34から、連結線46を越して、第二サイドパネル30にまで及んでいる。
ハンドル機構54は、キャリア14を持ち上げるためのものである。このためにハンドル機構54は、第一ハンドルパネル36と、第二ハンドルパネル38と、を含む。ハンドル機構54は、第一ハンドルパネル36および第二ハンドルパネル38に形成された、ハンドル用開口64およびハンドル用タブ66を含む。これにより、使用者は、第一ハンドルパネル36および第二ハンドルパネル38のハンドル用開口64に指を入れることにより、キャリア14を容易に持ち上げることができる。また、使用者は、第一ハンドルパネル36および第二ハンドルパネル38を持つことにより、キャリア14を容易に持ち上げることができる。
本実施形態において、キャリア14は、操作用タブ68を備える。本実施形態において、操作用タブ68は、例えば以下に示されるような2つの機能を有している。
キャリア14を持ち上げたとき、上側受け開口部56を画定する第二縁部62が容器12の外向きフランジ22に対してしっかりと押圧されるように容器12により外方に押圧されるように構成されている。
キャリア14を降ろしたとき、使用者が操作用タブ68を握って、上側受け開口部56を画定する第二縁部62からの容器12の係合解除を操作することができるように構成されている。
本実施形態にかかるキャリア14は概略以上のように構成され、以下にその作用について説明する。
図3に示されるように、使用者はキャリア14のハンドル用開口64に指をかけてキャリア14を持ち上げることができる。
すると、キャリア14が有する筒状構造は、図2に示した筒状構造の形から図3に示した筒状構造の形へと変形する。
容器12は、その自重により図3中、矢印A方向に下がる。
中心軸線(X―X線)を間に挟んで隣り合う容器12aの底部と容器12bの底部とは、図3中、矢印B方向に傾いて当たる。
中心軸線(X―X線)を間に挟んで隣り合う容器12aの頂部と容器12bの頂部とは、中心軸線(X―X線)を間に挟んで隣り合う容器12aの底部と容器12bの底部との接触箇所を支点として、図3中、矢印C方向に傾く。
上側受け開口部56を画定する第二縁部62に対し、容器12の外向きフランジ22の下端面が、矢印D方向から、しっかりと押し付けられる。
ここで、図2に示した筒状構造の形から図3に示した筒状構造の形へと変形するとき、容器12の外向きフランジ22の下端面に対する、上側受け開口部56を画定する第二縁部62の上下方向位置は、変わらない。
一方、図3に示した筒状構造の形では、キャップ24の外周面に対する、上側受け開口部56を画定する第一縁部60の上下方向位置は、図2に示した筒状構造の形の場合と比較し、上方に位置している。
具体的には、図2に示した筒状構造の形では、キャップ24の外周面に対する、上側受け開口部56を画定する第一縁部60の上下方向位置は低い。
図2に示した筒状構造の形では、キャップ24の外周面に、上側受け開口部56を画定する第一縁部60が接触していても、キャップ24の外周面と上側受け開口部56を画定する第一縁部60との間には、容器12の着脱作業に影響を及ぼす大きさの力は働いていない。したがって、容器12の着脱作業を容易に行うことができる。しかも、本実施形態では、従来のキャリアのような、開口を画定する縁部から開口内側に延在する支持タブを用いていないので、容器12の着脱作業を、より容易に行うことができる。
一方、図3に示されるように、キャリア14を上方に持ち上げると、上側受け開口部56を画定する第一縁部60は、キャップ24の外周面に接触しながら、キャップ24の外周面に対する、上側受け開口部56を画定する第一縁部60の上下方向位置が、上方に移動する。
キャップ24の外周面に対する、上側受け開口部56を画定する第一縁部60の上下方向位置が、高くなるにしたがって、キャップ24の外周面と上側受け開口部56を画定する第一縁部60との間に働く係合力も次第に強くなる。
この結果、キャップ24の外周面に対し、上側受け開口部56を画定する第一縁部60が、図3中、矢印E方向に、より強く押し付けられる。
これにより、容器12は、上側受け開口部56を画定する第一縁部60と第二縁部62との間に、よりしっかりと保持される。
本実施形態では、容器の上部を、従来の手法、つまり開口を画定する縁部から開口内側に延在する支持タブにより保持する従来の手法に代えて、図3に示した筒状構造の形における、上側受け開口部56を画定する第一縁部60と第二縁部62との間に、保持する手法を採用したので、容器12の保持を、より確実に行うことができる。
しかも、本実施形態によれば、キャリア14を降ろすことにより、さらにはハンドルパネルを押し下げることにより、キャリア14が有する筒状構造が、図3に示した筒状構造の形から図2に示した筒状構造の形に変形する。これにより、上側受け開口部56を画定する第一縁部60とキャップ24の外周面との強い係合が解除されるとともに、上側受け開口部56を画定する第二縁部62と容器12の外向きフランジ22との間の強い係合が解除される。このとき、キャリア14の上側受け開口部56と容器12との間には、容器12の着脱作業に影響を及ぼす大きさの力は働いていない。このため、キャリア14から容器12を容易に取り外したり、キャリア14に容器12を容易に装着することもできる。
以下、上述した容器12とキャリア14との関係について、図4、図5を参照しつつ、より具体的に説明する。
図4には、キャリア14を降ろしたときの、容器12とキャリア14との関係の一例が示されている。
図4では、容器12の外向きフランジ22の下端面に、上側受け開口部56を画定する第二縁部62が軽く接触している。
図4では、キャップ24の外周面に、上側受け開口部56を画定する第一縁部60が軽く接触している。図4では、キャップ24の外周面に対する、第一傾斜トップパネル32の上側受け開口部56を画定する第一縁部60の上下方向位置は、図5に示した上下方向位置よりも、低いところにある。
図5には、図4に示したキャリア14を持ち上げたときの、容器12とキャリア14との関係の一例が示されている。
キャリア14を持ち上げることにより、第一サイドパネル28に対する、第一傾斜トップパネル32の傾斜が、図4に示した傾斜よりも、垂直方向に向かって大きくなる。
キャリア14を持ち上げることにより、容器12の上部は、図中、矢印C方向に傾く。
このとき、図5に示されるように、キャリア14の下側受け開口部58の中心(I)は、上側受け開口部56を画定する第一縁部60の曲率中心(II)と垂直方向(図5中、上下方向)において整列しておらず、下側受け開口部58の中心(I)は、上側受け開口部60を画定する第一縁部60の曲率中心(II)から、第一サイドパネル28から離れる方向(図5中、左方向)に、ずれている(オフセットしている)。
このようにしてキャリア14を持ち上げることにより、容器12の外向きフランジ22の下端面を、図5中、矢印D方向から、上側受け開口部56を画定する第二縁部62に、強く押し付けることができる。この結果、キャリア14の上側受け開口部56を画定する第二縁部62は、容器12の外向きフランジ22の下端面をしっかりと保持することができる。
第一サイドパネル28に対する、第一傾斜トップパネル32の傾斜が、垂直方向に向かって、大きくなっても、容器12の外向きフランジ22の下端面に対する、上側受け開口部56を画定する第二縁部62の上下方向位置(上下方向の接触位置)は変わらない。
一方、第一サイドパネル28に対する、第一傾斜トップパネル32の傾斜が、垂直方向に向かって、大きくなるにしたがって、キャップ24の外周面に対する、第一傾斜トップパネル32の上側受け開口部56を画定する第一縁部60の上下方向位置は、次第に上方に移動する。
この結果、図中、矢印E方向から、上側受け開口部56を画定する第一縁部60を、キャップ24の外周面に、より強く押し付けることができる。
このようにキャリア14を持ち上げることにより、キャップ24の外周面に、キャリア14の上側受け開口部56を画定する第一縁部60が沿ってしっかりと保持することができる。
本実施形態によれば、キャリア14を持ち上げることより、容器12の上側受け開口部56を画定する第一縁部60および第二縁部62により、キャップ24の外周面および容器12の外向きフランジ22の下端面を、より強く挟持することができるので、物品保持性を向上させることができる。本実施形態にかかるキャリア14によれば、従来のキャリアと比較し、例えばパネルの開口を画定する縁部から開口の内側に延在する支持タブで容器を支持した従来のキャリアと比較し、物品保持性を大幅に向上させることができる。
このように本実施形態にかかるキャリア14によれば、一のキャリア14で、容器12の着脱作業をより容易に行えるとともに、物品保持性を向上させることができる。
以下、本実施形態にかかるキャリア14の作用について、より具体的に説明する。
(1)本実施形態においては、例えば第二ハンドルパネル38のハンドル用タブ66を第一ハンドルパネル36のハンドル用開口64に差し込み、第一ハンドルパネル36と第二ハンドルパネル38とを重ね合わせることにより、ベースパネル26と、第一サイドパネル28および第二サイドパネル30と、第一傾斜トップパネル32および第二傾斜トップパネル34とにより、本実施形態にかかるキャリア14において特徴的な筒状構造を画定することができる。
(2)本実施形態において、容器12は、外向きフランジ22と、外向きフランジ22の上方に延びるキャップ(頂部)24と、を備えている。
このため、キャリア14を持ち上げることにより、上側受け開口部56を画定する第二縁部62は、容器12の外向きフランジ22の少なくとも一部(外向きフランジの下端面の少なくとも一部)と、よりしっかり係合することができる。
上側受け開口部56を画定する第一縁部60は、容器12のキャップ24の外周面(頂部)の少なくとも一部と、よりしっかり係合することができる。
したがって、本実施形態にかかるキャリア14により、外向きフランジ22とキャップ24とを備える容器12を、しっかりと保持することができる。
(3)本実施形態において、上側受け開口部56は、上側受け開口部56を画定する第二縁部62が、第一サイドパネル28により提供されるように、第一サイドパネル28まで延びている。また、上側受け開口部56は、上側受け開口部56を画定する第二縁部62が、第二サイドパネル30により提供されるように、第二サイドパネル30まで延びている。
このため、キャリア14を持ち上げることにより、容器12の外向きフランジ22の下端面を、上側受け開口部56を画定する第二縁部62が、よりしっかりと保持することができる。
より具体的には、以下の通りである。
キャリアを持ち上げることにより、サイドパネルに対する、傾斜トップパネルの傾斜角度が変わる。
ここで、上側受け開口部56を画定する第二縁部62が、サイドパネルと傾斜トップパネルとをヒンジ式に連結する連結線上に位置した場合、サイドパネルに対する、傾斜トップパネルの傾斜運動により、容器12の外向きフランジ22の下端面が、上側受け開口部56を画定する第二縁部62から外れてしまうおそれがあると考えられる。
一方、本実施形態にかかるキャリア14のように、上側受け開口部56は、上側受け開口部56を画定する第二縁部62が、連結線44上ではなく、連結線44から外れた第一サイドパネル28により提供されるように、第一サイドパネル28まで延びている。また、上側受け開口部56は、上側受け開口部56を画定する第二縁部62が、連結線46上ではなく、連結線46から外れた第二サイドパネル30により提供されるように、第二サイドパネル30まで延びている。つまり、サイドパネルに対する傾斜トップパネルの傾斜運動の支点位置と、上側受け開口部56を画定する第二縁部62による外向きフランジ22の支持位置とをずらしている。これにより、キャリアを持ち上げたとき、サイドパネルに対して傾斜トップパネルが傾斜するものの、上側受け開口部56を画定する第二縁部62は、容器12の外向きフランジ22の下端面を、より確実に支持することができる。
(4)本実施形態において、上側受け開口部56を画定する第二縁部62は、湾曲している。
このため、上側受け開口部56を画定する第二縁部62による、容器12の支持を、より良好に行うことができる。例えば、多少寸法の異なる容器12であっても、上側受け開口部56を画定する第二縁部62により、十分に支持することができる。
(5)本実施形態において、キャリア14は、第一傾斜トップパネル32の連結線(下縁部)44および第二傾斜トップパネル34の連結線(下縁部)46と平行に延びる中心軸線(X−X線)を規定しており、上側受け開口部56は、中心軸線(X−X線)に垂直な方向に延びる第一寸法(D2)を有しており、上側受け開口部56を画定する第一縁部60および第二縁部62は、第一寸法(D2)方向において対向している。
このように上側受け開口部56を画定する第一縁部60および第二縁部62は、第一寸法(D2)方向において対向しているので、キャリア14を持ち上げることにより、上側受け開口部56を画定する第一縁部60と第二縁部62との間で、容器をしっかりと挟持することができる。一方、キャリア14を降ろすことにより、上側受け開口部56と容器12との間には、容器12の着脱作業に影響を及ぼす大きさの力が働かなくなる。この結果、容器12の着脱作業が容易に行える。
(6)本実施形態において、上側受け開口部56は、中心軸線(X−X線)に平行な方向に延びる第二寸法(D1)を有しており、上側受け開口部56の第二寸法(D1)は、上側受け開口部56の第一寸法(D2)よりも大きい。
このため、特に容器の着脱作業の容易化を、より図ることができる。しかも、より多くの、異なる寸法の容器12にも対応することができる。
(7)本実施形態において、容器12のキャップ24は、キャップ24の直径を規定する、概して円筒形状を有しており、上側受け開口部56の第二寸法(D1)は、キャップ24の直径よりも大きい。
このため、容器12の着脱作業を行う際、キャップ24と上側受け開口部56とが引っ掛かるのをより確実に防ぐことができるので、容器12の着脱作業を、より容易に行うことができる。
(8)本実施形態において、容器12の外向きフランジ22は、概してリング形状であるとともに、外向きフランジ22の直径を画定しており、上側受け開口部56の第二寸法(D1)は、外向きフランジ22の直径よりも大きい。
このため、容器12の着脱作業を行う際、容器12の外向きフランジ22と上側受け開口部56とが、第二寸法(D1)方向において引っ掛かるのを、より確実に防ぐことができるので、容器12の着脱作業を、より容易に行うことができる。
(9)本実施形態において、上側受け開口部56の第一寸法(D2)は、外向きフランジ22の直径以下としている。
このため、第一寸法(D2)方向において、容器12の外向きフランジ22の下端面を、上側受け開口部56の第二縁部62に、より確実に接触させることができるので、容器12の保持を、より確実に行うことができる。
(10)本実施形態において、上側受け開口部56の第一寸法(D2)は、29mm以上であり、かつ33mm以下としている。これにより、標準的なサイズのペットボトルに対する、保持性向上と着脱作業の容易化との両立をより確実に図ることができる。
(11)本実施形態において、容器受け機構52は、少なくとも部分的にベースパネル26において画定された下側受け開口部58を備えているので、容器12が容器受け機構52により少なくとも部分的に受けられるとき、ベースパネル26に画定された下側受け開口部58の中心(I)は、上側受け開口部56を画定する第一縁部60の曲率中心(II)と垂直方向において整列しておらず、下側受け開口部58の中心(I)は、上側受け開口部56を画定する第一縁部60の曲率中心(II)から、第一サイドパネルから離れる方向に、オフセットしている。
このため、容器12がキャリア14の容器受け機構52により受けられると、下側受け開口部58は、上側受け開口部56による物品保持性を、十分に発揮させることができる。
(12)本実施形態においては、本発明の複数のパネルとして、ベースパネルと、第二サイドパネルと、第二傾斜トップパネルと、をさらに含む。
これにより、ベースパネルと、第一サイドパネルおよび第二サイドパネルと、第一傾斜トップパネルおよび第二傾斜トップパネルとにより、本実施形態にかかるキャリア14において特徴的な筒状構造を画定することができる。
この結果、キャリア14を持ち上げたときとキャリア14を降ろしたときとで、キャリア14の筒状構造を十分に変形させることができる。
これにより、キャリア14を持ち上げたときは、キャリア14により容器12をよりしっかりと保持することができる。一方、キャリア14を降ろしたときは、キャリア14に対する容器12の着脱作業を、より容易に行うことができる。
(13)本実施形態において、ハンドル機構54は、第一傾斜トップパネル32の上縁部にヒンジ式に連結された第一ハンドルパネル36を備える。また、ハンドル機構54は、第二傾斜トップパネル46の上縁部にヒンジ式に連結された第二ハンドルパネル38を備える。
この結果、第一ハンドルパネル36および第二ハンドルパネル38により、キャリア14を持ち上げたり、降ろしたりすることが、より容易に行うことができる。
本実施形態にかかるキャリア14によれば、一のキャリア14で、物品の着脱作業の容易化と、優れた物品保持性とを両立することができる。
[ブランク]
図6には本実施形態にかかるキャリア14を形成するためのブランクが展開された状態で示されている。図7には図6に示したブランクの上側受け開口部の拡大図が示されている。なお、前記図1と対応する部分には符号100を加えて示し説明を省略する。
本実施形態において、ブランク170は、ベースパネル126と、第一サイドパネル128および第二サイドパネル130と、第一傾斜トップパネル132および第二傾斜トップパネル134と、第一ハンドルパネル136および第二ハンドルパネル138とを備える。
ベースパネル126は、折目線(連結線)140を介して、第一サイドパネル128にヒンジ式に連結されている。第一サイドパネル128は、折目線(連結線)144を介して、第一傾斜トップパネル132にヒンジ式に連結されている。第一傾斜トップパネル132は、連結線(折目線)148を介して、第一ハンドルパネル136にヒンジ式に連結されている。
また、ベースパネル126は、折目線(連結線)142を介して、第二サイドパネル130にヒンジ式に連結されている。第二サイドパネル130は、折目線(連結線)146を介して、第二傾斜トップパネル134にヒンジ式に連結されている。第二傾斜トップパネル134は、連結線(折目線)150を介して、第二ハンドルパネル138にヒンジ式に連結されている。
ブランク170において、上側受け開口部152は、第一傾斜トップパネル132および第一サイドパネル128において、切目線172により画定されている。上側受け開口部152は、第二傾斜トップパネル134および第二サイドパネル130においても、切目線172により画定されている。
下側受け開口部152は、ベースパネル126において、切目線174により画定されている。
上側受け開口部156は、中心軸線(X−X線)と直交する方向において、対向する第一縁部160および第二縁部162を含む境界によって画定されている。
上側受け開口部156を画定する第一縁部160は、上側受け開口部156を画定する第二縁部162よりもハンドル機構154の近くに配置されている。
上側受け開口部156を画定する第一縁部160は、上側受け開口部156を画定する第一縁部162の曲率中心が、上側受け開口部156を画定する第一縁部162よりも、上側受け開口部156を画定する第二縁部162の近くに位置するようなアーチ状になっている。
上側受け開口部156を画定する第二縁部162は、湾曲している。
上側受け開口部156は、中心軸線(X−X線)に垂直な方向に延びる第一寸法(D2)を有している。
上側受け開口部156を画定する第一縁部160および第二縁部162は、第一寸法(D2)方向において対向している。
上側受け開口部156は、中心軸線(X−X線)に平行な方向に延びる第二寸法(D1)を有している。
上側受け開口部156の第二寸法(D1)は、上側受け開口部156の第一寸法(D2)よりも大きい。
ここで、標準的なペットボトル上部のキャップの直径が約30mmであり、標準的なペットボトル(容器)首部のネックフランジの直径が約33mmである場合、第一寸法(D2)は約30mm、第二寸法(D1)は約34mmが一例として挙げられる。
図6中、寸法(W1)は、容器12の最大直径+下側受け開口部158の直径にほぼ等しい。
図6中、寸法(W2)は、典型的には約13mmである。
図6中、寸法(W3)は、寸法(W1)の約半分+α(α=例えば1mm〜2mm)である。
標準的なペットボトル上部のキャップの直径が約30mmであり、標準的なペットボトル(容器)首部のネックフランジの直径が約33mmである場合、寸法(W1)は約104mm、寸法(W2)は約13mm、寸法(W3)は約53mmが一例として挙げられる。
ハンドル用タブ166は、第一ハンドルパネル136および第二ハンドルパネル138において、切目線176により画定されている。
本実施形態にかかるブランク170によれば、物品の着脱作用の容易化と物品保持性に優れた本実施形態にかかるキャリア14を、より確実に形成することができる。
[変形例]
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内であれば、種々の変更が可能である。
<物品>
例えば、前記実施形態では、物品(容器)として内容物が充填された容器を用いた例について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内であれば、他の物品を用いることができる。
<寸法>
前記実施形態では、一般的なペットボトルの寸法に基づいてキャリアの要部の寸法を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内であれば、物品(容器)の寸法に応じてキャリアの寸法を変更することができる。
10 パッケージ
12 容器(物品)
14 キャリア
16 首部
22 外向きフランジ(フランジ)
24 キャップ(物品の頂部)
26、126 ベースパネル
28、128 第一サイドパネル
30、130 第二サイドパネル
32、132 第一傾斜トップパネル
34、134 第二傾斜トップパネル
36、136 第一ハンドルパネル
38、138 第二ハンドルパネル
40、42、44、46、48、50、140、142、144、146、148、150 連結線(折目線)
52、152 容器受け機構
54、154 ハンドル機構
56、156 上側受け開口部
58、158 下側受け開口部
60、160 第一縁部
62、162 第二縁部
64、164 ハンドル用開口
66、166 ハンドル用タブ
68、168 操作用タブ
170 ブランク
172、174、176 切目線
X−X線 中心軸線

Claims (14)

  1. 少なくとも1つの容器を少なくとも部分的に保持するキャリアであって、
    前記キャリアは、キャリア内部周りに少なくとも部分的に延びる複数のパネルを備えており、
    前記複数のパネルは、第一傾斜トップパネルと、前記第一傾斜トップパネルの下縁部に沿って前記第一傾斜トップパネルにヒンジ式に連結された第一サイドパネルと、を備えており、
    前記キャリアは、少なくとも前記第一傾斜トップパネルにおいて延在する少なくとも1つの容器受け機構と、前記キャリアを持ち上げることができるハンドル機構と、をさらに備えており、
    前記少なくとも1つの容器受け機構は、前記少なくとも1つの容器を少なくとも部分的に受け、
    前記少なくとも1つの容器受け機構が前記ハンドル機構と前記第一サイドパネルとの間に配置されるように、前記ハンドル機構は配置されており、
    前記少なくとも1つの容器受け機構は、少なくとも部分的に前記第一傾斜トップパネルに画定された上側受け開口部を備えており、
    前記上側受け開口部は、対向する第一縁部および第二縁部を含む境界によって画定されており、
    前記上側受け開口部を画定する第一縁部は、前記上側受け開口部を画定する第二縁部よりも前記ハンドル機構の近くに配置されており、
    前記上側受け開口部を画定する第一縁部は、前記第一縁部の曲率中心が前記第一縁部よりも前記第二縁部の近くに位置するようなアーチ形をなしているキャリア。
  2. 前記少なくとも1つの容器は、フランジと、前記フランジの上方に延びる頂部と、を備えており、
    前記上側受け開口部を画定する第二縁部は、少なくとも1つの容器のフランジの少なくとも一部と係合し、
    前記上側受け開口部を画定する第一縁部は、前記少なくとも1つの容器の頂部の少なくとも一部と係合する請求項1に記載のキャリア。
  3. 前記上側受け開口部は、前記上側受け開口部を画定する第二縁部が前記第一サイドパネルにより提供されるように、前記第一サイドパネルに延びている請求項1に記載のキャリア。
  4. 前記上側受け開口部を画定する第二縁部は、湾曲している請求項3に記載のキャリア。
  5. 前記キャリアは、前記第一傾斜トップパネルの下縁部と平行に延びる中心軸線を規定しており、
    前記上側受け開口部は、前記中心軸線に垂直な方向に延びる第一寸法(D2)を有しており、
    前記上側受け開口部を画定する第一縁部および第二縁部は、前記上側受け開口部の第一寸法(D2)の方向において対向している請求項1に記載のキャリア。
  6. 前記上側受け開口部は、前記中心軸線に平行な方向に延びる第二寸法(D1)を有しており、前記上側受け開口部の第二寸法(D1)は、前記上側受け開口部の第一寸法(D2)よりも大きい請求項5に記載のキャリア。
  7. 前記少なくとも1つの容器の頂部は、直径を規定する、概して円筒形状を有しており、前記上側受け開口部の第二寸法(D1)は、前記容器の頂部の直径よりも大きい請求項6に記載のキャリア。
  8. 前記少なくとも1つの容器のフランジは、概してリング形状であるとともに、直径を画定しており、前記上側受け開口部の第二寸法(D1)は、前記容器のフランジの直径よりも大きい請求項7に記載のキャリア。
  9. 前記上側受け開口部の第一寸法(D2)は、前記容器のフランジの直径以下である請求項8に記載のキャリア。
  10. 前記上側受け開口部の第一寸法(D2)は、29mm以上であり、かつ33mm以下である請求項5に記載のキャリア。
  11. 前記複数のパネルは、前記第一サイドパネルの下縁部にヒンジ式に連結されたベースパネルをさらに備えており、
    前記少なくとも1つの容器受け機構は、少なくとも部分的に前記ベースパネルにおいて画定された下側受け開口部を備えており、
    少なくとも1つの容器が少なくとも1つの容器受け機構により少なくとも部分的に受けられるとき、前記下側受け開口部の中心(I)は、前記上側受け開口部を画定する第一縁部の曲率中心(II)と垂直方向において整列しておらず、前記下側受け開口部の中心(I)は、前記上側受け開口部を画定する第一縁部の曲率中心(II)から、前記第一サイドパネルから離れる方向に、オフセットしている請求項1に記載のキャリア。
  12. 前記複数のパネルは、
    前記第一サイドパネルの下縁部にヒンジ式に連結されたベースパネルと、
    前記第一サイドパネルに対向する位置をとるように、第二サイドパネルの下縁部で前記ベースパネルにヒンジ式に連結された第二サイドパネルと、
    前記第二サイドパネルの上縁部にヒンジ式に連結されるとともに、前記第一傾斜トップパネルの上縁部に向かって延びる第二傾斜トップパネルと、
    をさらに含む請求項1に記載のキャリア。
  13. 前記ハンドル機構は、前記第一傾斜トップパネルの上縁部にヒンジ式に連結された、少なくとも1つのハンドルパネルを備える請求項12に記載のキャリア。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載のキャリアを形成するためのブランク。
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