JP2020146826A - ロボット及び人の位置検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ロボット及び人の位置検出システムにおいて、検出漏れを抑制する。【解決手段】位置検出装置(T2)を含むロボット(R)の位置と、位置検出装置(T1、T4、T3)をそれぞれ携帯した複数の人(M1〜M3)の位置とを互いに検出する位置検出システムであって、位置検出装置(T1〜T4)は、自己の識別情報を含む所定情報を周期的に無線送信する送信部と、他の位置検出装置の送信部により送信された所定情報を受信する受信部と、受信部により受信した所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、所定情報を送信した位置検出装置の相対位置を算出する算出部と、受信部により受信した所定情報に含まれる識別情報に対応させて、算出部により算出された相対位置を記憶する記憶部と、を備え、所定情報は、記憶部により記憶されたそれぞれの識別情報、及びそれぞれの識別情報に対応する相対位置を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、ロボットの位置及び人の位置を互いに検出するシステムに関する。
従来、ロボットの周囲の検出域内で人を検出するシステムがある(特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムでは、ロボットは、ロボットに接近する人々を検出するために、ソナーセンサ、光学スコープセンサ、ビデオカメラ、マイクロホン等を1つ以上備えている。
ところで、ロボットが複数のセンサを備えていたとしても、ロボットの位置から人を検出することが難しい場合がある。この点、特許文献1に記載のシステムは、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、ロボット及び人の位置検出システムにおいて、検出漏れを抑制することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、位置検出装置を含むロボットの位置と、前記位置検出装置をそれぞれ携帯した複数の人の位置とを互いに検出する位置検出システムであって、
前記位置検出装置は、
自己の識別情報を含む所定情報を周期的に無線送信する送信部と、
他の位置検出装置の前記送信部により送信された前記所定情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信した前記所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記所定情報を送信した前記位置検出装置の相対位置を算出する算出部と、
前記受信部により受信した前記所定情報に含まれる前記識別情報に対応させて、前記算出部により算出された前記相対位置を記憶する記憶部と、を備え、
前記所定情報は、前記記憶部により記憶されたそれぞれの前記識別情報、及びそれぞれの前記識別情報に対応する前記相対位置を含む。
前記位置検出装置は、
自己の識別情報を含む所定情報を周期的に無線送信する送信部と、
他の位置検出装置の前記送信部により送信された前記所定情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信した前記所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記所定情報を送信した前記位置検出装置の相対位置を算出する算出部と、
前記受信部により受信した前記所定情報に含まれる前記識別情報に対応させて、前記算出部により算出された前記相対位置を記憶する記憶部と、を備え、
前記所定情報は、前記記憶部により記憶されたそれぞれの前記識別情報、及びそれぞれの前記識別情報に対応する前記相対位置を含む。
上記構成によれば、位置検出システムは、位置検出装置を含むロボットの位置と、位置検出装置をそれぞれ携帯した複数の人の位置とを互いに検出する。
ここで、それぞれの位置検出装置では、送信部により自己の識別情報を含む所定情報を周期的に無線送信し、他の位置検出装置の送信部により送信された所定情報を受信部により受信する。このため、ロボットの位置検出装置及び複数の人がそれぞれ携帯する位置検出装置は、互いに所定情報を周期的に無線送信し、互いに所定情報を受信する。それぞれの算出部は、受信部により受信した所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、所定情報を送信した位置検出装置(以下、「送信装置」という)の相対位置を算出する。すなわち、所定情報の受信方向から送信装置が存在する方向を算出でき、所定情報の受信強度から送信装置までの距離を算出できるため、送信装置の相対位置を算出することができる。
それぞれの記憶部は、受信部により受信した所定情報に含まれる識別情報に対応させて、算出部により算出された相対位置を記憶する。このため、識別情報によりそれぞれの位置検出装置を区別して、それぞれの位置検出装置の相対位置を記憶しておくことができる。そして、所定情報は、記憶部により記憶されたそれぞれの識別情報、及びそれぞれの識別情報に対応する相対位置を含んでいる。すなわち、それぞれの位置検出装置の送信部は、自己の識別情報と、記憶部により記憶された他の位置検出装置のそれぞれの識別情報と、それぞれの識別情報に対応する相対位置とを周期的に送信する。
例えば、設備と位置検出装置との位置関係等により、第1位置検出装置が送信した所定情報(以下、「第1所定情報」という)を、第2位置検出装置が受信できない場合がある。この場合でも、第3位置検出装置が第1所定情報を受信できれば、第3位置検出装置が第3位置検出装置を基準とした第1位置検出装置の相対位置を算出する。そして、第3位置検出装置が、第1所定情報に含まれる識別情報とその識別情報に対応する相対位置とを、所定情報に含めて送信する。このため、第3位置検出装置が送信した所定情報を、第2位置検出装置が受信することにより、第3位置検出装置が第3位置検出装置を基準として算出した第1位置検出装置の相対位置を、第2位置検出装置が取得することができる。したがって、第2位置検出装置は、第3位置検出装置を基準として算出された相対位置に、第1位置検出装置が存在することを把握することができ、検出漏れを抑制することができる。
第2の手段では、前記位置検出装置は、前記自己の識別情報以外の前記識別情報であり且つ前記記憶部により記憶されていない前記識別情報と、前記記憶されていない前記識別情報に対応する前記相対位置である第1相対位置と、を含む前記所定情報である未受信情報を受信した場合に、前記未受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記未受信情報を送信した前記位置検出装置の前記相対位置である第2相対位置を算出し、前記第1相対位置に前記第2相対位置を加えた相対位置を、前記記憶されていない前記識別情報に対応させて前記記憶部により記憶する。
例えば、設備と位置検出装置との位置関係等により、第2位置検出装置が上記第1所定情報を受信できず、第3位置検出装置が第1所定情報を受信できる場合がある。第3位置検出装置は、第3位置検出装置を基準とした第1位置検出装置の相対位置を算出し、第1所定情報に含まれる識別情報とその識別情報に対応する相対位置とを、所定情報に含めて送信する。この場合、第2位置検出装置は、自己の識別情報以外の識別情報であり且つ記憶部により記憶されていない識別情報と、記憶されていない識別情報に対応する相対位置である第1相対位置と、を含む所定情報である未受信情報を受信する。
上記構成によれば、位置検出装置は、未受信情報を受信した場合に、未受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、未受信情報を送信した位置検出装置の相対位置である第2相対位置を算出し、上記第1相対位置に第2相対位置を加えた相対位置を、記憶されていない識別情報に対応させて記憶部により記憶する。第1相対位置に第2相対位置を加えた相対位置は、記憶されていない識別情報に対応する相対位置を、未受信情報を送信した位置検出装置の相対位置と、未受信情報に含まれる記憶されていない識別情報に対応する相対位置とから、間接的に算出した相対位置である。したがって、位置検出装置は、受信できなかった所定情報を送信した位置検出装置の相対位置を間接的に算出して、記憶されていない識別情報に対応させて記憶部により記憶することができる。
第3の手段では、前記位置検出装置は、前記記憶部により記憶された前記識別情報と、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置である第3相対位置と、を含む前記所定情報である受信情報を受信した場合に、前記受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記受信情報を送信した前記位置検出装置の前記相対位置である第4相対位置を算出し、前記第3相対位置に前記第4相対位置を加えた相対位置である第5相対位置が、前記記憶された前記識別情報に対応させて前記記憶部により記憶された前記相対位置よりも近い場合に、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置として前記第5相対位置を優先的に前記記憶部により記憶する。
上記構成によれば、記憶された識別情報に対応する相対位置が記憶部により記憶されている場合であっても、上記受信情報を送信した位置検出装置の相対位置である第4相対位置と、第3相対位置に第4相対位置を加えた相対位置である第5相対位置とが算出される。第5相対位置は、記憶された識別情報に対応する相対位置を、受信情報を送信した位置検出装置の相対位置と、受信情報に含まれる記憶された識別情報に対応する相対位置とから、間接的に算出した相対位置である。
そして、第5相対位置が、記憶された識別情報に対応させて記憶部により記憶された相対位置よりも近い場合に、記憶された識別情報に対応する相対位置として第5相対位置を優先的に記憶部により記憶する。このため、記憶された識別情報に対応する相対位置を複数の方法で算出することができる場合に、最も近い相対位置を優先的に記憶部により記憶することができる。
第4の手段では、前記位置検出装置は、前記記憶部により記憶された前記識別情報と、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置である第3相対位置と、を含む前記所定情報である受信情報を受信した場合に、前記受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記受信情報を送信した前記位置検出装置の前記相対位置である第4相対位置を算出し、前記第3相対位置に前記第4相対位置を加えて、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置を算出し、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置を新たに算出した場合に、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置として、前記新たに算出した前記相対位置を優先的に前記記憶部により記憶する。
上記構成によれば、位置検出装置は、記憶部により記憶された識別情報と、記憶された識別情報に対応する相対位置である第3相対位置と、を含む所定情報である受信情報を受信した場合に、受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、受信情報を送信した位置検出装置の相対位置である第4相対位置を算出し、第3相対位置に第4相対位置を加えて、記憶された識別情報に対応する相対位置を算出する。このため、記憶された識別情報に対応する相対位置が記憶部により記憶されている場合であっても、記憶された識別情報に対応する相対位置が間接的に算出される。
そして、記憶された識別情報に対応する相対位置を新たに算出した場合に、記憶された識別情報に対応する相対位置として、新たに算出した相対位置を優先的に記憶部により記憶する。このため、受信部により受信した所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、所定情報を送信した位置検出装置の相対位置を直接的に算出することと、記憶された識別情報に対応する相対位置を間接的に算出することとを行い、最新の相対位置を優先的に記憶部により記憶することができる。
例えば、人が携帯した第1位置検出装置の受信部が故障しても送信部が正常である場合は、ロボットの位置検出装置を含む他の位置検出装置は、第1位置検出装置の相対位置を算出すること、及び第1位置検出装置の識別情報に対応させて相対位置を記憶することができる。このため、第1位置検出装置を携帯した人の位置はロボットの位置検出装置により検出されており、第1位置検出装置を携帯した人の安全を保証することができる。この場合、第1位置検出装置は、所定情報を受信しない状態が継続する。なお、一時的な電波障害により、第1位置検出装置の受信部が所定情報を受信することができない場合もある。
この点、第5の手段では、前記人が携帯する前記位置検出装置は、前記所定情報を受信しない状態が第1所定時間を超えて継続しても、前記所定情報を無線送信する処理を継続する。したがって、第1位置検出装置を携帯した人の安全を保証することができる場合は、第1位置検出装置を携帯した人が継続して作業を行うことを許容することができる。
例えば、ロボットが含む第2位置検出装置の受信部が故障し、送信部は正常である場合は、第2位置検出装置は、他の位置検出装置の相対位置を算出すること、及び他の位置検出装置の識別情報に対応させて相対位置を記憶することができない。このため、ロボットの位置検出装置は、位置検出装置を携帯した人の位置を検出することができず、位置検出装置を携帯した人の安全を保証できないおそれがある。この場合、第2位置検出装置は、所定情報を受信しない状態が継続する。
この点、第6の手段では、前記ロボットが含む前記位置検出装置は、前記所定情報を受信しない状態が第2所定時間を超えて継続した場合に、前記ロボットに対して所定の第1報知処理を実行する。したがって、位置検出装置を携帯した人の安全を保証できないおそれがある場合は、ロボットに対して所定の第1報知処理を実行することができる。その結果、ロボットは、動作速度低下や動作停止などの措置を取ることができる。
例えば、人が携帯した第1位置検出装置の送信部が故障し、受信部は正常である場合は、ロボットの位置検出装置を含む他の位置検出装置は、第1位置検出装置の相対位置を算出すること、及び第1位置検出装置の識別情報に対応させて相対位置を記憶することができない。このため、第1位置検出装置を携帯した人がロボットの位置検出装置により検出されず、第1位置検出装置を携帯した人の安全を保証できないおそれがある。この場合、第1位置検出装置が受信した所定情報には、第1位置検出装置の識別情報が含まれない。なお、一時的な電波障害により、第1位置検出装置が送信した所定情報を他の位置検出装置が受信することができない場合もある。
この点、第7の手段では、前記位置検出装置は、前記所定情報を無線送信する処理を実行後に、前記自己の識別情報を含まない前記所定情報を受信した場合に、所定の第2報知処理を実行する。したがって、位置検出装置は、無線送信した所定情報が他の位置検出装置により受信されていないと推定される場合に、所定の第2報知処理を実行することができる。その結果、送信部が故障した位置検出装置を携帯した人は、ロボットから離れるなどの措置を取ることができる。
例えば、第1位置検出装置の送信部及び受信部が正常である場合は、第1位置検出装置が受信した所定情報には、第1位置検出装置の識別情報が含まれる。
この点、第8の手段では、前記位置検出装置は、前記所定情報を無線送信する処理を実行後に、前記自己の識別情報を含む前記所定情報を受信した場合に、所定の第3報知処理を実行する。したがって、位置検出装置は、送信部及び受信部が正常であると推定される場合に、所定の第3報知処理を実行することができる。その結果、送信部及び受信部が正常である第1位置検出装置を携帯した人は、第1位置検出装置の動作が正常であることを認識することができる。
以下、工場内において、多関節ロボットの位置と、複数の人の位置とを互いに検出する位置検出システムに具現化した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、ロボット及び人の位置検出システム10は、ロボットRが含む位置検出装置T2、及び複数の人M1〜M3がそれぞれ携帯する位置検出装置T1,T4,T3により構成されている。
ロボットRは、周知の多関節ロボットであり、ワーク等に対して作業を実行する。ロボットRは、工場内の床に固定されている。ロボットRの周囲には、柵等(隔離部材)が設置されてない。このため、人M1〜M3は、ロボットRに自由に近づくことができる。ロボットRの動作は、図示しないコントローラ(制御装置)により制御される。位置検出装置T2は、ロボットRの基台(ベース)等に取り付けられている。すなわち、ロボットRは、位置検出装置T2を含んでいる。位置検出装置T2は、コントローラに接続されている。位置検出装置T2とコントローラとは、互いに信号を送受信可能となっている。なお、位置検出装置T2は、ロボットRに内蔵(一体化)されていてもよい。
人M1〜M3は、ロボットRと協働してワーク等に対して作業を実行する。人M1〜M3は、図示しない作業着及びヘルメットを着用している。人M1〜M3のヘルメットに、それぞれ位置検出装置T1,T4,T3が取り付けられている。なお、人M1〜M3の作業着のポケット等に、それぞれ位置検出装置T1,T4,T3が入れられていてもよい。すなわち、人M1〜M3は、位置検出装置T1,T4,T3をそれぞれ携帯している。
図2に、位置検出装置T1の構成を示す。なお、位置検出装置T2〜T4の構成も、位置検出装置T1の構成と基本的に同一である。位置検出装置T1は、RFタグ(無線タグ、ICタグ)の機能と、RFタグに対するリーダ/ライタの機能とを実現する。位置検出装置T1は、送信機21、受信機22、制御回路23、メモリ24、及びバッテリ25等を備えている。
送信機21(送信部)は、アンテナ及び駆動回路等を備えている。送信機21は、自己の識別情報(ID)を含む所定情報を電波として、周囲に所定周期(例えば1秒未満の周期)で送信する。すなわち、送信機21は、所定情報を周期的に無線送信する。所定情報については後述する。送信機21の駆動状態は、制御回路23により制御される。なお、送信機21は、所定情報を数秒の周期(1秒以上の周期)で無線送信してもよい。
受信機22(受信部)は、アンテナ及び検出回路等を備えている。受信機22は、他の位置検出装置の送信機21により送信された電波を受信して電圧信号に変換し、電圧信号を制御回路23へ送信する。すなわち、受信機22は、他の位置検出装置の送信機21により送信された所定情報を受信する。受信機22は、電波の受信方向を検出して制御回路23へ送信する。受信機22の駆動状態は、制御回路23により制御される。
制御回路23(算出部)は、電波の受信方向及び電圧信号の強度に基づいて、電波を送信した位置検出装置(以下、「送信装置」という)の相対位置を算出する。詳しくは、制御回路23は、電波の受信方向から送信装置が存在する方向を算出する。送信装置までの距離が長いほど電圧信号の強度が弱くなる。このため、制御回路23は、電圧信号の強度から、送信装置までの距離を算出する。そして、制御回路23は、送信装置が存在する方向と送信装置までの距離とから、自己を原点(基準)として送信装置の相対座標(相対位置)を算出する。相対座標は、X座標、Y座標、及びZ座標を含んでおり、(X,Y,Z)で表される。すなわち、制御回路23は、受信機22により受信した所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、所定情報を送信した位置検出装置の相対位置を算出する。制御回路23は、バッテリ25から供給される電力により作動する。
上記識別情報は、自己の名前(識別符号)と、自己の相対座標(0,0,0)とを含んでいる。メモリ24(記憶部)は、受信機22により受信した電波に含まれる他の位置検出装置の名前に対応させて、制御回路23により算出された相対座標を記憶する。すなわち、メモリ24は、受信機22により受信した所定情報に含まれる識別情報に対応させて、制御回路23により算出された相対位置を記憶する。
図3は、位置検出装置T1〜T4(検出対象)の絶対座標(絶対位置)を示すXY平面である。ここでは、検出対象が4つである場合を例に説明する。なお、位置検出装置T1〜T4のZ座標は、説明の便宜上0としている。同図に示すように、位置検出装置T1〜T4の絶対座標は、それぞれ(20,30,0),(20,10,0),(40,10,0),(40,30,0)である。位置検出装置T1〜T4は、例えば地磁気センサを備えており、X軸方向及びY軸方向を検出(把握)可能である。
次に、図4〜11を参照して、位置検出装置T1から位置検出装置T4まで順に所定情報を送信して、それぞれの名前に対応させて相対座標を記憶する態様を示す。
図4は、位置検出装置T1が所定情報を送信する態様を示すXY平面である。位置検出装置T1は、自己の識別情報を含む所定情報を無線送信する。自己の識別情報(T1,(0,0,0))は、自己の名前T1と、自己の相対座標(0,0,0)とを関連付けた情報である。この時点では、所定情報は、自己の識別情報以外の情報を含んでいない。
図5は、位置検出装置T1の相対座標を算出して、それぞれのリストに追加する態様を示すXY平面である。上述したように、位置検出装置T2〜T4はそれぞれ、所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、所定情報を送信した位置検出装置T1の相対座標を算出する。例えば、位置検出装置T2は、位置検出装置T1の相対座標を(0,20,0)として算出する。位置検出装置T3は、位置検出装置T1の相対座標を(−20,20,0)として算出する。位置検出装置T2〜T4はそれぞれ、所定情報に含まれる名前T1と、算出した相対位置とを関連づけてリストに追加(メモリ24により記憶)する。例えば、位置検出装置T2は、(T1,(0,20,0))をT2リストに追加する。
図6は、位置検出装置T2が所定情報を送信する態様を示すXY平面である。位置検出装置T2は、自己の識別情報を含む所定情報を無線送信する。具体的には、位置検出装置T2は、自己の識別情報(T2,(0,0,0))をT2リストに追加して、T2リストを無線送信する。所定情報は、自己の識別情報と、上記(T1,(0,20,0))とを含んでいる。すなわち、所定情報は、メモリ24により記憶されたそれぞれの識別情報、及びそれぞれの識別情報に対応する相対位置を含んでいる。
ここで、位置検出装置T1は、自己の名前T1(識別情報)を含むT2リストを受信する。このため、位置検出装置T1は、自己の送信機21による所定情報の送信、及び自己の受信機22による所定情報の受信が正常に行われたと判断することができる。そこで、位置検出装置T1〜T4は、所定情報を無線送信する処理を実行後に、自己の識別情報を含む所定情報を受信した場合に、所定の第3報知処理を実行する。第3報知処理は、動作が正常であることを音声で報知したり、正常動作を示す緑色のLEDを点灯させたりする処理である。
図7は、位置検出装置T2の相対座標を算出して、それぞれのリストに追加する態様を示すXY平面である。図5と同様に、位置検出装置T1,T3,T4はそれぞれ、所定情報に含まれる名前T2と、算出した相対位置とを関連づけてリストに追加する。ここで、位置検出装置T1,T3,T4はそれぞれ、相対座標(0,0,0)に関連づけられている位置検出装置T2(図6参照)が所定情報を送信したと判断する。なお、位置検出装置T1,T3,T4はそれぞれ、名前T1に対応する相対座標としては、位置検出装置T1から受信した所定情報に基づいて算出した相対位置(図5参照)を維持する。
図8は、位置検出装置T3が所定情報を送信する態様を示すXY平面である。図6と同様に、位置検出装置T3は、自己の識別情報(T3,(0,0,0))をT3リストに追加して、T3リストを無線送信する。
図9は、位置検出装置T3の相対座標を算出して、それぞれのリストに追加する態様を示すXY平面である。図7と同様に、位置検出装置T1,T2,T4はそれぞれ、所定情報に含まれる名前T3と、算出した相対位置とを関連づけてリストに追加する。
同様に、図10に示すように、位置検出装置T4は、自己の識別情報(T4,(0,0,0))をT4リストに追加して、T4リストを無線送信する。図11に示すように、位置検出装置T1〜T3はそれぞれ、所定情報に含まれる名前T4と、算出した相対位置とを関連づけてリストに追加する。
図12は、それぞれのリストが完成した状態を示すXY平面である。図4〜11に示した手順により、位置検出装置T1〜T4は、それぞれT1リスト〜T4リストを完成する。以後、位置検出装置T1〜T4は、図4〜11の手順を周期的に実行して、他の位置検出装置の相対座標を更新する。
図13は、T1リストを位置検出装置T2が受信できない場合の処理を示す平面図である。例えば、設備と位置検出装置T1,T2との位置関係等により、位置検出装置T2がT1リストを受信できず、位置検出装置T3がT1リストを受信できる場合がある。具体的には、位置検出装置T1と位置検出装置T2との間に設備がある場合に、位置検出装置T1と位置検出装置T2とが互いに電波を受信できなくなることがある。この場合、T2リストには、名前T1と、名前T1に対応する相対座標とが追加されない。
ここで、位置検出装置T2は、T3リストを受信することができる。T3リストには、名前T1と、位置検出装置T3が自己を原点として算出した名前T1に対応する相対座標(−20,20,0)が含まれている。また、位置検出装置T2は、T3リストの受信方向及び受信強度に基づいて、T3リストを送信した位置検出装置T3の相対座標(20,0,0)を算出する。位置検出装置T2を原点とした位置検出装置T1の相対座標は、位置検出装置T3が算出した位置検出装置T1の相対座標(−20,20,0)に、位置検出装置T2が算出した位置検出装置T3の相対座標(20,0,0)を加えた相対座標(0,20,0)である。
そこで、例えば位置検出装置T2は、自己の名前T2以外の名前であり且つT2リストに含まれていない名前T1と、名前T1に対応する相対座標(−20,20,0)と、を含むT3リストを受信した場合に、以下の処理を実行する。すなわち、位置検出装置T1〜T4は、自己の識別情報以外の識別情報であり且つメモリ24により記憶されていない識別情報と、記憶されていない識別情報に対応する相対位置である第1相対位置と、を含む所定情報である未受信情報を受信した場合に、以下の処理を実行する。
例えば位置検出装置T2は、T3リストの受信方向及び受信強度に基づいて、位置検出装置T3の相対座標(20,0,0)を算出する。そして、位置検出装置T2は、位置検出装置T3が算出した名前T1に対応する相対座標(−20,20,0)に、位置検出装置T3の相対座標(20,0,0)を加えた相対座標(0,20,0)を、名前T1に対応させてT1リストに追加する。すなわち、位置検出装置T1〜T4は、上記未受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、未受信情報を送信した位置検出装置の相対座標である第2相対位置を算出し、上記第1相対位置に第2相対位置を加えた相対位置を、記憶されていない識別情報に対応させてメモリ24により記憶する。
また、位置検出装置T2が名前T1と名前T1に対応する相対座標(0,20,0)をT1リストに追加するまでは、位置検出装置T1を携帯した人M1がロボットRの位置検出装置T2により検出されず、位置検出装置T1を携帯した人M1の安全を保証できないおそれがある。
そこで、例えば位置検出装置T1は、所定情報を無線送信する処理を実行後に、自己の名前T1を含まないT2リストを受信した場合に、所定の第2報知処理を実行する。すなわち、位置検出装置T1〜T4は、所定情報を無線送信する処理を実行後に、自己の識別情報を含まない所定情報を受信した場合に、所定の第2報知処理を実行する。第2報知処理は、所定情報の送信が異常であることを音声で報知したり、送信異常を示す赤色のLEDを点灯させたりする処理である。
また、例えば人M1が携帯した位置検出装置T1の受信機22が故障しても送信機21が正常である場合は、ロボットRの位置検出装置T2は、位置検出装置T1の相対座標を算出すること、及び位置検出装置T1の名前T1に対応させて相対座標を記憶することができる。このため、位置検出装置T1を携帯した人M1の位置はロボットRの位置検出装置T2により検出されており、位置検出装置T1を携帯した人M1の安全を保証することができる。この場合、位置検出装置T1は、所定情報を受信しない状態が継続する。
そこで、人M1が携帯する位置検出装置T1は、所定情報を受信しない状態が第1所定時間を超えて継続しても、所定情報を無線送信する処理を継続する。第1所定時間は、例えば送信機21が電波を送信する所定周期の数倍〜数十倍の時間である。なお、この場合に、位置検出装置T1は、所定情報の受信が異常であることを音声で報知したり、受信異常を示す黄色のLEDを点灯させたりしてもよい。
一方、例えばロボットRが含む位置検出装置T2の受信機22が故障し、送信機21は正常である場合は、位置検出装置T2は、他の位置検出装置T1,T4,T3の相対座標を算出すること、及び他の位置検出装置T1,T4,T3の名前T1,T4,T3に対応させて相対座標を記憶することができない。このため、ロボットRの位置検出装置T2は、位置検出装置T1,T4,T3をそれぞれ携帯した人M1〜M3の位置を検出することができず、位置検出装置T1,T4,T3をそれぞれ携帯した人M1〜M3の安全を保証できないおそれがある。この場合、位置検出装置T2は、所定情報を受信しない状態が継続する。
そこで、ロボットRが含む位置検出装置T2は、所定情報を受信しない状態が第2所定時間を超えて継続した場合に、ロボットRに対して所定の第1報知処理を実行する。第2所定時間は、例えば送信機21が電波を送信する所定周期の数倍〜数十倍の時間であり、上記第1所定時間と同一であってもよいし異なっていてもよい。第1報知処理は、ロボットRのコントローラへ動作停止命令や動作速度低下命令を送信する処理である。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・位置検出装置T1〜T4のそれぞれのメモリ24は、受信機22により受信した所定情報に含まれる名前に対応させて、制御回路23により算出された相対座標を記憶する。このため、名前によりそれぞれの位置検出装置T1〜T4を区別して、それぞれの位置検出装置T1〜T4の相対座標を記憶しておくことができる。
・位置検出装置T3がT1リストを受信できれば、位置検出装置T3が位置検出装置T3を原点とした位置検出装置T1の相対座標を算出する。そして、位置検出装置T3が、T1リストに含まれる名前T1とその名前T1に対応する相対座標(−20,20,0)とを、所定情報に含めて送信する。このため、位置検出装置T3が送信した所定情報を、位置検出装置T2が受信することにより、位置検出装置T3が位置検出装置T3を原点として算出した位置検出装置T1の相対座標を、位置検出装置T2が取得することができる。したがって、位置検出装置T2は、位置検出装置T3を原点として算出された相対座標に、位置検出装置T1が存在することを把握することができ、検出漏れを抑制することができる。
・位置検出装置T2は、T3リストを受信した場合に、T3リストの受信方向及び受信強度に基づいて、T3リストを送信した位置検出装置T3の相対座標(20,0,0)を算出し、T3リストに含まれる名前T1とその名前T1に対応する相対座標(−20,20,0)に相対座標(20,0,0)を加えた相対座標(0,20,0)を、記憶されていない名前T1に対応させてメモリ24により記憶する。相対座標(−20,20,0)に相対座標(20,0,0)を加えた相対座標(0,20,0)は、記憶されていない名前T1に対応する相対座標を、T3リストを送信した位置検出装置T3の相対座標と、T3リストに含まれる記憶されていない名前T1に対応する相対座標とから、間接的に算出した相対座標である。したがって、位置検出装置T2は、受信できなかったT1リストを送信した位置検出装置T1の相対座標を間接的に算出して、記憶されていない名前T1に対応させてメモリ24により記憶することができる。
・人M1が携帯する位置検出装置T1は、所定情報を受信しない状態が第1所定時間を超えて継続しても、所定情報を無線送信する処理を継続する。したがって、位置検出装置T1を携帯した人M1の安全を保証することができる場合は、位置検出装置T1を携帯した人M1が継続して作業を行うことを許容することができる。
・ロボットRが含む位置検出装置T2は、所定情報を受信しない状態が第2所定時間を超えて継続した場合に、ロボットRに対して所定の第1報知処理を実行する。したがって、位置検出装置T1を携帯した人M1の安全を保証できないおそれがある場合は、ロボットRに対して所定の第1報知処理を実行することができる。その結果、ロボットRは、動作速度低下や動作停止などの措置を取ることができる。
・位置検出装置T1は、所定情報を無線送信する処理を実行後に、自己の名前T1を含まないT2リストを受信した場合に、所定の第2報知処理を実行する。したがって、位置検出装置T1は、無線送信した所定情報が位置検出装置T2により受信されていないと推定される場合に、所定の第2報知処理を実行することができる。その結果、送信機21が故障した位置検出装置T1を携帯した人M1は、ロボットRから離れるなどの措置を取ることができる。
・位置検出装置T1は、所定情報を無線送信する処理を実行後に、自己の名前T1を含む所定情報を受信した場合に、所定の第3報知処理を実行する。したがって、位置検出装置T1は、送信機21及び受信機22が正常であると推定される場合に、所定の第3報知処理を実行することができる。その結果、送信機21及び受信機22が正常である位置検出装置T1を携帯した人M1は、位置検出装置T1の動作が正常であることを認識することができる。
なお、上記実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。上記実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・位置検出装置T1〜T4は、記憶された識別情報に対応する相対座標を複数の方法で算出することができる場合に、最も近い相対座標を優先的にメモリ24により記憶してもよい。すなわち、位置検出装置T1〜T4は、メモリ24により記憶された識別情報と、記憶された識別情報に対応する相対座標である第3相対座標(第3相対位置)と、を含む所定情報である受信情報を受信した場合に、受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、受信情報を送信した位置検出装置T1〜T4の相対座標である第4相対座標(第4相対位置)を算出し、第3相対座標に第4相対座標を加えた相対座標である第5相対座標(第5相対位置)が、記憶された識別情報に対応させてメモリ24により記憶された相対座標よりも近い場合に、記憶された識別情報に対応する相対座標として第5相対座標を優先的にメモリ24により記憶する。
上記構成によれば、記憶された識別情報に対応する相対座標がメモリ24により記憶されている場合であっても、上記受信情報を送信した位置検出装置の相対座標である第4相対座標と、第3相対座標に第4相対座標を加えた相対座標である第5相対座標とが算出される。第5相対座標は、記憶された識別情報に対応する相対座標を、受信情報を送信した位置検出装置の相対座標と、受信情報に含まれる記憶された識別情報に対応する相対座標とから、間接的に算出した相対座標である。
そして、第5相対座標が、記憶された識別情報に対応させてメモリ24により記憶された相対座標よりも近い場合に、記憶された識別情報に対応する相対座標として第5相対座標を優先的にメモリ24により記憶する。このため、記憶された識別情報に対応する相対座標を複数の方法で算出することができる場合に、最も近い相対座標を優先的にメモリ24により記憶することができる。
・位置検出装置T1〜T4は、直接的に算出した相対座標と間接的に算出した相対座標とを含めて、最新の相対座標を優先的にメモリ24により記憶してもよい。すなわち、位置検出装置T1〜T4は、受信機22により受信した所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、所定情報を送信した位置検出装置の相対座標を直接的に算出することと、記憶された識別情報に対応する相対座標を間接的に算出することとを行う。
そして、位置検出装置T1〜T4は、記憶された識別情報に対応する相対座標を新たに算出した場合に、記憶された識別情報に対応する相対座標として、新たに算出した相対座標を優先的にメモリ24により記憶する。このため、位置検出装置T1〜T4は、所定情報を送信した位置検出装置の相対座標を直接的に算出することと、記憶された識別情報に対応する相対座標を間接的に算出することとを行い、最新の相対座標を優先的にメモリ24により記憶することができる。
・位置検出装置T1〜T4は、自己の識別情報をリストに追加せず、リストに付随する情報(リストに関連づけられた情報)として自己の識別情報を無線送信してもよい。
・自己の識別情報は、自己の相対座標(0,0,0)を含まず、自己の名前(識別符号)のみであってもよい。
・ロボットRは、位置検出装置T2が算出した位置検出装置T1,T4,T3の相対座標が近いほど、動作速度を低下させてもよい。その際に、ロボットRは、位置検出装置T2が算出した位置検出装置T1,T4,T3の方向が、ロボットRが作業を行う方向から所定角度以上ずれている場合は、動作速度を低下させなくてもよい。
・位置検出装置(検出対象)は、4つに限らず、3つや5つ以上であってもよい。
・相対座標は、Z座標を省略して、X座標及びY座標のみであってもよい。
・それぞれの識別情報に対応する相対位置として、相対座標に代えて相対距離を用いることもできる。
・ロボットRは、床に固定された固定式ロボットに限らず、工場内を移動するAGV(Automatic Guided Vehicle)等の移動式ロボットであってもよい。
10…ロボット及び人の位置検出システム、21…送信機(送信部)、22…受信機(受信部)、23…制御回路(算出部)、24…メモリ(記憶部)、M1…人、M2…人、M3…人、R…ロボット、T1…位置検出装置、T2…位置検出装置、T3…位置検出装置、T4…位置検出装置。
Claims (8)
- 位置検出装置を含むロボットの位置と、前記位置検出装置をそれぞれ携帯した複数の人の位置とを互いに検出する位置検出システムであって、
前記位置検出装置は、
自己の識別情報を含む所定情報を周期的に無線送信する送信部と、
他の位置検出装置の前記送信部により送信された前記所定情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信した前記所定情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記所定情報を送信した前記位置検出装置の相対位置を算出する算出部と、
前記受信部により受信した前記所定情報に含まれる前記識別情報に対応させて、前記算出部により算出された前記相対位置を記憶する記憶部と、を備え、
前記所定情報は、前記記憶部により記憶されたそれぞれの前記識別情報、及びそれぞれの前記識別情報に対応する前記相対位置を含む、ロボット及び人の位置検出システム。 - 前記位置検出装置は、前記自己の識別情報以外の前記識別情報であり且つ前記記憶部により記憶されていない前記識別情報と、前記記憶されていない前記識別情報に対応する前記相対位置である第1相対位置と、を含む前記所定情報である未受信情報を受信した場合に、前記未受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記未受信情報を送信した前記位置検出装置の前記相対位置である第2相対位置を算出し、前記第1相対位置に前記第2相対位置を加えた相対位置を、前記記憶されていない前記識別情報に対応させて前記記憶部により記憶する、請求項1に記載のロボット及び人の位置検出システム。
- 前記位置検出装置は、前記記憶部により記憶された前記識別情報と、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置である第3相対位置と、を含む前記所定情報である受信情報を受信した場合に、前記受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記受信情報を送信した前記位置検出装置の前記相対位置である第4相対位置を算出し、前記第3相対位置に前記第4相対位置を加えた相対位置である第5相対位置が、前記記憶された前記識別情報に対応させて前記記憶部により記憶された前記相対位置よりも近い場合に、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置として前記第5相対位置を優先的に前記記憶部により記憶する、請求項1又は2に記載のロボット及び人の位置検出システム。
- 前記位置検出装置は、前記記憶部により記憶された前記識別情報と、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置である第3相対位置と、を含む前記所定情報である受信情報を受信した場合に、前記受信情報の受信方向及び受信強度に基づいて、前記受信情報を送信した前記位置検出装置の前記相対位置である第4相対位置を算出し、前記第3相対位置に前記第4相対位置を加えて、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置を算出し、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置を新たに算出した場合に、前記記憶された前記識別情報に対応する前記相対位置として、前記新たに算出した前記相対位置を優先的に前記記憶部により記憶する、請求項1又は2に記載のロボット及び人の位置検出システム。
- 前記人が携帯する前記位置検出装置は、前記所定情報を受信しない状態が第1所定時間を超えて継続しても、前記所定情報を無線送信する処理を継続する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロボット及び人の位置検出システム。
- 前記ロボットが含む前記位置検出装置は、前記所定情報を受信しない状態が第2所定時間を超えて継続した場合に、前記ロボットに対して所定の第1報知処理を実行する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のロボット及び人の位置検出システム。
- 前記位置検出装置は、前記所定情報を無線送信する処理を実行後に、前記自己の識別情報を含まない前記所定情報を受信した場合に、所定の第2報知処理を実行する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のロボット及び人の位置検出システム。
- 前記位置検出装置は、前記所定情報を無線送信する処理を実行後に、前記自己の識別情報を含む前記所定情報を受信した場合に、所定の第3報知処理を実行する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のロボット及び人の位置検出システム。
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