JP2020146410A - 注射針の検査装置及び検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】注射針の内面に付着した異物、汚れなどの有無を精度よく且つ効率的に検査することができる検査装置及び検査方法を提供する。【解決手段】注射針を検査する検査装置は、ビーム状の光を出射する光源と、前記光源から出射した光の少なくとも一部が検査対象の注射針の針管を通過するように該注射針を保持する保持部と、前記注射針の針管を通過してきた光を受光する受光部と、前記受光部で受光した光量の信号を出力する出力部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、注射針の針管の内面に付着した異物、汚れなどの有無を検査する検査装置及び検査方法に関するものである。
針管がハブに固定された注射針が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような注射針の製造時に、針管の内面に異物、汚れなどの付着物が付着する場合がある。従来、針管の内面に付着している異物、汚れなどの付着物の有無を検査する方法として、顕微鏡を用いた目視検査の方法がある。
従来の顕微鏡を用いた目視検査では、検査の効率が悪く、目視検査時に良否の誤判定が発生しやすく検査精度が悪い、という課題がある。
本発明の一態様に係る注射針の検査装置は、光を出射する光源と、前記光源から出射した光の少なくとも一部が検査対象の注射針の針管を通過するように該注射針を回転可能に保持する保持部と、前記注射針の針管を通過してきた光を受光する受光部と、前記受光部で受光した光量の信号の強度を出力する出力部と、を備える。
本発明の他の態様に係る注射針の検査方法は、光源から出射した光の少なくとも一部が検査対象の注射針の針管を通過するように該注射針を保持することと、前記注射針の針管を通過してきた光を受光することと、前記受光した光量の信号強度を出力することとを含む。
本発明によれば、顕微鏡を用いた目視検査に比して、注射針の針管の内面に付着した異物、汚れなどのの付着物の有無を精度よく且つ効率的に検査することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)は、検査対象の注射針20の正面図であり、図1(b)は注射針20の針管200の断面図である。注射針20は、針管200がプラスチック製のハブ210に固定された構造を有する。この注射針20の製造時に、図1(b)に示すように、針管200の内面200aにプラスチック系の異物、汚れなどの付着物300が付着する場合がある。
図1(a)は、検査対象の注射針20の正面図であり、図1(b)は注射針20の針管200の断面図である。注射針20は、針管200がプラスチック製のハブ210に固定された構造を有する。この注射針20の製造時に、図1(b)に示すように、針管200の内面200aにプラスチック系の異物、汚れなどの付着物300が付着する場合がある。
上記針管200の内面200aに付着物300があると不良品として出荷することができないので、全数検査する必要がある。針管200の付着物300の検査方法として顕微鏡を用いた目視検査があるが、前述のように検査の効率及び精度が悪い。
そこで、実施形態では、注射針20の針管200の中に光を通すことにより、針管200の付着物300の有無を効率よく且つ精度よく検査している。
図1は、本発明の実施形態に係る注射針の検査装置10の全体構成の一例を示す概略構成図である。図1において、検査装置10は、光を出射する光源100と、光源100から出射した光の少なくとも一部が検査対象の注射針20の針管200を通過するように注射針20を保持する保持部110と、注射針20の針管200を通過してきた光を受光する受光部120と、受光部120で受光した光量に応じた信号の強度を出力する出力部130とを備える。
光源100は、例えば発光ダイオード(LED)である。光源100は、例えば図示のように光学ベンチ140上に支持部材101で固定されている。光源100としては、LEDのほか、半導体レーザ(LD)等の他の光源を用いてもよい。
光源100が出射する光としては、例えば、可視光の影響を受けにくくするために近赤外光を用いることができる。近赤外光の波長範囲は、例えば0.7μm(700nm)〜1.4μm(1400nm)である。また、光源100から出射する光は、検査対象の注射針20の針管200の内部へ光を効率的に導入するために、指向角(2×θ1/2)が10度以下の平行ビーム状の光であってもよい。
保持部110は、例えば、検査対象の注射針20の針管200を挿入可能な程度の内径を有する貫通孔111が形成されている板状のセンター出し部材で構成することができる。保持部110の貫通孔111の中心は、光源100から出射する光の光軸Lに位置決めされる。保持部110は、光源100と同様に、例えば図示のように光学ベンチ140上に支持部材112で固定されている。
保持部110は、その貫通孔111に注射針20の針管200が挿入された状態で、注射針20の針管200の軸を中心にして注射針20を回転可能に保持してもよい。注射針20を回転しながら検査することにより、注射針20の針管200の内面に付着している付着物の検知漏れを防ぐことができる。注射針20の回転は手動で行ってもよいし、モータやギヤなどで構成した機構で行ってもよい。
なお、保持部110の貫通孔111は、検査対象の注射針20のハブ210を挿入可能な程度の内径を有し、その貫通孔111に注射針20のハブ210が挿入された状態で、注射針20の針管200の軸を中心にして注射針20を回転可能に保持してもよい。
受光部120は、例えば前記近赤外光を受光可能なフォトトランジスタ等の受光素子である。フォトトランジス以外の受光素子を受光部120に用いてもよい。受光部120の受光面の中心は、光源100から出射する光の光軸Lに位置決めされる。受光部120は、光源100及び保持部110と同様に、例えば図示のように光学ベンチ140上に支持部材121で固定されている。
また、図2中で部分断面図として示しているように、保持部110に保持された注射針20から受光部120に至る光路に周囲の外乱光が入らないように光路を覆う円筒状の遮光部材113が設けられている。遮光部材113は、注射針20の針管200の光出射端部である先端部から受光部120に至る光路を少なくとも覆うように設ける。遮光部材113は、光源100から受光部120に至る光路の全体を覆うように設けてもよい。
出力部130としては、例えば、受光部120で受光した光量に応じた信号(以下「受光信号」ともいう。)の強度を出力するオシロスコープやシンクロスコープなどの表示装置を用いることができる。受光部120と表示装置からなる出力部130との間には、図示のように、受光部120から出力された受光信号を増幅するアンプを設けてもよい。また、出力部130は、受光部120から出力された受光信号を増幅するアンプと、そのアンプの出力信号を表示する液晶ディスプレイなどの表示装置を用いて構成してもよい。
また、出力部130は、受光部120からの受光信号がI/Oインターフェースを介して入力されるコンピュータ装置で構成してもよい。このコンピュータ装置は、受光部120からの受光信号に基づいて注射針20の良否を判定する判定部として機能し、受光信号の強度とともに又は受光信号の強度に代えて、前記判定の結果を出力してもよい。
図3(a)は針管200の内面に付着物300がない良品の注射針20について検査したときの出力の一例を示す説明図であり、図3(b)は針管200の内面に付着物300がある不良品の注射針20について検査したときの出力の一例を示す説明図である。図3(a)及び(b)に示すように針管200の内面に付着物220があると、受光部120の受光信号の強度(信号レベル)Sが大きく低下するので、注射針20の良品/不良品を精度よく且つ効率的に行うことができる。
以上、本実施形態によれば、注射針20の針管200の中に光を通すことにより、顕微鏡を用いた目視検査に比して、注射針20の針管200の内面に付着した異物、汚れなどの付着物の有無を精度よく且つ効率的に検査することができる。本実施形態の検査装置10で実際に検査したところ、注射針20を1本あたり10秒以内で検査することができた。このように1本あたり10秒以内で検査することができれば、1ヶ月あたり10,000本の注射針20を検査することができる。
10 :検査装置
20 :注射針
100 :光源
101 :支持部材
110 :保持部
111 :貫通孔
112 :支持部材
113 :遮光部材
120 :受光部
121 :支持部材
130 :出力部
140 :光学ベンチ
200 :針管
210 :ハブ
300 :付着物
20 :注射針
100 :光源
101 :支持部材
110 :保持部
111 :貫通孔
112 :支持部材
113 :遮光部材
120 :受光部
121 :支持部材
130 :出力部
140 :光学ベンチ
200 :針管
210 :ハブ
300 :付着物
Claims (7)
- 注射針を検査する検査装置であって、
光を出射する光源と、
前記光源から出射した光の少なくとも一部が検査対象の注射針の針管を通過するように該注射針を保持する保持部と、
前記注射針の針管を通過してきた光を受光する受光部と、
前記受光部で受光した光量に応じた信号の強度を出力する出力部と、を備えることを特徴とする検査装置。 - 請求項1の検査装置において、
前記光源から出射する光は、近赤外光であることを特徴とする検査装置。 - 請求項1又は2の検査装置において、
前記光源から出射する光は、指向角(2×θ1/2)が10度以下の平行ビーム状の光であることを特徴とする検査装置。 - 請求項1乃至3のいずれかの検査装置において、
前記注射針から前記受光部に至る光路に外乱光が入らないように該光路を覆う遮光部材を備えることを特徴とする検査装置。 - 請求項1乃至4のいずれかの検査装置において、
前記受光部で受光した光量の信号に基づいて前記注射針の良否を判定する判定部を更に備え、
前記出力部は、前記光量の信号の強度とともに又は前記光量の信号の強度に代えて、前記判定の結果を出力することを特徴とする検査装置。 - 請求項1乃至5のいずれかの検査装置において、
前記保持部は、前記針管の軸を中心にして前記注射針を回転可能に保持し、
前記保持部で保持された前記注射針を回転させる回転手段を更に備え、
前記出力部は、前記注射針を回転させながら受光した前記光量の信号又はその光量の信号に基づいて判定した判定結果を出力することを特徴とする検査装置。 - 注射針を検査する検査方法であって、
光源から出射した光の少なくとも一部が検査対象の注射針の針管を通過するように該注射針を保持することと、
前記注射針の針管を通過してきた光を受光することと、
前記受光した光量の信号の強度を出力することと、を含むことを特徴とする検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019049147A JP2020146410A (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 注射針の検査装置及び検査方法 |
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JP (1) | JP2020146410A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102546029B1 (ko) * | 2023-02-17 | 2023-06-22 | 주식회사 성우에프에이 | 주사기 이중바늘 정렬 및 검사장치 |
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2019
- 2019-03-15 JP JP2019049147A patent/JP2020146410A/ja active Pending
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