JP2020146282A - 血液バッグシステム及びその使用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成によってエアをバッグから逃すことができる血液バッグシステム及びその使用方法を提供する。【解決手段】血液バッグシステム10Aは、遠心分離移送装置12にセットされる複数のバッグ20と、複数のバッグ20の間を接続するチューブ30とを有する。複数のバッグ20は、血液を貯留する第1貯留空間22aを有する血液バッグ22と、遠心分離により生成されたPPPを貯留する第2貯留空間24aを有するPPPバッグ24と、薬液を貯留する第3貯留空間26aを有する薬液バッグ26とを含む。また、チューブ30は、第1貯留空間22aのエアを退避させる構造部84を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、遠心分離移送装置にセットされる血液バッグシステム及びその使用方法に関する。
血液の遠心分離時には、血液が貯留された血液バッグ、血液成分である乏血小板血漿を貯留するPPPバッグ、赤血球保存液が貯留された薬液バッグ等を有する血液バッグシステムを、遠心分離移送装置にセットする(特許文献1参照)。遠心分離移送装置は、セットされた血液バッグに遠心力を付与することで、血液バッグの血液を複数種類の血液成分に分離し、また血液バッグに繋がるチューブを介してPPPバッグに血漿成分を移送する。薬液バッグの薬液は、遠心分離移送装置から血液バッグシステムを取り出した後に、濃厚赤血球が残留している血液バッグに移送される。
ところで、血液バッグシステムは、製剤を貯留するバッグ(血液バッグ、PPPバッグ)に過剰なエアが混じらないようにする必要がある。このため、従来の血液バッグシステム及び遠心分離移送装置は、製剤とならない薬液バッグにエアを流動させる処理を行っている。具体的には、薬液バッグのチューブに設けられた封止部材(クリックチップ)をユーザが破断して血液バッグと薬液バッグの間の流路を連通状態とし、遠心分離移送装置にセットする。これにより遠心分離移送装置の動作(遠心分離後の血液バッグの押圧)に基づき、血液バッグから薬液バッグにエアが移動可能となる。
しかしながら、封止部材の破断操作は、ユーザ自身の手動により実施しており、実施を忘れる可能性がある。この場合、遠心分離移送装置による遠心分離を再度実施しなければならず、作業性が低下することになる。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、簡単な構成によってバッグへのエアの入り込みを抑制することで、作業性を大幅に向上させることができる血液バッグシステム及びその使用方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第1の態様は、遠心分離移送装置にセットされる複数のバッグと、前記複数のバッグの間を接続するチューブとを有する血液バッグシステムであって、前記複数のバッグは、血液を貯留する第1貯留空間を有する第1バッグと、前記遠心分離移送装置の前記血液の遠心分離により分離された血液成分を貯留する第2貯留空間を有する第2バッグと、前記遠心分離により分離された血液成分に添加される薬液を貯留する第3貯留空間を有する第3バッグとを含み、前記チューブは、前記第1貯留空間のエアを退避させる構造部を有する。
また前記の目的を達成するために、本発明の第2の態様は、遠心分離移送装置にセットされる複数のバッグと、前記複数のバッグの間を接続するチューブとを有する血液バッグシステムの使用方法であって、前記複数のバッグは、血液を貯留する第1貯留空間を有する第1バッグと、前記遠心分離移送装置の前記血液の遠心分離により分離された血液成分を貯留する第2貯留空間を有する第2バッグと、前記遠心分離により分離された血液成分に添加される薬液を貯留する第3貯留空間を有する第3バッグとを含み、前記血液バッグシステムの使用では、前記遠心分離移送装置の遠心分離時又は分離された前記血液成分を移送する際に、前記チューブ内を流動するエアを、当該チューブに設けられた構造部により退避させる。
上記の血液バッグシステム及びその使用方法は、構造部により、第1バッグに血液を貯留する際に入り込むエアを遠心分離移送装置の処理時に退避させ、第1及び第2貯留空間へのエアの入り込みを抑制することができる。すなわち、血液バッグシステムは、遠心分離移送装置の遠心分離時や遠心分離後の血液成分の移送初期時に、第1貯留空間のエアを構造部に導くことで、エアが含まれない血液成分を第2貯留空間に流入させる。従って、血液バッグシステムは、エアが抑制された血液製剤を良好に生成させ、作業性を大幅に向上させることができる。
以下、本発明について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る血液バッグシステム10Aは、医療従事者等のユーザにより、図1に示すように遠心分離移送装置12にセットされる。遠心分離移送装置12は、血液バッグシステム10Aの血液を遠心分離し、複数種類の血液成分を生成して保存する。以下では、血液バッグシステム10Aと遠心分離移送装置12とを含む構成を血液製剤製造システム14という。
本発明の第1実施形態に係る血液バッグシステム10Aは、医療従事者等のユーザにより、図1に示すように遠心分離移送装置12にセットされる。遠心分離移送装置12は、血液バッグシステム10Aの血液を遠心分離し、複数種類の血液成分を生成して保存する。以下では、血液バッグシステム10Aと遠心分離移送装置12とを含む構成を血液製剤製造システム14という。
血液バッグシステム10Aは、遠心分離前の採血に使用される図示しない前処理部と、遠心分離により血液成分を生成して個別に保存する分離処理部16とを有し、両部を中継チューブ18で接続している。分離処理部16は、遠心分離前に、前処理部に繋がる中継チューブ18が切断されて図1中に示される状態となり、遠心分離移送装置12にセットされる。
血液バッグシステム10Aの前処理部は、ドナー(供血者)から全血を採取し、また全血から所定の血液成分(例えば、白血球)を除去する。このため前処理部は、採血針、採血バッグ、初流血バッグ、フィルタ(例えば、白血球除去フィルタ)等を有し、複数のチューブにより各部材を接続することで構成される。また分離処理部16は、中継チューブ18を介してフィルタの下流側に接続されている。具体的には、前処理部は、採血針を通して採取したドナーの全血のうち最初の血液を初流血バッグに貯留し、その後に残りの血液を採血バッグに貯留する。さらに前処理部は、採血バッグに貯留された全血をフィルタに流動させることで、フィルタにおいて白血球を除去し、この除去血液(白血球除去血液)を分離処理部16に移送する。
一方、血液バッグシステム10Aの分離処理部16は、複数のバッグ20(血液バッグ22、PPPバッグ24及び薬液バッグ26)を有し、複数のチューブ30により各バッグ20を接続することで構成される。
血液バッグ22は、血液バッグシステム10Aの製品提供状態で、前処理部と繋がる中継チューブ18に直接接続されている。血液バッグ22は、採血時においてフィルタから移送されてきた除去血液を貯留する第1貯留空間22aを有する第1バッグである。この血液バッグ22は、遠心分離移送装置12にセットされ、遠心分離移送装置12の動作により遠心力が付与される。これにより血液バッグ22の除去血液は、比重の異なる血液成分(乏血小板血漿(platelet poor plasma:PPP)、濃厚赤血球(red blood cells:RBC))等に遠心分離される。そして、血液バッグ22は、遠心分離後に遠心分離移送装置12の動作下に、PPPが移送されることで、残留したRBCのみを貯留する。
PPPバッグ24は、血液バッグ22からPPP(血漿成分)が供給されることで、このPPPを第2貯留空間24aに保存する第2バッグ(血漿バッグ)である。一方、薬液バッグ26は、MAP液、SAGM液、OPTISOL等の赤血球保存液(薬液)を第3貯留空間26aに予め収容している第3バッグである。
また、分離処理部16は、遠心分離移送装置12にセットされる前に、セグメントチューブ28が形成される。セグメントチューブ28は、ドナーの血液(除去血液)が内部に存在する密閉チューブ28aを複数有する。複数の密閉チューブ28aは、血液バッグ22と前処理部(フィルタ)との間を接続していた中継チューブ18がフィルタ付近で切断され、さらに所定間隔毎にシールされることで一連に連なるように形成される。このセグメントチューブ28は、ユーザにより必要に応じて切り取られ、血液のチェック等に用いられる。
分離処理部16の複数のチューブ30は、分岐コネクタ32(Y型コネクタ)を介して複数に分岐している。詳細には、複数のチューブ30は、血液バッグ22と分岐コネクタ32を接続する第1チューブ34、PPPバッグ24と分岐コネクタ32を接続する第2チューブ36、及び薬液バッグ26と分岐コネクタ32を接続する第3チューブ38を含む。第1チューブ34は第1流路34aを有し、第2チューブ36は第2流路36aを有し、第3チューブ38は第3流路38aを有する。第1〜第3流路34a、36a、38aは分岐コネクタ32内の流路を介して相互に連通している。
第1チューブ34の血液バッグ22側の端部には、破断可能な封止部材40(クリックチップ)が設けられている。同様に、第3チューブ38の薬液バッグ26側の端部には、破断可能な封止部材42が設けられている。封止部材40、42は、破断操作が行われるまで第1流路34a、第3流路38aを遮断し、血液バッグ22内の除去血液や薬液バッグ26内の薬液を他のバッグ20に移送することを防止する。
一方、血液バッグシステム10Aの分離処理部16がセットされる遠心分離移送装置12は、箱状の基体44と、基体44の上面を開閉可能な蓋46と、基体44に設けられる遠心ドラム48とを備える。また、遠心分離移送装置12の基体44には、遠心ドラム48を回転させるモータ(不図示)、遠心分離移送装置12の動作を制御する制御部50、及びユーザが確認及び操作を行うための操作表示部52が設けられている。
遠心ドラム48は、分離処理部16をセット可能な単位セットエリア54を複数(6つ)有する。1つの単位セットエリア54は、その高さがバッグ20の長手方向長さよりも長く、また遠心ドラム48の回転中心に対し60°の範囲に設定されている。つまり、6つの単位セットエリア54は、周方向に沿って隙間なく並ぶことで、環状の構造部である遠心ドラム48を構成する。
図1及び図2に示すように、単位セットエリア54は、遠心ドラム48の回転に伴い血液バッグ22に遠心力を付与する。具体的には、単位セットエリア54は、血液バッグ22を収容する血液バッグポケット56と、PPPバッグ24を収容するPPPバッグポケット58と、薬液バッグ26を収容する薬液バッグポケット60とを遠心ドラム48の径方向外側位置に備える。
血液バッグポケット56は、単位セットエリア54の周方向中央部に設けられ、PPPバッグポケット58や薬液バッグポケット60よりも大きな容積を有する。PPPバッグポケット58と薬液バッグポケット60は、血液バッグポケット56よりも径方向外側において周方向に並んで(隣接して)設けられる。
また、単位セットエリア54の上面54aは、血液バッグシステム10Aの複数のチューブ30を配置し保持するように構成されている。上面54aにおいて血液バッグポケット56よりも径方向内側の中央領域54a1(第1領域)には、第1チューブ34及びセグメントチューブ28の一部分が配置される。また中央領域54a1には、血液バッグポケット56の開口を開閉する蓋体62が設けられている。さらに蓋体62に閉塞される第1チューブ34の配置位置には、封止部材40を破断する破断部64の一部、第1チューブ34を流動する血液の状態を検出するセンサ66(光学センサ)が設けられている。
上面54aの左領域54a2(第2領域)には、中央領域54a1を通った第1チューブ34の一部分、分岐コネクタ32、第2チューブ36及び第3チューブ38の一部分が配置される。この左領域54a2には、分岐コネクタ32を保持するホルダ68、第2チューブ36の第2流路36aを開閉するPPP用クランプ70、及び第3チューブ38の第3流路38aを開閉する薬液用クランプ72が設けられている。
上面54aの右領域54a3(第3領域)には、中央領域54a1を通ったセグメントチューブ28の一部分が配置される。この右領域54a3には、セグメントチューブ28の複数の密閉チューブ28aを収容するセグメントポケット74が設けられている。
さらに、単位セットエリア54のPPPバッグポケット58や薬液バッグポケット60よりも径方向外側には、上面54aよりも上方に突出するチューブ保持部76が設けられている。チューブ保持部76は、単位セットエリア54の外周縁に連なる外壁78と、外周縁から外壁78よりも内側に突出する内壁80とを有し、外壁78と内壁80の間に第2チューブ36を配置させるガイド溝部79を構成している。内壁80は、左領域54a2のPPP用クランプ70付近(薬液バッグポケット60の左側)からPPPバッグポケット58の周方向途中位置まで延在し、ガイド溝部79の延在長さを規定している。
また、単位セットエリア54は、遠心分離後の血液バッグ22を押圧するスライダ82(押し子)を血液バッグポケット56の径方向内側に備える。スライダ82の血液バッグ22に対向する面は傾斜面82aに形成されている。スライダ82は、制御部50(図1参照)の制御下に、遠心ドラム48の径方向に沿って進退する。
上記の単位セットエリア54は、ユーザにより、除去血液を貯留した血液バッグ22が血液バッグポケット56に、空のPPPバッグ24がPPPバッグポケット58に、薬液を貯留した薬液バッグ26が薬液バッグポケット60にそれぞれ収容される。そして、単位セットエリア54は、遠心ドラム48の回転により血液バッグ22の除去血液を遠心分離し、遠心分離後にスライダ82を進出して血液バッグ22を押圧する。これにより、血液バッグ22内で遠心分離により生じたPPPがPPPバッグ24に移送され、PPPの移送後は血液バッグ22にRBCが残留する。その後、血液バッグシステム10Aは、ユーザにより遠心分離移送装置12から取り出されて、図示しないスタンドに薬液バッグ26が吊り下げられる。これにより薬液バッグ26から血液バッグ22に赤血球保存液が供給され、血液バッグ22は薬液を含むRBC(血液製剤)を貯留した状態となる。
ここで、遠心分離移送装置12にセットされる血液バッグシステム10Aは、採血時等においてエアが入り込むことで、除去血液の他にエアが血液バッグ22に混じっている。このため、血液バッグシステム10Aは、遠心分離後の血液バッグ22やPPPバッグ24にエアが入り込まないようにエアを退避させる構成としている。また、この構成に伴い薬液バッグ26の近傍位置の第3チューブ38に設けられる封止部材42に関して、遠心分離移送装置12のセット前における破断操作が不要となり、破断し忘れを防止している。なお、ユーザは、遠心分離移送装置12のセット前に封止部材42を破断してもよいことは勿論である。
詳細には、血液バッグシステム10Aは、第1チューブ34の分岐コネクタ32の近傍位置にエアを退避させる構造部84を備える。なお、分岐コネクタ32の近傍位置とは、分岐コネクタ32からの距離が第1チューブ34の全長の1/5以下の範囲を言う。構造部84は、このように分岐コネクタ32の近傍位置に設けられることで、第1チューブ34のセットに伴い遠心分離移送装置12の左領域54a2に良好に配置される。
本実施形態では、構造部84としてエアベント86を適用している。例えば、エアベント86は、第1チューブ34に接続された接続部88と、接続部88に連なりフィルタ90aを収容した本体部90と、本体部90から突出する排気ポート92とを有するように構成される。エアベント86は、分岐コネクタ32のY型を構成している面に対し直交する方向に本体部90及び排気ポート92を突出させている。
接続部88は、第1チューブ34と分岐コネクタ32の間を中継する3ポートコネクタに構成される。また接続部88は、第1チューブ34の第1流路34aと本体部90の中空部(不図示)とを連通している。
本体部90は、上記の中空部を有する円盤状に形成されている。本体部90内には、第1流路34aに連通する第1中空部と、排気ポート92に連通する第2中空部とに分断するようにフィルタ90aが設けられている。フィルタ90aは、第1中空部から第2中空部にエア(気体)を透過させる一方で、第1中空部から第2中空部への血液(液体)の透過を遮断する機能を有する。例えば、フィルタ90aは、多孔質体や不織布等からなる膜に構成されている。
また、フィルタ90aは、異なる種類の膜(親水性を有する濾過膜、及び疎水性を有する通気膜等)を積層して構成され得る。濾過膜を構成する材料としては、例えば、ポリスルホン、酢酸セルロース、ニトロセルロース等に親水処理を施したものがあげられる。通気膜を構成する材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスルホン、ポリアクリロニトリル、ポリテトラフルオロエチレン、セルロースアセテート等の熱可塑性疎水性樹脂があげられる。
一方、排気ポート92は、本体部90の第2中空部からエアベント86の外部にエアを排出する排出路(不図示)を有する。なお、エアベント86は、上記の構成に限定されず、種々の構成を適用することができる。
以上のエアベント86(構造部84)は、遠心分離移送装置12の単位セットエリア54に血液バッグシステム10Aをセットした際に、左領域54a2のホルダ68の近接位置に配置される。また、エアベント86は、配置状態において第1チューブ34に対し本体部90及び排気ポート92が上側に位置するように姿勢が固定される。単位セットエリア54には、エアベント86の姿勢をガイドする図示しない保持部が設けられてもよい。
遠心分離移送装置12にセットされたエアベント86は、第1チューブ34の第1流路34aにエアが流通した際に、本体部90の中空部にエアを導いてこのエアを外部に排出する。またエアベント86は、第1チューブ34の第1流路34aにPPPが流通した際に、本体部90にPPPが流入してもPPPを外部に漏出することがない。
本実施形態に係る血液バッグシステム10Aは、基本的には以上のように構成されるものであり、以下その動作について説明する。
上記したように、血液バッグシステム10Aは、ユーザ(医療従事者)により採血時に前処理部が使用されることで、ドナーの全血から所定成分(白血球)を除いた除去血液が血液バッグ22に貯留される。その後、ユーザは、除去血液を遠心分離するために、血液バッグシステム10Aの分離処理部16を前処理部から切り離して遠心分離移送装置12にセットする。血液バッグ22は、単位セットエリア54の血液バッグポケット56に収容される。
また図2に示すように、第1〜第3チューブ34、36、38は、単位セットエリア54の上面54aの所定の経路に沿ってセットされる。第1チューブ34は、中央領域54a1の所定の経路に取り回された後、左領域54a2に向かうように配置される。さらに、左領域54a2において第1チューブ34は、分岐コネクタ32がホルダ68に保持されるように、径方向外側に延在するように配置される。この第1チューブ34のセット時に、エアベント86は、分岐コネクタ32の保持姿勢に基づき、本体部90及び排気ポート92が上側になるように配置される。
一方、第2チューブ36は、分岐コネクタ32から上面54aの左領域54a2を遠心方向外側に延在し、PPP用クランプ70を通るように配置される。さらに第2チューブ36は、薬液バッグポケット60の径方向外側でチューブ保持部76のガイド溝部79に収容される。第3チューブ38も、分岐コネクタ32から上面54aの左領域54a2を遠心方向外側に延在し、薬液用クランプ72を通るように配置される。そして、ユーザは、第2チューブ36に繋がるPPPバッグ24をPPPバッグポケット58に収容すると共に、第3チューブ38に繋がる薬液バッグ26を薬液バッグポケット60に収容する。これにより遠心分離移送装置12への血液バッグシステム10Aのセットが完了する。
血液バッグシステム10Aのセット後に、遠心分離移送装置12は、制御部50の制御下に遠心ドラム48を回転させることで、血液バッグ22の除去血液を、比重が異なる血液成分(PPP、RBC等)に遠心分離する。
この遠心分離時に、第2及び第3チューブ36、38は、PPP用クランプ70及び薬液用クランプ72により閉塞されており、第1チューブ34を介した血液の流動が抑制される。その一方で図3Aに示すように、血液バッグ22や第1チューブ34に入り込んでいたエアは、遠心ドラム48の遠心力に応じて第1流路34aを流動する。このエアは、第1チューブ34のエアベント86に至ると、接続部88、本体部90を通って中空部に入り、さらにフィルタ90aを透過してエアベント86(血液バッグシステム10A)の外部に排出される。
遠心分離後、遠心分離移送装置12は、PPP用クランプ70や薬液用クランプ72により第2及び第3チューブ36、38を閉塞した状態で、スライダ82により血液バッグ22を押圧する。この押圧初期時には、図3Bに示すように血液バッグ22の第1貯留空間22aに入り込んでいたエアが第1チューブ34の第1流路34aに最初に流出される。このエアは、第1流路34aを流動し、やはりエアベント86から外部に排出される。
そして、遠心分離移送装置12は、血液バッグ22からのPPPの流出をセンサ66により検出した際に、PPP用クランプ70のみを開放する。これにより、PPPは、第1チューブ34、分岐コネクタ32、第2チューブ36を順に流動してPPPバッグ24に流入する。PPPの移送時に、エアベント86にPPPが流入してもフィルタ90aがPPPの透過を遮断する。よって、PPPは、PPPバッグ24にスムーズに貯留されていく。
遠心分離移送装置12は、血液バッグ22からPPPバッグ24にPPPを移送すると、スライダ82を後退させ、また薬液用クランプ72を開放することで、血液バッグシステム10Aを遠心分離移送装置12から取り出し可能とする。ユーザは、血液バッグシステム10Aの取り出し後に、薬液バッグ26をスタンドに吊り下げて封止部材42を破断することで、薬液バッグ26の赤血球保存液を血液バッグ22に供給する。これにより血液バッグ22には、赤血球保存液を含むRBCが貯留される。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、発明の要旨に沿って種々の改変が可能である。例えば、第1チューブ34に対するエアベント86(構造部84)の設置位置は、分岐コネクタ32の近傍位置に限定されず、第1チューブ34の途中位置に設けられてよい。また構造部84は、第1チューブ34に1つ設けられるだけでなく、複数設けられてもよい。
以下、本発明に係る血液バッグシステム10Aの他の実施形態について幾つか例をあげて説明する。なお、以降の説明において、上記の実施形態と同じ構成又は同じ機能を有する要素には、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係る血液バッグシステム10Bは、図4Aに示すように、エアベント86(構造部84)を第2チューブ36の途中位置に設けた点で、上記の血液バッグシステム10Aと異なる。
第2実施形態に係る血液バッグシステム10Bは、図4Aに示すように、エアベント86(構造部84)を第2チューブ36の途中位置に設けた点で、上記の血液バッグシステム10Aと異なる。
エアベント86は、第2チューブ36においてPPP用クランプ70が配置される箇所よりも下流側(PPPバッグ24側)に設けられる。エアベント86(本体部90)の中空部は、第2チューブ36の第2流路36aに連通し、フィルタ90aにより気体を透過する一方で、液体の透過を遮断するように構成されている。
このように構成された血液バッグシステム10Bは、遠心分離移送装置12の遠心分離中において、PPP用クランプ70によりエアベント86の上流側が閉塞されていることで、エアベント86からのエアの排出がない。遠心分離移送装置12は、遠心分離後にスライダ82により血液バッグ22を押圧する際に、PPP用クランプ70を開放することで、第2チューブ36を開放する。押圧初期時に血液バッグ22から最初にエアが流出すると、エアは、第1チューブ34を介して第2チューブ36に流動し、第2チューブ36のエアベント86から外部に排出される。エアの排出後に血液バッグ22からはPPPが流出され、PPPは、第1チューブ34、第2チューブ36を順に流動してPPPバッグ24にスムーズに流入する。
従って、第2実施形態に係る血液バッグシステム10Bでも、第1実施形態に係る血液バッグシステム10Aと同様の効果を得ることができる。なお、第2チューブ36上でのエアベント86の設置位置は、特に限定されず、例えば、PPP用クランプ70の配置箇所よりも上流側に設けられてもよい。
〔第3実施形態〕
第3実施形態に係る血液バッグシステム10Cは、図4Bに示すように、エアベント86(構造部84)を第3チューブ38の途中位置に設けた点で、上記の血液バッグシステム10A、10Bと異なる。
第3実施形態に係る血液バッグシステム10Cは、図4Bに示すように、エアベント86(構造部84)を第3チューブ38の途中位置に設けた点で、上記の血液バッグシステム10A、10Bと異なる。
エアベント86は、第3チューブ38において薬液用クランプ72が配置される箇所よりも下流側(薬液バッグ26側)に設けられる。エアベント86の中空部は、第3チューブ38の第3流路38aに連通し、フィルタ90aにより気体を透過する一方で、液体の透過を遮断するように構成されている。
このように構成された血液バッグシステム10Cは、遠心分離移送装置12の遠心分離中において、薬液用クランプ72によりエアベント86の上流側が閉塞されていることで、エアベント86からのエアの排出がない。遠心分離移送装置12は、遠心分離後にスライダ82により血液バッグ22を押圧する際に、薬液用クランプ72を開放することで、第3チューブ38を開放する。押圧初期時に血液バッグ22から最初にエアが流出すると、エアは、第1チューブ34を介して第3チューブ38に流動し、エアベント86から外部に排出される。
血液バッグ22から流出したPPPがセンサ66により検出されると、遠心分離移送装置12は、PPP用クランプ70を開放する一方で、薬液用クランプ72を閉塞する。これにより、PPPは、第1チューブ34、分岐コネクタ32、第2チューブ36を順に流動してPPPバッグ24にスムーズに流入する。
従って、第3実施形態に係る血液バッグシステム10Cでも、第1実施形態に係る血液バッグシステム10Aと同様の効果を得ることができる。なお、第3チューブ38上でのエアベント86の設置位置も、特に限定されず、例えば、薬液用クランプ72の配置箇所よりも上流側に設けられてもよい。
〔第4実施形態〕
第4実施形態に係る血液バッグシステム10Dは、図5Aに示すように、構造部84として小バッグ94(エア退避部材)を適用した点で上記の血液バッグシステム10A〜10Cと異なる。
第4実施形態に係る血液バッグシステム10Dは、図5Aに示すように、構造部84として小バッグ94(エア退避部材)を適用した点で上記の血液バッグシステム10A〜10Cと異なる。
具体的には、小バッグ94は、連結チューブ96を介して第1チューブ34の分岐コネクタ32の近傍位置に連結されている。第1チューブ34と連結チューブ96の接続は、例えば、図示しない3ポートコネクタにより実現し得る。
また、小バッグ94は、バッグ20(血液バッグ22、PPPバッグ24、薬液バッグ26)よりも小さな容積の退避空間94aを有する。退避空間94aの容積は、血液バッグ22に存在するエアが流入可能であればよく、数十mm3〜数百mm3程度に設定されることが好ましい。そして、退避空間94aは、連結チューブ96の流路96aを介して第1流路34aに連通し、第1流路34aを流動するエアが流入される。
以上の血液バッグシステム10Dは、血液バッグシステム10Aと同様に、遠心分離移送装置12への第1チューブ34のセット時に、連結チューブ96が第1チューブ34から直立するようにセットされる。そして、遠心分離移送装置12は、第1実施形態と同様に、遠心ドラム48、PPP用クランプ70、薬液用クランプ72、スライダ82を動作させることで遠心分離や遠心分離後の血液成分の移送を行う。
遠心分離中や遠心分離後のスライダ82の押圧初期時に、血液バッグ22や第1チューブ34のエアが流動すると、エアは、第1チューブ34から連結チューブ96を通って小バッグ94に流入される。つまり、小バッグ94は、第1流路34aからエアを退避させる(トラップする)ことができる。
スライダ82の押圧に伴い血液バッグ22からPPPが流出した場合には、PPPが小バッグ94に若干流入する。しかしながらPPPの大部分は、第1及び第2チューブ34、36を介してPPPバッグ24に移動することになり、PPPバッグ24に十分な量のPPPが貯留される。
なお、エアを退避させるエア退避部材(構造部84)の構成は、小バッグ94に限定されず、退避空間94aを有する種々の構造を適用可能であることは勿論である。
〔第5実施形態〕
また、図5Bに示す第5実施形態に係る血液バッグシステム10Eのように、小バッグ94は第2チューブ36の途中位置に連結されてもよい。この場合も、遠心分離移送装置12が第2実施形態と同様の動作を行うことで、第2流路36aからエアを退避させることができる。
また、図5Bに示す第5実施形態に係る血液バッグシステム10Eのように、小バッグ94は第2チューブ36の途中位置に連結されてもよい。この場合も、遠心分離移送装置12が第2実施形態と同様の動作を行うことで、第2流路36aからエアを退避させることができる。
〔第6実施形態〕
さらに、図6に示す第6実施形態に係る血液バッグシステム10Fのように、小バッグ94は第3チューブ38の途中位置に連結されてもよい。この場合も、遠心分離移送装置12が第3実施形態と同様の動作を行うことで、第3流路38aからエアを退避させることができる。
さらに、図6に示す第6実施形態に係る血液バッグシステム10Fのように、小バッグ94は第3チューブ38の途中位置に連結されてもよい。この場合も、遠心分離移送装置12が第3実施形態と同様の動作を行うことで、第3流路38aからエアを退避させることができる。
なお、血液バッグシステム10A〜10Fは、構造部84を複数適用することも可能であり、例えば、第1〜第3チューブ34、36、38の各々に構造部84が設けられていてもよい。
上記の実施形態から把握し得る技術的思想及び効果について、以下に記載する。
血液バッグシステム10A〜10Fは、構造部84を有することで、第1バッグ(血液バッグ22)に血液を貯留する際に入り込むエアを遠心分離移送装置12の処理時に退避させ、第1及び第2貯留空間22a、24aへのエアの入り込みを抑制することができる。すなわち、血液バッグシステム10A〜10Fは、遠心分離移送装置12の遠心分離時や遠心分離後の血液成分の移送初期時に、第1貯留空間22aのエアを構造部84に導くことで、エアが含まれない血液成分を第2貯留空間24aに流入させる。従って、血液バッグシステム10A〜10Fは、エアが抑制された血液製剤を良好に生成させ、作業性を大幅に向上させることができる。
また、チューブ30は、第1バッグ(血液バッグ22)と分岐コネクタ32を接続する第1チューブ34と、第2バッグ(PPPバッグ24)と分岐コネクタ32を接続する第2チューブ36と、第3バッグ(薬液バッグ26)と分岐コネクタ32を接続する第3チューブ38とを含み、構造部84は、第1〜第3チューブ34、36、38のうちいずれか1つに設けられている。これにより、血液バッグシステム10A〜10Fは、製造コストの増加を抑えて、構造部84を備えたシステムを製造することができる。
また、構造部84は、第1チューブ34の分岐コネクタ32の近傍位置に設けられている。これにより、構造部84は、第1チューブ34においてエアを退避させることができ、例えば、遠心分離中でもエアを構造部84に導くことが可能となる。
また、構造部84は、第2チューブ36の途中位置に設けられている。これにより、構造部84は、第2チューブ36においてエアを退避させることができる。
また、構造部84は、第3チューブ38の途中位置に設けられている。これにより、構造部84は、第3チューブ38においてエアを退避させることができる。
また、構造部84は、気体を透過する一方で、液体の透過を遮断するエアベント86である。これにより、血液バッグシステム10A〜10Cは、エアベント86を通して血液バッグシステム10A〜10Cの外部にエアを排出することが可能となり、血液バッグ22及びPPPバッグ24へのエアの混入をより一層抑制することができる。
また、構造部84は、第1〜第3貯留空間22a、24a、26aよりも小さな容積の退避空間94aを有するエア退避部材(小バッグ94)である。これにより、血液バッグシステム10D〜10Fは、第1〜第3貯留空間22a、24a、26aと退避空間94aとで血液バッグシステム10D〜10Fの外部から閉塞された空間を形成することができ、衛生性(無菌性)を大幅に高めることが可能となる。
また、本発明は、遠心分離移送装置12にセットされる複数のバッグ20と、複数のバッグ20の間を接続するチューブ30とを有する血液バッグシステム10A〜10Fの使用方法であって、複数のバッグ20は、血液を貯留する第1貯留空間22aを有する第1バッグ(血液バッグ22)と、遠心分離移送装置12の血液の遠心分離により分離された血液成分を貯留する第2貯留空間24aを有する第2バッグ(PPPバッグ24)と、遠心分離により分離された血液成分に添加される薬液を貯留する第3貯留空間26aを有する第3バッグ(薬液バッグ26)とを含み、血液バッグシステム10A〜10Fの使用では、遠心分離移送装置12の遠心分離時又は分離された血液成分を移送する際に、チューブ30内を流動するエアを、当該チューブ30に設けられた構造部84により退避させる。これにより、血液バッグシステム10A〜10Fは、エアが抑制された血液製剤を良好に生成させ、作業性を大幅に向上させることができる。
10A〜10F…血液バッグシステム 12…遠心分離移送装置
22…血液バッグ 22a…第1貯留空間
24…PPPバッグ 24a…第2貯留空間
26…薬液バッグ 26a…第3貯留空間
30…チューブ 32…分岐コネクタ
34…第1チューブ 36…第2チューブ
38…第3チューブ 84…構造部
86…エアベント 94…小バッグ
94a…退避空間
22…血液バッグ 22a…第1貯留空間
24…PPPバッグ 24a…第2貯留空間
26…薬液バッグ 26a…第3貯留空間
30…チューブ 32…分岐コネクタ
34…第1チューブ 36…第2チューブ
38…第3チューブ 84…構造部
86…エアベント 94…小バッグ
94a…退避空間
Claims (8)
- 遠心分離移送装置にセットされる複数のバッグと、前記複数のバッグの間を接続するチューブとを有する血液バッグシステムであって、
前記複数のバッグは、血液を貯留する第1貯留空間を有する第1バッグと、
前記遠心分離移送装置の前記血液の遠心分離により分離された血液成分を貯留する第2貯留空間を有する第2バッグと、
前記遠心分離により分離された血液成分に添加される薬液を貯留する第3貯留空間を有する第3バッグとを含み、
前記チューブは、前記第1貯留空間のエアを退避させる構造部を有する
血液バッグシステム。 - 請求項1記載の血液バッグシステムにおいて、
前記チューブは、
前記第1バッグと分岐コネクタを接続する第1チューブと、
前記第2バッグと前記分岐コネクタを接続する第2チューブと、
前記第3バッグと前記分岐コネクタを接続する第3チューブとを含み、
前記構造部は、前記第1〜第3チューブのうちいずれか1つに設けられている
血液バッグシステム。 - 請求項2記載の血液バッグシステムにおいて、
前記構造部は、前記第1チューブの前記分岐コネクタの近傍位置に設けられている
血液バッグシステム。 - 請求項2記載の血液バッグシステムにおいて、
前記構造部は、前記第2チューブの途中位置に設けられている
血液バッグシステム。 - 請求項2記載の血液バッグシステムにおいて、
前記構造部は、前記第3チューブの途中位置に設けられている
血液バッグシステム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の血液バッグシステムにおいて、
前記構造部は、気体を透過する一方で、液体の透過を遮断するエアベントである
血液バッグシステム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の血液バッグシステムにおいて、
前記構造部は、前記第1〜第3貯留空間よりも小さな容積の退避空間を有するエア退避部材である
血液バッグシステム。 - 遠心分離移送装置にセットされる複数のバッグと、前記複数のバッグの間を接続するチューブとを有する血液バッグシステムの使用方法であって、
前記複数のバッグは、血液を貯留する第1貯留空間を有する第1バッグと、
前記遠心分離移送装置の前記血液の遠心分離により分離された血液成分を貯留する第2貯留空間を有する第2バッグと、
前記遠心分離により分離された血液成分に添加される薬液を貯留する第3貯留空間を有する第3バッグとを含み、
前記血液バッグシステムの使用では、前記遠心分離移送装置の遠心分離時又は分離された前記血液成分を移送する際に、前記チューブ内を流動するエアを、当該チューブに設けられた構造部により退避させる
血液バッグシステムの使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019047256A JP2020146282A (ja) | 2019-03-14 | 2019-03-14 | 血液バッグシステム及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=72430984
Family Applications (1)
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Country | Link |
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-
2019
- 2019-03-14 JP JP2019047256A patent/JP2020146282A/ja active Pending
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