JP2020146003A - サンプリング機能付き容器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1(a)は、本実施形態に係るサンプリング機能付き容器の一例を示す概略図であり、図1(b)は、図1(a)のX部分の一例を示す写真である。
サンプリング流路は、一端に連通口が設けられ、上記連通口を介して上記収納容器と連通し、他端が閉塞端となった中空の流路部材であって、上記連通口を介して上記収納容器と連通する上記一端側の小径部と、上記閉塞端を含む上記他端側の大径部とを有するものである。なお、大径部は、内径が小径部よりも大きいものである。
収納容器は、サンプリング流路が上記連通口を介して連通したものである。また、収納容器は、サンプリング機能付き容器内を閉鎖空間に維持でき、内容物を無菌的に収納できるものである。このような収容容器としては、収容容器の内部と外部環境とが無菌フィルターを介して通じているものでもよい。外部環境から収容容器の内部への菌の混入を防止でき、また無菌フィルターの孔径よりも大きな異物の外部環境から収容容器の内部への混入を防止できるため、サンプリング機能付き容器内を閉鎖空間に維持でき、内容物を無菌的に収納できるからである。
サンプリング機能付き容器は、収納容器と、一端に連通口が設けられ、上記連通口を介して上記収納容器と連通し、他端が閉塞端となったサンプリング流路とを備え、上記サンプリング流路は、上記連通口を介して上記収納容器と連通する上記一端側の小径部と、上記閉塞端を含む上記他端側の大径部とを有し、上記サンプリング機能付き容器内を閉鎖空間に維持しながら、上記収納容器に収納された内容物の一部を上記サンプリング流路の上記連通口及び上記小径部を介して上記大径部に流入させた後に、上記サンプリング流路の上記大径部を切り出すことにより、上記内容物の一部をサンプリングできる構造を有する。
本例のサンプリング機能付き容器1は、2つのサンプリング管4を備え、2つのサンプリング管4の小径部4Sが単一の固定用部材6を介して連通口4a側で収納容器2に接続され固定されており、2つのサンプリング管4の小径部4Sの連通口4aが固定用部材6の挿入孔6hに挿し込まれることで収納容器2内に挿し込まれ、2つのサンプリング管4の小径部4Sが連通口4aを介して収納容器2と連通している点において、図5に示されるサンプリング機能付き容器1とは異なる。これにより、1つのサンプリング管4でサンプリングに失敗したとしても、他のサンプリング管4でサンプリングをやり直すことができる。また、2つのサンプリング管の小径部が2つの固定用部材を介してそれぞれ連通口側で収納容器に接続され固定されている場合と比較すると、単一の固定用部材6は2つの固定用部材よりも固定治具の凹部に嵌め込み易いので、固定する作業が容易になる。
サンプリング機能付き容器を用いてサンプリングする内容物としては、特に限定されず、通常は、無菌的な取り扱いを必要とする溶液であり、例えば、細胞懸濁液、食品関係の液体、医薬関係の液体等が挙げられる。食品関係の液体としては、例えば、飲料、調味料等が挙げられる。医薬関係の液体としては、生理食塩水等の電解質輸液、ブドウ糖等の糖質注射液、血液製剤、抗生物質、抗体等の蛋白質性医薬品、低分子蛋白質、ホルモン等のペプチド性医薬品、核酸医薬品、細胞医薬品、各種感染症を予防するワクチン、ステロイド剤、インスリン、抗がん剤、蛋白質分解酵素阻害剤、鎮痛剤、解熱鎮痛消炎剤、麻酔剤、脂肪乳剤、血圧降下剤、血管拡張剤、ヘパリン塩化ナトリウムや乳酸カリウム等の電解質補正用注射液、ビタミン剤、造影剤等が挙げられる。内容物としては、中でも細胞懸濁液が好ましい。容易に、サンプリング量を微調整でき、又はサンプルの熱によるダメージを軽減できることにより、特に有利な効果が得られるからである。
サンプリング機能付き容器を用いたサンプリング方法は、上記サンプリング機能付き容器内を閉鎖空間に維持しながら、上記収納容器に収納された内容物の一部を上記サンプリング流路の上記連通口及び上記小径部を介して上記大径部に流入させた後に、上記サンプリング流路の上記大径部を切り出すことにより、上記内容物の一部をサンプリングする方法である。
実施例のサンプリング機能付き容器は、図1に示されるサンプリング機能付き容器1であって、収納容器2が生産日本社製ユニパックF−4のフィルムを熱シールすることにより構成され、サンプリング管4の小径部4SがQOSINA社製T4306から構成され、内径を3mmとしたものであり、サンプリング管4の大径部4Lが射出成形によって作製したポリエチレン素材の管から構成され、内径を10mmとしたものである。
2 収納容器
4 サンプリング管
4a 連通口
4b 閉塞端
4S 小径部
4L 大径部
Claims (4)
- 収納容器と、一端に連通口が設けられ、前記連通口を介して前記収納容器と連通し、他端が閉塞端となったサンプリング流路とを備えるサンプリング機能付き容器であって、
前記サンプリング流路は、前記連通口を介して前記収納容器と連通する前記一端側の小径部と、前記閉塞端を含む前記他端側の大径部とを有し、
前記サンプリング機能付き容器内を閉鎖空間に維持しながら、前記収納容器に収納された内容物の一部を前記サンプリング流路の前記連通口及び前記小径部を介して前記大径部に流入させた後に、前記サンプリング流路の前記大径部を切り出すことにより、前記内容物の一部をサンプリングできる構造を有することを特徴とするサンプリング機能付き容器。 - 前記小径部の内径が1mm以上5mm未満の範囲内であり、前記大径部の内径が5mm以上30mm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のサンプリング機能付き容器。
- 前記大径部は前記閉塞端に薄肉部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のサンプリング機能付き容器。
- 前記収納容器における前記サンプリング流路の前記小径部と接続する箇所に設けられた固定用部材をさらに備え、前記サンプリング流路の前記小径部が前記固定用部材を介して前記収納容器に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサンプリング機能付き容器。
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