JP2020145806A - 電力変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本明細書は、並列に接続されたそれぞれのトランジスタにクランプ回路が接続された電力変換器に関し、ゲート発振を抑える技術を提供する。【解決手段】電力変換器2は、並列に接続されている第1、第2トランジスタ10、20と、第1、第2トランジスタの並列接続に対して直列に接続されている電力変換用の第3トランジスタ30と、第1トランジスタ10のゲートG1とエミッタE1の間に接続している第1ダイオード51、第1コンデンサ52と、第2トランジスタ20のゲートG2とエミッタE2の間に接続している第2ダイオード61、第2コンデンサ62を備えている。第1コンデンサ52または第2コンデンサ62に直列にインダクタが直列に接続されている。【選択図】図1
Description
本明細書が開示する技術は、電圧コンバータやインバータに代表される電力変換器に関する。
典型的な電力変換器は、電力変換用の2個のトランジスタの直列接続を含んでいる。それぞれのトランジスタを適宜のタイミングでオンオフすることにより、電力変換器は、入力電力を所望の電力に変換して出力する。特許文献1に、電力変換用の2個のトランジスタの直列接続を含む電力変換器において、一方のトランジスタが短絡故障したときに他方のトランジスタのゲートの電圧が過度に高くなってしまうことを防止する技術が開示されている。その技術では、トランジスタのゲートと負電極の間にクランプ回路を接続する。クランプ回路は、ダイオードとコンデンサを含んでいる。ダイオードのアノードがトランジスタのゲートに接続される。ダイオードのカソードはコンデンサの一方の電極に接続される。コンデンサの他方の電極がトランジスタの負電極に接続される。特許文献1の電力変換器では、ゲート電圧が高くなると、クランプ回路(ダイオードとコンデンサ)を介して電流がトランジスタの負電極を流れるため、ゲート電圧の過度の上昇が抑えられる。
なお、本明細書では、トランジスタの2個の主電極のうち、高電位側に接続される電極(npn型の場合はコレクタあるいはドレイン)を正電極と称し、低電位側に接続される電極(npn型の場合はエミッタあるいはソース)を負電極と称する。
電力変換器では、トランジスタの負荷を抑えるため、複数のトランジスタを並列に接続することがある。2個のトランジスタを同じタイミングでオンオフすることにより、1個あたりのトランジスタに流れる電流を抑えることができる。あるいは、2個のトランジスタを交互にオンオフすることにより、1個あたりのトランジスタのスイッチング回数を減らすことができる。一方、並列に接続された2個のトランジスタのそれぞれにクランプ回路を取り付けると、一方のトランジスタのゲートからクランプ回路へ伝播した高周波ノイズが他方のクランプ回路を通じて他方のトランジスタのゲートに伝播してしまい、いわゆるゲート発振を生じるおそれがある。本明細書は、電力変換用の2個のトランジスタの直列接続を有するとともに、一方のトランジスタに対して別のトランジスタを並列に接続し、並列に接続されたそれぞれのトランジスタにクランプ回路が接続された電力変換器に関し、ゲート発振を抑える技術を提供する。
本明細書が開示する電力変換器は、並列に接続されている電力変換用の第1トランジスタ及び第2トランジスタと、それら第1、第2トランジスタの並列接続に対して直列に接続されている電力変換用の第3トランジスタを備えている。第3トランジスタは第1、第2トランジスタの正電極側に接続されていてもよいし、負電極側に接続されていてもよい。また、第3トランジスタに並列に別のトランジスタ(第4トランジスタ)が接続されていてもよい。
本明細書が開示する電力変換器は、さらに、第1ダイオード、第1コンデンサ、第2ダイオード、第2コンデンサ、インダクタを備えている。第1ダイオードのアノードが第1トランジスタのゲートに接続している。第1コンデンサの一方の電極が第1ダイオードのカソードに接続しており他方の電極が第1トランジスタの負電極に接続している。第2ダイオードのアノードが第2トランジスタのゲートに接続している。第2コンデンサの一方の電極が第2ダイオードのカソードに接続しており他方の電極が第2トランジスタの負電極に接続している。そして、インダクタは、第1コンデンサまたは第2コンデンサに直列に接続されている。インダクタは、コンデンサとダイオードの間に接続されていてもよいし、コンデンサとトランジスタの負電極の間に接続されていてもよい。あるいは、インダクタは、ダイオードとゲートの間に接続されていてもよい。インダクタが高周波ノイズを吸収するので、クランプ回路を経由した高周波ノイズ(ゲート発振)が抑えられる。
第1ダイオードと第1コンデンサが第1クランプ回路に相当し、第2ダイオードと第2コンデンサが第2クランプ回路に相当する。第1クランプ回路と第2クランプ回路のそれぞれが直列に接続されるインダクタを備えていることが好ましいが、いずれか一方のクランプ回路にインダクタが接続されていれば高周波ノイズの低減効果が期待できる。また、クランプ回路は、直列に接続されたトランジスタの高電位側のトランジスタに設けられても良いし、低電位側のトランジスタに設けられても良い。いずれか一方のトランジスタにクランプ回路を備える場合、低電位側のトランジスタに備えることが好ましい。高電位側のトランジスタと低電位側のトランジスタの双方にクランプ回路を備えることが最も好ましい。
本明細書が開示する技術は、典型的には、双方向DC−DCコンバータあるいはインバータに適用されてもよい。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
(第1実施例)図1、2を参照して第1実施例の電力変換器2を説明する。図1に、第1実施例の電力変換器2は、双方向DC−DCコンバータである。図1に、電力変換器2の回路図を示す。電力変換器2は、低電圧端3a、3bに入力された電圧を昇圧して高電圧端4a、4bから出力する昇圧機能と、高電圧端4a、4bに入力された電圧を降圧して低電圧端3a、3bから出力する降圧機能を備えている。
電力変換器2は、第1トランジスタ10、第2トランジスタ20、第3トランジスタ30、第4トランジスタ、4個のダイオード11、21、31、41、リアクトル5を備えている。第1トランジスタ10と第2トランジスタ20は並列に接続されている。第3トランジスタ30と第4トランジスタ40も並列に接続されている。第1、第2トランジスタ10、20の並列回路と、第3、第4トランジスタ30、40の並列回路は直列に接続されている。第1、第2トランジスタ10、20と、第3、第4トランジスタ30、40の直列接続回路は、高電圧端正極4aと高電圧端負極4bの間に接続されている。リアクトル5は、第1、第2トランジスタ10、20と、第3、第4トランジスタ30、40の直列接続回路の中点と、低電圧端正極3aの間に接続されている。
第1トランジスタ10に対してダイオード11が逆並列に接続されている。同様に、トランジスタ20(30、40)に対してダイオード21(31、41)が逆並列に接続されている。トランジスタ10、20、30、40は、電力変換用のトランジスタであり、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)あるいは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。
第1トランジスタ10のゲートG1と第2トランジスタ20のゲートG2は、信号入力端6で接続されており、信号入力端6にはゲートドライバ7が接続されている。第1、第2トランジスタ10、20のゲートには、ゲートドライバ7から同一の駆動信号が入力される。それゆえ、並列に接続された第1、第2トランジスタ10、20は、あたかも1個のトランジスタのように振舞う。第3、第4トランジスタ30、40のゲートにも同一の駆動信号が入力される。それゆえ、並列に接続された第3、第4トランジスタ30、40も、あたかも1個のトランジスタのように振舞う。以下、説明の便宜のため第1、第2トランジスタ10、20を下トランジスタと総称し、第3、第4トランジスタ30、40を上トランジスタと総称することにする。下トランジスタ(第1、第2トランジスタ10、20)が主に昇圧動作に寄与し、上トランジスタ(第3、第4トランジスタ30、40)が主に降圧動作に寄与する。上トランジスタ(下トランジスタ)が並列に接続された2個のトランジスタで構成されていることで、1個当たりのトランジスタの負荷を下げることができる。
第1−第4トランジスタ10−40は、PWM(Pulse Width Modulation)信号が駆動信号である。第1、第2トランジスタ10、20に対する駆動信号は、ゲートドライバ7から与えられる。下トランジスタ(第1、第2トランジスタ10、20)に与えるPWM信号を反転させた駆動信号が上トランジスタ(第3、第4トランジスタ30、40)に与えられる(上トランジスタ用のゲートドライバは不図示)。そのよう相補的な駆動信号を与えることにより、低電圧端3a、3bに印加される電圧と高電圧端4a、4bに印加されるバランスにより、昇圧動作と降圧動作が受動的に切り替わる。電力変換器2(双方向DC−DCコンバータ)は、力行と回生がランダムに頻繁に繰り返される電気自動車に適している。
信号入力端6と第1トランジスタ10のゲートG1の間には、ゲート抵抗54が接続されており、信号入力端6と第2トランジスタ20のゲートG2の間にもゲート抵抗64が接続されている。ゲート抵抗54、64は、第1トランジスタ10のゲートG1と第2トランジスタ20のゲートG2が信号入力端6で接続されていることに起因して生じるゲート発振を抑えるために挿入されている。
第1トランジスタ10には第1クランプ回路50が備えられており、第2トランジスタ20には第2クランプ回路60が備えられている。第1クランプ回路50(第2クランプ回路60)は、上トランジスタと下トランジスタがともにオンしたときに、寄生容量12(22)を通じてゲートG1(G2)へ電流が流れ、ゲートG1(G2)の電圧が過度に上昇することを抑える。
第1クランプ回路50は、第1ダイオード51、第1コンデンサ52、第1インダクタ53で構成されている。第1ダイオード51のアノードが第1トランジスタ10のゲートG1に接続されている。第1コンデンサ52の一方の電極が第1ダイオード51のカソードに接続されており、他方の電極は第1インダクタ53を介して第1トランジスタ10のエミッタE1に接続されている。別言すれば、第1インダクタ53は、第1コンデンサ52と直列に接続されている。ゲートG1の電圧が過度に上昇すると、第1クランプ回路50を通してゲートG1からエミッタE1へ電流が流れ、ゲートG1の電圧上昇が抑えられる。第1ダイオード51の整流効果により、駆動信号がLOWレベルのときにエミッタE1からゲートG1へ電流が逆流することはない。
第2クランプ回路60は、第2ダイオード61、第2コンデンサ62、第2インダクタ63で構成されている。第2ダイオード61のアノードが第2トランジスタ20のゲートG2に接続されている。第2コンデンサ62の一方の電極が第2ダイオード61のカソードに接続されており、他方の電極は第2インダクタ63を介して第2トランジスタ20のエミッタE2に接続されている。別言すれば、第2インダクタ63は、第2コンデンサ62と直列に接続されている。ゲートG2の電圧が過度に上昇すると、第2クランプ回路60を通してゲートG2からエミッタE2へ電流が流れ、ゲートG2の電圧上昇が抑えられる。第2ダイオード61の整流効果により、駆動信号がLOWレベルのときにエミッタE2からゲートG2へ電流が逆流することはない。
並列に接続されている2個のトランジスタに同じ駆動信号を与えると、寄生容量を通じていわゆるゲート発振が生じるおそれがある。図1に示す符号12、13、22、23が寄生容量を表している。図2に、高周波ノイズ(ゲート発振)の流れの一例を示す。図2は、図1の回路図のうち、下トランジスタ(第1、第2トランジスタ10、20)の発する高周波ノイズの経路に関係ない部品を省略した図である。
図2は、第1トランジスタ10が発するスイッチングノイズが第2トランジスタ20のゲートへ伝播する様子を示している。図2における破線矢印線がノイズ伝播経路を示している。第1トランジスタ10のゲートG1から発した高周波ノイズは、第1クランプ回路50、第1トランジスタ10のエミッタE1、第2トランジスタ20のエミッタE2、第2クランプ回路60を経由して第2トランジスタ20のゲートG2に達する。第2トランジスタ20のゲートG2を発した高周波ノイズは、図2の破線矢印を逆に辿って第1トランジスタ10のゲートG1に達する。先に述べたように、ゲート発振はトランジスタの寄生容量に起因して生じるが、図2では直感的に理解し易いように、高周波ノイズの伝播経路を一方のトランジスタのゲートから他方のトランジスタのゲートへの伝播経路として描いてある。また、第1ダイオード51、第2ダイオード61にも浮遊容量が存在しており、その浮遊容量を通してカソードからアノードへ高周波ノイズが伝播する。
実施例の電力変換器2では、図1、図2に示されているように、第1クランプ回路50(第2クランプ回路60)が第1インダクタ53(第2インダクタ63)を備えている。第1インダクタ53(第2インダクタ63)が高周波ノイズ(ゲート発振)を抑制する。
(第2実施例)図3に、第2実施例の電力変換器2aの回路図を示す。第2実施例の電力変換器2aは、直流電力を三相交流電力に変換するインバータである。直流入力端103a、103bに入力された直流電力は、交流に変換され、交流出力端104から出力される。
電力変換器2aは、U相上アームトランジスタ71、U相下アームトランジスタ72、V相上アームトランジスタ73、V相下アームトランジスタアーム74、W相上アームトランジスタ75、W相下アームトランジスタ76を備えている。V相上アームトランジスタ73、V相下アームトランジスタアーム74、W相上アームトランジスタ75、W相下アームトランジスタ76のそれぞれは単純な1個のトランジスタであり、各トランジスタに対してダイオードが逆並列に接続されている。
U相上アームトランジスタ71は、2個のトランジスタ(第1トランジスタ110と第2トランジスタ120)の並列接続で構成されている。第1トランジスタ110のゲートG1と第2トランジスタ120のゲートG2には、信号入力端106を介してゲートドライバ107から同一の駆動信号が供給されるので、2個のトランジスタはあたかも1個のトランジスタ(すなわち、U相上アームトランジスタ71)として振舞う。
U相下アームトランジスタ72も、2個のトランジスタ(第3トランジスタ130、第4トランジスタ140)の並列接続で構成されている。U相下アームトランジスタ72(第3トランジスタ130と第4トランジスタ140の並列接続)は、U相上アームトランジスタ71(第1トランジスタ110と第2トランジスタ120の並列接続)に対して直列に接続されている。U相下アームトランジスタ72(第3トランジスタ130と第4トランジスタ140の並列接続)が負極側(入力端負極103bの側)に位置しており、U相上アームトランジスタ71(第1トランジスタ110と第2トランジスタ120の並列接続)は正極側(入力端正極103aの側)に位置している。
第1−第4トランジスタ110、120、130、140のそれぞれに対して、ダイオード111、121、131、141のそれぞれが逆並列に接続されている。
第1トランジスタ110、第2トランジスタ120も寄生容量112、113、122、123を有している。並列に接続された第1、第2トランジスタ110、120に同一の駆動信号が供給される場合、それら寄生容量に起因してゲート発振が生じるおそれがある。信号入力端106と第1トランジスタ110のゲートG1の間にゲート抵抗154が接続され、信号入力端106と第2トランジスタ120のゲートG2の間にゲート抵抗164が接続される。ゲート抵抗154、164は、信号入力端106を介して第1、第2トランジスタ110、120の一方から他方へ伝播する高周波ノイズ(ゲート発振)を抑えるために備えられている。
第1トランジスタ110には第1クランプ回路150が接続されており、第2トランジスタ120には第2クランプ回路160が接続されている。第1クランプ回路150は、第1トランジスタ110のゲートG1とエミッタE1の間に直列に接続されている第1ダイオード151、第1コンデンサ152、第1インダクタ153で構成されている。第1ダイオード151のアノードがゲートG1に接続されており、カソードが第1コンデンサ152の一方の電極に接続されている。
第2クランプ回路160は、第2トランジスタ120のゲートG2とエミッタE2の間に直列に接続されている第2ダイオード161、第2コンデンサ162、第2インダクタ163で構成されている。第2ダイオード161のアノードがゲートG2に接続されており、カソードが第2コンデンサ162に接続されている。
第1クランプ回路150(第2クランプ回路160)は、U相上アームトランジスタ71とU相下アームトランジスタ72がともにオンしたときに、寄生容量112、113(122、123)を通じてゲートG1(G2)へ電流が流れ、ゲートG1(G2)の電圧が過度に上昇することを抑える。
また、第1クランプ回路150は第1インダクタ153を備えており、第2クランプ回路160は第2インダクタ163を備えている。インダクタ153、163は、クランプ回路150、160とエミッタE1、E2を介してゲート間を流れる高周波ノイズ(ゲート発振)を抑制する。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例の電力変換器2、2aは、並列に接続されたトランジスタのそれぞれのクランプ回路がインダクタを備えている。並列に接続されたトランジスタのそれぞれのクランプ回路の少なくとも一方がインダクタを備えていれば、ゲート発振を抑制する効果が期待できる。
第1実施例の電力変換器2では、第1、第3トランジスタ10、30が直列に接続されており、第1トランジスタ10に対して第2トランジスタ20が並列に接続されている。第3トランジスタ30が正極側に接続されており、並列に接続された2個のトランジスタ(第1、第2トランジスタ10、20)が負極側に接続されている。そして、負極側に接続されている2個のトランジスタ(第1、第2トランジスタ10、20)のそれぞれにクランプ回路(第1クランプ回路50、第2クランプ回路60)が接続されている。
第2実施例の電力変換器2aでは、第1、第3トランジスタ110、130が直列に接続されており、第1トランジスタ110に対して第2トランジスタ120が並列に接続されている。第3トランジスタ130は負極側に接続されており、並列に接続された2個のトランジスタ(第1、第2トランジスタ110、120)が正極側に接続されている。そして、正極側に接続されている2個のトランジスタ(第1、第2トランジスタ110、120)のそれぞれにクランプ回路(第1クランプ回路150、第2クランプ回路160)が接続されている。
本明細書が開示する電力変換器は、並列に接続されている第1、第2トランジスタに対して第3トランジスタが直列に接続されている。第3トランジスタは第1、第2トランジスタの正極側に接続されていてもよいし、負極側に接続されていてもよい。
第3トランジスタに対して第4トランジスタが並列に接続されており、第3、第4トランジスタの夫々に別のクランプ回路が接続されていてもよい。別のクランプ回路の構成は、第1クランプ回路50(第2クランプ回路60)と同じであってよい。
並列に接続された2個のトランジスタと、並列に接続された別の2個のトランジスタが直列に接続されている場合、負極側の2個のトランジスタのそれぞれにクランプ回路が接続されているとよい。
第2実施例の電力変換器2aにおいて、U相下アームトランジスタ72、V相上アームトランジスタ73、V相下アームトランジスタ74、W相上アームトランジスタ75、W相下アームトランジスタ76のいずれか、あるいはすべてが2個のトランジスタの並列接続で構成されているとともに、それぞれのトランジスタがクランプ回路に接続されていてもよい。
本明細書が開示する技術は、3個以上のトランジスタが並列に接続されている電力変換器に適用されてもよい。並列に接続された3個以上のトランジスタのうち、少なくとも2個のトランジスタのそれぞれにクランプ回路が接続されており、少なくとも1個のクランプ回路にインダクタが含まれていればよい。インダクタは、トランジスタのゲートと(負電極(エミッタ)の間であれば、クランプ回路のダイオードとコンデンサに対する位置関係は問わない。
実施例のトランジスタはnpn型であり、エミッタが負電極の一例に対応する。npn型の別のトランジスタでは、ソースが負電極に対応する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a:電力変換器
5:リアクトル
6、106:信号入力端
7、107:ゲートドライバ
10、20、30、40、110、120、130、140:トランジスタ
12、13、22、23、112、113、122、123:寄生容量
50、60、150、160:クランプ回路
51、151:第1ダイオード
52、152:第1コンデンサ
53、153:第1インダクタ
54、64、154、164:ゲート抵抗
61、161:第2ダイオード
62、162:第2コンデンサ
63、163:第2インダクタ
5:リアクトル
6、106:信号入力端
7、107:ゲートドライバ
10、20、30、40、110、120、130、140:トランジスタ
12、13、22、23、112、113、122、123:寄生容量
50、60、150、160:クランプ回路
51、151:第1ダイオード
52、152:第1コンデンサ
53、153:第1インダクタ
54、64、154、164:ゲート抵抗
61、161:第2ダイオード
62、162:第2コンデンサ
63、163:第2インダクタ
Claims (1)
- 並列に接続されている電力変換用の第1トランジスタ及び第2トランジスタと、
前記第1、第2トランジスタの並列接続に対して直列に接続されている電力変換用の第3トランジスタと、
アノードが第1トランジスタのゲートに接続している第1ダイオードと、
一方の電極が前記第1ダイオードのカソードに接続しており他方の電極が前記第1トランジスタの負電極に接続している第1コンデンサと、
アノードが第2トランジスタのゲートに接続している第2ダイオードと、
一方の電極が前記第2ダイオードのカソードに接続しており他方の電極が前記第2トランジスタの負電極に接続している第2コンデンサと、
前記第1コンデンサまたは前記第2コンデンサに直列に接続されているインダクタと、
を備えている電力変換器。
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