JP2020144175A - 画像形成装置 - Google Patents

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善太郎 根本
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Abstract

【課題】スキューが生じる場合でも適切なはみ出し量を設定可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】記録媒体に対して画像が形成される形成領域を経る搬送経路に沿って当該記録媒体を搬送する搬送部と、上記形成領域で上記記録媒体に対して上記画像を形成する画像形成部と、上記画像が上記記録媒体からはみ出すはみ出し量を、第1の場合には第1のはみ出し量に設定し、上記記録媒体が搬送方向に対して第1の場合よりも大きく傾く第2の場合には、第1のはみ出し量よりも大きい第2のはみ出し量に設定するはみ出し量設定部と、を備える。【選択図】 図13

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、いわゆるフチなしプリントを実行するために、用紙サイズよりも大きいサイズの画像を用紙からはみ出すようにプリントする技術が知られている。このようなフチなしプリントでは、画像が用紙からはみ出すはみ出し量が大きいと、用紙の位置がずれても用紙は画像内に納まるので、用紙のフチの白抜けが防止される。一方で、はみ出し量が大きいと、用紙上に載らない無駄な画像部分が大きいので、画像を形成するインクやトナーの消費量や回収量が多く、コストやライフの観点からは望ましくない。このため、はみ出し量を調整可能とした画像形成装置が提案されている。
例えば特許文献1には、フチ無しコピーモードにより原稿画像を記録紙に記録するに際して、原稿画像の拡大により、記録紙からはみ出して非記録となる画像の大きさに相当するはみ出し量をユーザ設定させ、ユーザが設定したはみ出し量に基づき、前記拡大の際の変倍倍率を決定する装置が開示されている。
また、特許文献2には、縁無し印字を行う際に、被記録材の先端位置若しくは後端位置の通過を検知する通過検知手段の検知結果に基づき、複数のトナー像のはみ出し量を制御する装置が開示されている。
また、特許文献3には、はみ出し量の多少を表す複数のはみ出しレベルからいずれかをユーザの指示に基づいて指定可能で、指定されたはみ出しレベルに応じて、当該はみ出しレベルに予め対応付けられている各端部からのはみ出し量の組合せを設定する装置が開示されている。
特開2004−104190号公報 特開2006−220991号公報 特許第4708668号公報
しかし、従来の装置では、用紙に代表される記録媒体が搬送方向に対して傾くいわゆるスキューによって記録媒体の角付近に白抜けが生じる現象については検討が無く、スキューに対応したはみ出し量の設定は提案されていない。
本発明は、スキューが生じる場合でも適切なはみ出し量を設定可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る画像形成装置は、
記録媒体に対して画像が形成される形成領域を経る搬送経路に沿って当該記録媒体を搬送する搬送部と、
上記形成領域で上記記録媒体に対して上記画像を形成する画像形成部と、
上記画像が上記記録媒体からはみ出すはみ出し量を、第1の場合には第1のはみ出し量に設定し、上記記録媒体が搬送方向に対して第1の場合よりも大きく傾く第2の場合には、第1のはみ出し量よりも大きい第2のはみ出し量に設定するはみ出し量設定部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1の画像形成装置において、
上記はみ出し量設定部は、上記記録媒体に関する情報を取得し、当該取得した情報が、上記第1の場合に該当する記録媒体を表していれば上記はみ出し量を上記第1のはみ出し量に設定し、当該取得した情報が、上記第2の場合に該当する記録媒体を表していれば上記はみ出し量を上記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする。
請求項3に係る画像形成装置は、請求項2の画像形成装置において、
操作者によって上記記録媒体に関する上記情報が入力される入力部を備え、
上記はみ出し量設定部は、上記入力部で入力された上記情報を取得することを特徴とする。
請求項4に係る画像形成装置は、請求項2の画像形成装置において、
上記はみ出し量設定部は、上記記録媒体に関する上記情報として、当該記録媒体の大きさを取得し、上記第1の場合に較べて当該記録媒体の大きさが小さい上記第2の場合に上記はみ出し量を上記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする。
請求項5に係る画像形成装置は、請求項4の画像形成装置において、
上記はみ出し量設定部は、上記記録媒体に関する上記情報として、当該記録媒体における上記搬送方向に沿った長さを取得し、上記第1の場合に較べて当該長さが短い上記第2の場合に上記はみ出し量を上記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする。
請求項6に係る画像形成装置は、請求項4の画像形成装置において、
上記はみ出し量設定部は、上記記録媒体に関する上記情報として、当該記録媒体における上記搬送方向に交わる方向の幅を取得し、上記第1の場合に較べて当該幅が狭い上記第2の場合に上記はみ出し量を上記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする。
請求項7に係る画像形成装置は、請求項2の画像形成装置において、
上記はみ出し量設定部は、上記記録媒体に関する上記情報として、当該記録媒体の角の形状を取得し、上記第1の場合に較べて当該角が鈍っている上記第2の場合に上記はみ出し量を上記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする。
請求項8に係る画像形成装置は、請求項2の画像形成装置において、
上記はみ出し量設定部は、上記記録媒体に関する上記情報として、当該記録媒体の厚さを取得し、上記第1の場合に較べて当該記録媒体が厚い上記第2の場合に上記はみ出し量を上記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする。
請求項9に係る画像形成装置は、請求項2、4〜8の画像形成装置において、
上記記録媒体を測定して上記情報を得る媒体測定部を備え、
上記はみ出し量設定部は、上記媒体測定部から上記情報を取得することを特徴とする。
請求項10に係る画像形成装置は、請求項1の画像形成装置において、
上記記録媒体における搬送方向に対する傾きを測定する傾き測定部を備え、
上記はみ出し量設定部は、上記傾き測定部によって測定された傾きが上記第1の場合に該当すれば上記はみ出し量を上記第1のはみ出し量に設定し、当該測定された傾きが上記第2の場合に該当すれば上記はみ出し量を上記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする。
請求項11に係る画像形成装置は、請求項10の画像形成装置において、
上記記録媒体の縁のうち、上記搬送方向に沿って延びる縁の位置を検知する縁検知部を備え、
上記傾き測定部は、上記縁検知部を使って上記傾きを測定することを特徴とする。
請求項1に係る画像形成装置によれば、スキューが生じる場合でも適切なはみ出し量を設定することができる。
請求項2に係る画像形成装置によれば、スキューの要因に応じたはみ出し量が設定できる。
請求項3に係る画像形成装置によれば、操作者がスキューやはみ出し量を意識しなくても必要な情報が得られる。
請求項4に係る画像形成装置によれば、スキューの要因として顕著な、記録媒体の大きさに応じたはみ出し量が設定できる。。
請求項5に係る画像形成装置によれば、搬送開始時に生じるスキューに応じたはみ出し量が設定できる。
請求項6に係る画像形成装置によれば、スキュー矯正力に応じたはみ出し量が設定できる。
請求項7に係る画像形成装置によれば、スキューの要因となる角形状に応じたはみ出し量が設定できる。
請求項8に係る画像形成装置によれば、スキュー矯正力に応じたはみ出し量が設定できる。
請求項9に係る画像形成装置によれば、情報入力の手間が省かれる。
請求項10に係る画像形成装置によれば、実際に生じたスキューに応じてはみ出し量が設定できる。
請求項11に係る画像形成装置によれば、部品点数やスペースが抑制される。
画像形成装置の第1実施形態を示す概略構成図である。 縁なし印刷の説明図である。 カット紙を格納した用紙トレイを示す図である。 スキューの発生状況を示す図である。 角丸形状のカット紙におけるスキューの発生状況を示す図である。 カット紙がレジロールに到達した状況を示す図である。 スキューの矯正を説明する説明図である。 幅の狭いカット紙におけるスキューの矯正を説明する説明図である。 角丸形状のカット紙におけるスキューの矯正を説明する説明図である。 カット紙の撓みを示す図である。 厚さの厚いカット紙における撓みを示す図である。 カット紙の情報が入力されるトレイ設定画面を示す図である。 はみ出し量を使い分ける制御を表したフローチャートである。 第2実施形態におけるカット紙のサイズの測定機構を示す図である。 第3実施形態におけるスキュー量の測定機構を示す図である。 サイドエッジセンサの検出値からカット紙Pのスキュー量を測定する方法を示す図である。 第4実施形態におけるスキュー量の測定機構を示す図である。 通過センサの検出値からカット紙Pのスキュー量を測定する方法を示す図である。 第5実施形態におけるカット紙の形状の測定機構を示す図である。 第5実施形態における角丸形状のカット紙の測定例を示す図である。 第6実施形態におけるカット紙の厚さの測定機構を示す図である。
本発明の実施形態について、以下図面を参照して説明する。
図1は、画像形成装置の第1実施形態を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置100はいわゆるタンデム方式のカラープリンタであり、この画像形成装置100では記録材としてカット紙Pが用いられる。なお、記録材としては、カット紙P以外にプラスチック紙や封筒も採用され得るが、以下の説明ではカット紙Pを記録材の代表として用いて説明する。
カット紙Pは、画像形成装置100の下部に設けられた用紙トレイ130に積み重なった状態で格納されている。用紙トレイ130内のカット紙Pは、繰り出しロール131および捌きロール132によって用紙トレイ130から1枚ずつ取り出され、搬送経路Rに沿って上方へと搬送される。
本実施形態の場合、2段の用紙トレイ130が設けられている。各用紙トレイ130には異なるサイズのカット紙Pが格納されてもよい。また、用紙トレイ130に格納され得るカット紙Pの形状としては、角が直角にカットされた普通形状の他に、角が丸くカットされた角丸形状もある。2段の用紙トレイ130のうち、ユーザが選択した用紙トレイ130のカット紙Pが画像形成に用いられる。
画像形成装置100には、例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色に対応した4つの画像エンジン110Y,110M,110C,110Kが備えられている。また、本実施形態では、各画像エンジン110Y,……,110Kは、いわゆる電子写真方式でトナー画像を形成する。各画像エンジン110Y,……,110Kでは、帯電、露光、現像の各工程を順次に経ることで、各色のトナー画像が各感光体ドラム上に形成される。本実施形態では、露光の工程は4つの画像エンジン110Y,……,110Kに共通した1つの露光器112から照射される露光光によって実行される。
本実施形態の画像形成装置100では直接転写方式が採用されていて、用紙搬送ベルト120が備えられている。用紙搬送ベルト120は駆動ロール121と従動ロール122に掛け回されており、駆動ロール121の駆動力で各画像エンジン110Y,……,110Kを経て循環移動する。用紙搬送ベルト120を間に挟んで従動ロール122に対向した位置には、用紙搬送ベルト120によるカット紙Pの搬送を補助する補助ロール123が設けられている。用紙搬送ベルト120と繰り出しロール131とを合わせたものが、本発明にいう搬送部の一例に相当する。
用紙搬送ベルト120を間に挟んで各画像エンジン110Y,……,110Kに対向した各位置には転写ロール111Y,111M,111C,111Kが配備されている。用紙トレイ130から取り出されて搬送経路Rに沿って搬送されるカット紙Pは、レジロール135を経た後、用紙搬送ベルト120によって搬送されて、画像エンジン110Y,……,110Kと転写ロール111Y,……,111Kとの間を通過する。各画像エンジン110Y,……,110Kで形成された各色のトナー画像は、各転写ロール111Y,……,111Kによってカット紙P上に、順次に重ねて転写される。このような転写の結果としてカット紙P上にカラー画像が形成される。レジロール135は、カット紙Pを一旦停止させ、画像エンジン110Y,……,110Kにおける画像形成とタイミングを合わせてカット紙Pを用紙搬送ベルト120へと送り込む。
画像エンジンと転写ロールとを併せたものが、本発明にいう画像形成器の一例に相当し、画像エンジン110Y,……,110Kと転写ロール111Y,……,111Kとの間が、本発明にいう形成領域の一例に相当する。
画像形成装置100には定着器150が備えられており、カット紙P上のカラー画像が定着器150によって熱と圧力で定着される。定着器150によって画像が定着されたカット紙Pは、送出ロール133によって筐体上の積載トレイ140へと送り出される。
画像形成装置100の上面には、ユーザによる画像形成装置100への情報や指示の入力と画像形成装置100からユーザへの情報表示とを担うディスプレイパネル160が備えられている。
また、画像形成装置100には、用紙搬送ベルト120上からトナーや紙粉などといった不要物をブレードで掻き落とすクリーナ170と、画像形成装置100内の各部を制御する制御部180も備えられている。
本実施形態の画像形成装置100には、カット紙Pの全面に画像を形成する、いわゆる縁なし印刷の機能が備えられている。この縁なし印刷は、カット紙Pのサイズを上回るサイズのトナー画像が画像エンジン110Y,……,110Kによって形成されることで実現される。
図2は、縁なし印刷の説明図である。
縁なし印刷の通常時(A)には、カット紙Pの範囲がトナー画像200の範囲に収まっているのでカット紙Pの全面に画像が形成される。トナー画像200の範囲がカット紙Pの範囲を越えている部分の幅を以下では、はみ出し量210と称する。はみ出し量210としては、カット紙Pの上下方向と左右方向とで異なる量も採用され得るが、説明の簡便のため、以下ではカット紙Pの上下方向と左右方向のはみ出し量210が同一であるものとして説明する。通常時(A)のはみ出し量210は例えば2mmである。
カット紙Pは、用紙トレイ130から取り出されて搬送経路R上を進む際に、搬送方向に対して傾くいわゆるスキューを生じる場合がある。スキュー時(B)には、カット紙Pの角の部分が、図中の矢印が示すように、通常時(A)よりも外側に位置ズレすることになる。スキューが小さい場合には、角の部分の位置ズレも小さいので、カット紙Pの全面がトナー画像200の範囲に納まるが、スキューが大きい場合には、カット紙Pの角の部分に、トナー画像200の範囲よりも飛び出した白抜けの領域220が生じる場合がある。このような白抜けの領域220の発生を防ぐ対策時(C)には、通常時(A)よりも幅の広いはみ出し量230が用いられる。対策時(C)のはみ出し量230は例えば3mmである。しかし、このような幅の広いはみ出し量230はトナー消費量の増大を招く。また、カット紙Pの範囲を越えたトナー画像200のトナーは、用紙搬送ベルト120上からクリーナ170によって掻き落とされ、図示が省略された回収機構によって回収される。幅の広いはみ出し量230は、トナーの回収量の増大を招き、装置寿命を短命化させる。このため、通常時(A)におけるはみ出し量210と対策時(C)におけるはみ出し量230は、スキューの大小に応じて使い分けられる。
ここで、スキューの発生および矯正について説明する。
図3は、カット紙を格納した用紙トレイを示す図である。
用紙トレイ130には、複数サイズのカット紙Pに対応するため、移動可能なガイドとしてサイドガイド136とエンドガイド137が備えられている。カット紙Pの向きは、サイドガイド136によって搬送方向に向けられている。
図4は、スキューの発生状況を示す図である。
カット紙Pの向きは、両側のサイドガイド136との接触によって搬送方向に向けられるが、カット紙Pとサイドガイド136との間には多少の隙間が生じる場合があり、その隙間の分だけカット紙Pが傾く余地がある。このようにカット紙Pが傾くと、カット紙Pが図の矢印方向に取り出される際に傾きが拡大してスキューが発生する場合がある。また、カット紙Pの長さが短い、点線で示された場合と、カット紙Pの長さが長い、実線で示された場合とを比較すると、カット紙Pとサイドガイド136との隙間が同程度であっても、長さが短いカット紙Pの方が大きな傾きを生じやすい。この結果、一般的な傾向として、長さが長いカット紙Pに較べ、長さが短いカット紙Pの方がより大きなスキューを生じる。
図5は、角丸形状のカット紙におけるスキューの発生状況を示す図である。
カット紙Pの形状が角丸形状である、点線で示された場合と、カット紙Pの形状が普通形状である、実線で示された場合とを比較すると、カット紙Pとサイドガイド136との隙間が同程度であっても、角丸形状のカット紙Pの方が大きな傾きを生じやすい。この結果、一般的な傾向として、普通形状のカット紙Pに較べ、角丸形状のカット紙Pの方がより大きなスキューを生じる。
用紙トレイ130からカット紙Pが取り出される際に生じたスキューは、レジロール135への到達時に矯正され、カット紙Pの向きが搬送方向に沿った方向へと修正される。
図6は、カット紙がレジロールに到達した状況を示す図である。
レジロール135は、バックアップロール134との間にカット紙Pを挟み込み、回転によってカット紙Pを送り出す。バックアップロール134はレジロール135の回転に伴って回転する。
繰り出しロール131によって用紙トレイ130から繰り出されたカット紙Pは、レジロール135に到達すると先端がレジロール135に衝突して衝突力が生じる。また、カット紙Pは、先端がレジロール135に衝突した後も、繰り出しロール131によってレジロール135方向へと押され続ける。
カット紙Pのスキューは、レジロール135との衝突で生じる衝突力によって矯正される。
図7は、スキューの矯正を説明する説明図である。
図7には、カット紙Pにスキューが生じている搬送時(A)と、レジロール135にカット紙Pが衝突した矯正時(B)が示されている。
搬送時(A)にスキューが生じているカット紙Pは、図中の矢印が示す搬送方向に対して傾いた状態でレジロール135へと向かう。そして、矯正時(B)には、カット紙Pの先端がレジロール135に衝突することで衝突力が生じ、この衝突力によってカット紙PにトルクTが生じる。カット紙PはこのトルクTによってスキューが矯正され、カット紙Pの向きが搬送方向に近づくように修正される。
搬送時(A)に生じているスキューが小さい場合には、矯正時(B)にカット紙Pの向きは搬送方向に揃う。一方、搬送時(A)に生じているスキューが大きい場合には、矯正時(B)にカット紙Pの向きが修正されても、搬送方向に対するカット紙Pの傾きは残る。カット紙Pがレジロール135を抜けるとスキューを矯正する作用は生じないので、矯正後も残ったスキューは、その後の画像形成時にも存在することになる。
図8は、幅の狭いカット紙におけるスキューの矯正を説明する説明図である。
図8には、カット紙Pの幅が、図7に示すカット紙Pの幅よりも狭い場合における、搬送時(A)と矯正時(B)の様子が示されている。
幅が狭いカット紙Pの場合も、搬送時(A)にスキューが生じていると、図中の矢印が示す搬送方向に対してカット紙Pが傾いた状態でレジロール135へと向かう。そして、矯正時(B)には、カット紙Pの先端がレジロール135に衝突することで衝突力が生じる。しかし、この衝突力によって生じるトルクTは、カット紙Pの幅が狭いと小さいトルクTになる。この結果、幅が狭いカット紙Pではスキューの矯正力が小さくなり、搬送方向に対するカット紙Pの傾きが矯正後も残りやすい。つまり、一般的な傾向として、幅の広いカット紙Pに較べ、幅の狭いカット紙Pの方が、画像形成時に大きなスキューが存在する。
図9は、角丸形状のカット紙におけるスキューの矯正を説明する説明図である。
図9には、角丸形状のカット紙Pにおける搬送時(A)と矯正時(B)の様子が示されている。
角丸形状のカット紙Pの場合も、搬送時(A)にスキューが生じていると、図中の矢印が示す搬送方向に対してカット紙Pが傾いた状態でレジロール135へと向かう。そして、矯正時(B)には、カット紙Pの先端がレジロール135に衝突することで衝突力が生じる。このとき、レジロール135と衝突する実質的な幅Wは、カット紙Pの角が丸い分だけ狭くなり、図8に示す幅の狭いカット紙Pと同様に、衝突力によって生じるトルクTは小さいトルクTになる。この結果、角丸形状のカット紙Pでもスキューの矯正力が小さくなり、搬送方向に対するカット紙Pの傾きが矯正後も残りやすい。つまり、一般的な傾向として、普通形状のカット紙Pに較べ、角丸形状のカット紙Pの方が、画像形成時に大きなスキューが存在する。
図7〜図9で説明した、レジロール135とカット紙Pとの衝突によるスキューの矯正は、衝突時にカット紙Pが撓むことによって実現される。
図10は、カット紙の撓みを示す図である。
図10には、レジロール135との衝突でスキューが矯正されるカット紙Pの様子が側方図(A)および正面図(B)で示されている。
カット紙Pの先端がレジロール135と衝突した後も、カット紙Pの後続部分では繰り出しロール131による繰り出しが続いている。このため、カット紙Pには一時的に撓みが生じる。この撓みは、カット紙Pのスキューがレジロール135との衝突で矯正された場合に先端側と後続側とに生じるカット紙Pの向きの相違を吸収する。その結果、スキューの矯正が円滑に進行し、カット紙Pの向きは、図中の矢印が示す搬送方向に近づくように修正される。
図11は、厚さの厚いカット紙における撓みを示す図である。
図11には、カット紙Pの厚さが、図10に示すカット紙Pよりも厚い場合における撓みの様子が側方図(A)および正面図(B)で示されている。
カット紙Pの厚さが厚い場合には、カット紙Pの先端がレジロール135と衝突しても撓みが小さい。このため、後続部分で繰り出しロール131による繰り出しが続くとスキューの修正が不十分なままでカット紙Pの先端がレジロール135とバックアップロール134との間に突入する場合がある。この結果、厚さの厚いカット紙Pではスキューの矯正力が小さくなり、搬送方向に対するカット紙Pの傾きが矯正後も残りやすい。つまり、一般的な傾向として、厚さの薄いカット紙Pに較べ、厚さの厚いカット紙Pの方が、画像形成時に大きなスキューが存在する。
以上説明したように、画像形成時に存在するスキューの大きさは、カット紙Pのサイズや形状などに応じて変わる。スキューの大きさに対する影響の強さは、サイズ、形状、厚さの順で強い。
第1実施形態の画像形成装置100では、カット紙Pのサイズ、形状、厚さに関する情報が、ユーザの操作によって入力される。
図12は、カット紙の情報が入力されるトレイ設定画面を示す図である。
トレイ設定画面161は、図1に示すディスプレイパネル160に表示される画面であり、トレイ設定画面161上の箇所にユーザが触れる操作によって、カット紙Pのサイズ、形状、厚さに関する情報が選択的に入力される。トレイ設定画面161を表示するディスプレイパネル160は、本発明にいう入力部の一例に相当する。
トレイ設定画面161のトレイ選択蘭162には、カット紙Pの情報が対応付けられるトレイを選ぶための選択ボタン165が並べられている。
トレイ設定画面161のサイズ選択蘭163には、カット紙Pのサイズとして、搬送方向の長さと、搬送方向に交わる方向の幅との組み合わせを選ぶための選択ボタン166,167が並べられている。また、普通形状のカット紙Pを選ぶための選択ボタン166とともに、角丸形状のカット紙Pを選ぶための選択ボタン167も並べられている。つまり、サイズ選択蘭163では、カット紙Pの長さと、幅と、角形状という3つの情報が入力されることになる。
トレイ設定画面161の坪量選択蘭164には、カット紙Pの厚さを表す指標として一般的に用いられる坪量を選ぶための選択ボタン168が並べられている。
ユーザがトレイ設定画面161上で各選択ボタン165,166,167,168を操作することにより、画像形成装置100にカット紙Pの情報が入力され、図1に示す制御部180に記憶される。制御部180では、このカット紙Pの情報に基づいて、以下説明するように、図2に示す通常時(A)におけるはみ出し量210と対策時(C)におけるはみ出し量230が使い分けられる。制御部180が、本発明にいうはみ出し量設定部の一例に相当する。
図13は、はみ出し量を使い分ける制御を表したフローチャートである。
ユーザが画像形成装置100に対していわゆるジョブの実行を指示した場合に、図13のフローが表す制御は実行される。
この制御が開始されると、制御部180は、画像形成用にユーザが選択した用紙トレイ130に対応付けられているカット紙Pの情報を確認する。制御部180は、ステップS101でカット紙Pの長さ(即ち用紙長)を確認し、長さが7インチ以下である場合にはスキューが大きいのでステップS105に進み、はみ出し量を例えば3mmに設定する。このはみ出し量は、図2に示す対策時(C)における幅の広いはみ出し量230に相当する。
制御部180は、ステップS101でカット紙Pの長さが7インチよりも長かった場合にはステップS102に進む。制御部180は、ステップS102でカット紙Pの幅(即ち用紙幅)を確認し、幅が5インチ以下である場合にはスキューが大きいのでステップS105に進み、はみ出し量を幅の広い3mmに設定する。
制御部180は、ステップS102でカット紙Pの幅が5インチよりも広かった場合にはステップS103に進む。制御部180は、ステップS103でカット紙Pの形状を確認し、形状が角丸形状である場合にはスキューが大きいのでステップS105に進み、はみ出し量を幅の広い3mmに設定する。
制御部180は、ステップS103でカット紙Pの形状が普通形状であった場合にはステップS104に進む。制御部180は、ステップS104でカット紙Pの坪量を確認し、坪量が256gsm以上の厚いカット紙Pである場合にはスキューが大きいのでステップS105に進み、はみ出し量を幅の広い3mmに設定する。
制御部180は、ステップS104で坪量が256gsm未満である場合にはスキューが小さいので、ステップS106に進み、はみ出し量を2mmに設定する。このはみ出し量は、図2に示す通常時(A)における幅の狭いはみ出し量210に相当する。
このように、第1実施形態では、スキューの大きさに応じたはみ出し量の使い分けが、カット紙Pの情報に基づいて実行される。はみ出し量がスキューの大きさに応じて使い分けられることで、スキューが生じる場合でも適切なはみ出し量が設定される。
なお、ここでは、はみ出し量の設定が1段のみ切り換えられる例について説明したが、はみ出し量の設定は複数段階に切り換えられてもよい。このような複数段階の切り換えでは、一例として、カット紙Pの長さが短い場合および幅が狭い場合にはスキューが大きいのではみ出し量が例えば4mmに設定され、カット紙Pの形状が角丸形状である場合およびカット紙Pの厚さが厚い場合にはスキューが中程度なのではみ出し量が例えば3mmに設定され、その他のカット紙Pについてはスキューが小さいのではみ出し量が例えば2mmに設定されるという制御が考えられる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、カット紙Pのサイズが測定によって取得される点を除いて上記第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では相違点に着目した説明を行い、重複説明は省略する。
図14は、第2実施形態におけるカット紙のサイズの測定機構を示す図である。
図14には、用紙トレイ130の下面側が示されており、一例として、エンドガイド137の位置を測定することでカット紙の長さを測定する機構が示されている。図14に示された測定機構が本発明にいう媒体測定部の一例に相当する。
エンドガイド137は、用紙トレイ130の底板に設けられたスリット301に沿って図の上下方向に移動する。エンドガイド137は、用紙トレイ130に格納されたカット紙の長さに合わせてユーザが移動させる。エンドガイド137には、用紙トレイ130の下面側に突き出した回転部302が、回転可能に固定されている。このエンドガイド137の回転部302には、支点303を中心として回転する回転バー304が貫通している。
用紙トレイ130の側面には案内レール305が設けられ、この案内レールに沿って移動プレート306が図の上下方向に移動する。移動プレート306にも、用紙トレイ130の下面側に突き出した回転部307が、回転可能に固定されている。そして、移動プレート306の回転部307にも、回転バー304が貫通している。移動プレート306は、回転バー304を介してエンドガイド137に連結されており、エンドガイド137が移動すると、移動プレート306も連動して移動する。
案内レール305に対面した位置には複数の光学センサ308が設けられている。光学センサ308は、光源と受光素子が図の奥行き方向に対面した構造となっていて、それら光源と受光素子との間に移動プレート306が入ると光が遮られて移動プレート306の位置が検知される。移動プレート306の位置が検知されると、移動プレート306が連動するエンドガイド137の位置も検知されることになる。
第2実施形態では、このような測定機構によってエンドガイド137の位置が検知されることにより、用紙トレイ130に格納されたカット紙の長さが測定される。第2実施形態では、図14に示す測定機構と同様の測定機構によって、サイドガイド136(図 参照)の位置も検知されて、カット紙の幅が測定される。そして、これらの測定によって得られるカット紙の長さと幅に基づいて、スキューの大きさに応じたはみ出し量の使い分けが、第1実施形態と同様に実行される。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、スキューの大きさ(即ちスキュー量)が測定される点を除いて上記第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では相違点に着目した説明を行い、重複説明は省略する。
上述した様に、カット紙Pのスキューは、レジロール135との衝突時に矯正されるので、スキュー量の測定は、レジロール135を通過したカット紙Pに対して行われる。
図15は、第3実施形態におけるスキュー量の測定機構を示す図である。
第3実施形態では、サイドエッジセンサ310が用いられてカット紙Pのスキュー量が測定される。サイドエッジセンサ310は、レジロール135と従動ロール122との間に設けられたセンサアレイであり、レジロール135によって図の上方へと搬送されるカット紙Pについて、搬送方向に沿って延びる縁の位置を光学的に検出する。サイドエッジセンサ310による検出値は、トナー画像の形成位置の調整などに用いられるが、第3実施形態では、スキュー量の測定にもサイドエッジセンサ310が活用され、部品点数の増大が抑制されている。このサイドエッジセンサ310が、本発明にいう傾き測定部の一例に相当すると共に、本発明にいう縁検知器の一例にも相当する。
図16は、サイドエッジセンサの検出値からカット紙Pのスキュー量を測定する方法を示す図である。
図16には、サイドエッジセンサ310の検出値の時間経過を表したグラフが示されており、グラフの横軸が時間を示し、グラフの縦軸がサイドエッジセンサによる縁の検出位置を示している。
カット紙Pがレジロール135から従動ロール122に至る迄の時間よりも短く、予め決められた特定の経過時間だけ離れた2つの時点T1,T2それぞれにおける検出位置の差分が求められることによってスキュー量が測定される。第3実施形態では、第1実施形態とは異なり、このように測定されたスキュー量に応じてはみ出し量が使い分けられる。つまり、第1実施形態では、カット紙Pの情報に基づいて間接的にスキュー量に応じた使い分けが行われるのに対し、第3実施形態では、スキュー量に直接的に応じた使い分けが行われることになり、使い分けの精度が高い。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態は、スキュー量の測定方法が異なる点を除いて上記第3実施形態と同様の実施形態であるので、以下では第3実施形態との相違点に着目した説明を行い、重複説明は省略する。
図17は、第4実施形態におけるスキュー量の測定機構を示す図である。
第4実施形態では、カット紙Pの通過を検出する2つの通過センサ311,312が用いられてカット紙Pのスキュー量が測定される。通過センサ311,312は、レジロール135と従動ロール122との間に設けられた反射式センサであり、レジロール135によって図の上方へと搬送されるカット紙Pの有無を2値で検出する。これら2つの通過センサ311,312が、本発明にいう傾き測定部の一例に相当する。
図18は、通過センサの検出値からカット紙Pのスキュー量を測定する方法を示す図である。
図18には、各通過センサ311,312の検出値の時間経過を表したグラフが示されており、グラフの横軸が時間を示し、グラフの縦軸が各通過センサ311,312によるカット紙Pの検出有無を示している。
2つの通過センサ311,312によるカット紙Pの検出タイミングの差分が求められることによってスキュー量が測定される。第4実施形態では、第3実施形態と同様に、このように測定されたスキュー量に応じてはみ出し量が使い分けられる。第4実施形態でも、スキュー量に直接的に応じた使い分けが行われることになり、使い分けの精度が高い。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態は、カット紙の形状が測定によって取得される点を除いて上記第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では相違点に着目した説明を行い、重複説明は省略する。
図19は、第5実施形態におけるカット紙の形状の測定機構を示す図である。
第5実施形態では、第3実施形態と同様のサイドエッジセンサ310が用いられてカット紙Pの形状が測定される。
図19には、サイドエッジセンサ310の配備図(A)と、サイドエッジセンサ310による検出値のグラフ(B)が示されている。グラフ(B)の横軸は時間を示し、縦軸は、サイドエッジセンサ310による縁の検出位置と、その検出位置の微分量を示している。
縁の検出位置の微分量を表すグラフに生じている極大値や極小値の絶対値は、角の形状の鋭さを表しており、極大値や極小値の絶対値の算出によってカット紙Pの形状が測定される。図19に示す例では、カット紙Pの形状が普通形状であることが測定される。極大値や極小値の絶対値の算出は、例えば制御部180によって行われる。第5実施形態におけるサイドエッジセンサ310と制御部180とを合わせたものは、本発明にいう媒体測定部の一例に相当する。
図20は、第5実施形態における角丸形状のカット紙の測定例を示す図である。
図20にも、サイドエッジセンサ310の配備図(A)と、サイドエッジセンサ310による検出値のグラフ(B)が示されている。
角丸形状のカット紙Pの場合には、サイドエッジセンサ310による縁の検出位置が滑らかに変化するため、縁の検出位置の微分量を表すグラフに生じている極大値や極小値の絶対値が小さい。即ち、このような微分量の極大値や極小値の絶対値が算出されることにより、カット紙Pが角丸形状であることが測定される。
第5実施形態では、このような測定で得られたカット紙Pの形状の情報が、第1実施形態と同様に、はみ出し量の使い分けに用いられる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。第6実施形態は、カット紙の厚さが測定によって取得される点を除いて上記第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では相違点に着目した説明を行い、重複説明は省略する。
図21は、第6実施形態におけるカット紙の厚さの測定機構を示す図である。
第6実施形態では、繰り出しロール131における駆動電流値が用いられてカット紙の厚さが測定される。
図21の状態図(A)に示すように、カット紙Pの先端が、レジロール135とバックアップロール134とが接触する位置まで到達すると、カット紙Pの先端がレジロール135とバックアップロール134によって押し止められる。その結果、駆動電流値を表すグラフ(B)には、駆動電流値のピークが生じる。厚さが薄いカット紙Pの場合には、カット紙Pが大きく撓むので、駆動電流値のピークは小さい。一方、状態図(C)に示すように、厚さの厚いカット紙Pがレジロール135とバックアップロール134によって押し止められる場合には、カット紙Pの撓みは小さい。このため、駆動電流値を表すグラフ(D)には、大きなピークが生じる。このように、繰り出しロール131における駆動電流値に生じるピークが求められることによって、カット紙Pの厚さが測定される。駆動電流値に生じるピークは、例えば制御部180によって算出される。第6実施形態における繰り出しロール131と制御部180とを合わせたものは、本発明にいう媒体測定部の一例に相当する。
第6実施形態では、このような測定で得られたカット紙Pの厚さが、第1実施形態と同様に、はみ出し量の使い分けに用いられる。
なお、上記説明では、本発明の画像形成装置の一例としてカラープリンタが示されているが、本発明の画像形成装置はモノクロプリンタであってもよく、コピー機や複合機であってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう画像形成器の一例として、電子写真方式でトナー画像を形成する画像エンジンが示されているが、本発明にいう画像形成器は、例えばインクジェットで画像を形成するものであってもよい。
また、本発明は、「発明が解決しようとする課題」欄に記載された課題を解決する目的で発明されたものであるが、本発明の構成は、この課題を解決しない形での他の目的への転用が妨げられるものではなく、そのように本発明の構成が転用された形態も本発明の一実施形態である。
100……画像形成装置、110Y,110M,110C,110K……画像エンジン、
120……用紙搬送ベルト、130……用紙トレイ、136……サイドガイド、
137……エンドガイド、131……繰り出しロール、132……捌きロール、
160……ディスプレイパネル、161……トレイ設定画面、180……制御部、
210,230……はみ出し量、310……サイドエッジセンサ、
311,312……通過センサ、

Claims (11)

  1. 記録媒体に対して画像が形成される形成領域を経る搬送経路に沿って当該記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記形成領域で前記記録媒体に対して前記画像を形成する画像形成部と、
    前記画像が前記記録媒体からはみ出すはみ出し量を、第1の場合には第1のはみ出し量に設定し、前記記録媒体が搬送方向に対して第1の場合よりも大きく傾く第2の場合には、第1のはみ出し量よりも大きい第2のはみ出し量に設定するはみ出し量設定部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記はみ出し量設定部は、前記記録媒体に関する情報を取得し、当該取得した情報が、前記第1の場合に該当する記録媒体を表していれば前記はみ出し量を前記第1のはみ出し量に設定し、当該取得した情報が、前記第2の場合に該当する記録媒体を表していれば前記はみ出し量を前記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 操作者によって前記記録媒体に関する前記情報が入力される入力部を備え、
    前記はみ出し量設定部は、前記入力部で入力された前記情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記はみ出し量設定部は、前記記録媒体に関する前記情報として、当該記録媒体の大きさを取得し、前記第1の場合に較べて当該記録媒体の大きさが小さい前記第2の場合に前記はみ出し量を前記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記はみ出し量設定部は、前記記録媒体に関する前記情報として、当該記録媒体における前記搬送方向に沿った長さを取得し、前記第1の場合に較べて当該長さが短い前記第2の場合に前記はみ出し量を前記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記はみ出し量設定部は、前記記録媒体に関する前記情報として、当該記録媒体における前記搬送方向に交わる方向の幅を取得し、前記第1の場合に較べて当該幅が狭い前記第2の場合に前記はみ出し量を前記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記はみ出し量設定部は、前記記録媒体に関する前記情報として、当該記録媒体の角の形状を取得し、前記第1の場合に較べて当該角が鈍っている前記第2の場合に前記はみ出し量を前記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記はみ出し量設定部は、前記記録媒体に関する前記情報として、当該記録媒体の厚さを取得し、前記第1の場合に較べて当該記録媒体が厚い前記第2の場合に前記はみ出し量を前記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録媒体を測定して前記情報を得る媒体測定部を備え、
    前記はみ出し量設定部は、前記媒体測定部から前記情報を取得することを特徴とする請求項2、4〜8に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録媒体における搬送方向に対する傾きを測定する傾き測定部を備え、
    前記はみ出し量設定部は、前記傾き測定部によって測定された傾きが前記第1の場合に該当すれば前記はみ出し量を前記第1のはみ出し量に設定し、当該測定された傾きが前記第2の場合に該当すれば前記はみ出し量を前記第2のはみ出し量に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記記録媒体の縁のうち、前記搬送方向に沿って延びる縁の位置を検知する縁検知部を備え、
    前記傾き測定部は、前記縁検知部を使って前記傾きを測定することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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