JP2020143768A - 流量調整弁 - Google Patents

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真一郎 大鹿
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洋臣 谷田貝
泰利 猪野
Yasutoshi Ino
泰利 猪野
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Abstract

【課題】流動音を効果的に低減できる流量調整弁を提供する。【解決手段】流量調整弁1は、整流部材20の筒状部21の内側にシート部材11の円筒部16が挿入される。シート部材11の弁座17の内側から円筒部16および筒状部21を通り整流部材20の整流部22に至る弁口30が形成されている。そして、筒状部21の内周面21aである第3周面35と円筒部16の端面である第2テーパー面34とが、全周にわたって連なっている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ヒートポンプ式冷暖房システム等において冷媒の流量調整に用いられる流量調整弁に関する。
従来の流量調整弁が特許文献1に開示されている。図5に示すように、特許文献1の流量調整弁901は、弁室914とオリフィス931とが設けられた本体911と、弁室914にオリフィス931と対向して配設される弁体940と、有底筒状の整流部材920と、を有している。整流部材920は、筒状部921と、筒状部921の下端を塞ぐように設けられた平板状の整流部922と、を一体に有している。筒状部921は、オリフィス931に連なるように配置されており、冷媒が流れる流体流路である弁口930をオリフィス931とともに構成している。整流部922には、複数の小孔924が設けられている。複数の小孔924を冷媒が通過することにより、液相および気相を含む二相流状態の冷媒中の気泡を細分化して、冷媒の流動に伴う流動音を低減できる。
特開2007−107623号公報
流量調整弁901の整流部材920は、筒状部921の上端に径方向外方に向けて突き出るように設けられた環状のフランジ部923を有している。フランジ部923は、本体911におけるオリフィス931に通じる開口932の周縁部に接して配置されている。これにより、フランジ部923と本体911との間に径方向外方に広がる空間Sが形成される。そのため、この空間Sによって冷媒の流れが乱れてしまい、流動音の低減を阻害するおそれがあった。
そこで、本発明は、流動音を効果的に低減できる流量調整弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る流量調整弁は、弁室が設けられた弁本体部を有する弁本体と、前記弁室に配置された弁体と、整流部材と、を有する流量調整弁であって、前記弁本体部の前記弁室側の面には、前記弁体が接離される弁座が設けられ、前記弁本体部の前記弁室と反対側の面には、前記弁室から離れる方向に延びる円筒部が設けられ、前記整流部材が、円筒状の筒状部と、前記筒状部の一端を塞ぐように設けられた有孔板状の整流部と、を有し、前記筒状部の内側に前記円筒部が挿入されており、前記弁座の内側から前記円筒部および前記筒状部を通り前記整流部に至る弁口が形成され、前記筒状部の内周面と前記円筒部の端面または内周面とが、全周にわたって連なっていることを特徴とする。
本発明によれば、整流部材の筒状部の内側に弁本体部の円筒部が挿入されている。弁本体部の弁座の内側から円筒部および筒状部を通り整流部材の整流部に至る流体流路である弁口が形成されている。そして、筒状部の内周面と円筒部の端面または内周面とが、全周にわたって連なっている。このようにしたことから、整流部材と弁本体部との間に径方向外方に広がる空間が形成されることを防ぐことができる。そのため、流体の流れの乱れを抑制して、流動音を効果的に低減できる。
本発明において、前記弁口が、前記弁室から離れるにしたがって段々と径が大きくなるように形成されていることが好ましい。このようにすることで、流体が弁口を通過するときに圧力が徐々に回復して、圧力変動が抑えられるとともに整流化が図られる。そのため、圧力変動や流体剥離現象に伴う渦やキャビテーションの発生・成長を抑えて、流動音を効果的に低減できる。
本発明において、前記弁口が、円筒状の周面と、弁室から離れるにしたがって徐々に径が大きくなるテーパー面と、を有し、前記周面と前記テーパー面とが交互に連なっていることが好ましい。このようにすることで、圧力変動や流体剥離現象に伴う渦やキャビテーションの発生・成長をより抑えて、流動音をより効果的に低減できる。
本発明において、前記筒状部の内周面が、前記周面、または、前記周面および前記テーパー面を有していることが好ましい。このようにすることで、流動音を効果的に低減しつつ、弁本体部の加工量を抑えることができ、製造コストを効果的に低減できる。
本発明において、前記円筒部の端部が、前記弁本体部の前記弁室と反対側の面と同じ位置または当該面より前記弁室寄りの位置に配置されていることが好ましい。このようにすることで、流動音を効果的に低減しつつ、弁本体部の加工量をより抑えることができ、製造コストをより効果的に低減できる。
本発明において、前記整流部材が、前記筒状部の他端に径方向外方に向けて突き出るように設けられたフランジ部を有し、前記フランジ部が、前記弁本体部に固着されて前記弁口に接続されるパイプと前記弁本体部とに挟まれていることが好ましい。このようにすることで、整流部材を簡易かつ確実に弁本体部に固定できる。
本発明によれば、流動音を効果的に低減できる。
本発明の一実施例に係る流量調整弁の構成を示す断面図である。 図1の流量調整弁の第1変形例の構成を示す断面図である。 図1の流量調整弁の第2変形例の構成を示す断面図である。 図1の流量調整弁の第3変形例の構成を示す断面図である。 従来の流量調整弁を示す図である。
(本発明の実施例)
以下、本発明の一実施例に係る流量調整弁について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る流量調整弁の構成を示す断面図である。図1(a)は軸線Lに沿う縦断面図(弁開状態)である。図1(b)は、図1(a)のA−A線に沿う断面図である。
本実施例の流量調整弁1は、例えば、ヒートポンプ式冷暖房システム等において流体としての冷媒の流量を調整するのに用いられる電動弁である。
図1に示すように、流量調整弁1は、弁本体10と、整流部材20と、弁体40と、を有している。
弁本体10は、シート部材11と、ケース部材18と、管継手としてのパイプ19と、を有している。
シート部材11は、例えば、ステンレスなどの金属材を切削加工することにより作製されている。シート部材11は、底壁部12と周壁部13とを一体に有している。底壁部12は円板状に形成されている。周壁部13は円筒状に形成されている。周壁部13は、底壁部12の上面12aから上方に延びている。周壁部13は、円筒状のケース部材18の下端部に挿入されている。周壁部13とケース部材18とはろう付けにより固着されている。底壁部12の上面12aと周壁部13とケース部材18とで、弁室14を形成している。すなわち、底壁部12の上面12aは弁室14側の面であり、底壁部12の下面12bは弁室14と反対側の面である。ケース部材18には、横方向に貫通して弁室14に接続された図示しないパイプが固着されている。シート部材11とケース部材18とは、互いに固着されて一体になり、弁室14が設けられた弁本体部を構成する。なお、本実施例では、シート部材11とケース部材18とが別部材であり、これらを組み付けて互いに固着するものであるが、シート部材11とケース部材18とが一体に作製されていてもよい。
底壁部12の下面12bには、環状溝15が設けられている。環状溝15の外径は、パイプ19の外径よりわずかに小さい。環状溝15には、パイプ19の上端部が圧入される。底壁部12とパイプ19とはろう付けにより固着される。底壁部12における環状溝15の内側には、弁室14から離れるように下方に延びる円筒部16が設けられている。円筒部16は、弁室14に通じる後述の弁口30を部分的に構成する。環状溝15の内周面は円筒部16の外周面となる。円筒部16の軸は、図1の軸線Lに一致する。すなわち、軸線L方向は円筒部16の軸方向である。円筒部16は、環状溝15へのパイプ19の圧入に伴い、軸線L方向(挿入方向)に沿ってパイプ19の上端側に挿入される。円筒部16の内周面である後述の第2周面33は、径方向内方を向く円筒状の周面である。円筒部16の端面である後述の第2テーパー面34は、径方向内方を向き、弁室14から離れるに従って径が大きくなる環状テーパー面である。円筒部16の下端部は、軸線L方向の位置が下面12bより弁室14から離れている。底壁部12の上面12aには、後述の弁口30を囲む弁座17が設けられている。弁座17は、径方向内方を向き、弁室14から離れるにしたがって径が小さくなる環状テーパー面である。弁座17には、後述の弁体40が接離される。
整流部材20は、カップ形状(有底筒状)に形成されている。整流部材20は、円筒状の筒状部21と、筒状部21の下端(一端)を塞ぐように設けられた有孔板状の整流部22とを有している。整流部材20は、筒状部21の上端(他端)に径方向外方に突出するように設けられた環状のフランジ部23を有している。
筒状部21は、弁室14に通じる後述の弁口30を部分的に構成する。筒状部21の内径は、円筒部16の外径と同一である。筒状部21の内側に円筒部16が嵌合挿入される。筒状部21の内側に円筒部16が嵌合挿入されると、筒状部21の内周面21a(後述の第3周面35)と円筒部16の端面(後述の第2テーパー面34)とが全周にわたって直接的に連なる。
整流部22は、複数の小孔24が設けられている。複数の小孔24を冷媒が通過することにより、液相および気相を含む二相流状態の冷媒中の気泡を細分化して、流動音を低減できる。
図1(a)に示すように、複数の小孔24のうちの最も径方向外寄りに配置された小孔24(24a)は、その内面の一部が筒状部21の内周面21aと段差無く連なる(面一となる)ように配置されることが望ましい。このようにすることで、小孔24を通過する際の冷媒の流れの乱れを軽減できる。
整流部材20は、フランジ部23側から環状溝15に挿入されている。フランジ部23は、環状溝15内において、パイプ19の上端とシート部材11との間に挟まれて固定されている。フランジ部23が固定された状態において、整流部22とシート部材11の円筒部16とは軸線L方向に間隔を開けて配置される。パイプ19は、筒状部21を内側に収容する。円筒部16と筒状部21とパイプ19とは同軸に配置される。
弁本体10は、弁座17の内側から円筒部16および筒状部21を通り整流部22に至る流体流路としての弁口30が形成されている。
弁口30は、円筒部16と同軸に設けられている。弁口30は、弁室14側から順に連なる、第1周面31と、第1テーパー面32と、第2周面33と、第2テーパー面34と、第3周面35と、を有している。
第1周面31、第1テーパー面32、第2周面33および第2テーパー面34は、シート部材11に設けられている。第3周面35は、整流部材20に設けられており、具体的には、筒状部21の内周面21aにおける円筒部16の外周面と重なっていない部分が第3周面35となる。そして、円筒部16の端面である第2テーパー面34と筒状部21の内周面である第3周面35とが全周にわたって直接的に連なっている。そのため、シート部材11と整流部材20との間に径方向外方に広がる空間が形成されない。
第1周面31、第2周面33および第3周面35は、径方向内方を向く円筒状の周面である。第1周面31の口径(内径)をD1とし、第2周面33の口径(内径)をD2とし、第3周面35の口径(内径)をD3とすると、D1<D2<D3となる。第1テーパー面32および第2テーパー面34は、径方向内方を向き、弁室14から離れるに従って径が大きくなる環状テーパー面である。すなわち、弁口30は、弁室14から離れるにしたがって段々と径が大きくなるように形成されている。また弁口30は、円筒状の周面と、弁室から離れるにしたがって徐々に径が大きくなるテーパー面と、を有し、周面とテーパー面とが交互に連なっている。本実施例において、第1テーパー面32のテーパー角(角度θ1)と、第2テーパー面34のテーパー角(角度θ2)とは同一(θ1=θ2)である。本発明の目的に反しない限り、角度θ1および角度θ2は任意である。
弁体40は、全体的に円柱状に形成されている。弁体40は、胴部41と、着座面部42と、曲面部43と、を一体に有している。胴部41は、円柱状に形成されている。着座面部42は、胴部41の下端に連なっている。着座面部42の外周面は、径方向外方を向き、上方から下方に向かうに従って径が小さくなる環状テーパー面である。曲面部43は、着座面部42の下端に連なっている。曲面部43は、流量特性としてイコールパーセント特性に近似した特性を得るための形状を有している。本実施例において、曲面部43は、楕球面を疑似するように先端に近づくに従って制御角(弁体40の中心軸線(軸線L)と平行な線との交差角)が段階的に大きくされた複数段(ここでは5段)の円錐テーパー面部43A〜43Eを有している。最上段の円錐テーパー面部43Aの第1制御角θaは、通常、3°<θa<15°(ここでは5°)に設定される。最下段の円錐テーパー面部43Eは先の尖った円錐面となっている。
弁体40は、曲面部43が弁口30と対向しかつ弁体40の軸が軸線Lと一致するように弁室14に配置されている。弁体40は、例えば、雄ねじが設けられた弁軸、雌ねじが設けられたガイドステム、および、ステッピングモータなどで構成される図示しないねじ送り式昇降駆動機構により、弁座17に対して接離するように上下方向に移動される。着座面部42は、弁体40が着座した際に弁座17に接して弁口30を閉じる。弁体40は、弁座17からの距離(リフト量)に応じて弁口30を流れる冷媒の流量を変化させる。
以上より、本実施例の流量調整弁1によれば、整流部材20の筒状部21の内側にシート部材11の円筒部16が挿入される。シート部材11の弁座17の内側から円筒部16および筒状部21を通り整流部材20の整流部22に至る弁口30が形成されている。そして、筒状部21の内周面21aである第3周面35と円筒部16の端面である第2テーパー面34とが、全周にわたって連なっている。このようにしたことから、整流部材20とシート部材11との間に径方向外方に広がる空間が形成されることを防ぐことができる。そのため、冷媒の流れの乱れを抑制して、流動音を効果的に低減できる。
また、弁口30が、弁室14から離れるにしたがって段々と径が大きくなるように形成されている。弁口30が、円筒状の周面と、弁室14から離れるにしたがって徐々に径が大きくなるテーパー面と、を有し、周面とテーパー面とが交互に連なっている。このようにすることで、冷媒が弁口30を通過するときに圧力が徐々に回復して、圧力変動が抑えられるとともに整流化が図られる。そのため、圧力変動や冷媒剥離現象に伴う渦やキャビテーションの発生・成長を抑えて、流動音を効果的に低減できる。
ここで、弁口30の寸法について説明する。弁口30の寸法を以下のように設定することで、圧力変動や冷媒剥離現象に伴う渦やキャビテーションの発生・成長を抑えて、流動音をより効果的に低減できる。弁口30について、弁室14側から順次、第1周面31の口径をD1、第2周面33の口径をD2、および第3周面35の口径をD3とすると、1.08<(D2/D1)<1.37、かつ、1.08<(D3/D2)<1.43とされている。また、第3周面35の下流側に連結されているパイプ19の内径をD4とすると、(D2/D1)<(D3/D2)<(D4/D3)とされている。さらに、第2周面33の弁口長(軸線L方向の長さ)をL2、第2周面33における弁室14側の一端から第3周面35におけるパイプ19側の他端までの長さをL4とすると、1.0<(L2/D1)<2.0、かつ2.3<(L4/D1)<4.0とされている。なお、本実施例では角度θ1、θ2は同じ角度とされているが、θ1>θ2としてもよい。
また、筒状部21の内周面21aが、弁口30を構成する第3周面35を有している。このようにすることで、流動音を効果的に低減しつつ、シート部材11の加工量を抑えることができ、材料コストおよび加工コストを含む製造コストを低減できる。
次に、本発明の実施例に係る流量調整弁1の変形例の構成について、図2〜図4を参照して説明する。図2〜図4に示す各変形例は、それぞれ同様の形状の弁口30A、30B、30Cを有しているが、各弁口30A、30B、30Cについて、シート部材で構成する部分と、整流部材で構成する部分と、が異なっている。各変形例において、上述した流量調整弁1と同一の構成要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
(第1変形例)
図2に、上述した流量調整弁1の第1変形例である流量調整弁1Aの縦断面図を示す。
第1変形例の流量調整弁1Aは、シート部材11Aの弁座17の内側から円筒部16Aおよび整流部材20Aの筒状部21を通り整流部22に至る弁口30Aが形成されている。
弁口30Aは、円筒部16Aと同軸に設けられている。弁口30Aは、弁室14側から順に連なる、第1周面131と、第1テーパー面132と、第2周面133と、第2テーパー面134と、第3周面135と、第3テーパー面136と、第4周面137と、端面138と、第5周面139と、を有している。
第1周面131と、第1テーパー面132と、第2周面133と、第2テーパー面134と、第3周面135と、第3テーパー面136と、第4周面137と、端面138と、はシート部材11Aに設けられている。第5周面139は整流部材20Aに設けられており、具体的には、筒状部21の内周面21aにおける円筒部16Aの外周面と重なっていない部分が第5周面139となる。そして、円筒部16Aの端面である端面138と筒状部21の内周面21aである第5周面139とが全周にわたって直接的に連なっている。そのため、シート部材11Aと整流部材20Aとの間に径方向外方に広がる空間が形成されない。
第1周面131、第2周面133、第3周面135、第4周面137および第5周面139は、径方向内方を向く円筒状の周面である。第1テーパー面132、第2テーパー面134および第3テーパー面136は、径方向内方を向き、弁室14から離れるに従って径が大きくなる環状テーパー面である。端面138は、下方を向く環状平面である。弁口30Aは、弁室14から離れるにしたがって段々と径が大きくなるように形成されている。また、弁口30Aは、円筒状の周面と、弁室から離れるにしたがって徐々に径が大きくなるテーパー面と、を有し、周面とテーパー面とが交互に連なっている。
(第2変形例)
図3に、上述した流量調整弁1の第2変形例である流量調整弁1Bの縦断面図を示す。
第2変形例の流量調整弁1Bは、シート部材11Bの弁座17の内側から円筒部16Bおよび整流部材20Bの筒状部21を通り整流部22に至る弁口30Bが形成されている。
弁口30Bは、円筒部16Bと同軸に設けられている。弁口30Bは、弁室14側から順に連なる、第1周面231と、第1テーパー面232と、第2周面233と、第2テーパー面234と、第3周面235と、第3テーパー面236と、第4周面237と、第4テーパー面238と、曲面239と、第5周面240と、を有している。
第1周面231と、第1テーパー面232と、第2周面233と、第2テーパー面234と、はシート部材11Bに設けられている。第3周面235と、第3テーパー面236と、第4周面237と、第4テーパー面238と、曲面239と、第5周面240と、は整流部材20Bに設けられている。具体的には、整流部材20Bの各面は、筒状部21の内周面21aにおける円筒部16Bの端面の一部および外周面と重なっていない部分に、リセスバイトなどを用いた加工を施すことにより設けられている。そして、円筒部16Bの端面の他の一部である第2テーパー面234と筒状部21の内周面21aである第3周面235とが全周にわたって直接的に連なっている。そのため、シート部材11Bと整流部材20Bとの間に径方向外方に広がる空間が形成されない。
第1周面231、第2周面233、第3周面235、第4周面237および第5周面240は、径方向内方を向く円筒状の周面である。第1テーパー面232、第2テーパー面234、第3テーパー面236および第4テーパー面238は、径方向内方を向き、弁室14から離れるに従って径が大きくなる環状テーパー面である。曲面239は、断面円弧状となる凹状の環状曲面である。弁口30Bは、弁室14から離れるにしたがって段々と径が大きくなるように形成されている。また、弁口30Bは、円筒状の周面と、弁室から離れるにしたがって徐々に径が大きくなるテーパー面と、を有し、周面とテーパー面とが交互に連なっている。
(第3変形例)
図4に、上述した流量調整弁1の第3変形例である流量調整弁1Cの縦断面図を示す。
第3変形例の流量調整弁1Cは、シート部材11Cの弁座17の内側から円筒部16Cおよび整流部材20Cの筒状部21を通り整流部22に至る弁口30Cが形成されている。
弁口30Cは、円筒部16Cと同軸に設けられている。弁口30Cは、弁室14側から順に連なる、第1周面331と、第1テーパー面332と、第2周面333と、第3周面334と、第2テーパー面335と、第4周面336と、第3テーパー面337と、第5周面338と、第4テーパー面339と、曲面340と、第6周面341と、を有している。
第1周面331と、第1テーパー面332と、第2周面333と、はシート部材11Cに設けられている。第3周面334と、第2テーパー面335と、第4周面336と、第3テーパー面337と、第5周面338と、第4テーパー面339と、曲面340と、第6周面341と、は整流部材20Cに設けられている。具体的には、整流部材20Cの各面は、筒状部21の内周面21aにおける円筒部16Cの端面および外周面と重なっていない部分に、リセスバイトなどを用いた加工を施すことにより設けられている。そして、円筒部16Cの内周面である第2周面333と筒状部21の内周面21aである第3周面334とが同一の径に形成されており、第2周面333と第3周面334とが全周にわたって直接的に連なっている。そのため、シート部材11Cと整流部材20Cとの間に径方向外方に広がる空間が形成されない。
第1周面331、第2周面333、第3周面334、第4周面336、第5周面338および第6周面341は、径方向内方を向く円筒状の周面である。第1テーパー面332と、第2テーパー面335と、第3テーパー面337と、第4テーパー面339とは、径方向内方を向き、弁室14から離れるに従って径が大きくなる環状テーパー面である。曲面340は、断面円弧状となる凹状の環状曲面である。弁口30Cは、弁室14から離れるにしたがって段々と径が大きくなるように形成されている。また、弁口30Cは、円筒状の周面と、弁室から離れるにしたがって徐々に径が大きくなるテーパー面と、を有し、周面とテーパー面とが交互に連なっている。
第1変形例〜第3変形例においても、上述した本実施例の流量調整弁1と同様の作用効果を奏する。
また、第3変形例の流量調整弁1Cにおいて、円筒部16Cの下端部は、軸線L方向の位置が下面12bと同じ位置にある。円筒部16Cの下端部の軸線L方向の位置を、下面12bより弁室14寄りとしてもよい。このようにすることで、流動音を効果的に低減しつつ、シート部材11Cの加工量をより抑えることができ、製造コストをより効果的に低減できる。
上記に本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
(本発明の実施例)
1…流量調整弁、10…弁本体、11…シート部材、12…底壁部、13…周壁部、14…弁室、15…環状溝、16…円筒部、17…弁座、18…ケース部材、19…パイプ、20…整流部材、21…筒状部、22…整流部、23…フランジ部、24、24a…小孔、30…弁口、31…第1周面、32…第1テーパー面、33…第2周面、34…第2テーパー面、35…第3周面、40…弁体、41…胴部、42…着座面部、43…曲面部、43A〜43E…円錐テーパー面部
(第1変形例)
1A…流量調整弁、11A…シート部材、16A…円筒部、20A…整流部材、30A…弁口、131…第1周面、132…第1テーパー面、133…第2周面、134…第2テーパー面、135…第3周面、136…第3テーパー面、137…第4周面、138…端面、139…第5周面
(第2変形例)
1B…流量調整弁、11B…シート部材、16B…円筒部、20B…整流部材、30B…弁口、231…第1周面、232…第1テーパー面、233…第2周面、234…第2テーパー面、235…第3周面、236…第3テーパー面、237…第4周面、238…第4テーパー面、239…曲面、240…第5周面
(第3変形例)
1C…流量調整弁、11C…シート部材、16C…円筒部、20C…整流部材、30C…弁口、331…第1周面、332…第1テーパー面、333…第2周面、334…第3周面、335…第2テーパー面、336…第4周面、337…第3テーパー面、338…第5周面、339…第4テーパー面、340…曲面、341…第6周面

Claims (6)

  1. 弁室が設けられた弁本体部を有する弁本体と、前記弁室に配置された弁体と、整流部材と、を有する流量調整弁であって、
    前記弁本体部の前記弁室側の面には、前記弁体が接離される弁座が設けられ、
    前記弁本体部の前記弁室と反対側の面には、前記弁室から離れる方向に延びる円筒部が設けられ、
    前記整流部材が、円筒状の筒状部と、前記筒状部の一端を塞ぐように設けられた有孔板状の整流部と、を有し、
    前記筒状部の内側に前記円筒部が挿入されており、前記弁座の内側から前記円筒部および前記筒状部を通り前記整流部に至る弁口が形成され、
    前記筒状部の内周面と前記円筒部の端面または内周面とが、全周にわたって連なっていることを特徴とする流量調整弁。
  2. 前記弁口が、前記弁室から離れるにしたがって段々と径が大きくなるように形成されている、請求項1に記載の流量調整弁。
  3. 前記弁口が、円筒状の周面と、弁室から離れるにしたがって徐々に径が大きくなるテーパー面と、を有し、前記周面と前記テーパー面とが交互に連なっている、請求項2に記載の流量調整弁。
  4. 前記筒状部の内周面が、前記周面、または、前記周面および前記テーパー面を有している、請求項3に記載の流量調整弁。
  5. 前記円筒部の端部が、前記弁本体部の前記弁室と反対側の面と同じ位置または当該面より前記弁室寄りの位置に配置されている、請求項4に記載の流量調整弁。
  6. 前記整流部材が、前記筒状部の他端に径方向外方に向けて突き出るように設けられたフランジ部を有し、
    前記フランジ部が、前記弁本体部に固着されて前記弁口に接続されるパイプと前記弁本体部とに挟まれている、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の流量調整弁。
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