JP2020143564A - トンネル支保構造 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、前記事情に鑑み、ガイド部材の補強プレートによるウエブの断面欠損の補償機能を確保しながら、ガイド部材どうしの間隔を狭くして、先受け鋼管の本数を増やすことができるトンネル支保構造を提供することを目的とする。
各ガイド部材が、前記アーチ支保工のウエブに添えられた補強プレートと、前記ウエブ及び補強プレートを斜めに貫通するとともに前記先受け鋼管が挿通されるガイド筒とを含み、前記周方向に隣接するガイド部材の補強プレートにおける対向端部どうしが、前記ウエブの同一面上で重ならないようにずれ、かつ各対向端部が相手側の対向端部よりも相手側のガイド筒に寄せて配置されていることを特徴とする。
当該トンネル支保構造においては、隣接するガイド部材どうしを互いに干渉することなく接近させて配置できる。したがって、先受け鋼管の本数を増やすことができる。かつガイド部材の補強プレートを小さくしなくても済み、ウエブの断面欠損を補強プレートによって確実に補うことができる。
これによって、隣接するガイド部材の補強プレートどうしの干渉を確実に回避でき、ガイド部材の配置間隔を狭くできる。
これによって、各ガイド部材の補強プレートをアーチ支保工に溶接等する際にガイド筒が邪魔にならないようにでき、溶接等の作業を容易化できる。
前記隣接するガイド部材における補強プレートの長辺部と短辺部が前記ウエブの高さ方向の互いに逆向きに配置されていてもよい。
各ガイド部材における長辺部の一端部が、隣りのガイド部材との対向端部となる。互いに隣接する2つのガイド部材の長辺部どうし、ひいては対向端部どうしをウエブの高さ方向にずらすことで、これらガイド部材どうしの干渉を回避しながら配置間隔を狭くできる。
<第1実施形態>
図5に示すように、本発明形態のトンネル1は、NATM工法によって構築される山岳トンネルである。補助工法として、切羽1eの前方(図5において右側)の地山2を先受け鋼管3によって先受けするAGF工法が適用されている。
トンネル1の地山掘削周面2aには、吹付けコンクリート4が吹付けられるとともに、アーチ支保工10がトンネル1の軸方向(図5において左右)に間隔を置いて建て込まれている。図5において二点鎖線にて示すように、吹付けコンクリート4及びアーチ支保工10の内周側には二次覆工5が構築される。
図1の二点鎖線及び図5に示すように、先受け鋼管3が、ガイド筒21を通して、トンネル1のまわりの地山2に斜めに打ち込まれている。先受け鋼管3は、ガイド部材20と一対一に対応している。複数の先受け鋼管3が、トンネル1の上半部の周方向に間隔を置いて並んで設置される。
何れのガイド部材20A,20Bにおいても、短辺側及び長辺側のうち短辺側の補強リブ32が外周フランジ12側を向くように配置されることによって、補強プレート30の高さ寸法を確保できる。
具体的には、坑口側ガイド部材20Aの対向端部36aは、切羽側ガイド部材20Bの対向端部36bよりも切羽側ガイド部材20Bのガイド筒21の近くに配置されている。切羽側ガイド部材20Bの対向端部36bは、坑口側ガイド部材20Aの対向端部36aよりも坑口側ガイド部材20Aのガイド筒21の近くに配置されている。
図5に示すように、地山2を掘削し、掘削周面2aに吹付けコンクリート4を吹き付ける。
掘削が1スパン(例えば1m)進むごとに切羽側の掘削周面2aの周方向に沿ってアーチ支保工10を建て込む。
数スパンごとのアーチ支保工10には、複数のガイド部材20(20A,20B)をアーチ支保工10の周方向に間隔を置いて設置しておく。
複数の先受け鋼管3を、それぞれ対応するガイド部材20のガイド筒21内に通して、切羽より前方の地山2へ斜めに打ち込む。
ガイド筒21によって先受け鋼管3を案内することによって、先受け鋼管3の傾斜角度をガイド筒21の傾斜角度θとほぼ同じにすることができる。
隣接するガイド部材20A,20Bの補強プレート30は互いにウエブ11の反対側の面に配置されているから、間隔を狭くしても補強プレート30どうしが干渉することがない。干渉を避けるために補強プレート30のサイズを小さくする必要がない。したがって、貫通孔14によるウエブ11の断面欠損を十分に補うことができる。
<第2実施形態>
図6〜9は、本発明の第2実施形態を示したものである。図6に示すように、第2実施形態のトンネル支保構造9Bにおいては、ガイド部材20がアーチ支保工10の片側(例えば坑口を向く側部)からだけ取り付けられている。かつ隣接する台形状のガイド部材20における補強プレート30の長辺部と短辺部がウエブ11の高さ方向の互いに逆向きに配置されている。
第2実施形態におけるこれら隣接するガイド部材20どうしを互いに区別するときは、一方を「正置ガイド部材20C」と称し、他方を「逆さガイド部材20D」と称す。
逆さガイド部材20Dにおいては、短辺側の補強リブ32の中央部が、内周フランジ13の外周面に当接又は近接されている。補強リブ32の両端部は、内周フランジ13から離れている。
逆さガイド部材20Dの高さ(補強リブ32,33間の距離)は、正置ガイド部材20Cの高さより少し小さいことが好ましい。
これによって、各ガイド部材20C,20Dの補強プレート30の所要サイズを確保するとともに、これらガイド部材20C,20Dどうしの干渉を回避しながら配置間隔を狭くできる。ひいては、先受け鋼管3の配置間隔を狭くして本数を増やすことができる。
例えば、補強リブ32,33に、対向するフランジ12,13に合わせた曲率を付けてもよい。
2a 掘削周面
3 先受け鋼管
9,9B トンネル支保構造
10 アーチ支保工
11 ウエブ
11a 坑口側面
11b 切羽側面
14 貫通孔
20 ガイド部材
20A 坑口側ガイド部材
20B 切羽側ガイド部材
20C 正置ガイド部材
20D 逆さガイド部材
21 ガイド筒
22 坑口側筒部分
23 切羽側筒部分
30 補強プレート
32 補強リブ(短辺部)
33 補強リブ(長辺部)
35 貫通穴
36a,36b,36c,36d 対向端部
Claims (4)
- トンネルの掘削周面に沿うアーチ支保工と、前記アーチ支保工の周方向に並んで設けられて先受け鋼管を案内する複数のガイド部材とを備えたトンネル支保構造であって、
各ガイド部材が、前記アーチ支保工のウエブに添えられた補強プレートと、前記ウエブ及び補強プレートを斜めに貫通するとともに前記先受け鋼管が挿通されるガイド筒とを含み、前記周方向に隣接するガイド部材の補強プレートにおける対向端部どうしが、前記ウエブの同一面上で重ならないようにずれ、かつ各対向端部が相手側の対向端部よりも相手側のガイド筒に寄せて配置されていることを特徴とするトンネル支保構造。 - 前記隣接するガイド部材の補強プレートどうしが、前記ウエブの互いに反対側の面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトンネル支保構造。
- 各ガイド部材のガイド筒における前記ウエブを挟んで補強プレートとは反対側の筒部分が、補強プレートと同じ側の筒部分より長いことを特徴とする請求項2に記載のトンネル支保構造。
- 各ガイド部材の補強プレートが長辺部と短辺部を有する台形状であり、
前記隣接するガイド部材における補強プレートの長辺部と短辺部が前記ウエブの高さ方向の互いに逆向きに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のトンネル支保構造。
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JP2013083047A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Kajima Corp | パイプルーフ及びパイプルーフの構築方法 |
JP2017002723A (ja) * | 2016-10-12 | 2017-01-05 | フジモリ産業株式会社 | トンネル用ガイド部材 |
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