JP2020143394A - 採寸用衣服及び衣服の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各個人の体型差に対応可能であって、より正確な採寸が可能な採寸用衣服、及び衣服の製造方法を提供することを課題する。【解決手段】採寸用衣服であって、前記採寸用衣服は、採寸部材を備え、前記採寸部材が、幅方向にサイズ調節可能なサイズ調節機構と、前記サイズ調節機構を丈方向に位置調節が可能な位置調節機構を備えることを特徴とする、採寸用衣服。【選択図】図1

Description

本発明は、精度に優れた採寸用衣服、及びこれを利用した衣服の製造方法に関する。
従来より、各個人の体型に合わせて製造されたオーダーメイド服が人気を博している。オーダーメイド服は、各個人の胸囲、ウエスト及び肩周り等を採寸し、これに基づいて製造されるため、既製品と比して着心地が段違いに優れている。
ところで、オーダーメイド服を製造するには、店舗の店員等の採寸者が直接採寸を行うのが一般的である。
しかし、この方式では、店舗から遠方に在住している人は気軽にオーダーメイド服を作ることができないという問題があった。
特許文献1及び2には、被採寸者が、自ら体型に合わせてサイズ調節が可能な採寸用衣服が記載されている。このような採寸用衣服であれば、被採寸者が店舗に来店しなくとも、ある程度自らの体型に合ったオーダーメイド服を製造することができる。
特開2015−10303号公報 特開2004−293017号公報
しかし、特許文献1及び2に記載の発明は、何れも身幅、袖幅等の幅方向(採寸方向)のサイズ調節が可能であるものの、そのサイズ調節機構が備えられている位置は固定されている。
人の体型は、各個人によって全く異なることは説明するまでもなく、衣服のサイズがSサイズである人同士で比べた場合であっても、ウエストの位置、二の腕の最も太い位置及び肘の位置等には個人差があるため、特許文献1及び2に記載の発明では、各個人の体型差を考慮した正確の採寸ができないという問題があった。
そこで、本願発明は、各個人の体型差に対応可能であって、より正確な採寸が可能な採寸用衣服、及び衣服の製造方法を提供することを課題する。
前記課題を解決する本発明は、採寸用衣服であって、
前記採寸用衣服は、採寸部材を備え、
前記採寸部材が、幅方向にサイズ調節可能なサイズ調節機構と、前記サイズ調節機構を丈方向に位置調節が可能な位置調節機構を備えることを特徴とする。
本発明の採寸用衣服は、サイズ調節機構を丈方向に位置調節が可能な位置調節機構を備えるため、各個人の正確な採寸位置にサイズ調節機構を合わせることが可能となり、より正確な採寸を行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記採寸用衣服が上衣であって、前記採寸部材が、肘、二の腕、ウエスト、腰周りから選ばれる1種又は2種以上の採寸部に対応する位置に備えられる。
本発明の好ましい形態では、特に個人差が際立つ採寸部において、正確な採寸位置でサイズ調節を行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記採寸用衣服が上衣であって、さらに、着丈を調節可能な着丈調節部材を備えることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、着丈も調節することができる。
本発明の好ましい形態では、前記採寸用衣服が上衣であって、さらに、襟の長さを調節可能な襟調節部材を備えることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、襟の長さも調節することができる。
本発明の好ましい形態では、前記採寸用衣服が上衣であって、肩周りに対応する位置に、袖着脱部材を備えることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、袖着脱部材を備えることで、ベスト等の袖が無い形態の衣服の採寸もできる。
本発明の好ましい形態では、前記採寸用衣服が下衣であって、前記採寸部材が、裾、膝、太もも、及びウエストから選ばれる1種又は2種以上の採寸部に対応する位置に備えられることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、下衣であって、特に個人差が際立つ採寸部を正確な採寸位置でサイズ調節できる。
また、前記課題を解決する本発明は、
衣服の製造方法であって、
位置調節機構によって調節された、対象者におけるサイズ調節機構の位置情報、及びサイズ調節機構によって調節された、当該位置情報における対象者の採寸情報が反映された上記採寸用衣服における、前記位置情報、及び前記採寸情報に基づいて、衣服の型紙化を行う工程を備える。
本発明の製造方法によれば、より正確に対象者の体型にあった衣服を製造することができる。
本発明の採寸用衣服は、より正確な位置で対象者の採寸が可能であり、これを利用して、より対象者の体型に合った衣服を製造することができる。
本発明の実施形態に係る採寸用衣服の正面図である。 本発明の実施形態に係る採寸用衣服の背面図である。 本発明の実施形態に係る採寸部材を示す図である。 本発明の実施形態に係る袖部の着脱機構を示す図である。
(1)採寸用衣服
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る採寸用衣服、及び衣服の製造方法について説明するが、本発明はこれに限られない。
図1は、本発明の一実施形態に係る採寸用衣服100の正面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る採寸用衣服100の背面図である。本実施形態における採寸用衣服100は、革ジャケット用の採寸用衣服である。
本実施形態に係る採寸用衣服100は、着用時において、二の腕、肘、ウエスト、及び腰周りに対応する位置に、採寸部材110を備える。
図3は、本実施形態に係る採寸部材110を示す図である。
採寸部材110は、サイズ調節機構111、及び位置調節機構112から構成されている。
サイズ調節機構111は、ベルトと、送り式のバックルからなり、送り式のバックルに挟み込まれたベルトの長さを調節することで、使用者の体型に合ったサイズ調節が可能である。
サイズ調節機構111におけるベルトの両端部には、それぞれスナップボタンの凸部が設けられている。
位置調節機構112として、長方形の生地の上に、5つ、又は3つのスナップボタンの凹部が、長方形の長さ方向に並んで設けられている。
位置調節機構112は、二の腕、及び肘に対応する位置においては、採寸部を挟み込んで対面するように、採寸用衣服100の正面と背面にそれぞれ1つずつ設けられている。また、位置調節機構112は、位置調節可能な方向と、袖丈方向とが略平行となるように備えられている。
また、ウエスト、及び腰周りに対応する位置においては、中心線Aから、採寸用衣服の右側面部の間に、互いが対面するように、採寸用衣服100の正面と背面にそれぞれ1つずつ位置調節機構112が設けられている。また、位置調節機構112は、位置調節可能な方向と着丈方向とが略平行となるように設けられている。
同様に、中心線Aから、採寸用衣服の左側面部の間に、ウエスト及び腰周りに対応する位置にそれぞれ2つの位置調節機構112が設けられている。
本実施形態における採寸部材110は、対面する位置に設けられた2つの位置調節機構112が有する凹部に、サイズ調節機構111の両端部に備えられた凸部をそれぞれ嵌合し、サイズ調節機構111のベルトの長さを調節することで、対象部位における衣服のサイズ調節、又は採寸することができる。
そして、本実施形態に係る採寸部材110は、使用者の体型に合った適切な採寸位置にサイズ調節機構111が配されるように、位置調節機構112が有する5つの凹部のうち、どの凹部にサイズ調節機構111が有する凸部を嵌合させるか選択することができる。
本実施形態においては、採寸部材110を二の腕、肘、ウエスト、及び腰周りに対応する位置すべてに備える形態について例示したが、本発明はこれに限定されず、採寸部材110を胸囲、手首周り、首周り、肩周り等に対応する位置に備えていてもよい。
本発明の好ましい形態では、採寸部材110を二の腕、肘、ウエスト、及び腰周りから選ばれる1種又は2種以上の採寸部に対応する位置に備える。
本実施形態においては、サイズ調節機構111として、送り式バックルを用いる形態について例示したが、本発明はこれに限定されず、紐状部、又は帯状部と、前記紐状部、又は帯状部を任意の長さで固定可能な固定部を備えるものであれば、適用することができる。
例えば、ピン式、トップ式、及びリング式等のバックルを用いて、ベルトの長さを調節してもよい。
サイズの微調整が行いやすいという観点から、本発明の好ましい形態では送り式バックルを用いる。
本実施形態においては、サイズ調節機構111と、位置調節機構112とを接続する手段として、スナップボタンを用いる形態について例示したが、本発明はこれに限定されない。
位置調節機構112は、二の腕及び肘に対応する位置に備える場合には、袖丈方向に位置調節が可能であり、ウエスト及び腰周りに対応する位置に備える場合には、着丈方向に位置調節が可能であればよい。
例えば、サイズ調節機構111と、位置調節機構112とを接続する手段として、掛け合わせ式のボタン、又は、面ファスナーを用いる形態であってもよい。
また、サイズ調節機構111が、両端部にフックを備え、位置調節機構112が、複数個のリング状の金具を有する形態であってもよい。
さらに、サイズ調節機構111が、紐又はベルト等のみであって、位置調節機構112が、複数個のリング状の金具を有する形態であって、紐又はベルトを、リングに結ぶことで固定する形態であってもよい。
また、位置調節機構112として、線状に移動可能なファスナーを用いる形態であってもよい。このような形態であれば、ファスナーである位置調節機構112と、サイズ調節機構111を取り外し不可能に固定した場合であっても、ファスナーを移動させることで、適切な位置での採寸が可能となる。
本発明の好ましい形態では、サイズ調節機構の位置、及びサイズ調節機構を用いて調節した、採寸情報を適切に保持するという観点から、スナップボタンを用いることが好ましい。
本実施形態に係る採寸用衣服100は、採寸用衣服100の内側に、裾から腹囲方向に対して垂直に延接された、着丈を調節可能な着丈調節部材120を備えている(図1及び図2)。本実施形態において、着丈調節部材120は面ファスナーである。
本実施形態においては、裾部分に面ファスナーのフック面、裾部分から腹部までに面ファスナーのループ面を設けており、裾を折り曲げて、フック面をループ面に接着させることで、着丈の調節を行うことができる。
また、本実施形態に係る採寸用衣服100は、採寸用衣服100の内側に、首上部から首下部に延接された襟調節部材130を備える。本実施形態において、襟調節部材130は面ファスナーである。
本実施形態においては、首上部に、設けられたフック面を、首上部から首下部にかけて設けられたループ面に接着させることで、襟の長さの調節を行うことができる。
本実施形態においては、着丈調節部材120及び襟調節部材130として、面ファスナーを用いる形態について例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、スナップボタン、又は掛け合わせ式のボタン等を用いてもよい。
着丈調節部材120、及び襟調節部材130が採寸用衣服100の内側にある形態である場合、調節の容易性の観点から、面ファスナーを用いることが好ましい。
また、着丈調節部材120、及び襟調節部材130の個数については、適宜変更することができる。
また、本実施形態においては、着丈調節部材120及び襟調節部材130が採寸用衣服100の内側にある形態について例示したが、本発明はこれに限定されず、着丈調節部材120及び襟調節部材130はそれぞれ採寸用衣服100の外面に設けられていてもよい。
着丈調節後、又は襟調節後の外観が確認しやすいという観点から、着丈調節部材120及び襟調節部材130は、採寸用衣服100の内側に設けられている形態が好ましい。
本実施形態に係る採寸用衣服100は、肩周りに対応する位置の内側に、袖着脱部材140を備える(図1、図2及び図4)。本実施形態において、袖着脱部材140は、線ファスナーであり、肩周りの周方向に沿って設けられている。
肩周りに袖着脱部材140を備えることで、ベスト等の袖を有しない形態の衣服についても、サイズ調節が可能となり、サイズ感を正確に確かめることができる。
また、本実施形態については、袖を外した際に、ファスナーの歯部分が外側から見えないように、袖口からわずか内側にファスナーの歯部分が配されている。
このような形態とすることで、袖を有しない形態の衣服のサイズ調節を行う際、袖口の外観を正確に確認することができる。
本実施形態においては、袖着脱部材140として、線ファスナーを用いる形態について例示したが、本発明はこれに限定されず、スナップボタン、又は掛け合わせ式のボタン等を使用する形態であってもよい。
着脱の容易性の観点から、袖着脱部材140は、線ファスナーであることが好ましい。
図1及び図2には、手首周り、及び胸囲に対応する位置に、位置調節機構112を有さず、サイズ調節機構111のみを備える形態について例示したが、本発明はこれに限定されず、手首周り、及び胸囲に対応する位置についても上述した採寸部材110を備えていてもよい。
また、本実施形態においては、革ジャケットにおける採寸用衣服100について例示したが、本発明はこれに限定されず、あらゆる衣服に対する採寸用衣服とすることができ、当該衣服の種類に応じて、適宜設計を変更することができる。
例えば、衣服がYシャツ、又はコート等である場合には、本発明の採寸用衣服は、図1に記載の採寸用衣服の正面図において、中心に設けられた線ファスナーを、掛け合わせ式のボタンとしてもよい。
また、衣服がTシャツ等である場合には、上述した線ファスナー等の着脱部材を備えない形態とすることができる。
また、本発明の採寸用衣服は、上述してきた上衣に限らず、下衣に対する採寸用衣服とすることもできる(図示せず)。
下衣が、ズボン等の股上、及び股下が存する形態である場合には、採寸部材110を、裾、膝、太もも、ヒップ及びウエストから選ばれる1種又は2種以上の採寸部に対応する位置に備えることで、上衣の形態と同様に、対象者の体型に合った正確な採寸位置で、サイズ調節を行うことができる。
下衣が、スカート等の形態である場合には、裾、ヒップ、及びウエストから選ばれる1種又は2種以上の採寸部に対応する位置に採寸部材110を備える形態とすることで、同様に対象者の体型に合った正確な採寸位置で、サイズ調節を行うことができる。
また、下衣であっても、上衣の形態と同様に、着丈調節部材120を備えることもできる。
(2)衣服の製造方法
以下、本発明の衣服の製造方法の一実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されない。
本実施形態においては、図1及び図2に記載の採寸用衣服100を用いる。
まず、サイズ調節を行う対象者は、採寸用衣服100を着用し、肘、二の腕、ウエスト、腰周りに備えられた採寸部材の位置調節機構112を用いて、それぞれの採寸部位におけるサイズ調節機構111が正確な採寸位置に設けられるように、凸部を適切な位置の凹部と嵌合する。
サイズ調節機構111の位置調節は、対象者が店舗に来店した場合には、店員が正確な位置に合わせること、又は正確な位置を指導することが可能である。
採寸用衣服を対象者の居所に郵送し、対象者が自ら位置調節を行う場合には、採寸用衣服に説明書等を添付することで、容易に調節すべき位置を理解することができる。
サイズ調節機構の位置調節が完了したら、次に、自らの体型に合うように、サイズ調節機構111を用いて衣服のサイズを調節する。
サイズ調節の手法についても位置調節と同様に、店員による指導、又は説明書の添付により、容易に調節することができる。
次に、着丈調節部材120、襟調節部材130、並びに胸囲、及び手首周りに備えられたサイズ調節機構について、それぞれ調節を行う。
このようにして、位置調節機構112における、いずれの凹部にサイズ調節機構が嵌合されたか、というサイズ調節機構111の位置情報、及びサイズ調節機構111によって調節された、当該位置情報における対象者の採寸情報が反映された採寸用衣服を得ることができる。
得られた各採寸部位におけるサイズ調節機構の位置情報は、それ単独であっても、対象者の正確な採寸部位であるという意義を有するが、複数の位置情報を組み合わせることで、より詳細に対象者の体型に合った衣服を製造することができる。
例えば、二の腕における前記位置情報と、肘における前記位置情報とを組み合わせることで、二の腕の最も太い位置から肘にかけての長さ情報を得ることができる。
さらに、二の腕における前記位置情報により、肩周りから、二の腕の最も太い位置までの正確な採寸部位までの長さ情報を得ることができ、肘における前記位置情報により、手首周りから肘までの正確な採寸部位までの長さ情報を得ることができる。
これらの、肩周りから二の腕の最も太い位置までの長さ情報、二の腕の最も太い位置から肘までの長さ情報、肘から手首周りまでの長さ情報から、対象者の正確の腕の長さ情報を得ることができる。
そして、各採寸部位における対象者の採寸情報及び、対象者の前記腕の長さ情報から、各部位における起伏等の対象者の体型情報を正確に把握することができ、より体型に適合した袖丈を有する衣服を製造することができる。
同様に、本実施形態における衣服の製造方法においては、胸囲からウエストの長さ情報、及びウエストから腰周りの長さ情報を得ることができ、これらの情報から、胴体部の長さ情報を得ることができる。
そして、各採寸部位における対象者の採寸情報から、対象者の胴体部の起伏情報を得ることができ、前記胴体部の長さ情報、及び前記胴体部の起伏情報から、対象者の体型により適合した胴体部を有する衣服を製造することができる。
これらの情報から、常法により衣服の型紙化を行い、得られた型紙から衣服を製造することで、対象者の体型に適合した衣服を製造することができる。
本実施形態においては、位置情報として、位置調節機構112のいずれの凹部にサイズ調節機構111が嵌合されたか、という情報を用いるが、本発明はこれに限定されない。
例えば、位置調節機構が面ファスナーである場合には、貼付可能な範囲の何れかの端部を0cmと設定し、面ファスナーを接着し、当該面ファスナーの接着された位置と0cmと設定した端部との長さを位置情報として用いることもできる。このような形態では、例えば、肩周りから、二の腕に位置する位置調節機構112の端部との長さ、及び二の腕に設けられた位置調節機構112の別の端部と、肘に設けられた位置調節機構112の端部までの長さを予め測定しておけば、上記面ファスナーにおける位置情報を用いることで、腕の正確な長さ情報を取得することができる。
本発明の衣服の製造方法は、必要に応じて、取得した採寸情報を、衣服の種類、及び対象者の要望等に応じて補正し、補正により得られた値を用いて衣服の型紙化を行ってもよい。
例えば、対象者に衣服の仕上がりに関する希望調査を行い、キツめの仕上がりを希望する場合、及び緩めの仕上がりを希望する場合等に合わせて、各採寸情報から−2〜+2cmの補正等を行ってもよい。
本発明の衣服の製造方法によれば、衣服が下衣である場合も同様に、対象者の体型にあった精度の高い衣服を製造することが可能である。
例えば、精度を高めるための情報として、裾から膝までの長さ情報、膝から太ももまでの長さ情報、太ももからヒップまでの長さ情報、ヒップからウエストまでの長さ情報と、各採寸部位における採寸情報を用いることができる。
本発明は、オーダーメイド衣服の製造に応用できる。
100 採寸用衣服
110 採寸部材
111 サイズ調節機構
112 位置調節機構
120 着丈調節部材
130 襟調節部材
140 袖着脱部材

Claims (7)

  1. 採寸用衣服であって、
    前記採寸用衣服は、採寸部材を備え、
    前記採寸部材が、幅方向にサイズ調節可能なサイズ調節機構と、前記サイズ調節機構を丈方向に位置調節が可能な位置調節機構を備えることを特徴とする、採寸用衣服。
  2. 前記採寸用衣服が上衣であって、前記採寸部材が、肘、二の腕、ウエスト、腰周りから選ばれる1種又は2種以上の採寸部に対応する位置に備えられることを特徴とする、請求項1に記載の採寸用衣服。
  3. 前記採寸用衣服が上衣であって、さらに、着丈を調節可能な着丈調節部材を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の採寸用衣服。
  4. 前記採寸用衣服が上衣であって、さらに、襟の長さを調節可能な襟調節部材を備えることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の採寸用衣服。
  5. 前記採寸用衣服が上衣であって、肩周りに対応する位置に、袖着脱部材を備えることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の採寸用衣服。
  6. 前記採寸用衣服が下衣であって、前記採寸部材が、裾、膝、太もも、ヒップ及びウエストから選ばれる1種又は2種以上の採寸部に対応する位置に備えられることを特徴とする、請求項1に記載の採寸用衣服。
  7. 衣服の製造方法であって、
    位置調節機構によって調節された、対象者におけるサイズ調節機構の位置情報、及びサイズ調節機構によって調節された、当該位置情報における対象者の採寸情報が反映された請求項1〜6の何れか一項に記載の採寸用衣服における、前記位置情報、及び前記採寸情報に基いて、衣服の型紙化を行う工程を備える、衣服の製造方法。

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