JP2002088552A - パターンオーダ仕立てにおける衣服の採寸方法およびその採寸用衣服 - Google Patents

パターンオーダ仕立てにおける衣服の採寸方法およびその採寸用衣服

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JP2002088552A
JP2002088552A JP2000284397A JP2000284397A JP2002088552A JP 2002088552 A JP2002088552 A JP 2002088552A JP 2000284397 A JP2000284397 A JP 2000284397A JP 2000284397 A JP2000284397 A JP 2000284397A JP 2002088552 A JP2002088552 A JP 2002088552A
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measuring
measurement
clothing
clothes
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Yukinobu Kakihana
行宣 垣花
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ATELIER KAKIHANA KK
Original Assignee
ATELIER KAKIHANA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洋服の仕立てを行うため、採寸を行うにも、
熟練を要さず、修正が不要であると共に、製品の信頼性
等に優れたパターンオーダ仕立てにおける衣服の採寸方
法およびその採寸用衣服を提供することを目的とする。 【解決手段】 伸縮自在な素材からなる採寸用ズボン1
等の採寸用衣服の各部位に、一端が基準点零として固形
され、他端が採寸点として移動自由に装着された採寸用
メジャー5に表された採寸値を読み取ることにより、採
寸用ズボン1等の採寸用衣服を着用した着用者の実寸を
採寸できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パターンオーダ仕
立てにおける衣服の採寸方法およびこれに使用する採寸
用衣服に関し、特に、簡単で、確実な採寸を可能にする
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パターンオーダと称される洋服の
仕立て方法が広く用いられている。
【0003】この洋服の仕立て方法は、例えば、胴廻り
より下の人体の形状寸法を、メジャーで計り、この計測
結果に基づいて型紙から、生地を裁断して、実際の洋服
を仕立てる。
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の仕立て
方法にあっては、次のような問題点があった。
【0004】すなわち、一般に、パターンオーダ仕立て
を行うため、採寸を行うには、かなりの熟練を要する。
【0005】特に、股ぐり等の部位は、デリケートな部
位であるため、採寸し難い。
【0006】このため、できあがっても、修正が何度も
必要であり、結局、赤字となってしまう。
【0007】したがって、正確な採寸を行う技能者を確
保すれば良いのであるが、近年では、これが困難である
のが実情である。
【0008】仮に、技能者を確保できたとしても、採寸
データの信頼性には、技能者のレベルによる個人差が生
じてしまい、製品の信頼性に劣る。
【0009】このような実情に鑑み、従来より、パソコ
ン等を使用した自動採寸システムも知られているが、こ
の自動採寸システムの導入はコスト高につながる欠点が
ある。
【0010】なお、従来、特開平5─209302号公
報に示されるイージーメード仕立てにおける洋服の採寸
方法が知られている。このものは、帯状メジャーを予め
見本洋服の各採寸部位毎に、見本洋服の定形寸法と帯状
メジャーの採寸基準値とを整合させて取り付けておき、
定形化されたサイズの見本洋服が着用者の実際のサイズ
に合わない場合、この合わない採寸部位に取り付けられ
ている帯状メジャーに表された採寸基準値の前後の実際
の採寸値を読み取ることにより、定形化されたサイズの
見本洋服を着用した着用者の実寸を採寸出来るようにし
ている。
【0011】しかしながら、このものは、定形化された
色々なサイズの見本洋服を用意するものであり、パター
ンオーダによる仕立て方法に比べて簡易なイージーメー
ド仕立てにおける洋服の採寸しか適用できない。
【0012】しかも、イージーメードであるため、見本
洋服の決まった部位にしか帯状メジャーが取り付けられ
ておらず、パターンオーダのように、見本洋服がなく、
着用者の実際のサイズを計るものには適用できない。
【0013】本発明は、上記のような課題を解決するた
めなされたものであり、例えば、洋服の仕立てを行うた
め、採寸を行うにも、熟練を要さず、修正が不要である
と共に、正確な採寸を行う技能者を確保する必要もな
く、製品の信頼性に優れたパターンオーダ仕立てにおけ
る衣服の採寸方法およびその採寸用衣服を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明のパターンオーダ仕立てにおける衣服の採寸方法
は、伸縮自在な採寸用衣服の各部位に、一端が基準点零
として固定され、他端が採寸点として移動自由に装着さ
れた採寸用メジャーに表された採寸値を読み取ることに
より、前記採寸用衣服を着用した着用者の実寸を採寸で
きるようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項2に係る発明のパターンオーダ仕立
てにおける衣服の採寸方法は、伸縮自在な採寸用衣服の
各部位に装着された採寸用素子、若しくは、前記採寸用
衣服の各部位に取り付けられた伸縮自在な紐部材に装着
された採寸用素子の位置を読み取ることにより、前記採
寸用衣服を着用した着用者の実寸および形状を採寸でき
るようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項3に係る発明のパターンオーダ仕立
てにおける採寸用衣服は、伸縮自在な素材からなり、着
用可能な衣服であって、各部位に、一端が基準点零とし
て固定され、他端が採寸点として自由な採寸用メジャー
が装着され、前記採寸用メジャーに表された採寸値を読
み取ることにより、着用者の実寸を採寸できるようにし
たことを特徴とする。
【0017】請求項4に係る発明のパターンオーダ仕立
てにおける採寸用衣服は、伸縮自在な素材からなり、着
用可能な衣服であって、各部位に、採寸用素子が装着さ
れ、若しくは、前記衣服であって、各部位に、取り付け
られた伸縮自在な紐部材に、採寸用素子が装着され、前
記採寸用素子の位置を読み取ることにより、着用者の実
寸および形状を採寸できるようにしたことを特徴とす
る。
【0018】請求項5に係る発明は、前記素材は、ニッ
トからなることを特徴とする。
【0019】請求項6に係る発明は、前記採寸用衣服
は、採寸用ズボンであることを特徴とする。
【0020】請求項7に係る発明は、前記採寸用ズボン
における各部位は、ウエスト寸法、中ヒップ、ヒップ、
太もも、中間もも、丈、股ぐり、ひざ位置であることを
特徴とする。
【0021】請求項8に係る発明は、前記採寸用ズボン
の足部の一部に、着用者のひざを目視可能な窓部が設け
られてなり、この窓部から目視可能なひざ位置を前記採
寸用メジャーで読み取り可能であることを特徴とする。
【0022】請求項9に係る発明は、前記採寸用衣服
は、採寸用上衣であることを特徴とする。
【0023】請求項10に係る発明は、前記採寸用上衣
における各部位は、首廻り、肩巾、袖丈、胸巾、胸廻
り、バストポイント、腕廻り、ヒップ、アームホール、
背巾、上衣丈であることを特徴とする。
【0024】請求項11に係る発明は、前記採寸用メジ
ャーは、複数の分断された帯状素材にスライド自由に支
持されてなることを特徴とする。
【0025】請求項12に係る発明は、前記採寸用メジ
ャーは、透明なる帯状素材に表から目視可能にスライド
自由に支持されてなることを特徴とする。
【0026】次に、かかる発明の作用について説明す
る。
【0027】請求項1および4に係る発明の採寸方法お
よび採寸用衣服を使用してスーツを作るべく採寸するに
は、採寸用衣服を採寸対象者に着用してもらい、必要部
分を採寸する。
【0028】採寸に当たっては、人にやってもらっても
良いし、自分でやっても良い。
【0029】この場合、採寸位置まで採寸用メジャーを
引っ張り、例えば、採寸位置の採寸用メジャーの目盛り
数字を読み込めば良い。
【0030】このようにして、採寸用衣服において、各
部位の寸法を次々に採寸すれば良い。
【0031】請求項2および3に係る発明の採寸方法お
よび採寸用衣服を使用して、例えば、スーツを作るべく
採寸するには、採寸用素子の位置を読み取ることによ
り、採寸用衣服を着用した着用者の実寸および形状を採
寸すれば良い。
【0032】請求項5に係る発明によると、素材をニッ
トから構成したから、人体に確実にフイットし、採寸が
正確かつ迅速に行える。
【0033】請求項6に係る発明によると、簡単に実際
のズボンだけを作ることができる。
【0034】請求項7に係る発明によると、実際のズボ
ンをオーダするための採寸が確実である。
【0035】請求項8に係る発明によると、人体のひざ
位置が外から判り易く、本格的に実際のズボンをオーダ
することができる。
【0036】請求項9に係る発明によると、簡単に実際
の上衣だけを作ることができる。
【0037】請求項10に係る発明によると、実際の上
衣をオーダするための採寸が確実である。
【0038】請求項11に係る発明によると、採寸用メ
ジャーの採寸用衣服への支持が安定かつ確実に行える。
【0039】請求項12に係る発明によると、採寸用メ
ジャーの採寸用衣服への支持が安定かつ確実に行えると
共に、採寸用メジャーが引っ掛かるおそれもなく、採寸
用衣服の見栄えも良い。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明の実施の形態を詳述する。
【0041】本発明のパターンオーダ仕立てにおける衣
服の採寸方法は、伸縮自在な採寸用衣服の各部位に、一
端が基準点零として固定され、他端が採寸点として移動
自由に装着された採寸用メジャーに表された採寸値を読
み取ることにより、採寸用衣服を着用した着用者の実寸
を採寸できるようにしたことを特徴としている。
【0042】この採寸用衣服は、伸縮自在な素材からな
り、着用可能な衣服であって、各部位に、一端が基準点
零として固定され、他端が採寸点として自由な採寸用メ
ジャーが装着され、採寸用メジャーに表された採寸値を
読み取ることにより、着用者の実寸を採寸できるように
構成されている。
【0043】ここで、上述した採寸用衣服の具体的な構
成を図1〜図5に基づいて説明する。
【0044】実際の衣服として、ズボンと上衣の上下揃
いのスーツを作る場合について説明する。
【0045】スーツ用の採寸用衣服は、例えば、素材と
してそれぞれニットからなる採寸用ズボン1と採寸用上
衣2からなる。
【0046】採寸用ズボン1のウエスト部分3には、伸
縮自在にゴムが縫い込まれている。
【0047】また、採寸用上衣2の前部は、ジッパー4
にて開放自在である。
【0048】採寸用メジャー5は、例えば、細帯状の柔
軟な素材からなり、図6に示すように、採寸値を所定刻
みの目盛り5Aと目盛り数字5Bを表した構成であり、
その先端部には樹脂製の摘み部6が取り付けられてい
る。
【0049】かかる採寸用メジャー5は、例えば、複数
の分断された布等の帯状素材7にスライド自由に支持さ
れてなる。或いは、採寸用メジャー5は、透明なる帯状
素材に表から目視可能にスライド自由に支持しても良
い。この場合、例えば、図7に示すように、透明なる帯
状素材としてのオーガンジー8をバイヤスにして、ウー
リー糸で極細の採寸用メジャー5を中に通し、一端を固
定しておき、他端を外へ出して自由にしておき、採寸用
メジャー5自体は、採寸用ズボン1や採寸用上衣2の各
部位の寸法の変化に追従していけるようにしておく。
【0050】ここで、採寸用ズボン1における各部位
は、図1〜図3に示すように、ウエスト寸法9、中ヒッ
プ10、ヒップ11、太もも12、中間もも13、丈1
4、股ぐり15A、15B、ひざ位置16である。
【0051】太もも12、中間もも13、丈14、ひざ
位置16をそれぞれ採寸する採寸メジャー5は、採寸用
ズボン1の左右の足部にそれぞれ設けられている。
【0052】股ぐり15A、15Bを採寸する採寸メジ
ャー5は、採寸用ズボン1の前部と後部とに設けられ、
それぞれ下端の股下が基準点零として固定され、上端が
採寸点として自由となっている。
【0053】特に、採寸用ズボン1のそれぞれ左右の足
部の一部に、着用者のひざを目視可能な窓部17を設け
るようにし、この窓部17に透明な樹脂18等を貼付
け、窓部17から目視可能な人体のひざ位置を、ひざ位
置を採寸する採寸用メジャー5で読み取れるようになっ
ている。また、採寸用上衣2における各部位は、図4お
よび図5に示すように、首廻り19、肩巾20、袖丈2
1、胸巾22、胸廻り23、バストポイント24、腕廻
り25、ヒップ26、アームホール27、背巾28、上
衣丈29である。かかる採寸用衣服を使用してスーツを
作るべく採寸するには、採寸用ズボン1と採寸用上衣2
を採寸対象者に着用してもらい、必要部分を採寸する。
【0054】採寸に当たっては、人にやってもらっても
良いし、自分でやっても良い。
【0055】この場合、採寸位置まで採寸用メジャー5
を引っ張り、採寸位置の採寸用メジャー5の目盛り数字
5Bを読み込めば良い。
【0056】このようにして、採寸用ズボン1と採寸用
上衣2において、各部位の寸法を次々に採寸すれば良
い。
【0057】かかるパターンオーダ仕立てにおける衣服
の採寸方法およびその採寸用衣服によると、次のような
利点がある。 (1)パターンオーダ仕立てを行うため、採寸を行う場
合でも、熟練を要せず、簡単である。 (2)人体の股ぐり等の部位は、デリケートな部位であ
るが、容易に採寸できる。 (3)修正が不要であり、赤字となることはない。 (4)特に、正確な採寸を行う技能者を確保する必要も
ない。 (5)採寸する者の個人差が生じず、信頼性が高い計測
データが得られ、製品の信頼性を損ねない。 (6)パソコン等を使用した自動採寸システムのよう
に、コスト高となることもない。 (7)パターンオーダにより、容易に仕立てられる。
【0058】特に、本実施形態によると、採寸用衣服と
して、採寸用ズボン1或いは採寸用上衣2を適用したか
ら、実際のスーツを容易にオーダすることができる。
【0059】また、この採寸用ズボン1における各部位
は、ウエスト寸法9、中ヒップ10、ヒップ11、太も
も12、中間もも13、丈14、股ぐり15A、15
B、ひざ位置16であり、また、採寸用上衣2における
各部位は、首廻り19、肩巾20、袖丈21、胸巾2
2、胸廻り23、バストポイント24、腕廻り25、ヒ
ップ26、アームホール27、背巾28、上衣丈29で
あるため、実際のスーツのズボンや上衣をオーダするた
めの採寸が確実である。
【0060】また、採寸用ズボン1の足部の一部に、着
用者のひざを目視可能な窓部17を設け、この窓部17
から目視可能なひざ位置を採寸用メジャー5で読み取り
可能としたから、ひざ位置が外から判り易く、本格的に
スーツをオーダすることができる。
【0061】さらに、採寸用ズボン1或いは採寸用上衣
2の素材をそれぞれニットから構成したから、人体に確
実にフイットし、採寸が正確かつ迅速に行える。
【0062】なお、採寸用衣服としては、採寸用ズボン
1だけ、採寸用上衣2だけを使用しても良く、それぞれ
簡単に実際のズボンだけ、実際の上衣だけを作ることが
できる。
【0063】また、採寸用メジャー5を、複数の分断さ
れた帯状素材7にスライド自由に支持すれば、採寸用メ
ジャー5の採寸用衣服への支持が安定かつ確実に行え
る。
【0064】さらに、採寸用メジャー5を、オーガンジ
ー8等の透明なる帯状素材に表から目視可能にスライド
自由に支持すれば、採寸用メジャー5の採寸用衣服への
支持が安定かつ確実に行えると共に、採寸用メジャー5
が引っ掛かるおそれもなく、採寸用衣服の見栄えも良
い。
【0065】なお、上記の採寸方法およびその採寸用衣
服は、それぞれ採寸用メジャー5に表された採寸値を読
み取ることにより、採寸用衣服を着用した着用者の実寸
を採寸するようにしたが、電子的に採寸用衣服を着用し
た着用者の実寸や形状を採寸するようにしても良い。
【0066】すなわち、採寸方法は、伸縮自在な採寸用
衣服の各部位に装着された採寸用素子、若しくは、前記
の採寸用衣服の各部位に取り付けられた伸縮自在な糸等
の紐部材に装着された採寸用素子の位置を読み取ること
により、採寸用衣服を着用した着用者の実寸および形状
を採寸する。
【0067】また、採寸用衣服は、伸縮自在な素材から
なり、着用可能な衣服であって、各部位に、採寸用素子
が装着され、若しくは、前記衣服であって、各部位に、
取り付けられた伸縮自在な糸等の紐部材に、採寸用素子
が装着され、前記採寸用素子の位置を読み取ることによ
り、着用者の実寸および形状を採寸する構成とする。
【0068】例えば、図8に示すように、リング状に形
成された伸縮自在な糸30に多数の採寸用素子31を装
着し、各採寸用素子31の移動分を計測する。
【0069】要するに、元の形を記憶しておき、読み取
り機からの光に反応する磁石や磁性体等のようなICチ
ップからなる各採寸用素子の位置を計測して、着用者の
形状と寸法を計算すれば良い。
【0070】あるいは、携帯型のバーコードリーダで各
採寸用素子31の位置を計測して、パソコンで形状と寸
法を計算しても良い。
【0071】かかる実施形態においても、熟練を要せ
ず、簡単であり、人体の股ぐり等の部位でも容易に計
れ、修正が不要であり、正確な採寸を行う技能者を確保
する必要もない。
【0072】また、個人差が生じず、信頼性が高い計測
データが得られ、コスト高となることもなく、パターン
オーダにより、容易に仕立てられる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明のパターンオーダ仕立てにおける衣服の採寸方法によ
れば、伸縮自在な採寸用衣服の各部位に、一端が基準点
零として固定され、他端が採寸点として移動自由に装着
された採寸用メジャーに表された採寸値を読み取ること
により、前記採寸用衣服を着用した着用者の実寸を採寸
できるようにしたから、また、請求項3に係る発明のパ
ターンオーダ仕立てにおける採寸用衣服によれば、伸縮
自在な素材からなり、着用可能な衣服であって、各部位
に、一端が基準点零として固定され、他端が採寸点とし
て自由な採寸用メジャーが装着され、前記採寸用メジャ
ーに表された採寸値を読み取ることにより、着用者の実
寸を採寸できるようにしたから、パターンオーダ仕立て
を行うため、採寸を行う場合でも、熟練を要せず、簡単
であり、人体の股ぐり等の部位は、デリケートな部位で
あるが、容易に測れ、しかも、修正が不要であり、赤字
となることはない。特に、正確な採寸を行う技能者を確
保する必要もなく、採寸する者の個人差が生じず、信頼
性が高い計測データが得られ、製品の信頼性を損ねな
い。
【0074】また、パソコン等を使用した自動採寸シス
テムのように、コスト高となることもなく、パターンオ
ーダにより、容易に仕立てられる。
【0075】請求項2に係る発明のパターンオーダ仕立
てにおける衣服の採寸方法によれば、伸縮自在な採寸用
衣服の各部位に装着された採寸用素子、若しくは、前記
採寸用衣服の各部位に取り付けられた伸縮自在な紐部材
に装着された採寸用素子の位置を読み取ることにより、
前記採寸用衣服を着用した着用者の実寸および形状を採
寸できるようにしたから、また、請求項4に係る発明の
パターンオーダ仕立てにおける採寸用衣服によれば、伸
縮自在な素材からなり、着用可能な衣服であって、各部
位に、採寸用素子が装着され、若しくは、前記衣服であ
って、各部位に、取り付けられた伸縮自在な紐部材に、
採寸用素子が装着され、前記採寸用素子の位置を読み取
ることにより、着用者の実寸および形状を採寸できるよ
うにしたから、熟練を要せず、簡単であり、股ぐり等の
部位でも容易に計れ、修正が不要であり、正確な採寸を
行う技能者を確保する必要もない。
【0076】また、個人差が生じず、信頼性が高い計測
データが得られ、コスト高となることもなく、パターン
オーダにより、容易に仕立てられる。
【0077】請求項5に係る発明によれば、前記素材
を、ニットから構成としたから、採寸用衣服が人体に確
実にフイットし、採寸を正確かつ迅速に行うことができ
る。
【0078】請求項6に係る発明によれば、前記採寸用
衣服を、採寸用ズボンとしたから、簡単に実際のズボン
だけを作ることができる。
【0079】請求項7に係る発明によれば、前記採寸用
ズボンにおける各部位は、ウエスト寸法、中ヒップ、ヒ
ップ、太もも、中間もも、丈、股ぐり、ひざ位置とした
から、実際のズボンをオーダするための採寸が確実であ
る。
【0080】請求項8に係る発明によれば、前記採寸用
ズボンの足部の一部に、着用者のひざを目視可能な窓部
が設けられてなり、この窓部から目視可能なひざ位置を
前記採寸用メジャーで読み取り可能としたから、ひざ位
置が外から判り易く、本格的にスーツをオーダすること
ができる。
【0081】請求項9に係る発明によれば、前記採寸用
衣服を、採寸用上衣である構成としたから、簡単に上衣
だけを作ることができる。
【0082】請求項10に係る発明によれば、前記採寸
用上衣における各部位を、首廻り、肩巾、袖丈、胸巾、
胸廻り、バストポイント、腕廻り、ヒップ、アームホー
ル、背巾、上衣丈としたから、上衣をオーダするための
採寸が確実である。
【0083】請求項11に係る発明によれば、前記採寸
用メジャーを、複数の分断された帯状素材にスライド自
由に支持するようにしたから、採寸用メジャーの採寸用
衣服への支持が安定かつ確実に行える。
【0084】請求項12に係る発明によれば、前記採寸
用メジャーを、透明なる帯状素材に表から目視可能にス
ライド自由に支持するようにしたから、採寸用メジャー
の採寸用衣服への支持が安定かつ確実に行えると共に、
採寸用メジャーが引っ掛かるおそれもなく、採寸用衣服
の見栄えも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパターンオーダ仕立てにおける
衣服の採寸方法およびその採寸用衣服の一実施形態を示
す採寸用ズボンの正面図
【図2】 同上の実施形態の採寸用ズボンの背面図
【図3】 同上の実施形態の採寸用ズボンの側面図
【図4】 本発明に係る採寸方法および採寸用衣服の一
実施形態を示す採寸用上衣の正面図
【図5】 同上の実施形態の採寸用上衣の背面図
【図6】 同上の実施形態における採寸用メジャーの正
面図
【図7】 同上の実施形態における採寸用メジャーの支
持構造を示す正面図
【図8】 他の実施形態の斜視図
【符号の説明】
1 採寸用ズボン 2 採寸用上衣 5 採寸用メジャー 7 帯状部材 9 ウエスト寸法 10 中ヒップ 11 ヒップ 12 太もも 13 中間もも 14 丈 15A 前部股ぐり 15B 後部股ぐり 16 ひざ位置 19 首廻り 20 肩巾 21 袖丈 22 胸巾 23 胸廻り 24 バストポイント 25 腕廻り 26 ヒップ 27 アームホール 28 背巾 29 上衣丈 30 糸 31 採寸用素子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在な採寸用衣服の各部位に、一端
    が基準点零として固定され、他端が採寸点として移動自
    由に装着された採寸用メジャーに表された採寸値を読み
    取ることにより、前記採寸用衣服を着用した着用者の実
    寸を採寸できるようにしたことを特徴とするパターンオ
    ーダ仕立てにおける衣服の採寸方法。
  2. 【請求項2】 伸縮自在な採寸用衣服の各部位に装着さ
    れた採寸用素子、若しくは、前記採寸用衣服の各部位に
    取り付けられた伸縮自在な紐部材に装着された採寸用素
    子の位置を読み取ることにより、前記採寸用衣服を着用
    した着用者の実寸および形状を採寸できるようにしたこ
    とを特徴とするパターンオーダ仕立てにおける衣服の採
    寸方法。
  3. 【請求項3】 伸縮自在な素材からなり、着用可能な採
    寸用衣服であって、各部位に、一端が基準点零として固
    定され、他端が採寸点として自由な採寸用メジャーが装
    着され、前記採寸用メジャーに表された採寸値を読み取
    ることにより、着用者の実寸を採寸できるようにしたこ
    とを特徴とするパターンオーダ仕立てにおける採寸用衣
    服。
  4. 【請求項4】 伸縮自在な素材からなり、着用可能な採
    寸用衣服であって、各部位に、採寸用素子が装着され、
    若しくは、前記衣服であって、各部位に、取り付けられ
    た伸縮自在な紐部材に、採寸用素子が装着され、前記採
    寸用素子の位置を読み取ることにより、着用者の実寸お
    よび形状を採寸できるようにしたことを特徴とするパタ
    ーンオーダ仕立てにおける採寸用衣服。
  5. 【請求項5】 前記素材は、ニットからなることを特徴
    とする請求項3または4記載のパターンオーダ仕立てに
    おける採寸用衣服。
  6. 【請求項6】 前記採寸用衣服は、採寸用ズボンである
    ことを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか1つに記
    載のパターンオーダ仕立てにおける採寸用衣服。
  7. 【請求項7】 前記採寸用ズボンにおける各部位は、ウ
    エスト寸法、中ヒップ、ヒップ、太もも、中間もも、
    丈、股ぐり、ひざ位置であることを特徴とする請求項6
    記載のパターンオーダ仕立てにおける採寸用衣服。
  8. 【請求項8】 前記採寸用ズボンの足部の一部に、着用
    者のひざを目視可能な窓部が設けられてなり、この窓部
    から目視可能なひざ位置を前記採寸用メジャーで読み取
    り可能であることを特徴とする請求項6または7記載の
    パターンオーダ仕立てにおける採寸用衣服。
  9. 【請求項9】 前記採寸用衣服は、採寸用上衣であるこ
    とを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか1つに記載
    のパターンオーダ仕立てにおける採寸用衣服。
  10. 【請求項10】 前記採寸用上衣における各部位は、首
    廻り、肩巾、袖丈、胸巾、胸廻り、バストポイント、腕
    廻り、ヒップ、アームホール、背巾、上衣丈であること
    を特徴とする請求項9記載のパターンオーダ仕立てにお
    ける採寸用衣服。
  11. 【請求項11】 前記採寸用メジャーは、複数の分断さ
    れた帯状素材にスライド自由に支持されてなることを特
    徴とする請求項3〜10のうちいずれか1つに記載のパ
    ターンオーダ仕立てにおける採寸用衣服。
  12. 【請求項12】 前記採寸用メジャーは、透明なる帯状
    素材に表から目視可能にスライド自由に支持されてなる
    ことを特徴とする請求項3〜10のうちいずれか1つに
    記載のパターンオーダ仕立てにおける採寸用衣服。
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