JP2020143131A - Egfrモジュレーターとしての置換2−アミノピリミジン誘導体 - Google Patents
Egfrモジュレーターとしての置換2−アミノピリミジン誘導体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020143131A JP2020143131A JP2020090467A JP2020090467A JP2020143131A JP 2020143131 A JP2020143131 A JP 2020143131A JP 2020090467 A JP2020090467 A JP 2020090467A JP 2020090467 A JP2020090467 A JP 2020090467A JP 2020143131 A JP2020143131 A JP 2020143131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pharmaceutically acceptable
- cancer
- prodrug
- acceptable salt
- solvate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D403/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
- C07D403/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings
- C07D403/04—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/495—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
- A61K31/505—Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim
- A61K31/506—Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim not condensed and containing further heterocyclic rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K45/00—Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
- A61K45/06—Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D403/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
- C07D403/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing three or more hetero rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D471/04—Ortho-condensed systems
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
Description
本出願は、この出願は、2014年12月11日に出願された米国仮出願番号第62/
090,869号、及び2015年5月27日に出願された第62/166,883号に
対して、米国特許法第119条(e)項に基づく優先権を主張するものであり、それらは
全体として参照により本明細書中に組み込まれる。
本発明は、種々の癌などの表皮成長因子受容体(EGFR)の変異型を介して媒介され
る疾患若しくは医学的症状の治療又は予防に有用な、置換2−アニリノピリミジン誘導体
、並びに、その薬学的に許容される塩及び組成物に関する。
表皮成長因子受容体(EGFR、Her1、ErbB1)は、4つの構造的に関連する
細胞表面受容体のErbBファミリーの主要メンバーであり、他のメンバーはHer2(
Neu、ErbB2)、Her3(ErbB3)、及びHer4(ErbB4)である。
EGFRは、その内因性触媒チロシンプロテインキナーゼ活性を介してその主要な細胞機
能を発揮する。受容体は、触媒的に不活性なEGFRモノマーを触媒的に活性なホモ二量
体及び異種二量体に変換する上皮増殖因子(EGF)及びトランスフォーミング成長因子
−α(TGFα)などの成長因子リガンドとの結合によって活性化される。これらの触媒
的に活性な二量体は、細胞内チロシンキナーゼ活性を開始させ、特異的EGFRチロシン
残基の自己リン酸化をもたらし、シグナル伝達タンパク質の下流活性化を誘発する。続い
て、シグナル伝達タンパク質は、最終的に細胞増殖、増殖、運動及び生存の必須生物学的
プロセスを媒介する複数のシグナル伝達カスケード(MAPK、Akt及びJNK)を開
始する。
のレベルの上昇は、進行した疾患、癌の広がり、及び予後不良に関連している。EGFR
における突然変異は、受容体の過剰発現、永久的な活性化又は持続的な活動亢進をもたら
し、制御されない細胞増殖、すなわち癌をもたらす可能性がある。結果として、EGFR
突然変異は、転移性肺癌、頭頸部癌、結腸直腸癌及び膵臓癌を含むいくつかのタイプの悪
性腫瘍において同定されている。肺癌では、突然変異は、キナーゼドメインのアデノシン
三リン酸(ATP)−結合ポケットをコードするエキソン18〜21において主に起こる
。最も臨床的に関連する薬剤感受性EGFR突然変異は、エキソン21における共通のア
ミノ酸モチーフ(LREA)及び点突然変異を排除するエキソン19の欠損であり、85
8位のロイシン(L858R)にアルギニンを置換する。これらの2つの突然変異はとも
に、肺癌で観察されるEGFR突然変異のほぼ85%を占める。両方の突然変異は永続的
なチロシンキナーゼ活性を有し、結果として発癌性である。生化学的研究は、これらの突
然変異したEGFRが、アデノシン三リン酸(ATP)に対するエルロチニブ及びゲフィ
チニブなどのチロシンキナーゼ阻害薬に優先的に結合することを実証した。
肺癌(NSCLC)患者のための第一選択療法である経口EGFRチロシンキナーゼ阻害
剤である。これらの患者の約70%は当初は反応するが、残念なことに10−16ヶ月の
無増悪期間中央値で耐性を発達させる。これらの初期応答性患者の少なくとも50%にお
いて、疾患の進行は、EGFRのエキソン20における二次突然変異T790M(ゲート
キーパー突然変異と呼ばれる)の発生と関連する。さらなるT790M突然変異は、AT
Pに対するEGFRキナーゼドメインの親和性を増加させ、それによってゲフィチニブ及
びエルロチニブのようなATP競合阻害剤の阻害活性を低下させる。
FRチロシンキナーゼ阻害剤が開発され、その結果、臨床において可逆的阻害剤で観察さ
れた耐性が克服された。これらの阻害剤は、活性部位システインの求核性チオールと反応
する反応性求電子性官能基を有する。高度に選択的な不可逆的阻害剤は、ATP結合部位
内の特定のシステイン残基の位置とともに、所与の骨格の固有の非共有結合選択性を利用
することによって達成することができる。これらの阻害剤のアクリルアミド部分は両方と
もEGFRT79OMのATP結合部位においてCys797とマイケル反応して共有結
合を形成する。この共有結合機構は、T790M EGRF二重変異体のATP親和性の
増加を克服し、有効な阻害を引き起こすと考えられる。しかしながら、これらの阻害剤は
、様々な望ましくない毒性を引き起こす可能性がある。したがって、様々なEGFR関連
癌の治療のための新規阻害剤の開発は依然として高い需要がある。
有用なEGFRチロシンキナーゼ阻害剤としての新規化合物を提供する。
る;
ここで、
Gは、置換又は非置換1H−インドール−3−イル、置換又は非置換1H−インダゾー
ル−3−イル、置換又は非置換2H−インダゾール−3−イル、及び置換又は非置換ピラ
ゾロ[1,5−a]−ピリジン−3−イル、及び置換又は非置換4,5,6,7−テトラ
ヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルから選択され;
Xは、酸素、硫黄、及びメチレンから選択され;
R1は、水素、ハロゲン、メチル、トリフルオロメチル、及びシアノから選択され;
R2、R3、及びR4は、同じか又は異なり、独立して、水素、ハロゲン、及びトリフ
ルオロメチルから選択され;
R5は、低級アルキル、置換されていてもよい3〜6員環のヘテロ環、R7R8N−(
低級アルキル)、及びR7R8N−(シクロアルキルアルキル)から選択され、ここで、
R7及びR8は、同じか又は異なり、独立して、水素、及び低級アルキルから選択され;
R6は、低級アルコキシ及び低級アルキルから選択される。
発明は、式IIの化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロド
ラッグを提供する;
Xは、O、S、又はCH2であり;
Qは、C−R10又はNであり;
R9は、CH3又はCH2CH2Fであり;
R10は、H又はCH3である。
リジン−3−イルであり、本発明は式Vの化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶
媒和物、若しくはプロドラッグを提供する;
Xは、O、S、又はCH2である。
溶媒和物、若しくはプロドラッグと、薬学的に許容される担体と、を含む薬学的組成物を
提供する。
、又は症状を治療するために有用である。このような疾患、障害、又は症状には、本明細
書に記載のもの、例えば様々な癌が含まれる。
えば1つ又は複数のEGFR突然変異に関連する様々な癌、の治療方法、あるいは、これ
らの疾患又は障害の治療のための薬剤の製造における化合物又は組成物の使用を提供する
。
研究に有用である。そのようなキナーゼによって媒介される形質導入経路の研究;新しい
キナーゼ阻害剤の比較評価を含む。
る。
解されるであろう。
一態様において、本発明は、式Iの化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和
物、若しくはプロドラッグを提供する。
Gは、置換又は非置換1H−インドール−3−イル、置換又は非置換1H−インダゾー
ル−3−イル、置換又は非置換2H−インダゾール−3−イル、置換又は非置換ピラゾロ
[1,5−a]−ピリジン−3−イル、及び置換又は非置換4,5,6,7−テトラヒド
ロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルから選択され;
Xは、酸素、硫黄、又はメチレンであり;
R1は、水素、ハロゲン、メチル、トリフルオロメチル、又はシアノであり;
R2、R3、及びR4は、同じか又は異なり、独立して、水素、ハロゲン、及びトリフ
ルオロメチルからなる群から選択され;
R5は、低級アルキル、置換されていてもよい3〜6員環のヘテロ環、R7R8N−(
低級アルキル)、及びR7R8N−(シクロアルキルアルキル)からなる群から選択され
、ここで、R7及びR8は、同じか又は異なり、それぞれ独立して、水素及び低級アルキ
ルから選択され;
R6は、低級アルコキシ又は低級アルキルである。
−インドール−3−イル、1−(2−フルオロエチル)−1H−インドール−3−イル、
1,2−ジメチル−1H−インドール−3−イル、ピラゾロ[1,5−a]−ピリジン−
3−イル、4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル、
1−メチル−1H−インダゾール−3−イル、及び2−メチル−2H−インダゾール−3
−イルからなる群から選択される。
2−フルオロエチル)−1H−インドール−3−イル、1,2−ジメチル−1H−インド
ール−3−イル、ピラゾロ[1,5−a]−ピリジン−3−イル、及び1−メチル−1H
−インダゾール−3−イルからなる群から選択される。
−(2−フルオロエチル)−1H−インドール−3−イル、又は1,2−ジメチル−1H
−インドール−3−イルであり、より好ましくは1−メチル−1H−インドール−3−イ
ルである。
イルである。
ルである。
ジニル、置換又は非置換ピロリジニル、置換又は非置換ピペリジニル、R7R8N−(C
H2)n−(nは1〜5から選択される整数である)、R7R8N−(C3−C6シクロ
アルキル)−(CH2)m−(m=1,2,3)からなる群から選択され、ここで、R7
及びR8は、同じか又は異なり、独立して、水素及び低級アルキルから選択される。
ロプロピルメチル、3−(ジメチルアミノ)シクロブチル、1−メチルアゼチジン−3−
イル、(R)−1−メチルピロリジン−3−イル、(S)−1−メチルピロリジン−3−
イル、及び1−メチルピペリジン−4−イル、及び2−ジメチルアミノ−エチルからなる
群から選択される。
CH3)2NCH2CH2−]である。
は、好ましくは、F又はClである。
F、Cl、又は−CF3であり;R4は、水素である。
はエトキシである。
形態の、任意の妥当な構造的に許容される組合せが包含され、これにより本発明に具体的
に含まれる。
1−メチル−1H−インドール−3−イル、1−(2−フルオロエチル)−1H−インド
ール−3−イル、1,2−ジメチル−1H−インドール−3−イル、ピラゾロ[1,5−
a]−ピリジン−3−イル、4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリ
ジン−3−イル、1−メチル−1H−インダゾール−3−イル、及び2−メチル−2H−
インダゾール−3−イルからなる群から選択され;
Xは、酸素、硫黄、及びメチレンからなる群から選択され;
R1は、水素、ハロゲン、メチル、トリフルオロメチル、及びシアノからなる群から選
択され;
R2、R3、及びR4は、同じか又は異なり、独立して、水素、ハロゲン、及びトリフ
ルオロメチルからなる群から選択され;
R5は、1−(ジメチルアミノ)−シクロプロピルメチル、3−(ジメチルアミノ)シ
クロブチル、1−メチルアゼチジン−3−イル、(R)−1−メチルピロリジン−3−イ
ル、(S)−1−メチルピロリジン−3−イル、及び1−メチルピペリジン−4−イル、
及び2−ジメチルアミノ−エチルからなる群から選択され;
R6は、低級アルコキシである。
発明は、式IIの化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロド
ラッグを提供する;
Xは、O、S、又はCH2であり;
Qは、C−R10又はNであり;
R9は、CH3又はCH2CH2Fであり;
R10は、H又はCH3である。
Iの化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグを提供
する:
0は、Hである。
0は、CH3である。
(FCH2CH2−)であり、R10はHである。
であり、Xは、Oであり、当該化合物は式1の構造を有する。
H3であり、Xは、Oであり、当該化合物は式8の構造を有する。
であり、Xは、Sであり、当該化合物は式2の構造を有する。
であり、Xは、CH2であり、当該化合物は式4の構造を有する。
10は、Hであり、Xは、Oであり、当該化合物は式11の構造を有する。
、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグを提供する:
であり、当該化合物は式10の構造を有する。
ピリジン−3−イルであり、本発明は式Vの化合物、又は、その薬学的に許容される塩、
溶媒和物、若しくはプロドラッグを提供する:
を有する。
ら選択される化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッ
グを提供する。
の薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグと、薬学的に許容される担体
、アジュバント、希釈剤、及び/又は賦形剤と、を含む薬学的組成物を提供する。
る。
る化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ、あるい
は、その組成物を、治療を必要とする患者に治療的に有効な量投与することを含む、EG
FR活性に関連する疾患又は障害の治療方法を提供する。
と関連する。
活性化突然変異体L858R、delE746−A750、G719S;エクソン19欠
失活性化突然変異体;及びT790M耐性変異体から選択される。
、頭頸部癌、食道癌、胃癌、結腸癌、直腸癌、乳癌、卵巣癌、メラノーマ、皮膚癌、副腎
癌、子宮頸癌、リンパ腫、及び甲状腺腫瘍、並びに、それらの合併症から選択される。
される。
る。
意の実施形態に係る式I、II、III、IV、及びVのいずれか1つの化合物、又は、
その薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグと接触させることを含む、
対象者におけるEGFRの変異体を阻害する方法を提供する。そのような阻害は、インビ
トロ又はインビボであり得る。インビボであれば、本方法は、本明細書で開示される任意
の実施形態に係る式I、II、III、IV、及びVの化合物、又は、その薬学的に許容
される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグを、前記対象者に投与することを含み得る。
インビトロであれば、そのような阻害は、当業者に知られている任意の容器中の培地中で
行われうる。
、III、IV、及びVのいずれか1つの化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶
媒和物、若しくはプロドラッグ、あるいは、本明細書で開示される任意の実施形態に係る
式I、II、III、IV、及びVのいずれか1つの化合物の組成物の、EGFR活性に
関連する疾患又は障害を治療するための医薬品の製造における使用を提供する。
、膀胱癌、頭頸部癌、食道癌、胃癌、結腸癌、直腸癌、乳癌、卵巣癌、メラノーマ、皮膚
癌、副腎癌、子宮頸癌、リンパ腫、及び甲状腺腫瘍、並びに、それらの合併症からなる群
から選択される。好ましい実施形態において、癌は、脳腫瘍又は肺癌である。肺癌には、
非小細胞肺癌及び小細胞肺癌が含まれるが、これらに限定されない。
に解する。
。
1〜2個の炭素原子を有する分岐鎖又は直鎖のアルキル基を指す。
の炭素原子を有するアルコキシ基(−OR)を指す。
、過度の毒性、刺激、アレルギー性反応、又は合理的な利益/リスク比に見合った他の問
題若しくは合併症を伴わずに、患者の組織と接触させて使用するのに適しており、かつ、
意図された使用に有効な、化合物、材料、組成物及び/又は剤形を指す。
内で、過度の毒性、刺激、アレルギー性反応などを伴わずに、ヒト及び下等動物の組織と
接触させて使用するのに適しており、かつ、合理的な利益/リスク比に見合った、塩を指
す。本発明の化合物の薬学的に許容される塩は、適切な無機及び有機の酸並びに塩基に由
来するものを含む。薬学的に許容される、非毒性の酸付加塩の例としては、塩酸、臭化水
素酸、リン酸、硫酸、及び過塩素酸などの無機酸、又は、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、
酒石酸、クエン酸、コハク酸、又はマロン酸などの有機酸と共に形成されるアミノ基の塩
、あるいは、イオン交換のような当技術分野において使用される他の方法を用いることに
より形成されるアミノ基の塩が挙げられる。他の薬学的に許容される塩としては、アジピ
ン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、
安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、クエン酸塩、
シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩
、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫
酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エタンスルホン
酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイ
ン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩
、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫
酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピバリン酸塩、プロピオン酸塩、ステア
リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩
、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などが挙げられる。
学量論量の溶媒分子との物理的会合を意味する。例えば、1分子の化合物は、1つ又は複
数、好ましくは1〜3つの溶媒分子と会合する。複数(例えば、2つ)分子の化合物が1
つの溶媒分子を共有することも可能である。この物理的会合には、水素結合が含まれうる
。場合によっては、溶媒和物は結晶性固体として単離することができる。溶媒和物中の溶
媒分子は、規則的な配列及び/又は非規則的な配列で存在しうる。例示的な溶媒和物とし
ては、水和物、エタノラート、メタノラート、及びイソプロパノラートなどが挙げられる
が、これらに限定されない。溶媒和の方法は、当技術分野で一般的に知られている。
て、インビボで変換されて親化合物を得ることができる化合物の誘導体を指す。一般的な
例としては、活性カルボン酸化合物のエステル及びアミド形態;又はその逆で、活性アル
コール化合物のエステル形態又は活性アミン化合物のアミド形態が挙げられるが、これら
に限定されない。そのようなアミド又はエステルのプロドラッグ化合物は、当技術分野に
おける公知の従来法に従って調製されうる。例えば、本発明の式IIの化合物のプロドラ
ッグは、以下の式VIの形態であり得る。
C4アルキル、好ましくはメチル又はエチルであり、より好ましくはメチルである。本発
明の他のプロドラッグは、式I、II、III、IV、及びVのいずれかから同様に調製
することができる。
的に許容される塩若しくは溶媒和物を、原化学物質(raw chemical)として投与すること
が可能である場合、活性成分を医薬組成物として提供することが可能である。したがって
、本開示は、本発明の任意の化合物、又は、その薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物
と、1つ又は複数、好ましくは1〜3つの、薬学的に許容される担体、希釈剤、又は他の
賦形剤と、を含む医薬組成物をさらに提供する。担体、希釈剤、又は他の賦形剤は、製剤
の他の成分と適合し、治療される対象者に有害ではないという意味において許容可能でな
ければならない。
型的には、本開示の医薬組成物は、1日当たり約1〜5回、あるいは連続注入として投与
される。そのような投与は、慢性又は急性の治療として使用することができる。単一の剤
形を製造するために担体材料と組合せることができる活性成分の量は、治療される症状、
症状の重症度、投与時間、投与経路、使用される化合物の排泄速度、治療期間、並びに患
者の年齢、性別、体重、及び症状に依存する。好ましい単位用量製剤は、本明細書で上記
したような、活性成分の1日用量又は副用量、又はその適切な分数(fraction)を含むも
のである。一般に、治療は、化合物の最適用量よりも実質的に少ない少量で開始される。
その後、状況下での最適効果に達するまで、用量を少しずつ増加させる。一般に、化合物
は、実質的に害を及ぼす、又は、有害な副作用を引き起こすことなく、有効な結果を一般
にもたらす濃度レベルで投与することが最も望ましい。
の治療剤又は予防剤との組合せを含む場合、化合物及び追加の薬剤の両方は、通常、単独
療法の投薬計画で通常投与される容量の、約10〜150%、より好ましくは約10〜8
0%の用量レベルで存在する。
又は舌下を含む)、直腸、鼻、局所(頬側、舌下、又は経皮を含む)、膣内、又は非経口
(皮下、皮内、筋肉内、関節内、滑膜内、胸骨内、くも膜下腔内、病巣内、静脈内、又は
皮内注射若しくは注入を含む)経路が挙げられる。そのような製剤は、例えば、活性成分
を担体又は賦形剤と会合させることによって、薬学分野で公知の任意の方法によって調製
することができる。経口投与又は注射による投与が好ましい。
性液体中の、溶液又は懸濁液;食用の泡又はホイップ;又は水中油型液体エマルジョン若
しくは油中水型エマルジョンのような別個の単位として提供されうる。
、グリセロール、水などのような経口の非毒性の薬学的に許容される不活性担体と組合せ
ることができる。粉剤は、化合物を適切な微細なサイズに微粉砕し、同様に粉砕された食
用炭水化物(例えば、デンプン又はマンニトール)のような医薬担体と混合することによ
って調製される。香味料、防腐剤、分散剤、及び着色剤が存在してもよい。
s)に充填することによって製造される。充填操作の前に、コロイダルシリカ、タルク、
ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、又は固体ポリエチレングリコール
などの流動促進剤及び潤滑剤を粉体混合物に添加することができる。寒天、炭酸カルシウ
ム、若しくは炭酸ナトリウムのような崩壊剤又は可溶化剤を添加して、カプセルが摂取さ
れたときの薬剤の効能を改善することもできる。
を混合物に組み込むこともできる。適切な結合剤としては、デンプン、ゼラチン、グルコ
ース又はベータ−ラクトースなどの天然糖、コーン甘味料、アカシア、トラガカント又は
アルギン酸ナトリウムなどの天然及び合成ガム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチ
レングリコールなどが挙げられる。これらの剤形に使用される滑沢剤としては、オレイン
酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが挙げられる。崩壊剤としては、デンプン、メチルセ
ルロース、寒天、ベントナイト(betonite)、キサンタンガムなどが挙げられるが、これ
らに限定されない。錠剤は、例えば、粉末混合物を調製し、造粒又はスラッギングし(sl
ugging)、潤滑剤及び崩壊剤を添加し、そして錠剤へと圧縮することによって製剤化され
る。粉末混合物は、適切に粉砕された化合物を上記の希釈剤又は基剤と、場合により、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩(aliginate)、ゲル化剤、又はポリビニルピ
ロリドンなどの結合剤、パラフィンなどの溶液遅延剤、四級塩などの吸収促進剤、及び/
又はベントナイト(betonite)、カオリン、又はリン酸二カルシウムなどの吸収剤と混合
することにより調製される。粉末混合物は、シロップ、デンプンペースト、アカシア粘液
、又はセルロース材料若しくはポリマー材料の溶液などの結合剤で濡らし、強制的にスク
リーンを通すことにより造粒することができる。造粒の代わりに、粉末混合物を打錠機に
通してもよく、その結果、不完全に形成されたスラグが顆粒に粉砕される。顆粒は、錠剤
を形成するダイへの粘着を防止するために、ステアリン酸、ステアリン酸塩、タルク、又
は鉱油を添加することによって、潤滑されうる。次いで、潤滑化された混合物を圧縮して
錠剤にする。本開示の化合物は、自由流動性のある不活性担体と組合せて、造粒工程又は
スラッギング工程を経ることなく、直接、錠剤に圧縮されてもよい。セラック(shellac
)のシーリングコート、糖又はポリマー材料のコーティング、及びワックスのポリッシュ
コーティングからなる透明又は不透明の保護コーティングを提供することができる。異な
る単位用量を区別するために、これらのコーティングに染料を加えてもよい。
の化合物を含むように用量単位形態で調製することができる。シロップは、適切に風味付
けされた水溶液に化合物を溶解することによって調製することができ、一方、エリキシル
剤は、無毒性賦形剤を用いて調製される。エトキシ化イソステアリルアルコール及びポリ
オキシエチレンソルビトールエーテルなどの可溶化剤及び乳化剤、保存料、ペパーミント
油又は天然甘味料などの香味用添加剤、又はサッカリン若しくは他の人工甘味料なども添
加することができる。
る。製剤は、放出を延長又は持続させるために、例えば、ポリマー、ワックスなどの中に
粒状材料を被覆する又は埋め込むことによって、調製することもできる。
において慣用される他の薬剤を含んでもよく、例えば、経口投与に適した製剤は香味剤を
含んでもよいことを理解されたい。
サギ及びマウスを含むが、これらに限定されない。好ましい哺乳類は、ヒトである。
を治療するのに十分な化合物又は組成物の量を指す。「治療的に有効な量」は、とりわけ
、化合物、疾患及びその重症度、並びに治療される対象者の年齢、体重、又は他の因子に
依存して変化しうる。単独で投与される個々の活性成分に適用される場合、この用語は、
その成分のみを指す。組合せに適用される場合、当該用語は、組合せて、連続して、又は
同時に投与されるかに関わらず、治療効果をもたらす活性成分の総量を指す。
わちその発症を阻止すること;(ii)疾患、障害、又は症状を緩和すること、すなわち
疾患、障害及び/又は症状の退行を引き起こすこと;又は(iii)疾患、障害及び/又
は症状に罹り易いが、まだそれを有すると診断されていない対象者において、疾患、障害
、又は症状が発生するのを予防することを指す。したがって、一実施形態において、「治
療する」又は「治療」は、1つ又は複数の物理的パラメータを改善することを含みうる、
疾患又は障害を改善することを指す。他の実施形態において、「治療する」又は「治療」
は、物理的(例えば、識別可能な症状の安定化)又は生理学的(例えば、物理的パラメー
タの安定化)のいずれか、又はその両方で疾患又は障害を調節することを含む。さらに他
の実施形態において、「治療する」又は「治療」は、疾患又は障害の発症を遅延させるこ
とを含む。
通常±10%まで、好ましくは±5%以内、より好ましくは±2%以内で変動しうること
が示される。当業者に理解されるように、パラメータが臨界的でない場合、実施例におい
て示された数は、限定するためではなく、説明目的のために与えられることが多い。
の両方を表す。一般に、名詞の単数形又は複数形のいずれかが使用されるとき、それは名
詞の単数形及び複数形の両方を意味する。
本発明の化合物は、以下に記載される例示的で非限定的な実施例において、一般的に合
成スキーム1〜8に従って調製される。
以下の略語が使用されうる:
THF=テトラヒドロフラン;
conc.=濃縮
DIEA=DIPEA=ジイソプロピルエチルアミン;
sat.=飽和水溶液;
FCC=シリカを用いたフラッシュカラムクロマトグラフィー;
TFA=トリフルオロ酢酸;
r.t.=室温;
DI=脱イオン;
DME=1,2−ジメトキシエタン
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド;
DMSO=ジメチルスルホキシド;
DMA=N,N−ジメチルアセトアミド;
HATU=o−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テ
トラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸;
EtOAc=酢酸エチル;
h=時間;
NMM=N−メチルモルホリン
Pd2(dba)3=トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0);
P(o−tol)3=トリ(o−トリル)ホスフィン。
N−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−4−メトキシ−5−((4−(1−
メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)アク
リルアミド(1)
)−4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(スキー
ム1、中間体B)。NaH(30mmol、ヘキサンで予め洗浄した60%油性分散液)
及び50mLの1,4−ジオキサンのスラリーに、N2下で攪拌しながら2−ジメチルア
ミノエタノール(27mmol、2.7mL)を滴下した。1時間攪拌した後、50mL
の1,4−ジオキサン中のA(5.4mmol)のスラリーを、N2気流下で15分間か
けて少しずつ添加した。得られた混合物を一晩攪拌し、次いで水に注ぎ、固体を集め、水
ですすぎ、真空下で乾燥させて、2.6gの生成物を黄色固体として得た。クロマトグラ
フィー(シリカゲル;CH2Cl2−CH3OHグラジエント)より精製サンプルを得た
。1H NMR(300MHz,DMSO)δ2.26(s,6H),2.70(t,2
H,J=6Hz),3.87(s,3H),4.01(s,3H),4.32(t,2H
,J=6Hz),7.00−7.53(m,5H),8.18−8.78(m,5H)。
C24H26N6O4 m/z MH+ 463。
−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゼン−1,3−ジアミン(
スキーム1、中間体C)。2.6gの中間体B、1.6gのFe0、30mLのエタノー
ル、15mLの水、及び20mLの濃塩酸の懸濁液を、78℃で3時間加熱した。溶液を
室温まで冷却し、10%NaOH(aq)でpH10に調整し、CH2Cl2で希釈した
。混合物をダイカライトで濾過し、濾液層を分離した。水相をCH2Cl2で2回抽出し
、合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、CH2Cl2−MeOHグラジエント)により、1.2gの中間体Cを固
体として得た。C24H28N6O2 m/z MH+ 433。
メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)アク
リルアミド(1)。50mLのTHF及び10mLの水中の、中間体C(2.8mmol
)の溶液に、攪拌しながら3−クロロプロピオン酸クロライド(2.8mmol)を滴下
した。5時間攪拌した後、NaOH(28mmol)を加え、混合物を65℃で18時間
加熱した。室温まで冷却後、THFを減圧下で一部除去し、混合物をCH2Cl2で抽出
し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物のクロマトグラフィー(シリカゲル、
CH2Cl2−MeOH)により、0.583gの実施例1をベージュ色固体として得た
。1H NMR(300MHz,DMSO)δ2.28(s,6H),2.50−2.6
0(m,2H),3.86(s,3H),3.90(s,3H),4.19(t,2H,
J=5.5Hz),5.73−5.77(m,1H),6.21−6.27(m,1H)
,6.44−6.50(m,1H),6.95(s,1H),7.11−7.53(ov
erlapping m,3H),7.90(s,1H),8.27−8.30(ove
rlapping m,3H),8.55(s,1H),8.84(s,1H),9.8
4(s,1H)ppm;C27H30N6O3 m/z MH+ 487。
N−(2−((2−(ジメチルアミノ)エチル)チオ)−4−メトキシ−5−((4−
(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル
)アクリルアミド(2)
ェニル)−4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(
スキーム2、中間体D)。NaH(54mmol、ヘキサンで予め洗浄した60%油性分
散液)及び25mLのDMFのスラリーに、N2気流下で25mLのDMF中の2−ジメ
チルアミノエタンチオール塩酸塩(27mmol)のスラリーを添加した。45分間攪拌
した後、25mLのDMF中のA(5.4mmol)のスラリーを、N2気流下で混合物
に15分間かけて少しずつ添加した。得られた混合物を一晩攪拌し、次いで水に注ぎ、固
体を回収し、水で繰り返しすすぎ、真空下で乾燥させて、2.5gの生成物を黄色固体と
して得た。C24H26N6O3S m/z MH+ 479。
メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゼン−1,3−ジア
ミン(スキーム2、中間体E)。2.5gの中間体D、3.0gのFe0、50mLのエ
タノール、20mLの水、及び7mLの濃塩酸の懸濁液を、78℃で3時間加熱した。溶
液を室温まで冷却し、10%NaOH(aq)でpH10に調整し、CH2Cl2で希釈
した。混合物をダイカライトで濾過し、濾液層を分離した。水相をCH2Cl2で2回抽
出し、合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル、CH2Cl2−MeOHグラジエント)により、1.2gの中間体E
を固体として得た。C24H28N6OS m/z MH+ 449。
(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル
)アクリルアミド(2)。50mLのTHF及び10mLの水中の、中間体E(2.7m
mol)の溶液に、攪拌しながら3−クロロプロピオン酸クロライド(4.0mmol)
を滴下した。2時間攪拌した後、NaOH(27mmol)を加え、混合物を65℃で1
8時間加熱した。室温まで冷却後、THFを減圧下で一部除去し、混合物をCH2Cl2
で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物のクロマトグラフィー(シリカ
ゲル、CH2Cl2−MeOH−NH4OHグラジエント)により、0.622gの実施
例2をオフホワイトの固体として得た:1H NMR(300MHz,DMSO)δ2.
19(s,6H),2.34(t,2H,J=6.5Hz),2.98(t,2H,J=
6.5Hz),3.91(s,3H),3.93(s,3H),5.50−6.57(o
verlapping m,3H),7.12−9.88(overlapping m
,10H),10.17(s,1H)ppm。C27H30N6O2S m/z MH+
503。
N−(2,4−ジメトキシ−5−((4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル
)ピリミジン−2−イル)アミノ)−フェニル)アクリルアミド(3)
ール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(スキーム3、中間体F)。メタノール(40
mL、175mmol)中のナトリウムメトキシド25重量%溶液を、攪拌した周囲温度
の、メタノール(125mL)中のN−(4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロフェ
ニル)−4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(ス
キーム1、中間体A;5.8g、14.7mmol)の懸濁液にゆっくりと加え、窒素ブ
ランケット下で4日間加熱還流し、この間、固体は溶解しなかった。反応を冷却し、生成
物の沈殿物を濾過により単離し、冷メタノールで洗浄し、乾燥して、N−(2,4−ジメ
トキシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリ
ミジン−2−アミン(中間体F)を黄色粉末として得た。C21H19N5O4 m/z
MH+ 406。
ミジン−2−イル)ベンゼン−1,3−ジアミン(スキーム3、中間体G)。攪拌された
周囲温度の、酢酸エチル(200mL)中のN−(2,4−ジメトキシ−5−ニトロフェ
ニル)−4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(中
間体F;3.2g、7.9mmol)の懸濁液に、塩化第一スズ二水和物(8.9g、3
9.4mmol)を加え、窒素ブランケット下で3時間還流加熱した。反応を冷却させ、
次いで脱イオン水(400mL)中の重炭酸ナトリウムの5%(w/v)溶液に注ぎ、1
時間攪拌した。次いで、多相混合物を密に詰めたセライトで濾過し、濾過ケーキを酢酸エ
チルですすいだ。濾液を分液漏斗に移し、液相を分離した。生成物の残留酢酸エチル溶液
をブラインで洗浄し、無水硫酸カルシウムで乾燥させた。濾過し、蒸発させて、1.6g
の粗生成物を得た。グラジエントフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、0〜70%
ヘキサン/酢酸エチル、20分間)により精製して、0.9gの4,6−ジメトキシ−N
1−(4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゼ
ン−1,3−ジアミン(中間体G)を黄色泡状物として得た。C21H21N5O2 m
/z MH+ 376。
)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)アクリルアミド(3)。素早く攪拌した、
周囲温度、窒素雰囲気の酢酸エチル(9.4mL)中の4,6−ジメトキシ−N1−(4
−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリジン−2−イル)ベンゼン−1,3
−ジアミン(中間体G;351mg、0.94mmol)及びN−メチルモルホリン(0
.11mL、1.0mmol)溶液に、塩化3−クロロプロピオニル(90μL、0.9
2mmol)をシリンジで加え、沈殿が直ちに形成され、反応を40分間進行させ、蒸発
乾固させ、10%(v/v)脱イオン水/テトラヒドロフラン中にに溶解した。固体水酸
化ナトリウム(3g、75mmol)を添加し、攪拌混合物を50℃で17時間加熱した
。反応溶液を冷却し、ブラインと酢酸エチルとに分配した。酢酸エチル相を無水硫酸カル
シウムで乾燥させ、濾過し、次いで氷浴中で攪拌しながらゆっくりとヘキサンで希釈しな
がら冷却し、生成物を沈殿させた。この物質を濾過により単離し、乾燥させて189mg
の実施例3を微黄色粉末として得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ3.8
8(s,6H),3.90(s,3H),5.70(dd,1H,J=10.15,1.
92Hz),6.22(dd,1H,J=16.95,2.03Hz),6.70(q,
1H,J=9.06Hz),6.85(s,1H),7.11−7.17(m,2H),
7.23(t,1H,J=6.96Hz),7.50(d,1H,J=8.23Hz),
7.93(s,1H),8.28(m,2H),8.47(s,1H),8.67(s,
1H),9.38(s,1H)ppm。13C NMR(75MHz,DMSO)δ33
.4,56.5,56.7,97.3,107.1,110.8,113.0,118.
5,119.5,121.3,121.5,122.3,122.5,125.9,12
6.4,132.8,133.8,138.1,147.3,148.3,157.8,
160.8,162.3,163.5ppm。C24H23N5O3 m/z MH+
430。
N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−4−メトキシ−5−((4−(1−
メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)アク
リルアミド(4)
5−ニトロフェニル)−4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−
2−アミン(スキーム4、中間体H)。1,4−ジオキサン(60mL)中の3−ジメチ
ルアミノ−1−プロピン(1.37mL、12.7mmol)の溶液を、1Mリチウムビ
ス(トリメチルシリル)アミド(12.7mL、12.7mmol)で処理し、室温で窒
素雰囲気下で30分間攪拌した。得られた反応混合物(白色スラリーとして現れた)を、
N−(4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−メチル−1H−
インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(中間体A;1.00g、2.54mm
ol)で一度に処理し、窒素下で5時間激しく攪拌しながら80℃で加熱した。反応混合
物を室温まで冷却し、10mLの水の添加によりクエンチし、続いて減圧下で濃縮した。
残渣を水(100mL)とCH2Cl2(50mL)とに分配した。塩基性の水層をCH
2Cl2(2×50mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブライン(2×50mL)で
洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、真空中で濃縮して、1.0gの粗生成物を暗
赤褐色の固体として得た。この物質を、CH2Cl2中の0〜10%メタノール(2%N
H4OHを含有する)で溶離するSiO2上のグラジエントフラッシュクロマトグラフィ
ーにより60分間かけて精製して、98mgのN−(4−(3−(ジメチルアミノ)プロ
プ−1−イン−1−イル)−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−メチル−
1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(中間体H)を橙色固体として得
た。C25H24N6O3 m/z MH+ 457。
−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゼン−1,3−ジアミン(
スキーム4、中間体I)。10mLのTHF/メタノール(1:1)中のN−(4−(3
−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イン−1−イル)−2−メトキシ−5−ニトロフェニ
ル)−4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(中間
体H;50mg、0.109mmol)の溶液に、10%Pd/C(10mg)を、窒素
雰囲気下で添加した。水素充填バルーンを反応容器に接続し、反応物を室温で水素雰囲気
下で6時間攪拌した。反応混合物をセライト545で濾過し、減圧濃縮して50mgの粗
生成物を得た。この物質を、CH2Cl2中の0〜10%メタノール(2%NH4OHを
含む)で溶離するSiO2上のグラジエントフラッシュクロマトグラフィーにより50分
間かけて精製して、34mgの4−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−6−メトキシ
−N1−(4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)ベ
ンゼン−1,3−ジアミン(中間体I)を泡状物として得た。C25H30N6O m/
z MH+ 431。
メチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)アク
リルアミド(4)。3.2mLのTHF/水(9:1)中の4−(3−(ジメチルアミノ
)プロピル)−6−メトキシ−N1−(4−(1−メチル−1H−インドール−3−イル
)ピリミジン−2−イル)ベンゼン−1,3−ジアミン(中間体I;34mg、0.07
9mmol)の溶液に、3−クロロプロパノイルクロライド(18.2μL、0.190
mmol)を、窒素下、室温で攪拌しながら、素早く加えた。3時間後、1M NaOH
水溶液(0.79mL、0.79mmol)を加え、反応混合物を65℃で17時間加熱
した。反応混合物を室温まで冷却し、水(15mL)で希釈し、得られた明灰色の沈殿物
を濾過により単離し、31mgの粗生成物を得た。この物質を、CH2Cl2中の0〜1
0%メタノール(2%NH4OHを含む)で溶離するSiO2上のグラジエントフラッシ
ュクロマトグラフィーにより35分間かけて精製して、22mgの実施例4をオフホワイ
トの固体として得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ1.81−1.92
(m,2H),2.16(t,2H,J=5.9Hz),2.27(s,6H),2.6
9(t,2H,J=6.3Hz),3.89(s,3H),3.98(s,3H),5.
71(dd,1H,J=10.1,1.9Hz),6.25(dd,1H,J=16.9
,10.1Hz),6.48(dd,1H,J=16.9,1.9Hz),6.66(s
,1H),7.17(d,1H,J=5.3Hz),7.22−7.43(m,3H),
7.72(s,1H),8.05−8.12(m,1H),8.37(d,1H,J=5
.3Hz),8.85(s,1H),9.33(s,1H),10.95(br s,1
H)。C28H32N6O2 m/z MH+ 485。
メチル−2H−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)ア
クリルアミド(5)
(2−メチル−2H−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニ
ル)アクリルアミド(6)
ル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)アクリルアミド(7)
−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(中間体J)の合成をスキーム5に
示す。実施例5、6、及び7は、それぞれスキーム1、2、及び3のように、これらのス
キームのそれぞれの中間体Aを中間体Jに置き換えることによって調製される。
N−(5−((4−(1,2−ジメチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−
2−イル)アミノ)−2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−4−メトキシフェニル
)アクリルアミド(8)
キーム6、中間体K)。無水1,2−ジメトキシエタン(100mL)中に、溶解1,2
−ジメチル−1H−インドール(4.9g、33.8mmol)及び2,4−ジクロロピ
リミジン(5.2g、33.9mmol)を溶解し、脱気した透明な黄色溶液に、塩化第
二鉄(5.8g、34.7mmol)を、周囲温度で攪拌しながら、素早く加えた。得ら
れた黒色不透明溶液を、周囲温度で乾燥窒素雰囲気下で3時間攪拌し、次いで素早く攪拌
した5%(w/v)NaHCO3水溶液(400mL)にゆっくりと注いだ。粗生成物を
濾過により単離し、フィルター上で脱イオン水で洗浄した。沈殿物をメタノール(200
mL)に懸濁し、蒸発乾固して過剰の水を除去し、次いで熱アセトニトリル中で粉砕し、
冷却し、濾過して、6.2gの3−(2−クロロピリミジン−4−イル)−1,2−ジメ
チル−1H−インドール(中間体K)を褐色の粉末として単離した。1H NMR(30
0MHz,DMSO)δ2.77(s,3H),3.79(s,3H),7.23(qu
in,2H,J=7.53Hz),7.57(d,1H,J=7.25Hz),7.72
,(d,1H,J=5.61Hz),8.10(d,1H,J=7.46Hz),8.6
1(d,1H,J=5.43Hz)ppm。13C NMR(75MHz,DMSO)δ
12.8,30.3,108.8,110.8,117.5,120.0,121.8,
122.5,125.8,137.4,142.6,159.8,160.4,165.
2ppm。C14H12ClN3 m/z MH+ 258。
メトキシ−5−ニトロフェニル)−ピリミジン−2−アミン(スキーム6、中間体L)。
還流冷却器及びブランケット窒素入口を備えた100mL丸底フラスコに入れた、3−(
2−クロロピリミジン−4−イル)−1,2−ジメチル−1H−インドール(1.47g
、5.70mmol)、4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロアニリン(1.06g
、5.69mmol)、及びp−トルエンスルホン酸一水和物(1.31g、6.89m
mol)の混合物に、試薬グレードの1,4−ジオキサン(57mL)を入れた。マグネ
チックスターラーで攪拌した懸濁液を、窒素ブランケット下で加熱還流した。還流温度に
近づく間に、懸濁した固体は溶解した。還流を一晩続けた後、反応物を冷却し、素早く攪
拌している脱イオン水(250mL)に注ぎ、生成物を沈殿させた。粗生成物を濾過によ
り単離し、水で洗浄し、沸騰する2−プロパノールから再結晶化させて、2.06gの4
−(1,2−ジメチル−1H−インドール−3−イル)−N−(4−フルオロ−2−メト
キシ−5−ニトロフェニル)−ピリミジン−2−アミン(中間体L)を微黄色粉末として
得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ2.71(s,3H),3.78(s
,3H),4.01(s,3H),7.10−7.20(m,3H),7.41(d,1
H,J=13.4Hz),7.55(d,1H,J=7.99Hz),7.98(d,1
H,J=7.90Hz),8.44(d,1H,J=5.70Hz),8.83(br
s,1H),8.93(d,1H,J=8.38Hz)。C21H18FN5O3 m/
z MH+ 408。
ルアミノ)エトキシ)−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)ピリミジン−2−アミン(
スキーム6、中間体M)。無水1,4−ジオキサン中の60重量%ナトリウム(173m
g、4.33mmol)の攪拌懸濁液に、2−ジメチルアミノエタノール(0.43mL
、4.27mmol)を、室温で、シリンジで5分間かけて添加した。ガスの発生が容易
に観察された。10分後、それ以上観測可能なガスの発生はなくなり、4−(1,2−ジ
メチル−1H−インドール−3−イル)−N−(4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニト
ロフェニル)−ピリミジン−2−アミン(中間体J)(351mg、0.86mmol)
を、素早く攪拌したポットに、一気に(as one bolus)無溶媒で(neat)加えた。反応懸濁
液は直ちに濁った赤茶色に変化した。5分後、反応の一部を取り出し、脱イオン水中でク
エンチし、酢酸エチル中に抽出した。UHPLC−MSによるこの抽出物の分析は、反応
が完了することを明らかにした。次いで、ポットの内容物を脱イオン水(150mL)中
の塩化アンモニウム(0.23g、4.30mmol)の攪拌溶液に注ぎ、生成物を沈殿
させた。黄色の沈殿物を濾過により単離し、脱イオン水で洗浄し、乾燥させて、386m
gの4−(1,2−ジメチル−1H−インドール−3−イル)−N−(4−(2−ジメチ
ルアミノ)エトキシ)−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)ピリミジン−2−アミン(
中間体M)を得た。C25H28N6O4 m/z MH+=477。
ル)−4−(2−(ジメチルアミノ)−エトキシ)−6−メトキシベンゼン−1,3−ジ
アミン(スキーム6、中間体N)。酢酸エチル(40mL)中の4−(1,2−ジメチル
−1H−インドール−3−イル)−N−(4−(2−(ジメチル−アミノ)エトキシ)2
−メトキシ−5−ニトロフェニル)ピリミジン−2−アミン(中間体M;386mg、0
.81mmol)の攪拌懸濁液に、塩化第一スズ二水和物(1.73g、7.67mmo
l)を周囲温度で添加し、混合物を窒素ブランケット下で17時間加熱還流した。反応物
を冷却し、次いで脱イオン水(200mL)中の水酸化ナトリウムの1%(w/v)溶液
に注ぎ、1時間攪拌した。多相混合物を密に詰めたセライトで濾過し、濾過ケーキを酢酸
エチルですすいだ。濾液を分液漏斗に移し、液相を分離した。生成物の残留酢酸エチル溶
液をブラインで洗浄し、無水硫酸カルシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、褐色固体
フォームを得、これをグラジエントフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、MeOH
/酢酸エチル中2%NH4OH、40分間)により精製して、181mgのN1−(4−
(1,2−ジメチル−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)−4−(2
−(ジメチルアミノ)−エトキシ)−6−メトキシベンゼン−1,3−ジアミン(中間体
N)を黄色固体として得た。1H NMR(300 MHz,DMSO)δ2.34(s
,6H),2.70(t,2H,J=6.90Hz),2.75(s,3H),3.58
(br s,2H),3.74(s,3H),3.83(s,3H),4.07(t,2
H,J=5.34Hz),6.57(s,1H),6.95(d,1H,J=5.19H
z),7.17−7.27(m,2H),7.32−7.35(m,1H),7.55(
s,1H),8.09(dd,1H,J=6.96,1.77Hz),8.18(s,1
H),8.38(d,1H,J=5.22Hz)ppm。C25H30N6O2 m/z
MH+=447。
2−イル)アミノ)−2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−4−メトキシフェニル
)アクリルアミド(8)。N1−(4−(1,2−ジメチル−1H−インドール−3−イ
ル)ピリミジン−2−イル)−4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−6−メトキシ
−ベンゼン−1,3−ジアミン(スキーム6、中間体N)を、実施例1の調製に記載の手
順を用いて、3−クロロプロピオニルクロライドと反応させ、続いてNaOHで処理する
ことにより、実施例8に変換する。
N−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−4−メトキシ−5−((4−(ピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)ア
クリルアミド(9)
)−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−アミン(スキ
ーム7、中間体P)。NaH(21mmol、ヘキサンで予め洗浄した60%油性分散液
)及び20mLの1,4−ジオキサンのスラリーに、N2下で攪拌しながら2−ジメチル
アミノエタノール(20mmol、2.4mL)を滴下した。45分間攪拌した後、化合
物O(7.9mmol)のスラリーを攪拌しながらN2気流下で少しずつ添加した。得ら
れた混合物を一晩攪拌し、次いで水に注ぎ、固体を回収し、水ですすぎ、真空下で乾燥さ
せて、1.7gの中間体Pを黄色固体として得た。これをさらに精製することなく次の工
程で使用した:C22H23N7O4 m/z MH+ 450。
1,5−a]ピリジン−3−イル)ベンゼン)−1,3−ジアミン(スキーム9、中間体
Q)。0.7gの中間体P、0.9gのFe0、7mLのエタノール、3mLの水、及び
2mLの氷酢酸の懸濁液を78℃で1時間加熱した。溶液を室温まで冷却し、ダイカライ
トで濾過し、1N NaOH(aq)でpH10に調整し、CH2Cl2で希釈した。濾
液層を分離し、水相をCH2Cl2で2回抽出し、合わせた有機抽出物をNa2SO4で
乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2−MeOH
グラジエント)により、0.28gの中間体Qを黄褐色の固体として得た。C22H25
N7O2 m/z MH+ 420。
ロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ベンゼン)−アクリルアミド(9)
10mLのTHF及び4mLの水中の、中間体Q(0.6g、1.4mmol)の溶液
に、攪拌しながら3−クロロプロピオン酸クロライド(0.15mL、1.6mmol)
を滴下した。22時間攪拌した後、NaOH(0.7g、17mmol)を加え、混合物
を65℃で5時間加熱した。室温まで冷却後、THFを減圧下で除去し、混合物をCH2
Cl2で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物のクロマトグラフィー(
シリカゲル、CH2Cl2−MeOH)により、0.294gの実施例9をベージュ色の
固体として得た。C25H27N7O3 m/z MH+ 474。1H NMR(30
0MHz,DMSO)δ2.28(s,6H),2.61−2.62(m,2H),3.
82(s,3H),4.20−4.22(m,2H),5.69−5.73(m,1H)
,6.20−6.22(m,1H),6.42−6.48(m,1H),6.90−7.
11(m,2H),7.15−7.40(m,2H),8.10−8.59(overl
apping m,4H),8.72−8.96(m,2H),10.13(s,1H)
ppm。
N−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−4−メトキシ−5−((4−(1−
メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)ア
クリルアミド(10)
N−(4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−メチル−1H
−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(スキーム8、中間体R)。窒素の
不活性雰囲気でパージして維持した1000mLの三つ口丸底フラスコの中に、N、N−
ジメチルホルムアミド(500mL)中の1H−インダゾール(10g、84.65mm
ol、1.00当量)の溶液、I2(21.5g、84.65mmol、1.00当量)
を加えた。これに続いて、KOH(19g、338.62mmol、4.00当量)を0
℃で数回のバッチで添加した。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。次いで、200mL
のNa2S2O3水溶液を加えて反応を停止させた。得られた溶液を3×500mLの酢
酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物をブライン3×500mLで洗浄
した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた混合物を1
×100mLのヘキサンで洗浄した。これにより、14g(68%)の3−ヨード−1H
−インダゾールが白色固体として得られた。
ヒドロフラン(200mL)中の3−ヨード−1H−インダゾール(14g、57.37
mmol、1.00当量)の溶液を入れた。これに続いて、NaH(65%)(2.5g
、1.20当量)を0℃で数回のバッチで添加した。混合物を0℃で30分間攪拌した。
これに0℃で攪拌しながらヨードメタン(9.7g、68.34mmol、1.20当量
)を滴下した。得られた溶液を室温で1時間攪拌した。次いで、水/氷300mLを加え
て反応を停止させた。得られた溶液を2×300mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合
わせた。得られた混合物をブライン1×300mLで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を用
いてシリカゲルカラムにかけた。これにより、3−ヨード−1−メチル−1H−インダゾ
ール8g(54%)が黄色固体として得られた。
−ジオキサン(200mL)中の3−ヨード−1−メチル−1H−インダゾール(5g、
19.38mmol、1.00当量)の溶液、ヘキサメチルジスタンナン(12g、36
.63mmol、2.00当量)、テトラキス(トリフェニルホスファン)パラジウム(
2.2g、1.90mmol、0.10当量)を入れた。得られた溶液を100℃で6時
間攪拌した。反応混合物を水/氷浴で室温まで冷却した。次いで、攪拌しながら30mL
のKF(1N)水溶液を滴下して反応を停止させた。得られた溶液を室温で0.5時間攪
拌した。得られた溶液を200mLのH2Oで希釈した。得られた溶液を2×200mL
の酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られた混合物を3×200mLのブライン
で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残留物を酢酸
エチル/石油エーテル(1:5)を用いてシリカゲルカラムにかけた。これにより、1−
メチル−3−(トリメチルスタンニル)−1H−インダゾール3.9g(68%)が黄色
の液体として得られた。
チル−3−(トリメチルスタンニル)−1H−インダゾール(3.9g、13.22mm
ol、1.00当量)、1,4−ジオキサン(100mL)、2,4−ジクロロピリミジ
ン(2.0g、13.42mmol、1.00当量)、テトラキス(トリフェニルホスフ
ァン)パラジウム(1.5g、1.30mmol、0.10当量)を加えた。得られた溶
液を105℃で一晩攪拌した。反応混合物を水/氷浴で室温まで冷却した。次いで、20
0mLの水/氷を加えて反応を停止させた。固体を濾過により回収した。濾過ケーキを1
×100mLのEt2Oで洗浄した。これにより、2.1g(65%)の3−(2−クロ
ロピリミジン−4−イル)−1−メチル−1H−インダゾールが淡黄色固体として得られ
た。
チル−1H−インダゾール(2.9g、11.85mmol、1.00当量)、4−フル
オロ−2−メトキシ−5−ニトロアニリン(2.2g、11.82mmol、1.00当
量)、2−プロパノール(80mL)、TsOH(2.4g、13.94mmol、1.
20当量)を加えた。得られた溶液を80℃で一晩攪拌した。反応混合物を水/氷浴で室
温まで冷却した。固体を濾過により回収した。濾過ケーキを100mLのCH3CNで洗
浄した。固体をオーブン中で乾燥させた。これにより、1.06g(23%)のN−(4
−フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−メチル−1H−インダゾ
ール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(中間体R)を黄色固体として得た。(ES,
m/z):[M+H]+=395;1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,)δ
8.96(br,1H),8.87−8.85(d,J=8.4Hz,2H),8.56
−8.54(d,J=5.4Hz,1H),8.49−8.46(d,J=8.1Hz,
1H),7.77−7.75(d,J=8.4Hz,1H),7.58−7.57(d,
J=5.1Hz,1H),7.52−7.47(t,J=7.2Hz,1H),7.44
−7.40(d,J=13.5Hz,1H),7.26−7.21(t,J=7.5Hz
,1H),4.19(s,1H),4.01(s,1H)ppm。
)−4−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(スキ
ーム8、中間体S)。10mLの1,4−ジオキサン中のNaH(31mg、1.3mm
ol)の懸濁液に、N2下で攪拌しながら2−ジメチルアミノエタノール(0.16mL
、1.3mmol)を滴下した。1.5時間攪拌した後、中間体R(0.2g、0.51
mmol)を少しずつ加えた。0.5時間後、反応混合物を水でクエンチし、CH2Cl
2で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮して、N−(4−(2−(
ジメチルアミノ)エトキシ)−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−メチル
−1H−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(中間体S)を得た:m/z
MH+=464。
−1H−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゼン−1,3−ジアミン
(スキーム8、中間体T)。N−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−2−メト
キシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリ
ミジン−2−アミン(0.23g)の懸濁液、0.28gのFe0、10mLの70%エ
タノール/H2O、及び0.5mLの酢酸の混合物を還流下で2時間攪拌しながら加熱し
た。混合物を室温まで冷却し、次いで濾過した。濾液をpH10に調整し、次いでCH2
Cl2で抽出した。有機相を合わせ、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生
成物をクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2−1%NH4OH/MeOHグラ
ジエント)により精製して、4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−6−メトキシ−
N1−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−イル)ベ
ンゼン−1,3−ジアミン(中間体T)をオフホワイトの固体として得た:m/z MH
+ 434。
メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)フェニル)ア
クリルアミド(実施例10)。4:1のTHF:H2O(10mL)中に溶解した4−(
2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−6−メトキシ−N1−(4−(1−メチル−1H−
インダゾール−3−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゼン−1,3−ジアミン(60m
g、0.14mmol)に、3−クロロプロピオニルクロリド(17mg、0.14mm
ol)を加えた。4時間後、NaOH(1.4mmol、56mg)を加え、混合物を還
流下で5時間加熱した。THFを減圧下で除去し、水相を酢酸エチルで抽出した。有機相
を合わせ、H2Oで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮した。粗生成物をクロマト
グラフィー(シリカゲル、CH2Cl2−MeOHグラジエント)で精製して、実施例1
0を固体として得た:C26H29N7O3:m/z MH+ 488;1H NMR(
300MHz,DMSO)δ2.28(s,6H),2.51−2.63(m,2H),
3.80(s,3H),4.14−4.44(overlapping m,5H),5
.68−5.76(m,1H),6.11−6.19(m,1H),6.43−6.48
(m,1H),6.95(s,1H),7.11−7.17(m,1H),7.37−7
.45(overlapping m,2H),7.68−7.07(d,1H,J=8
.4Hz),8.39−8.43(overlapping m,4H),9.75(s
,1H)ppm。
N−(2−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−5−((4−(1−(2−フルオロ
エチル)−1H−インドリル−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−4−メトキ
シフェニル)アクリルアミド(11)
1−(2−フルオロエチル)−1H−インドール(スキーム9)。0℃、透明、無色の
、無水テトラヒドロフラン中のインドール(10.1g、86.2mmol)の攪拌溶液
に、油中60重量%の水素化ナトリウム(2.3g、57.5mmol)を、水素発生の
制御を維持しながら速い速度で加えた。ガス発生が止まるまで、溶液を0℃でN2ブラン
ケット下で攪拌し、反応は微細な白色懸濁液となった。次いで、無水テトラヒドロフラン
(6mL)中の1−フルオロ−2−ヨードエタン(5g、29mmol)の溶液をシリン
ジでゆっくり加え、氷浴を取り外し、ポットを一晩還流加熱した。反応混合物を冷却し、
脱イオン水(300mL)中の塩化アンモニウム(4.6g、86mmol)の溶液で希
釈し、分液漏斗に移し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を乾燥し(CaSO4)、蒸発さ
せて黄色の油状物を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、100%ヘ
キサン)して4.2gの黄色油状物を得て、LC−MSによりインドールと所望の生成物
との60/40の混合物であることを同定した。この不純な生成物をベンゼンスルホニル
クロライドで処理して、混合物の溶出特性を改変して以下のように所望の生成物を単離で
きるようにした:上記で分離したインドールと所望の生成物との60/40の混合物の0
℃溶液及び無水トルエン(100mL)中のテトラブチルアンモニウムビサルフェート(
1.2g、3.4mmol)に、脱イオン水(25mL)中の水酸化ナトリウム(24.
7g、617.5mmol)の溶液を添加した。次いで急速に攪拌した0℃の混合物に、
塩化ベンゼンスルホニル(5.5mL、43.1mmol)を添加し、反応物を攪拌し、
N2ブランケット下で一晩室温まで温めた。
O4)、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10%アセトン/ヘキサン)によ
り1−フェニルスルホニルインドールを所望の生成物から完全に分離して1.3gの1−
(2−フルオロエチル)−1H−インドールを透明で無色の液体として得た。1H NM
R(300MHz,DMSO)δ4.45(t,1H,J=4.9Hz),4.54(t
,1H,J=4.9Hz),4.64(t,1H,J=4.6Hz),4.80(t,1
H,J=4.4Hz),6.46(dd,1H,J=3.1,0.8Hz),7.03(
m,1H),7.13(m,1H),7.37(d,1H,J=3.2Hz),7.49
(d,1H,J=8.3Hz),7.55(m,1H)ppm。13C NMR(75M
Hz,DMSO)δ46.4(d,JCF=19.5Hz),83.3(d,JCF=1
66.5Hz),101.4,110.3,119.6,120.9,121.6,12
8.6,129.3,136.4ppm。C10H10NF m/z MH+ 164。
ドール(スキーム9、中間体U)。無水1,2−ジメトキシエタン(80mL)に溶解し
た1−(2−フルオロエチル)−1H−インドール及び2,4−ジクロロピリミジン(1
.2g、8.3mmol)の攪拌した、周囲温度の、脱気した、透明、無色の溶液に、塩
化第二鉄(1.3g、7.9mmol)を添加した。得られた黒色の不透明な溶液を乾燥
窒素雰囲気下、60℃で17時間攪拌し、冷却し、酢酸エチルと飽和塩化ナトリウム水溶
液との間で分配した。有機相を乾燥させ(CaSO4)、蒸発させて、2.3gの紫色の
油状物を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜90%
酢酸エチル)により精製して、557.5mgの3−(2−クロロピリミジン−4−イル
)−1−(2−フルオロエチル)−1H−インドール(U)を淡黄色粉末として得た。1
H NMR(300MHz,DMSO)δ4.60(t,1H,J=4.7Hz),4.
69(t,1H,J=4.8Hz),4.75(t,1H,J=4.4Hz),4.90
(t,1H,J=4.4Hz),7.31(m,2H),7.67(m,1H),7.8
8(d,1H,J=5.5Hz),8.44(m,1H),8.57(m,2H)ppm
。13C NMR(75MHz,DMSO)δ47.2(d,JCF=19.8Hz),
82.8(d,JCF=167.7Hz),111.6,111.9,115.0,12
2.1,122.3,123.4,125.8,134.6,137.8,159.4,
160.8,164.9ppm。C14H11ClFN3 m/z MH+ 276。
ロエチル)−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(スキーム9、中間
体V)。1,4−ジオキサン(20mL)中の3−(2−クロロピリミジン−4−イル)
−1−(2−フルオロエチル)−1H−インドール(U)(535.3mg、1.9mm
ol)及び4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロアニリン(361.4mg、1.9
mmol)の攪拌した懸濁液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(442.8mg、2
.3mmol)を加え、窒素ブランケット下で加熱還流した。還流温度に近づくと、懸濁
した固体は溶解した。還流を一晩続けた後、反応物を冷却し、脱イオン水(200mL)
中の急速に攪拌した炭酸水素ナトリウム5%(w/v)溶液中に注いで生成物を沈殿させ
た。生成物を濾過により単離し、水で洗浄し、乾燥させて、921.4mgのN−(4−
フルオロ−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−(2−フルオロエチル)−
1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(V)を得た。C21H17F2
N5O3 m/z MH+=426。
)−4−(1−(2−フルオロエチル)−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2
−アミン(スキーム9、中間体W)。無水1,4−ジオキサン(24mL)中の水素化ナ
トリウム、油中60重量%(306.4mg、7.7mmol)の攪拌した懸濁液に、2
−(ジメチルアミノ)エタノール(0.8mL、7.7mmol)をゆっくり加えた。ア
ニオン形成を0.5時間進行させ、次いでN−(4−フルオロ−2−メトキシ−5−ニト
ロフェニル)−4−(1−(2−フルオロエチル)−1H−インドール−3−イル)ピリ
ミジン−2−アミン(中間体V)(652.0mg、1.53mmol)を一気に添加し
た。反応物はすぐに赤色に変わり、攪拌された。10分後、LC−MSは反応が完了する
と報告した。脱イオン水(5mL)を添加してクエンチし、次いで混合物を酢酸エチルと
飽和塩化ナトリウム水溶液との間で分配した。有機抽出物を乾燥させ(CaSO4)、蒸
発させて黄色固体を得た。この固体を沸騰酢酸エチル/ヘプタンから再結晶し、冷却する
と鮮黄色の結晶性粉末が析出した。この粉末を濾過により単離し、ヘプタンで洗浄し、乾
燥させて、572.0mgのN−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−2−メト
キシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−(2−フルオロメチル)−1H−インドール−
3−イル)ピリミジン−2−アミン(W)を得た。1H NMR(300MHz,DMS
O)δ2.27(s,6H),2.71(t,2H,J=5.7Hz),4.01(s,
3H),4.33(t,2H,J=5.6Hz),4.56(t,1H,J=4.6Hz
),4.65(t,1H,J=4.6Hz),4.73(t,1H,J=4.2Hz),
4.89(t,1H,J=4.6Hz),7.01(s,1H),7.10(m,1H)
,7.25(m,2H),7.61(d,1H,J=8.4Hz),8.22(s,1H
),8.36(m,3H),8.76(s,1H)ppm。13C NMR(75MHz
,DMSO)δ46.2,47.0(d,JCF=19.5Hz),57.3,58.0
,69.0,82.8(d,JCF=166.6Hz),99.2,108.2,111
.1,113.4,119.2,121.4,122.4,122.6,122.8,1
26.0,131.3,132.8,137.6,150.6,156.2,157.7
,160.5,162.5ppm。C25H27FN6O4 m/z MH+=495。
)−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)−6−メトキシベンゼン−1
,3−ジアミン(スキーム9、中間体X)。酢酸エチル(30mL)中のN−(4−(2
−(ジメチルアミノ)エトキシ)−2−メトキシ−5−ニトロフェニル)−4−(1−(
2−フルオロエチル)−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−アミン(W)(
303.8mg、0.6mmol)の攪拌した、周囲温度の黄色の懸濁液に、塩化第一ス
ズ二水和物(708.3mg、3.1mmol)を加え、窒素ブランケット下で4時間還
流加熱した。反応物を冷却させ、次いで脱イオン水(200mL)中の炭酸水素ナトリウ
ムの5%(w/v)溶液に注ぎ、0.5時間攪拌した。次いで、多相混合物を密に詰めた
セライトで濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルですすいだ。濾液を分液漏斗に移し、液相を
分離した。生成物の残留酢酸エチル溶液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し(
CaSO4)、蒸発させて赤色油状物を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(シリ
カゲル、メタノール/酢酸エチル中の2%NH4OH(aq)、0〜10%)で精製して
、Xを165.4mgの赤色の油状物として単離した。C25H29FN6O2 m/z
MH+=465。
エチル)−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−4−メトキ
シフェニル)アクリルアミド(11、スキーム9)。無水テトラヒドロフラン(20mL
)中の4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−N1−(4−(1−(2−フルオロエ
チル)−1H−インドール−3−イル)ピリミジン−2−イル)−6−メトキシベンゼン
−1,3−ジアミン(中間体X)の、すばやく攪拌した、0℃の、窒素ブランケットした
溶液に、塩化3−クロロプロピオニル(38mL、0.4mmol)をシリンジでゆっく
り加えた。この添加により、沈殿物が直ちに形成された。懸濁液を0℃でさらに5分間攪
拌し、氷浴を外した。3−クロロプロパンアミド中間体への完全な変換が確認されたら、
脱イオン水(5.0mL)中の水酸化ナトリウム(726.0mg、18.2mmol)
溶液を反応懸濁液に加え、1時間加熱還流し、次いで冷却し、ブライン及び追加のテトラ
ヒドロフランで分配した。有機抽出物を乾燥させ(CaSO4)、蒸発させて、445.
1mgの橙色の泡状物を得、これをグラジエントフラッシュクロマトグラフィー(シリカ
ゲル、メタノール/酢酸エチル中の2%NH4OH(水溶液)、0〜10%)によって精
製し、酢酸エチル/ヘプタンから結晶化させて130mgの実施例11を淡黄色粉末とし
て単離した。1H NMR(300MHz,DMSO)δ2.28(s,6H),2.5
8(t,2H,J=5.3Hz),3.86(s,3H),4.19(t,2H,J=5
.3Hz),4.58(t,1H,J=4.6Hz),4.67(t,1H,J=4.5
Hz),4.72(t,1H,J=4.6Hz),4.88(t,1H,J=4.6Hz
),5.75(dd,1H,J=10.4,1.7Hz),6.22(dd,1H,J=
17.0,1.9Hz),6.48(m,1H),6.95(s,1H),7.14(t
,1H,J=7.4Hz),7.22(m,2H),7.60(d,1H,J=8.2H
z),7.94(s,1H),8.30(m,2H),8.56(s,1H),8.80
(s,1H),9.83(s,1H)ppm。13C NMR(75MHz,DMSO)
δ45.6,46.9(d,JCF=19.9Hz),56.6,57.9,60.2,
69.4,82.9(d,JCF=168.2Hz),101.6,107.5,111
.1,113.6,116.9,121.4,122.3,122.6,123.2,1
26.0,126.6,132.6,133.2,137.6,145.3,147.8
,158.0,160.7,162.1,163.2ppm。C28H31FN6O3
m/z MH+=519。
明の特定の態様をさらに示す。
新規なEGFRチロシンキナーゼ阻害剤としての式Iの化合物を、以下に記載の手順に
従ってEGFRに対するそれらの活性について評価した。
A431(継代3)及びNCI−H1975(継代5)細胞(ATCC)を凍結ストッ
クから開始し、10%熱不活性化ウシ胎仔血清、1Xペニシリン/ストレプトマイシン/
グルタミン、1mMピルビン酸ナトリウム、10mM4−(2−ヒドロキシエチル)−1
−ピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)、及び0.25%D−グルコース(増殖培
地)を補充したT175フラスコ中のRPMI1640培地で、加湿した30℃、5%C
O2インキュベーター中で培養した。細胞単層を0.25%トリプシン/EDTA溶液(
ライフテクノロジーズ)に5分間暴露することによって分散させ、溶液を新鮮な増殖培地
で中和した。プールした細胞を遠心分離(200×g、8分)によりペレット化し、増殖
培地に再懸濁し、自動細胞計数器(ロゴスバイオシステムズ)を用いて細胞計数のために
アリコートを取り出した。細胞は、研究の期間中、正常な形態及び成長特性を維持した。
分散した細胞を遠心分離(200×g、8分)によってプールし、新鮮な培地に1.0
0E+04細胞/mlの濃度に再懸濁した。200μLの細胞懸濁液を黒色壁96ウェル
プレートの各ウェルに添加し(2,000細胞/ウェル)、細胞を通常の培養条件下で一
晩付着させた。一晩培養した後、最終濃度が10、3.33、1.11、0.370、0
.124、0.0412、0.0137、0.0046、及び0.0015μMになるよ
うに、1ウェルあたり1μLの試験化合物(n=3、濃度当たり)を添加した。ウェル中
の最終DMSO濃度は0.5%v/vであった。ビヒクル、未処理、及び無細胞ウェルも
アッセイに含めた。細胞を通常の条件下で毎日目視検査して72時間培養した。
素によって還元され、蛍光(544nM励起、612nm発光)であるレゾルフィンにな
る。蛍光強度は細胞数に比例した。レサズリンストック溶液を、440μMのストック濃
度になるようにリン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中で調製した。レザズリンストック溶
液(各40μL)を72時間のインキュベーション時間の67時間に各ウェルに加えた。
プレートを通常の培養条件に戻し、Cytation3マルチモードプレートリーダー(
バイオテック)を用いて72時間で蛍光測定値を収集した。
蛍光測定値を無細胞(バックグラウンド)読み取り値に対して正規化し、ビヒクル対照
ウェルの平均に対して72時間にわたる総増殖を測定した。各条件(n=3)について平
均及び標準偏差値を決定した。
害する優れた選択性を示す、本発明の代表的な化合物の研究からの例示的なデータを含む
。
L858R/T790M二重突然変異を有する腫瘍に対する実施例1のインビボ抗癌活
性を図1に示す。実施例1は、雌性ヌードマウスにおける皮下に移植されたH1975ヒ
ト非小細胞肺癌の異種移植片において、6.25、12.5、及び25mg/kgで評価
された。実施例1は、1日1回、14日間(6〜19日目)経口投与した。すべての用量
で、実施例1は耐容性が良好であり、治療に関連する死亡はなかった。6.25、12.
5、及び25mg/kgで1を用いた治療は、評価期間の中央値がそれぞれ28.9、3
1.6、及び34.3日となり、それぞれ、14、16.7、及び19.3日の統計学的
に有意な(P<0.05)腫瘍増殖遅延をもたらした。25mg/kgでは、治療は10
0%発生率で完全縮小をもたらし、マウスの10%は無腫瘍生存者であった。
L858R/T790M二重突然変異を有する腫瘍に対する実施例2のインビボ抗癌活
性を図2に示す。実施例2は、雌性ヌードマウスにおける皮下に移植されたH1975ヒ
ト非小細胞肺癌腫ゼノグラフにおいて、50及び100mg/kgで評価された。実施例
2には、1日1回、14日間(7〜20日目)経口投与した。100mg/kgの経口投
与では、実施例2は耐容性が良好であり、それぞれ、10、14、及び17日目の全身腫
瘍組織量の中央値から計算した、110.5%、116.6%、及び116.6%の腫瘍
成長阻害値(%TGI)に基づいて有意(P<0.05)の抗癌活性を生じた評価期間(
750mm3)は39.6日であり、22.2日の腫瘍増殖遅延(T−C)をもたらし、
統計学的にも有意であった。治療は100%発生率で完全な腫瘍の縮小をもたらし、研究
の完了時にマウスの12.5%は腫瘍が残っていなかった(TFS)。
delE746−A750活性化突然変異を有する腫瘍に対する実施例1のインビボ抗
癌活性を図3に示す。実施例1は、雌性ヌードマウスにおける皮下に移植されたHCC8
27ヒト非小細胞肺癌の異種移植片において、6.25mg/kgで評価された。実施例
1は、1日1回、14日間(13〜26日目)経口投与した。6.25mg/kgの経口
投与では、1は耐容性が良好であり、治療に関連する死亡はなかった。1での治療は、評
価期間の中央値が61.5日となり、33.2日の統計学的に有意な(P<0.05)腫
瘍成長遅延をもたらした。治療は投薬の完了時に100%発生率で完全な腫瘍の縮小をも
たらした。図4は、このモデルにおける25mg/kg経口投与後の血漿、脳、及び腫瘍
組織における実施例1の平均濃度を示す。
明を限定するものではなく、例示として解釈されるべきである。容易に理解されるように
、特許請求の範囲に記載された本発明から逸脱することなく、前述した特徴の多くの変形
及び組合せを利用することができる。
Claims (47)
- 式I:
ここで、
Gは、置換又は非置換1H−インドール−3−イル、置換又は非置換1H−インダゾー
ル−3−イル、置換又は非置換2H−インダゾール−3−イル、及び置換又は非置換ピラ
ゾロ[1,5−a]−ピリジン−3−イル、及び置換又は非置換4,5,6,7−テトラ
ヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルから選択され;
Xは、酸素、硫黄、及びメチレンから選択され;
R1は、水素、ハロゲン、メチル、トリフルオロメチル、及びシアノから選択され;
R2、R3、及びR4は、同じか又は異なり、独立して、水素、ハロゲン、及びトリフ
ルオロメチルから選択され;
R5は、低級アルキル、置換されていてもよい3〜6員環のヘテロ環、R7R8N−(
低級アルキル)、及びR7R8N−(シクロアルキルアルキル)から選択され、ここで、
R7及びR8は、同じか又は異なり、独立して、水素、及び低級アルキルから選択され;
R6は、低級アルコキシ及び低級アルキルから選択される。 - Gは、1H−インドール−3−イル、1−メチル−1H−インドール−3−イル、1−
(2−フルオロエチル)−1H−インドール−3−イル、1,2−ジメチル−1H−イン
ドール−3−イル、ピラゾロ[1,5−a]−ピリジン−3−イル、4,5,6,7−テ
トラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル、1−メチル−1H−インダゾー
ル−3−イル、及び2−メチル−2H−インダゾール−3−イルからなる群から選択され
る、請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロ
ドラッグ。 - R5は、C1−C6アルキル、置換又は非置換アゼチジニル、置換又は非置換ピロリジ
ニル、置換又は非置換ピペリジニル、R7R8N−(CH2)n−(n=1〜5)、R7
R8N−(C3−C6シクロアルキル)−(CH2)m−(m=1〜3)であり、ここで
、R7及びR8は、同じか又は異なり、独立して、水素及び低級アルキルから選択される
、請求項1又は2に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくは
プロドラッグ。 - R5は、メチル、1−(ジメチルアミノ)−シクロプロピルメチル、3−(ジメチルア
ミノ)シクロブチル、1−メチルアゼチジン−3−イル、(R)−1−メチルピロリジン
−3−イル、(S)−1−メチルピロリジン−3−イル、及び1−メチルピペリジン−4
−イル、及び2−ジメチルアミノ−エチルから選択される、請求項3に記載の化合物、又
はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - R1は、水素、ハロゲン、又はメチルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化
合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - R1は、水素である、請求項5に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒
和物、若しくはプロドラッグ。 - R2は、水素又はハロゲンである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、又は
その薬学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - R4は、水素である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学的に
許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - R2は、水素、F、又はClであり;
R3は、水素、F、Cl、又は−CF3であり;
R4は、水素である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学的に
許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - Xは、酸素である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許
容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - Xは、硫黄である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許
容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - Xは、−CH2−である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学
的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - 式II:
る塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ;
ここで、
Xは、O、S、又はCH2であり;
Qは、C−R10又はNであり;
R9は、CH3又はCH2CH2Fであり;
R10は、H又はCH3である。 - Qは、C−R10である、請求項13に記載の化合物、又は、その薬学的に許容される
塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - R9は、CH3である、請求項13又は14に記載の化合物、又は、その薬学的に許容
される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - Xは、Oである、請求項13〜15のいずれか1項に記載の化合物、又は、その薬学的
に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - 下記構造:
しくはプロドラッグ。 - 下記構造:
しくはプロドラッグ。 - Xは、Sである、請求項13〜15のいずれか1項に記載の化合物、又は、その薬学的
に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - 下記構造:
しくはプロドラッグ。 - Xは、CH2である、請求項13〜15のいずれか1項に記載の化合物、又は、その薬
学的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - 下記構造:
しくはプロドラッグ。 - R9は、CH2CH2Fである、請求項13又は14に記載の化合物、又は、その薬学
的に許容される塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - 下記構造:
しくはプロドラッグ。 - Qは、Nである、請求項13に記載の化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒
和物、若しくはプロドラッグ。 - 下記構造:
しくはプロドラッグ。 - 式V:
溶媒和物、若しくはプロドラッグ;
ここで、
Xは、O、S、又はCH2である。 - Xは、Oである、請求項23に記載の化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒
和物、若しくはプロドラッグ。 -
、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 -
塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグ。 - 請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶
媒和物、若しくはプロドラッグと、薬学的に許容される担体、アジュバント、希釈剤、又
は賦形剤と、を含む組成物。 - 第2の治療剤をさらに含む、請求項31に記載の組成物。
- 前記第2の治療薬は、異なるEGFRモジュレーターである、請求項32に記載の組成
物。 - 前記第2の治療剤は、化学療法剤である、請求項32に記載の組成物。
- 請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶
媒和物、若しくはプロドラッグ、あるいは、請求項31〜34のいずれか1項に記載の組
成物を、治療を必要とする患者に治療的に有効な量投与することを含む、EGFR活性に
関連する疾患又は障害の治療方法。 - 前記疾患又は障害は、EGFRの1つ又は複数の突然変異体と関連する、請求項35に
記載の方法。 - 前記EGFRの1つ又は複数の突然変異体は、L858R活性化突然変異体L858R
、delE746−A750、G719S;エクソン19欠失活性化突然変異体;及びT
790M耐性変異体から選択される、請求項36に記載の方法。 - 前記疾患又は障害は、癌である、請求項35〜37のいずれか1項に記載の方法。
- 前記癌は、脳腫瘍、肺癌、腎臓癌、骨癌、肝臓癌、膀胱癌、頭頸部癌、食道癌、胃癌、
結腸癌、直腸癌、乳癌、卵巣癌、メラノーマ、皮膚癌、副腎癌、子宮頸癌、リンパ腫、及
び甲状腺腫瘍、並びに、それらの合併症から選択される、請求項38に記載の方法。 - 前記癌は、脳腫瘍又は肺癌である、請求項39に記載の方法。
- 前記患者に第2の治療剤を投与することを組合せる、請求項35〜39のいずれかに記
載の方法。 - 前記第2の治療剤は、化学療法剤である、請求項41に記載の方法。
- 前記第2の治療薬は、異なるEGFRモジュレーターである、請求項41に記載の方法
。 - 請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶
媒和物、若しくはプロドラッグと、対象者の生物学的サンプルを接触させること、あるい
は、対象者に請求項1〜30のいずれかに記載の化合物、又は、その薬学的に許容される
塩、溶媒和物、若しくはプロドラッグを投与することを含む、前記対象者におけるEGF
Rの変異体を阻害する方法。 - 請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶
媒和物、若しくはプロドラッグ、あるいは、請求項31〜34のいずれか1項に記載の組
成物の、EGFR活性に関連する疾患又は障害の治療のための医薬の製造における使用。 - 前記疾患又は障害は、脳腫瘍、肺癌、腎臓癌、骨癌、肝臓癌、膀胱癌、頭頸部癌、食道
癌、胃癌、結腸癌、直腸癌、乳癌、卵巣癌、メラノーマ、皮膚癌、副腎癌、子宮頸癌、リ
ンパ腫、及び甲状腺腫瘍、並びに、それらの合併症からなる群から選択される癌である、
請求項45に記載の使用。 - 前記疾患又は障害は、脳腫瘍又は肺癌である、請求項45又は46に記載の使用。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201462090869P | 2014-12-11 | 2014-12-11 | |
US62/090,869 | 2014-12-11 | ||
US201562166883P | 2015-05-27 | 2015-05-27 | |
US62/166,883 | 2015-05-27 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017530208A Division JP6709786B2 (ja) | 2014-12-11 | 2015-12-11 | Egfrモジュレーターとしての置換2−アミノピリミジン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020143131A true JP2020143131A (ja) | 2020-09-10 |
JP7181558B2 JP7181558B2 (ja) | 2022-12-01 |
Family
ID=56108380
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017530208A Active JP6709786B2 (ja) | 2014-12-11 | 2015-12-11 | Egfrモジュレーターとしての置換2−アミノピリミジン誘導体 |
JP2020090467A Active JP7181558B2 (ja) | 2014-12-11 | 2020-05-25 | Egfrモジュレーターとしての置換2-アミノピリミジン誘導体 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017530208A Active JP6709786B2 (ja) | 2014-12-11 | 2015-12-11 | Egfrモジュレーターとしての置換2−アミノピリミジン誘導体 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US10590111B2 (ja) |
EP (1) | EP3229798A4 (ja) |
JP (2) | JP6709786B2 (ja) |
KR (1) | KR20170098865A (ja) |
CN (3) | CN112457298B (ja) |
AU (1) | AU2015360360B2 (ja) |
BR (1) | BR112017012272A2 (ja) |
CA (1) | CA2970185C (ja) |
CO (1) | CO2017006962A2 (ja) |
EA (1) | EA036453B1 (ja) |
HK (1) | HK1245634A1 (ja) |
IL (1) | IL252554A0 (ja) |
MX (1) | MX2017007664A (ja) |
PH (1) | PH12017501057A1 (ja) |
SG (2) | SG11201704685TA (ja) |
TW (1) | TWI618704B (ja) |
WO (1) | WO2016094821A2 (ja) |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111170998B (zh) * | 2014-11-05 | 2023-04-11 | 益方生物科技(上海)股份有限公司 | 嘧啶或吡啶类化合物、其制备方法和医药用途 |
US10590111B2 (en) * | 2014-12-11 | 2020-03-17 | Beta Pharma, Inc. | Substituted 2-anilinopyrimidine derivatives as EGFR modulators |
AU2017264839B2 (en) | 2016-05-11 | 2021-08-05 | Beta Pharma, Inc. | 2-Anilinopyrimidine derivatives as therapeutic agents for treatment of brain cancers |
AR110038A1 (es) | 2016-05-26 | 2019-02-20 | Kalyra Pharmaceuticals Inc | Compuestos inhibidores de egfr; composición farmacéutica que lo comprende; métodos para mejorar o tratar un cáncer; método para inhibir la replicación de un crecimiento maligno o un tumor; métodos para inhibir la actividad del egfr; y usos de los compuestos |
BR112018075823A2 (pt) * | 2016-06-17 | 2019-03-26 | Beta Pharma, Inc. | sais farmacêuticos de n-(2-(2-(dimetilamino)etoxi)-4-metoxi-5-((4-(1-metil-1h-indol-3-il)pirimidin-2-il)amino)fenil)acrilamida e suas formas cristalinas |
CN106243044A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-12-21 | 浙江大学 | 含卤代丙烯酰胺侧链的嘧啶类衍生物及制备和应用 |
CN110818690B (zh) * | 2016-07-26 | 2021-08-10 | 深圳市塔吉瑞生物医药有限公司 | 用于抑制蛋白酪氨酸激酶活性的氨基嘧啶类化合物 |
JP7045726B2 (ja) * | 2017-06-16 | 2022-04-01 | ベータ ファーマ,インコーポレイテッド | N-(2-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)-4-メトキシ-5-((4-(1-メチル-1h-インドール-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)アクリルアミドおよびその塩の医薬品製剤 |
CN109503573A (zh) * | 2017-09-14 | 2019-03-22 | 昆明圣加南生物科技有限公司 | 2-取代苯胺基嘧啶衍生物及其用途 |
CN107935995A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-20 | 中山大学 | 一种新型2‑苯胺基嘧啶衍生物及其在制备抗肿瘤药物中的应用 |
CN108017633A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-05-11 | 天津大学 | N-[5-(嘧啶-2-氨基)-2,4-二取代苯基]-2-氟代丙烯酰胺衍生物及应用 |
WO2019243801A1 (en) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | UCB Biopharma SRL | Gremlin-1 antagonist for the prevention and treatment of cancer |
TW202126305A (zh) * | 2019-09-23 | 2021-07-16 | 美商貝達醫藥公司 | 使用egfr及cdk4/6抑制劑之組合以治療egfr突變體相關癌症 |
US20210161897A1 (en) | 2019-11-12 | 2021-06-03 | Astrazeneca Ab | Epidermal growth factor receptor tyrosine kinase inhibitors for the treatment of cancer |
KR20220130190A (ko) | 2020-01-20 | 2022-09-26 | 아스트라제네카 아베 | 암 치료를 위한 표피성장인자 수용체 티로신 키나제 억제제 |
US20210369709A1 (en) | 2020-05-27 | 2021-12-02 | Astrazeneca Ab | EGFR TKIs FOR USE IN THE TREATMENT OF NON-SMALL CELL LUNG CANCER |
AU2022312430A1 (en) * | 2021-07-13 | 2024-02-29 | ACEA Therapeutics, Inc. | Heterocyclic compounds and uses thereof |
WO2023187037A1 (en) | 2022-03-31 | 2023-10-05 | Astrazeneca Ab | Epidermal growth factor receptor (egfr) tyrosine kinase inhibitors in combination with an akt inhibitor for the treatment of cancer |
WO2023209084A1 (en) | 2022-04-28 | 2023-11-02 | Astrazeneca Ab | Condensed bicyclic heteroaromatic compounds and their use in the treatment of cancer |
WO2023209088A1 (en) | 2022-04-28 | 2023-11-02 | Astrazeneca Ab | Bicyclic heteroaromatic compounds and their use in the treatment of cancer |
WO2023209090A1 (en) | 2022-04-28 | 2023-11-02 | Astrazeneca Ab | Bicyclic heteroaromatic compounds and their application in the treatment of cancer |
US20240116926A1 (en) | 2022-04-28 | 2024-04-11 | Astrazeneca Ab | Heteroaromatic compounds |
WO2024002938A1 (en) | 2022-06-27 | 2024-01-04 | Astrazeneca Ab | Combinations involving epidermal growth factor receptor tyrosine kinase inhibitors for the treatment of cancer |
TW202421146A (zh) | 2022-07-08 | 2024-06-01 | 瑞典商阿斯特捷利康公司 | 用於治療癌症的上皮生長因子受體酪胺酸激酶抑制劑與hgf受體抑制劑的組合 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013169401A1 (en) * | 2012-05-05 | 2013-11-14 | Ariad Pharmaceuticals, Inc. | Compounds for inhibiting cell proliferation in egfr-driven cancers |
JP2013544273A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-12-12 | アストラゼネカ アクチボラグ | 2−(2,4,5−置換−アニリノ)ピリミジン化合物 |
JP2014514348A (ja) * | 2011-05-04 | 2014-06-19 | アリアド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド | Egfr発動性がんの細胞増殖阻害用化合物 |
WO2016070816A1 (zh) * | 2014-11-05 | 2016-05-12 | 上海页岩科技有限公司 | 嘧啶或吡啶类化合物、其制备方法和医药用途 |
JP6709786B2 (ja) * | 2014-12-11 | 2020-06-17 | ベータ ファーマ,インコーポレイテッド | Egfrモジュレーターとしての置換2−アミノピリミジン誘導体 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
OA12514A (en) * | 1999-12-24 | 2006-05-29 | Aventis Pharma Ltd | Azaindoles. |
GB0115109D0 (en) * | 2001-06-21 | 2001-08-15 | Aventis Pharma Ltd | Chemical compounds |
AU2007328981B2 (en) * | 2006-12-08 | 2013-07-11 | F. Hoffmann-La Roche Ag | Substituted pyrimidines and their use as JNK modulators |
US8349898B2 (en) | 2008-11-18 | 2013-01-08 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Sigma-1 receptor ligands and methods of use |
ES2659725T3 (es) * | 2009-05-05 | 2018-03-19 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Inhibidores de EGFR y procedimiento de tratamiento de trastornos |
CN104860941B (zh) | 2014-02-25 | 2017-03-22 | 上海海雁医药科技有限公司 | 2,4‑二取代苯‑1,5‑二胺衍生物及其应用以及由其制备的药物组合物和药用组合物 |
MA40240B1 (fr) * | 2014-06-19 | 2019-03-29 | Ariad Pharma Inc | Composés hétéroaryle d'inhibition de la kinase |
CN106458969A (zh) | 2014-08-25 | 2017-02-22 | 四川海思科制药有限公司 | 一种(取代的苯基)(取代的嘧啶)胺基衍生物及其制备方法和药物用途 |
CN105461695B (zh) * | 2014-09-29 | 2018-03-27 | 齐鲁制药有限公司 | 嘧啶或三嗪衍生物及其制备方法和用途 |
-
2015
- 2015-12-11 US US15/534,838 patent/US10590111B2/en active Active
- 2015-12-11 JP JP2017530208A patent/JP6709786B2/ja active Active
- 2015-12-11 TW TW104141810A patent/TWI618704B/zh not_active IP Right Cessation
- 2015-12-11 SG SG11201704685TA patent/SG11201704685TA/en unknown
- 2015-12-11 EP EP15867768.2A patent/EP3229798A4/en not_active Ceased
- 2015-12-11 CN CN202011112986.3A patent/CN112457298B/zh active Active
- 2015-12-11 SG SG10201909060S patent/SG10201909060SA/en unknown
- 2015-12-11 AU AU2015360360A patent/AU2015360360B2/en active Active
- 2015-12-11 WO PCT/US2015/065286 patent/WO2016094821A2/en active Application Filing
- 2015-12-11 BR BR112017012272-3A patent/BR112017012272A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2015-12-11 EA EA201790921A patent/EA036453B1/ru unknown
- 2015-12-11 CN CN202011112988.2A patent/CN112375067B/zh active Active
- 2015-12-11 KR KR1020177019147A patent/KR20170098865A/ko not_active Application Discontinuation
- 2015-12-11 CA CA2970185A patent/CA2970185C/en active Active
- 2015-12-11 MX MX2017007664A patent/MX2017007664A/es unknown
- 2015-12-11 CN CN201580067776.8A patent/CN108024993B/zh active Active
-
2017
- 2017-05-28 IL IL252554A patent/IL252554A0/en active IP Right Grant
- 2017-06-07 PH PH12017501057A patent/PH12017501057A1/en unknown
- 2017-07-11 CO CONC2017/0006962A patent/CO2017006962A2/es unknown
-
2018
- 2018-04-17 HK HK18104991.1A patent/HK1245634A1/zh unknown
-
2020
- 2020-03-16 US US16/819,539 patent/US11414401B2/en active Active
- 2020-05-25 JP JP2020090467A patent/JP7181558B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014514348A (ja) * | 2011-05-04 | 2014-06-19 | アリアド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド | Egfr発動性がんの細胞増殖阻害用化合物 |
JP2013544273A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-12-12 | アストラゼネカ アクチボラグ | 2−(2,4,5−置換−アニリノ)ピリミジン化合物 |
WO2013169401A1 (en) * | 2012-05-05 | 2013-11-14 | Ariad Pharmaceuticals, Inc. | Compounds for inhibiting cell proliferation in egfr-driven cancers |
WO2016070816A1 (zh) * | 2014-11-05 | 2016-05-12 | 上海页岩科技有限公司 | 嘧啶或吡啶类化合物、其制备方法和医药用途 |
JP6709786B2 (ja) * | 2014-12-11 | 2020-06-17 | ベータ ファーマ,インコーポレイテッド | Egfrモジュレーターとしての置換2−アミノピリミジン誘導体 |
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7181558B2 (ja) | Egfrモジュレーターとしての置換2-アミノピリミジン誘導体 | |
JP6754864B2 (ja) | Egfr変異型キナーゼ活性をモジュレートするための化合物および組成物 | |
JP6431593B6 (ja) | ピリジニルアミノピリミジン誘導体、その製造方法、および用途 | |
RU2656591C2 (ru) | Модуляторы протеин-тирозинкиназы и способы их применения | |
JP5740409B2 (ja) | キナーゼ阻害剤 | |
JP7337395B2 (ja) | Cdk4およびcdk6阻害剤としての2h-インダゾール誘導体およびその治療上の使用 | |
JP6101341B2 (ja) | 置換ピリドピリミジン化合物およびflt3阻害剤としてのこれらの使用 | |
CN105377835A (zh) | 酪氨酸蛋白激酶调节剂及其应用方法 | |
CN113773305A (zh) | 一种氨基嘧啶衍生物及其作为egfr酪氨酸激酶抑制剂的应用 | |
CN115803325A (zh) | 一种egfr抑制剂及其制备方法和应用 | |
CN103936762B (zh) | 吗啉并喹啉类化合物,其制备方法和用途 | |
TWI691500B (zh) | 作為tyro3、axl和mertk(tam)家族受體酪胺酸激酶抑制劑之雜環化合物 | |
JP6943886B2 (ja) | 縮合ピリミジノピペリジン誘導体、ならびにその製造方法および適用 | |
OA18657A (en) | Substituted 2-anilinopyrimidine derivatives as EGFR modulators. | |
CN117357650A (zh) | 包含sos1抑制剂的药物组合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200609 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200609 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220208 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220502 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221018 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7181558 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |