JP2020142889A - スタッカ - Google Patents

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祥吾 蜂谷
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正也 高森
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Abstract

【課題】複数の媒体を適切に整列させる。【解決手段】スタッカ10は、副走査突当壁18とスタッカトレイ本体17と主走査突当壁19と整列棒41とを備えている。副走査突当壁18は、副走査整列面31が形成されている。スタッカトレイ本体17は、排出口14から排出された用紙51が排出方向30に搬送される媒体載置面21が形成され、用紙51が副走査整列面31に突き当たるように配置される主走査突当壁19は、主走査整列面32が形成され、排出口14を排出方向30に延長した仮想搬送路33に主走査整列面32が交差しないように配置されている。整列棒41は、用紙51が主走査整列面32に突き当たるように、用紙51を押し付ける。【選択図】図9

Description

本開示の技術は、スタッカに関する。
スタッカに載置される複数の用紙を整列させる整合装置が知られている(特許文献1〜3参照)。このような整合装置は、用紙の自重、または、用紙に摺動する部材を用いて、複数の用紙を2つの基準壁の両方に押し付け、複数の用紙を整列させている。
実開昭58−137667号公報 特開2012−116579号公報 特開2000−177913号公報
しかしながら、このような整合装置は、用紙が2つの基準壁に適切に押し付けられないことがあり、複数の用紙が適切に整列されないことがある。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、複数の媒体を適切に整列させるスタッカを提供することを目的とする。
実施形態の一つの態様におけるスタッカは、第1整列面が形成される第1壁と、排出口から排出された媒体が排出方向に搬送される載置面が形成され、前記媒体が前記第1整列面に突き当たるように配置されるスタッカトレイと、第2整列面が形成され、前記排出口を前記排出方向に延長した仮想搬送路に前記第2整列面が交差しないように配置される第2壁と、前記媒体が前記第2整列面に突き当たるように、前記媒体を押し付ける整列部材とを備えている。
開示のスタッカは、複数の媒体を適切に整列させることができる。
図1は、実施例のスタッカを示す斜視図である。 図2は、スタッカトレイを示す側面図である。 図3は、スタッカトレイを示す平面図である。 図4は、整列棒とアクチュエータとを示す斜視図である。 図5は、センサホルダと光電センサとを示す斜視図である。 図6は、スキャナの排出口から用紙が排出されたときのスタッカトレイを示す平面図である。 図7は、用紙の角が副走査整列面に突き当たったときのスタッカトレイを示す平面図である。 図8は、用紙の先端が副走査整列面に突き当たったときのスタッカトレイを示す平面図である。 図9は、用紙の縁が主走査整列面に突き当たったときのスタッカトレイを示す平面図である。 図10は、制御部を示すブロック図である。 図11は、スタッカを用いてスキャナの耐久性試験を実行する動作を示すフローチャートである。
以下に、本願が開示する実施形態にかかるスタッカについて、図面を参照して説明する。なお、以下の記載により本開示の技術が限定されるものではない。また、以下の記載においては、同一の構成要素に同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
実施例のスタッカ10は、図1に示されているように、装置土台1とスタッカトレイ土台2とスタッカトレイ3とを備えている。図1は、実施例のスタッカ10を示す斜視図である。装置土台1は、装置載置面5が形成され、突起6が形成されている。装置載置面5は、概ね平坦であり、スタッカ10が設置される設置面7に沿う平面に平行である他の平面に沿うように、形成されている。すなわち、装置載置面5は、設置面7が水平面に沿うときに、他の水平面に沿っている。突起6は、装置載置面5の縁に形成され、装置載置面5より設置面7から遠い側に突出している。
装置土台1は、スキャナ8が載置されることに利用される。スキャナ8は、シュータ11と搬送部12とを備え、図示されていない読取部を備えている。搬送部12は、排出口14が形成され、図示されていない搬送路が形成されている。搬送路の一端は、シュータ11に繋がり、搬送路の他端は、排出口14に繋がっている。搬送部12は、シュータ11に複数の用紙が載置されているときに、複数の用紙のうちの1枚の用紙を搬送路に繰り出し、シュータ11に1枚の用紙が載置されているときに、その1枚の用紙を搬送路に繰り出す。搬送部12は、シュータ11から搬送路に繰り出された1枚の用紙を搬送路に沿って搬送させ、排出口14から排出する。読取部は、搬送路に沿って搬送される用紙の画像を撮像する。スキャナ8は、スキャナ8のうちの一部が装置載置面5に接触するように、かつ、スキャナ8のうちの他の一部16が突起6に接触するように、装置土台1に載置されることにより、装置土台1に対して所定の位置に配置され、装置土台1に固定される。
スタッカトレイ土台2は、装置土台1に固定され、装置土台1とともに設置面7に載置される。スタッカトレイ3は、スタッカトレイ本体17と副走査突当壁18と主走査突当壁19とを備えている。スタッカトレイ本体17は、概ね長方形の板状に形成され、概ね平坦な媒体載置面21が形成されている。スタッカトレイ本体17は、スキャナ8が装置土台1に対して所定の位置に配置されるときに、スタッカトレイ本体17がスキャナ8に対して所定の位置に配置されるように、スタッカトレイ土台2に固定されている。スタッカトレイ本体17は、スタッカトレイ本体17がスキャナ8に対して所定の位置に配置されるときに、スタッカトレイ本体17の1つの上流側縁23がスキャナ8の排出口14のうちの設置面に近い側の縁に沿うように、配置されている。
副走査突当壁18は、概ね平坦である帯状に形成されている。副走査突当壁18は、スタッカトレイ本体17の上流側縁23の反対側の下流側縁24に沿うように、配置され、スタッカトレイ本体17に固定されている。主走査突当壁19は、概ね平坦である帯状に形成されている。主走査突当壁19は、スタッカトレイ本体17のうちの側面側縁25に沿うように、かつ、媒体載置面21に沿う平面に垂直である平面に沿うように、配置され、スタッカトレイ3に固定されている。側面側縁25は、スタッカトレイ本体17のうちの上流側縁23と下流側縁24と異なる2つの縁の一方に配置されている。主走査突当壁19の一端は、副走査突当壁18の一端に接合されている。
スタッカトレイ3は、整列棒用切欠き27とセンサ用切欠き28と把持用切欠き29とが形成されている。整列棒用切欠き27は、スタッカトレイ本体17に形成されている。センサ用切欠き28は、スタッカトレイ本体17の下流側縁24と副走査突当壁18とに形成されている。把持用切欠き29は、スタッカトレイ本体17の下流側縁24と副走査突当壁18とに形成され、センサ用切欠き28と主走査突当壁19との間に形成されている。
図2は、スタッカトレイ3を示す側面図である。スタッカトレイ本体17は、上流側縁23と設置面7との間の距離が、下流側縁24と設置面7との間の距離より大きくなるように、傾斜して配置されている。スタッカトレイ本体17は、さらに、媒体載置面21に沿う平面が排出方向30に平行であるように、配置されている。排出方向30は、スキャナ8が排出口14から用紙を排出する方向に概ね平行であり、媒体載置面21に沿う平面と、設置面7に沿う平面とが交差する交線に垂直である。スタッカトレイ3は、設置面7が水平面に沿うときに、媒体載置面21に沿う平面と水平面とがなす角αが、20度から40度までの範囲に含まれるように、配置されている。
図3は、スタッカトレイ3を示す平面図である。副走査突当壁18は、概ね平坦である副走査整列面31が形成されている。副走査突当壁18は、副走査整列面31に沿う平面が、媒体載置面21に沿う平面に垂直であるように、配置されている。副走査突当壁18は、副走査突当壁18のうちの主走査突当壁19に近い側の端が、副走査突当壁18のうちの主走査突当壁19から遠い側の端より、スキャナ8の排出口14から遠くなるように、傾斜して配置されている。このとき、副走査突当壁18は、副走査整列面31に沿う平面と、排出方向30に垂直である平面34とがなす角βが、3度から7度までの範囲に含まれるように、配置されている。
主走査突当壁19は、概ね平坦である主走査整列面32が形成されている。主走査突当壁19は、主走査整列面32に沿う平面が、媒体載置面21に沿う平面に垂直であるように、配置されている。主走査突当壁19は、さらに、主走査整列面32に沿う平面が、副走査整列面31に沿う平面に垂直であるように、配置されている。スタッカトレイ3は、仮想搬送路33が形成されている。仮想搬送路33は、媒体載置面21に沿い、スキャナ8の排出口14を排出方向30に延長した領域に一致している。主走査突当壁19は、さらに、主走査整列面32のうちのスキャナ8の排出口14から遠い側の端と、仮想搬送路33との間の距離aが4mmから12mmまでの範囲に含まれるように、配置されている。
スタッカ10は、図4に示されているように、整列棒41とアクチュエータ42とをさらに備えている。図4は、整列棒41とアクチュエータ42とを示す斜視図である。整列棒41は、整列棒本体43とクッション44とを備えている。整列棒41は、概ね棒状に形成されている。クッション44は、整列棒本体43が形成される材料より軟らかい材料で形成され、整列棒41の一部を覆うように配置され、整列棒41に固定されている。整列棒41は、整列位置または待機位置に配置されるように、回転軸45を中心に回転可能にスタッカトレイ本体17に支持されている。回転軸45は、媒体載置面21に沿う平面に概ね平行であり、主走査整列面32に沿う平面に概ね平行である。
整列棒41は、整列位置に配置されるときに、スタッカトレイ本体17に載置される用紙にクッション44が接触するように、かつ、その用紙がクッション44と主走査整列面32との間に挟まれるように、配置される。整列棒41は、待機位置に配置されるときに、スタッカトレイ本体17に載置される用紙にクッション44が接触しないように、媒体載置面21に沿う平面より設置面7に近い側に配置される。アクチュエータ42は、回転軸45を中心に整列棒41を回転させ、整列位置または待機位置に配置する。
スタッカ10は、図5に示されているように、センサホルダ46と光電センサ47とをさらに備えている。図5は、センサホルダ46と光電センサ47とを示す斜視図である。センサホルダ46は、屈曲した板から形成されている。センサホルダ46は、副走査突当壁18よりスキャナ8の排出口14から遠い側に配置され、センサ用切欠き28の近傍に配置され、副走査突当壁18に固定されている。
光電センサ47は、発光部48と受光部49とを備えている。発光部48は、スタッカトレイ本体17より設置面7から遠い側に配置され、センサ用切欠き28の近傍に配置され、センサホルダ46に固定されている。受光部49は、スタッカトレイ本体17より設置面7に近い側に配置され、センサ用切欠き28の近傍に配置され、センサホルダ46に固定されている。光電センサ47は、発光部48からセンサ用切欠き28に向かって進行する光を発光部48に発光させる。
スキャナ8の排出口14から排出された用紙51は、図6に示されているように、仮想搬送路33から外れないように、仮想搬送路33に沿って排出方向30に搬送される。図6は、スキャナ8の排出口14から用紙51が排出されたときのスタッカトレイ3を示す平面図である。言い換えれば、仮想搬送路33は、スキャナ8の排出口14から排出された用紙51が搬送される領域である。
用紙51は、スキャナ8の排出口14から離れた後に、図7に示されているように、仮想搬送路33に沿って搬送されることにより、用紙51のうちの1つの角52が副走査突当壁18の副走査整列面31に突き当たる。図7は、用紙51の角52が副走査整列面31に突き当たったときのスタッカトレイ3を示す平面図である。用紙51の角52は、用紙51の先端53のうちの主走査突当壁19から遠い側の端である。このとき、用紙51は、角βが3度以上であることにより、用紙51の角52をより確実に副走査整列面31に最初に突き当てることができる。スタッカ10は、距離aが4mm以上であることにより、角52が副走査整列面31に突き当たる前に、用紙51が主走査整列面32に接触することをより確実に防止することができる。用紙51は、角52が副走査整列面31に突き当たったときに、光電センサ47の発光部48と受光部49との間を遮蔽する。すなわち、光電センサ47は、仮想搬送路33を搬送される用紙51の角52が副走査整列面31に突き当たったときに、用紙51により発光部48と受光部49との間が遮蔽されるように、仮想搬送路33の内側に配置されている。
用紙51は、角52が副走査整列面31に突き当たった後に、図8に示されているように、自重により、先端53が副走査整列面31に沿うように、回転する。図8は、用紙51の先端53が副走査整列面31に突き当たったときのスタッカトレイ3を示す平面図である。スタッカ10は、距離aが4mm以上であることにより、先端53が副走査整列面31に沿う前に、主走査整列面32に接触することをより確実に防止することができ、先端53を副走査整列面31に適切に沿わせることができる。用紙51は、先端53が副走査整列面31に沿った後に、整列棒41が待機位置から整列位置に移動することにより、整列棒41のクッション44に押し付けられ、用紙51の1つの縁54が主走査整列面32に突き当たり、縁54が主走査整列面32に沿う。図9は、用紙51の縁54が主走査整列面32に突き当たったときのスタッカトレイ3を示す平面図である。言い換えれば、整列棒41は、整列位置に配置されたときに、クッション44と主走査整列面32との間の距離が用紙51の幅と概ね等しくなるように、形成されている。スタッカ10は、クッション44が軟らかい材料で形成されていることにより、用紙51が整列棒41に押し付けられた場合でも、用紙51が損傷することを防止することができる。
用紙51は、縁54が主走査整列面32に接触したときに、光電センサ47の発光部48と受光部49との間から外れる。すなわち、光電センサ47は、用紙51の縁54が主走査整列面32に沿うときに、用紙51により発光部48と受光部49との間が遮蔽されないように、仮想搬送路33の内側に配置されている。
スタッカ10は、図10に示されているように、制御部61をさらに備えている。図10は、制御部61を示すブロック図である。制御部61は、情報伝達可能に光電センサ47とアクチュエータ42とに接続されている。制御部61は、コンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)62と記憶装置63とを備えている。CPU62は、制御部61にインストールされるコンピュータプログラムを実行することにより、情報処理し、記憶装置63を制御し、光電センサ47とアクチュエータ42とを制御する。記憶装置63としては、RAM、ROM等のメモリ、ハードディスクのような固定ディスク装置、SSD(Solid State Drive)が例示される。記憶装置63は、制御部61にインストールされるコンピュータプログラムを記録し、CPU62により利用される情報を記録する。
制御部61は、整列棒41が整列位置または待機位置に配置されるように、アクチュエータ42を制御する。制御部61は、発光部48が発光するように、また、発光部48から発光された光が受光部49に受光されたか否が検出されるように、光電センサ47を制御する。制御部61は、発光部48から発光される光が受光部49に受光されたか否かに基づいて、スキャナ8の排出口14から排出された用紙が副走査整列面31に接触しているか否かを判定する。すなわち、制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されていると検出されたときに、スキャナ8の排出口14から排出された用紙51が副走査整列面31に接触していないと判定する。制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されていないと検出されたときに、スキャナ8の排出口14から排出された用紙51が副走査整列面31に接触していると判定する。制御部61は、さらに、発光部48から発光された光が受光部49に受光されたか否かに基づいて、先端53が副走査整列面31に沿う用紙51の縁54が主走査整列面32に接触しているか否かを判定する。すなわち、制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されていると検出されたときに、先端53が副走査整列面31に沿う用紙51の縁54が主走査整列面32に接触していないと判定する。制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されていないと検出されたときに、先端53が副走査整列面31に沿う用紙51の縁54が主走査整列面32に接触していると判定する。
図11は、スタッカ10を用いてスキャナ8の耐久性試験を実行する動作を示すフローチャートである。ユーザは、スキャナ8の耐久性試験を実行するときに、ロボットを制御することにより、所定のサイズ(たとえば、A4判)の複数の用紙から形成される紙束をスキャナ8のシュータ11に載置し(ステップS1)、スキャナ8がスキャン動作を開始するようにスキャナ8を操作する(ステップS2)。スキャナ8は、スキャン動作の開始の操作がされると、シュータ11に載置された複数の用紙のうちの1つの用紙51を搬送路に繰り出し、搬送路を搬送される用紙51の画像を読み取り、画像が読み取られた用紙51を排出口14から排出する(ステップS3)。
用紙51は、排出口14から排出された後に、排出口14から離れ、仮想搬送路33に沿って搬送され、用紙51の角52が副走査突当壁18の副走査整列面31に衝突する(ステップS4)。用紙51は、角52が副走査整列面31に衝突すると、光電センサ47の発光部48と受光部49との間を遮蔽する。光電センサ47は、用紙51により発光部48と受光部49との間が遮蔽されることにより、発光部48の光が受光部49に受光されないことを検出する。制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されないことにより、用紙51が副走査整列面31に接触していると判定する(ステップS5)。用紙51は、角52が副走査整列面31に衝突した後に、回転し、角52が副走査整列面31に衝突したタイミングから一定期間経過後に、先端53が副走査整列面31に沿う。一定期間としては、0.5秒が例示される。
制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されないことが検出されたタイミングから一定期間待機する(ステップS6)。制御部61は、一定期間待機した後に、すなわち、用紙51の先端53が副走査整列面31に沿った後に、アクチュエータ42を制御することにより、整列棒41を回転させ、整列棒41を整列位置に配置する(ステップS7)。整列棒41は、整列位置に配置されることにより、主走査突当壁19に向かって用紙51を押し付ける。用紙51は、整列棒41により押し付けられることにより、縁54が主走査整列面32に接触し、縁54が主走査整列面32に沿う(ステップS8)。用紙51は、縁54が主走査整列面32に沿うと、光電センサ47の発光部48と受光部49との間から外れる。光電センサ47は、用紙51が発光部48と受光部49との間から外れることにより、発光部48の光が受光部49に受光されたことを検出する。制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されたことが検出されたことにより、用紙51の縁が主走査整列面32に沿っていると判定する。制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されないことが検出されたときに(ステップS9、No)、異常が発生したと判定し、動作を中断する。制御部61は、発光部48の光が受光部49に受光されたことが検出されたときに(ステップS9、Yes)、アクチュエータ42を制御することにより、整列棒41を回転させ、整列棒41を待機位置に配置する(ステップS10)。
スタッカ10とスキャナ8とは、シュータ11に載置された複数の用紙の全部が排出口14から排出されていないときに(ステップS11、No)、再度、ステップS3〜ステップS10の処理を実行する。
ロボットは、スキャナ8のシュータ11に載置された複数の用紙の全部が排出口14から排出されたときに(ステップS11、Yes)、スタッカ10に載置される複数の用紙を把持する(ステップS12)。このとき、ロボットは、スタッカトレイ3に把持用切欠き29が形成されていることにより、スタッカ10に載置される複数の用紙を適切に容易に把持することができる。
スキャナ8が予定枚数の用紙を搬送していないときに(ステップS13、No)、ロボットは、再度、ステップS1〜ステップS2の処理を実行し、スタッカ10とスキャナ8とは、ステップS3〜ステップS10の処理を実行する。
このような動作によれば、スタッカ10は、複数の用紙を1枚ずつ副走査整列面31と主走査整列面32とに沿わせることにより、複数の用紙を適切に整列させることができる。スタッカ10は、さらに、スタッカ10に載置される複数の用紙をロボットが整列させる必要がなく、ロボットの動作を簡単にし、スキャナ8の耐久性試験を容易に実行することができる。ところで、図11のフローチャートの動作は、ロボットを用いて実行されているが、ロボットの代わりにユーザが実行してもよい。スタッカ10は、ユーザの動作を容易にすることができる。また、スタッカ10は、複数の用紙を整列させているが、用紙と異なる他の媒体を整列させることに利用されてもよい。その媒体としては、プラスチック製のカードが例示される。
[実施例のスタッカ10の効果]
実施例のスタッカ10は、副走査突当壁18とスタッカトレイ本体17と主走査突当壁19と整列棒41とを備えている。副走査突当壁18は、副走査整列面31が形成されている。スタッカトレイ本体17は、排出口14から排出された用紙51が排出方向30に搬送される媒体載置面21が形成され、用紙51が副走査整列面31に突き当たるように配置されている。主走査突当壁19は、主走査整列面32が形成され、排出口14を排出方向30に延長した仮想搬送路33に主走査整列面32が交差しないように配置されている。整列棒41は、用紙51が主走査整列面32に突き当たるように、用紙51を押し付ける。
このとき、スタッカ10は、用紙51の先端53が副走査整列面31に沿う前に用紙51が主走査整列面32に接触することを防止し、用紙51の先端53を副走査整列面31に適切に沿わせることができる。スタッカ10は、用紙51の先端53が副走査整列面31に沿った後に、整列棒41を用いて用紙51の縁54を主走査整列面32に沿わせることにより、用紙51を適切に整列させることができる。
また、実施例のスタッカ10は、光電センサ47とアクチュエータ42と制御部61とをさらに備えている。光電センサ47は、用紙51が副走査整列面31に接触したか否かを検出する。アクチュエータ42は、整列棒41を駆動する。制御部61は、副走査整列面31に用紙51が接触したことが検出されたときに、用紙51が主走査突当壁19に突き当たるように、アクチュエータ42を制御する。このとき、スタッカ10は、用紙51の先端53が副走査整列面31に突き当たった後に、自動的に、整列棒41で用紙51を主走査整列面32に突き当てることができ、用紙51を容易に整列させることができる。
また、実施例のスタッカ10の光電センサ47は、用紙51に非接触で用紙51が副走査整列面31に接触したか否かを検出する。このとき、スタッカ10は、光電センサ47が非接触で用紙51を検出することにより、用紙51を整列させるときに、用紙51の損傷を低減することができる。
ところで、既述の実施例のスタッカ10の光電センサ47は、用紙51に非接触で用紙51が副走査整列面31に接触したか否かを検出しているが、用紙51に接触して用紙51が副走査整列面31に接触したか否かを検出する他のセンサに置換されてもよい。スタッカ10は、このようなセンサが設けられた場合でも、用紙51を適切に整列させることができる。
また、実施例のスタッカ10の光電センサ47は、用紙51が主走査整列面32に接触したか否かをさらに検出する。制御部61は、主走査整列面32に用紙51が接触したことが検出されたときに、整列棒41が用紙51から離れるように、アクチュエータ42を制御する。このとき、スタッカ10は、用紙51の次に搬送される次の用紙が副走査整列面31に突き当たる前に、次の用紙が整列棒41に突き当たることを防止し、排出口14から次々に排出される複数の用紙を適切に整列させることができる。さらに、スタッカ10は、用紙51が主走査整列面32に接触したか否かを検出するセンサを光電センサ47と別個に設ける必要がなく、部品点数を低減し、製造コストを低減することができる。
ところで、整列棒41は、棒状に形成されているが、棒状と異なる形状に形成される他の整列部材に置換されてもよい。スタッカ10は、このような整列部材が設けられた場合でも、用紙51を適切に整列させることができる。
また、実施例のスタッカ10の媒体載置面21に沿う平面と水平面とがなす角αは、20度から40度までの範囲に含まれている。このとき、スタッカ10は、角αが20度以上であることにより、用紙51が副走査整列面31に突き当たる前に用紙51が停止してしまうことを防止し、用紙51を副走査整列面31に確実に突き当てることができる。スタッカ10は、さらに、角αが40度以下であることにより、用紙51が副走査整列面31に衝突する衝撃を低減することができ、用紙51の損傷を防止することができる。ところで、角αは、20度から40度までの範囲に含まれているが、用紙51のサイズがA4判より小さいときに、20度より小さくしてもよく、用紙51のサイズがA4判より大きいときに、40度より大きくしてもよい。
また、実施例のスタッカ10は、排出方向30に垂直である平面34と、副走査整列面31に沿う平面とがなす角βが、3度から7度までの範囲に含まれている。このとき、スタッカ10は、角βが3度以上であることにより、用紙51の角52を副走査整列面31に最初に突き当てることができる。スタッカ10は、角βが7度以下であることにより、用紙51の先端53が副走査整列面31に沿うまでの時間を短時間化することができる。ところで、角βは、3度から7度までの範囲に含まれているが、用紙51のサイズがA4判より小さいときに、3度より小さくしてもよく、用紙51のサイズがA4判より大きいときに、7度より大きくしてもよい。
また、実施例のスタッカ10は、排出口14から用紙51を排出するスキャナ8をスタッカトレイ本体17に対する所定の位置に固定する装置土台1をさらに備えている。このとき、スタッカ10は、スキャナ8から排出された複数の用紙をスキャナ8のシュータ11に載置する動作が実行されるときに、複数の用紙を整列させる必要がなく、その動作を容易化することができる。スタッカ10は、スキャナ8と異なる他のスキャナに対しても、スキャナ8と同様に、その動作を容易化することができる。
ところで、既述のスタッカ10は、スキャナ8の耐久性試験に利用されているが、スキャナ8と異なる媒体搬送装置の耐久性試験に利用されてもよい。媒体搬送装置としては、プリンタが例示される。
既述のスタッカトレイ3と整列棒41とは、スキャナ8と別個のスタッカ10に設けられているが、スキャナ8に設けられてもよい。スキャナ8は、スタッカトレイ3と整列棒41とが設けられることにより、排出された用紙を適切に整列させることができる。また、スタッカトレイ3と整列棒41とは、スキャナ8と異なる媒体搬送装置(たとえば、プリンタ)に設けられてもよい。
以上、実施例を説明したが、前述した内容により実施例が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、実施例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
10 :スタッカ
1 :装置土台
2 :スタッカトレイ土台
3 :スタッカトレイ
8 :スキャナ
14 :排出口
17 :スタッカトレイ本体
18 :副走査突当壁
19 :主走査突当壁
21 :媒体載置面
30 :排出方向
31 :副走査整列面
32 :主走査整列面
33 :仮想搬送路
34 :平面
41 :整列棒
42 :アクチュエータ
47 :光電センサ
51 :用紙
52 :角
53 :先端
54 :縁
61 :制御部

Claims (7)

  1. 第1整列面が形成される第1壁と、
    排出口から排出された媒体が排出方向に搬送される載置面が形成され、前記媒体が前記第1整列面に突き当たるように配置されるスタッカトレイと、
    第2整列面が形成され、前記排出口を前記排出方向に延長した仮想搬送路に前記第2整列面が交差しないように配置される第2壁と、
    前記媒体が前記第2整列面に突き当たるように、前記媒体を押し付ける整列部材
    とを備えるスタッカ。
  2. 前記媒体が前記第1整列面に接触したか否かを検出するセンサと、
    前記整列部材を駆動するアクチュエータと、
    前記第1整列面に前記媒体が接触したことが検出されたときに、前記媒体が前記第2壁に突き当たるように、前記アクチュエータを制御する制御部
    とをさらに備える請求項1に記載のスタッカ。
  3. 前記センサは、前記媒体に非接触で前記媒体が前記第1整列面に接触したか否かを検出する
    請求項2に記載のスタッカ。
  4. 前記センサは、前記媒体が前記第2整列面に接触したか否かをさらに検出し、
    前記制御部は、前記第2整列面に前記媒体が接触したことが検出されたときに、前記整列部材が前記媒体から離れるように、前記アクチュエータを制御する
    請求項2または請求項3に記載のスタッカ。
  5. 前記載置面に沿う平面と水平面とがなす角は、20度から40度までの範囲に含まれる
    請求項1に記載のスタッカ。
  6. 前記排出方向に垂直である平面と、前記第1整列面に沿う平面とがなす角は、3度から7度までの範囲に含まれる
    請求項1に記載のスタッカ。
  7. 前記排出口から前記媒体を排出する装置を前記スタッカトレイに対する所定の位置に固定する装置土台
    をさらに備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のスタッカ。
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