JP2020142556A - ハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バーエンドのメンテナンス性を向上させることができる。【解決手段】中空形状に形成されるハンドルバー30は、L字溝G1を有する。L字溝G1は、開口端33からハンドルバー30の長手方向に形成された第1溝部31と、第1溝部31に連接してハンドルバー30の略円周方向に形成された第2溝部32とから成る。ネジ受け部20の突起部23を第2溝部32に係合させた状態で、ネジ51をネジ受け部20のネジ穴21に螺合させると、バーエンド10およびネジ受け部20がハンドルバー30に対して固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造に関する。
従来、車両のハンドルにはハンドルバー(ハンドルパイプ)が設けられ、ハンドルバーの端部にバーエンド(グリップエンド)が設けられる。バーエンドは一般に、ハンドルバーの内部に設けられたねじ受けに取り付ねじで締結される。しかし、ねじ受けはハンドルバー内へ圧入や溶接によって取り付けられるため、組み付け等の生産性が低いだけでなく、メンテナンス性も低い。特に、車両の転倒等によってねじ受けのねじ穴が損傷した場合でも、ねじ受けを交換することは容易でない。
特許文献1には、インナウェイト(ねじ受け)から突出する係止ピンとハンドルバーの貫通穴とを係合させ、ハンドルバーから一部突出するインナウェイトの小径部にアウタウェイト(バーエンド)をネジで締め付けるハンドルが開示されている。このハンドルにおいては、小径部とアウタウェイトとの締結力によって、ハンドルバーが部分的に係止ピンとアウタウェイトとで挟み込まれる。
また、特許文献2には、ナット部材(ねじ受け)に取り付けられる取り付け部材の舌部とハンドルパイプの位置決め孔を係合させ、ウェイト固定ボルトによるナット部材とハンドルウェイト(バーエンド)との締結力によって、ハンドルパイプを舌部とハンドルウェイトとで挟み込む構成が開示されている。また、特許文献3には、ナット(ねじ受け)と係合するゴム部材の拡開部とハンドルバーの溝とを係合させ、ボルトによるナットとバランスウェイト(バーエンド)との締結力によって、拡開部とバランスウェイトとでハンドルバーを挟み込む構成が開示されている。
特開2013−6431号公報 特開2012−250589号公報 実開平2−54794号公報
しかしながら、特許文献1では、係止ピンをハンドルバーの貫通穴に挿通してから螺合する必要があるので、組み付け作業が繁雑であるだけでなく、インナウェイトを取り外すためにはネジだけでなく係止ピンを抜く必要があり、メンテナンスの作業性も低い。また、特許文献2は、ナット部材、取り付け部材およびダイナミックダンパが一体のアセンブリとなった特殊な構成であるので、メンテナンス作業が煩雑である。また、特許文献3では、ハンドルバーの内側に溝を形成する必要がある。しかも、ゴム部材の拡開部が溝に嵌っているので、ゴム部材と係合するナットを取り外すことは容易でなく、メンテナンス性が低い。
本発明は、バーエンドのメンテナンス性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造は、開口端を有する中空形状のハンドルバーと、突起部を有し、前記ハンドルバーの内側に挿入されるネジ受け部と、前記ハンドルバーの前記開口端側に配置されるバーエンドと、前記バーエンドを介して前記ネジ受け部に螺合されるネジと、を有し、前記ハンドルバーには、前記開口端から前記ハンドルバーの長手方向に形成された第1溝部と、前記第1溝部に連接して前記ハンドルバーの略円周方向に形成された第2溝部と、から成るL字溝が形成され、前記ネジ受け部の前記突起部が前記第2溝部に係合した状態で、前記ネジが前記ネジ受け部に螺合されることで、前記バーエンドおよび前記ネジ受け部が前記ハンドルバーに対して固定されることを特徴とする。
本発明によれば、バーエンドのメンテナンス性を向上させることができる。
第1の実施の形態に係るバーエンドの取り付け構造が適用されるハンドルの要部の分解斜視図である。 組み付け状態のハンドルの端部の側面図である。 組み付け状態のハンドルの端部の縦断面図である。 変形例のハンドルの端部の縦断面図である。 第2の実施の形態に係るハンドルの端部の縦断面図である。 第3の実施の形態におけるハンドルの要部の分解斜視図である。 変形例におけるハンドルの要部の分解斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るバーエンドの取り付け構造が適用されるハンドルの要部の分解斜視図である。このハンドル100は、例えば車両に搭載される。本実施の形態では、代表して右側のハンドル100について説明するが、左側のハンドルはハンドル100と左右対称に構成される。本発明が適用される車両は、自動二輪車に限定されず、端部が棒状のハンドルを有する車両であれば、バギー等の、三輪車や四輪車であってもよい。図2は、組み付け状態のハンドル100の端部の側面図である。
ハンドル100は、端部近傍において、主として、バーエンド10、ネジ受け部20、ハンドルバー30およびネジ51を有する。バーエンド10、ネジ受け部20、ハンドルバー30はそれぞれ、金属または樹脂で一体に形成される。ハンドルバー30は、中心軸線X1方向を長手方向とする中空形状(パイプ型)に形成され、自由端部に開口端33を有する。ハンドルバー30には、2つのL字溝G(G1、G2)が形成されている。L字溝G1、G2については後述する。
ネジ受け部20は、中心軸線X1に略平行な溝22と、溝22に対して円周方向に隣接する突起部23とを有する。溝22および突起部23の組は、中心軸線X1を挟んで対称位置に2組設けられる(突起部23は1つのみ図示されている)。突起部23はネジ受け部20の外周面から外方に突出している。ネジ受け部20の中心には、ネジ51が螺合されるためのネジ穴21が形成されている。ネジ受け部20は、突起部23を除き、ハンドルバー30の内側に挿入される。
バーエンド10は、ハンドルバー30の開口端33側に配置される。バーエンド10は、2つの溝22のそれぞれに係合する2つのリブ11を有する(リブ11は1つのみ図示されている)。リブ11の延設方向は中心軸線X1と略平行である。バーエンド10の中心には、ネジ51が挿通される穴12が形成されている。
図3は、組み付け状態のハンドル100の端部の中心軸線X1に沿った縦断面図である。ハンドルバー30内には電子部品35が内装されている。電子部品35は、例えば、スロットルセンサ(アクセルポジションセンサ)である。図3では、中心軸線X1と突起部23を通る部分断面が表されている。図1〜図3で、L字溝G1、G2を説明する。L字溝G1とL字溝G2とは、中心軸線X1を挟んで対称位置に設けられ、両者の構成は共通するので、代表してL字溝G1について説明する。
L字溝G1は、開口端33からハンドルバー30の長手方向(中心軸線X方向)に形成された第1溝部31と、第1溝部31に連接してハンドルバー30の略円周方向に形成された第2溝部32とから成る。L字溝G1は、側面視でL字形状を呈する。第1溝部31の幅(ハンドルバー30の円周方向における間隔)は、バーエンド10のリブ11の幅と同等以上であり、且つ、ハンドルバー30の円周方向における突起部23の長さよりも大きい。第1溝部31の幅とネジ受け部20の溝22の幅とは略同一である。ハンドルバー30の長手方向において、第2溝部32の幅は、ネジ受け部20の突起部23の長さと同等以上である。ハンドルバー30の長手方向における、第2溝部32の、開口端33とは反対側の端面は端面32aである。
なお、ハンドルバー30の略円周方向において、L字溝G1、G2のそれぞれにおける、第1溝部31からの第2溝部32の延設方向は、図2に例示した方向とは逆であってもよい。言い換えると、L字溝G1、G2はそれぞれ、側面視で逆L字形状を呈してもよい。あるいは、L字溝G1、G2はそれぞれ、ハンドルバー30の内側から見てL字形状を呈してもよい。
ハンドル100の組み付けは次のようになされる。まず、作業者は、ハンドルバー30の開口端33からネジ受け部20をハンドルバー30の内部へ挿入する。その際、作業者は、ネジ受け部20の突起部23を第1溝部31に通す。やがて、突起部23が第1溝部31の奥側の端面32a(第2溝部32の開口端33と反対側の端面)に当接するので、仮に手を離しても、ネジ受け部20はハンドル100の内部に落下することがない。その後、作業者は、ネジ受け部20をハンドル100に対して相対的に回転させて、突起部23を第2溝部32に嵌めるように係合させる(図2)。この状態で、ネジ受け部20は螺着前の仮位置決め状態となり、仮に手を離しても姿勢は維持される。従って、第1溝部31はネジ受け部20の装着ガイドの機能を果たすと共に、第2溝部32はネジ受け部20の仮位置決めの機能を果たす。また、この仮位置決め状態においては、ハンドルバー30の円周方向における第1溝部31の位置とネジ受け部20の溝22の位置とが略一致する。
次に、作業者は、バーエンド10のリブ11を、第1溝部31および溝22に挿通すると共に、バーエンド10をハンドルバー30の開口端33に対向させる。そして、作業者は、バーエンド10の穴12を介して、ネジ51を、ネジ受け部20のネジ穴21に螺合する。すると、第2溝部32とバーエンド10との間にあるハンドルバー30の肉部34が、突起部23とバーエンド10とによって挟み込まれる。これによって、バーエンド10およびネジ受け部20がハンドルバー30に対して固定される(図2、図3)。このような挟み込みによる固定は、L字溝G1、G2の双方に対応する部分において一斉になされる。従って、組み付け作業が簡単である。
また、故障部品の交換等のためにメンテナンスを行う際には、作業者は、ネジ51を外し、ハンドルバー30からバーエンド10を取り去った後、ネジ受け部20を少し回転させてからハンドルバー30から抜き取ればよい。従って、メンテナンス作業が簡単である。
本実施の形態によれば、突起部23が第2溝部32に係合した状態で、ネジ51がネジ穴21に螺合されると、肉部34が突起部23とバーエンド10とによって挟み込まれることによって、バーエンド10およびネジ受け部20がハンドルバー30に対して固定される。これにより、バーエンド10の組み付け性およびメンテナンス性を向上させることができる。
また、突起部23はネジ受け部20に一体に形成されるので、部品点数を抑制すると共に、ネジ受け部20の仮位置決めが容易となり、組み付け性の向上にも寄与する。
また、仮位置決め状態および組み付け状態において、バーエンド10のリブ11が、第1溝部31に嵌っているので、ネジ受け部20が不用意に回転して突起部23と第2溝部32との係合が外れることを回避することができる。このことは、ネジ受け部20の仮位置決め状態だけでなく、バーエンド10の組み付け状態においても該当する。従って、ネジ受け部20の仮位置決め状態、あるいはバーエンド10の組み付け状態を安定して維持することができる。
また、突起部23とL字溝Gとの組は、ハンドルバー30の円周方向において複数存在するので、バーエンド10の組み付け状態を安定させることができる。なお、突起部23とL字溝Gとの組は3以上であってもよい。
なお、バーエンド10の組み付け性およびメンテナンス性を向上させる観点に限れば、突起部23とL字溝Gとの組は1つであってもよい。あるいは、バーエンド10のL字溝G1、G2のうち一方から第2溝部32を廃止し(第1溝部31のみとする)、且つ、ネジ受け部20が2つの溝22を備えると共に突起部23を1つだけ備える構成であってもよい。
なお、本実施の形態では、突起部23はネジ受け部20に一体に形成された。しかし、突起部を別体で構成し、ネジ受け部20に固定してもよい。例えば、図4に変形例を示すように、ネジ受け部20に設けたネジ穴24に、予め、ネジ52を螺合する。ネジ52の頭部の直径は、ハンドルバー30の長手方向における突起部23の長さと同等である。組み付け時においては、ネジ52が螺合されたネジ受け部20は、図1〜図3で説明した突起部23付きのネジ受け部20と同様に扱うことができる。このような構成であっても、バーエンド10の組み付け性およびメンテナンス性を向上させる効果を得ることができる。なお、ネジ52とL字溝Gとの組は1組でもよいし、2組以上であってもよい。
また、仮に、バーエンド10が外力を受けたことで、バーエンド10が電子部品35のある側に変位したとしても、ネジ受け部20が電子部品35に当接するよりも先に、突起部23が端面32aと当接する。あるいは、突起部23が端面32aに当接した状態でバーエンド10が外力を受けても、ネジ受け部20が電子部品35に当接することはない。従って、ネジ受け部20がハンドルバー30内の電子部品35に干渉することを回避することができる。よって、ハンドルバー30の内部の構成物を保護することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るハンドル100の端部の縦断面図である。図5は図3に対応している。本実施の形態におけるハンドル100は、第1の実施の形態に対し、バーエンド10とネジ受け部20との間にゴム等の弾性部材53が介在する点が異なり、その他の基本的構成は第1の実施の形態と同様である。弾性部材53は環状の部材であり、弾性部材53の中心には、バーエンド10の穴12に連通しネジ51が挿通される穴53aが形成されている。中心軸線X1方向から見た弾性部材53の外郭形状は、突起部23を除いたネジ受け部20の形状とほぼ同じである。
かかる構成において、ネジ受け部20の突起部23を第2溝部32に係合させるまでの手順は第1の実施の形態と同様である。作業者は、バーエンド10のリブ11を、第1溝部31および溝22に挿通する際、弾性部材53を介して、バーエンド10をハンドルバー30の開口端33に対向させる。そして、作業者は、バーエンド10の穴12および弾性部材53の穴53aを介して、ネジ51を、ネジ受け部20のネジ穴21に螺合する。すると、肉部34が、突起部23とバーエンド10とによって挟み込まれることによって、バーエンド10、弾性部材53およびネジ受け部20がハンドルバー30に対して固定される。
ここで、本実施の形態では、図5に示すように、ハンドルバー30の長手方向において、第2溝部32の幅はネジ受け部20の突起部23の長さより大きくなっている。バーエンド10およびネジ受け部20がハンドルバー30に対して固定された状態において、端面32aと突起部23との間には、隙間CLが形成される。ハンドルバー30の長手方向にバーエンド10が外力を受けた場合に弾性部材53が縮むことでネジ受け部20が変位する。弾性部材53が縮むことができるので、バーエンド10に対する外力に対して、バーエンド10やネジ受け部20が損傷するおそれが少なくなる。
また、隙間CLは、ハンドルバー30の長手方向にバーエンド10が外力を受けた場合に弾性部材53が圧縮可能な量より小さい。従って、仮に、バーエンド10が外力を受けたことで弾性部材53が圧縮されたとしても、突起部23が端面32aと当接するので、ネジ受け部20の変位量が一定の範囲に規制される。これにより、ネジ受け部20がハンドルバー30内の電子部品35に干渉することが回避されるので、電子部品35を保護することができる。
本実施の形態によれば、バーエンド10の組み付け性およびメンテナンス性を向上させることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、ハンドルバー30の内部の構成物を保護することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、弾性部材53を設けたことで、外力が加わった場合のハンドルバー30の長手方向におけるネジ受け部20の移動を所定範囲で許容するように構成されるので、外力を弾性的に受け止めると共に、ハンドルバー30の内部の構成物を一層適切に保護することができる。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態におけるハンドルの要部の分解斜視図である。本実施の形態では、第1のネジとしてのネジ51に加え、第2のネジとしてのネジ54を有する。ネジ51の構成は第1の実施の形態と同様である。第1の実施の形態に対し、バーエンド10はリブ11を有しない。ハンドルバー30には、L字溝Gが形成されておらず、その代わりに側方に貫通穴36が2つ形成されている。各貫通穴36の形成位置はL字溝G1、G2の第2溝部32の各位置と同様である。ネジ受け部20には突起部23が形成されておらず、その代わりに各貫通穴36に対応するネジ穴25(第2のネジ穴)が形成されている。ネジ穴25には貫通穴36を介してネジ54が螺合される。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
ハンドル100の組み付けは次のようになされる。まず、作業者は、ハンドルバー30の開口端33からネジ受け部20をハンドルバー30の内部へ挿入する。なお、ネジ受け部20を保持するために、2つの溝22を挟む治具などを用いてもよい。そして作業者は、ネジ穴25と対応する貫通穴36との位置を合わせる。その状態で、作業者は、各貫通穴36を介して、各ネジ54を対応するネジ穴25に螺合する。その後、作業者は、バーエンド10の穴12を介して、ネジ51を、ネジ受け部20のネジ穴21(第1のネジ穴)に螺合する。すると、各貫通穴36とバーエンド10との間にあるハンドルバー30の肉部34が、対応するネジ54とバーエンド10とによって挟み込まれることによって、バーエンド10およびネジ受け部20がハンドルバー30に対して固定される。
また、メンテナンスを行う際には、作業者は、ネジ51を外し、ハンドルバー30からバーエンド10を取り去った後、ネジ54を外し、ネジ受け部20をハンドルバー30から抜き取ればよい。従って、従来に比し、メンテナンス性が高い。
本実施の形態によれば、バーエンド10のメンテナンス性を向上させることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施の形態において、図7に変形例を示すように、ネジ受け部20における2つの溝22を廃止してもよい。この構成の場合の組み付けにおいては、まず、作業者は、バーエンド10の穴12を介して、ネジ51を、ネジ受け部20のネジ穴21(第1のネジ穴)に螺合する。次に、作業者は、ハンドルバー30の開口端33からネジ受け部20をハンドルバー30の内部へ挿入する。そして作業者は、ネジ穴25と対応する貫通穴36との位置を合わせる。その状態で、作業者は、各貫通穴36を介して、各ネジ54を対応するネジ穴25に螺合する。
また、メンテナンスを行う際には、作業者は、ネジ54を外し、ネジ受け部20をハンドルバー30から抜き取った後、ハンドルバー30からバーエンド10を取り去り、その後、ネジ51を外せばよい。従って、従来に比し、メンテナンス性が高い。
なお、第3の実施の形態またはその変形例において、貫通穴36、ネジ穴25およびネジ54の組は、2組に限定されず、1組、または3組以上であってもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
10 バーエンド
20 ネジ受け部
23 突起部
30 ハンドルバー
31 第1溝部
32 第2溝部
33 開口端
34 肉部
51、54 ネジ
G1、G2 L字溝

Claims (8)

  1. 開口端を有する中空形状のハンドルバーと、
    突起部を有し、前記ハンドルバーの内側に挿入されるネジ受け部と、
    前記ハンドルバーの前記開口端側に配置されるバーエンドと、
    前記バーエンドを介して前記ネジ受け部に螺合されるネジと、を有し、
    前記ハンドルバーには、前記開口端から前記ハンドルバーの長手方向に形成された第1溝部と、前記第1溝部に連接して前記ハンドルバーの略円周方向に形成された第2溝部と、から成るL字溝が形成され、
    前記ネジ受け部の前記突起部が前記第2溝部に係合した状態で、前記ネジが前記ネジ受け部に螺合されることで、前記バーエンドおよび前記ネジ受け部が前記ハンドルバーに対して固定されることを特徴とするハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造。
  2. 前記突起部は前記ネジ受け部に一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造。
  3. 前記突起部は、前記ネジ受け部に螺合により固定された他のネジであることを特徴とする請求項1に記載のハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造。
  4. 前記バーエンドは、前記第1溝部に嵌るリブを有することを特徴とする請求項1に記載のハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造。
  5. 前記ハンドルバーには電子部品が内装され、
    前記ハンドルバーの長手方向に前記バーエンドが外力を受けた場合に、前記ネジ受け部が前記電子部品に当接するよりも先に、前記ネジ受け部の前記突起部が、前記第2溝部の前記開口端とは反対側の端面に対して当接することを特徴とする請求項1に記載のハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造。
  6. 前記バーエンドと前記ネジ受け部との間に弾性部材が介在し、
    前記バーエンドおよび前記ネジ受け部が前記ハンドルバーに対して固定された状態において、前記ハンドルバーの長手方向における、前記第2溝部の、前記開口端とは反対側の端面と前記突起部との間には、前記ハンドルバーの長手方向に前記バーエンドが外力を受けた場合に前記弾性部材が圧縮可能な量より小さい隙間が形成されることを特徴とする請求項1に記載のハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造。
  7. 前記突起部と前記L字溝との組は、前記ハンドルバーの円周方向において複数存在することを特徴とする請求項1に記載のハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造。
  8. 開口端、および、側方に形成された貫通穴を有する中空形状のハンドルバーと、
    第1のネジ穴および第2のネジ穴を有し、前記ハンドルバーの内側に挿入されるネジ受け部と、
    前記ハンドルバーの前記開口端側に配置されるバーエンドと、
    前記バーエンドを介して前記ネジ受け部の前記第1のネジ穴に螺合される第1のネジと、を有し、
    前記第1のネジ穴に前記第1のネジが螺合され、かつ、前記ハンドルバーの前記貫通穴を介して前記ネジ受け部の前記第2のネジ穴に第2のネジが螺合されることで、前記バーエンドおよび前記ネジ受け部が前記ハンドルバーに対して固定されることを特徴とするハンドルにおけるバーエンドの取り付け構造。
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