JP2020142483A - 画像形成装置、議事録配布方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、取り外し可能な操作パネルを備える画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。
画像形成装置は、オフィスに設置されることが多く、オフィスでは、会議などが行われる。会議では、議事録が作成され、配布されることが多い。しかし、議事録の配布は、議事録の作成、印刷、配布など複雑な手順となり、画像形成装置の利用に改善の余地がある。
[画像形成装置の構成]
図1は、一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す概略斜視図である。画像形成装置1は、例えば複写機であり、ADF(Auto Document Feeder、自動原稿搬送部)11、操作部(操作パネル)12、スキャナ(画像読取部)13、排紙トレイ(排紙部)14、プリンタ部(画像形成部)15、用紙トレイ(給紙部)16、本体制御部17を備える。
操作部12は、画像形成装置1の本体から着脱可能に備えられる。
スキャナ13は、原稿を読み取り、原稿画像を生成する。
本体制御部17は、画像形成装置1全体を制御する本体制御部などを備える。本体制御部などについては図5を参照して後述する。
図2は、操作パネルの外観を示す概略斜視図、図3は、第2操作部を取り外した状態を説明する概略斜視図、図4は、第3操作部を取り外した状態を説明する概略斜視図である。
操作部12は、基材120、第1操作パネル121、第2操作パネル122および第3操作パネル123を備える。
基材120は、画像形成装置1の本体(以下適宜「装置本体」と記載する)に固定されている。
第2操作パネル122は、基材120に着脱可能に設けられている。
第3操作パネル123は、基材120に着脱可能に設けられている。
従って、第1操作パネル121は、装置本体から取り外すことができないが、第2操作パネル122および第3操作パネル123は、装置本体から取り外すことができる。
一実施形態の画像形成装置1において、第2操作パネル122は、装置本体に着脱可能に備えられ、議事録作成に用いる「操作パネル」として働く。
図3では、(A)に第2操作パネル122を操作部12から取り外した状態を示し、(B)に第2操作パネル122の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display、以降「LCD」と記載する)面側を示し、(C)にLDC面側と反対の面に、カメラが設けられた例を示す。
図4では、(A)に第3操作パネル123を操作部12から取り外した状態を示し、(B)に第3操作パネル123の操作キーなどが設けられた面を示す。
本実施形態では、一例として、検知手段は、着脱可能な操作パネルの取り出し、装着を検知する検知センサ(取出検知センサ)125、126とする。
検知センサ125、126は、例えば、第2および第3操作パネル122、123それぞれに対応する例えば光学センサを有し、第2操作パネル122、第3操作パネル123が基材120に装着されているか否かを検知する。検知センサ125、126は、電源供給線や画像形成装置1本体と第2および第3操作パネル122、123の通信線とは別個に設けられる。
また、検知センサ125は、例えば、本体制御部31と、パネル制御部41を介した第2操作パネル側の第2制御部61との電気的な接続で検知することができる。または、検知センサ125は、画像形成装置1側となる基材120と第2操作パネル122側で、機械的(メカ的)な形状が一致したことを、本体制御部31または第2制御部61(パネル制御部41)のどちらか一方が検知することができる。
本実施形態では、一例として、無線通信手段は、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)による情報を読み取るNFCリーダ127とする。また、撮像手段は、カメラ(電子カメラ)129とする。
上記は一例であり、検知手段、無線通信手段および撮像手段は、同様の機能を有する他のものを用いてもよい。
次に、画像形成装置の機能ブロックの構成例を説明する。
図5は、画像形成装置の機能の概略を説明する機能ブロック図である。図5では、操作部12に関連する機能を中心に概略的に表している。
装置本体は、本体制御部31、記憶部32、本体側インターフェース(本体側I/F)33、通信インターフェース(通信I/F)34、および、プリンタ部15を有する。なお、図5では、一実施形態の議事録配布方法に関連する装置本体の機能ブロック群1aを示し、他の機能ブロック(例えば、スキャナ13)を省略している。
通信I/F34は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。画像形成装置1は、通信ネットワークとして、例えば、ファクシミリ機能を利用する通信回線、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)を用いることが可能であり、有線または無線のどちらであってもよい。
これに対し、第1〜第3操作パネル121、122、123それぞれは、有線インターフェース46に対応する有線インターフェース48を有し、第2および第3操作パネル122、123それぞれは、無線インターフェース47に対応する無線インターフェース49を有している。
第1操作パネル121には、コピー、スキャン、プリント等のアプリケーションを決定するための複数のアプリ・キー54、アプリ・LED53などが実装されている。
第1制御部51は、記憶部52へのデータの書き込みまたは読み出しを行うとともに、有線インターフェース48を介した基材120からの信号に基づいて、LEDマトリクス回路(LED MTX)55を制御して、画像形成装置1におけるコピー、スキャン、プリント等に対応したアプリ・LED53の発光制御を行う。
第2操作パネル122には、表示装置としてのLCD63、該LCD63に設けられた入力装置としての例えば赤外線方式などのタッチパネル64などが実装されている。第2制御部61は、記憶部62へのデータの書き込みまたは読み出しを行うとともに、有線インターフェース48または無線インターフェース49を介した基材120からの信号に基づいて、表示制御部66を制御してLCD63に、記憶部62に記憶されている各種情報、基材120からの各種情報等を指定して表示させる。このように、第2操作パネル122は情報表示機能を有する。
カメラ129は、レンズを介して被写体の画像を入力し、該入力された画像のデータを第2制御部61に送信する。
第3操作パネル123は、コピーの部数等を入力するテンキー、コピー、プリントを決定、中止するためのスタートキー、ストップキーなどの複数の操作キー73、スタートLED74などが実装されている。第3制御部71は、記憶部72へのデータの書き込みまたは読み出しを行うとともに、有線インターフェース48または無線インターフェース49を介した基材120からの信号に基づいて、LEDマトリクス回路(LED MTX)75を制御してスタートキー等に対応するスタートLED74の発光制御を行う。
画像形成装置1は、第2操作パネル122で作成した議事録を出力(配布)する出力手段として、議事録を用紙(記録媒体の一例)に印刷するプリンタ部15、ネットワークを介して予め登録した宛先に議事録を送信する通信インターフェース34を用いることができる。
登録手段は、配布先情報を、NFCリーダ127、カメラ129、タッチパネル64などを用いて取得することができる。また、登録手段は、配布先情報として、本体制御部31が通信インターフェース34を介して受け取った情報を用いることもできる。
以降では、作成手段として、議事録アプリを用いる場合を説明する。また、以下では、議事録アプリが登録手段の機能を有する場合(議事録アプリと登録手段とが連携している場合)を一例として説明する。ただし、登録手段と議事録アプリ(作成手段)とは、別々のものであってもよく、本体制御部31が、議事録のデータと配布先情報とを取得可能に構成されていればよい。
次に、一実施形態の画像形成装置を用いた議事録配布方法の動作例を説明する。
図6は、一実施形態の議事録配布方法の動作例を説明するフローチャートである。図6では、画像形成装置1の制御手段の動作例を中心に表している。
パネル制御部41は、検知センサ125が第2操作パネル122の取り外しを検知したかを確認する(S13)。
第2操作パネル122が装置本体に装着されている場合には(S13でYes)、議事録作成以外での第2操作パネル122の使用として、ステップS11へ戻る。
第2操作パネル122が議事録アプリを起動していない場合には(S14でNo)、議事録作成以外の操作(通常の操作)によるパネルの取り外しとして、第2操作パネル122の返却に伴ってステップS11へ戻る。
第2操作パネル122が装置本体へ返却されるまでの間、第2操作パネル112は、登録手段により会議の議事録の配布に関する配布情報の登録、および、議事録アプリによる議事録の作成を実行する。
一実施形態では、議事録アプリを用いて議事録を作成するとともに、第2操作パネル122を用いて参加メンバーを登録することができる。このようにして、会議の参加メンバー分の議事録の用紙の印刷、議事録のデータを参加メンバーへ送付することを可能とする。
ユーザが第2操作パネル112を装置本体から取り外し、議事録アプリを起動することにより、第2操作パネル122は議事録作成の処理を開始する。
配布先情報は、例えば、参加者毎に、参加者氏名、参加者個人の識別番号(ID)、電子メールアドレス、議事録を送付する宛先を登録する。議事録を送付する宛先は、例えば、議事録を送付する方法に応じて、電子メールアドレス、ファクシミリ番号、参加者が指定する情報処理装置を特定する宛先アドレス、その他送付方法に応じた宛先のうちの、一つ以上を登録するとよい。また、会議への参加の有無にかかわらず、議事録を配布する配布先を登録できるようにするとよい。例えば、議事録を保管するサーバに自動的に送付するようにできる。
1つ目として、画像形成装置で、ユーザ認識するために使われている社員証等に個人IDが書き込まれたNFCなどの無線タグを、第2操作パネル122のNFCリーダ127に読み込ませる手段である。図8に、会議の参加者の登録を、NFCリーダ127を用いて行う画面例を示す。図8では、氏名Aが参加者として登録された状態を示している。第2操作パネル122がNFCリーダ127を備えることにより、会議中でも参加登録できる。
図10に議事録を作成する入力手段を選択する画面例を示す。ここでは、キーボード入力、手書き、音声のいずれかを選択する例を示している。作成手段はユーザが選択した入力手段を用いて議事録の作成を行う。
図11は、入力手段としてキーボード入力を選択したときの画面例を示す。ユーザはLCD63に表示されたキーボードを用いて議事録を作成する。
図12は、入力手段として手書きを選択したときの画面例を示す。
図13は、入力手段として音声を選択したときの画面例を示す。
第2操作パネル112において、議事録アプリ(作成手段)は、ユーザが入力する情報に基づいて議事録を作成し、作成した議事録のデータを、配布先情報と同様に記憶部62などの所定の記憶領域に書き込む。
パネル制御部41は、検知センサ125が第2操作パネル122の装着を検知すると(S15)、第2操作パネル122と通信し、議事録アプリから会議参加者の配布先情報を収集し、議事録の画像データを受け取る(S16)。例えば、パネル制御部41は、第2制御部61が記憶部62から読み出した配布先情報と議事録とを取得し、本体制御部31へ転送する。
次に、本体制御部31は、通信インターフェース34を介して、議事録の画像データを会議参加メンバーへ送付する(S18)。例えば、電子メールの送信、ファクシミリ機能による送信を用いる。
本体制御部31は、議事録の印刷・送信が終了すると、パネル制御部41に議事録の配布終了を通知し、パネル制御部41は、第2操作パネル(第2制御部61)と通信し、議事録アプリの終了を指示する(S19)。その後、本体制御部31は、ステップS11へ戻り、通常のスタンバイ状態に移行する。
図15に、議事録作成終了時の画面例を示す。例えば、ステップS19において、パネル制御部41は、第2制御部61に議事録アプリの終了指示とともに、図15の画面例を表示するように指示する(S19)
図6の動作例では、本体制御部31は、議事録の印刷(S17)と送信(S18)とを実施したが、いずれか一方であってもよい。一実施形態の議事録配布方法は、少なくとも一つの出力方法(配布方法)を実行するようにするとよい。
本体制御部31は、例えば、配布先情報に基づいて、議事録を印刷、送信などにより配布する処理を実施する。議事録の入力手段を選択するときに、議事録の配布方法を選択し、配布先情報などと同様に(または配布先情報の一つの項目として)本体制御部31が取得可能に登録(格納)されるとよい。
また、一般的なタブレット情報処理装置を用いる場合には、議事録専用のアプリケーションは実現可能だが、画像形成装置へ送付するという手間はかわらず、印刷するための情報処理装置の設定、画像形成装置の設定の煩雑さが存在していた。
上記実施形態によれば、これらの問題を解消し、議事録の配布が容易になる。
12 操作部
120 基材
121 第1操作パネル
122 第2操作パネル
123 第3操作パネル
15 プリンタ部
31 本体制御部
34 通信インターフェース(通信I/F)
41 パネル制御部
61 第2制御部
125、126 検知センサ(検知手段)
127 NFCリーダ
129 カメラ
Claims (10)
- 装置本体に着脱可能な操作パネルと、
前記操作パネルの着脱を検知する検知手段と、
会議の議事録を配布する処理を制御する制御手段と、
前記議事録を出力する出力手段と、を備え、
前記操作パネルは、
前記議事録を作成する作成手段と、
前記議事録の配布先に関する配布先情報を登録する登録手段と、を有し、
前記制御手段は、前記操作パネルが取り外された後、前記検知手段が前記操作パネルの装着を検知すると、前記議事録と前記配布先情報とを取得し、前記配布先情報に基づいて、前記出力手段を用いて前記議事録を出力することを特徴とする画像形成装置。 - 前記登録手段は、前記配布先情報として、前記配布先に議事録を送信する宛先を登録し、
前記出力手段は、前記議事録を前記宛先に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記出力手段は、前記議事録を印刷する印刷手段を有し、
前記制御手段は、前記配布先情報に基づいて、前記印刷手段に、前記配布先の数の前記議事録を印刷させることを特徴とする請求項1または2に画像形成装置。 - 前記登録手段は、前記配布先情報として、前記装置本体とネットワークにより接続する他の情報処理装置の宛先を登録し、
前記送信手段は、前記宛先に前記議事録を送信することを特徴とする請求項2に画像形成装置。 - 前記送信手段は、ファクシミリ機能による送信と、電子メールの送信との少なくとも一方を用いることを特徴とする請求項2または3に画像形成装置。
- 前記検知手段は、前記操作パネルが脱着されたことを検知する検知センサを有し、
前記検知センサは、前記装置本体と前記操作パネルとの電気的な接続と、前記装置本体と前記操作パネルとの機械的な一致とのいずれかを用いることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に画像形成装置。 - 前記操作パネルは、無線通信により情報を取得する無線通信手段をさらに有し、
前記登録手段は、前記無線通信手段を介して前記配布先情報を取得することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に画像形成装置。 - ネットワークに接続された情報処理端末から情報を受け取る通信インターフェースをさらに備え、
前記登録手段は、前記通信インターフェースを介して、前記情報処理端末から前記配布先情報を受け取ることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に画像形成装置。 - 装置本体に着脱可能な操作パネルを備え、前記操作パネルが会議の議事録を作成する作成手段を有する画像形成装置の議事録配布方法であって、
前記議事録の配布先に関する配布先情報を受け取り取り、
前記操作パネルを前記画像形成装置から取り外した状態で、前記作成手段により前記議事録を生成し、
前記操作パネルが前記画像形成装置に装着されたことを検知すると、前記配布先情報に基づいて、前記議事録を出力することを特徴とする議事録配布方法。 - 画像形成装置に、前記請求項9に記載の議事録配布方法を実行させるプログラム。
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