JP2020142041A - 丸物生地のヘム縫いミシン - Google Patents

丸物生地のヘム縫いミシン Download PDF

Info

Publication number
JP2020142041A
JP2020142041A JP2019059384A JP2019059384A JP2020142041A JP 2020142041 A JP2020142041 A JP 2020142041A JP 2019059384 A JP2019059384 A JP 2019059384A JP 2019059384 A JP2019059384 A JP 2019059384A JP 2020142041 A JP2020142041 A JP 2020142041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
edge
round
sewing
hem
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019059384A
Other languages
English (en)
Inventor
高幸 林田
Takayuki Hayashida
高幸 林田
啓二 尾崎
Keiji Ozaki
啓二 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
Original Assignee
Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd filed Critical Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
Priority to JP2019059384A priority Critical patent/JP2020142041A/ja
Priority to CN202010134787.6A priority patent/CN111663253B/zh
Priority to TW109107373A priority patent/TWI824120B/zh
Priority to TR2020/03472A priority patent/TR202003472A2/tr
Publication of JP2020142041A publication Critical patent/JP2020142041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B21/00Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets
    • D05B21/007Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets to obtain circular or elliptical seams
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • D05B27/10Work-feeding means with rotary circular feed members
    • D05B27/12Work-feeding means with rotary circular feed members rotating continuously
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/02Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for facilitating seaming; Hem-turning elements; Hemmers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2305/00Operations on the work before or after sewing
    • D05D2305/32Measuring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

【課題】丸物生地裾部のヘム縫い始端部と終端部とを一直線上に位置合わせさせることができるとともに、裾部全周に亘り体裁良い縫いを実行することができるヘム縫いミシンを提供する。【解決手段】生地ガイド部8、生地端縁折り返し案内装置7等を備えたミシン本体Mと、生地の他端部側を把持する生地他端把持具を備えた生地端縁位置調整機構と、生地の一端部端縁位置を検出する第一生地端縁位置検出器10Aと、これよりも縫製進行方向の上流側で、かつ、ミシン本体の左外側方寄り位置にヘム縫い部端近傍の下流部を検出する第二生地端縁位置検出器と、を具備し、第一生地端縁位置検出器の結果で生地端縁位置調整機構の特定方向への移動により生地の一端部側端縁部を位置調整し、第二生地端縁位置検出器の結果でヘム縫いを続行しつつ生地ガイド部をミシン本体の左横外側方寄り位置に移動させ、その後ヘム縫いを経て停止する制御部を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば2本針型式の横筒形二重環縫いミシンを用いてTシャツ等の丸物生地の裾部全周の一端縁部分を縫製部の針落ち部よりも縫製進行方向の上流側位置に配置された生端縁折り返し案内装置により所定幅に亘って下向きに折り返して上下に重ね合わせ、その上下に重ねた折り返し部分を縫製部で縫い合わせる丸物生地のヘム縫いミシンに関する。
例えば、二重環縫いミシンを用いてTシャツ等の丸物生地の裾部全周をヘム縫いする場合、従来一般には、縫製作業者が右手で生地の一端部側の裾部分を持ってミシンの縫製部に誘導して送りを案内する一方、左手で丸物生地の他方端部分を束ねて裾部分よりも少し上方へ持ち上げ気味に握り持ち、ヘム縫いの進行に合わせて左手側の他方端部分を送り案内するといった具合に、縫製作業者が両手を用いてヘム縫いを人為的にアシストしていた。
しかしながら、上記のような従来一般の人為的アシストの場合は、生地の重み等の外力によって丸物生地の一端部側端縁部分が縫製進行方向に直交する方向(以下、左右方向と記載する)に変位し、この変位によって裾部の一端縁位置が所定位置から外れて、裾部がミシンの縫製部から左方に位置ずれしやすく、その結果、丸物生地の一端部分の折り返し幅が過不足になり、習熟度の低い縫製作業者では適正なヘム縫いを行うことが非常に難しいという問題があった。
そこで、従来、針落ち部を含む縫製部よりも縫製進行方向の上流側位置に、生地の送り経路の下位置で左右方向に移動する送り面を有する送りベルトを設けるとともに、この送りベルトの上方に、生地の送り経路を挟んで前記送りベルトの送り面に対向する作用端を有し、かつ、上下に駆動移動可能な生地押えを設け、前記送りベルト及び生地押えの対向部より縫製進行方向の上流位置に配置した生地端検出器による生地端縁の検出に基づいて、生地押えを上下移動させて生地押えの作用端と送りベルトとの間に生地の一端部を挟持させ、この状態で送りベルトを動作させて前記挟持箇所を左右方向に移動させることにより生地の左右方向の変位を自動補正させ、これによって、丸物生地の裾部の一端部側端縁が常に所定位置に位置調整された状態で該一端部側端縁部分を生地端縁折り返し案内装置に送り込ませて所定幅の折り返しを可能とし、この所定幅の折り返し部分を縫製部に送り出して所定のヘム縫いを行えるようにした丸物生地のヘム縫い(裾引き縫い)ミシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−116636
上記特許文献1に開示されているヘム縫いミシンによると、丸物生地の裾部の折り返し幅を裾部全周に亘りほぼ均等化することができ、習熟度の低い縫製作業者であっても所定のヘム縫いを適正かつ良好に行うことができる。
しかし、上記特許文献1に開示されているヘム縫いミシンによると、縫製部で縫い合わせられた丸物生地のヘム縫い部端縁は二つ折り縫いされているので、ヘム縫い前の丸物生地の一端部端縁に比べて折れ曲がり強度が強い。そのため、丸物生地のヘム縫い部端縁が生地端検出器により検出されない非検出状態となり、これに伴い生地押えが下方移動されて生地押えの作用端と送りベルトとの間に丸物生地のヘム縫い部が挟持され、この状態で送りベルトが動作されて前記挟持箇所が左右方向に移動されることにより丸物生地のヘム縫い部端縁の左右方向の変位が自動補正されることになる。その結果、ヘム縫い部端縁は、ヘム縫い前の丸物生地の一端部側端縁と同様に、所定位置に位置調整された状態で生端縁折り返し案内装置に送り込まれることになるために、丸物生地の裾部が再び折り返えされるといった具合に、ヘム縫い始端部と終端部とが一直線上に一致しないだけでなく、丸物生地の裾部の一部が局所的に厚くなるなど裾部全周の仕上がりが不体裁なものになってしまうという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、丸物生地の裾部のヘム縫い始端部と終端部とを一直線上に位置合わせさせることができるとともに、裾部全周に亘り適正かつ体裁良い仕上がりのヘム縫いを実行することができる丸物生地のヘム縫いミシンを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る丸物生地のヘム縫いミシンは、丸物生地の縫製進行方向への送りを案内する針板と前記針板に形成の針落ち部を通過するように上下動可能に構成された針と昇降可能な生地押え金とを有する縫製部と、前記縫製部の針落ち部よりも縫製進行方向の上流側位置に配置されて丸物生地の一端縁部分を所定幅に亘って下向きに折り返して上下に重ねた折り返し部分を前記縫製部へ向けて送り出し案内する生地端縁折り返し案内装置と、前記生地端縁折り返し案内装置よりも縫製進行方向の上流側位置に配置されて丸物生地の一端部側端縁に摺接する生地端縁ガイド面を有し、丸物生地の一端部側端縁の前記生地端縁折り返し案内装置への送り出し移動を案内する生地ガイド部と、を備え、前記生地端縁折り返し案内装置から前記縫製部に向けて送り出し案内される丸物生地の折り返し部分を前記縫製部で縫い合わせる丸物生地のヘム縫いミシンにおいて、前記針落ち部よりも縫製進行方向の上流側で且つ縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方へ離間する位置に配置されて前記丸物生地の他端部側を把持可能な生地他端把持具を有し、該生地他端把持具を前記丸物生地の一端縁部位置が縫製進行方向に直交する方向に位置調整されるように特定方向に往復駆動移動可能に構成された生地端縁位置調整機構と、前記生地ガイド部の上方に配置されて、丸物生地の一端部端縁位置を検出する第一生地端縁位置検出器と、該第一生地端縁位置検出器よりも縫製進行方向の上流側で、かつ、前記第一生地端縁位置検出器よりも縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方寄り位置に配置されて、前記縫製部で縫い合わせられた丸物生地のヘム縫い部端縁位置近傍の下流部を検出する第二生地端縁位置検出器と、前記第一生地端縁位置検出器による丸物生地の一端部側端縁位置の検出結果に基づいて、該一端部側端縁位置が所定位置に位置調整されるように前記生地端縁位置調整機構を前記特定方向の一方向に駆動移動させる一方、前記第二生地端縁位置検出器による丸物生地のヘム縫い部端縁位置近傍の下流部の検出結果に基づいて、ヘム縫いを続行しつつ前記生地ガイド部を縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方寄りの所定位置に移動させ、その後の所定長さに亘るヘム縫いを経てミシン駆動を停止する制御部と、を具備していることを特徴とする。
上記のごとき特徴を有する本発明に係る丸物生地のヘム縫いミシンによれば、例えば、Tシャツ等の丸物生地の裾部を二つ折りしてヘム縫いする場合、縫製作業者の右手を用いて縫製箇所となる丸物生地の一端部側をミシン本体の針板上及び生地ガイド部にセットする一方、丸物生地の他端部側を生地端縁位置調整機構の生地他端把持具に把持させた状態でミシン本体を作動開始することにより、生地ガイド部を経て縫製進行方向へ送り出される丸物生地の一端部側端縁が生地端縁折り返し案内装置の一部に摺接される状態で針板の針落ち部に送り移動されて、所定のヘム縫いが行われる。このようなヘム縫い時において、丸物生地の一端部側端縁が送り移動中に加わる生地中間部の自重等の外力により左右方向に変位することがある。
そして、かかる左右方向の変位に伴い丸物生地の一端部側端縁位置が所定位置から外れた場合、第一生地端縁位置検出器の検出結果に基づく生地端縁位置調整機構の動作制御により前記生地他端把持具が特定方向の一方向に駆動移動される。これによって、丸物生地の一端部側端縁をその全長に亘って所定位置に自動的に位置調整することが可能で、折り返し幅をほぼ一定に保って常に適正且つ良好なヘム縫いを実行することができる。
加えて、ヘム縫いが進行してヘム縫い部端縁位置近傍の下流部が前記生地ガイド部にまで移動してきた場合、そのヘム縫い部端縁位置近傍の下流部が第二生地端縁検出器により検出され、その検出結果に基づいて、ヘム縫いを続行しつつ前記生地ガイド部が縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方の所定位置へ移動されることにより、ヘム縫い始端部と縫製部に二つ折り状態で送り込まれている丸物生地の一端部端縁(ヘム縫い終端部)とがほぼ一直線上になるように位置合わせすることができるとともに、ヘム縫い部端縁が再度、前記第一生地端縁位置検出器による検出結果に基づいて二度折り返えされることを防ぎ、裾部全周を体裁よい仕上がりにヘム縫いすることができる。
しかも、前記ヘム縫い始端部とヘム縫い終端部との位置合わせ中はもとより、位置合わせ終了後も所定長さに亘るヘム縫いが続行された後にミシン駆動を停止して作業者による手動縫い状態に切替えることによって、手動縫いによるヘム縫い距離をできるだけ短くして、ヘム縫いの始端部と終端部との位置合わせを容易かつ確実に行うことができるといった効果を奏する。
本発明に係る丸物生地のヘム縫いミシンにおいて、前記第二生地端縁位置検出器よりも縫製進行方向の上流側で、かつ、前記第一生地端縁検出器よりも縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方寄り位置に丸物生地の一端部側端縁位置を検出する第三生地端縁検出器が配置され、該第三生地端縁検出器が丸物生地の一端部側端縁を検出したとき、前記制御部は、丸物生地の一端部側端縁が前記第三生地端縁位置検出器による非検出位置に位置調整されるように前記生地端縁位置調整機構を前記特定方向の他方向に駆動移動させるように構成されていることが好ましい。
この場合は、縫製作業者が手動で縫製箇所となる丸物生地の一端部側をミシン本体の針板上及び生地ガイド部にセットするとき、丸物生地の一端部端縁が前記第三生地端縁位置検出器による検出位置を被るようにセットされた場合、前記第三生地端縁位置検出器の検出結果に基づく生地端縁位置調整機構の動作制御により前記生地他端把持具が特定方向の他方向に駆動移動される。これによって、丸物生地の一端部側端縁が前記第三生地端縁位置検出器による非検出位置に自動的に位置調整され、丸物生地の一端部側端縁が第三生地端縁位置検出器近傍から第一生地端縁位置検出器の検出領域に向けて斜めに移動することになり、このような斜め移動によって丸物生地の一端部側端縁部分に皺やカールなどが発生することを抑制でき、ヘム縫いの仕上がりを一層良好なものとすることができる。
また、本発明に係る丸物生地のヘム縫いミシンにおいて、前記生地ガイド部には、前記第三生地端縁検出器よりも縫製進行方向の上流側で、かつ、前記第三生地端縁検出器よりも縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方寄り位置に、丸物生地のヘム縫い部端縁に摺接して該ヘム縫い端縁を前記第二生地端縁位置検出器に向けて移動案内する生地ガイド部材が設けられていることが好ましい。
この場合は、ヘム縫い部の始端部が生地ガイド部にまで達した時以降、該ヘム縫い部端縁を前記生地ガイド部材に摺接させて前記第二生地端縁位置検出器に向けて移動案内させることにより、ヘム縫い部端縁の始端部が所定位置に到達したことを確実に検出することが可能で、ミシンの駆動停止、作業者による手動縫い状態への切替えを確実かつタイミングよく行え、ヘム縫いの始端部と終端部との位置合わせを一層確実かつ安定的に行うことができる。
また、本発明に係る丸物生地のヘム縫いミシンにおいて、前記生地ガイド部には、所定位置に位置調整された丸物生地の一端縁部付近に向けてエアーを噴出することにより、丸物生地の一端縁部が前記生地ガイド部の生地端縁ガイド面へ押し付けられるエアー噴出装置が設置されていることが好ましい。
この場合は、第一生地端縁位置検出器の検出結果に基づく前記生地端縁位置調整機構の動作制御に伴い所定位置に自動的に位置調整された丸物生地の一端側端縁部付近へのエアーの噴出によって、丸物生地の一端側端縁を自動位置調整された位置に保つことが可能で、その後の折り返し部分の幅(折り返し幅)を裾部の全周に亘って揃えることができる。
また、本発明に係る丸物生地のヘム縫いミシンにおいて、前記生地ガイド部には、前記生地端縁位置調整機構による丸物生地の一端縁部位置の位置調整動作に連動してエアーを噴出することにより、丸物生地の一端縁部を前記生地ガイド部の生地端縁ガイド面側へ押し付けるエアー噴出装置が設置されていることが好ましい。
この場合は、前記第一生地端縁位置検出器の検出結果に基づく前記生地端縁位置調整機構による位置調整動作に連動して丸物生地の一端縁部に向けてエアーを噴出することによって、丸物生地の一端縁部の所定位置への位置調整を一層確実かつ安定的に行うことができる。
また、本発明に係る丸物生地のヘム縫いミシンにおいて、前記生地端縁位置調整機構は、前記第一生地端縁位置検出器による丸物生地の一端部側端縁位置の検出結果に基づいて、前記生地他端把持具を上下方向又は上下傾斜方向に駆動移動せるように構成されていることが空間的にも取り扱い性の面からも好ましいが、これ以外に、前記生地他端把持具をミシン本体に対して遠近する水平方向に駆動移動させるように構成されたものであってもよい。
さらに、前記生地他端把持具がミシン本体の縫製動作に同期連動して鉛直又は略鉛直な軸心周りに駆動回転可能に構成されているものであってもよい。この場合は、丸物生地の裾部全周をヘム縫いする時に生地他端把持具に把持された丸物生地の他端部分を、丸物生地の一端部側の全周縫いのための回転移動に合わせて自動的に回すことが可能であり、生地の両端部のねじれによって縫製箇所にかかる負荷を低減することが可能で、一層良好なヘム縫いを実行することができる。
本発明の実施の形態に係る2本針型式の横筒形二重環縫いミシンをベースとした丸物生地のヘム縫いミシン全体の概略斜視図である。 同上ヘム縫いミシンの要部である生地ガイド部及び生地端縁折り返し案内装置の拡大斜視図である。 同上ヘム縫いミシンの主要部を更に拡大した状態の斜視図である。 同上ヘム縫いミシンの生地ガイド部の詳細構造を示す要部の拡大斜視図である。 同上ヘム縫いミシンに丸物生地をセットした状態を示す要部の斜視図である。 同上ヘム縫いミシンにおける丸物生地の一端縁部の折り返し案内動作状態を前方から視た要部の拡大斜視図である。 同上ヘム縫いミシンにおける丸物生地のヘム縫い部端縁が生地ガイド部に移動してきたときの状態を前方から視た要部の拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るもので、ミシン本体として2本針型式の横筒形二重環縫いミシンを用いた丸物生地のヘム縫いミシン全体の概略斜視図、図2は同上ヘム縫いミシンの要部の拡大斜視図、図3は同上ヘム縫いミシンの主要部の拡大斜視図、図4は同上ヘム縫いミシンの生地ガイド部の詳細構造を示す要部の拡大斜視図、図5はないし図7は同上ヘム縫いミシンへの丸物生地のセット状態、丸物生地の一端縁部の折り返し案内動作状態、及びヘム縫い部端縁が移動してきた状態を示す要部の拡大斜視図である。
なお、以下の説明では、図2中に矢符により示した「上,下」「左,右」及び「前,後」を使用する。ここで、「前」は縫製作業者に近い側、「後」は縫製作業者から離れた側であり、「左,右」は前方から視た場合の左,右である。
上記2本針型式の横筒形二重環縫いミシンMは、図1に示すように、ミシン脚柱1の上部及び下部から左側方に向けてミシンアーム部2とミシンベッド部3とが互いに略平行に延設されている。ミシンアーム部2の内部には、ミシン主軸、縫製進行方向Yに対して略直交する方向に並列配置された左右2本の針4,4(図2参照)を上下に往復運動させる針駆動機構、生地押え金5、該押え金5を上下に駆動昇降させる押え金昇降駆動機構やそれら各駆動機構への動力伝達機構等が組み込まれているが、それら駆動機構や動力伝達機構は周知のため、図示及び詳細な説明を省略する。
ミシンベッド部3の上面部には、丸物生地の縫製進行方向Yへの送りを案内する針板6が固定され、この針板6には針落ち位置となる針落ち部が形成されている。前記針板6の下方部のミシンベッド部3内には、針板6上にセットされた丸物生地Wの一端縁部を縫製進行方向Yに間欠的に強制移送する生地下送り用送り歯、ルーパ糸を保持して前記針4,4の上下往複移動経路に略直交する左右方向に進退動作可能で、進出動作時に前記針4,4が針板6下に形成する2つの針糸ループを捉えるルーパ、糸切り装置等が組み込まれている。ここで、生地下送り用送り歯、ルーパ、糸切り装置、ルーパの進退動作機構の構成や動作等は周知のため、図示及び詳細な説明は省略する。
横筒形二重環縫いミシンMは、前記針板6の針落ち位置よりも縫製進行方向Yの上流側位置(前方位置)に生地端縁折り返し案内装置7が設置されている。この生地折り返し案内装置7は、図2に明示のように、針落ち部の前方に配置された案内板71と前方視で略つの字状に湾曲した定規体72とを備えており、針落ち位置に向けて送り込まれる丸物生地W(図5〜図7参照)の一端部側端縁部分Weを一定幅で下向き折り返し、残部の生地下側に重ねたうえ、その上下に重ねた折り返し部の端縁を前記定規体72の湾曲内面(生地端縁ガイド面)に摺接させて、針4,4、生地押え金5、針板6等からなる縫製部へ向けての送り出し移動を案内するように構成されている。
前記生地端縁折り返し案内装置7には、図示しない空気供給源から高圧空気を導く複数の空気配管73が前後方向に並設されている。そのうち、前位置にある空気配管73に供給された高圧空気は前記案内板71及び定規体72の前方で左方向に噴出され、この噴出高圧空気が生地Wの一端部側端縁We部分に吹き付けられることにより、該丸物生地Wの一端部側端縁We部分を下向きに折り返し、前記案内板71と定規体72との間への導入を補助する機能を発揮する。
残りの空気配管73に供給された高圧空気は、前記定規体72の内側で前記案内板71の下面に沿って噴出され、該案内板71の下面に重なる生地Wの端縁部を左方に移動付勢して、案内板71の長さに対応する幅で残部の生地に重ねる作用を行い、一定幅に重なった状態の丸物生地Wが針落ち位置に送り込まれて縫い合わせられる。
横筒形二重環縫いミシンMは、前記生地端縁折り返し案内装置7よりも縫製進行方向Yの上流側位置(前方位置)に丸物生地Wの一端部側端縁Weに摺接する生地端縁ガイド面8Aを有し、丸物生地Wの一端部側縁端Weを前記生地端縁折り返し案内装置7に向けて送り出し移動案内する生地ガイド部8が設けられている。この生地ガイド部8には、第一ないし第三生地端縁位置検出器10A,10B,10C、第一ないし第三のエアー噴出装置としてのエアー噴出管13A,13B,13C、及び、ヘム縫い部WSの端縁WSeに摺接して該ヘム縫い部端縁WSeを第二生地端縁位置検出器10Bに向けて移動案内する下部生地ガイド部材8Bが設置されている。
前記生地ガイド部8は、図2に示すように、縫製進行方向Yに沿い相互に固定連結された4つの支持板82,88,89,90を有し、そのうち、支持板82には生地支え85が取り付けられ、支持板88にはてい生地支え83,84が取り付けられている。前記支持板88から縫製進行方向Yに対して直交する右横方向に延びる支持棒81は、固定スライドブロック部86にスライド移動可能に貫通支持されて端部に連結板87が固定され、この連結板87に図示省略の復動シリンダが連結されている。これによって、前記生地ガイド部8は複動シリンダを介して左右方向L−Rに駆動移動可能に構成されている。前記支持版82は、支持棒81と垂直姿勢をなして取付けられた平板である。前記生地支え83,84が取り付けられている支持板88の左側面が前記生地端縁ガイド面8Aに形成されている。前記生地支え83,84,85は、略つの字形に屈曲する円形パイプもしくは丸棒部材からなり、前述のように、生地支え85は前記支持板82に先端の屈曲部分が左方に延びるように取り付けられ、生地支え83は前記一端を支持板82から支持板88を経て、他方の一端が該支持板88にその先端の屈曲部分が左方に延びるように取り付けられ、生地支え84は前記支持板88に屈曲部分が左方に延びるように取り付けられている。また、前記下部生地ガイド部材8Bは前記生地ガイド部8の支持板90に取り付けられている。
前記生地支え83は、前方を下として傾斜する支持板82の下縁近傍に該下縁に沿わせて配されている。前記生地支え84は、前記生地支え83よりも狭幅かつ短寸であって、該生地支え83の上側近接位置で内側に収まるように配されている。また、生地支え85は、前記生地支え83よりも広幅且つ長寸であって、前記生地支え83の前方上方に離れて配置されている。この生地支え85の上辺部分85aは、右方にゆくほど後方に位置する傾斜姿勢に形成されている。
前記生地ガイド部8に設置されている第一エアー噴出管13Aは、後述する生地端縁位置調整機構H(図1参照)により所定位置に位置調整された丸物生地Wの一端部付近に向けてエアーを噴出することにより、丸物生地Wの一端部側端縁Weを前記生地ガイド面8Aへ押し付け保持する機能を有する。第二エアー噴出管13Bは、前記生地端位置調整機構Hによる丸物生地Wの一端縁部Weの位置調整動作に連動してエアーを噴出することにより、丸物生地Wの一端縁部Weを生地ガイド部8の生地端縁ガイド面8Aに押し付ける位置調整を補助する機能を有する。また、第三エアー噴出管13Cは、セットした丸物生地Wの一端部側端縁に向けてエアーを間欠的に噴出することにより、丸物生地Wの一端側部分に生地重量等によって発生している撓み皺やカールを矯正する機能を有する。これら各エアー噴出管13A,13B,13Cは図示しない空気配管を介して図示しない空気供給源に接続されている。
また、前記生地ガイド部8に設置されている第一生地端縁位置検出器10Aは、生地ガイド部8の上方部位置に取り付けられて、丸物生地Wの一端部側端縁We位置を検出する。第二生地端縁位置検出器10Bは、前記第一生地端縁位置検出器10Aよりも縫製進行方向Yの上流側で、かつ、前記第一生地端縁位置検出器10Aよりもミシン本体の左横外側方寄り位置に配置されて、縫製部で縫い合わせられた丸物生地Wのヘム縫い部WSの端縁位置近傍の下流部を検出する。また、第三生地端縁位置検出器10Cは、前記第二生地端縁位置検出器10Bよりも縫製進行方向Yの上流側で、かつ、前記第一生地端縁位置検出器10Aよりもミシン本体の左横外側方寄り位置に配置されて、丸物生地Wの一端部側端縁We位置を検出する。
上記構成のミシン本体としての2本針型式の二重環縫いミシンMには、該ミシンMとは別体の生地端縁位置調整機構Hが付帯されている。この生地端縁位置調整機構Hは、図1に示すように、前記ミシンMにおける針板6の針落ち部よりも縫製進行方向Yの上流側で且つ縫製進行方向Yに略直交する方向でミシンMから左横外側方に離間する位置に配置されて前記ミシンMにより縫製される丸物生地Wの一端部とは反対の他端部側を把持可能な一対の把持片からなる生地他端把持具14を有し、該生地他端把持具14の一対の把持部は開閉可能に構成されている。また、前記生地他端把持具14は、丸物生地Wの一端部側端縁位置が縫製進行方向Yに直交する左右方向に位置調整されるようにステッピングモータ及びラックとピニオン等からなる駆動部15を介して上下傾斜方向(特定方向)に往復駆動移動可能であって、前記第一生地端縁位置検出器10Aの検出結果に基づいて、制御部を介して斜め下方に駆動移動制御され、かつ、前記第三生地端縁位置検出器10Cの検出結果に基づいて、制御部を介して斜め上方に駆動移動制御されるように構成されている。この生地端縁位置調整機構Hは架台16を介してミシン本体の2本針型式の二重環縫いミシンMと同じミシンテーブル上に固定設置されている。
次に、上記のように構成された本実施の形態に係る2本針型式の横筒形二重環縫いミシンMと生地端縁位置調整機構Hとを備えた丸物生地のヘム縫いミシンにより、Tシャツの裾部など丸物生地Wの一端部端縁部分をヘム縫いする縫製動作について、図5〜図7を参照しながら説明する。
縫製開始前、前記生地端縁位置調整機構Hの生地他端把持具14を上下傾斜往復移動経路の中間部に位置させ、丸物生地Wの他端部分Wbを前記生地他端把持具14の一対の把持片間に差し入れて該一対の把持片を閉動させることにより、前記丸物生地Wの他端部Wbを把持させ、この状態で図5に示すように、丸物生地Wの一端部側裾部で、その端縁部Weを前記生地折り返し案内装置7に導入して該丸物生地Wの一端部側端縁部を生地裏面側に折返して重ね合わせ、その折返し生地部分(縫製部分)を針板6上にセットする。そののち、前記押え金5を駆動下降させ、縫製進行方向Y上流側の端縁部Weを前記生地ガイド部8の所定位置にセットする。
この状態で、横筒形二重環縫いミシンMの回転作動を開始することにより、丸物生地Wの一端部側端縁部分は前記生地ガイド部8の生地支え83,84,85に支えられて送り出された後、生地折り返し案内装置7の案内板71と定規体72との間に導入されて該一端部側端縁部分が生地裏面側に折返して重ね合わせられる。そして、上下に重ねられた丸物生地Wの折り返し部分が該折り返し分の下面に作用する生地下送り用送り歯と上面に作用する押え金5とによって縫製進行方向Yに向けて間欠的に強制移送されるとともに、ミシンMの回転作動に伴う左右の針4,4の上昇下降動作、ルーパの進退動作等の一連の縫製動作により、丸物生地Wの縫製部分(重ね合わせ生地部分)の全周に二重環縫いの縫目を形成するヘム縫いが行われる。
上記のようなヘム縫い時において、前記生地ガイド部8の生地支え83,84,85に支えられて生地折り返し案内装置7に送り出し移動される前記丸物生地Wの一端部側端縁位置が、ミシンMと生地端縁位置調整機構Hとの間に位置する丸物生地中間部の自重等の外力により左右方向に変位することがある。
この場合、本実施形態のヘム縫いミシンによれば、前記丸物生地Wの一端部側端縁位置が前記第一生地端縁位置検出器10Aにより常に監視されており、前記生地端縁折り返し案内装置7へ送り出される丸物生地Wの一端部側端縁Weが左方へ変位して第一生地端縁位置検出器10Aの検出範囲(投受光範囲)から外れたとの検出動作に応じて前記生地端縁位置調整機構Hの生地他端把持具14が斜め下方に駆動移動制御される。
これによって、丸物生地Wの一端部側端縁Weをその全長に亘って所定位置に自動的に位置調整することが可能で、該一端部側端縁Weの折り返し幅をほぼ一定に保ち、常に適正且つ良好なヘム縫いを実行することができる。
そして、ヘム縫いが進行してヘム縫い部端縁WSe位置近傍の下流部が前記生地ガイド部8の下方生地ガイド部材8Bにまで移動してきたとき、ヘム縫い部端縁WSeは前記生地ガイド部材8Bに摺接して移動されることになり、そのヘム縫い部端縁位置近傍の下流部が第二生地端縁検出器10Bにより検出され、その検出結果に基づいて、ヘム縫いを続行しつつ前記生地ガイド部8が図示省略の復動シリンダを介して左右方向L−Rのうち、ミシン本体の左横外側方の所定位置へ移動されることにより、ヘム縫い部の始端部と縫製部に二つ折り状態で送り込まれている丸物生地の一端部端縁(ヘム縫い部の終端部)とをほぼ一直線上に位置するように位置合わせすることが可能になるとともに、ヘム縫い部端縁が再度、前記第一生地端縁位置検出器10Aによる検出結果に基づいて二度折り返えされることを防ぎ、裾部全周に亘り体裁よい仕上がりのヘム縫いを実行することができる。
そのうえ、前記ヘム縫い部WSの始端部とヘム縫い部WSの終端部との位置合わせ中はもとより、位置合わせ終了後も所定長さに亘るヘム縫いが続行された後にミシン駆動を停止して作業者による手動縫い状態に切替えることによって、手動縫いによるヘム縫い距離をできるだけ短くして、ヘム縫い部の始端部と終端部との位置合わせを手動でありながらも確実、容易かつ迅速に行うことができる。
特に、本実施の形態のように、前記生地ガイド部8に第一ないし第三のエアー噴出管13A,13B,13Cを設置することにより、丸物生地Wの一端部側端縁Weの生地ガイド面8Aへ押し付け保持機能、丸物生地Wの一端縁部Weを生地ガイド部8の生地端縁ガイド面8Aに押し付ける位置調整動作を補助する機能、丸物生地Wの一端側部分に生地重量等によって発生している撓み皺やカールを矯正する機能を発揮させることが可能で、所定のヘム縫いを一層確実かつ適正に実行することができる。
なお、上記実施の形態においては、前記生地端縁位置調整機構Hにおける前記生地他端把持具14を上下傾斜方向に往復駆動移動可能に構成したが、上下鉛直方向に往復駆動移動可能に構成しても、また、水平方向に往復駆動移動可能に構成する形態を採用してもよい。
また、前記生地端縁位置調整機構Hを付帯させるミシンとしては、上記した複数本針型式の横筒形二重環縫いミシンに限らず丸物生地一端側の重ね合わせ部の全周に縁かがり縫いの縫目を形成する縁かがり縫いミシンであってもよい。
さらに、上記実施の形態では、前記生地端縁位置調整機構Hの生地他端把持具14が一対の把持片を駆動開閉自在に構成されているものについて説明したが、一対の把持片が相互に遠近揺動することで駆動開閉されるものであっても一対のバネ形式のものであってもよい。
4 針
5 生地押え金
6 針板
7 生地端縁折り返し案内装置
8 生地ガイド部
8A 生地端縁ガイド面
8B 下部生地ガイド部材
10A 第一生地端縁位置検出器
10B 第二生地端縁位置検出器
10C 第三生地端縁位置検出器
13A 第一のエアー噴出管
13B 第二のエアー噴出管
13C 第三のエー噴出管
14 生地他端把持具
M 二重環縫いミシン(ミシン本体)
H 生地端縁位置調整機構
W 丸物生地
We 丸物生地の一端部側端縁部
WS ヘム縫い部
WSe ヘム縫い部端縁
Y 縫製進行方向

Claims (7)

  1. 丸物生地の縫製進行方向への送りを案内する針板と前記針板に形成の針落ち部を通過するように上下動可能に構成された針と昇降可能な生地押え金とを有する縫製部と、
    前記縫製部の針落ち部よりも縫製進行方向の上流側位置に配置されて丸物生地の一端縁部分を所定幅に亘って下向きに折り返して上下に重ねた折り返し部分を前記縫製部へ向けて送り出し案内する生地端縁折り返し案内装置と
    前記生地端縁折り返し案内装置よりも縫製進行方向の上流側位置に配置されて丸物生地の一端部側端縁に摺接する生地端縁ガイド面を有し、丸物生地の一端部側端縁の前記生地端縁折り返し案内装置への送り出し移動を案内する生地ガイド部と、を備え、
    前記生地端縁折り返し案内装置から前記縫製部に向けて送り出し案内される丸物生地の折り返し部分を前記縫製部で縫い合わせる丸物生地のヘム縫いミシンにおいて、
    前記針落ち部よりも縫製進行方向の上流側で且つ縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方へ離間する位置に配置されて前記丸物生地の他端部側を把持可能な生地他端把持具を有し、該生地他端把持具を前記丸物生地の一端縁部位置が縫製進行方向に直交する方向に位置調整されるように特定方向に往復駆動移動可能に構成された生地端縁位置調整機構と、
    前記生地ガイド部の上方に配置されて、丸物生地の一端部端縁位置を検出する第一生地端縁位置検出器と、
    該第一生地端縁位置検出器よりも縫製進行方向の上流側で、かつ、前記第一生地端縁位置検出器よりも縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方寄り位置に配置されて、前記縫製部で縫い合わせられた丸物生地のヘム縫い部端縁位置近傍の下流部を検出する第二生地端縁位置検出器と、
    前記第一生地端縁位置検出器による丸物生地の一端部側端縁位置の検出結果に基づいて、該一端部側端縁位置が所定位置に位置調整されるように前記生地端縁位置調整機構を前記特定方向の一方向に駆動移動させる一方、前記第二生地端縁位置検出器による丸物生地のヘム縫い部端縁位置近傍の下流部の検出結果に基づいて、ヘム縫いを続行しつつ前記生地ガイド部を縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方寄りの所定位置に移動させ、その後の所定長さに亘るヘム縫いを経てミシン駆動を停止する制御部と、を具備している
    ことを特徴とする丸物生地のヘム縫いミシン。
  2. 前記第二生地端縁位置検出器よりも縫製進行方向の上流側で、かつ、前記第一生地端縁検出器よりも縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方寄り位置に丸物生地の一端部側端縁位置を検出する第三生地端縁検出器が配置され、該第三生地端縁検出器が丸物生地の一端部側端縁を検出したとき、前記制御部は、丸物生地の一端部側端縁が前記第三生地端縁位置検出器による非検出位置に位置調整されるように前記生地端縁位置調整機構を前記特定方向の他方向に駆動移動させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の丸物生地のヘム縫いミシン。
  3. 前記生地ガイド部には、前記第三生地端縁検出器よりも縫製進行方向の上流側で、かつ、前記第三生地端縁検出器よりも縫製進行方向に直交する方向でミシン本体の横外側方寄り位置に、丸物生地のヘム縫い部端縁に摺接して該ヘム縫い端縁を前記第二生地端縁位置検出器に向けて移動案内する生地ガイド部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の丸物生地のヘム縫いミシン。
  4. 前記生地ガイド部には、所定位置に位置調整された丸物生地の一端縁部付近に向けてエアーを噴出することにより、丸物生地の一端縁部が前記生地ガイド部の生地端縁ガイド面へ押し付けられるエアー噴出装置が設置されている
    ことを特徴する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の丸物生地のヘム縫いミシン。
  5. 前記生地ガイド部には、前記生地端縁位置調整機構による丸物生地の一端縁部位置の位置調整動作に連動してエアーを噴出することにより、丸物生地の一端縁部を前記生地ガイド部の生地端縁ガイド面側へ押し付けるエアー噴出装置が設置されている
    ことを特徴する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の丸物生地のヘム縫いミシン。
  6. 前記生地ガイド部には、該生地ガイド部に達するまでの丸物生地の一端部側端縁に向けてエアーを間欠的に噴出することにより、丸物生地の一端部側に発生しているカールを矯正するカール矯正用エアー噴出装置が配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の丸物生地のヘム縫いミシン。
  7. 前記生地端縁位置調整機構は、前記第一生地端縁位置検出器による丸物生地の一端部側端縁位置の検出結果に基づいて、前記生地他端把持具を上下方向又は上下傾斜方向に駆動移動せるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の丸物生地のヘム縫いミシン。
JP2019059384A 2019-03-07 2019-03-07 丸物生地のヘム縫いミシン Pending JP2020142041A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019059384A JP2020142041A (ja) 2019-03-07 2019-03-07 丸物生地のヘム縫いミシン
CN202010134787.6A CN111663253B (zh) 2019-03-07 2020-03-02 圆状物面料的卷边缝制缝纫机
TW109107373A TWI824120B (zh) 2019-03-07 2020-03-06 圓形織物之緣邊縫紉機
TR2020/03472A TR202003472A2 (ja) 2019-03-07 2020-03-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019059384A JP2020142041A (ja) 2019-03-07 2019-03-07 丸物生地のヘム縫いミシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020142041A true JP2020142041A (ja) 2020-09-10

Family

ID=72355067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019059384A Pending JP2020142041A (ja) 2019-03-07 2019-03-07 丸物生地のヘム縫いミシン

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2020142041A (ja)
CN (1) CN111663253B (ja)
TR (1) TR202003472A2 (ja)
TW (1) TWI824120B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115094578A (zh) * 2022-06-06 2022-09-23 珠海运控瑞奇数控科技有限公司 对标机构、橡筋机及对标方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5967540B2 (ja) * 2012-09-18 2016-08-10 ヤマトミシン製造株式会社 ヘム縫いミシン
JP5984093B2 (ja) * 2013-09-24 2016-09-06 ヤマトミシン製造株式会社 生地端カール矯正装置
JP6467699B2 (ja) * 2014-09-25 2019-02-13 ヤマトミシン製造株式会社 ミシン
JP6410145B2 (ja) * 2014-12-19 2018-10-24 ヤマトミシン製造株式会社 裾引き縫いミシン
JP2017074269A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 Juki株式会社 ミシン
JP6861934B2 (ja) * 2016-04-05 2021-04-21 ヤマトミシン製造株式会社 縫い終わり端検知自動停止装置付きミシン
JP2018114096A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 ヤマトミシン製造株式会社 ミシン
JP2018130518A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 ヤマトミシン製造株式会社 ミシンの生地把持装置
JP2019000608A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 ヤマトミシン製造株式会社 ミシンの生地送り補助案内装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115094578A (zh) * 2022-06-06 2022-09-23 珠海运控瑞奇数控科技有限公司 对标机构、橡筋机及对标方法
CN115094578B (zh) * 2022-06-06 2023-11-07 珠海运控瑞奇数控科技有限公司 对标机构、橡筋机及对标方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW202045791A (zh) 2020-12-16
CN111663253A (zh) 2020-09-15
TWI824120B (zh) 2023-12-01
TR202003472A2 (ja) 2021-06-21
CN111663253B (zh) 2023-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4149630B2 (ja) 玉縁縫いミシン
JP2015062481A (ja) 生地端カール矯正装置
JP2018130518A (ja) ミシンの生地把持装置
JP5967540B2 (ja) ヘム縫いミシン
JP2017221644A (ja) 扁平縫いミシン
TWI585260B (zh) Sewing of the fabric and double girth sewing machine
JP5312135B2 (ja) ミシンの玉布供給装置
TWI675949B (zh) 下擺縫合機
JP2013128551A (ja) ミシン
JP2020142041A (ja) 丸物生地のヘム縫いミシン
JP3372613B2 (ja) 環縫いミシンの空環縫込み装置
JP5149557B2 (ja) 玉縁縫いミシン
JP2016221042A (ja) ゴム紐取り付け補助装置、ゴム紐取り付け装置およびゴム紐取り付け方法
CN102877219B (zh) 带环缝制缝纫机
JP6735017B2 (ja) ミシン用補助装置およびそれを用いたミシン
JP2020006124A (ja) ミシンの生地捌き装置
KR20210044869A (ko) 코드재를 봉착할 수 있는 미싱 및 코드 컷 장치
JP2003181170A (ja) ボタン穴かがり縫いミシン
JPH10235054A (ja) ミシンの生地折返し案内装置
CN109629130A (zh) 一种贴底档缝纫机的送料机构
CN209686053U (zh) 一种贴底档缝纫机的折料机构
JP4726567B2 (ja) 玉縁縫いミシン
CN209686041U (zh) 一种贴底档缝纫机的送料机构
CN102733099B (zh) 钉扣方法及钉扣缝纫机
CN108425187B (zh) 缝纫机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221115

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230704