JP2020141351A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影時に手振れが発生した場合でも撮影時間が延びることなく、高画質な深度合成画像が取得可能な撮像装置を提供すること。【解決手段】 複数の視差画像と、前記視差画像を合成して得た画像データとを取得可能な撮像装置であって、リフォーカス画像生成手段と、焦点位置が互いに異なる複数の画像データを順次撮影するように制御する撮影制御手段と、前記撮影制御手段により撮影する目標焦点位置を決定する目標焦点位置決定手段と、前記目標焦点位置からのずれを検出する焦点位置変動検出手段と、前記複数の画像データを合成する画像合成手段を有し、前記リフォーカス画像生成手段は、前記焦点位置変動検出手段が検出したずれに基づいて前記複数の視差画像から焦点位置を補正したリフォーカス画像を生成し、前記合成手段によって合成をおこなうことを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、フォーカスレンズの焦点位置を変更しながら、複数の画像データを取得する撮像装置に関し、特にフォーカスレンズの焦点位置を変更しながら撮影して得られた複数の画像データから被写界深度を深くした画像を生成可能な撮像装置に関する。
従来、フォーカスレンズの焦点位置を変更して複数の画像データを撮影し、各画像データからコントラストの高い領域のみを抽出して合成して、被写界深度を深くした画像(深度合成画像)を得る撮像装置が知られている。
特許文献1には、フォーカスレンズの焦点位置を変更して複数の画像データを撮影する際に、手振れなどで焦点位置がずれる場合でも被写体に対する焦点位置を安定した変化幅に収めて撮影できるようにした撮像装置に関する技術が開示されている。
特開2016−5224号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、光軸方向の手振れを被写体の像倍率の変化などから検出し、撮影時にレンズの焦点位置が目標の焦点位置になるように制御する。そのため、深度合成画像を得るための撮影時間が延びる可能性がある。
そこで本発明の目的は、撮影時に手振れが発生した場合でも撮影時間が延びることなく、高画質な深度合成画像が取得可能な撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
複数の視差画像と、前記視差画像を合成して得た画像データとを取得可能な撮像装置であって、
リフォーカス画像生成手段と、
焦点位置が互いに異なる複数の画像データを順次撮影するように制御する撮影制御手段と、
前記撮影制御手段により撮影する目標焦点位置を決定する目標焦点位置決定手段と、
前記目標焦点位置からのずれを検出する焦点位置変動検出手段と、
前記複数の画像データを合成する画像合成手段を有し、
前記リフォーカス画像生成手段は、前記焦点位置変動検出手段が検出したずれに基づいて前記複数の視差画像から焦点位置を補正したリフォーカス画像を生成し、前記合成手段によって合成をおこなうことを特徴とする。
本発明によれば、撮影時に手振れが発生した場合でも撮影時間が延びることなく、高画質な深度合成画像が取得可能な撮像装置の提供を実現できる。
デジタルカメラの構成例を示すブロック図 異なる焦点位置で被写体を撮影するときの像倍率の変化 深度合成モードの動作を示すフローチャート リフォーカス画像生成処理を示すフローチャート 画像データと目標焦点位置の関係を示す例 撮影した画像データに応じた目標焦点位置の変更処理を示す例
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかわるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
101はシャッタである。102は撮影レンズである。103は撮像部である。104はAF評価値検出部である。105はバリアである。106は画像処理部である。107はメモリ制御部である。108はメモリである。109は表示部である。110はD/A変換機である。111はシステム制御部である。112は不揮発性メモリである。113はシステムメモリである。114はシステムタイマである。115はモード切替スイッチである。116はシャッタボタンである。117は電源スイッチである。118は操作部である。119は電源制御部である。120は電源部である。121はストロボである。122は記録媒体I/Fである。200は記録媒体である。
シャッタ101は絞り機能を備えるシャッタである。
撮影レンズ102はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。
撮像部103は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。撮像素子は、1つの画素が複数の瞳分割領域を持ち、受光した光を瞳分割領域ごとにアナログ画像信号に変換でき、それぞれのアナログ画像信号から視点の異なる複数の視差画像データを取得できる。複数の視差画像データについては、画素ごとに加算することで通常の撮像素子で得られる画像データを取得することができる。本実施形態では、1つの画素を2つの瞳分割領域A、Bで構成しているものとする。瞳分割領域Aの出力と、瞳分割領域Bの出力をそれぞれ独立した画像として取得し、2つの視差画像データA、Bを取得する。また、瞳分割領域A、Bの出力を画素ごとに加算することで、通常の画像データを取得することができる。視差画像データA、Bの加算合成処理は、後述する画像処理部106でおこなってもよいし、撮像部103でおこなってもよい。視差画像データの加算合成処理によって得られた画像データは、視差画像と関連付けてメモリ108に記録しておく。また、瞳分割領域は2つに限らず、さらに多くの領域に分割し、多くの視差画像データを同時に取得する構成であってもよい。撮像部103はA/D変換処理機能を備えており、アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
AF評価値検出部104では、デジタル画像信号から得られるコントラスト情報や、視差情報から得られる位相差からAF評価値を算出し、得られたAF評価値を撮像部103からシステム制御部111に出力する。バリア105は、デジタルカメラ100の撮影レンズ102を含む撮像系を覆うことで、撮影レンジ102、シャッタ101、撮像部103を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部106は、撮像部103から出力される画像データ、またはメモリ制御部107からの画像データに対して、所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理、色変換処理などをおこなう。また画像処理部106は、撮影された2つの視差画像データからリフォーカス画像を生成する画像処理をおこなう。リフォーカス処理は、撮影後の画像処理によって画像の焦点位置の変更や被写界深度の調整が可能な処理であり、リフォーカス処理により生成された所定の焦点位置にピントが合った画像をリフォーカス画像という。撮像した2つの視差画像データを入力するとともに、視差画像データの画素をシフトして合成することで、所定の焦点位置で合焦したリフォーカス画像を生成する。
さらに画像処理部106は被写体の距離情報を取得することができる。入力した視差画像データA、Bから位相差を検出することで、被写体までの距離を取得する。そして撮像部から被写体までの距離情報を画素ごとに取得することが可能である。また、画像処理部106では撮像した画像データを用いて所定の演算処理がおこなわれ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部111が露光制御、測距制御をおこなう。これによりTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュ自動調光発行)処理がおこなわれる。画像処理部106ではAF(オートフォーカス)処理がおこなわれるが、このとき撮像部103に備えるAF評価値検出部104の出力が用いられることもある。そして画像処理部106では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理をおこない、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理もおこなう。
撮像部103の出力データは、画像処理部106およびメモリ制御部107を介して、あるいはメモリ制御部107を介してメモリ108に書き込まれる。メモリ108は、撮像部103によって取得およびデジタル画像信号に変換された画像データや、表示部109に表示するための画像データを格納する。メモリ108は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに充分な記憶容量を備えている。
またメモリ108は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換機110は、メモリ108に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部109に供給する。こうしてメモリ108に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換機110を介して表示部109に表示される。表示部109はLCD等の表示機上にD/A変換機110からのアナログ信号に応じた表示をおこなう。撮像部103でデジタル画像信号に変換されたのちにメモリ108に蓄積されたデジタル信号をD/A変換機110においてアナログ変換し、表示部109に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示をおこなうことができる。
システム制御部111は、デジタルカメラ100全体を制御する。不揮発性メモリ112は、電気的に消去、記録可能なメモリであり、例えばフラッシュメモリなどが用いられる。不揮発性メモリ112には、システム制御部111動作用の定数、プログラムなどが記録される。システムメモリ113はRAMが用いられる。システム制御部111の動作に関係する定数、変数、不揮発性メモリ112から読み出したプログラム等を展開する。システム制御部111は、不揮発性メモリ112に記録されたプログラムを実行することで、本実施形態の各処理を実現したり、静止画や動画の撮影や再生をおこなったり、メモリ108、D/A変換機110、表示部109などを制御して表示制御をおこなったりする。
システムタイマ114は、各種制御に用いる時間や、内蔵されたと時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ115、シャッタボタン116、電源スイッチ117、操作部118はシステム制御部111に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ115は、システム制御部111の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ115やその他の操作部材を用いて、これらのモードのいずれかに切り替えられるものとする。同様に動画撮影モードも、記録サイズやフレームレートなどが異なる複数のモードが含まれてもよく、モード切替スイッチ115やその他の操作部材を用いて切り替えられるものとする。
シャッタボタン116は、デジタルカメラ100に対して撮影準備および撮影指示をおこなう。シャッタボタン116を半押しすることで撮影準備指示となり、システム制御部111の制御によりAF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作をおこなう。シャッタボタン116を全押しすることで撮影指示となり、システム制御部111によりシャッタ101や撮像部103を制御して信号を読み出し、表示部109に表示したり、後述する記録媒体200に画像データを書き込んだりする一連の撮影処理動作を開始する。電源スイッチ117は、デジタルカメラ100に対する電源供給のON/OFFを切り替える。
操作部118は、表示部109に表示される様々な機能アイコンを選択操作する。例えば、上下左右の4方向ボタンやSETボタンを操作したり、表示部109がタッチパネル機能を備える場合は、表示部109をタッチ操作したりして、機能アイコンを選択操作する。その他、回転操作可能なコントローラホイールなどの操作部材が含まれてもよい。
電源制御部119は、電子検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等から構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出をおこなう。検出結果とシステム制御部111の指示に基づいて、DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部120は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池や、NiDd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。ストロボ121は、撮影時に発光させることにより低照度シーンでの撮影や逆光シーンでの撮影時に照度を補うことができる。
記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
上述したデジタルカメラ100では、撮影画面内の中央1点に対してAFをおこなったり、顔検出機能によって検出された撮影画面内の顔に対してAFをおこなったりすることが可能である。また、画像処理部106によって撮影画面内の領域分割などをおこなうことで主被写体を検出し、主被写体に対してAFをおこなうことも可能である。
図2は、異なる焦点位置で被写体を撮影するときの像倍率の変化を示す図である。図2の(a)において、デジタルカメラ100は撮像面Uに配置されている。異なる2つの目標焦点位置をF1とF2とする。目標焦点位置F1において被写体像が結像する際の大きさをS1とし、このときの光軸と光線の角度をθ1とする。このとき、光軸を中心に角度±θ1の範囲であれば撮像される被写体の大きさは同じになる。また、目標焦点位置F1よりも撮像面Uに近い目標焦点位置F2で被写体像が結像する際の大きさをS2とし、このときの光軸と光線の角度をθ2する。θ2の角度はθ1よりも大きくなり、撮像される被写体の大きさも大きくなる。
撮像面Uから焦点位置F1までの距離をx1とし、大きさS1で撮像された被写体像の例を図2の(b)に示す。撮像面Uから焦点位置F2までの距離をx2とし、大きさS2で撮像された被写体像の例を図2の(c)に示す。
焦点位置F1と焦点位置F2では、F2の方がデジタルカメラ100と被写体の距離が近づくことから、被写体の大きさS2はデジタルカメラ100との距離変化に比例して、被写体の大きさS1に対して拡大されて撮像される。被写体の大きさS2は、以下の式により算出することができる。
S2=S1×x1/x2
さらに、焦点位置F1と焦点位置F2の距離差をdとするとき、距離差dは以下の式により算出することができる。
d=(S2−S1)×x2/S2
深度合成処理では、画像処理部106はシステム制御部111からの指示に基づいて、基準となる画像データ内の被写体の像倍率とその他の画像データ内の被写体の像倍率が等しくなるように像倍率補正をおこなう。その後、画像処理部106は画像データに対して必要な周波数特性に適合させたフィルタ処理をおこなってエッジを検出する。画像中の各画素に対応したエッジの強さをコントラスト評価値とし、画像処理部106は各画像データ間でコントラスト評価値の比較をおこなう。そして画像処理部106は各画素に対して最も高い画素部分を抽出して、最終的に生成される1枚の画像の各領域に対応する画素ごとに重ね合せて合成画像を生成する。
以下、図3から6を参照して、本発明の実施例による、目標焦点位置と撮影した画像データの焦点位置のずれを検出し、リフォーカスによって補正する処理について説明する。
図3は、深度合成モードの動作を示すフローチャートである。
S301は被写体距離を取得するステップである。S302は目標焦点位置を決定するステップである。S303は撮影開始指示を判定するステップである。S304はフォーカスブラケット撮影をするステップである。S305は撮影した画像データの像倍率を算出するステップである。S306は画像データと目標焦点位置のずれ量を算出するステップである。S307は撮影した画像データの焦点位置が目標焦点位置からずれているかを判定するステップである。S308はリフォーカス画像生成処理をおこなうステップである。S309は深度合成画像を生成する画像合成をおこなうステップである。
図4は、リフォーカス画像生成処理を示すフローチャートである。S401は最大リフォーカス量を算出するステップである。S402はリフォーカス補正量を算出するステップである。S403はリフォーカス可能かを判定するステップである。S404は目標焦点位置を変更するステップである。S405はリフォーカス補正量を変更するステップである。S406はリフォーカス処理をおこなうステップである。
図5は撮影した画像データと目標焦点位置の関係を示す図である。図5の(a)は合焦させたい被写界深度内でコントラストが一定の値より高くなるように撮影するための目標焦点位置、図5の(b)は実際に撮影された画像データの焦点位置、図5の(c)はリフォーカスによって焦点位置を変更したあとの画像データの焦点位置である。
モード切替スイッチ115を操作して深度合成モードに設定すると、システム制御部111は表示部109にライブビュー表示を開始する。ステップS301においてシステム制御部111は画像処理部106を制御し、撮像部103から取得した視差画像データを使用して距離情報と主被写体情報を取得する。そして主被写体情報と距離情報の対応付けをおこない、主被写体距離情報を生成する。
ステップS302においてシステム制御部111は、ステップS301で生成した主被写体距離情報を用いて主被写体領域内で最も近い領域と最も遠い領域の距離差から、合焦させたい被写界深度を決定する。図5の(a)に示すように、合焦させたい被写界深度内でコントラストが一定の値より高くなるように撮影するための目標の焦点位置を決定する。矢印500はその焦点位置におけるコントラストが一定水準以上になる被写界深度の範囲を表す。
ステップS303においてシステム制御部111は、シャッタボタン116の状態の状態を読み取り、撮影を開始するかを判断する。シャッタボタン116が全押しされている場合は撮影を開始すると判断してステップS304に進み、シャッタボタン116が全押しされていない場合はステップS301に戻る。
ステップS304において、システム制御部111はステップS302で決定した目標の焦点位置で撮影するようにレンズ102を駆動してフォーカスブラケット撮影をおこなう。シャッタ101、撮像部103、画像処理部106などを制御して撮影枚数分の画像データを取得する。画像データは撮影ごとにメモリ108に格納しておく。ここでは、図5(b)に示すような焦点位置で画像データを取得したとする。
ステップS305においてシステム制御部111は、画像処理部106を制御して、撮影ごとに画像データ内の被写体の像倍率を算出する。算出した像倍率は、撮影ごとにメモリ108に格納しておく。
ステップS306においてシステム制御部111は、ステップS302で決定した目標の焦点位置における被写体の像倍率を推定する。そしてステップS305で算出し、メモリ108に格納した撮影ごとの像倍率から、図2で示した焦点距離間の距離差を求める式を用いて目標の焦点位置と、その焦点位置に対応する画像データを撮影した際の焦点位置の距離差を算出する。そして算出した距離差をずれ量として、画像データと関連付けてメモリ108に格納する。このとき、目標焦点位置に対してずれが生じていてもコントラストが一定の値よりも高くできる範囲であれば問題ないと判断して、算出した距離差がこの範囲外である場合にずれ量を格納してもよい。
ステップS307においてシステム制御部111は、ステップS306でずれ量がメモリ108に書き込まれた画像データがあるかを判定する。ずれが算出された画像データがある場合はステップS308に進み、ずれが算出された画像データがない場合はステップS309に進む。
ステップS308においてシステム制御部111は、画像処理部106を制御してずれが算出された画像データに対してリフォーカス画像生成処理をおこない、リフォーカス画像を生成する。リフォーカス画像の生成についての詳細は後述する。生成したリフォーカス画像について画像データ内の被写体の像倍率を算出し、ステップS305でメモリ108に記録した撮影ごとの像倍率情報を上書きして記録しておく。
ステップS309においてシステム制御部111は、画像処理部106を制御して画像データの合成処理をおこなう。ステップS305およびステップS308でメモリ108に記録した撮影ごとの像倍率情報をもとに、複数の画像データ内の被写体の像倍率が等しくなるように画像データのサイズを調整することで像倍率補正をおこなう。そして像倍率補正後の画像データを合成することで深度合成画像を生成して、本処理を終了する。
ステップS308におけるリフォーカス画像生成について、図4と、図5を用いて説明する。
リフォーカス画像生成処理を開始すると、ステップS401においてシステム制御部は焦点位置を補正できるリフォーカス範囲および上限値である最大リフォーカス量を求める。リフォーカス処理では、レンズ102および絞りによる開口系や撮像部103における撮像素子の画素ピッチ等により、視差画像データの視差量が制限されるので、リフォーカス可能な範囲に制限が生じる。そのため、リフォーカス範囲および上限値をあらかじめ算出しておく。ここで、リフォーカス範囲は公知の方法により求めることができる。
ステップS402においてシステム制御部111は、撮影時の焦点位置と目標焦点位置の差を比較し、もっとも差分が小さい画像データを各目標焦点位置に対する補正対象データとして割り当てる。そして補正対象データと目標焦点位置の距離差をリフォーカスの補正量とする。例えば撮影した画像データの焦点位置が図5の(b)に示すようになっている場合、iiの焦点位置は(a)のiiに示す目標焦点位置に対して矢印502に示す分だけずれており、ステップS306でメモリ108に格納されている。(b)のiとiiiの焦点位置で撮影された画像データについて、それぞれ矢印501と503で示される目標焦点位置iiとの距離差を求める。そして矢印501、502、503で表される距離差のうち、距離差が一番小さくなる画像データをリフォーカス画像生成に用いる補正対象データとして選択して、距離差をリフォーカスの補正量とする。この例では、矢印502が一番小さいため、差画像データiiを補正対象データとし、矢印502で表される距離差をリフォーカス量として算出することになる。
ステップS403においてシステム制御部111は、ステップS401で求めた最大リフォーカス量とステップS402で求めたリフォーカス補正量を比較し、リフォーカス可能かどうかを判定する。リフォーカス補正量が最大リフォーカス量よりも小さい場合はリフォーカス可能であると判断し、ステップS406へ進む。リフォーカス補正量が最大リフォーカス量よりも大きい場合はリフォーカス不可能と判断し、ステップS404へ進む。
ステップS404においてシステム制御部111は、目標焦点位置をリフォーカス可能な範囲に基づき、被写界深度の重なり方が一定になるように変更する。図6は撮影した画像データに応じた目標焦点位置の変更処理の例を示す図である。図6の(a)はステップS302で決定した目標焦点位置の一例である。図6の(b)は撮影された画像データの焦点位置の一例である。目標焦点位置が撮影されたどの画像データからもリフォーカスできないと判断した場合、対象となる目標焦点位置に隣接した距離の画像から最大リフォーカス量動かした焦点位置を目標焦点位置として変更する。図6において600は最大リフォーカス量である。最大リフォーカス量動かした目標焦点位置に基づき、等間隔になるように他の目標焦点位置を変更する。図6の(c)に変更後の目標焦点位置の一例を示す。変更後の目標焦点位置iiiについて、撮影された画像データの焦点位置iiiの画像データをリフォーカスすることで生成し、変更後の目標焦点位置ivについて、撮影された画像データの焦点位置ivの画像データをリフォーカスすることで生成する。
ステップS405においてシステム制御部111は、変更された目標焦点位置に対して画像データのリフォーカス補正量を算出する。
ステップS406においてシステム制御部111は、画像処理部106などを制御してステップS402またはステップS405で算出したリフォーカス補正量に基づいて、補正対象の画像データをリフォーカスする。リフォーカスにより図5の(c)に示すような焦点位置に補正された画像データを取得する。これにより深度合成用の画像を生成する。
これにより、手振れなどの影響で目標焦点位置からずれた画像データに対して、被写体の像倍率から算出した目標焦点位置と画像データの焦点位置のずれ量に基づいてリフォーカス処理をおこなうことができる。目標の焦点位置になるように補正した合成用画像データを生成して深度合成処理をおこなうため、手振れなどで目標の焦点位置からずれてしまった場合でも、深度合成したい被写界深度全域に対して一定以上のコントラストを維持することができる。このため、目標の焦点位置から焦点位置がずれた画像データであっても、高画質な深度合成画像を取得することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は、民生や業務用途において、画像撮影機器、再生機、システム、アプリケーション、画像処理装置などに利用可能である。
S301 被写体距離を取得するステップ、
S302 目標焦点位置を決定するステップ、
S303 撮影開始指示を判定するステップ、
S304 フォーカスブラケット撮影をするステップ、
S305 撮影した画像データの像倍率を算出するステップ、
S306 画像データと目標焦点位置のずれ量を算出するステップ、
S307 撮影した画像データの焦点位置が目標焦点位置からずれているかを判定するステップ、
S308 リフォーカス処理をおこなうステップ、
S309 深度合成画像を生成する画像合成をおこなうステップ

Claims (5)

  1. 複数の視差画像と、前記視差画像を合成して得た画像データとを取得可能な撮像装置であって、
    リフォーカス画像生成手段と、
    焦点位置が互いに異なる複数の画像データを順次撮影するように制御する撮影制御手段と、
    前記撮影制御手段により撮影する目標焦点位置を決定する目標焦点位置決定手段と、
    前記目標焦点位置からのずれを検出する焦点位置変動検出手段と、
    前記複数の画像データを合成する画像合成手段を有し、
    前記リフォーカス画像生成手段は、前記焦点位置変動検出手段が検出したずれに基づいて前記複数の視差画像から焦点位置を補正したリフォーカス画像を生成し、前記合成手段によって合成をおこなうことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記焦点位置変動検出手段は、画像データ内の被写体の像倍率に基づいて、焦点距離の移動量を算出し、前記目標焦点位置設定手段で設定した目標焦点位置に対してずれがあるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記焦点位置変動検出手段は、前記目標焦点位置決定手段が設定した目標焦点位置に対してずれがあると判定した場合、焦点位置の移動量に基づいて焦点位置のずれ量を求めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記リフォーカス画像生成手段は、前記焦点位置変動検出手段によりずれが検出された場合に、前記複数の視差画像から焦点位置を補正したリフォーカス画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記リフォーカス画像生成手段により、前記目標焦点位置決定手段で設定された目標焦点位置に補正できない場合、前記目標焦点位置を前記リフォーカス画像生成手段で補正できる範囲に基づいて再決定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の撮像装置。
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WO2022044545A1 (ja) 2020-08-25 2022-03-03 日本電気株式会社 海底光ケーブルシステム

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