JP2020141056A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置において、経年による放熱性能の劣化を抑制する。【解決手段】電力変換装置は、パワーモジュールと、冷却器とを備えている。パワーモジュールは、電力を制御する半導体素子が封止されており、表面に絶縁基板が露出している。冷却器は、パワーモジュールの表面に積層されている。冷却器は、金属接合層によってパワーモジュールの絶縁基板に接合されている。パワーモジュールと冷却器の間にグリスを挟むかわりにパワーモジュールと冷却器を金属接合層で接合しているので、グリス抜けが生じず、放熱性能の経年劣化を抑制することができる。【選択図】図2

Description

本明細書は、電力変換装置に関する技術を開示する。
電力変換装置として、パワーモジュールに冷却器を積層した構造を備えるものが知られている。パワーモジュールには、電力を制御する半導体素子(パワーデバイス)が封止されているとともに、表面に放熱板が露出している。冷却器は、放熱板に対向するようにパワーモジュールに積層されている。放熱板は半導体素子の電極と導通しており、冷却器も導電性の金属で作られているため、放熱板と冷却器の間には絶縁板が挟まれている。特許文献1に開示されている電力変換装置では、パワーモジュールから冷却器への伝熱性を高めるため、パワーモジュールの表面(放熱板)と絶縁板の間、及び、絶縁板と冷却器の間にグリスが挟まれている。
特開2018−18943号公報
特許文献1の電力変換装置では、半導体素子の発熱および冷却に伴う絶縁板の熱膨張および熱収縮の繰り返しによって、パワーモジュールの表面と冷却器との間に挟まれているグリスが外部に排出されるポンプアウト現象が発生するおそれがあった。パワーモジュールの表面と冷却器との間に挟まれているグリスの減少は、電力変換装置の放熱性能を劣化させる要因となる。
本明細書に開示する電力変換装置は、パワーモジュールと、冷却器を備えている。パワーモジュールは、電力を制御する半導体素子が封止されているとともに、表面に絶縁基板が露出している。冷却器は、パワーモジュールの表面に積層されている。冷却器は、金属接合層によってパワーモジュールの表面の絶縁基板に接合されている。
上記形態の電力変換装置によれば、半導体素子の発熱および冷却に伴って絶縁板の熱膨張および熱収縮が繰り返されたとしても、金属接合層によってパワーモジュールの表面と冷却器との間の接合を保持できるため、経年による放熱性能の劣化を抑制できる。
絶縁基板は、典型的には、絶縁板の両面に金属層が接合されている複合板であってよい。複合板の一方の金属層が前記パワーモジュールの表面に露出しているととともに、複合板の他方の金属層と半導体素子が導通している。そのような絶縁基板を採用することにより、封止されている半導体素子との絶縁を確保しつつ、パワーモジュールの表面に金属層を露出することができる。冷却器も金属製であり、パワーモジュールの表面の金属層と金属製の冷却器を金属接合層でしっかりと接合することができる。
実施例の電力変換装置の平面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。
図1に電力変換装置10の平面図を示す。電力変換装置10は、各種の電気機器(例えば、電動機、発電機、二次電池など)の間において電力を変換するデバイスである。例えば電力変換装置10は、車両に搭載され、高電圧バッテリの電力を走行用のモータの駆動電力に変換するデバイスである。
電力変換装置10は、複数のパワーモジュール100と、複数の冷却器200を備えている。複数のパワーモジュール100と複数の冷却器200は、1個ずつ交互に積層されている。複数のパワーモジュール100と複数の冷却器200は、筐体12に収容されている。筐体12には、パワーモジュール100と冷却器200以外のデバイスも収容されているが、それらの図示は省略した。また、各パワーモジュール100は他のデバイスと電気的に接続されているが、パワーモジュール100が有する接続端子の図示も省略した。
複数のパワーモジュール100と複数の冷却器200の積層体は、その一端が筐体12の壁21に押し当てられ、他端に支柱22に支持されている板バネ23が押し当てられ、積層体が保持されている。
隣り合う一対の冷却器200の間に、パワーモジュール100が挟まれている。詳しくは後述するが、パワーモジュール100と冷却器200は金属接合層300で接合されている。冷却器200とパワーモジュール100は金属接合層300で接合されているので、板バネ23の荷重がなくてもパワーモジュール100から冷却器200への高い伝熱効率が確保される。
図1では金属接合層300をグレーで示してある。すべての冷却器200とパワーモジュール100は金属接合層300で接合されているが、図1では、最も下方の一対の金属接合層300のみに符号を付し、残りの金属層への符号は省略した。
隣り合う冷却器200は、一対の連結管14、16で連結されている。冷却器200の内部は冷媒が流れる流路になっており、一対の連結管14、16は、隣り合う冷却器200の流路を連通する。総ての隣り合う冷却器200の組が一対の連結管14、16で連結されているが、図1では最も下方の一対の連結管14、16のみに符号を付し、残りの連結管への符号は省略した。
複数のパワーモジュール100と複数の冷却器200の積層方向の一端の冷却器200には、冷媒供給口24と冷媒排出口26が備えられている。冷媒供給口24と冷媒排出口26には、不図示の冷媒循環装置が接続される。冷媒循環装置から送られる冷媒は冷媒供給口24と複数の連結管14を通じて総ての冷却器200に分配される。冷媒は冷却器200の内部の流路を通過する間に隣り合うパワーモジュール100の熱を吸収する。熱を吸収した冷媒は複数の連結管16と冷媒排出口26を通じて冷媒循環装置へと戻される。
図1に示した一対の冷却器200とパワーモジュール100で構成される積層構造部18の断面図を図2に示す。図2は、図1のII−II線に沿った断面(図中のXZ平面で積層構造部18をカットした断面)を示している。
以下、積層構造部18を説明するが、複数のパワーモジュール100と複数の冷却器200の積層体において、隣り合う冷却器200とそれらに挟まれているパワーモジュール100の関係は、どの組み合わせであっても同じである。
パワーモジュール100は、扁平形状を有しており、2つの幅広面(表面102、104)を有している。パワーモジュール100は、パワーカードとも呼ばれる。2つの表面102、104は、相互に表裏の関係にある。パワーモジュール100は、封止樹脂110と、半導体素子120と、2つの絶縁基板140とを備えている。
パワーモジュール100の封止樹脂110は、2つの絶縁基板140の間に挟まれた半導体素子120の周囲に射出成形されている。封止樹脂110は、電気絶縁性を有する。封止樹脂110は、半導体素子120を内部に封止する。
パワーモジュール100の半導体素子120は、電力を制御するパワーデバイスである。半導体素子120は、矩形板状を成す。板状の半導体素子120の両面に電極が露出している。半導体素子120は、2つの絶縁基板140の間に挟まれている。半導体素子120は、接合材130を介して絶縁基板140に接合されている。接合材は、典型的にはハンダである。
パワーモジュール100の絶縁基板140は、電気絶縁性を有し、半導体素子120と冷却器200との間を電気的に絶縁する。絶縁基板140は、半導体素子120で発生する熱を冷却器200へと放熱する。絶縁基板140は、半導体素子120より大きな矩形板状を成す。
絶縁基板140は、中央の絶縁板142とその両側の銅層144、146の三層構造を有している複合板である。絶縁板142は、アルミナを主成分とするセラミックスで作られている。銅層144は、セラミックス製の絶縁板142の一方の表面に焼結され、銅層146は、絶縁板142の他方の表面に焼結されている。
あるいは、絶縁基板140は、表面を酸化処理した絶縁性の窒化アルミニウム基板(絶縁板142)の両面に銅層144、146が銅−酸素共晶層で接合された三層構造を有している複合板であってもよい。
絶縁板142は、その表裏の一方の銅層144と多方の銅層146の間を絶縁する。表面の銅層144と裏面の銅層146は導電性を有している。
パワーモジュール100において、一方の表面102には一方の絶縁基板140が設けられ、他方の表面104には他方の絶縁基板140が設けられている。絶縁基板140の銅層144は、接合材130を介して半導体素子120に接合されている。先に述べたように、半導体素子120の表面102、104には電極が露出しており、それぞれの電極は、対向している絶縁基板140の銅層144に接合されているとともに導通している。図2では図示を省略しているが、封止樹脂110の内側から外側へ向かって端子が延びており、その端子が銅層144を介して半導体素子120の電極と導通する。
絶縁基板140の一方の銅層144(半導体素子120と対向している銅層)は半導体素子120と導通するが、他方の銅層146(封止樹脂110から露出している銅層)は半導体素子120から絶縁されている。
絶縁基板140の銅層146は、封止樹脂110から露出している。言い換えると、一方の絶縁基板140における銅層146は、表面102の一部を構成し、他方の絶縁基板140における銅層146は、表面104の一部を構成する。パワーモジュール100における2つの表面102、104には、少なくとも冷却器200と接合する部位に電解銀めっきが施されている。
電力変換装置10の冷却器200は、パワーモジュール100を冷却する。冷却器200は、冷媒を流す流路210が内部に形成された機器である。冷却器200の流路210は、連結管14、16に接続されている。冷却器200は、金属製(例えば、アルミニウム製)である。冷却器200の表面には、少なくともパワーモジュール100と接合する部位に電解銀めっきが施されている。
パワーモジュール100は、2つの冷却器200の間に挟まれている。一方の冷却器200は、パワーモジュール100の表面102に積層され、他方の冷却器200は、パワーモジュール100の表面104に積層されている。
一方の冷却器200は、金属接合層300によってパワーモジュール100の表面102に接合されている。他方の冷却器200は、金属接合層300によってパワーモジュール100の表面104に接合されている。金属接合層300の融点は、絶縁基板140および冷却器200に使用されている材質の融点より低いことが好ましい。
金属接合層300は、金属粒子を含むペーストを冷却器200(あるいはパワーモジュール100)の表面に塗布した後に冷却器200とパワーモジュール100を対向させ、冷却して固化したものである。使用する接合材は、金属粒子を含むものであって、絶縁基板140、封止樹脂110、冷却器200の融点よりも低い温度でペースト状となる材料である。そのような材料を用いることで、絶縁基板140、封止樹脂110、冷却器200を傷めることなく、パワーモジュール100と冷却器200を金属で接合することができる。金属接合層300の主成分は、銀(Ag)粒子であってもよいし、銅(Cu)粒子であってもよい。
以上説明した実施形態の電力変換装置10によれば、半導体素子120の発熱および冷却に伴って絶縁基板140の熱膨張および熱収縮が繰り返されたとしても、金属接合層300によってパワーモジュール100の表面102、104と冷却器200との間の接合を保持できるため、経年による放熱性能の低下を抑制できる。
特に、パワーモジュール100は、封止されている半導体素子120から絶縁されている金属層(銅層146)を封止樹脂110の表面に露出させている。冷却器200も金属製である。接合する対象の両方(銅層146と冷却器200)が金属製であるため、金属接合層300でしっかりと接合することができる。さらに、銅層146と冷却器200の両方(あるいは片方)に電解銀めっきを施すことで、接合性が向上する。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。パワーモジュールに封止される半導体素子は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、RCチップ(Reverse-Conducing Chip)、その他、いかなるデバイスであってもよい。また、封止樹脂に封止される素子の個数もいくつであってもよい。
以上、実施形態を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、上述した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面において説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載した組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面において説明した技術は、複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:電力変換装置
12:筐体
14、16:連結管
18:積層構造部
100:パワーモジュール
102、104:表面
110:封止樹脂
120:半導体素子
130:接合材
140:絶縁基板
142:絶縁板
144、146:銅層
200:冷却器
210:流路
300:金属接合層

Claims (3)

  1. 電力変換装置であって、
    電力を制御する半導体素子が封止されており、表面に絶縁基板が露出しているパワーモジュールと、
    前記パワーモジュールの前記表面に積層されている冷却器と、
    を備えており、
    前記冷却器は、金属接合層によって前記パワーモジュールの前記絶縁基板に接合されている、電力変換装置。
  2. 前記絶縁基板は、絶縁板の両面に金属層が接合されている複合板であり、前記複合板の一方の前記金属層が前記パワーモジュールの表面に露出しているととともに、前記複合板の他方の前記金属層と前記半導体素子が導通している、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記金属接合層は、金属微粒子を含むペーストを塗布して固化したものである、請求項1または2に記載の電力変換装置。
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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014107279A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置
WO2015137109A1 (ja) * 2014-03-11 2015-09-17 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法および半導体装置
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