JP2020140635A - 購入管理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
<概要>
図1は、本実施形態の購入管理装置の概要を説明するための図である。なお、図1は、購入管理装置2000に対する理解を容易にするための例示であり、購入管理装置2000の機能は図1に表されているものに限定されない。
本実施形態の購入管理装置2000によれば、所定期間における所定商品の購入数量又は購入回数が購入基準値以下であるか否かが判定される。例えば、所定期間に購入してよい購入数量等の上限値を購入基準値に設定して上記判定を行えば、所定期間における所定商品の購入数量等が上限値を超えていないかどうかを把握することができる。このような判定を行うことにより、顧客が所定商品を購入しすぎることを抑制できる(すなわち、買いすぎを防止できる)。
図2は、実施形態1の購入管理装置2000の機能構成を例示する図である。購入管理装置2000は、取得部2020及び判定部2040を有する。取得部2020は、レシート情報10及び制限情報20を取得する。判定部2040は、レシート情報10及び制限情報20を用いて、所定期間における所定商品の購入数量等が購入基準値以下であるか否かを判定する。
購入管理装置2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、購入管理装置2000の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図4は、実施形態1の購入管理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。取得部2020はレシート情報10及び制限情報20を取得する(S102)。判定部2040は、レシート情報10及び制限情報20を用いて、所定期間における所定商品の購入数量等が購入基準値以下であるか否かを判定する(S104)。
例えば購入管理装置2000は、前述した様に、レシート情報10に示される商品を購入したユーザのユーザ端末で実現される。ただし、購入管理装置2000の例はこれに限定されない。ここでは、購入管理装置2000についての理解を容易にするため、購入管理装置2000の実現形態及びその利用形態をいくつか例示する。
図6は、購入管理装置2000の利用形態を例示する第1の図である。この例において、購入管理装置2000はユーザ端末で実現されている。例えばユーザは、購入管理装置2000の機能を実現するアプリケーションをユーザ端末にインストールする。これにより、ユーザ端末が購入管理装置2000として機能するようになる。
図7は、購入管理装置2000の利用形態を例示する第2の図である。この例において、購入管理装置2000は、一人以上のユーザについてレシート情報10及び制限情報20を取得し、各ユーザについて、所定商品の購入数量等と購入基準値との比較を行うサーバマシンである。すなわち、「所定期間における所定商品の購入数量等が購入基準値以下であるか否かを判定する」というサービスが、インターネット上のサーバマシンで実現されている。購入管理装置2000のユーザは、予め購入管理装置2000の利用登録をしておく。その際、制限情報20の登録を行っておく。ただし、制限情報20は更新可能にしておくことが好ましい。
図8は、購入管理装置2000の利用形態を例示する第3の図である。この例では、ユーザが商品を購入しようとしている段階で、購入管理装置2000が、購入しようとしている商品の識別情報を取得する。例えば購入管理装置2000は、商品の購入に利用される POS 端末等で実現される。その他にも例えば、購入管理装置2000は、 POS 端末等から商品の識別情報を受信するユーザ端末やサーバマシンなどで実現されてもよい。
前述した様に、レシート情報10は、購入された商品に関する情報を示すデータである。例えばレシート情報10は、商品を購入した際に紙媒体のレシートに代えて又は紙媒体のレシートと共に発行される、電子的なレシート(電子レシート)である。なお、ここでいう商品には、レストランで食べた食事など、持ち帰らずに購入した場で消費した物も含まれる。
取得部2020はレシート情報10を取得する(S102)。取得部2020がレシート情報10を取得する方法は様々である。例えば取得部2020は、レシート情報10が記憶されている任意の記憶装置にアクセスすることで、レシート情報10を取得する。この記憶装置は、購入管理装置2000の内部に設けられていてもよいし、外部に設けられていてもよい。
制限情報20は、所定商品と、その所定商品の所定期間における購入基準値とを対応づけている。例えば制限情報20は、所定商品を表す情報として、所定商品の識別情報(識別子や名称など)を示す。所定商品を表す情報は、1つの商品を定める情報であってもよいし、商品のグループ(以下、商品グループ)を定める情報であってもよい。商品グループを定める情報とは、例えば、「たばこ」、「お酒」、又は「炭酸飲料」などといった商品の種類の識別情報である。
取得部2020は制限情報20を取得する(S104)。取得部2020が制限情報20を取得する方法は様々である。例えば取得部2020は、制限情報20が記憶されている任意の記憶装置にアクセスすることで、レシート情報10を取得する。この記憶装置は、購入管理装置2000の内部に設けられていてもよいし、外部に設けられていてもよい。その他にも例えば、取得部2020は、他の装置から送信される制限情報20を受信することで、制限情報20を取得してもよい。例えば購入管理装置2000がサーバマシンで実現され、なおかつ制限情報20がユーザの端末で生成される場合、ユーザの端末からサーバマシンに対して制限情報20が送信される。なお、制限情報20は必ずしもユーザの端末で生成される必要はなく、サーバマシンなどで生成されてもよい。
判定部2040は、レシート情報10及び制限情報20を用いて、所定期間における所定商品の購入数量等が購入基準値以下であるか否かを判定する(S106)。以下、この判定について、詳細に説明する。
購入管理装置2000は、制限情報20に示されている全ての所定商品を判定対象としてもよいし、制限情報20に示されている一部の商品を判定対象としてもよい。後者の場合、例えば判定部2040は、制限情報20に示されている所定商品のうち、ユーザ端末等から送信されたレシート情報10に示されている商品と合致する所定商品を、判定対象の所定商品として扱う。このケースでは、まず判定部2040は、制限情報20に示されている所定商品の中に、取得したレシート情報10に示されている商品と合致するものが含まれているか否かを判定する。そして、レシート情報10に示されている商品と合致する所定商品が制限情報20に含まれていたら、判定部2040は、その所定商品を判定対象として扱う。例えば、制限情報20に所定商品として商品A、B、及びCが示されており、取得したレシート情報10に商品CとDが示されているとする。この場合、判定部2040は、商品Cについて判定を行う。
制限情報20が示す所定商品の購入基準値は、例えば、所定商品の数や内容量、又は購入回数などを表す。制限情報20において、購入基準値が購入回数を表すとする。この場合、判定部2040は、判定対象の所定商品について、その所定商品に対応する所定期間に生成され、なおかつその所定商品を示すレシート情報10を検索し、該当するレシート情報10の数を特定する。このようにして特定された数は、所定期間における所定商品の購入回数を表す。判定部2040は、このようにして特定した所定商品の購入回数が、その所定商品の購入基準値以下であるか否かを判定する。
判定部2040による判定結果の利用方法は様々である。例えば購入管理装置2000は、或る所定商品の購入数量等が購入基準値以下でないと判定された場合に、警告情報を出力する(S210)。以下、このように警告情報の出力を行う構成を、警告部2060と呼ぶ。図10は、警告部2060を有する購入管理装置2000を例示する図である。
購入管理装置2000は、商品の購入数量等が多すぎるかどうかの判定だけでなく、商品の購入数量等が少なすぎるかどうかの判定も行うように構成されてもよい。すなわち、制限情報20において第2の購入基準値を導入し、この第2の購入基準値に対し、最低限購入すべき商品の数量を設定しておく。判定部2040は、所定期間における所定商品の購入数量等が、第2の購入基準値以上であるか否かを判定する。そして、所定期間における所定商品の購入数量等が、第2の購入基準値以上でない場合には、その旨を表す警告の出力などが行われるようにする。こうすることで、商品の買いすぎだけでなく、商品の不足(商品の買い忘れ)も防止することができるようになる。
1. 所定商品とその所定商品の所定期間における購入数量又は購入回数の基準値である購入基準値とを対応づけた制限情報、及び商品の購入に関する情報を示すレシート情報を取得する取得部と、
前記制限情報及び前記レシート情報を用いて、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する判定部と、を有する購入管理装置。
2. 前記判定部は、
取得した前記レシート情報に示されている商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品に対応する前記所定期間に生成された1つ以上の前記レシート情報をさらに取得し、取得した各前記レシート情報を用いて、前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する、1.に記載の購入管理装置。
3. 前記判定部は、前記特定した所定商品に対応する前記所定期間に生成された1つ以上の前記レシート情報として、第1の前記レシート情報によって表される購入を行った人物と同一のグループに属する人物による他の購入を表す前記レシート情報を取得する、2.に記載の購入管理装置。
4. 前記判定部は、
これから購入される商品の識別情報を取得し、その識別情報で特定される商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する、1.に記載の購入管理装置。
5. 前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が前記購入基準値以下でない場合に警告情報を出力する警告部を有する、1.乃至4.いずれか一つに記載の購入管理装置。
6. 前記警告情報は、前記所定期間における購入数量又は購入回数が前記購入基準値以下でないと判定された前記所定商品について、購入に適したタイミングを表す情報を含む、5.に記載の購入管理装置。
7. 前記判定部は、
これから購入される商品の識別情報を取得し、その識別情報で特定される商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定し、
前記警告部は、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下でないと判定された場合に、前記警告情報と、前記識別情報で特定される商品を購入するか否かを選択する入力インタフェースとを出力する、5.に記載の購入管理装置。
8. 前記制限情報は、前記所定商品に対応づけて、その所定商品の所定期間における購入数量又は購入回数の第2の基準値である第2購入基準値を示し、
前記判定部は、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記第2購入基準値以上であるか否かを判定する、1.乃至7.いずれか一つに記載の購入管理装置。
9. 前記制限情報は、前記所定商品に対応づけて、その所定商品の所定期間における購入金額の基準値を示し、
前記判定部は、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記購入金額の基準値以下であるか否かを判定する、1.乃至8.いずれか一つに記載の購入管理装置。
所定商品とその所定商品の所定期間における購入数量又は購入回数の基準値である購入基準値とを対応づけた制限情報、及び商品の購入に関する情報を示すレシート情報を取得する取得ステップと、
前記制限情報及び前記レシート情報を用いて、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する判定ステップと、を有する制御方法。
11. 前記判定ステップにおいて、
取得した前記レシート情報に示されている商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品に対応する前記所定期間に生成された1つ以上の前記レシート情報をさらに取得し、取得した各前記レシート情報を用いて、前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する、10.に記載の制御方法。
12. 前記判定ステップにおいて、前記特定した所定商品に対応する前記所定期間に生成された1つ以上の前記レシート情報として、第1の前記レシート情報によって表される購入を行った人物と同一のグループに属する人物による他の購入を表す前記レシート情報を取得する、11.に記載の制御方法。
13. 前記判定ステップにおいて、
これから購入される商品の識別情報を取得し、その識別情報で特定される商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する、10.に記載の制御方法。
14. 前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が前記購入基準値以下でない場合に警告情報を出力する警告ステップを有する、10.乃至13.いずれか一つに記載の制御方法。
15. 前記警告情報は、前記所定期間における購入数量又は購入回数が前記購入基準値以下でないと判定された前記所定商品について、購入に適したタイミングを表す情報を含む、14.に記載の制御方法。
16. 前記判定ステップにおいて、
これから購入される商品の識別情報を取得し、その識別情報で特定される商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定し、
前記警告ステップにおいて、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下でないと判定された場合に、前記警告情報と、前記識別情報で特定される商品を購入するか否かを選択する入力インタフェースとを出力する、14.に記載の制御方法。
17. 前記制限情報は、前記所定商品に対応づけて、その所定商品の所定期間における購入数量又は購入回数の第2の基準値である第2購入基準値を示し、
前記判定ステップにおいて、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記第2購入基準値以上であるか否かを判定する、10.乃至16.いずれか一つに記載の制御方法。
18. 前記制限情報は、前記所定商品に対応づけて、その所定商品の所定期間における購入金額の基準値を示し、
前記判定ステップにおいて、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記購入金額の基準値以下であるか否かを判定する、10.乃至17.いずれか一つに記載の制御方法。
20 制限情報
50 警告情報
60 選択インタフェース
200 テーブル
202 商品
204 期間
206 購入基準値
1000 計算機
1020 バス
1040 プロセッサ
1060 メモリ
1080 ストレージデバイス
1100 入出力インタフェース
1120 ネットワークインタフェース
2000 購入管理装置
2000 レシート処理装置
2020 取得部
2040 判定部
2060 警告部
Claims (11)
- 所定商品とその所定商品の所定期間における購入数量又は購入回数の基準値である購入基準値とを対応づけた制限情報、及び商品の購入に関する情報を示すレシート情報を取得する取得部と、
前記制限情報及び前記レシート情報を用いて、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する判定部と、を有する購入管理装置。 - 前記判定部は、
取得した前記レシート情報に示されている商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品に対応する前記所定期間に生成された1つ以上の前記レシート情報をさらに取得し、取得した各前記レシート情報を用いて、前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する、請求項1に記載の購入管理装置。 - 前記判定部は、前記特定した所定商品に対応する前記所定期間に生成された1つ以上の前記レシート情報として、第1の前記レシート情報によって表される購入を行った人物と同一のグループに属する人物による他の購入を表す前記レシート情報を取得する、請求項2に記載の購入管理装置。
- 前記判定部は、
これから購入される商品の識別情報を取得し、その識別情報で特定される商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する、請求項1に記載の購入管理装置。 - 前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が前記購入基準値以下でない場合に警告情報を出力する警告部を有する、請求項1乃至4いずれか一項に記載の購入管理装置。
- 前記警告情報は、前記所定期間における購入数量又は購入回数が前記購入基準値以下でないと判定された前記所定商品について、購入に適したタイミングを表す情報を含む、請求項5に記載の購入管理装置。
- 前記判定部は、
これから購入される商品の識別情報を取得し、その識別情報で特定される商品と合致する前記所定商品を特定し、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定し、
前記警告部は、
前記特定した所定商品の購入数量又は購入回数がその所定商品に対応する前記購入基準値以下でないと判定された場合に、前記警告情報と、前記識別情報で特定される商品を購入するか否かを選択する入力インタフェースとを出力する、請求項5に記載の購入管理装置。 - 前記制限情報は、前記所定商品に対応づけて、その所定商品の所定期間における購入数量又は購入回数の第2の基準値である第2購入基準値を示し、
前記判定部は、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記第2購入基準値以上であるか否かを判定する、請求項1乃至7いずれか一項に記載の購入管理装置。 - 前記制限情報は、前記所定商品に対応づけて、その所定商品の所定期間における購入金額の基準値を示し、
前記判定部は、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記購入金額の基準値以下であるか否かを判定する、請求項1乃至8いずれか一項に記載の購入管理装置。 - コンピュータによって実行される制御方法であって、
所定商品とその所定商品の所定期間における購入数量又は購入回数の基準値である購入基準値とを対応づけた制限情報、及び商品の購入に関する情報を示すレシート情報を取得する取得ステップと、
前記制限情報及び前記レシート情報を用いて、前記所定期間における前記所定商品の購入数量又は購入回数が、その所定商品に対応する前記購入基準値以下であるか否かを判定する判定ステップと、を有する制御方法。 - 請求項10に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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