JP2020140412A - ネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラム - Google Patents

ネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク型サイネージシステムにおいて、複数の利用者が対応するサイネージを利用でき、利用者を容易に管理可能であり、サイネージのコンテンツを容易に編集できるようにする。【解決手段】コンテンツを配信する配信端末10とコンテンツを再生する再生端末20との間に利用者を管理する管理サーバ100を仲介させたネットワーク型サイネージシステムであって、管理サーバは、利用者に固有の第1の識別情報が登録される第1の管理テーブルと、再生端末に固有の第2識別情報が登録される第2の管理テーブルと、利用者の設定操作により連携される第1の識別情報と第2の識別情報とからなるペアリング情報が登録される第3の管理テーブルと、を保存し、配信端末は、第3の管理テーブルを参照し、利用者により選択される、自身に連携された少なくとも一つの再生端末にコンテンツを配信する。【選択図】図1

Description

本発明は、静止画、動画等の画像を表示又は再生可能なサイネージ(デジタル・サイネージとも言う)のコンテンツを管理する、ネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラムに関する。
例えば特許文献1は、ネットワーク型サイネージシステムとして、デジタルサイネージシステムを開示し、特許文献1の図1のデジタルサイネージシステム100(ネットワーク型サイネージシステム)は、デジタルサイネージ制御サーバ10(配信端末)と、デジタルサイネージ20(サイネージ)と、監視機器30、携帯端末40とを含み、ネットワーク50を介して接続されている。サイネージは、一般に、街中、ビル、駅など、人目に付く場所に設置することができ、特許文献1のサイネージは、特に、カフェ、レストラン、居酒屋などの飲食店に設置することに適しており、リアルタイムに店舗状況に即した宣伝広告を実現することができる(特許文献1の段落[0002],[0004],[0006]参照)。
特許第6178942号公報
特許文献1に開示される技術は、デジタルサイネージ制御サーバ10(配信端末)がコンテンツをデジタルサイネージ20(サイネージ)に直接に送信している。この場合、特許文献1の図1のデジタルサイネージシステム100(ネットワーク型サイネージシステム)は、特定の利用者に専用のシステムとなってしまう。言い換えれば、同じような仕組みを複数の利用者で利用すれば、システム全体の製造コストを軽減することができる。
また、特許文献1にサイネージのコンテンツは、変更することができても、上書きされているだけである。言い換えれば、コンテンツの内容を変更する自由度が低くなっている。
本発明の1つの目的は、複数の利用者が対応するサイネージを利用可能であるネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラムを提供することである。本発明のもう1つの目的は、利用者を容易に管理可能であるネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラムを提供することである。本発明の別の目的は、サイネージのコンテンツを容易に編集可能であるネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラムを提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
第1の態様において、ネットワーク型サイネージシステムは、
コンテンツを配信する配信端末と前記コンテンツを再生する再生端末との間に利用者を管理する管理サーバを仲介させたネットワーク型サイネージシステムであって、
前記管理サーバは、
利用者に固有の第1の識別情報が登録される第1の管理テーブルと、
前記再生端末に固有の第2の識別情報が登録される第2の管理テーブルと、
利用者の設定操作により連携される前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とからなるペアリング情報が登録される第3の管理テーブルと、を保存し、
前記配信端末は、
前記第3の管理テーブルを参照し、利用者により選択される、自身に連携された少なくとも一つの再生端末に前記コンテンツを配信することを特徴とする。
第1の態様によれば、管理サーバは、利用者に固有の第1の識別情報が登録される第1の管理テーブルと、再生端末に固有の第2識別情報が登録される第2の管理テーブルと、利用者の設定操作により連携される第1の識別情報と第2の識別情報とからなるペアリング情報が登録される第3の管理テーブルと、を保存し、配信端末が、第3の管理テーブルを参照することにより、利用者により選択される、自身に連携された少なくとも一つの再生端末にコンテンツを配信する。すなわち、配信端末と再生端末との間に、利用者を管理する管理サーバを仲介させ、管理サーバが、利用者の管理テーブル(第1の管理テーブル)と、再生端末の管理テーブル(第2の管理テーブル)とを保存することで、両方の管理テーブルを連携するペアリング情報(第3の管理テーブル)を利用することができる。したがって、利用者毎に再生端末を管理することができ、このため、1利用者が利用する再生端末の増減管理が可能になる。
第1の態様に従属する第2の態様において、
前記配信端末は、
利用者を特定するサービスアカウント情報に基づき発行される前記第1の識別情報が入力されると、前記ペアリング情報を前記管理サーバへ送信し、
前記管理サーバは、
前記第1の識別情報が他の再生端末と組み合わされていない場合に、前記ペアリング情報を保存し、前記第2の識別情報が割り当てられている前記再生端末の利用を開始する。
第2の態様によれば、配信端末が、利用者を特定するサービスアカウント情報に基づき発行される第1の識別情報が入力されると、ペアリング情報を管理サーバへ送信し、ペアリング情報を受信した管理サーバが、第1の識別情報が他の再生端末と組み合わされていないことを確認したえでそのペアリング情報を保存し、第2の識別情報が割り当てられている再生端末の利用を開始する。このため、入力された第1の識別情報が他の第2の識別情報と組み合わされていた場合に、利用者により設定されたペアリング情報の第3の管理テーブルへの登録を拒否することができ、他の第2の識別情報との組み合わせがない場合にペアリング情報を登録した後、再生端末の利用が可能になる。
第2の態様に従属する第3の態様において、
前記配信端末は、
前記サービスアカウント情報が入力されると前記ペアリング情報を読み取り、前記ペアリング情報に含まれる前記第1の識別情報と、入力された前記サービスアカウント情報とを前記管理サーバへ送信し、前記管理サーバが、前記第1の識別情報が他のサービスアカウントと組み合わされていない場合に、前記ペアリング情報を前記管理サーバへ保存した後、前記ペアリング情報が示す前記第2の識別情報を内部に保存する。
第3の態様によれば、配信端末が、サービスアカウント情報が入力されるとペアリング情報を読み取り、ペアリング情報に含まれる第1の識別情報と、入力されたサービスアカウント情報とを管理サーバへ送信する。そして、管理サーバは、第1の識別情報が他のサービスアカウントと組み合わされていない場合に、ペアリング情報を管理サーバへ保存した後、ペアリング情報が示す第2の識別情報を内部に保存する。このため、入力されたサービスアカウント情報が他の第1の識別情報と組み合わされていた場合に、利用者により設定されたペアリング情報を第3の管理テーブルへ登録することを拒否することができ、他のサービスアカウントとの組み合わせがない場合にのみペアリング情報を登録した後、第2の識別情報を保持することにより配信端末の利用が可能になる。
第1の態様に従属する第4の態様において、
前記管理サーバは、
前記配信端末により生成されるか編集又は更新されるコンテンツと、前記第1の識別情報と前記コンテンツを示す情報とからなる再生管理情報と、更に保存し、
前記再生端末は、
前記管理サーバに保存された前記再生管理情報に同期することにより、前記配信端末により生成されるか編集又は更新される前記コンテンツを再生する。
第4の態様によれば、管理サーバが、配信端末により生成されるか編集又は更新されるコンテンツと、第1の識別情報とコンテンツを示す情報とからなる再生管理情報とを保存し、再生端末が、管理サーバに保存された再生管理情報に同期する処理を実行することにより、配信端末により生成されるか編集又は更新されるコンテンツを再生する。このため、再生端末は、一定の時間間隔(不定期でもよい)で、自身が保有する再生管理情報を、管理サーバに保存された再生管理情報に同期することにより、複数の配信端末によって編集又は更新された再生管理情報を取得することができる。したがって、管理サーバは、再生端末の管理に加え、再生端末毎にコンテンツを管理することができる。
第4の態様に従属する第5の態様において、
前記配信端末は、
前記管理サーバの前記第3の管理テーブルを参照し、利用者が、前記第3の管理テーブルに登録されている前記第2の識別情報が示す前記再生端末の中からコンテンツの配信先を選択し、更に、編集又は更新したいコンテンツを選択すると、選択された前記コンテンツと、選択された配信先の前記第2の識別情報とを前記管理サーバへ送信し、
前記管理サーバは、
前記配信端末から送信される前記コンテンツを保存すると共に、前記配信端末により選択された前記第2の識別情報に連携された第1の識別情報を読み取り、前記コンテンツが編集又は更新されたことを契機に前記再生管理情報の変更を行い、前記第2の識別情報が示す前記再生端末に対してコンテンツの変更通知情報を送信する。
第5の態様によれば、配信端末が、第3の管理テーブルを参照し、利用者が、登録されている第2の識別情報が示す再生装置の中からコンテンツの配信先を選択し、更に、配信、編集又は更新したいコンテンツを選択すると、選択されたコンテンツと、選択された配信先の第2の識別情報とを管理サーバへ送信する。そして、管理サーバが、配信端末から送信されるコンテンツを保存すると共に、配信端末により選択された第2の識別情報に連携された第1の識別情報を読み取り、コンテンツが編集又は更新されたことを契機に再生管理情報の変更を行い、第2の識別情報が示す再生端末に対してコンテンツの変更通知情報を送信する。このため、コンテンツの変更通知情報を受信した再生端末は、管理サーバから自身の再生管理情報を取得することができ、編集又は更新されたコンテンツを受信した再生管理情報の内容にしたがってコンテンツの再生が可能になる。
第5の態様に従属する第6の態様において、
前記再生端末は、
前記コンテンツの変更通知情報を受信すると、前記管理サーバに保存された前記再生管理情報を受信し、受信した前記再生管理情報と内部に保存する再生管理情報とを比較し、不一致の場合、前記管理サーバに保存されたコンテンツを受信して内部に保存し、受信した前記再生管理情報にしたがって受信した前記コンテンツの再生を開始する。
第6の態様によれば、再生端末が、コンテンツの変更通知情報を受信すると、管理サーバに保存された再生管理情報を受信し、受信した再生管理情報と内部に保存する再生管理情報とを比較し、不一致の場合、管理サーバに保存されたコンテンツを受信して内部に保存し、受信した再生管理情報にしたがって受信したコンテンツの再生を開始する。このため、管理サーバによって管理されるコンテンツの内容は、利用者の配信端末によって編集又は更新され、その後、編集又は更新後のコンテンツを対応する再生端末に送信することができる。したがって、コンテンツの内容を変更する自由度を高めることができる。言い換えれば、コンテンツを編集又は更新して配信する複数の配信端末による再生端末のコンテンツの再生管理が可能になる。
第7の態様において、管理サーバは、
コンテンツを配信する配信端末と前記コンテンツを再生する再生端末との間を仲介する、ネットワーク型サイネージシステムにおける管理サーバであって、
通信部と、記憶部と、処理部と、を備え、
前記処理部は、
前記通信部を介して前記配信端末と通信を行い、前記配信端末から利用者に固有の第1の識別情報を受信して前記記憶部に保存する第1処理部と、
前記通信部を介して前記再生端末と通信を行い、前記再生端末から前記再生端末に固有の第2の識別情報を受信して前記記憶部に保存する第2処理部と、
前記通信部を介して前記配信端末と通信を行い、前記配信端末から利用者の設定操作により連携される前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とからなるペアリング情報を受信して前記記憶部に保存する第3処理部と、
前記通信部を介して前記配信端末により生成されるか編集又は更新される前記コンテンツを受信して前記記憶部に保存し、前記記憶部に保存された前記ペアリング情報を参照することにより、利用者によって選択される、前記配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対し、前記記憶部に保存された前記コンテンツを配信する第4処理部と、を含むことを特徴とする管理サーバ。
第7の態様によれば、管理サーバは、処理部が、配信端末と通信を行い、利用者に固有の第1の識別情報を受信して記憶部に保存し、再生端末と通信を行い、再生端末に固有の第2の識別情報を受信して記憶部に保存し、配信端末と通信を行い、利用者の設定操作によるペアリング情報を受信して記憶部に保存し、配信端末により生成されるか編集又は更新されるコンテンツを受信して記憶部に保存する処理を実行する。そして、配信端末が記憶部に保存されたペアリング情報を参照することにより、利用者によって選択される、配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対し、記憶部に保存されたコンテンツを配信する処理を実行する。このため、管理サーバは、利用者に固有の第1の識別情報と再生装置に固有の第2の識別情報を保存することで、第1の識別情報と第2の識別情報を連携するペアリング情報を利用することができる。したがって、利用者毎に再生端末を管理することができ、このため、1利用者が利用する再生端末の増減管理が可能になる。
第7の態様に従属する第8の態様において、
前記処理部は、
前記通信部を介して前記配信端末と通信を行い、前記配信端末により生成されるか編集又は更新されるコンテンツと、前記第1の識別情報と前記コンテンツを示す情報とからなる再生管理情報と、を受信して前記記憶部に保存する第5処理部と、
前記配信端末により前記コンテンツが編集又は更新されたことに基づき前記記憶部に保存されている前記再生管理情報の変更を行い、前記配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対してコンテンツ変更通知情報を送信して、前記コンテンツ変更通知情報を受信した再生端末による前記再生管理情報への同期を促す第6処理部と、を更に含むことを特徴とする管理サーバ。
第8の態様によれば、管理サーバは、処理部が、通信部を介して配信端末と通信を行い、生成されるか編集又は更新されるコンテンツと、再生管理情報とを受信して記憶部に保存し、配信端末によりコンテンツが編集又は更新されたことに基づき記憶部に保存されている再生管理情報の変更を行い、配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対してコンテンツ変更通知情報を送信する処理を実行する。このため、コンテンツ変更通知情報を受信した再生端末は、管理サーバから自身の再生管理情報を取得することができ、編集又は更新されたコンテンツを受信した再生管理情報の内容にしたがってコンテンツの再生が可能になる。すなわち、管理サーバによって管理されるコンテンツの内容は、利用者の配信端末によって編集又は更新され、その後、編集又は更新後のコンテンツを対応する再生端末に送信することができる。したがって、コンテンツの内容を変更する自由度を高めることができる。言い換えれば、コンテンツを編集又は更新して配信する複数の配信端末による再生端末のコンテンツの再生管理が可能になる。
第9の態様において、プログラムは、
コンテンツを配信する配信端末と前記コンテンツを再生する再生端末との間を仲介する、ネットワーク型サイネージシステムにおける管理サーバのプログラムであって、
前記管理サーバに、
前記配信端末と通信を行い、前記配信端末から利用者に固有の第1の識別情報を受信して記憶部に保存する第1の処理と、
前記再生端末と通信を行い、前記再生端末から前記再生端末に固有の第2の識別情報を受信して前記記憶部に保存する第2の処理と、
前記配信端末と通信を行い、前記配信端末から利用者の設定操作により連携される前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とからなるペアリング情報を受信して前記記憶部に保存する第3の処理と、
前記配信端末により生成されるか又は更新されるコンテンツを受信して前記記憶部に保存し、前記配信端末が前記記憶部に保存された前記ペアリング情報を参照することにより、利用者によって選択される、前記配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対し、前記記憶部に保存された前記コンテンツを配信する第4の処理と、を実行させることを特徴とする管理サーバのプログラム。
第9の態様によれば、管理サーバが、記憶部の一部領域に記憶される管理プログラムを逐次読み出し実行することにより、管理サーバによって管理されるコンテンツの内容は利用者の配信端末によって編集又は更新され、その後、編集又は更新後のコンテンツを対応する再生端末に送信することができる。したがって、コンテンツの内容を変更する自由度を高めることができる。言い換えれば、コンテンツを編集又は更新して配信する複数の配信端末による再生端末のコンテンツの再生管理が可能になる。
第9の態様に従属する第10の態様において、
前記管理サーバに、
前記配信端末と通信を行い、前記配信端末により生成されるか又は更新されるコンテンツと、前記第1の識別情報と前記コンテンツを示す情報の組とからなる再生管理情報と、を受信して前記記憶部に保存する第5の処理と、
前記配信端末により前記コンテンツが更新されたことに基づき前記記憶部に保存されている前記再生管理情報の更新を行い、前記配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対してコンテンツ更新通知情報を送信し、前記コンテンツ更新通知情報を受信した再生端末による前記再生管理情報への同期を促す第6の処理と、を更に実行させる。
第10の態様によれば、管理サーバが、記憶部の一部領域に記憶される管理プログラムを逐次読み出し実行することにより、コンテンツ更新通知情報を受信した再生端末は、管理サーバから自身の再生管理情報を取得することができ、編集又は更新されたコンテンツを受信した再生管理情報の内容にしたがってコンテンツの再生が可能になる。すなわち、管理サーバによって管理されるコンテンツの内容は、利用者の配信端末によって編集又は更新され、その後、編集又は更新後のコンテンツを対応する再生端末に送信することができる。したがって、コンテンツの内容を変更する自由度を高めることができる。言い換えれば、コンテンツを編集又は更新して配信する複数の配信端末による再生端末のコンテンツの再生管理が可能になる。
本発明によれば、複数の利用者が対応するサイネージを利用可能であるネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラムを提供することができる。また、利用者を容易に管理可能であるネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラムを提供することかできる。更に、サイネージのコンテンツを容易に編集又は更新可能であるネットワーク型サイネージシステム、管理サーバ、及びそのプログラムを提供することができる。
当業者は、例示した本発明に従う態様が、本発明の精神を逸脱することなく、さらに変更され得ることを容易に理解できるであろう。
本発明の実施の形態におけるネットワーク型サイネージシステムの接続成図である。 図1のネットワーク型サイネージシステムの処理シーケンス図である。 本発明の実施の形態における管理サーバの内部構成図である。 図1の配信端末の内部構成図である。 図1の再生端末の内部構成図である。 図1のシステムの利用シーンの一例を示す図である。 図3の管理サーバのテーブル操作の動作を記憶部上に展開して示した動作概念図(1)である。 図2のシーケンス図のステップS11の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図3の管理サーバのテーブル操作の動作を記憶部上に展開して示した動作概念図(2)である。 図2のシーケンス図のステップS12の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図3の管理サーバのテーブル操作によるデータの連携動作を記憶部上に展開して示した動作概念図(3)である。 図3の管理サーバのテーブル操作によるデータの連携動作を記憶部上に展開して示した動作概念図(4)である。 図2のシーケンス図のステップS13の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図3の管理サーバのテーブル操作によるデータの連携動作を記憶部上に展開して示した動作概念図(5)である。 図2のシーケンス図のステップS14の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図3の管理サーバのテーブル操作によるデータの連携動作を記憶部上に展開して示した動作概念図(6)である。 図3の管理サーバのテーブル操作によるデータの連携動作を記憶部上に展開して示した動作概念図(7)である。
以下に説明する最良の実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
(ネットワーク型サイネージシステムの概要)
図1に、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムの構成図を示す。図1(A)に示すように、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムは、コンテンツを配信する配信端末10と、コンテンツを再生する再生端末20(サイネージ)とがクラウド側システム(管理サーバ100)に接続されることにより、必要な情報の送受信受信を行う。すなわち、再生端末20と再生端末20との間に管理サーバ100を仲介させて必要な情報を送受信する仕組みになっている。なお、配信端末10にはコンテンツを配信する配信アプリ(配信アプリケーションプログラム)がインストールされており、再生端末20には、コンテンツを再生する再生アプリ(再生アプリケーションプログラム)がインストールされているものとする。
また、図1(B)に示すように、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムは、複数の配信端末10と複数の再生端末20とがクラウド側システム(管理サーバ100)に接続されて必要な情報を送受信する構成にしてもよい。すなわち、複数の配信端末10と複数の再生端末20との間に管理サーバ100を仲介させ、必要な情報を送受信する仕組みになっている。この仕組みによれば、配信端末10と再生端末20とのペアリングを管理サーバ100が管理することにより、利用者毎に再生端末20を管理することができ、1利用者が使用する再生端末20の増減管理が可能になる。また、複数の配信端末10による再生端末20のコンテンツの再生管理も可能になる。詳細は後述する。
図2に、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムの処理シーケンスの概要を示す。図2に示すように、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムは、まず、サービス管理者(クラウドシステム側)は、再生端末20の利用者に対し、予め利用者を特定する識別情報であるサービスアカウントを発行する。これに対し、利用者がサービス管理者に対して使用したい再生端末20分のライセンス番号の発行を依頼すると、サービス管理者は、依頼があった数量分のライセンス番号を発行して利用者に提示する。
なお、ライセンス番号の発行時点では、後述するライセンス番号を取得した利用者との連携(紐付け)はなされていない。また、発行したライセンス番号がどの再生端末20で利用されるかについても連携されてはいない。理由は、サービス管理者の運用工数を軽くすることと、ならびに利用者による設定操作(ペアリング)よる利用者制限を行うためである。詳細は後述する。
ライセンス番号を受領した利用者は、再生端末20の再生アプリに対して受領したライセンス番号(第1の識別情報)を入力することにより初期設定(利用者によるペアリングのための設定操作)を行い、「再生端末20の利用を開始するための手順(ステップS11)」を実行する。ここで、入力されたライセンス番号(第1の識別情報)と再生端末20の再生アプリが保持している端末ID(第2の識別情報)と、を組み合わせて管理サーバ100へ送信する。このことにより、ライセンス番号と端末IDとの組み合わせ(ペアリング情報)が管理サーバ100に登録された後、再生端末20の利用が可能になる。
次に、利用者は、配信端末10にサービス管理者から発行されたサービスアカウントを用いて配信アプリケーションにログインする。そして、コンテンツを配信したい再生端末20において、配信端末10と連携するための設定操作を行う情報を表示して配信端末10の利用を開始するための手順(ステップS12)を実行する。ここでは、配信端末10が、ライセンス番号と配信アプリにログインしたときに入力されるサービスアカウントとを組み合わせて管理サーバ100へ送信し、管理サーバ100に登録が行なわれた後、配信端末10の利用が可能になる。
なお、利用者は、複数の再生端末20にコンテンツを配信したい場合は、ペアリングのための設定操作をそれぞれの再生端末20に対して行う。また、利用者は、複数の配信端末10からコンテンツを配信したい場合は、ペアリングのための設定操作を各々の配信端末10で行う必要がある。
次に、利用者は、「コンテンツの配信を行うための手順(ステップS13)」を実行する。ここでは、利用者は、配信端末10の配信アプリの指示にしたがい、配信したいコンテンツを選択すると、配信端末10の配信アプリは、選択したコンテンツと、予め設定してある配信先の再生端末20の端末IDとを管理サーバ100へ送信する。管理サーバ100は、コンテンツの配信処理を行う場合、クラウドシステム側に保存されている再生端末20の再生管理情報にコンテンツの情報を追記し、再生情報の変更の完了を待って該当の再生端末20へコンテンツ変更通知情報を送信する。
コンテンツの変更通知情報を受信した再生端末20は、管理サーバ100から自身の再生管理情報を取得し、同期処理後の再生管理情報にしたがいコンテンツの再生を開始する「コンテンツの再生手順(ステップS14)」を実行する。なお、ステップS11の「再生端末20の利用開始」,S12の「配信端末10の利用開始」,S13の「コンテンツの配信」,S14の「コンテンツの再生」の各手順の詳細は後述する。
(管理サーバ100の構成)
図3に本実施形態の管理サーバ100の内部構成を示す。図3に示すように、本実施形態の管理サーバ100は、処理部101と、通信部102と、記憶部103と、を有する。
通信部102は、例えば、図示省略したIP(Internet Protocol)網を介して接続されるネットワークコントローラであり、配信端末10、再生端末20との間で通信を行い、配信端末10から利用者に固有のライセンス番号(第1の識別情報)を受信し、また、再生端末20から再生端末20に固有の端末ID(第2の識別情報)を受信して処理部101へ転送する。また、通信部102は、配信端末10から利用者の設定操作により連携されるライセンス番号(第1の識別情報)と再生端末に固有の端末ID(第2の識別情報)とからなるペアリング情報を受信して処理部101へ転送する。
処理部101は、通信部102により転送される情報に基づき、利用者に固有のライセンス番号(第1の識別情報)が登録された管理TBL−A(第1の管理テーブル)とし、また、再生端末20に固有の端末ID(第2識別情報)が登録された管理TBL−B(第2の管理テーブル)としてそれぞれ記憶部103に保存する。また、利用者の設定操作により連携されるライセンス番号(第1の識別情報)と再生端末20の端末ID(第2の識別情報)とからなるペアリング情報が登録されることにより構築される管理TBL−C(第3の管理テーブル)を記憶部103に保存する。なお、TBLはテーブルの略である。
処理部101は、通信部102を介して配信端末10と通信を行い、配信端末10により生成されるか又は更新されるコンテンツ、及びライセンス番号(第1の識別情報)とコンテンツを示す情報の組とからなるプレイリスト(再生管理情報)、を受信し、受信したそれぞれを、コンテンツファイル103f、ブレイリストTBL(103e)として記憶部103に保存する
なお、以降の説明では。管理TBL−Aをライセンスマスタ103b、管理TBL−Bを端末マスタ103c、管理TBL−Cをライセンス連携テーブル103dと称して説明を行う。
処理部101は、第1処理部101aと、第2処理部101bと、第3処理部101cと、第4処理部101dと、第5処理部101eと、第6処理部101fと、を含む。
第1処理部101aは、通信部102を介して配信端末10と通信を行い、配信端末10から利用者に固有のライセンス番号を受信して記憶部103に保存する処理を実行する。第2処理部101bは、通信部102を介して再生端末20と通信を行い、再生端末20から再生端末20に固有の端末IDを受信し、端末マスタ103cとして記憶部103に保存する処理を実行する。第3処理部103cは、通信部102を介して配信端末10と通信を行い、配信端末10から利用者の設定操作により連携されるサービス番号と再生端末20の端末IDとからなるペアリング情報を受信し、ライセンス連携TBL(103d)として記憶部103に保存する処理を実行する。
第4処理部103dは、通信部102を介して配信端末10により生成されるか編集又は更新されるコンテンツを受信して記憶部103にコンテンツファイル103fとして保存する処理を実行する。また、第4の処理部104dは、記憶部103に保存されたライセンス連携TBL(103d)を参照することにより、利用者によって選択される、配信端末10に連携された少なくとも一つの再生端末20に対し、記憶部103に保存されたコンテンツを配信する処理を実行する。
第5処理部101eは、通信部102を介して配信端末10と通信を行い、配信端末10により生成されるか又は更新されるコンテンツ(コンテンツファイル103f)と、サービス番号とコンテンツを示す情報の組とからなるプレイリストTBL(103e)と、を受信して記憶部103に保存する処理を実行する。
第6処理部101fは、配信端末10によりコンテンツが編集又は更新されたことに基づき記憶部103に保存されているプレイリストTBL(103e)の変更を行い、配信端末110に連携された少なくとも一つの再生端末20に対してコンテンツ変更通知情報を送信し、コンテンツ変更通知情報を受信した再生端末20によるプレイリストTBL(103e)への同期を促す処理を実行する。
なお、処理部101(第1〜第6処理部)は、記憶部103の一部領域(プログラム領域)に記憶された管理サーバ100のプログラム103aを逐次読み出し実行することにより、第1〜第6処理部101a〜101fが有する上述したそれぞれの機能を実行することができる、例えば、マイクロプロセッサで構成される。
記憶部103は、プログラム記憶領域に、管理サーバ100のプログラム103aが割り当てられて保存されている他、作業領域に、ライセンスマスタ103b、端末IDマス103c、ライセンス連携TBL(103d)、プレイリストTBL(103e)、コンテンツファイル103f等が処理部101(第1〜第6処理部)の各処理によって登録され、保存される、例えば、dRAM(Dynamic RAM)、スタティックRAM等の半導体記憶素子、あるいは磁気や光等の記憶媒体である。なお、図示省略したが、作業領域には更に、アカウントマスタ、配信端末10から送信されるデータ、アカウントライセンス連携TBL等、プログラム実行過程で生成される各種データも割り当てられて記憶されるものとする。
(配信端末10の構成)
図4に配信端末10の内部構成を示す。図4に示すように、配信端末10は、第1通信部11と、第2通信部12と、記憶部13と、処理部14と、を含む。
第1通信部11は、管理サーバ100と図示省略したIP網等の広域ネットワークを介して接続され、TCP/IP(Transmission Protocol/Internet Protocol)等に従い通信を行うネットワークコントローラである。第2通信部12は、再生端末20と近距離無線通信を介して接続され、再生端末20を利用する際の利用者による設定操作により、配信端末10と再生端末20とを連携させる(ペアリング)ときに使用される。近距離無線通信の規格として、例えば、Bluetooth(登録商標)4.0に規定されるBLE(Bluetooth Low Energy)が使用される。なお、ペアリングのための再生端末20との通信のために第2通信部12は必須ではなく、第2通信部12に代わって第1通信部11で代替してもよい。
処理部14は、インストールされた配信アプリ130にしたがい生成され、編集又は更新されたコンテンツを第1通信部11経由で管理サーバ100へ登録するために送信する他に、管理サーバ100に登録されたライセンス連携TBL(103d)を参照し、利用者により選択される、自身に連携された少なくとも一つの再生端末20に登録されたコンテンツを配信する処理を実行する。
処理部14は、利用者を特定するサービスアカウント情報に基づき発行されるライセンス番号が入力されると、ペアリング情報を管理サーバ100へ送信する処理を実行する。処理部14は、サービスアカウント情報が入力されるとペアリング情報を読み取り、ペアリング情報に含まれるライセンス番号と、入力されたサービスアカウント情報とを管理サーバ100へ送信する処理を実行する。このとき、ペアリング情報が管理サーバ100へ保存された後、ペアリング情報が示す再生端末20の端末IDを記憶部13に保存する処理も実行する。
処理部14は、管理サーバ100のライセンス連携TBL(103d)を参照し、利用者が、ライセンス連携TBL(103d)に登録されている端末IDが示す再生端末20の中からコンテンツの配信先を選択し、更に、編集又は更新したいコンテンツを選択すると、選択されたコンテンツと、選択された配信先の端末IDとを管理サーバへ送信する処理も実行する。
このため、記憶部13には、配信アプリ130の他、利用者に固有のサービスアカウント、初期の設定操作(ペアリング操作)時に再生端末20から取得される端末ID(131)、ならびに利用者により作成され、編集又は更新されるコンテンツファイル132等の情報が記憶される。記憶部13は、ダイナミックRAM、スタティックRAM、フラッシュRAM等の半導体記憶素子、式または光の記憶媒体である。
なお、処理部14には、他に、操作部15と表示部16からなるUI(User Interface)デバイスが接続され、利用者がこれらUIデバイスを操作、使用することによるによる入力情報の取り込み、表示制御も行う。操作部15は、タッチパネル、表示部16は、LCD等の表示モニタであり、処理部14は、利用者が操作部15を操作することにより生成される設定情報やコンンテツ等を取り込み、その内容を表示部16に表示する。
(再生端末20の構成)
図5に再生端末20の内部構成を示す。図5に示すように、再生端末20は、第1通信部21と、第2通信部22と、記憶部23と、処理部24と、を含む。
第1通信部21は、管理サーバ100と図示省略したIP網等の広域ネットワークを介して接続され、TCP/IP等に従い通信を行うネットワークコントローラである。第2通信部12は、配信端末10と近距離無線通信を介して接続され、配信端末10を利用する際の利用者による設定操作により、再生端末20と配信端末10とを連携させる(ペアリング)ときに使用される。近距離無線通信の規格として、例えば、Bluetooth(登録商標)4.0に規定されるBLEが使用される。
処理部24は、インストールされたた再生アプリ230にしたがい、管理サーバ100に保存されたプレイリストTBL(103e)に同期することにより、配信端末10により生成されるか、編集又は更新されるコンテンツを再生する処理を実行する。また、処理部24は、コンテンツの変更通知情報を受信すると、管理サーバ100に保存されたプレイリストTBL(103e)を受信し、受信したプレイリストTBL(103e)と記憶部23に保存してあるプレイリスト231とを比較し、不一致の場合、管理サーバ100に保存されたコンテンツを受信して内部に保存し(コンテンツファイル232)、受信したプレイリスト231にしたがい受信したコンテンツの再生を開始する処理も実行する。
このため、記憶部23には、再生アプリ230の他に、ライセンス番号とコンテンツを示す情報とからなるプレイリスト231、コンテンツファイル232等の情報が記憶される。記憶部23は、ダイナミックRAM、スタティックRAM、フラッシュRAM等の半導体記憶素子、式または光の記憶媒体である。
なお、処理部24には、他に、操作部25と表示部26からなるUIデバイスが接続され、利用者がこれらUIデバイスを操作、使用することによる入力情報の取り込み、表示制御も行う。操作部15はタッチパル、表示部16は大画面のLCD等の表示モニタ(サイネージ)であり、処理部24は、管理サーバ100から受信したコンテンツを取り込み、その内容を表示部16の大画面に表示する。
図6に、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムの利用シーンの一例が示されている。図6によれば、本部に配信端末10(ここではPC)が用意され、全国に分散した店舗毎に利用者が利用する再生端末20(サイネージ)が設置されている。ここでは、店舗Aの担当者#1が、所持する配信端末#1(こここではタブレット)を操作することにより作成されるコンテンツを、ペアリングされた再生端末A−1(20)又はA−2(20)に配信することを想定している。また、店舗Bの担当者#2が、所持する配信端末#2を操作することにより作成されるコンテンツを、ペアリングした再生端末B−1(20)に配信することを想定している。また、本部の担当者#2が、配信端末(PC)を操作することにより生成されるコンテンツを、店舗Aに設置された再生端末A−1(20),A−2(20)又は店舗Bに設置された再生端末B−1(20)に配信することを想定している。また、店舗Xの担当者#11が、配信端末#11を操作することにより作成されたコンテンツを、ペアリングした再生端末X−1(20)に配信することを想定している。
なお、図6に示す利用シーンでは、後述するライセンス番号を保有する利用者は、本部、店舗A,Bで共通の利用者Aとし、店舗Xで利用者Bとする。本実施形態のネットワーク型サイネージシステムによれば、異なる場所から選択された再生端末20の一つに対して所望のコンテンツを配信できることから、例えば、店舗A,B,Xと本部等において異なるコンテンツを再生することができる。以下かにその仕組みを詳述する。
図6に示す利用シーンにおいて、まず、サービス管理者は、利用者Aと利用者Bに対し、予め利用者を特定するためのID(サービスアカウント)を発行する。例えば、図7(A)に示すように、利用者Aに対して、サービスアカウント「ACC12345」を発行する。このことにより、管理サーバ100の記憶部103上にレコードが生成され、アカウントマスタとして登録される。次に、利用者Aがサービス管理者に対して、利用したい再生端末20の数量分だけライセンス番号の発行を要求すると、サービス管理者は、要求のあった数量分のライセンス番号を発行して利用者Aに提示する。
例えば、図7(B)に示すように、利用者Aからの要求により、サービス管理者が3件のライセンス番号「12345678、13572468、12348765」を発行する。サービス管理者がこれらライセンス番号を発行すると管理サーバ100の記憶部103上にレコードが生成され、ライセンスマスタ103bとして登録される。なお、ライセンスマスタ103bには、ライセンス番号に対応付けて有効期限等によるライセンス状態に関する情報も登録される。
なお、ライセンス番号が発行された時点では、ライセンス番号を保有する利用者との連携はなされていない。また、発行したライセンス番号がどの再生端末20で利用されるかについても連携はなされていない。これは、サービス管理者の運用工数を軽くするためと、後述するペアリングによる利用者制限を行うためである。
以下に、図8以降を参照して図2に示す本実施形態のネットワーク型サイネージシステムの詳細な処理シーケンスを説明する。
図8に、図2のシーケンス図のステップS11(再生端末の利用開始)の詳細な処理手順が示されている。図8に示すように、ライセンス番号を受領した利用者は、別途入手した再生端末20の再生アプリ230に、受領したライセンス番号を入力する(ステップS111)。このことにより、再生アプリ230は、入力されたライセンス番号の正当性を判定する(ステップS112)。正当でない場合(ステップS112“NO”)、利用者による入力ミスの可能性があるため、ライセンス番号の再入力を促す。そして、入力されたライセンス番号の正当性が確認(ステップS112“YES”)できた再生アプリ230は、当該ライセンス番号と再生端末20に固有の端末IDを組み合わせて管理サーバ100に送信する(ステップS113「端末IDとセットで送信」)。
続いてライセンス番号と再生端末20の端末IDとの組み合わせを受信した管理サーバ100は、指定されたライセンス番号が、他の端末IDと組み合わされていないかを判定する(ステップS114)。既に他の再生端末20(端末ID)と組み合わされている場合は(ステップS1114“YES”)、管理サーバ100への登録を拒否する(ステップS115)。他の再生端末20(端末ID)と組み合わせがない場合は(ステップS114“NO”)、ライセンス番号と端末IDとの組み合わせが管理サーバ100に登録された後(ステップS116)、再生端末20の利用が可能になる。
図9(A)(B)(C)を使用し、上述した管理サーバ100(処理部101)のテーブル操作によるデータの連携動作について具体的に説明する。例えば、図9(A)に示すように、利用者Aの担当者#1が再生端末20「端末ID:1707N123456」にライセンス番号「12345678」を入力した場合、再生端末20から固有のデータ(端末ID)を受信したタイミングでレコード(ライセンス番号「12345678」と連携された端末ID:1707N135798)が生成され、管理サーバ100の記憶部103に、ライセンス連携TBL(103d)として登録される。一方、図9(B)に示すように、利用者Aの担当者#1が、再生端末20「端末ID:1707N135798」に“誤って”ライセンス番号「12345678」を入力すると、管理サーバ100は、既にライセンス番号「12345678」が使用されていることから登録を拒否する。
また、図9(C)に示すように、利用者Aの担当者#1が再生端末20「端末ID:1707N135798」にライセンス番号「1372468」を入力し、利用者Aの担当者#2が再生端末20「端末ID:1707N112358」にライセンス番号「12348765」を入力すると、再生端末20からそれぞれの固有のデータ(端末ID)を受信したタイミングでレコード(ライセンス番号「1372468」と連携された端末ID「1707N135798」,ライセンス番号「12348765」と連携された端末ID「1707N112358」)が生成され、管理サーバ100の記憶部103に、ライセンス連携TBL(103d)として登録(追記)される。
次に、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムは、配信端末10の利用開始の手順を実行する。図10に、図2のシーケンス図のステップS12の詳細な処理手順が示されている。図10において、利用者は、まず、配信端末10に配信アプリ130(図4)をインストールする。配信アプリ130は、GooglePlay(登録商標)やAppStore(登録商標)等の一般的なアプリケーションストアからダウンロードすればよい。図10に示すように、利用者は、サービス管理者から発行されたサービスアカウントを用い、インストールした配信アプリ130にログインする(ステップS121)。利用者は、コンテンツを配信したい再生端末(20)において、コンテンツの更新操作を行う配信端末10と紐づけ(ペアリング)を行うための情報を、再生アプリ230で表示する(ステップS122)。この情報には、再生端末20に登録したライセンス番号と再生端末20に固有の端末IDの情報(ペアリング情報)を含む。例えば、ペアリングを行うための表示情報はQRコード(登録商標)を表示することができる。
次に、利用者は、配信端末10(配信アプリ130)を使用して再生アプリ230に表示された情報を読み取る(ステップS123「ペアリング情報の読み取り」)。配信端末10(配信アプリ130)は、読み取った情報に含まれるライセンス番号と、ログインで入力されたサービスアカウントとを組み合わせて管理サーバ100へ送信する(ステップS124)。続いて、ライセンス番号とサービスアカウントの組み合わせを受信した管理サーバ100は、指定されたライセンス番号が他のサービスアカウントと組み合わされていないかを判定する(ステップS125)。既に他のサービスアカウントと組み合わされている場合は(ステップS125“YES”)、管理サーバ100は、登録を拒否する(ステップS126)。他のサービスアカウントと組み合わせがない場合は(ステップS125“NO”)、管理サーバ100への登録(ステップS127)が完了したのち、配信端末10は、記憶部13に、読み取った再生端末20の端末ID(サービスアカウント/端末ID131)を保存する(ステップS128)。
図11を使用し、上述した管理サーバ100(処理部101)のテーブル操作によるデータの連携動作について具体的に説明する。例えば、図11に示すように、利用者Aの担当者#1が所持する配信端末110を、再生端末20「端末ID:1707N123456」とペアリングするために、サービスアカウント「ACC12345」と再生端末20の端末ID「1707N123456」と連携するための設定操作を行う。ここで、管理サーバ100が、指定されたライセンス番号が他のサービスアカウントと組み合わされていないことを確認したうえで登録を完了させた後、配信端末10が、自身が持つ記憶部13に読み取った再生端末20の端末IDを保持する
なお、利用者は、複数の再生端末20にコンテンツを配信したい場合は、上述したペアリングのための設定操作をそれぞれの再生端末20に対して行う。例えば、図12(A)に示すように、利用者Aの担当者#1が所持する配信端末10に、再生端末20「端末ID「1707N135798」を追加でペアリングする(サービスアカウント「ACC12345」と端末ID:1707N135798)。また、利用者は、複数の配信端末10からコンテンツを配信したい場合は、上述したペアリングのための設定操作を各々の配信端末10で行う。例えば、図12(B)に示すように、利用者Aの担当者#2が所持する配信端末10を、再生端末20「端末ID:1707N112358」とペアリングする。
なお、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムによるサービスは、以下に説明する2つの方法で配信の制限を行うことができる。一つはクラウド側のシステム的なサービスアカウントによる制限で、契約上の他者が保有する再生端末20にコンテンツを配信できないように制御することと、二つは、物理的なペアリングのための設定操作による制限であり、同一のサービスアカウント利用者(契約組織内のメンバー)であっても、別店舗等の異なるロケーションにある再生端末20に対してコンテンツを配信できないように制御すること、が考えられる。
また、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムによるサービスは、異なる場所へのコンテンツの配信制御を想定しているが、例えば、本部から全店舗への一斉コンテンツ配信のように、異なる場所へコンテンツを配信する場合がある。この場合、特定の配信アプリ(PC上で動作するWeb(World Wide Web)版の配信アプリ)を利用することにより、配信制限を迂回することを可能にしている。
次に、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムは、配信端末10によるコンテンツの配信手順を実行する。図13に、図2のシーケンス図のステップS13の詳細な処理手順が示されている。図13において、利用者は、コンテンツの配信を行おうとするとき、予め配信先の指定を行う(ステップS131)。このとき、配信先として選択可能な再生端末20は、上述したペアリング操作を行い、配信アプリ130が保持している再生端末20である。但し、上述したWeb版の配信アプリを利用する場合は、配信先として選択可能な再生端末20は、自身のサービスアカウントに連携されている全ての再生端末20になる。
次に、利用者は、配信端末10(配信アプリ130)の指示に従い、配信したいコンテンツファイル132を選択する(ステップS132)。これをうけ、配信アプリ130は、選択されたコンテンツファイル132に加えて、指定した配信先の再生端末20のID一覧をクラウド側システム(管理サーバ100)へ送信する(ステップS133)。コンテンツファイルと配信先の再生端末20のID一覧とを受信した管理サーバ100は、処理部101が受信したコンテンツファイルを管理サーバ100の作業領域の一部にコンテンツファイル103eとして保存し(ステップS134)、続いて再生端末20の端末IDに連携されたライセンス番号の情報を読み取り(ステップS135)、ライセンスマスタ103bにあるライセンス状態を参照して配信処理を行うか否かを判定する(ステップS136)。
管理サーバ100は、ライセンス番号に基づく該当の端末IDを有する再生端末20に配信できると判断して配信処理を行う場合は(ステップS136“YES”)、保存されている該当の再生端末20のプレイリストTBL(103e)にコンテンツファイル103fの情報を追記する(ステップS137)。そして、管理サーバ100は、処理部101が、プレイリストTBL103eの更新を完了させた後、該当の再生端末20に対してコンテンツの更新があったことを示すコンテンツ変更通知情報を送信する(ステップS140:配信端末に変更通知)。なお、配信先の再生端末20のID一覧の中に未処理の端末IDがあった場合(ステップS139“YES”)、ステップS135の処理に戻ってステップS136〜S140の処理を繰り返す。
図14(A)(B)を使用し、上述した管理サーバ100(処理部101)のテーブル操作によるデータの連携動作について具体的に説明する。図14(A)に、利用者Aの担当者#1が所持する配信端末10から、「端末ID:1707N123456」と「端末ID:1707N135798」を有する再生端末20に、コンテンツ「picture.jpg」を配信しようする場合のテーブル操作の例が示されている。図14(A)に示すように、管理サーバ100は、ライセンスマスタ103bのライセンス状態を参照してコンテンツ配信が可能と判断した場合に、該当の再生端末20のプレイリストTBL(103e)にコンテンツファイル103fの情報を追記する。すなわち、プレイリストTBL(103e)に、「端末ID:1707N123456」とコンテンツ「picture.jpg」との組み合わせ、「端末ID:1707N135798」とコンテンツ「picture.jpg」との組み合わせが保存される。
また、図14(B)に、利用者Aの担当者#3が所持する配信端末(PC)から、再生端末20「端末ID:1707N123456」に、コンテンツ「flower.jpg」を追加配信する例が示されている。図14(B)に示すように、配信端末(PC)から送信されるデータは、サービスアカウント「ACC12345」、配信先リスト「1707N123456」、コンテンツファイル「flower.jpg」であり、管理サーバ100は、ライセンスマスタ103bを参照してライセンス状態を確認することでコンテンツの配信処理を行う場合に、プレイリストTBL(103e)に、「端末ID:1707N123456」に、コンテンツ「flower.jpg」を追記する。
次に、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムは、再生端末20のコンテンツの再生処理の手順を実行する。図15に、図2のシーケンス図のステップS14の詳細な処理手順が示されている。図15において、まず、コンテンツ変更通知情報を受信(ステップS141)した再生端末20は、クラウド側システム(管理サーバ100)から自身のプレイリスト(プレイリストTBL(103e)中の該当プレイリスト)を受信する(ステップS142)。これをうけ、再生端末20(再生アプリ230)は、受信したプレイリストと、自端末のプレイリスト(記憶部23のプレイリスト231)とを比較する(ステップS143)。
再生端末20(再生アプリ230)は、プレイリスト同士の比較の結果不一致になって、コンテンツファイルに不足がある場合、管理サーバ100から不足分のコンテンツファイルをダウンロードすることにより取得する(ステップS144)。再生端末20(再生アプリ230)は、配信すべき全てのコンテンツファイルのダウンロードが完了した後(ステップS145“YES”)、受信したプレイリストの指示に従い(ステップS146)、コンテンツの再生を開始することができる(ステップS147)。
図16(A)(B)を使用し、上述した管理サーバ100(処理部101)のテーブル操作によるデータの連携動作について具体的に説明する。例えば、図16(A)に示すように、利用者Aの担当者#1が、再生端末20「端末ID:1707N123456」に、コンテンツ「picture.jpg」を配信すると、管理サーバ100にある自身のプレイリスト(SEQ1の「picture.jpg」)と、自端末のプレイリスト(SEQ1の「picture.jpg」)とを比較し、一致している場合は、自身が保持するプレイリストにしたがい該当のコンテンツをダウンロードすることにより取得してコンテンツの再生を開始する。図16(B)は、利用者Aの担当者#3が、再生端末「端末ID:1707N123456」に、コンテンツ「flower.jpg」を追加配信した場合のテーブル操作を示す。
利用者は、コンテンツの編集又は更新を行おうとするとき、配信端末10(配信アプリ130)の指示に従い、編集又は更新を行いたい再生端末20を選択する。このとき選択可能な再生端末20は、ペアリングのための設定操作により、再生アプリ230内に保持された再生端末20である。配信アプリ130は、選択された再生端末20のプレイリストを、クラウド側システム(管理サーバ100)から受信し、配信アプリ130に表示する。利用者は、表示されたプレイリストのコンテンツの中から、編集又は更新したいコンテンツを指定して操作を行う。ここで、利用者が操作したコンテンツ変更の内容は、選択された再生端末20に固有の端末IDとともに、管理サーバ100に送信される。
図17(A)に、利用者Aの担当者#1が、配信端末10で再生端末20「端末ID:1707N123456」のコンテンツ「picture.jpg」を削除する場合の管理サーバ100(処理部101)のテーブル操作によるデータの連携の一例が示されている。
コンテンツの変更内容を受信したクラウド側システム(管理サーバ100)は、その指示に従い、管理サーバ100に保存されている、該当する再生端末20のプレイリストTBL(103e)の情報を更新する。プレイリストTBL(103e)の更新が完了した後、管理サーバ100は、該当の再生端末20に対し、コンテンツの変更があったことを、コンテンツ変更通知情報を送信することによって通知する。コンテンツ変更通知情報を受信した再生端末20は、管理サーバ100から自身のプレイリストを取得する。再生アプリ(230)は、受信したプレイリストと、自身が保持しているプレイリストとを比較し、コンテンツファイルに不足がある場合、管理サーバ100からコンテンツファイルをダウンロードして再生端末20に保存する。また、コンテンツファイルの削除があった場合は、自身が保持している該当のコンテンツファイルを再生端末20から削除する。再生アプリ230は、全てのコンテンツファイルのダウンロード、及び削除が完了したのち、受信したプレイリストの指示に従い、コンテンツの再生を開始する。
図17(B)に、利用者Aの担当者#1が、配信端末10で再生端末「端末ID:1707N123456」のコンテンツ「picture.jpg」を削除する場合のテーブル操作によるデータ連携の一例が示されている。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態のネットワーク型サイネージシステムによれば、配信端末10と再生端末20との間に、利用者を管理する管理サーバ100を仲介させ、管理サーバ100が、利用者の管理テーブル(第1の管理テーブル)と、再生端末20の管理テーブル(第2の管理テーブル)とを保存することで、両方の管理テーブルを連携するペアリング情報(第3の管理テーブル)を利用することができる。したがって、利用者毎に再生端末20を管理することができ、このため、1利用者が利用する再生端末20の増減管理が可能になる。また、利用シーンに応じて、異なる場所から選択された再生端末20の一つに対して所望のコンテンツを配信できることから、例えば、店舗と本部等において異なるコンテンツを再生することができる。
また、本実施形態のネットワーク型サイネージシステムによれば、再生端末20は、一定の時間間隔(不定期でもよい)で自身が保有する再生管理情報を管理サーバ100に保存された再生管理情報に同期することにより、複数の配信端末10によって編集又は更新された再生管理情報を取得することができる。したがって、管理サーバ1000は、再生端末20の管理に加え、再生端末20毎にコンテンツを管理することができる。また、管理サーバ100によって管理されるコンテンツの内容は、利用者の配信端末10によって編集又は更新され、その後、編集又は更新後のコンテンツを対応する再生端末20に送信することができる。したがって、コンテンツの内容を変更する自由度を高めることができる。言い換えれば、コンテンツを編集又は更新して配信する複数の配信端末による再生端末のコンテンツの再生管理が可能になる。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
10・・・配信端末、20・・・再生端末、100・・・管理サーバ、101・・・処理部(101・・・第1処理部、102・・・第2処理部、103・・・第3処理部、104・・・第4処理部、105・・・第5処理部、106・・・第6処理部)、102・・・通信部、103・・・記憶部、103a・・・管理サーバプログラム、103b・・・ライセンスマスタ(第1の管理テーブル)103c・・・端末IDマスタ(第2の管理テーブル)、103d・・・ライセンス連携TBL(第3の管理テーブル)、103e・・・プレイリストTBL(再生管理情報)、103f・・・コンテンツファイル。

Claims (10)

  1. コンテンツを配信する配信端末と前記コンテンツを再生する再生端末との間に利用者を管理する管理サーバを仲介させたネットワーク型サイネージシステムであって、
    前記管理サーバは、
    利用者に固有の第1の識別情報が登録される第1の管理テーブルと、
    前記再生端末に固有の第2の識別情報が登録される第2の管理テーブルと、
    利用者の設定操作により連携される前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とからなるペアリング情報が登録される第3の管理テーブルと、を保存し、
    前記配信端末は、
    前記第3の管理テーブルを参照し、利用者により選択される、自身に連携された少なくとも一つの再生端末に前記コンテンツを配信することを特徴とするネットワーク型サイネージシステム。
  2. 前記配信端末は、
    利用者を特定するサービスアカウント情報に基づき発行される前記第1の識別情報が入力されると、前記ペアリング情報を前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、
    前記第1の識別情報が他の再生端末と組み合わされていない場合に、前記ペアリング情報を保存し、前記第2の識別情報が割り当てられている前記再生端末の利用を開始することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク型サイネージシステム。
  3. 前記配信端末は、
    前記サービスアカウント情報が入力されると前記ペアリング情報を読み取り、前記ペアリング情報に含まれる前記第1の識別情報と、入力された前記サービスアカウント情報とを前記管理サーバへ送信し、前記管理サーバが、前記第1の識別情報が他のサービスアカウントと組み合わされていない場合に、前記ペアリング情報を前記管理サーバへ保存した後、前記ペアリング情報が示す前記第2の識別情報を内部に保存することを特徴とする請求項2に記載のネットワーク型サイネージシステム。
  4. 前記管理サーバは、
    前記配信端末により生成されるか、編集又は更新されるコンテンツと、前記第1の識別情報と前記コンテンツを示す情報とからなる再生管理情報と、を更に保存し、
    前記再生端末は、
    前記管理サーバに保存された前記再生管理情報に同期することにより、前記配信端末により生成されるか編集又は更新される前記コンテンツを再生することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク型サイネージシステム。
  5. 前記配信端末は、
    前記管理サーバの前記第3の管理テーブルを参照し、利用者が、前記第3の管理テーブルに登録されている前記第2の識別情報が示す前記再生端末の中からコンテンツの配信先を選択し、更に、編集又は更新したいコンテンツを選択すると、選択された前記コンテンツと、選択された配信先の前記第2の識別情報とを前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、
    前記配信端末から送信される前記コンテンツを保存すると共に、前記配信端末により選択された前記第2の識別情報に連携された第1の識別情報を読み取り、前記コンテンツが編集又は更新されたことを契機に前記再生管理情報の変更を行い、前記第2の識別情報が示す前記再生端末に対してコンテンツの変更通知情報を送信することを特徴とする請求項4に記載のネットワーク型サイネージシステム。
  6. 前記再生端末は、
    前記コンテンツの変更通知情報を受信すると、前記管理サーバに保存された前記再生管理情報を受信し、受信した前記再生管理情報と内部に保存する再生管理情報とを比較し、不一致の場合、前記管理サーバに保存されたコンテンツを受信して内部に保存し、受信した前記再生管理情報にしたがって受信した前記コンテンツの再生を開始することを特徴とする請求項5に記載のネットワーク型サイネージシステム。
  7. コンテンツを配信する配信端末と前記コンテンツを再生する再生端末との間を仲介する、ネットワーク型サイネージシステムにおける管理サーバであって、
    通信部と、記憶部と、処理部と、を備え、
    前記処理部は、
    前記通信部を介して前記配信端末と通信を行い、前記配信端末から利用者に固有の第1の識別情報を受信して前記記憶部に保存する第1処理部と、
    前記通信部を介して前記再生端末と通信を行い、前記再生端末から前記再生端末に固有の第2の識別情報を受信して前記記憶部に保存する第2処理部と、
    前記通信部を介して前記配信端末と通信を行い、前記配信端末から利用者の設定操作により連携される前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とからなるペアリング情報を受信して前記記憶部に保存する第3処理部と、
    前記通信部を介して前記配信端末により生成されるか編集又は更新される前記コンテンツを受信して前記記憶部に保存し、前記記憶部に保存された前記ペアリング情報を参照することにより、利用者によって選択される、前記配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対し、前記記憶部に保存された前記コンテンツを配信する第4処理部と、を含むことを特徴とする管理サーバ。
  8. 前記処理部は、
    前記通信部を介して前記配信端末と通信を行い、前記配信端末により生成されるか又は更新されるコンテンツと、前記第1の識別情報と前記コンテンツを示す情報の組とからなる再生管理情報と、を受信して前記記憶部に保存する第5処理部と、
    前記配信端末により前記コンテンツが編集又は更新されたことに基づき前記記憶部に保存されている前記再生管理情報の変更を行い、前記配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対してコンテンツ変更通知情報を送信し、前記コンテンツ変更通知情報を受信した再生端末による前記再生管理情報への同期を促す第6処理部と、を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の管理サーバ。
  9. コンテンツを配信する配信端末と前記コンテンツを再生する再生端末との間を仲介する、ネットワーク型サイネージシステムにおける管理サーバのプログラムであって、
    前記管理サーバに、
    前記配信端末と通信を行い、前記配信端末から利用者に固有の第1の識別情報を受信して記憶部に保存する第1の処理と、
    前記再生端末と通信を行い、前記再生端末から前記再生端末に固有の第2の識別情報を受信して前記記憶部に保存する第2の処理と、
    前記配信端末と通信を行い、前記配信端末から利用者の設定操作により連携される前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とからなるペアリング情報を受信して前記記憶部に保存する第3の処理と、
    前記配信端末により生成されるか編集又は更新されるコンテンツを受信して前記記憶部に保存し、前記配信端末が前記記憶部に保存された前記ペアリング情報を参照することにより、利用者によって選択される、前記配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対し、前記記憶部に保存された前記コンテンツを配信する第4の処理と、を実行させることを特徴とする管理サーバのプログラム。
  10. 前記管理サーバに、
    前記配信端末と通信を行い、前記配信端末により生成されるか又は更新されるコンテンツと、前記第1の識別情報と前記コンテンツを示す情報の組とからなる再生管理情報と、を受信して前記記憶部に保存する第5の処理と、
    前記配信端末により前記コンテンツが編集又は更新されたことに基づき前記記憶部に保存されている前記再生管理情報の変更を行い、前記配信端末に連携された少なくとも一つの再生端末に対してコンテンツ変更通知情報を送信し、前記コンテンツ更新通知情報を受信した再生端末による前記再生管理情報への同期を促す第6の処理と、を更に実行させることを特徴とする請求項9に記載の管理サーバのプログラム。
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