JP2020139848A - 三次元計測機の校正器具 - Google Patents

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貴広 青野
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Abstract

【課題】簡便な構成のレーザ変位計を用いる三次元計測機において、精度の良い校正が可能な校正器具を提供する。【解決手段】校正器具は、第1治具31と第2治具41とを備える。第1治具31は回転ステージ12に面する第1の底面32、及び、第1の底面32に直交する中心軸C1の周りに設けられると共に第1の頂角34を成す複数対の第1平面33、33を含む。第2治具41は、回転ステージ12に面する第2の底面42、及び、 第2の底面42と平行な基準軸(X軸)に沿って延伸すると共に第2の頂角44を成す一対の第2平面43、43を含む。第1の頂角34(第2の頂角44)は、レーザ変位計13を用いて一対の第1平面33、33(第2平面43、43)の各延長面の交線36の座標を算出する際の誤差を減少させる角度範囲内に設定される。【選択図】図4

Description

本開示は、レーザ変位計を用いた非接触型三次元計測機の校正器具に関する。
三次元計測機(座標計測機)は、計測対象の表面形状を示す空間座標を取得する装置である。取得される表面形状の空間座標はプローブの空間座標に関連付けられており、プローブはリニアガイド等の移動機構によって走査される。このため、基本的には、表面形状の空間座標は、移動機構に入力されるプローブの移動量(制御値)に基づいて算出される。
三次元計測機の校正(即ち、計測空間内の座標(三次元)とプローブの移動量(三次元)との高精度な対応付け)を実施する際には、計測対象として、厳密に規定された形状及び寸法を有する校正器具(標準器)が用いられる。このような校正器具は、例えば、ボールプレートやブロックゲージとして知られている。座標の校正に関連する文献として、特許文献1は、標準ワークを用いた三次元計測機の光学式センサの校正方法を開示している。
特開2016−191663号公報
三次元計測機に搭載される光学式センサの一つとして、レーザ光を用いた三角測量を行う所謂レーザ変位計がある。レーザ変位計は、レーザ光の発光素子と、レーザ光の検出器と、これらに関連するレンズ等の光学系を備えている。レーザ光源から出射したレーザ光は、計測対象によって反射され、光検出器に入射する。このときの、光検出器におけるレーザ光の位置から、レーザ変位計と計測対象との間の距離が算出される。
上述の通り、レーザ変位計は、計測対象によって反射されたレーザ光を検出する。従って、レーザ変位計からの出射光と、計測対象の面とが成す角度の増加に伴って、反射光の強度は減少し、両者間の距離の計測誤差が増加する。レーザ変位計を用いた三次元計測機の校正に球状の標準器を用いた場合は、計測空間の各点において計測誤差が変化することになり、校正時の処理が複雑になる。これに対して、種々のレーザ変位計の中には、計測誤差を低減させる装備を有するものもある。しかしながら、このようなレーザ変位計は構成が複雑になり、簡便な構成のレーザ変位計よりも非常に高価である。また、一般的な標準器は、接触型三次元計測機を考慮しているため、レーザ変位計を用いた三次元計測機には適さない。
本開示はこのような事情を鑑みて成されたものである。即ち、本開示は、簡便な構成のレーザ変位計を用いる三次元計測機において、精度の良い校正が可能な校正器具の提供を目的とする。
本開示の一態様はレーザ変位計、前記レーザ変位計を移動可能に支持する3軸ステージ、及び、計測対象が設置される回転ステージを備える三次元計測機の校正器具であって、前記回転ステージに面する第1の底面、及び、前記第1の底面に直交する中心軸の周りに設けられる複数対の第1平面であって、各対の第1平面は前記中心軸に沿って延伸すると共に第1の頂角を成し、前記中心軸を含む参照面に対して対称に傾斜する複数対の第1平面を含む第1治具と、前記回転ステージに面する第2の底面、及び、前記第2の底面と平行な基準軸に沿って延伸すると共に第2の頂角を成す一対の第2平面を含む第2治具とを備え、前記第1の頂角は、前記レーザ変位計を用いて前記一対の第1平面の各延長面の交線の座標を算出する際の誤差をその最大値から減少させる角度範囲内に設定され、前記第2の頂角は、前記レーザ変位計を用いて前記一対の第2平面の各延長面の交線の座標を算出する際の誤差をその最大値から減少させる角度範囲内に設定されていることを要旨とする。
前記第1治具は、前記第1平面を一辺とした正八角形の断面を有してもよい。
前記一対の第2平面は、その二等分線が、前記レーザ変位計からの出射光の光軸と前記レーザ変位計への入射光の光軸との間に位置するように傾斜していてもよい。
前記第1治具と前記第2治具は、前記第1の底面と前記第2の底面を1つの底面として一体化されていてもよい。
本開示によれば、簡便な構成のレーザ変位計を用いる三次元計測機において、精度の良い校正が可能な校正器具を提供することができる。
本開示の一実施形態に係る三次元計測機の概略構成図である。 本開示の一実施形態に係る三次元計測機の構成を示すブロック図である。 レーザ変位計の構成を示す図である。 本開示の一実施形態に係る第1治具の構成を示す図であり、(a)は第1治具の斜視図、(b)は(a)におけるA−A断面図である。 本開示の一実施形態に係る第2治具の構成を示す斜視図である。 図6は、第1治具又は第2治具に対するレーザ変位計の計測を説明するための図である。 第2治具に対する測定結果を説明するための図である。 第1治具に対する測定結果を説明するための図である。 各設定角における第1治具の、レーザ変位計に対する向きと算出される交点の例を示す図であり、(a)は設定角がφ1のときの状態を示す図、(b)は設定角がφ2のときの状態を示す図である。 各交点の座標を用いた、回転ステージにおける回転中心軸の座標の算出を説明するための図である。 レーザ変位計による計測面の形状計測時に生じる誤差を説明するための図である。
以下、本開示の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る三次元計測機10の概略構成図である。この図に示すように、三次元計測機10は、3軸ステージ11と、回転ステージ12と、レーザ変位計13とを備える。3軸ステージ11及び回転ステージ12は、定盤14上に設置されている。三次元計測機10は、回転ステージ12上に設置された計測対象19の表面形状を計測する。換言すれば、三次元計測機10は、計測対象19の表面形状を示す三次元座標を取得する。なお、計測対象19は、レーザ変位計13による計測が可能で、且つ、後述の計測可能範囲M内に位置決めできる表面をもつ構造体であれば、特に制限は無い。
3軸ステージ11は、レーザ変位計13を移動可能に支持する。3軸ステージ11は、直交座標系を規定するX軸、Y軸、Z軸の(X方向、Y方向、Z方向の)各リニアガイドで構成され、各軸に沿って(各方向に)レーザ変位計13を移動させ、所望の位置にレーザ変位計13を位置決めする。なお、本実施形態において、X軸及びY軸は、互いに直交する2つの水平方向に延伸する軸である。Z軸は、X軸及びY軸に直交し、鉛直に延伸する軸である。以下の説明において、X軸の延伸方向としてX方向、Y軸の延伸方向としてY方向、Z軸の延伸方向としてZ方向と称する場合がある。
回転ステージ12は、計測対象19が設置される載置面12aを有する。回転ステージ12はモータ(図示せず)に連結しており、回転中心軸Rを中心として回転する。つまり、本実施形態に係る三次元計測機10によって操作される計測対象19の自由度は4(並進の自由度3+回転の自由度1)である。回転ステージ12の回転中心軸RはZ軸と略平行である。ただし、Z軸に対する回転中心軸Rの平行度は、後述の校正によって補償される。
上述の通り、三次元計測機10は、レーザ変位計13の移動機構として、3つのリニアガイドと、これらに独立した回転ステージ12とを採用している。つまり、三次元計測機10における自由度は4であるため、関節を備えることで自由度が4を超える他の移動機構に比べ、移動操作によって生じる機械的誤差が小さく、構成も簡便である。
図3は、レーザ変位計13の構成を示す図である。レーザ変位計13は、レーザ光20を利用した三角測量によって距離を計測するセンサである。図3に示すように、レーザ変位計13は、レーザ光20の発光素子21と、レーザ光20の検出器22と、これらに関連する光学系23とを有する。発光素子21は、例えばレーザダイオード(LD)である。また、検出器22は、例えば、位置敏感検出器(PSD)、電荷結合素子(CCD)、リニアアレイである。レーザ変位計13の構成は周知であり、市販品を適用できる。
本実施形態のレーザ変位計13は、単一波長のレーザ光20を出射し、その反射光を検出する。つまり、レーザ変位計13は、白色レーザなどの複数波長のレーザ光を用いず、分光器も不要である。従って、多種多様なレーザ変位計の中でも、本実施形態のレーザ変位計13は比較的簡便な構成であり、且つ安価である。
発光素子21からのレーザ光20は光学系(図示せず)によって集光され、計測対象19に照射される。計測対象19で反射された(散乱された)レーザ光の一部は光学系(図示せず)を介して検出器22上にスポットを形成する。
本実施形態において、レーザ変位計13から出射するレーザ光(出射光)20の光軸20aはY軸と平行である。また、レーザ変位計13から出射するレーザ光20の光軸とレーザ変位計13(検出器22)に入射するレーザ光(入射光)20の光軸20bを含む平面は、Y−Z平面と平行である。
検出器22におけるスポットの位置(重心)は、計測対象19とレーザ変位計13との間の距離に応じて移動する。レーザ変位計13は、検出器22上のスポットの位置に応じた強度をもつ信号を制御部15に出力する。従って、この出力信号の強度から、計測対象19とレーザ変位計13との間の距離が特定される。以下、説明の便宜上、この出力信号を「距離信号」と称する。
検出器22からスポットが外れるような距離に計測対象19が位置した場合、当該距離の計測は不可能である。つまり、レーザ変位計13によって計測可能な距離の範囲は、予め定まっている。以下、説明の便宜上、この範囲を「計測可能範囲M」と称する(図7参照)。
図2は、三次元計測機10の構成を示すブロック図である。この図に示すように、三次元計測機10は制御部15を備える。制御部15は、CPU等の演算部16と、データや制御プログラムを記憶する記憶部17と、3軸ステージ11、回転ステージ12、及びレーザ変位計13などの外部機器との間の信号の入出力を行う入出力部18を備える。制御部15は、3軸ステージ11、回転ステージ12、及びレーザ変位計13を制御する。例えば、制御部15は、3軸ステージ11の操作によって、所望の座標にレーザ変位計13を移動させる。
計測対象19におけるレーザ光20の照射位置24(図3参照)が計測可能範囲M(図7参照)内に位置するとき、レーザ変位計13は、照射位置24に応じた距離信号を出力する。制御部15は、この距離信号を取得する。距離信号の強度から、レーザ変位計13と照射位置24との間の距離が特定される。
更に、レーザ変位計13をX軸に沿って(X方向に)移動させた場合、その移動に伴う距離信号の変化、即ち、レーザ変位計13と照射位置24との間の距離の変化が得られる。この距離の変化は、照射位置24が通過した線上の、計測対象19の表面形状(輪郭)を示す。
このような操作を、レーザ変位計13の移動の起点と回転ステージ12の回転角度とを変える度に実行することで、計測対象19の表面のうち、レーザ光20が照射される表面(領域)の形状が得られる。
一方、上述の距離信号から求められる値は、レーザ変位計13と計測対象19の照射位置24との間の距離(換言すればレーザ変位計13の仕様によって設定された距離からの変位)に過ぎない。従って、照射位置24の空間座標を算出するには、当該空間座標を規定する座標系の原点を定める必要がある。原点が規定された場合、その座標系におけるレーザ変位計13の位置(座標)が定まり、その位置から距離信号に対応する距離だけ離れた照射位置24の空間座標が定まることになる。
本実施形態では、上述の原点を定めるために校正器具30を使用する。図4及び図5に示すように、本実施形態の校正器具30は、第1治具31と、第2治具41とによって構成される。第1治具31及び第2治具41は、何れも回転ステージ12上に載置され、レーザ変位計13による形状計測が行われる。
第1治具31の形状計測によって、回転ステージ12の回転中心軸RのX座標とY座標、並びに、Z軸に対する回転中心軸Rの傾斜角が算出される。また、第2治具41の形状計測によって、回転中心軸R上のZ座標の1つの値が算出される。その結果、回転中心軸Rの空間座標が規定され、その原点も規定される。各値の算出過程については後述する。
図4は、第1治具31の構成を示す図であり、(a)は第1治具31の斜視図、(b)は(a)におけるA−A断面図である。図4(a)に示すように、第1治具31は、多角形の断面を含む柱状の構造体である。第1治具31は、回転ステージ12に面する底面(第1の底面)32と、複数対の平面(第1平面)33、33とを備える。各対の平面33、33は、底面32に直交する第1治具31の中心軸C1の周りに設けられる。
一対の平面33、33は、中心軸C1に沿って延伸する。一対の平面33、33は、頂角(第1の頂角)34を成す。また、一対の平面33、33は、中心軸C1を含む参照面35に対して対称に傾斜している。換言すれば、頂角34の二等分線は中心軸C1と交差する。
頂角34を成す一対の平面33、33の各延長面は交線36を形成する。後述するように、三次元計測機10は、X−Y平面上でレーザ変位計13を移動させることによって、当該平面と交線36との交点の座標を算出する。頂角34は、この算出における誤差を減少させる所定の角度範囲内に設定されている。このような頂角34の値は、例えば135°である。頂角34の値が135°である場合、各平面33と参照面35とが成す角度は62.5°である。なお、頂角34が取り得る角度範囲については後述する。
一対の平面33、33は、中心軸C1の周りで等角度間隔に設けられてもよい。例えば、図4(b)に示すように、中心軸C1の周りに45°の間隔で設けられてもよい。この場合、各平面33は当該平面33を一辺とした正八角形の断面を形成する。換言すれば、第1治具31は、中心軸C1の延伸方向における一定の範囲で、平面33を一辺とした正八角形の断面を含むように構成される。
図4(a)に示すように、第1治具31は、中心校正面37を有してもよい。中心校正面37は中心軸C1を中心とした曲面であり、中心軸C1の延伸方向において、一対の平面33、33を挟んで底面32が設けられる側と反対側に設けられる。中心校正面37は、例えば、中心軸C1を中心とした円柱の外周面として形成される。中心校正面37は、第1治具31における中心軸C1の位置(座標)を算出するために用いられる。例えば、本実施形態に係る三次元計測機10よりも高精度の形状計測器を用いて、中心校正面37の形状を計測し、この計測結果から中心校正面37に対する中心軸C1の位置を算出する。算出された中心軸C1の位置(座標)は、一対の平面33、33の各延長面の交線36に対する基準として用いることができる。
図5は、第2治具41の構成を示す斜視図である。この図に示すように、第2治具41は、回転ステージ12に面する底面(第2の底面)42と、一対の平面(第2平面)43、43とを備える。
一対の平面43、43は、底面42に直交する中心軸C2に沿って配置され、底面42と平行な基準軸に沿って延伸する。ここで言う基準軸とは例えばX軸である。また、一対の平面43、43は、頂角(第2の頂角)44を成す。図5に示す例では、頂角44は140°である。また、各平面43は底面42と平行な参照面45に対して、互いに逆向きに傾斜している。一対の平面43、43のうち、参照面45に対して上側の平面を43aで表し、参照面45に対して下側の平面を43bで表すとする。平面43aは参照面45に対して角度44aで傾斜している。また、平面43bは参照面45に対して角度44bで傾斜している。本実施形態では、角度44aは60°、角度44bは80°にそれぞれ設定されている。なお、頂角44が取り得る角度範囲については後述する。
なお、第1治具31については、本実施形態に係る三次元計測機よりも高精度の形状計測器を用いて、一対の平面33、33の各延長面の交線36と第1治具31の中心軸C1との間の距離(以下、基準距離Lと称する)を予め計測しておく。同様に、第2治具41についても、上述の形状計測器を用いて、底面42から、一対の平面43、43の各延長面の交線46と底面42までのZ軸に沿った高さ(以下、基準高Hと称する)を予め計測しておく。
上述した各交線の位置は、次の処理を実行することで取得できる。即ち、本実施形態に係る三次元計測機10よりも高精度の形状計測器(例えば接触型三次元計測機)を用いて、一対の平面のうちの一方の平面から他方の平面までプローブを走査する。次に、各平面を示す形状を1次関数で近似し、得られた2つの1次関数の交点の座標を算出する。形状計測器を用いた第1治具31に対する計測では、中心軸C1の座標も得られるので、この座標と交点の座標から基準距離Lが算出できる。一方、第2治具41に対する計測では、底面42の座標が得られるので、この座標と交点の座標から基準高Hが算出できる。基準距離L及び基準高Hは、次に述べる空間座標の校正において利用される。
第1治具31及び第2治具41を用いた空間座標の校正方法について説明する。図6は、第1治具31又は第2治具41に対するレーザ変位計13の計測を説明するための図である。図7は、第2治具41に対する測定結果を説明するための図である。図8は、第1治具31に対する測定結果を説明するための図である。図9は、各設定角における第1治具31の、レーザ変位計13に対する向きと算出される交点の例を示す図であり、(a)は設定角がφ1のときの状態を示す図、(b)は設定角がφ2のときの状態を示す図である。また、図10は、各交点の座標を用いた、回転ステージ12における回転中心軸Rの座標の算出を説明するための図である。
以下の説明から理解されるように、本実施形態の校正方法は、互いに直交する3軸(即ち、X軸、Y軸、Z軸)の座標を、それぞれの軸に沿って所定の頂角を成す校正器具の一対の平面のうちの一方の平面から他方の平面まで、レーザ変位計13の照射位置24を移動(走査)させる。この移動に伴い、各平面の延長面の交線とレーザ変位計13の移動に沿った軸との交点の座標を算出し、算出した交点の座標と、校正器具の既知の寸法とに基づいて、空間座標の原点を算出する。
校正前の準備として、第2治具41を回転ステージ12に設置する。第2治具41は、底面42が回転ステージ12に接した状態で、回転ステージ12に載置される。このとき、第2治具41は、ビス等によって回転ステージ12に固定されてもよい。
まず、第2治具41の形状計測によって、3軸ステージ11の設定座標Znを校正する。即ち、空間座標を規定する座標系の原点と設定座標Znとを対応付ける。なお、図6において、第2治具41の計測に関連する構造及び軸等をカッコ内で示す。
次に、回転ステージ12を回転させて、一対の平面43、43をレーザ変位計13に対向させる(ステップA1)。さらに、X軸及びY軸の所定の設定座標までレーザ変位計13を移動させ、一対の平面43、43を計測可能範囲M内に位置させる(ステップA2)。以下、説明の便宜上、一対の平面43、43のうちの一方の平面を43aで表し、他方の平面を43bで表す。
次に、レーザ変位計13をZ軸に沿って(Z方向に)移動させることによって、第2治具41におけるレーザ光20の照射位置24を、一対の平面43、43のうちの一方の平面43aから他方の平面43bまで移動させる(ステップA3)。
このレーザ変位計13の移動によって、Z軸に沿った各位置における、レーザ変位計13から43aまでの距離61及びレーザ変位計13から平面43bまでの距離62を得る(ステップA4)。各距離のデータは制御部15の記憶部17に記憶される。
Z軸に沿った各位置における距離51及び距離52は、X軸の所定の設定座標におけるY−Z平面に分布した2次元データである。制御部15は、記憶部17に記憶された距離61及び距離62のそれぞれを1次関数で近似する(ステップA5)。さらに、距離61の1次関数f1と距離62の1次関数f2との交点48の座標を算出する(ステップA6)。
一方、底面42から、一対の平面43、43の各延長面の交線と底面42までの高さ(即ち、基準高H)は予め計測されている。そこで、ステップA6の処理によって算出された交点48のZ座標と、基準高Hとに基づいて、Z軸の原点を算出する(ステップA7)。例えば、交点48のZ座標に対して基準高Hを対応付けることで、空間座標を規定する座標系の原点のZ座標を算出する。或いは、交点48のZ座標に対して基準高Hを加算又は減算することで、原点のZ座標を算出する。なお、この場合の原点は回転ステージ12の載置面12aと回転中心軸Rの交点である。
以上の処理により、制御部15から3軸ステージ11に入力される(設定される)Z軸の設定座標と、空間のZ座標とが対応付けられる。従って、回転中心軸Rを示す一次関数のZ座標が確定する。
次に、第2治具41の形状計測によって、3軸ステージ11の設定座標Xnを校正する。底面42が回転ステージ12に接した状態で、第1治具31を回転ステージ12に設置する。第2治具41の場合と同じく、第1治具31も、ビス等によって回転ステージ12に固定されてもよい。
次に、回転ステージ12の設定角をφm(m=1,2・・・)に設定し、複数対の平面33、33のうちの一対をレーザ変位計13に対向させる(ステップB1)。値mはレーザ変位計13に向ける平面33の対の数に対応する。本実施形態では、第1治具31が八対の平面33、33を備えている。従って、値mは1から8までの値をとる。ステップB1では、これらのうちの一対の平面33、33をレーザ変位計13に対向させる。例えば、回転ステージ12の回転によって、一対の平面33、33の二等分線(頂角34の二等分線)をY軸と平行にする。換言すれば、二等分線はY方向に延伸する。
次に、Z軸の設定座標Zn(n=1,2・・・)まで、レーザ変位計13を移動させる(ステップB2)。設定座標Znは、レーザ変位計13が一対の平面33、33を計測できる高さである。値nは例えば1から5までの値をとる。この場合、5点の異なる高さでの計測が行われる。
次に、Y軸の所定の設定座標まで、レーザ変位計13を移動させ、一対の平面33、33を計測可能範囲M内に位置させる(ステップB3)。説明の便宜上、一対の平面33、33のうちの一方の平面を33aで表し、他方の平面を33bで表す。
次に、X軸の設定座標を変化させることで、レーザ変位計13をX軸に沿って(X方向に)移動させる。即ち、第1治具31におけるレーザ光20の照射位置24を、一対の平面33a(33)、33b(33)のうちの一方の平面33aから他方の平面33bまで移動(走査)させる(ステップB4)。
ステップB4におけるレーザ変位計13の移動によって、レーザ変位計13の各位置から平面33aまでの距離51及びレーザ変位計13の各位置から平面33bまでの距離52を得る(ステップB5)。距離51及び距離52は共に、3つの軸に沿った設定座標と設定角に対応付けられており、制御部15の記憶部17に記憶される。
X軸に沿った各位置における距離51及び距離52は、設定座標ZnにおけるX−Y平面に分布した2次元データである。制御部15は、記憶部17に記憶された距離51及び距離52のそれぞれを1次関数で近似する(ステップB6)。さらに、距離51の1次関数f3と距離52の1次関数f4との交点38の座標を算出する(ステップB7)。換言すれば、一対の平面33a(33)、33b(33)の延長面の交線36と、設定座標ZnにおけるX−Y平面との交点を算出する。
一方、一対の平面33、33の各延長面の交線36と中心軸C1との間の距離(即ち基準距離L)は予め算出されている。そこで、ステップB7の処理によって算出された交点38の座標と、基準距離Lとに基づいて、交点38に対する第1治具31の中心軸C1の座標を算出する(ステップB8)。例えば、交点38のY座標に対して基準距離Lを加算又は減算することで、中心座標を算出する。
次に複数対の平面33、33のうち、上述の計測に供されていないものに対してステップB1からステップB8までの処理を行う(ステップB9)。これにより、1つの高さ(即ち、設定座標Zn)のX−Y平面において、設定角φmごとに、交点38と中心軸C1の各座標が得られる。図10は、設定角φmごとの交点38の座標をP(φm)で、設定角φmごとの中心軸C1の座標をC1(φm)で表している。
更に、座標C1(φm)の分布の重心GCを、各座標C1(φm)の平均又は円関数などの所定の関数による近似によって算出する(ステップB10)。この重心GCは、設定座標ZnにおけるX−Y平面と回転ステージ12の回転中心軸Rとの交点である。
更に、設定座標Znを変えた上で、ステップB1からステップB10までの一連の処理を実行する。換言すれば、レーザ変位計13の高さを変えた上で、ステップB1からステップB10までの一連の処理を実行する。つまり、異なる設定座標ZnのX−Y平面において、回転中心軸Rとの交点を算出する。例えば、レーザ変位計13を5つの高さに変えた上で(即ちn=5)、ステップB1からステップB10までの一連の処理を実行する。
ステップB1からステップB10までの一連の処理を実行することで、異なる設定座標ZnにおけるX−Y平面のそれぞれにおいて、当該X−Y平面と回転中心軸Rとの交点の座標が算出される。つまり、これらの交点を結ぶ線(三次元空間の直線)は、回転ステージ12の回転中心軸Rを示す一次関数である。従って、上述の一連の処理によって、任意の設定座標Znにおける回転中心軸RのX座標とY座標が得られる。
一方、ステップA1からステップA7の処理により、制御部15から3軸ステージ11に入力される(設定される)Z軸の設定座標と、空間のZ座標とが既に対応付けられ、回転中心軸Rを示す一次関数のZ座標が確定している。即ち、3軸ステージ11に対するX軸、Y軸及びZ軸の各設定座標と空間のX座標、Y座標及びZ座標がそれぞれ対応付けられ、レーザ光の照射位置24のX座標、Y座標及びZ座標も確定する。
次に、頂角34及び頂角44のそれぞれが取り得る値について説明する。図11は、レーザ変位計13による計測面70の形状計測時に生じる誤差を説明するための図である。計測面70は、Z軸に沿って延伸すると共にY−Z面に対して角度θだけ傾斜している。
レーザ変位計13から出射されたレーザ光20の光軸20aは、Y軸と平行である。従って、計測面70に対するレーザ光20の入射角は、上述の角度θであり、計測面70とY−Z面とが成す角度に等しい。なお、θは0°から90°までの値を取り得るものとする。
レーザ変位計13を用いて計測面70に対する計測を行いながら、レーザ変位計13をX軸に沿って移動(走査)させた場合を想定する。このとき、レーザ変位計13から得られた距離信号に基づいて、計測面70の形状を示す一次関数Fが得られたとする。本実施形態の三次元計測では、一次関数F上の各座標に含まれる誤差を考慮する必要がある。
一次関数Fにおける各位置のY座標には、Y軸に沿った誤差Dyが含まれている。この誤差Dyは、検出器22におけるレーザ光20の強度の減少に伴って増加する。即ち、
また、検出器22におけるレーザ光20の形状は、レーザ変位計13の光学系の収差によって歪む。この歪みはレーザ光20の重心の算定に影響を及ぼす。レーザ光20の形状の歪みの悪化は、誤差Dyを増加させる。つまり、レーザ光20の強度の減少及び形状の歪みの悪化は、入射角θの増加に伴って増長され、これに伴い、誤差Dyは増加する。
従って、誤差Dyは、入射角θが90°のときに最小値をとり、入射角θの減少に従って増加する。一方、これとは逆に、計測可能範囲Mは、入射角θが90°のときに最大値をとり、入射角θの減少に従って減少する。
計測面70は、レーザ光20の光軸20aに対して入射角θだけ傾斜している。従って、算出した一次関数Fの各位置には、X軸に沿った誤差Dxも含まれる。誤差DxはTan(θ)に比例する。つまり、誤差Dxは、入射角θが0°のときに0となり、θの増加に従って増加し、入射角θが90°のときに無限大となる。
上述の通り、誤差Dyは、入射角θが90°のときに最小値をとり、入射角θが減少するほど増加する。一方、誤差Dxは、入射角θが90°のときに最大値(即ち無限大)をとり、θが減少するほど減少する。また、計測可能範囲Mは、入射角θが90°のときに最大値をとり、入射角θの減少に従って減少する。
本実施形態に係る頂角34(44)は、上述した入射角θに対する誤差の傾向を考慮した上で設定されている。すなわち、レーザ変位計13を用いて一対の平面33、33(43、43)の各延長面の交線36(46)の座標を算出する際の誤差Dx、Dyをその最大値から減少させる角度範囲内に設定されている。換言すれば、頂角34(44)は、レーザ変位計13の一回の走査による計測対象19の計測において、計測対象19が計測可能範囲M内に位置し、その計測時の誤差Dx、Dyが所定の値以下となる角度範囲内に設定されている。
頂角34(44)は、例えば、入射角θの2倍の値に設定される。頂角34(44)は、測定範囲が20mm±2mmのレーザ変位計を用いた場合、第1治具の一対の平面33、33が成す頂角34は、例えば135°である。これは、上述した正八角形の断面を形成する。
また、第2治具の一対の平面43、43が成す頂角44は、例えば140°である。なお、一対の平面43、43は、その二等分線が、レーザ変位計13から出射するレーザ光(出射光)20の光軸20aとレーザ変位計13に入射するレーザ光(入射光)20の光軸20bとの間に位置するように傾斜していてもよい。この場合、一対の平面43、43がX−Y平面に対して対称に傾斜しているときよりも、誤差Dx、Dyが減少する。
上述した実施形態によれば、簡便な構成のレーザ変位計13を用いる三次元計測機10において、精度の良い校正が実行でき、形状計測時の各照射位置24から実際の形状を正確に取得することができる。校正時に用いる座標は、治具の表面上の座標ではなく、当該表面の延長面上の空間座標である。従って、治具の製造において、当該表面の平面度を所定の値以上に保つだけでよく、当該表面の縁部の形状を精度良く規定する必要はない。つまり、頂角を成す一対の平面の稜線に厳密な加工精度を求める必要はない。
なお、第1治具31と第2治具41は、底面32と底面42を1つの底面として一体化されていてもよい。例えば、第1治具31の中心軸C1を挟んだ一方の側に一対の平面33、33を形成し、他方の側に一対の平面43、43を形成してもよい。この場合、一対の平面33、33の計測と、一対の平面43、43の計測との間で冶具の交換作業が不要になる。また、これらの計測を連続して実行できるので、冶具の交換に起因した誤差が無くなる。
本開示は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
10…三次元計測機、11…3軸ステージ、12…回転ステージ、12a…載置面、13…レーザ変位計、14…定盤、15…制御部、16…演算部、17…記憶部、18…入出力部、19…計測対象、20…レーザ光、20a、20b…光軸、21…発光素子、22…検出器、23…光学系、24…照射位置、30…校正器具、31…第1治具、32…底面(第1の底面)、33…平面(第1平面)、34…頂角(第1の頂角)、35…参照面、36…交線、37…中心校正面、38…交点、41…第2治具、42…底面(第2の底面)、43…平面(第2平面)、44…頂角(第2の頂角)、45…参照面、46…交線、48…交点、51、52、61、62…距離、70…計測面、C1、C2…中心軸、Dx…誤差、Dy…誤差、f1、f2、f3、f4、F…一次関数、GC…重心、H…基準高、L…基準距離、M…計測可能範囲、R…回転中心軸、θ…入射角

Claims (4)

  1. レーザ変位計、前記レーザ変位計を移動可能に支持する3軸ステージ、及び、計測対象が設置される回転ステージを備える三次元計測機の校正器具であって、
    前記回転ステージに面する第1の底面、及び、前記第1の底面に直交する中心軸の周りに設けられる複数対の第1平面であって、各対の第1平面は前記中心軸に沿って延伸すると共に第1の頂角を成し、前記中心軸を含む参照面に対して対称に傾斜する複数対の第1平面を含む第1治具と、
    前記回転ステージに面する第2の底面、及び、前記第2の底面と平行な基準軸に沿って延伸すると共に第2の頂角を成す一対の第2平面を含む第2治具と
    を備え、
    前記第1の頂角は、前記レーザ変位計を用いて前記一対の第1平面の各延長面の交線の座標を算出する際の誤差をその最大値から減少させる角度範囲内に設定され、
    前記第2の頂角は、前記レーザ変位計を用いて前記一対の第2平面の各延長面の交線の座標を算出する際の誤差をその最大値から減少させる角度範囲内に設定されている、
    校正器具。
  2. 前記第1治具は、前記第1平面を一辺とした正八角形の断面を含む
    請求項1に記載の校正器具。
  3. 前記一対の第2平面は、その二等分線が、前記レーザ変位計からの出射光の光軸と前記レーザ変位計への入射光の光軸との間に位置するように傾斜している
    請求項1に記載の校正器具。
  4. 前記第1治具と前記第2治具は、前記第1の底面と前記第2の底面を1つの底面として一体化されている
    請求項1に記載の校正器具。

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