JP2020139445A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エネルギ投入回路を備える点火装置において、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかることを抑制する。【解決手段】内燃機関用点火装置(10)は、点火プラグ(80)と、1次コイル(11)と、1次コイルと磁気的に結合され、点火プラグに接続された2次コイル(21)と、1次コイルの電流を通電及び遮断して、点火プラグに火花放電を生じさせる主点火回路(31)と、1次コイルに含まれる所定巻線(11b)へ電気エネルギを投入及び停止して、火花放電を継続させるエネルギ投入回路(32)と、所定巻線を含む還流経路(62)を電流が還流することを許可及び禁止する還流回路(33)と、主点火回路を制御するとともに、還流回路による還流の許可の開始時期を、主点火回路により電流の遮断を実行させる信号である遮断信号をトリガとして決定し、開始時期から所定期間後に許可を終了させる制御部(60)と、を備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、内燃機関に用いられる点火装置に関する。
従来、1次コイルの通電制御を行って点火プラグに火花放電を生じさせる主点火回路と、火花放電中に1次コイルに電気エネルギを投入して火花放電を継続させるエネルギ投入回路と、を備える点火装置がある(特許文献1参照)。
ところで、特許文献1に記載の点火装置において、主点火時に火花放電が行われなかったり途切れたりして、2次コイルを含む回路で電気エネルギが消費されない場合に、2次コイルから1次コイルへ電気エネルギが跳ね返ることに本願発明者は着目した。その場合、1次コイルに高電圧が発生し、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、エネルギ投入回路を備える点火装置において、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、内燃機関用点火装置(10)であって、
点火プラグ(80)と、
1次コイル(11、111)と、
前記1次コイルと磁気的に結合され、前記点火プラグに接続された2次コイル(21)と、
前記1次コイルの電流を通電及び遮断して、前記点火プラグに火花放電を生じさせる主点火回路(31)と、
前記1次コイルに含まれる所定巻線(11b、111b、111c)へ電気エネルギを投入及び停止して、前記火花放電を継続させるエネルギ投入回路(32、132〜134、50、233)と、
前記所定巻線を含む還流経路(62、162、163、262)を電流が還流することを許可及び禁止する還流回路(33、41、133、134、141、233、241)と、
前記主点火回路を制御するとともに、前記還流回路による前記還流の許可の開始時期を、前記主点火回路により前記電流の遮断を実行させる信号である遮断信号をトリガとして決定し、前記開始時期から所定期間後に前記許可を終了させる制御部(60、70)と、
を備える。
点火プラグ(80)と、
1次コイル(11、111)と、
前記1次コイルと磁気的に結合され、前記点火プラグに接続された2次コイル(21)と、
前記1次コイルの電流を通電及び遮断して、前記点火プラグに火花放電を生じさせる主点火回路(31)と、
前記1次コイルに含まれる所定巻線(11b、111b、111c)へ電気エネルギを投入及び停止して、前記火花放電を継続させるエネルギ投入回路(32、132〜134、50、233)と、
前記所定巻線を含む還流経路(62、162、163、262)を電流が還流することを許可及び禁止する還流回路(33、41、133、134、141、233、241)と、
前記主点火回路を制御するとともに、前記還流回路による前記還流の許可の開始時期を、前記主点火回路により前記電流の遮断を実行させる信号である遮断信号をトリガとして決定し、前記開始時期から所定期間後に前記許可を終了させる制御部(60、70)と、
を備える。
上記構成によれば、主点火回路は、1次コイルの電流を通電及び遮断して、点火プラグに火花放電を生じさせる。エネルギ投入回路は、1次コイルに含まれる所定巻線へ電気エネルギを投入及び停止して、火花放電を継続させる。そして、還流回路は、所定巻線を含む還流経路を電流が還流することを許可及び禁止する。
ここで、制御部は、主点火回路を制御して、1次コイルの電流を通電及び遮断させる。このとき、点火プラグで火花放電が行われなかったり途切れたりして、2次コイルを含む回路で電気エネルギが消費されない場合は、上述したように1次コイルに高電圧が発生してエネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかるおそれがある。
この点、制御部は、還流回路による還流許可の開始時期を、主点火回路により電流の遮断を実行させる信号である遮断信号をトリガとして決定する。このため、1次コイルに含まれる所定巻線に高電圧が発生したとしても、還流経路に電流を還流させることができ、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。さらに、制御部は、還流許可の開始時期を遮断信号をトリガとして決定するため、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかる前に速やかに還流経路に電流を還流させることができる。そして、制御部は、還流許可の開始時期から所定期間後に還流許可を終了させる、すなわち還流回路による還流を禁止する。
第2の手段では、前記制御部は、ハイレベル又はローレベルの状態をとる主点火信号を受信し、前記主点火信号の立ち上がり時に前記主点火回路を通電させ、前記主点火信号の立ち下がりを前記遮断信号として、前記主点火信号の立ち下がり時に前記主点火回路を遮断させ且つ前記還流回路による前記還流の許可を開始する。
上記構成によれば、制御部は、ハイレベル又はローレベルの状態をとる主点火信号を受信し、主点火信号の立ち上がり時に主点火回路を通電させ、主点火信号の立ち下がり時に主点火回路を遮断させる。このため、制御部は、一般的な主点火信号を用いて、主点火回路による電流の通電及び遮断を制御することができる。そして、制御部は、主点火信号の立ち下がりを遮断信号として、主点火信号の立ち下がり時に還流回路による還流の許可を開始する。したがって、還流回路による還流の許可を開始する時期を、容易且つ正確に決定することができる。
第3の手段では、前記制御部は、前記還流回路による前記還流の許可の終了時期を、次に前記主点火回路により前記電流の通電が開始される以前とする。こうした構成によれば、還流経路に電流が還流することが、主点火回路による電流の通電に影響を及ぼすことを抑制することができる。
第4の手段では、前記制御部は、次の前記主点火信号の立ち上がり時に前記還流回路による前記還流の許可を終了させる。
上記構成によれば、制御部は、次の主点火信号の立ち上がり時に還流回路による還流の許可を終了させる。したがって、還流回路による還流の許可を終了する時期を、容易且つ正確に決定することができる。
第5の手段は、内燃機関用点火装置(10)であって、
点火プラグ(80)と、
1次コイル(11、111)と、
前記1次コイルと磁気的に結合され、前記点火プラグに接続された2次コイル(21)と、
前記1次コイルの電流を通電及び遮断して、前記点火プラグに火花放電を生じさせる主点火回路(31)と、
前記1次コイルに含まれる所定巻線(11b、111b、111c)へ電気エネルギを投入及び停止して、前記火花放電を継続させるエネルギ投入回路(32、132〜134、50、233)と、
前記所定巻線を含む還流経路(62、162、163、262)を電流が還流することを許可及び禁止する還流回路(33、41、133、134、141、233、241)と、
前記主点火回路を制御するとともに、前記主点火回路により前記電流が遮断された以後に前記還流回路により前記還流の許可を開始させ、前記還流の許可の終了時期を、次に前記主点火回路により前記電流の通電が開始される以前とする制御部(60、70)と、
を備える。
点火プラグ(80)と、
1次コイル(11、111)と、
前記1次コイルと磁気的に結合され、前記点火プラグに接続された2次コイル(21)と、
前記1次コイルの電流を通電及び遮断して、前記点火プラグに火花放電を生じさせる主点火回路(31)と、
前記1次コイルに含まれる所定巻線(11b、111b、111c)へ電気エネルギを投入及び停止して、前記火花放電を継続させるエネルギ投入回路(32、132〜134、50、233)と、
前記所定巻線を含む還流経路(62、162、163、262)を電流が還流することを許可及び禁止する還流回路(33、41、133、134、141、233、241)と、
前記主点火回路を制御するとともに、前記主点火回路により前記電流が遮断された以後に前記還流回路により前記還流の許可を開始させ、前記還流の許可の終了時期を、次に前記主点火回路により前記電流の通電が開始される以前とする制御部(60、70)と、
を備える。
上記構成によれば、制御部は、主点火回路により電流が遮断された以後に還流回路により還流許可を開始させる。このため、1次コイルに含まれる所定巻線に高電圧が発生したとしても、還流経路に電流を還流させることができ、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。さらに、制御部は、還流の許可の終了時期を、次に主点火回路により電流の通電が開始される以前とする。このため、第3の手段と同様の作用効果を奏することができる。
第6の手段では、前記制御部は、ハイレベル又はローレベルの状態をとる主点火信号を受信し、前記主点火信号の立ち上がり時に前記主点火回路を通電させ、前記主点火信号の立ち下がり時に前記主点火回路を遮断させ、次の前記主点火信号の立ち上がり時に前記還流回路による前記還流の許可を終了させる。上記構成によれば、第4の手段と同様の作用効果を奏することができる。
1次コイルの電流を通電及び遮断して、点火プラグに火花放電を生じさせる誘導放電主点火の後に、エネルギ投入回路により火花放電を継続させるエネルギ投入点火を、実行する時と実行しない時とがある。ここで、エネルギ投入点火が実行されていない時であっても、上述したように1次コイルに高電圧が発生することにより、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかるおそれがある。
この点、第7の手段では、前記制御部は、前記主点火回路により前記電流が遮断された以後に、前記エネルギ投入回路により前記火花放電を継続させるエネルギ投入点火が実行されていない時に、前記還流回路による前記還流の許可を実行させる。こうした構成によれば、エネルギ投入点火を実行しない時であっても、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。
エネルギ投入点火が実行されている時であっても、上述したように1次コイルに高電圧が発生することにより、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかるおそれがある。
この点、第8の手段では、前記制御部は、前記主点火回路により前記電流が遮断された以後に、前記エネルギ投入回路により前記火花放電を継続させるエネルギ投入点火が実行されている時に、前記還流回路による前記還流の許可を実行させる。こうした構成によれば、エネルギ投入点火を実行する時であっても、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。
第9の手段では、前記制御部は、前記エネルギ投入点火の実行時に、前記還流回路により前記還流経路を電流が還流することを許可させた状態を維持して、前記エネルギ投入回路により前記所定巻線へ前記電気エネルギを投入及び停止させる。
上記構成によれば、制御部は、エネルギ投入点火の実行時に、還流回路により還流経路を電流が還流することを許可させた状態を維持する。このため、1次コイルに含まれる所定巻線に高電圧が発生したとしても、還流経路に電流を還流させることができ、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。
ここで、エネルギ投入回路により所定巻線へ電気エネルギを投入した後に停止させると、エネルギ投入が瞬間的に停止され、2次電流が急激に低下したり、所定巻線に誘導起電力が発生したりして、エネルギ投入回路に過大な電圧ストレスがかかるおそれがある。この点、エネルギ投入回路により所定巻線へ電気エネルギを投入した後に停止させた時に、還流経路を電流が還流することが許可された状態が維持されているため、エネルギ投入を緩やかに低下させることができ、2次電流の急減を抑制することができるとともに、所定巻線に発生した誘導起電力による電流を還流経路に還流させることができる。したがって、エネルギ投入点火において電流を還流させる還流経路と、2次コイルを含む回路で電気エネルギが消費されない場合に電流を還流させる還流経路とを兼用にすることができる。
(第1実施形態)
以下、車両に搭載される多気筒のガソリンエンジン(内燃機関)の点火装置に具現化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。エンジンは、例えば希薄燃焼(リーンバーン)が可能な筒内直接噴射式のエンジンであり、気筒内に混合気の旋回流(タンブル流やスワール流等)を生じさせる旋回流コントロール部を備える。点火装置は、所定の点火タイミング(点火時期)において、エンジンの燃焼室内の混合気に点火(着火)を行う。点火装置は、各気筒の点火プラグに対応した点火コイルを用いるDI(Direct Ignition)タイプの点火装置である。
以下、車両に搭載される多気筒のガソリンエンジン(内燃機関)の点火装置に具現化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。エンジンは、例えば希薄燃焼(リーンバーン)が可能な筒内直接噴射式のエンジンであり、気筒内に混合気の旋回流(タンブル流やスワール流等)を生じさせる旋回流コントロール部を備える。点火装置は、所定の点火タイミング(点火時期)において、エンジンの燃焼室内の混合気に点火(着火)を行う。点火装置は、各気筒の点火プラグに対応した点火コイルを用いるDI(Direct Ignition)タイプの点火装置である。
図1に示すように、点火装置10(内燃機関用点火装置)は、エンジン制御の中枢を成すエンジンECU70(Electronic Control Unit)から与えられる指示信号(主点火信号IGT及びエネルギ投入信号IGW)に基づいて、点火コイルの1次コイル11の通電を制御する。そして、点火装置10は、1次コイル11の通電を制御することで点火コイルの2次コイル21に生じる電気エネルギを制御して、点火プラグ80に生じる火花放電を制御する。
ECU70は、各種センサから取得したエンジンパラメータ(暖機状態、エンジン回転速度、エンジン負荷等)や、エンジンの制御状態(希薄燃焼の有無、旋回流の程度等)に応じて、主点火信号IGT及びエネルギ投入信号IGWを生成して出力する。
点火装置10は、点火プラグ80、1次コイル11、2次コイル21、スイッチング素子31〜33、ダイオード41〜43、電流検出抵抗48、及び制御回路60を備えている。点火プラグ80は、エンジンの気筒毎に搭載されている。そして、1次コイル11及び2次コイル21は点火プラグ80毎に設けられているが、ここでは1つの点火プラグ80に対応する構成を例に説明する。なお、点火装置10の各構成は、1次コイル11及び2次コイル21を収容するケース内に収容されている。
点火プラグ80は、周知の構成からなり、2次コイル21の一端に接続される中心電極と、エンジンのシリンダヘッド等を介してGNDに接続(接地)される外側電極とを備えている。2次コイル21の他端は、ダイオード43及び電流検出抵抗48を介してGNDに接続(接地)されている。ダイオード43のアノードが2次コイル21に接続されており、カソードが電流検出抵抗48に接続されている。電流検出抵抗48は、2次コイル21に流れる2次電流を検出する。電流検出抵抗48の出力は制御回路60へ入力される。ダイオード43は、1次コイル11の通電時に発生する不要な電圧による火花放電を抑制する。そして、点火プラグ80は、2次コイル21に生じる電気エネルギにより、中心電極と外側電極との間で火花放電を生じさせる。
点火コイルは、1次コイル11と、1次コイル11に磁気的に結合された2次コイル21とを備えている。2次コイル21の巻線数は、1次コイル11の巻線数よりも多くなっている。
1次コイル11は中間タップ16を備えている。1次コイル11において、中間タップ16を挟んで一方の巻線が第1巻線11aであり、他方の巻線が第2巻線11bである。第1巻線11aの巻線数は、第2巻線11bの巻線数よりも多い。
中間タップ16は、ダイオード42を介してバッテリ82に接続されている。バッテリ82は、例えば周知の鉛バッテリであり、12Vの電圧を供給する。ダイオード42のアノードがバッテリ82に接続されており、カソードが中間タップ16に接続されている。
第1巻線11aにおけるGND側の端部(中間タップ16と反対側の端部)は、スイッチング素子31に接続されている。スイッチング素子31(第1スイッチ)は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体スイッチング素子である。スイッチング素子31の出力側の端子がGNDに接続(接地)されている。スイッチング素子31は、制御回路60からの信号に基づいて、第1巻線11aとGNDとを断続する。これにより、スイッチング素子31(主点火回路)は、第1巻線11a(1次コイル)の電流を通電及び遮断して、点火プラグ80に火花放電を生じさせる。
第2巻線11bにおける中間タップ16と反対側の端部は、スイッチング素子32を介してGNDに接続されている。スイッチング素子32(第2スイッチ)は、MOS型トランジスタ等の半導体スイッチング素子である。スイッチング素子32は、制御回路60からの信号に基づいて、第2巻線11bとGNDとを断続する。これにより、スイッチング素子32(エネルギ投入回路)は、1次コイル11に含まれる第2巻線11b(所定巻線)へ電気エネルギを投入及び停止して、上記火花放電を継続させる。
第2巻線11bの両端は、スイッチング素子33及びダイオード41を介して接続されている。スイッチング素子33(第3スイッチ)は、MOS型トランジスタ等の半導体スイッチング素子である。ダイオード41のアノードがスイッチング素子33に接続されており、カソードが中間タップ16に接続されている。第2巻線11b、スイッチング素子33、及びダイオード41は、環状に接続されている。第2巻線11b、スイッチング素子33、及びダイオード41を含む環状の経路により、還流経路62が構成されている。スイッチング素子33(還流回路)は、還流経路62を電流が還流することを許可及び禁止する。
制御回路60(制御部)は、入出力インターフェース、駆動回路等を備えている。制御回路60は、ECU70からの信号及び電流検出抵抗48の出力等に基づいて、スイッチング素子31〜33の断続状態を制御する。これにより、制御回路60は、「誘導放電主点火」、及び「エネルギ投入点火」の2方式の点火を選択して実行する。
図2は、誘導放電主点火の態様を示すタイムチャートである。図2の左半分に、通常動作時の動作を示す。
誘導放電主点火では、制御回路60は、ECU70からの主点火信号IGTがハイレベル(H)である期間に亘って、スイッチング素子31(第1SW31)をon状態(接続状態)に制御する。これにより、1次コイル11の第1巻線11aに、バッテリ82の電圧(バッテリ電圧)が供給される。そして、1次電流I1が増加し、主点火信号IGTがローレベル(L)になった時刻t1で、制御回路60はスイッチング素子31をoff状態(切断状態)に制御する。これにより、第1巻線11a及び2次コイル21に高電圧が発生し、点火プラグ80に火花放電が生じて、2次コイル21に2次電流が流れる。その後、2次電流が減衰していき、放電が維持できる最小の電流である放電維持電流よりも減少すると、点火プラグ80での放電が終了する。
エネルギ投入点火では、制御回路60は、上記のように誘導放電主点火を開始した後、スイッチング素子33(第3SW33)をオン状態に制御する。その後、制御回路60は、ECU70からのエネルギ投入信号IGWに基づいて、スイッチング素子32をon状態とoff状態とに交互に制御する。ここで、電流Id2(図1参照)の流れる第2巻線11bの巻線数は、第1巻線11aの巻線数よりも少ない。このため、点火プラグ80における放電を維持するために必要な電圧である放電維持電圧Vmよりも高い電圧で電流を流し込むことができ、誘導放電主点火時と同一方向の2次電流が2次コイル21に追加して流れる。例えば、制御回路60は、主点火信号IGTの立ち上がりとエネルギ投入信号IGWの立ち上がりとの時間差に基づいて目標2次電流を設定する。制御回路60は、主点火信号IGTの電圧レベルが、閾値Vthよりも低い状態から高い状態に変化したことにより、主点火信号IGTの立ち上がりを検出する。制御回路60は、主点火信号IGTの立ち下がり時にスイッチング素子32の制御を開始し、電流検出抵抗48により検出される2次電流が目標2次電流になるように、スイッチング素子32をon状態とoff状態とに制御する。制御回路60は、主点火信号IGTの電圧レベルが、閾値Vthよりも高い状態から低い状態に変化したことにより、主点火信号IGTの立ち下がりを検出する。制御回路60は、エネルギ投入信号IGWの立下がり時にスイッチング素子32の制御を終了する。
誘導放電主点火では、制御回路60は、スイッチング素子31を制御して、第1巻線11a(1次コイル)の電流を通電及び遮断させる。このとき、点火プラグ80で火花放電が行われなかったり途切れたりして、2次コイル21を含む回路で電気エネルギが消費されない場合に、2次コイル21から1次コイル11へ電気エネルギが跳ね返る。例えば、誘導放電主点火時に、火花放電が行われなかったり途切れたりした場合、2次コイル21には負極性から始まり極性が交番しながら減衰する高電圧が発生する。2次コイル21に交番した高電圧が発生すると、1次コイル11にも交番した無負荷の高電圧が巻数比に応じて発生する。これにより、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかるおそれがある。
そこで、制御回路60は、スイッチング素子31(第1SW31)により電流が遮断された以後に、スイッチング素子33(第3SW33)により還流の許可を開始させる。すなわち、制御回路60は、スイッチング素子31により電流が遮断された以後に、エネルギ投入点火が実行されていない時に、スイッチング素子33による還流の許可を実行させる。具体的には、スイッチング素子33による還流の許可の開始時期を、スイッチング素子31により電流の遮断を実行させる信号である遮断信号をトリガとして決定する。詳しくは、制御回路60は、主点火信号IGTの立ち上がり時にスイッチング素子31を通電させ、主点火信号IGTの立ち下がりを遮断信号として、主点火信号IGTの立ち下がり時にスイッチング素子31を遮断させ且つスイッチング素子33による還流の許可を開始する。
そして、制御回路60は、開始時期から所定期間後に還流の許可を終了させる。具体的には、制御回路60は、還流の許可の終了時期を、次にスイッチング素子31により電流の通電が開始される時刻t2以前とする。詳しくは、制御回路60は、次の主点火信号IGTの立ち上がり時刻t3にスイッチング素子33による還流の許可を終了させる。なお、制御回路60は、還流の開始時期(時刻t1)から次の主点火信号IGTの立ち上がり時刻t2までの期間が標準期間Tonよりも長い場合は、標準期間Tonが経過した時点でスイッチング素子33による還流の許可を終了させる。標準期間Tonは、第2巻線11bに発生する電圧が、スイッチング素子32にアバランシェ降伏が発生する電圧Va(図3参照)未満まで減衰する時間に設定されている。
図2の右半分に、点火プラグ80で火花放電が行われなかったり途切れたりした時、すなわち火花放電の経路がオープンになっている2次オープン時の動作を示す。図3は、図2の領域Aの拡大図である。なお、図3には、通常動作時の動作も併せて示している。
図3に示すように、時刻t3において、主点火信号IGTが立ち下がって第1巻線11a及び2次コイル21に高電圧が発生しても、点火プラグ80に火花放電が生じていない。このため、2次コイル21の電気エネルギの逃げ場がなくなり、2次コイル21の2次電圧V2が負極性の過大な電圧となる。この2次電圧V2により、1次コイル11の1次電圧V1が巻数比に応じた正極性の過大な電圧となる。その後、2次電圧V2は、極性が交番しながら減衰するものの、高電圧の状態が時刻t5近くまで維持される。
ここで、点火装置10がスイッチング素子33及びダイオード41(すなわち還流経路62)を備えていない比較例の動作を破線で示し、本実施形態の動作を実線で示す。
破線で示す比較例では、時刻t4において、第2巻線11bとスイッチング素子32との間の電圧Vd(図1参照)が上記電圧Vaを超えて、スイッチング素子32の電流Id2が増加する。すなわち、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかり、スイッチング素子32がアバランシェ降伏する。その後、時刻t5において、電圧Vdが電圧Va未満になると、スイッチング素子32のアバランシェ降伏が終了し、スイッチング素子32の電流Id2が0になる。なお、スイッチング素子32がアバランシェ降伏することを単純に防ごうとすれば、スイッチング素子32に高耐圧又は高耐量のスイッチング素子を用いる必要がある。
一方、実線で示す本実施形態では、主点火信号IGTの立ち下がり時(時刻t3)に、スイッチング素子31が遮断され且つスイッチング素子33(第3SW33)による還流の許可が開始される。このため、時刻t4において、電圧Vdが上昇してもスイッチング素子33の電流Id3(図1参照)が増加し、スイッチング素子32の電流Id2は増加しない。すなわち、第2巻線11bに発生した誘導起電力による電流は、還流経路62を還流する。その後、時刻t5において、電圧Vdが0になり、スイッチング素子33の電流Id3が0になる。
また、エネルギ投入点火が実行されている時であっても、誘導放電主点火を開始した後に、上述したように1次コイル11に高電圧が発生することにより、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかるおそれがある。
そこで、本実施形態では、制御回路60は、スイッチング素子31により電流が遮断された以後にエネルギ投入点火が実行されている時に、スイッチング素子33による還流の許可を実行させる。具体的には、制御回路60は、エネルギ投入点火の実行時に、スイッチング素子33により還流経路62を電流が還流することを許可させた状態を維持する。これにより、1次コイル11に含まれる第2巻線11bに高電圧が発生したとしても、還流経路62に電流が還流する。
ここで、スイッチング素子32により第2巻線11bへ電気エネルギを投入した後に停止させると、第2巻線11bに誘導起電力が発生して、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかるおそれがある。この点、スイッチング素子32により第2巻線11bへ電気エネルギを投入した後に停止させた時に、還流経路62を電流が還流することが許可された状態が維持されている。これにより、第2巻線11bに発生した誘導起電力による電流も、還流経路62を還流する。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・制御回路60は、スイッチング素子31により電流が遮断された以後にスイッチング素子33により還流許可を開始させる。このため、1次コイル11に含まれる第2巻線11bに高電圧が発生したとしても、還流経路62に電流を還流させることができ、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。その結果、スイッチング素子32の素子耐圧や素子耐量を下げることができる。
・制御回路60は、スイッチング素子33による還流許可の開始時期を、スイッチング素子31により電流の遮断を実行させる信号である遮断信号をトリガとして決定する。このため、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかる前に速やかに還流経路62に電流を還流させることができる。
・制御回路60は、ハイレベル又はローレベルの状態をとる主点火信号IGTを受信し、主点火信号IGTの立ち上がり時にスイッチング素子31を通電させ、主点火信号IGTの立ち下がり時にスイッチング素子31を遮断させる。このため、制御回路60は、一般的な主点火信号IGTを用いて、スイッチング素子31による電流の通電及び遮断を制御することができる。そして、制御回路60は、主点火信号IGTの立ち下がりを遮断信号として、主点火信号IGTの立ち下がり時にスイッチング素子33による還流の許可を開始する。したがって、スイッチング素子33による還流の許可を開始する時期を、容易且つ正確に決定することができる。
・制御回路60は、スイッチング素子33による還流の許可の終了時期を、次にスイッチング素子31により電流の通電が開始される以前とする。このため、還流経路62に電流が還流することが、スイッチング素子31による電流の通電に影響を及ぼすことを抑制することができる。
・制御回路60は、次の主点火信号IGTの立ち上がり時にスイッチング素子33による還流の許可を終了させる。したがって、スイッチング素子33による還流の許可を終了する時期を、容易且つ正確に決定することができる。
・制御回路60は、スイッチング素子31により電流が遮断された以後に、スイッチング素子32により火花放電を継続させるエネルギ投入点火が実行されていない時に、スイッチング素子33による還流の許可を実行させる。こうした構成によれば、誘導放電主点火を実行し、エネルギ投入点火を実行しない時であっても、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。
・制御回路60は、スイッチング素子31により電流が遮断された以後に、スイッチング素子32により火花放電を継続させるエネルギ投入点火が実行されている時に、スイッチング素子33による還流の許可を実行させる。こうした構成によれば、エネルギ投入点火を実行する時であっても、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。
・制御回路60は、エネルギ投入点火の実行時に、スイッチング素子33により還流経路62を電流が還流することを許可させた状態を維持する。このため、1次コイル11に含まれる第2巻線11bに高電圧が発生したとしても、還流経路62に電流を還流させることができ、スイッチング素子32に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。
・スイッチング素子32により第2巻線11bへ電気エネルギを投入した後に停止させた時に、還流経路62を電流が還流することが許可された状態が維持されている。このため、第2巻線11bに発生した誘導起電力による電流を、還流経路62に還流させることができる。したがって、エネルギ投入点火において電流を還流させる還流経路62と、2次コイル21を含む回路で電気エネルギが消費されない場合に電流を還流させる還流経路62とを兼用にすることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、図4を参照して第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
以下、第2実施形態について、図4を参照して第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の点火装置10では、1次コイル111は、第1巻線111a、第2巻線111b、及び第3巻線111cを含んでいる。第1巻線111aの一端はスイッチング素子31(第1スイッチ)に接続されており、他端はバッテリ82に接続されている。第2巻線111b(所定巻線)の一端は、スイッチング素子132(第2スイッチ)を介してバッテリ82に接続されている。第2巻線111bの他端は、スイッチング素子134(第4スイッチ)を介してGNDに接続され、且つ第3巻線111cの一端に接続されている。第3巻線111c(所定巻線)の他端は、スイッチング素子133(第3スイッチ)を介してGNDに接続されている。
第2巻線111bとスイッチング素子132との間には、ダイオード141のカソードが接続されている。ダイオード141のアノードはGNDに接続されている。
誘導放電主点火では、制御回路60は、ECU70からの主点火信号IGTがハイレベル(H)である期間に亘って、スイッチング素子31をon状態に制御する。これにより、1次コイル111の第1巻線111aに、バッテリ82の電圧が供給される。そして、1次電流が増加し、主点火信号IGTがローレベル(L)になった時点で、制御回路60はスイッチング素子31をoff状態に制御する。これにより、第1巻線111a及び2次コイル21に高電圧が発生し、点火プラグ80に火花放電が生じて、2次コイル21に2次電流が流れる。その後、2次電流が減衰していき、放電が維持できる最小の電流である放電維持電流よりも減少すると、点火プラグ80での放電が終了する。
エネルギ投入点火では、制御回路60は、上記のように誘導放電主点火を開始した後、以下の第1投入制御又は第2投入制御を実行する。
第1投入制御では、スイッチング素子133をオン状態に制御する。その後、制御回路60は、ECU70からのエネルギ投入信号IGWに基づいて、スイッチング素子132をon状態とoff状態とに交互に制御する。なお、スイッチング素子132〜134により、エネルギ投入回路か構成されている。
第2投入制御では、スイッチング素子134をオン状態に制御する。その後、制御回路60は、ECU70からのエネルギ投入信号IGWに基づいて、スイッチング素子132をon状態とoff状態とに交互に制御する。ECU70は、第1投入制御と第2投入制御とを切り替えることにより、エネルギ投入点火において2次コイル21に発生する2次電圧を変更することができる。
エネルギ投入点火のその他の制御方法は、第1実施形態のエネルギ投入点火と同様である。
誘導放電主点火時において、制御回路60(制御部)は、以下の第1還流制御又は第2還流制御を実行する。
第1還流制御では、主点火信号IGTの立ち下がりを遮断信号として、主点火信号IGTの立ち下がり時にスイッチング素子31を遮断させ且つスイッチング素子133(還流回路)による還流の許可を開始する。この場合、GND→ダイオード141→第2巻線111b→第3巻線111c→スイッチング素子133→GNDの第1還流経路162が形成される。このため、1次コイル11に含まれる第2巻線111b及び第3巻線111cに高電圧が発生したとしても、第1還流経路に電流を還流させることができ、スイッチング素子132,133に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。その後、制御回路60は、次の主点火信号IGTの立ち上がり時点でスイッチング素子133による還流の許可を終了させる。
第2還流制御では、主点火信号IGTの立ち下がりを遮断信号として、主点火信号IGTの立ち下がり時にスイッチング素子31を遮断させ且つスイッチング素子133(還流回路)及びスイッチング素子134(還流回路)による還流の許可を開始する。この場合、上記第1還流経路と、GND→ダイオード141→第2巻線111b→スイッチング素子134→GNDの第2還流経路163とが形成される。このため、1次コイル11に含まれる第2巻線111b及び第3巻線111cに高電圧が発生したとしても、第1還流経路及び第2還流経路に電流を還流させることができ、スイッチング素子132〜134に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。その後、制御回路60は、次の主点火信号IGTの立ち上がり時点で、スイッチング素子133及びスイッチング素子134による還流の許可を終了させる。
また、上記第1投入制御において、制御回路60は、スイッチング素子31により電流が遮断された以後にエネルギ投入点火が実行されている時に、スイッチング素子133による還流の許可を実行させる。具体的には、制御回路60は、第1投入制御の実行時に、スイッチング素子133により上記第1還流経路を電流が還流することを許可させた状態を維持する。これにより、1次コイル11に含まれる第2巻線111b及び第3巻線111cに高電圧が発生したとしても、第1還流経路に電流を還流させることができる。さらに、スイッチング素子132により第2巻線111b及び第3巻線111cへ電気エネルギを投入した後に停止させた時に、第2巻線111b及び第3巻線111cに発生した誘導起電力による電流も、第1還流経路に還流させることができる。したがって、第1投入制御において電流を還流させる第1還流経路と、2次コイル21を含む回路で電気エネルギが消費されない場合に電流を還流させる第1還流経路とを兼用にすることができる。
上記第2投入制御において、制御回路60は、スイッチング素子31により電流が遮断された以後にエネルギ投入点火が実行されている時に、スイッチング素子134による還流の許可を実行させる。具体的には、制御回路60は、第2投入制御の実行時に、スイッチング素子134により上記第2還流経路を電流が還流することを許可させた状態を維持する。これにより、1次コイル11に含まれる第2巻線111bに高電圧が発生したとしても、第2還流経路に電流を還流させることができる。さらに、スイッチング素子132により第2巻線111bへ電気エネルギを投入した後に停止させた時に、第2巻線111bに発生した誘導起電力による電流も、第2還流経路に還流させることができる。したがって、第2投入制御において電流を還流させる第2還流経路と、2次コイル21を含む回路で電気エネルギが消費されない場合に電流を還流させる第2還流経路とを兼用にすることができる。
なお、第2実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
・制御回路60は、スイッチング素子133及びスイッチング素子134をオン状態に制御した後、ECU70からのエネルギ投入信号IGWに基づいて、スイッチング素子132をon状態とoff状態とに交互に制御する第3投入制御を実行することもできる。
・制御回路60は、主点火信号IGTの立ち下がりを遮断信号として、主点火信号IGTの立ち下がり時にスイッチング素子31を遮断させ且つスイッチング素子134(還流回路)による還流の許可を開始する第3還流制御を実行することもできる。この場合、上記第2還流経路が形成され、上記第1還流経路は形成されない。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、図5を参照して第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
以下、第3実施形態について、図5を参照して第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の点火装置10では、エネルギ投入回路50はバッテリ82の電圧を昇圧して、第1巻線11a、第2巻線11b(所定巻線)へ供給する。エネルギ投入回路50は、チョークコイル51、スイッチング素子52、コンデンサ53、ダイオード54、スイッチング素子232、及びスイッチング素子233を備えている。チョークコイル51はバッテリ82に接続されている。スイッチング素子52は、MOS型トランジスタ等の半導体スイッチング素子であり、バッテリ82からチョークコイル51への電流を通電及び遮断する。スイッチング素子52の断続状態は、制御回路60により制御される。スイッチング素子52の断続状態が制御されることにより、コンデンサ53はチョークコイル51に蓄えられた電気エネルギを充電する。ダイオード54は、コンデンサ53に蓄えられた電気エネルギがチョークコイル51側へ逆流すること防止する。そして、スイッチング素子232が接続状態に制御されることで、エネルギ投入回路50は昇圧された電圧(例えば数十V〜数百V)を中間タップ16へ供給する。
中間タップ16とダイオード42との間には、ダイオード241のカソードが接続されている。ダイオード241のアノードはGNDに接続されている。第2巻線11bにおける中間タップ16と反対側の端部は、スイッチング素子233及びダイオード44を介してバッテリ82に接続されている。ダイオード44のアノードがバッテリ82に接続されており、カソードが第2巻線11bにおける中間タップ16と反対側の端部に接続されている。スイッチング素子233は、パワートランジスタやMOS型トランジスタ等の半導体スイッチング素子であり、ダイオード44に並列接続されている。スイッチング素子233の断続状態は、制御回路60により制御される。ダイオード44は、MOS型トランジスタの寄生ダイオードであってもよい。
制御回路60(制御部)は、「誘導放電主点火」、「エネルギ投入点火」、及び「急速通電多回点火」の3方式の点火を選択し実行する。
誘導放電主点火では、制御回路60は、ECU70からの主点火信号IGTがハイレベル(H)である期間に亘って、スイッチング素子233をon状態に制御する。これにより、1次コイル11の第1巻線11a及び第2巻線11bに、バッテリ82の電圧が供給される。そして、1次電流が増加し、主点火信号IGTがローレベル(L)になった時点で、制御回路60はスイッチング素子233をoff状態に制御する。これにより、1次コイル11及び2次コイル21に高電圧が発生し、点火プラグ80に火花放電が生じて、2次コイル21に2次電流が流れる。その後、2次電流が減衰していき、放電が維持できる最小の電流である放電維持電流よりも減少すると、点火プラグ80での放電が終了する。
エネルギ投入点火では、制御回路60は、上記のように誘導放電主点火を開始した後、スイッチング素子233をオン状態に制御する。その後、制御回路60は、ECU70からのエネルギ投入信号IGWに基づいて、スイッチング素子232をon状態とoff状態とに交互に制御する。エネルギ投入点火のその他の制御方法は、第1実施形態のエネルギ投入点火と同様である。
急速通電多回点火では、制御回路60は、上記のように誘導放電主点火を開始した後、スイッチング素子232をオン状態に制御する。なお、制御回路60は、ECU70からの主点火信号IGTがHである期間に、バッテリ電圧を昇圧させてエネルギ投入回路50のコンデンサ53に充電させる。
その後、制御回路60は、多回点火信号がHである期間に亘って、スイッチング素子31をオン状態に制御する。このとき、エネルギ投入回路50はバッテリ電圧よりも昇圧された電圧を供給する。これにより、誘導放電主点火と比較して1次電流の増加速度が速くなり、誘導放電主点火時と同一方向の1次電流が第1巻線11aに急速に流れる。そして、1次電流が増加し、多回点火信号がLになった時点で、制御回路60はスイッチング素子31をオフ状態に制御する。これにより、2次コイル21に2次電流が流れて、点火プラグ80に火花放電が生じる。以後、多回点火信号のHとLとに基づいて、スイッチング素子31がオン状態とオフ状態とに交互に制御される。スイッチング素子31が所定回数オン状態とオフ状態とに制御されると、制御回路60はスイッチング素子232をオフ状態に制御する。なお、多回点火信号は、制御回路60が指示してもよいし、ECU70から制御回路60へ指示してもよい。
誘導放電主点火時において、制御回路60(制御部)は、主点火信号IGTの立ち下がりを遮断信号として、主点火信号IGTの立ち下がり時にスイッチング素子31を遮断させ且つスイッチング素子233による還流の許可を開始する。この場合、GND→ダイオード241→第2巻線11b→スイッチング素子233→バッテリ82→GNDの還流経路262が形成される。このため、1次コイル11に含まれる第2巻線11bに高電圧が発生したとしても、還流経路に電流を還流させることができ、スイッチング素子233(エネルギ投入回路50)に過大な電圧ストレスがかかることを抑制することができる。その後、制御回路60は、次の主点火信号IGTの立ち上がり時点でスイッチング素子233による還流の許可を終了させる。なお、スイッチング素子233及びダイオード241により、還流回路が構成されている。
また、制御回路60は、スイッチング素子31により電流が遮断された以後にエネルギ投入点火が実行されている時に、スイッチング素子233による還流の許可を実行させる。具体的には、制御回路60は、エネルギ投入点火の実行時に、スイッチング素子233により上記還流経路を電流が還流することを許可させた状態を維持する。これにより、1次コイル11に含まれる第2巻線11bに高電圧が発生したとしても、還流経路に電流を還流させることができる。さらに、スイッチング素子232により第2巻線11bへ電気エネルギを投入した後に停止させた時に、第2巻線11bに発生した誘導起電力による電流も、還流経路に還流させることができる。したがって、エネルギ投入点火において電流を還流させる還流経路と、2次コイル21を含む回路で電気エネルギが消費されない場合に電流を還流させる還流経路とを兼用にすることができる。
なお、上記の各実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。上記の各実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・制御回路60は、主点火信号IGTの立ち下がりをトリガとして、主点火信号IGTの立ち下がりの所定期間後(例えば数十μs後)にスイッチング素子33による還流の許可を開始することもできる。これにより、還流動作の開始が主点火動作よりも早まることを防止して、確実な主点火動作と主点火後の還流動作とが相互に干渉することなく確実に実施することができる。
・制御回路60は、スイッチング素子33による還流許可の開始時期を、制御回路60によりスイッチング素子31をoff状態に駆動する信号(遮断信号)をトリガとして決定することもできる。
・制御回路60は、スイッチング素子33による還流許可の終了時期を、標準期間Tonの経過時点及び主点火信号IGTの立ち上がり時点のうち、早い方の時点としてもよい。これにより、還流許可の終了を容易かつ確実に実施することができる。
・ECU70により制御回路60の機能を実現することもできる。
10…点火装置、11…1次コイル、21…2次コイル、31…スイッチング素子、32…スイッチング素子、33…スイッチング素子、50…エネルギ投入回路、60…制御回路、62…還流経路、70…ECU、80…点火プラグ、111…1次コイル、132…スイッチング素子、133…スイッチング素子、134…スイッチング素子、233…スイッチング素子。
Claims (9)
- 点火プラグ(80)と、
1次コイル(11、111)と、
前記1次コイルと磁気的に結合され、前記点火プラグに接続された2次コイル(21)と、
前記1次コイルの電流を通電及び遮断して、前記点火プラグに火花放電を生じさせる主点火回路(31)と、
前記1次コイルに含まれる所定巻線(11b、111b、111c)へ電気エネルギを投入及び停止して、前記火花放電を継続させるエネルギ投入回路(32、132〜134、50、233)と、
前記所定巻線を含む還流経路(62、162、163、262)を電流が還流することを許可及び禁止する還流回路(33、41、133、134、141、233、241)と、
前記主点火回路を制御するとともに、前記還流回路による前記還流の許可の開始時期を、前記主点火回路により前記電流の遮断を実行させる信号である遮断信号をトリガとして決定し、前記開始時期から所定期間後に前記許可を終了させる制御部(60、70)と、
を備える内燃機関用点火装置(10)。 - 前記制御部は、ハイレベル又はローレベルの状態をとる主点火信号を受信し、前記主点火信号の立ち上がり時に前記主点火回路を通電させ、前記主点火信号の立ち下がりを前記遮断信号として、前記主点火信号の立ち下がり時に前記主点火回路を遮断させ且つ前記還流回路による前記還流の許可を開始する、請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
- 前記制御部は、前記還流回路による前記還流の許可の終了時期を、次に前記主点火回路により前記電流の通電が開始される以前とする、請求項1又は2に記載の内燃機関用点火装置。
- 前記制御部は、次の前記主点火信号の立ち上がり時に前記還流回路による前記還流の許可を終了させる、請求項2に記載の内燃機関用点火装置。
- 点火プラグ(80)と、
1次コイル(11、111)と、
前記1次コイルと磁気的に結合され、前記点火プラグに接続された2次コイル(21)と、
前記1次コイルの電流を通電及び遮断して、前記点火プラグに火花放電を生じさせる主点火回路(31)と、
前記1次コイルに含まれる所定巻線(11b、111b、111c)へ電気エネルギを投入及び停止して、前記火花放電を継続させるエネルギ投入回路(32、132〜134、50、233)と、
前記所定巻線を含む還流経路(62、162、163、262)を電流が還流することを許可及び禁止する還流回路(33、41、133、134、141、233、241)と、
前記主点火回路を制御するとともに、前記主点火回路により前記電流が遮断された以後に前記還流回路により前記還流の許可を開始させ、前記還流の許可の終了時期を、次に前記主点火回路により前記電流の通電が開始される以前とする制御部(60、70)と、
を備える内燃機関用点火装置(10)。 - 前記制御部は、ハイレベル又はローレベルの状態をとる主点火信号を受信し、前記主点火信号の立ち上がり時に前記主点火回路を通電させ、前記主点火信号の立ち下がり時に前記主点火回路を遮断させ、次の前記主点火信号の立ち上がり時に前記還流回路による前記還流の許可を終了させる、請求項5に記載の内燃機関用点火装置。
- 前記制御部は、前記主点火回路により前記電流が遮断された以後に、前記エネルギ投入回路により前記火花放電を継続させるエネルギ投入点火が実行されていない時に、前記還流回路による前記還流の許可を実行させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関用点火装置。
- 前記制御部は、前記主点火回路により前記電流が遮断された以後に、前記エネルギ投入回路により前記火花放電を継続させるエネルギ投入点火が実行されている時に、前記還流回路による前記還流の許可を実行させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関用点火装置。
- 前記制御部は、前記エネルギ投入点火の実行時に、前記還流回路により前記還流経路を電流が還流することを許可させた状態を維持して、前記エネルギ投入回路により前記所定巻線へ前記電気エネルギを投入及び停止させる、請求項8に記載の内燃機関用点火装置。
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