JP2020137996A - 遊技機 - Google Patents

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Hiromi Kusuno
博美 楠野
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Abstract

【課題】 移動機構の進路において対象物を吊持する紐を干渉しないように容易に配置することができ、ユーザの興味を引く遊技機を提供することである。【解決手段】 本発明に係る遊技機は、筐体内に配置されたレールに沿って移動する移動機構と、ユーザ操作に基づいて前記移動機構の移動を制御する制御手段と、対象物を吊持する紐の一端を保持位置において保持する保持手段と、前記保持位置から下方において、前記移動機構が前記保持位置に向かってくる進行方向とは反対方向に、前記紐を誘導可能な紐誘導手段と、前記反対方向に誘導された紐を支持する支持手段とを備え、前記移動機構は前記ユーザ操作に基づいて移動し、前記紐のうち前記保持位置と前記紐誘導手段との間における部分が当該移動機構に備えられた切断手段によって切断されることにより当該紐の他端に保持された対象物を獲得することを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技機に関し、より特定的には、ユーザの操作によって対象物を取得することができる遊技機に関する。
一般的に、ゲームセンター等の遊技施設やショッピングモールのゲームコーナー等に、景品(対象物)を取得することができる遊技機が設置されている。例えば、透明の筐体にぬいぐるみ等の複数の景品が収納されており、ユーザが、それらの景品を掴む把持アームを適切な位置に操作することにより当該景品が取得できるクレーンゲーム機がある。
従来のクレーンゲーム機において、ユーザは、ボタンやレバーを操作することによって対象物を掴める位置に把持アームを移動させる。典型的には、把持アームを、第1の操作で横方向(X軸方向)に移動させ、第2の操作で縦方向(Y軸方向)に移動させることによって、XY平面上における把持アームの位置を決定し、その後、把持アームが上方から下方に移動し、対象物を掴もうと試みる。把持アームが当該対象物を掴むために適切な位置であれば、当該対象物を掴むことができ、ユーザは、当該対象物を取得することができるが、把持アームの位置が当該対象物を掴むために適切な位置からずれていれば、ユーザは、当該対象物を取得することができない。
クレーンゲーム機の代表的なものとしてUFOキャッチャー(登録商標)があるが、クレーンゲーム機以外にも風船を割って景品を取得する遊技機等、様々なプライズゲーム機が開発されている(例えば、特許文献1および2)。
さらに、透明の筐体内に複数の対象物が紐で吊持されており、ユーザが、それらの対象物をそれぞれ吊持している紐を切断する移動機構を適切な位置に操作することにより当該対象物が取得できる遊技機がある(例えば、特許文献3)。
特許文献3では、ユーザの操作に基づいて、移動機構を左右方向に移動させた後、奥手前方向に移動させている。対象物を吊持している紐に対して移動機構を適切な位置に移動させることができれば、移動機構に備えられている切断手段によって当該紐を切断し、当該紐に接続されている対象物を取得する。
特開2016−221374号公報 特開2002−282529号公報 特開2010−184129号公報
しかしながら、特許文献3では、左右方向および奥手前方向において、複数の対象物それぞれを吊持する紐が垂下されている。特許文献3に開示されている遊技機では、典型的には、ユーザは、移動機構を最奥手側において左右方向に移動させた後、奥手前方向に移動させる。その際、例えば、ユーザが最手前側に垂下している紐を切断しようと試みた場合、最奥手側から最手前側までの位置に他の紐が垂下していれば、そもそも移動機構を移動させることができず、または強引に移動させようとしても紐が絡まってしまうおそれがある。
換言すれば、奥手前側方向における移動機構の進路において、複数の紐が干渉するように垂下されていれば、手前側の紐に吊持されている対象物を取得することについて、ユーザはそもそもチャレンジすることが困難となってしまう。
筐体内に配置されるいずれの対象物に対しても取得することをチャレンジできるようにするためには、奥手前側方向における移動機構の進路において、それぞれの紐が干渉しないように、紐を吊持する位置を調整しなければならない。
それ故に、本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的の1つは、移動機構の進路において対象物を吊持する紐を干渉しないように容易に配置することができ、ユーザの興味を引く遊技機を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも以下のような構成を備え、もしくは手順を実行する。なお、以下の説明において、本発明の理解を容易にするために図面に示されている符号等を付記する場合があるが、本発明の各構成要素は、図面に示されているものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一局面に係る遊技機は、透明の筐体内に複数の対象物が収納され、ユーザ操作に応じて当該対象物を獲得可能な遊技機であって、前記筐体内に配置されたレールに沿って移動する移動機構と、前記ユーザ操作に基づいて前記移動機構の移動を制御する制御手段と、前記対象物を吊持する紐の一端を保持位置において保持する保持手段と、前記保持手段によって保持されている保持位置から下方において、前記移動機構が前記保持位置に向かう進行方向とは反対方向に、前記紐を誘導可能な紐誘導手段と、前記紐誘導手段によって前記反対方向に誘導された紐を支持する支持手段とを備え、前記移動機構は前記ユーザ操作に基づいて移動し、前記紐のうち前記保持位置と前記紐誘導手段との間における部分が当該移動機構に備えられた切断手段によって切断されることにより当該紐の他端に保持された対象物を獲得することを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、移動機構の進路において対象物を吊持する紐を干渉しないように容易に配置することができ、ユーザの興味を引き付けることができる。
より好ましくは、前記保持位置は、略同一の高さ位置で、所定の直線方向である左右方向に沿って配置されていることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、筐体内のいずれに配置されている対象物であっても、ユーザは、所定の領域に整列されて吊持されている紐の切断を試みればよい。
より好ましくは、前記保持手段は、所定の直線方向である左右方向に延びる棒形状であって、当該左右方向に沿って保持位置が配置されていることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、移動機構の進路において対象物を吊持する紐を干渉しないように、より容易に対象物および紐を配置することができる。
より好ましくは、前記支持手段は、所定の直線方向である左右方向に延びる棒形状であることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、前後方向において所定の位置に紐を容易に配置することができる。
より好ましくは、前記支持手段は、前記紐誘導手段から誘導される紐を係止する係止手段を備えることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、左右方向における紐の位置をより安定させることができる。
より好ましくは、前記紐誘導手段は、所定の直線方向である左右方向に延びる棒形状であることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、前後方向において所定の位置に紐を容易に誘導することができる。
より好ましくは、前記紐誘導手段は、前記紐の位置を制御する溝を備えることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、配置される紐の位置をより安定させることができる。
より好ましくは、前記レールは、所定の直線方向である左右方向と、当該左右方向に対して垂直な前後方向とに配置されており、前記制御手段は、前記ユーザ操作に基づいて、前記移動機構を前記左右方向に移動させた後、前記前後方向に移動させることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、筐体内に吊持されている紐が移動機構の移動の妨げにならず、ユーザとってより興味を引き付ける。
より好ましくは、前記レールのうち、前記前後方向に配置されるレールは、前記進行方向に従って下方に傾斜していることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、高低感が付加された3次元的(3D)動きを有する移動機構によって、ユーザにとっては当該遊技に対する面白味が増し、また当該遊技の観覧者にとっても非常に興味深いものとなる。
より好ましくは、遊技終了後に、前記移動機構を所定の直線方向である左右方向に帰還させながら、当該左右方向に対して垂直な前後方向に帰還させる帰還手段を、さらに備え、前記帰還手段は、前記前後方向への帰還を開始してから所定の待機時間経過後に前記左右方向への帰還を開始することを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、移動機構の帰還の際における紐と絡みを回避しつつ、より早く初期位置に戻すことができる。
より好ましくは、前記所定の待機時間は、前記移動機構が少なくとも前記紐が配置されている領域から離れるまでの時間であることを特徴とする。
かかる構成より、本発明の一局面に係る遊技機は、移動機構の帰還の際における紐と絡みをより確実に回避することができる。
さらに、上述した本発明の一局面に係る遊技機が行うそれぞれの処理は、一連の処理手順を与える移動機構の制御方法として捉えることができる。この方法は、一連の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムの形式で提供される。このプログラムは、所定のサーバからダウンロードする形態で、プログラムが格納された所定のサーバにインターネット経由でアクセスする形態で、もしくはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録された形態で、コンピュータに導入されてもよい。また、上述した本発明の一局面に係る遊技機を構成する一部又は全部の機能ブロックは、集積回路であるLSI(Large−Scale Integration)等として実現されてもよい。
以上のように、本発明によれば、移動機構の進路において対象物を吊持する紐を干渉しないように容易に配置することができ、ユーザの興味を引く遊技機を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る遊技機100を示す概要図である。 本発明の第1の実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、複数の景品(対象物)T(T1、T2、T3、・・・)がそれぞれ紐S(S1、S2、S3、・・・)によって吊持されている様子を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る遊技機100の筐体110内において左右方向に架設された棒に、複数の景品(対象物)Tを吊持している紐Sの一端が保持されている様子を示す拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、保持位置Pから略鉛直方向に景品(対象物)Tを配置する様子(A)と、前後方向において保持位置Pから後方向に景品(対象物)Tを配置する様子(B)とを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、上部領域に空間ができるように複数の景品(対象物)Tが吊持されている様子を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、移動機構140が上部領域に形成された空間に進入可能な様子を模式的に示す図である。 図7は、本発明の第1の実施形態に係る遊技機100が実行する遊技開始から遊技終了までの遊技方法700の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、移動機構140が左右(X軸)方向および前後(Y軸)方向に移動可能な様子を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る遊技機100が実行する、遊技終了後における移動機構140の帰還開始から帰還終了までの帰還方法900の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る遊技機200の筐体110内において、複数の景品(対象物)T(T1、T2、T3、・・・)がそれぞれ紐S(S1、S2、S3、・・・)によって吊持されている様子を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る遊技機200の筐体110内において、複数の景品(対象物)T(T1、T2、T3、・・・)を様々な位置に配置する様子を示す図である。 筐体110内の背面に取り付けられた棚に対象物を配置する様子を示す図である。 移動機構140のスタート位置が異なる2つの様子を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、あくまで、本発明を実施するための具体的な一例を挙げるものであって、本発明を限定的に解釈させるものではない。
<第1の実施形態>
[遊技機の概要]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遊技機100を示す概要図である。図1において、遊技機100は、筐体110内に複数の景品(対象物)Tを備えている。複数の対象物Tは、それぞれ紐Sで吊持されており、ユーザが操作ボタン120を操作することによって筐体110内で移動機構140が移動する。そして、当該移動機構140に備えられている切断手段によって紐Sが切断されれば、払出口130から対象物Tが払い出しされて、当該ユーザは対象物Tを獲得することができる。
筐体110内に収納されている複数の対象物Tのうちいずれかをユーザが獲得できるか否かは、ユーザが所望する対象物Tが吊持されている紐Sの位置に、移動機構140を適切に移動させることができるかが重要なポイントとなる。典型的には、ユーザは操作ボタン120によって移動機構140を、第1に左右(X軸)方向に移動させ、第2に前後(Y軸)方向に移動させる。
[各構成の詳細]
図2は、本発明の第1の実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、複数の景品(対象物)T(T1、T2、T3、・・・)がそれぞれ紐S(S1、S2、S3、・・・)によって吊持されている様子を示す図である。図2において、遊技機100は、筐体110内に、移動機構140と、保持手段150と、紐誘導手段160と、支持手段170とを備える。
移動機構140は、ユーザ操作に基づいて、筐体110内に配置されたレールに沿って移動するように構成されている。
より具体的には、筐体110内において、左右(X軸)方向に架設された第1のレール141と、前後(Y軸)方向に当該第1のレール141に直交するように配置された第2のレール142とが備えられている。第2のレール142は、第1のレール141に沿って左右(X軸)方向に移動可能となっており、さらに、第2のレール142に沿って前後(Y軸)方向に移動機構140が移動可能となっている。
先ず、ユーザは、図1に示した操作ボタン120を用いて、第2のレール142を第1のレール141に沿って左右(X軸)方向に移動させる。第2のレール142には移動機構140が取り付けられているため、第2のレール142の移動に際して一体的に移動機構140も移動することになる。ユーザは、X軸方向において、自身が所望する対象物Tを吊持している紐Sの位置に移動機構140を移動させて停止するように試みる。
次に、ユーザは、図1に示した操作ボタン120を用いて、移動機構140を第2のレール142に沿って前後(Y軸)方向に移動させる。ユーザは、Y軸方向において、自身が所望する対象物Tを吊持している紐Sの位置に移動機構140を移動させて停止するように試みる。
上述のように、移動機構140の左右(X軸)方向および前後(Y軸)方向への移動が完了すれば、移動機構140に備えられている切断手段(例えば、ハサミ等)が動作する。ここで、当該切断手段が動作する位置と、ユーザが所望する対象物Tを吊持している紐Sの位置とが適合していれば、当該紐Sが切断され、ユーザは、当該紐Sに接続されている景品(対象物)Tを獲得することができる。
なお、ユーザが移動機構140を移動させる際に操作ボタン120を用いているが、移動の開始命令と終了命令とについて、それぞれボタンを押下しても構わないし、移動の開始からボタン押下を継続することにより、移動の終了までの命令を実現しても構わない。また、移動機構140の移動開始は自動で行い、終了命令について操作ボタン120を押下するようにしても構わない。
さらに、ユーザが操作するのは、操作ボタンに限定されるものではなく、例えば、操作レバーを適用しても構わないし、移動機構140の移動開始および終了を操作できるものであればその他の構成であっても構わない。
このようなユーザ操作に基づく移動機構140の移動は、遊技機100に備えられたコンピュータプログラムによる制御手段(図示せず)によって制御されている。
保持手段150は、典型的には、筐体110内において、左右(X軸)方向に架設された直線棒形状であり、対象物T(T1、T2、T3、・・・)を吊持する紐S(S1、S2、S3、・・・)の一端を保持位置P(P1、P2、P3、・・・)において保持する。図2に示すように、保持手段150は直線棒形状であるため、保持位置P(P1、P2、P3、・・・)は、略同一の高さ位置で、所定の直線方向である左右方向に沿って配置されている。
紐誘導手段160は、典型的には、左右(X軸)方向に架設された直線棒形状であり、筐体110内において、保持手段150の下方に配置される。支持手段170は、典型的には、左右(X軸)方向に架設された直線棒形状であり、筐体110内において、紐誘導手段160の後(Y軸負)方向に配置される。
保持手段150において保持位置Pに一端が保持されている紐Sは、紐誘導手段160に向かって垂下している。そして、紐Sは、紐誘導手段160に当接しつつ支持されて、そのまま下方に垂下する場合と、紐誘導手段160に当接しつつ下方部分を周回し、移動機構140が向かう進行方向とは反対方向に誘導される場合とがある。
より具体的には、保持位置P1に一端が保持されている紐S1は、紐誘導手段160を通過して、そのまま垂下する。当該紐S1の他端に接続される対象物T1は、紐誘導手段160の下方に配置される。
一方、保持位置P2に一端が保持されている紐S2は、紐誘導手段160から後(Y軸負)方向に誘導されている。支持手段170では、紐誘導手段160によって後(Y軸負)方向に誘導された紐S2を支持し、支持手段170の下方に当該紐S2を垂下させる。これにより、当該紐S2の他端に接続される対象物T2は、支持手段170の下方に配置される。
図3は、本発明の一実施形態に係る遊技機100の筐体110内において左右方向に架設された棒に、複数の景品(対象物)Tを吊持している紐Sの一端が保持されている様子を示す拡大図である。図3に示すように、保持手段150における保持位置P(P1、P2、P3、・・・)は、一定の間隔を確保して配置されており、保持手段150から垂下される紐Sのうち、紐誘導手段160においてそのまま垂下するものと、後(Y軸負)方向に誘導するものとは、典型的には、交互になっている。
このように、筐体110内において、紐Sの他端に接続されて吊持される対象物Tは、前後方向の空間も有効活用しながらバランス良く配置されるとともに、紐Sが絡むことを軽減している。
図4は、本発明の一実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、保持位置Pから略鉛直方向に景品(対象物)Tを配置する様子(A)と、前後方向において保持位置Pから後方向に景品(対象物)Tを配置する様子(B)とを示す図である。
図4に示すように、紐誘導手段160は、紐Sの位置を制御する溝161を備えることによって、紐Sの位置をより安定させることができ、隣り合う紐Sが絡みにくく、対象物Tもよりバランス良く配置することができる。
なお、ここでは、紐Sの位置を制御するために溝161を設けているが、これに限定されるものではなく、例えば、紐誘導手段160である棒に貫通孔を設けても構わないし、その他、紐Sの位置を制御する構成であれば何でも構わない。
[移動機構の進入領域]
次に、筐体110内における移動機構140の進入領域について詳しく説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、上部領域に空間ができるように複数の景品(対象物)Tが吊持されている様子を模式的に示す図である。図5において、保持手段150における保持位置P1〜P4に、それぞれ紐S1〜S4の一端が接続されて、当該紐S1〜S4の他端にはそれぞれ対象物T1〜T4が接続されている。
紐S1は、紐誘導手段160に当接しつつそのまま下方へ垂下し、当該紐S1の他端に接続される対象物T1は、紐誘導手段160の下方に配置されている。一方、紐S2は、紐誘導手段160に当接しつつ下方部分を周回し、支持手段170へ誘導され、当該支持手段170から下方へ垂下している。当該S2の他端に接続される対象物T2は、支持手段170の下方に配置されている。
紐S3は、紐S1と同様に吊持され、当該紐S3の他端に接続される対象物T3は、紐誘導手段160の下方に配置されており、紐S4は、紐S2と同様に吊持され、当該紐S4の他端に接続される対象物T4は、支持手段170の下方に配置されている。
このように、対象物T1およびT3は、紐誘導手段160の下方に配置され、対象物T2およびT4は、支持手段170の下方に配置されているものの、保持手段150と紐誘導手段160との間では、紐S1〜S4は、概ね整列されている。
より具体的には、紐S1〜S4は、保持手段150と紐誘導手段160との間では、前後(Y軸)方向においては略同一位置(典型的には、筐体110内のうち最前面近傍)で、左右(X軸)方向において所定の間隔で順に配置されている。
図6は、本発明の一実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、移動機構140が上部領域に形成された空間に進入可能な様子を模式的に示す図である。図6において、支持手段170の上部領域には、対象物Tも存在せず、対象物Tを吊持する紐Sも存在しないため、移動機構140が進入可能な空間が形成されている。
ユーザは、操作ボタン120を操作することによって、先ず、移動機構140が取り付けられた第2のレール142を第1のレール141に沿って左右(X軸)方向に移動させ、その後、移動機構140を第2のレール142に沿って前後(Y軸)方向に移動させる。
上述のように、第2のレール142および移動機構140が移動するに際して、当該移動領域に対象物Tおよび当該対象物Tを吊持する紐Sが存在しないように、対象物Tが配置されるようになっている。
特に、対象物T2(T4)は支持手段170の下方に配置されているものの、当該対象物T2(T4)を吊持する紐S2(S4)は支持手段170の上部領域には存在しない。移動機構140が第2のレール142に沿って前後(Y軸)方向に移動する際、その妨げにならないように、対象物T2(T4)および紐S2(S4)が配置されている。
ユーザは、自身が所望する対象物Tが紐誘導手段160の下方に配置されている場合(対象物T1およびT3)であっても、支持手段170の下方に配置されている場合(対象物T2およびT4)であっても、移動機構140を、支持手段170の上部領域を通過させて、切断手段143を保持手段150と紐誘導手段160との間に吊持されている紐Sの位置に合わせるように試みる。
なお、第2のレール142は、前(Y軸正)方向に従って下方に傾斜している。ユーザ操作において移動機構140が後から前方向に移動する際に、第2のレール142が傾斜していれば、移動機構140がまるでエスカレータを下るように次第にユーザに向かって近づいてくる。
一般的に、UFOキャッチャー等のプライズゲームにおいて、ユーザは、景品(対象物)を獲得するための移動機構の水平移動を操作するものである。本発明の一実施形態に係る遊技機100の移動機構140のように、移動の際に高低感が付加された3次元的(3D)動きは斬新なものであり、遊技機100を操作しているユーザにとっては当該遊技に対する面白味が増し、また当該遊技の観覧者にとっても非常に興味深いものとなる。
さらに、移動機構140が下方向に傾斜する第2のレール142に沿って、エスカレータを下るように移動して停止すれば、当該移動機構140の自重により、停止した際の衝撃も重なり、移動機構140が揺れ易い。そこで、例えば、移動機構140に装飾を施し、キャラクターおよびバネを用いた部品を備えていれば、当該移動機構140が揺れることによって、さらに面白味が増す。
なお、ここでは、第2のレール142は、前(Y軸正)方向に従って下方に傾斜している構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば、複数の傾斜角度を有する直線的なレールでも構わないし、曲線を含むようなレールであっても構わない。
また、第2のレール142を水平に設置し、移動機構140を上下方向にも移動できるように構成し、ユーザ操作に基づいて当該上下方向の移動も制御できるようにしても構わない。
[遊技開始から遊技終了までの処理の流れ]
図7は、本発明の一実施形態に係る遊技機100が実行する遊技開始から遊技終了までの遊技方法700の処理の流れを示すフローチャートであり、図8は、本発明の一実施形態に係る遊技機100の筐体110内において、移動機構140が左右(X軸)方向および前後(Y軸)方向に移動可能な様子を模式的に示す図である。
遊技が開始されると、ユーザは、移動機構140が取り付けられている第2のレール142を第1のレール141に沿って、左右(X軸)方向について移動させる(ステップS710)。
ここで、対象物T1〜T8を吊持しているそれぞれの紐Sは、保持手段150と紐誘導手段160との間では、前後(Y軸)方向においては筐体110内のうち最前面近傍に、左右(X軸)方向において所定の間隔で順に配置されている。
ユーザは、X軸方向において、自身が所望する対象物Tを吊持する紐Sの位置に適合するまで第2のレール142の移動を継続し(ステップS720のNo)、適切な位置で移動機構140を停止させるように試みる(ステップS720のYes)。
次に、ユーザは、移動機構140を第2のレール142に沿って、前後(Y軸)方向について移動させる(ステップS730)。
上述したように、支持手段170の上部領域には、対象物Tおよび当該対象物Tを吊持する紐Sが存在しないため、移動機構140は、対象物T2、T4、T6、T8の上方であっても進入可能となっている。
ユーザは、Y軸方向において、自身が所望する対象物Tを吊持する紐Sの位置に適合するまで移動機構140の移動を継続し(ステップS740のNo)、適切な位置で移動機構140を停止させるように試みる(ステップS740のYes)。
最後に、移動機構140が停止した位置において、切断手段が動作する(ステップS740)。ここで、切断手段によって紐Sが切断されれば、当該紐Sの他端に接続されている対象物Tが払い出されるが、移動機構140の停止位置が不適切であった等の原因により、紐Sが切断されなければ、対象物Tは払い出されない。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る遊技機100によれば、移動機構140の進路において、対象物Tを吊持する紐Sを干渉しないように容易に配置することができる。
筐体110内に収納されている景品(対象物)Tについて、いずれの対象物Tも吊持されている紐Sは同じように筐体110内の最前面近傍に配置されているため、ユーザは、筐体110内のうち、前側に配置されている対象物Tも、後側に配置されている対象物Tも、獲得しようと試みることができる。その結果、本発明の一実施形態に係る遊技機100は、より多くのユーザの興味を引き付けるものとなる。
なお、本実施形態では、保持手段150、紐誘導手段160、および支持手段170は、直線棒形状として説明したが、これに限定されるものではない。移動機構140の前後(Y軸)方向への移動を妨害しないように、対象物Tや紐Sを配置できる構成であれば、例えば、水平に架設しなくても構わないし、前後方向、左右方向、または上下方向に曲線を含む形状であっても構わない。これらが曲線を含む形状であれば、遊技機100のデザイン性も向上し、遊技の難易度にも変化を与えることができ、よりユーザの興味を引くことができる。
また、本実施形態では、紐誘導手段160および支持手段170を1つずつ配置したが、筐体110の大きさに応じて、紐誘導手段をさらに下方に、支持手段をさらに後方向に、追加で配置するようにしても構わない。
[遊技終了後における移動機構の帰還方法]
図9は、本発明の一実施形態に係る遊技機100が実行する、遊技終了後における移動機構140の帰還開始から帰還終了までの帰還方法900の処理の流れを示すフローチャートである。
一般的に、遊技終了後、移動機構140を自動的に初期位置に帰還させる際には、先ず、Y軸方向において初期位置に戻し、その後、X軸方向において初期位置に戻すことがある。一方、X軸方向への移動を制御するモータとY軸方向への移動を制御するモータとを同時に動作させることによって、移動機構140を一気(斜め変位)に初期位置に戻すことも考えられる。
本実施形態に係る遊技機100においては、以下に示す帰還方法900を実行する。
遊技終了後、移動機構140のY軸方向への移動を開始し(ステップS910)、Y軸方向において初期位置に戻るまで移動機構140のY軸方向への移動を継続する(ステップS920のNo)。Y軸方向において初期位置に戻れば移動機構140のY軸方向への移動を終了する(ステップS920のYes、ステップS930)。
一方、遊技終了後、移動機構140のY軸方向への移動を開始してから1秒待機し(ステップS940)、移動機構140のX軸方向への移動を開始する(ステップS950)。そして、X軸方向において初期位置に戻るまで移動機構140のX軸方向への移動を継続し(ステップS960のNo)。X軸方向において初期位置に戻れば移動機構140のX軸方向への移動を終了する(ステップS960のYes、ステップS970)。
遊技終了時において、仮に、紐Sの切断に失敗した場合には、移動機構140に取り付けられている切断手段は、切断を試みた紐Sの近傍に存在することが考えられる。このため、移動機構140を帰還させる際に、先ず、Y軸方向への移動を開始することによって、切断手段を紐Sが配置されている領域から離れさせた上で、X軸方向への移動を開始している。
これにより、移動機構140が帰還する際に、紐Sと絡むことを回避しつつ、X軸方向への移動を制御するモータとY軸方向への移動を制御するモータとを並行して動作させることによって、移動機構140を一気(斜め変位)に初期位置に戻すことができる。
なお、ここでは、移動機構140のY軸方向への移動を開始してから1秒待機し、移動機構140のX軸方向への移動を開始したが、待機時間は1秒に限定されるものではなく、切断を試みた紐Sが配置されている領域から離れて当該紐Sと絡むことを回避できるのであれば、その他の待機時間であっても構わない。移動機構140の移動速度等に応じて適宜設定すればよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態では、本発明の第1の実施形態に係る遊技機100における支持手段170に係止手段を追加することによって、筐体内に配置される景品(対象物)を、より詳細に配置できるようにした遊技機について説明する。
なお、図10および図11において、本発明の第1の実施形態において説明した遊技機100と同一の構成については、同一の参照符号を付すことによって、詳細な説明は省略する。本実施形態では、主に、本発明の第1の実施形態と異なる構成について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る遊技機200の筐体110内において、複数の景品(対象物)T(T1、T2、T3、・・・)がそれぞれ紐S(S1、S2、S3、・・・)によって吊持されている様子を示す図である。図10において、遊技機200では、支持手段170に係止手段171を備えている点が特徴である。
紐誘導手段160から後(Y軸負)方向に誘導されて支持手段170に到達した紐は、支持手段170に備えられている係止手段171によって係止され、当該紐の他端に接続される対象物は、当該係止手段171の下方に配置されることになる。換言すれば、対象物が配置される左右(X軸)方向を係止手段171により安定させている。ここでは、紐S2、S4、S5、S7、およびS8が、それぞれ支持手段170に備えられた係止手段171によって、それぞれ係止位置Q2、Q4、Q5、Q7、およびQ8において係止されている。
ここで、係止手段171は、具体的には、例えば、紐を引っ掛けるための突起形状または紐誘導手段160に備えられた溝161のような形状で構成され、紐を貫通させる環形状で構成されても構わない。さらには、紐を貫通させる手間に鑑みると、紐を引っ掛けるように設定できる環形状の一部を切り欠いた形状やフック形状であっても構わない。
係止手段171を構成する突起形状、環形状、およびフック形状は、金属製、樹脂製、紙製、および木製など、紐を係止できる部材であれば何でも構わない。また、所謂結束バンドのようなものを利用して、支持手段170に対して、容易に、移動可能または取り外し可能な構成としても構わない。
以上のように、支持手段170に係止手段171を備えることによって、紐が絡みにくく、対象物が配置される左右(X軸)方向の位置を安定させることができる。その結果、対象物が吊持される間隔が狭くても煩雑になりにくく整列させることができるため、より多くの対象物を筐体内に配置し、筐体内の空間をより有効に活用することができる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る遊技機200の筐体110内において、複数の景品(対象物)T(T1、T2、T3、・・・)を様々な位置に配置する様子を示す図である。図11において、支持手段170に備えられた係止手段171を利用して、様々な位置に対象物を配置している。
通常、紐誘導手段160と支持手段170との間において、紐は、隣り合う紐同士が絡まないように、対応する係止手段171に係止されることによって、平行状態を維持するように配置される。しかし、対象物の大きさや筐体110内に配置される対象物のバランスに応じて、紐誘導手段160から支持手段170に誘導される紐は、必ずしも最短距離に位置する係止手段171によって係止される必要はない。
換言すれば、紐誘導手段160と支持手段170との間において、紐は、隣り合う紐や他の紐と平行状態を維持せず、交差するように配置しても構わない。より具体的には、通常、保持手段150の保持位置から鉛直方向に垂下された紐は、左右(X軸)方向の位置を保持しつつ、紐誘導手段160および支持手段170の係止手段171に到達されるが、敢えて、左右(X軸)方向の位置が異なる係止手段171に到達するように配置する。
このように配置すれば、ユーザが紐を切断した際に、左右(X軸)方向の位置が異なる位置に吊持されている景品(対象物)が落下して獲得できるため、より面白味を感じることができる。
紐誘導手段160と支持手段170との間において、紐が交差するため、紐が絡み合う恐れが考えられるが、意図的に紐を係止手段171に係止していることから、単に煩雑に自然と紐が絡み合う状況とは異なり、紐が絡み合ってしまう状況は起こりにくい。
なお、紐誘導手段160と支持手段170との間における紐を、ユーザから視認できないように、紐誘導手段160と支持手段170との間にカバーを設けても構わない。そうすれば、ユーザは、保持手段150と紐誘導手段160との間における紐を切断したとしても、当該紐の他端に接続されている対象物が把握できていないため、筐体110内に配置されている景品(対象物)のうち、いずれの対象物を獲得できるか、予め把握できておらず、結果が楽しみになり、より面白味を感じることができる。
また、紐誘導手段160と支持手段170との間にカバーを設ける以外に、例えば、紐誘導手段160および/または支持手段170の棒の中を空洞として、当該棒に複数の穴を備え、紐を当該穴のいずれかから入れて、さらに別のいずれかの穴から出すようにしても構わない。当該空洞の棒の中で、紐が混合されてるため、ユーザは、保持手段150と紐誘導手段160との間における紐を切断したとしても、当該紐の他端に接続されている対象物が把握できていないため、筐体110内に配置されている景品(対象物)のうち、いずれの対象物を獲得できるか、予め把握できておらず、結果が楽しみになり、より面白味を感じることができる。
<その他の実施形態>
図12は、筐体110内の背面に取り付けられた棚に対象物を配置する様子を示す図である。図12において、紐の他端には、景品(対象物)が接続されておらず、筐体110内の背面に設置された棚180に接続されている。
より具体的には、棚180は筐体110内の背面にヒンジを介して備え付けられており、先端方向には穴181が備えられている。紐は当該穴181を貫通し、係止部材182によって係止されることにより、棚180が略水平に保たれている。そして、当該棚180に景品(対象物)が載置されている。
ユーザが、保持手段150と紐誘導手段160との間における紐を切断すれば、穴181の下部に係止部材182によって係止されていた仕組みが解除され、棚180は、筐体110内の背面方向に折り畳まれるような状態になる。これにより、当該棚180に載置されていた景品(対象物)が落下し、ユーザが獲得できる。
以上のように、筐体110内の背面に棚180を取り付けて、棚180の穴181と紐の係止部材182とで、当該棚180を略水平に維持することによって、筐体110内の背面近傍にも対象物を配置することができる。その結果、筐体110内をより有効に活用することができる。
図13は、移動機構140のスタート位置が異なる2つの様子を示す図である。図13Aでは、移動機構140が第2のレール142において、より後方(Y軸負の方向)側に位置しており、図13Bでは、移動機構140が第2のレール142において、図13Aの移動機構140に比べて前方側に位置している。
図13Aに示す移動機構140は、第2のレール142におけるスタート位置がより後方側であることにより、当該スタート位置から紐までの距離が長いため、ユーザにとってより難易度の高いゲームであると感じる。
一方、図13Bに示す移動機構140は、第2のレール142におけるスタート位置が図13Aの移動機構140に比べて前方側であることにより、当該スタート位置から紐までの距離が短いため、ユーザにとってより難易度の低いゲームであると感じる。さらに、遊技時間および遊技終了後の帰還時間の短縮にも繋がる。
このように、第2のレール142における移動機構140のスタート位置を、遊技の難易度および/または遊技時間および帰還時間の長短を考慮して設定する。
さらには、例えば、図1に示したように、1台の遊技機において、2つの移動機構140を配置し、それぞれ第2のレール142におけるスタート位置の異なるように設定しても構わない。右側は上級者向け、左側は初級者向けというように、より幅広い層のユーザに興味を抱かせることができる。
以上、本発明の各実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで各実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこれらの実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本発明は、遊技機等に利用可能であって、特に、景品を獲得するプライズゲーム機に有用である。
100 遊技機
110 筐体
120 操作ボタン
130 払出口
140 移動機構
141、142 レール
143 切断手段
150 保持手段
160 紐誘導手段
161 溝
170 支持手段
171 係止手段
180 棚
181 穴
182 係止部材
700 遊技方法
S710〜S750 遊技方法における各ステップ
900 帰還方法
S910〜S970 帰還方法における各ステップ
P、P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8 保持位置
Q2、Q4、Q5、Q7、Q8 係止位置
S、S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8 紐
T、T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8 景品(対象物)

Claims (11)

  1. 透明の筐体内に複数の対象物が収納され、ユーザ操作に応じて当該対象物を獲得可能な遊技機であって、
    前記筐体内に配置されたレールに沿って移動する移動機構と、
    前記ユーザ操作に基づいて前記移動機構の移動を制御する制御手段と、
    前記対象物を吊持する紐の一端を保持位置において保持する保持手段と、
    前記保持手段によって保持されている保持位置から下方において、前記移動機構が前記保持位置に向かう進行方向とは反対方向に、前記紐を誘導可能な紐誘導手段と、
    前記紐誘導手段によって前記反対方向に誘導された紐を支持する支持手段とを備え、
    前記移動機構は前記ユーザ操作に基づいて移動し、前記紐のうち前記保持位置と前記紐誘導手段との間における部分が当該移動機構に備えられた切断手段によって切断されることにより当該紐の他端に保持された対象物を獲得することを特徴とする、遊技機。
  2. 前記保持位置は、略同一の高さ位置で、所定の直線方向である左右方向に沿って配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記保持手段は、所定の直線方向である左右方向に延びる棒形状であって、当該左右方向に沿って保持位置が配置されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の遊技機。
  4. 前記支持手段は、所定の直線方向である左右方向に延びる棒形状であることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記支持手段は、前記紐誘導手段から誘導される紐を係止する係止手段を備えることを特徴とする、請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記紐誘導手段は、所定の直線方向である左右方向に延びる棒形状であることを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記紐誘導手段は、前記紐の位置を制御する溝を備えることを特徴とする、請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記レールは、所定の直線方向である左右方向と、当該左右方向に対して垂直な前後方向とに配置されており、
    前記制御手段は、前記ユーザ操作に基づいて、前記移動機構を前記左右方向に移動させた後、前記前後方向に移動させることを特徴とする、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 前記レールのうち、前記前後方向に配置されるレールは、前記進行方向に従って下方に傾斜していることを特徴とする、請求項8に記載の遊技機。
  10. 遊技終了後に、前記移動機構を所定の直線方向である左右方向に帰還させながら、当該左右方向に対して垂直な前後方向に帰還させる帰還手段を、さらに備え、
    前記帰還手段は、前記前後方向への帰還を開始してから所定の待機時間経過後に前記左右方向への帰還を開始することを特徴とする、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の遊技機。
  11. 前記所定の待機時間は、前記移動機構が少なくとも前記紐が配置されている領域から離れるまでの時間であることを特徴とする、請求項10に記載の遊技機。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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